JP3882489B2 - 電子線励起ディスプレイ素子用ガラススペーサ及び電子線励起ディスプレイ素子 - Google Patents

電子線励起ディスプレイ素子用ガラススペーサ及び電子線励起ディスプレイ素子 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は電子線励起ディスプレイ素子用ガラススペーサ及びこのガラススペーサを用いた電子線励起ディスプレイ素子に係り、特に、実質的にアルカリ金属を含有せず、しかもソーダライムシリカガラスと同等の線膨張係数を有する無アルカリガラスよりなる電子線励起ディスプレイ素子用ガラススペーサと、このガラススペーサを用いた電子線励起ディスプレイ素子に関する。
【0002】
【従来の技術】
液晶表示装置に比べて明るい画像が得られると共に視野角も広いフラット型ディスプレイとして、電子線源から放出される電子ビームを蛍光体に照射して蛍光を発生させることにより画像を形成する自発光型の電子線励起ディスプレイが、近年広く実用に供されている。
【0003】
フラット型電子線励起ディスプレイは、電子ビームを蛍光体に照射して画像を形成するため、電子線源、蛍光体、その他の構成部品を約10−3Pa以下の真空雰囲気の真空容器内に組み込む必要があり、例えば、図1に示すような耐大気圧構造の真空容器が提案されている(特開平7−230776号公報)。
【0004】
図1は、フラット型電子線励起ディスプレイの分解斜視図であり、ガラス板15及びこのガラス板15の内面に形成された画像形成部材5からなる前面板1と、後述する電子放出素子群を搭載した背面板2とを備える。画像形成部材5は、該電子放出素子から電子ビームが照射されて発光する蛍光体を有する。前面板1と背面板2とは、図1のA−A断面図である図2に示すように支持枠3を介して気密的に接合され、支持枠3と共に気密の耐大気圧構造を形成する。さらに、前面板1と背面板2の間には大気圧支持部材として複数のガラススペーサ4が挿入される。
【0005】
ガラススペーサ4の各々は、例えば、厚さ0.2mm、高さ5mmの平板状に加工され、下端が接着部材8を介して背面板2に固定されている。このガラススペーサ4は、上端が接着部材8を介して前面板1に固定されてもよく、また、上下端が接着部材8を介して前面板1及び背面板2に夫々固定されてもよい。
【0006】
背面板2は、ガラス基板21と、ガラス基板21上にマトリックス状に配列された厚さ100nmのNiからなる複数個の素子部23と、これらの素子部23に給電すべくガラス基板21上に形成された厚さ2μmのAgからなる複数の配線部24とを備える。素子部23の各々には、電子放出素子25が形成されている。配線部24の配線パターンは平行線のパターンであり、隣り合う一対の配線部24を通して、これらの配線部24に沿う複数の電子放出素子25に同時に給電される。さらに、図示はされていないが、SiO絶縁層を介し、ガラス基板21の10μm上方に50μm径の電子通過孔を有する変調電極が配置されている。
【0007】
なお、各ガラススペーサ4の位置は背面板2上では2列の電子放出素子25の中間の配線材24上に当接されており、また前面板1上では、画像形成部材15の蛍光体のうち電子放出素子25から電子が照射されない部分であるブラックストライプ上に当接されている。
【0008】
特開平12−203857号公報には、このような電子線励起ディスプレイ素子のガラススペーサを精度良く製造する方法として、断面形状がガラススペーサの所望の断面形状とほぼ相似形である母材ガラスを準備し、この母材ガラスをその粘度が10〜10ポアズになるように加熱しつつ延伸する方法が提案されている。
【0009】
この方法によれば、母材ガラスと延伸ガラスとの断面形状の相似性の程度を向上させ、容易に所望形状のガラススペーサを製造することができる。
【0010】
しかして、この特開平12−203857号公報には、ガラススペーサを構成するガラス組成として、次のような組成が記載されている。
【0011】
【表1】
Figure 0003882489
【0012】
一方、前面板及び背面板は通常ソーダライムシリカガラスで構成されている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
図1,2に示す如く、電子線励起ディスプレイ素子用ガラススペーサは、大気圧真空容器の前面板と背面板との間で両者の間隔を一定に保つものであるが、このガラススペーサは電子放出素子に晒されるため、ガラススペーサを構成するガラスにNa成分のような可動イオンが含まれていると、バイアス電圧でイオンが偏在することにより電界破壊が起こるという問題がある。従って、このような不具合を防止するためには、ガラススペーサを構成するガラスは無アルカリガラスであることが望ましいが、一方で、ガラススペーサは電子線励起ディスプレイ素子の背面板に低融点ガラスフリットを用いて約500℃以下の温度で融着・固定される工程を経るため、その線膨張係数が前面板及び背面板を構成するソーダライムシリカガラスの線膨張係数と同等であることが必要となる。
【0014】
しかしながら、特開平12−203857号公報に記載される無アルカリガラスの線膨張係数は35〜40×10−7/℃と、ソーダライムシリカガラスの線膨張係数とは大きく異なり、電子線励起ディスプレイ素子用ガラススペーサとしては適当ではない。
【0015】
本発明は上記従来の問題点を解決し、線膨張係数がソーダライムシリカガラスの線膨張係数と同等の無アルカリガラス製電子線励起ディスプレイ素子用ガラススペーサとこのガラススペーサを用いた電子線励起ディスプレイ素子を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明の電子線励起ディスプレイ素子用ガラススペーサは、SiO10〜35質量%、RO(但し、Rはアルカリ土類金属を示す)20〜60質量%、B 12〜30質量%、A0〜10質量%、La 0〜30質量%、ZnO0〜8質量%及びTiO 0〜5質量%を含み、実質的にアルカリ金属を含有しないガラス組成を有し、かつ、線膨張係数が76〜92×10−7/℃の無アルカリガラスで構成されることを特徴とする。
【0017】
本発明のガラススペーサは実質的にアルカリを含まない無アルカリガラスよりなるため、アルカリ成分に起因する電界破壊等の不具合を引き起こすことがない。しかも、この無アルカリガラスは、その線膨張係数が76〜92×10−7/℃と、ソーダライムシリカガラスの線膨張係数とほぼ同等であるため、熱膨張差に起因する破壊等の問題もない。
【0018】
本発明において、ガラススペーサを構成する無アルカリガラスは、特に線膨張係数が78〜88×10−7/℃であることが好ましい
【0019】
発明の電子線励起ディスプレイ素子は、このような本発明の電子線励起ディスプレイ素子用ガラススペーサを用いたものである。
【0020】
なお、本発明において、線膨張係数とは、温度30〜400℃の間の線膨張係数の平均値である。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0022】
まず、本発明の電子線励起ディスプレイ素子用ガラススペーサを構成する無アルカリガラスのガラス組成の限定理由について説明する。
【0023】
本発明の電子線励起ディスプレイ素子用ガラススペーサを構成する無アルカリガラスは、
SiO:10〜35質量%
RO(但し、Rはアルカリ土類金属を示す):20〜60質量%
12〜30質量%
及び
Al:0〜10質量%
を含むみ、更
:0〜30質量%
ZnO:0〜8質量%
及び
TiO:0〜5質量%
を含み、実質的にアルカリ金属を含有しないものである。
【0024】
なお、本発明において、「実質的にアルカリ金属を含有しない」とは、K,Na等のアルカリ金属含有量が5000ppm以下であることを指す。
【0025】
SiOはガラス骨格を形成するための必須成分であるが、無アルカリガラスにおいてその含有量が多いと線膨張係数が小さくなりソーダライムシリカガラスの線膨張係数と同等の76〜92×10−7/℃の線膨張係数を達成することができない。即ち、無アルカリガラスは一般的にソーダライムシリカガラスの線膨張係数に比べて線膨張係数が小さいが、一方でSiOは、線膨張係数を小さくする作用がある。このため、本発明では、線膨張係数の小さい無アルカリガラスの線膨張係数を大きくしてソーダライムシリカガラスの線膨張係数と同等とするために、線膨張係数を小さくする作用を有するSiOを少なく、35質量%以下とする。ただし、SiOが10質量%よりも少ないとガラスを形成し得なくなるため、SiOは10〜35質量%、好ましくは13〜34質量%とする。
【0026】
Alはガラスの耐久性の向上のための成分であるが、このAlもまた、SiOと同様に線膨張係数を小さくする作用を有することから、その含有量を少なく、0〜10質量%、好ましくは0〜8質量%とする。
【0027】
はガラスの耐久性を向上させるため、或いは溶解助剤としても使用される成分であり、本発明では12〜30質量%、特に12〜28質量%とする。
【0028】
RO、即ち、BaO、CaO、MgO、SrO等のアルカリ土類金属酸化物の1種又は2種以上は、ガラスの耐久性の向上、粘度調整等に用いられるが、特に、線膨張係数を大きくする作用を有するものであり、本発明では、線膨張係数76〜92×10−7/℃を達成するために20質量%以上が必要である。ただし、ROの含有量が多過ぎると、相対的に他の成分の含有量が少なくなり、良好なガラスを形成し得なくなることから、ROの含有量は20〜60質量%、特に30〜55質量%とする。
【0029】
なお、本発明の電子線励起ディスプレイ素子用ガラススペーサは、更にLa0〜30質量%、ZnO0〜8質量%、TiO0〜5質量%が含まれていても差支えない。
【0030】
このようなガラス組成の無アルカリガラスであれば、アルカリ金属を実質的に含まない無アルカリガラスであるにもかかわらず、ソーダライムシリカガラスの線膨張係数と同等の76〜92×10−7/℃、好ましくは78〜88×10−7/℃の線膨張係数を有し、電子線励起ディスプレイ素子用ガラススペーサとしてソーダライムシリカガラス製前面板及び背面板と良好に一体化することができる。
【0031】
なお、本発明の電子線励起ディスプレイ素子用ガラススペーサの製造方法には特に制限はなく、好ましくは特開平12−203857号公報に記載される方法に従って製造される。
【0032】
即ち、ガラススペーサの断面形状、例えば所定のアスペクト比(高さ/厚さ比)の断面形状とほぼ相似形の断面形状を有する母材ガラスをそのガラスが実質的に軟化変形する温度に加熱しつつ延伸し、この延伸されたガラス部材を所定の長さに切断することにより製造される。
【0033】
一般に、フラット型電子線励起ディスプレイは、図1及び図2を参照して述べたように、ガラス板15及びガラス板15の内面に形成された画像形成部材5からなる前面板1と、電子放出素子群を搭載した背面板2とを備える。画像形成部材5は、電子放出素子からの電子ビームが照射されて発光する蛍光体を有する。前記前面板1と背面板2とは支持枠3を介して気密的に接合され、支持枠3と共に気密の耐大気圧構造を形成する。さらに、前面板1と背面板2の間には大気圧支持部材として複数のガラススペーサ4が挿入される。
【0034】
一般に、ガラススペーサ4の各々は、例えば、厚さ0.2mm、高さ5mmの平板状に加工され、下端が接着部材8を介して背面板2に固定されるが、これに代えて、上端が接着部材8を介して前面板1に固定されるか、又は、上下端が接着部材8を介して前面板1及び背面板2の夫々に固定されてもよい。ガラススペーサ4の断面形状のアスペクト比(高さ/厚さ比)は通常4〜50である。
【0035】
ガラススペーサ4は、厚さが0.03〜0.25mmであるのがよい。即ち、ガラススペーサ4が前面板1又は背面板2と接触する部分はディスプレイが発光表示できないことから、厚さは薄いほうが好ましいが、0.03mm未満では薄過ぎて、ガラススペーサ4の絶対強度が不足し取り扱いが困難となる。また、ディスプレイの開口率を上げるためにガラススペーサ4を配線部24に配置することになるが、その配線部24の幅は一般的に最大0.25mmであるのでガラススペーサ4の厚さが配線部24の幅を超えるのは好ましくない。
【0036】
また、ガラススペーサ4は、高さが一般的に0.7〜5mmであり、好ましくは1〜5mmであるのがよい。フラット型電子励起ディスプレイでは、蛍光体の利用効率を高めるために、一般的に5000〜6000ボルトの高加速電圧を用いるので、ガラススペーサで形成される前面板1と背面板2との間隔が1mm未満では双方の絶縁性を確保するのが難しく、5mmを超えると電子線源から放出された電子ビームが広がりすぎて隣接する画素まで発光してしまうので好ましくない。
【0037】
ガラススペーサ4の長さは、ディスプレイの大きさやその製造方法に依存して決定され、一般的に10〜1000mmである。
【0038】
本発明の電子線励起ディスプレイ素子は、前記組成及び線膨張係数の無アルカリガラスよりなるガラススペーサを用いて、例えば図1,2に示すように構成される。
【0039】
【実施例】
以下に実施例及び比較例を挙げて本発明をより具体的に説明する。
【0040】
実施例1〜、比較例1,2
表2に示す組成のガラスを調製し、その線膨張係数、転移点及び屈伏点を調べ、結果を表2に示した。
【0041】
【表2】
Figure 0003882489
【0042】
表2より、本発明に係る無アルカリガラスはアルカリを含まず、しかも線膨張係数がソーダライムシリカガラスの線膨張係数と同等であることがわかる。
【0043】
これに対して、本発明組成よりもSiOが多い比較例1,2のガラスでは、線膨張係数がソーダライムシリカガラスの線膨張係数と大きく異なり、電子線励起ディスプレイ素子用ガラススペーサとして不適当である。
【0044】
【発明の効果】
以上詳述した通り、本発明によれば実質的にアルカリを含まない無アルカリガラスであって、線膨張係数が前面板及び背面板を構成するソーダライムシリカガラスの線膨張係数と同等の無アルカリガラスよりなる電子線励起ディスプレイ素子用ガラススペーサが提供され、このガラススペーサにより、電界破壊や熱膨張差による損傷等の問題のない高品質電子線励起ディスプレイ素子が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 フラット型電子線励起ディスプレイの分解斜視図である。
【図2】 図1のA−A線に沿う断面図である。
【符号の説明】
1 前面板
2 背面板
3 支持枠
4 ガラススペーサ
8 接着部材
21 ガラス板
23 素子部
24 配線部
25 電子放出素子

Claims (3)

  1. SiO10〜35質量%、RO(但し、Rはアルカリ土類金属を示す)20〜60質量%、B 12〜30質量%、A0〜10質量%、La 0〜30質量%、ZnO0〜8質量%及びTiO 0〜5質量%を含み、実質的にアルカリ金属を含有しないガラス組成を有し、かつ、線膨張係数が76〜92×10−7/℃の無アルカリガラスで構成されることを特徴とする電子線励起ディスプレイ素子用ガラススペーサ。
  2. 請求項1において、該無アルカリガラスの線膨張係数が78〜88×10−7/℃であることを特徴とする電子線励起ディスプレイ素子用ガラススペーサ。
  3. 請求項1又は2の電子線励起ディスプレイ素子用ガラススペーサを用いたことを特徴とする電子線励起ディスプレイ素子。
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