JP3882156B2 - 放電灯点灯装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、商用電源のような比較的低周波の交流電源を高周波交流に電力変換し、放電灯を高周波で点灯させる放電灯点灯装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、商用電源のような比較的低周波の交流電源を高周波交流に電力変換して放電灯を高周波で点灯させるようにした放電灯点灯装置が提供されている。この種の放電灯点灯装置には、入力電流歪の増加を抑制しかつ入力力率を高力率に保つという技術的課題がある。この技術的課題を解決するために、昇圧形のチョッパ回路などを用いた力率改善回路により交流電源を直流電力に電力変換し、この直流電力をインバータ回路で高周波電力に変換する放電灯点灯装置が提案されている。すなわち、放電灯点灯装置として、AC/DC変換を行なうチョッパ回路とDC/AC変換を行なうインバータ回路との2段階の電力変換手段を用いたものが各種提案されている。
【0003】
しかしながら、チョッパ回路は部品点数が比較的多いから、放電灯点灯装置が大型化し、また部品コストが増加するという問題が生じる。そこで、チョッパ回路とインバータ回路とを個別に備える構成の放電灯点灯装置よりも部品点数を削減して小型化および低コスト化を図った各種構成が提案されている。
【0004】
図21に示すものは、特開平4−193067号公報に第6図として記載された放電灯点灯装置と等価な構成である。この構成では、交流電源ACをダイオードブリッジよりなる整流回路DBで全波整流し、整流回路DBの直流出力端間に2個のダイオードD1 ,D2 と平滑コンデンサCeとの直列回路を接続することにより交流電源ACを直流電源に変換している。また、平滑コンデンサCeの両端間に一対のスイッチング素子Q1 ,Q2 の直列回路を接続し、さらに、一方のスイッチング素子Q2 の両端間に直流カット用のコンデンサCcとインダクタLrsとコンデンサCrsとの直列回路を接続し、コンデンサCrsの両端間に負荷である放電灯Ldを接続してある。スイッチング素子Q1 ,Q2 とコンデンサCcとはハーフブリッジ形のインバータ回路を構成し、スイッチング素子Q1 ,Q2 は図示しない制御回路からの制御信号によって交流電源ACの周波数よりも十分に高い周波数で交互にオンオフするようにスイッチングされる。スイッチング素子Q1 ,Q2 にはMOSFETを用いている。このインバータ回路により、平滑コンデンサCeの両端電圧である直流電圧が高周波電力に変換され、コンデンサCrsとインダクタLrsとからなる共振回路を通して放電灯Ldに高周波電力が供給される。ここに、共振回路と放電灯Ldとにより負荷回路が構成される。この構成では、入力電流歪の増加を防止し入力力率を高力率に保つために、インバータ回路の出力(インダクタLrsとコンデンサCrsとの接続点)とダイオードD1 ,D2 の接続点との間にコンデンサCinを接続してある。
【0005】
21に示した回路の短時間内(スイッチング素子Q1 ,Q2 のオンオフの1サイクル程度の期間)の動作について考察する場合には、等価回路を図22のように表すことができる。すなわち、ダイオードD1 のアノードに電圧(整流回路DBの出力電圧)Vgの電源を接続し、ダイオードD2 のカソードに電圧Vdcの直流電源を接続し、ダイオードD1 ,D2 の接続点にコンデンサCinを介して電圧Vaの高周波電圧源を接続したことになる。ここで、整流回路DBの出力電圧Vgは電圧Vaの1サイクル程度の期間では一定とみなすことができ、平滑コンデンサCeの両端電圧Vdcも一定である。また、放電灯Ldの印加電圧Vaの振幅はVpとする。
【0006】
この等価回路の動作は図23(a)〜(d)に示す4状態に分けて考えることができる。図23(a)は図24に示す期間 (以下、図面の丸付き数字を文中では数字の肩に*を付けて表す)の動作状態であり、この期間 は図24(b)のように電圧Vaが正のピーク電圧Vpから低下する期間であって、ダイオードD,DがともにオフでありコンデンサCinは放電しないから(図24(c)にコンデンサCinの充放電電流Icを示す)、コンデンサCinの両端電圧Vcは図24(d)のように一定電圧Vc.minに保たれる。この電圧Vc.minは、電圧Vaの1サイクル内での最小値であって、電圧Vdcと電圧Vpとの差に相当する。期間 にはコンデンサCinの両端電圧が一定であるから、電圧Vaの低下とともに図24(a)のようにダイオードD,Dの接続点の電位Vbも低下する。期間 はダイオードD,Dの接続点の電位Vbが電圧Vgに等しくなる(Va+Vc.min=Vg)まで継続する。
【0007】
ダイオードD,Dの接続点の電位Vbが電圧Vgに等しくなる(Va+Vc.min=Vg)と、図23(b)に示すように、ダイオードDがオンになる期間 になり、図24(c)のようにコンデンサCinに充電電流Icが流れる。交流電源ACはインピーダンスが十分に小さいから(電流容量が十分に大きいから)、図24(a)のようにダイオードD,Dの接続点の電位VbはVgに保たれる。つまり、図24(b)のように電圧Vaが低下すると、コンデンサCinの両端電圧Vcは図24(d)のように上昇する。電圧Vaが負のピーク電圧−Vpに達すると、コンデンサCinへの充電電流Icが停止するから、ダイオードDはオフになり期間 は終了する。このとき、コンデンサCinの両端電圧Vcは電圧Vaの1サイクル内での最大値Vc.maxになる。
【0008】
次に、期間 では電圧Vaは図24(b)のように負のピーク電圧−Vpから上昇する。この期間 には、図23(c)のようにダイオードD,Dはともにオフであり図24(c)のようにコンデンサCinは放電しないから、コンデンサCinの両端電圧Vcは図24に(d)のように一定に保たれる(このときの電圧は最大値Vc.maxである)。つまり、電圧Vaの上昇とともにダイオードD,Dの接続点の電位Vbは図24(a)のように上昇する。期間 はダイオードD,Dの接続点の電位Vbが、電圧Vdcに等しくなる(Va+Vc.max=Vdc)時点まで継続する。
【0009】
ダイオードD,Dの接続点の電位Vbが電圧Vdcに等しくなる(Va+Vc.max=Vdc)と、図23(d)のように、ダイオードDがオンになる期間 になる。この期間 では、図24(c)のようにコンデンサCinからダイオードD を通して放電電流Icが流れる。ここで、コンデンサCinはインピーダンスが十分に小さい(容量が十分に大きい)から図24(a)のようにダイオードD,Dの接続点の電位Vbは電圧Vdcに保たれる。つまり、図24(b)のように電圧Vaが上昇するに従って図24(d)のようにコンデンサCinの両端電圧Vcは低下する。電圧Vaが正のピーク値Vpに達すると、コンデンサCinの放電電流Icは停止するから、ダイオードDがオフになり期間 が終了する。期間 が終了した時点でコンデンサCinの両端電圧Vcは電圧Vaの1サイクル内での最小値Vc.minになり再び期間 に戻る。
【0010】
以上のように、スイッチング素子Q,Qのオンオフに伴って期間 〜4 が繰り返され、期間 には交流電源ACからの入力電流が流れる。したがって、交流電源ACからはスイッチング素子Q,Qのオンオフに伴って高周波的に電流を流すことができ、交流電源ACと整流回路DBとの間に高周波阻止フィルタを設けておけば、交流電源ACから入力電流を連続的に流すことが可能になって入力電流歪の増加を抑制することができる。また、上述の動作説明から容易にわかるように、入力電圧Vgの大きさによって、上述した各期間 〜4 の時間長が変化する。たとえば、入力電圧Vgがピーク値である期間(つまりVg=Vdcの期間)には期間 ,3 は生じないから、期間 ,4 は電圧Vaの各半サイクルに相当する期間になり、期間 ,4 の時間長が最大になる。このように、入力電圧Vgの絶対値にほぼ比例して入力電流が流れるから、入力力率を高力率に維持することができる。なお、上記説明ではダイオードD,Dの順方向電圧降下は無視している。また、図23における抵抗Rは図21におけるインバータ回路および共振回路に相当する。
【0011】
次に、図21の回路構成におけるインバータ回路の負荷としての共振回路の動作について考察する。期間 ,3 ではダイオードD,Dがともにオフであるから、インバータ回路の負荷にはコンデンサCinが含まれず、図25(a)のような等価回路になる。ここで、コンデンサCcは共振回路の共振周波数に関与しない程度に十分に大きく設定されているから、共振周波数はインダクタLrsとコンデンサCrsとによって決定される。一方、期間 ,4 ではダイオードD,Dの一方がオンになるから、コンデンサCinも共振に関与し、図25(b)のような等価回路になる。つまり、共振周波数はコンデンサCrs,Cinの並列合成容量とインダクタLrsとによって決定される。このように、電圧Vaの変化の1サイクルの間に共振回路の構成(以下では共振モードという)が変化し、しかも上述のように各期間 〜4 の時間長が入力電圧Vgの瞬時値によって変化するから、交流電源ACの電圧波形の1サイクル内で放電灯Ldに流れるランプ電流の包絡線は入力電圧Vgの瞬時値に応じて変化する。つまり、ランプ電流の包絡線に含まれるリップル・波高率が増加し、放電灯Ldの寿命に悪影響を与えたり、光出力が変動してちらつきなどが生じることになる。
【0012】
この種の問題を解決するために、定常点灯時におけるランプ電流の波高率を抑制するようにスイッチング素子Q,Qのオンオフの周波数(動作周波数)やデューティ比を制御することが考えられている。ただし、定常点灯時にランプ電流の波高率を小さくするように設定しても、調光点灯時における波高率の増加を抑制することはできない。これは次の理由による。
図26は上述した期間 ,3 と期間 ,4 とにおける各共振モードでの出力ゲインの特性を示す図であって、図中aは調光状態での期間 ,4 の特性、bは調光状態での期間 ,3 の特性、cは定格点灯時の期間 ,4 の特性、dは定格点灯時の期間 ,3 の特性を示している。ここでは、定格点灯時における期間 ,3 の特性dと期間 ,4 の特性cとの交点付近の周波数fをスイッチング素子Q,Qの動作周波数として設定して放電灯Ldを定常点灯させる。このような設定によって、共振モードの変化による出力電流の変化が防止できるから、定常点灯時におけるランプ電流のリップルの増加を抑制することができる。
【0013】
上述した共振回路の設定に加えて、入力電圧に応じてスイッチング素子Q1 ,Q2 の動作周波数を変化させるように制御(動作周波数を変化させる制御を周波数制御という)することも考えられている。周波数制御の際の制御信号の周波数の変化の幅(これを制御信号の変調幅という)は入力電圧の振幅に依存しており、入力電圧の振幅はほぼ一定であるから、変調幅もほぼ一定になる。上述のように共振回路を設定するとともにスイッチング素子Q1 ,Q2 を入力電圧に応じて周波数制御すれば、定常点灯におけるランプ電流のリップルを低減し波高率を小さくすることができる。
【0014】
次に、スイッチング素子Q,Qの動作周波数を変化させる周波数制御によって調光制御を行なう場合について考察する。たとえば、動作周波数を定常点灯時よりも高周波側である周波数fに設定して調光制御を行なうと、調光状態では期間 ,4 の出力ゲイン(図に□で示す)と、期間 ,3 の出力ゲイン(図に■で示す)との差が大きくなり、入力電圧のゼロクロス点付近とピーク点付近とでの出力電流の差が大きくなる。また、入力電圧に応じた周波数制御を併用するとしても、調光度によらず変調幅がほぼ一定であるから、出力電流の波高率はあまり改善されず、調光点灯を行なうと放電灯Ldの寿命に悪影響を与えることになる。
【0015】
一方、スイッチング素子Q,Qの動作周波数ではなくデューティ比を制御することにより調光する場合もある(この制御をデューティ制御という)。デューティ制御では、スイッチング素子Q,Qのオン期間の比率を調節する。このとき動作周波数は一定であるが、放電灯Ldの等価インピーダンスは変化するから、期間 ,4 の出力ゲイン(図に△で示す)と、期間 ,3 の出力ゲイン(図に▲で示す)との差が大きくなり、結局、入力電圧のゼロクロス点付近とピーク点付近とでの出力電流の差が大きくなる。この場合も入力電圧に応じた周波数制御を併用することができるが、調光度によらず変調幅がほぼ一定であるから、出力電流の波高率はあまり改善されず、周波数制御による調光制御の場合と同様に放電灯Ldの寿命に悪影響を与えることになる。
【0016】
要するに、調光制御のために周波数制御を採用するかデューティ制御を採用するかにかかわらず、調光時にはランプ電流のリップルが増加し波高率が大きくなるから、調光制御を行なうと放電灯Ldの寿命に悪影響を与える。
【0017】
ところで、放電灯Ldは周囲温度に応じて等価インピーダンスが変化し、低温時には等価インピーダンスが大きくなることが知られている。また、ランプ電流が比較的少ない調光時には出力が同じ状態でも等価インピーダンスが大きくなる。等価インピーダンスが大きくなると、スイッチング素子Q1 ,Q2 のオンオフの1サイクル内での2つの共振モードのゲインの差が一層大きくなるから、放電灯Ldに流れる電流の低周波リップルがさらに増加することになる。つまり、周囲温度が低い状態で調光すると放電が不安定になり、ちらつき、移動縞、立ち消えなど照明に適していない現象が生じやすくなる。このように調光制御を行なうと放電灯Ldの寿命に悪影響があり、しかも低温時にはちらつきなどの現象が生じやすくなる。
【0018】
図27に示すものは別の構成例であって、図21に示した構成では放電灯LdとコンデンサCrsとの一端を整流回路DBの直流出力端の負極に接続していたが、この構成ではダイオードD1 ,D2 の接続点に接続している。また、コンデンサCinに代えてダイオードD2 にコンデンサCimを並列接続することによって、入力電流歪の増加を抑制し入力力率を高力率に保つようにしてある。この回路を図21に対する図22の等価回路と同様な等価回路で示すと図28のように表すことができる。この等価回路ではインバータ回路を振幅がほぼ一定の電流Iaを出力する高周波電流源とみなしている。
【0019】
図28の等価回路でも、図22の等価回路と同様に動作を4状態に分けることができ、高周波電流源から出力される電流Iaの1サイクルの間でダイオードD1 が導通する期間が最大になるのは、電源Vgのピーク時つまりVg=Vdcになるときであって、スイッチング素子Q1 ,Q2 のオンオフの半サイクルの期間になる。
【0020】
しかして、この回路構成では、ダイオードD1 ,D2 がともにオフである期間には共振回路がLrsとコンデンサCrsとコンデンサCimとの直列回路になり、ダイオードD2 がオンになればコンデンサCimが短絡されるから、共振回路はLrsとコンデンサCrsとにより構成されることになる。結局、図21に示した構成と同様にスイッチング素子Q1 ,Q2 の1サイクルの間に2つの共振モードがあるから、図21の構成と同様の問題を生じる。つまり、放電灯Ldのランプ電流の包絡線が入力電圧Vgに応じて変化し、ランプ電流の包絡線のリップルが増加し波高率が大きくなって放電灯Ldの寿命に悪影響を与える。
【0021】
図27の回路構成に加えてスイッチング素子Q1 ,Q2 の動作周波数を制御することによりランプ電流の波高率を低減することも考えられている(米国特許第5404082号、米国特許第5410221号)。つまり、入力電圧、出力電流、出力電圧などを検出し、出力電流であるランプ電流の波高率を低減させるように周波数制御を行なうのである。しかしながら、これらの構成も調光点灯時にはリップルが増加し波高率が大きくなるという問題がある。
【0022】
つまり、米国特許第5404082号に記載のものは入力電圧を検出して周波数制御するものであって、図26を用いて説明したように、調光度に応じてリップルや波高率が変化する。
【0023】
一方、米国特許第541022号に記載されたものは、放電灯Ldへの出力を検出してランプ電流の波高率を低減するように周波数制御するものである。この構成ではランプ電流の変動幅とスイッチング素子Q1 ,Q2 の動作周波数の変調幅とが一定の比率になるように設定されている。
【0024】
ところで、このような構成において放電灯Ldを調光点灯させたとすると、ランプ電流のリップルが大きくなるのに対して、ランプ電流の絶対値が小さいからリップルを除去することができる程度に制御信号の変調幅を広くとることができなくなり、結局、調光点灯時にはランプ電流のリップルを除去する効果が不十分になり波高率が比較的大きくなる。つまり、放電等Ldのランプ寿命に悪影響を与え、光出力が変動するなどの問題が生じる。
【0025】
一方、図29に示す放電灯点灯装置も提案されている(Wei Chen, Fred C. Lee and Tokushi Yamauchi, “An Improved “Charge Pump ”Electronic Ballast with Low THD and Low Creset Factor ”,IEEE APEC '96 Conference Procedings, pp.622-627, 1996)。この構成では、商用電源のような交流電源ACを全波整流するダイオードブリッジよりなる整流回路DBを備え、整流回路DBの直流出力端間にダイオードD2 を介して平滑コンデンサCeが接続される。平滑コンデンサCeの両端間には一対のスイッチング素子Q1 ,Q2 の直列回路が接続される。平滑コンデンサCeの負極側に接続されたスイッチング素子Q2 の両端間にはインダクタLrsとコンデンサCrsとの直列回路が接続され、コンデンサCrsの両端間には直流カット用のコンデンサCcを介してインダクタL2 とコンデンサC2 との直列回路が接続され、コンデンサC2 の両端間に放電灯Ldが接続される。インダクタLrsにおけるコンデンサCrs側の一端とダイオードD2 のアノードとの間にはコンデンサCinが接続される。さらに、インダクタLrsにおけるコンデンサCrs側の一端とダイオードD2 のカソードとの間にはダイオードDc1 が接続される。このダイオードDc1 はダイオードD2 とカソードが共通に接続される。また、コンデンサCrsには整流回路DBの直流出力端の負極にアノードを接続したダイオードDc2 が並列接続される。この構成によって、インダクタLrsとコンデンサCrsとからなる共振回路と、インダクタL2 とコンデンサC2 とからなる共振回路との2段の共振回路を持つ構成になる。
【0026】
図29に示すものは、軽負荷時(予熱期間や始動期間)に平滑コンデンサCeの両端電圧Vdcが上昇するのを防止して構成部品への電圧ストレスを防止するものである。また、ダイオードDc1 ,Dc2 を設けることによって波高率の増加を抑制している。これらのダイオードDc1 ,Dc2 は、コンデンサCrsの両端電圧のピーク−ピーク電圧を平滑コンデンサCeの両端電圧Vdcにクランプしており、コンデンサCrsの両端電圧は一定値でクランプされる。このことにより、インダクタL2 とコンデンサC2 とからなる共振回路への入力電圧が一定振幅になるから、放電灯Ldに供給される電流の包絡線はリップルが比較的少なく波高率が小さくなる。また、コンデンサCrsの両端電圧のピーク−ピーク電圧は平滑コンデンサCeの両端電圧Vdcに制限されるから、コンデンサCinに印加される電圧の包絡線は入力電圧に従う正弦波状となり、交流電源ACからの入力電流の歪を少なくすることができる。図30はダイオードDc1 ,Dc2 を用いない場合を示し、(a)はコンデンサCrsの両端電圧、(b)はコンデンサCinの両端電圧を示している。また、図31はダイオードDc1 ,Dc2 を用いた場合を示し、(a)はコンデンサCrsの両端電圧、(b)はコンデンサCinの両端電圧を示している。両図中においてVdcは平滑コンデンサCeの両端電圧、Vgは整流回路DBの出力電圧を示す。
【0027】
上述したように、図29に示した構成では、スイッチング素子Q1 ,Q2 の制御によらずにランプ電流の波高率の増加を抑制することができるが、デューティ制御により調光を行なうと次のような問題が生じる。ここで、デューティ制御では、両スイッチング素子Q1 ,Q2 のオン期間を1:1(デューティ比が50%)にした状態が定常点灯状態であり、スイッチング素子Q1 ,Q2 のオン期間の比率を変えることにより調光することができる。たとえば、動作周波数を変えずにスイッチング素子Q1 ,Q2 のオン期間を7:3に設定すれば、コンデンサCrsの両端電圧の振幅が小さくなるからコンデンサCinを通して交流電源ACから流れ込む電流が減少する。つまり、交流電源ACからの入力電力と放電灯Ldへの出力電力とがともに減少して平滑コンデンサCeの両端電圧Vdcはほぼ一定に保たれる。
【0028】
しかしながら、調光点灯時にコンデンサCrsの両端電圧が減少するのに対して、平滑コンデンサCeの両端電圧Vdcが一定に保たれるから、コンデンサCrsの両端電圧はクランプされないことになる。つまり、コンデンサCrsの両端電圧がクランプされないから、インダクタL2 とコンデンサC2 とからなる共振回路への入力電圧であるコンデンサCrsの両端電圧の波高値が大きくなり、結果的に放電灯Ldへのランプ電流の波高率が増加することになる。
【0029】
一方、ランプ電流の波高率の増加を抑制するために、図32に示すように、ランプ電流を検出する変流器よりなる電流検出部SIを設け、検出したランプ電流に応じてスイッチング素子Q1 ,Q2 の動作周波数を制御することが考えられる。つまり、電流検出部SIで検出したランプ電流を抵抗Rdにより電圧に変換し、抵抗RlとダイオードDaとコンデンサCdとからなる遅延回路によりランプ電流の包絡線のリップルを抽出して、フィードバック回路FBに設けた誤差増幅器Ampで基準電圧Vrefと比較し、前記リップルと基準電圧Vrefとの誤差を制御回路CNに与え、制御回路CNから出力される制御信号の周波数を上記誤差が小さくなる方向に変化させるものである。この構成によって、放電灯Ldの定格点灯時にはランプ電流の波高率を低減することができる。つまり、電流検出部SIと抵抗Rdと遅延回路とにより検出部が構成される。
【0030】
ところが、図33に示すように、制御回路CNに対して外部から調光信号Dimを与えて調光制御を行なおうとすると、ランプ電流の波高率が増大するという問題が生じる。これは、放電灯Ldを調光点灯させるとランプ電流が減少し、フィードバック回路FBに入力される電流が減少するからであって、上述したように調光時にはダイオードDc1 ,Dc2 によるコンデンサCrsの両端電圧のクランプがあまり有効ではなく、ランプ電流が比較的大きく変動するにもかかわらず、フィードバック回路FBの出力値が小さいことによってランプ電流の変動に対する制御信号の変調幅を規定の範囲で確保することができず、結局、調光時にはランプ電流の波高率を低減する効果を十分に得ることができないという問題が生じる。
【0031】
【発明が解決しようとする課題】
上述した各従来構成のように、インバータ回路の出力側と平滑コンデンサCeへの充電経路との間にコンデンサCin,Cimを挿入した形式の放電灯点灯装置をチャージポンプ型と総称している。この種のチャージポンプ型の放電灯点灯装置では、ランプ電流のリップルを減少させ波高率を低減するための各種構成を採用しても、上述したように、調光点灯時にはランプ電流のリップルが増大し波高率が大きくなるという問題が生じてしまうのが現状である。また、上述のように周囲温度が低い場合にもランプ電流の変動が大きくなってちらつきなどが発生するという問題もある。
【0032】
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、チャージポンプ型の放電灯点灯装置において調光制御を行なう場合や周囲温度が低い場合でもランプ電流の包絡線のリップルの増加を抑制し波高率の増大を抑制することができるようにすることにある。
【0033】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、交流電源を整流する整流回路と、整流回路の出力を平滑化する平滑コンデンサと、高周波でオンオフされるスイッチング素子を用いて平滑コンデンサの両端電圧を高周波電力に変換するインバータ回路と、共振回路と放電灯とを含みインバータ回路の出力を共振回路を通して放電灯に与える負荷回路と、前記共振回路の一端に接続され共振回路に生じる高周波電圧または高周波電流の瞬時値の変化に応じて整流回路の出力端の電位を変化させるコンデンサと、前記スイッチング素子をオンオフさせるための制御信号を生成する制御手段とを備え、前記スイッチング素子の動作の1サイクル内で共振回路に前記コンデンサを含む共振モードと前記コンデンサを含まない共振モードとが生じるとともに、交流電源の電圧の瞬時値に応じて各共振モードの生じる時間長の比率が変化する放電灯点灯装置において、前記放電灯に流れるランプ電流の包絡線のリップルを低減するように前記制御信号を変調して前記スイッチング素子のオンオフのタイミングを制御手段に許容されている範囲内で変化させる変調信号を生成するリップル低減手段と、調光手段が発生する調光信号による調光の深さと温度センサで検出した周囲温度との少なくとも一方に呼応した条件信号を発生する条件信号発生手段とを具備し、前記リップル低減手段は負荷出力を検出する検出部を備えるとともに検出部での入出力倍率を前記条件信号に基づいて変化させて前記変調信号を補正することにより前記リップルの増加を抑制するように前記スイッチング素子のオンオフのタイミングを制御手段に許容されている範囲内で変化させる手段を含むものである。この構成によれば、放電灯のランプ電流の包絡線のリップルを増加させるように条件信号が変化すれば、その条件信号の変化に応じてインバータ回路を構成するスイッチング素子のオンオフのタイミングを変化させることが可能になり、結果的にランプ電流のリップルの増加を抑制し波高率の増大を抑制することができる。
【0037】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記検出部が、ランプ電流、ランプ電圧、ランプ電力、共振回路電流の少なくとも1つを負荷出力として検出するものである。
【0039】
請求項3の発明は、請求項1の発明において、リップル低減手段がランプ電流の検出値と基準値との誤差を増幅する誤差増幅器を備えるとともに、条件信号を受けて誤差増幅器の増幅率を変化させるものである。
【0040】
請求項4の発明は、請求項1の発明において、リップル低減手段がランプ電流の検出値と基準値との誤差を増幅する誤差増幅器を備えるとともに、条件信号を受けて基準値を変化させるものである。
【0041】
請求項5の発明は、請求項1ないし請求項4のいずれかの発明において、放電灯を蛍光灯としたものである。
【0042】
請求項2ないし請求項5の発明は望ましい実施態様である。
【0043】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)
本実施形態は、図1に示すように、図29に示した従来構成を調光制御に適した構成となるように改良したものである。この回路は、従来構成として説明したように、商用電源のような交流電源ACを全波整流するダイオードブリッジよりなる整流回路DBを備え、整流回路DBの直流出力端間にダイオードD2 を介して平滑コンデンサCeが接続される。平滑コンデンサCeの両端間には一対のスイッチング素子Q1 ,Q2 の直列回路が接続される。各スイッチング素子Q1 ,Q2 はMOSFETよりなる。平滑コンデンサCeの負極側に接続されたスイッチング素子Q2 の両端間にはインダクタLrsとコンデンサCrsとの直列回路が接続され、コンデンサCrsの両端間には直流カット用のコンデンサCcを介してインダクタL2 とコンデンサC2 との直列回路が接続され、コンデンサC2 の両端間に放電灯Ldが接続される。インダクタLrsにおけるコンデンサCrs側の一端とダイオードD2 のアノードとの間にはコンデンサCinが接続される。さらに、インダクタLrsにおけるコンデンサCrs側の一端とダイオードD2 のカソードとの間にはダイオードDc1 が接続される。このダイオードDc1 はダイオードD2 とカソードが共通に接続される。また、コンデンサCrsには整流回路DBの直流出力端の負極にアノードを接続したダイオードDc2 が並列接続される。放電灯Ldは蛍光灯、メタルハライドランプ、高圧ナトリウムランプなどのいずれでもよいが、以下では基本的に蛍光灯を想定している。
【0044】
ところで、放電灯Ldに流れるランプ電流は電流検出部SIにより検出され、この電流値はフィードバック回路FBを通して制御回路CNにフィードバックされる。制御回路CNはスイッチング素子Q1 ,Q2 を交互にオンオフさせる制御信号を生成する回路であって、オンオフの動作周波数を決定する矩形波の基準信号を発生する発振回路と、基準信号から所定のオンデューティのデューティ信号を生成する信号生成回路と、デューティ信号のオン期間を一方のスイッチング素子Q2 またはQ1 のオン期間とし、デューティ信号のオフ期間を他方のスイッチング素子Q1 またはQ2 のオン期間とするように各スイッチング素子Q1 ,Q2 を交互にオンオフさせる制御信号を生成する駆動回路とを備える。したがって、発振回路の出力周波数を変更すればスイッチング素子Q1 ,Q2 のオンオフの動作周波数を調節することができ、信号生成回路でオンデューティを変更すれば各スイッチング素子Q1 ,Q2 のオン期間の比率(以下ではオンデューティ比という)を調節することができる。また、デッドオフタイム(スイッチング素子Q1 ,Q2 のオンオフの切換時に両スイッチング素子Q1 ,Q2 を同時にオフに保つ期間)を調節する機能を持つように制御回路CNを構成することも可能である。デッドオフタイムを変更する場合には、各スイッチング素子Q1 ,Q2 のオン期間とデッドオフタイムとの加算値同士の比率がオンデューティ比になる。動作周波数とオンデューティ比とデッドオフタイムとは独立して制御することができる。
【0045】
フィードバック回路FBは、電流検出部SIで検出した放電灯Ldのランプ電流の包絡線のうちのリップルを抽出するとともに、抽出したリップルとあらかじめ設定した基準値との誤差を求める。つまり、フィードバック回路FBと制御回路CNとによってランプ電流の変動を抑制するようにフィードバック制御を行なうのであって、これらによりリップル低減手段が構成される。
【0046】
また、本実施形態は放電灯Ldを調光制御するものであり、制御回路CNは条件信号発生手段としての調光手段から直流電圧信号である調光信号Dimを受けて制御回路CNから出力される制御信号の周波数、デューティ比、デッドオフタイムの少なくとも1つを制御するようになっている。ここまでの構成は図32に示した従来構成と同様である。
【0047】
本実施形態では調光信号Dimを制御回路CNに入力するだけではなく、調光信号Dimで指示された調光度に応じて電流検出部SIでの検出値の変動範囲を変化させる合成回路MXにも与えている点が従来構成とは異なっている。合成回路MXは、調光信号Dimにより指示される調光度が深いほど(つまり、ランプ電流を小さくするするほど)、合成回路MXから出力される信号値の振幅が大きくなるように構成されている。つまり、調光度が深いほど制御信号の変化の幅(変調幅)が広くなるように調光度と変調幅とを連動させる。これにより、出力電流の波高率が大幅に低減される。
【0048】
図1に示した回路について、電流検出部SI、フィードバック回路FB、合成回路MXの一例を具体的に示すと図2のような構成になる。電流検出部SIは変流器を用いて構成されており、合成回路MXは電流検出部SIの出力電流を電圧に変換する抵抗Rdにコレクタ−エミッタが並列接続されたトランジスタQcを備える。トランジスタQcのベースには抵抗Rbを介して電圧信号である調光信号Dimが入力され、調光信号Dimのレベルが変化すればトランジスタQcの導通度(つまり、コレクタ−エミッタ間の等価抵抗)が変化し、抵抗Rdの両端電圧を変化させる。つまり、調光信号Dimの信号値が大きいほど(電圧が高いほど)トランジスタQcの等価抵抗が小さくなるから、抵抗Rdの両端電圧が低下するのである。調光信号Dimは調光度が深いほど電圧値を小さくするように設定されており、調光度が深いとトランジスタQcの等価抵抗が増大して抵抗Rdの両端電圧の振幅が大きくなる。このようにして、電流検出部SIで検出した電流を電圧に変換する際の変換倍率(つまり入出力倍率)を調光信号に応じて変化させる。
【0049】
フィードバック回路FBは、ランプ電流を電圧に変換する上記抵抗Rd、および抵抗RlとダイオードDaとコンデンサCdとからなる遅延回路を備え、誤差増幅器Ampによって遅延回路の出力電圧と基準電圧Vrefとの差を取り出すように構成されている。つまり、抵抗RlとコンデンサCdとは、スイッチング素子Q1 ,Q2 の動作周波数程度の高周波は阻止し交流電源ACの電源周波数程度の低周波は通過させるように設計され、放電灯Ldのランプ電流のうち低周波リップルを含んだ直流電圧信号を抽出して誤差増幅器Ampに入力する。
【0050】
制御回路CNは、調光信号Dimにより制御信号のオンデューティ比を決定し、遅延回路から誤差増幅器Ampへの入力電圧が高いときには放電灯Ldのランプ電流を小さくし、誤差増幅器Ampへの入力電圧が低いときには放電灯Ldのランプ電流を大きくするようにスイッチング素子Q1 ,Q2 の動作周波数を変化させる。つまり、誤差増幅器Ampの出力であるフィードバック回路FBの出力電圧により動作周波数を変調する。このような制御によって、放電灯Ldに流れる電流はほぼ一定になり波高率が低減される。なお、調光信号Dimとフィードバック回路FBの出力とによって制御する対象は、スイッチング素子Q1 ,Q2 の動作周波数とデューティ比とデッドオフタイムとの少なくとも1つの要素であればよい。
【0051】
定格点灯時には、上述の制御によって、ランプ電流の波高率を十分に小さくすることができる場合でも、調光制御の際には従来例でも説明したように、上述の動作のみでは放電灯Ldに流れる電流の波高率を十分に小さくするのが難しいから、出力電流の波高率をさらに小さくすることができるようにしなければならない。そこで、上述のように合成回路MXを設けて抵抗RdにトランジスタQcのコレクタ−エミッタを並列接続してある。
【0052】
上述のように、調光度が深いほど調光信号Dimの電圧値は低くなるから、トランジスタQcのベース電流が減少し、トランジスタQcのコレクタ−エミッタ間の等価抵抗が増加して、誤差増幅器Ampへの入力電圧の振幅が大きくなる。つまり誤差増幅器Ampの出力振幅が大きくなる。このことによって、調光時における制御信号の変調幅を規定範囲内に収めることができ、調光時の出力電流の波高率を大幅に低減することが可能になる。
【0053】
本実施例ではランプ電流を変化させるためにトランジスタQcを用いたが、放電灯Ldに流れる電流の検出値の増幅度を調光度に応じて調節することができる構成であれば同様の効果を得ることができる。またランプ電流を変流器により検出しダイオードDaにより半波整流する構成としたが、ダイオードDaに代えて全波整流回路を用いれば、コンデンサCdの両端電圧の高周波リップルをより少なくすることができる。制御回路CNを構成する発振回路は外部から与えられる制御電圧により出力周波数を変化させるVCOを用いるようにし、誤差増幅器Ampの出力により出力周波数を制御してもよい。
【0054】
しかして、本実施形態のような合成回路MXを用いていない場合には、放電灯Ldのランプ電流は図3(a)のように包絡線成分に低周波リップルを含み、電流検出部SIの出力は図3(b)のようになる。これに対して、上述の構成を採用すれば、定格点灯時に対して調光時には合成回路MXにより低周波リップルの振幅が大きくなるから、図3(c) (図3(c) は合成回路MXを用いていない場合を示す)のように低周波リップルが強調され、結果的に図3(d)のように放電灯Ldのランプ電流の包絡線をほぼ一定に保つことが可能になる。このようにランプ電流のリップルが大幅に減少し波高率が大幅に低減されるから、ランプ寿命の向上につながるのである。
【0055】
(実施形態2)
本実施形態は、図4に示すように、調光信号DimをツェナーダイオードZDを介してMOSFETよりなるスイッチ素子Q3 のゲートに印加し、スイッチ素子Q3 の両端間には、抵抗R3 と直流電源Vccとの直列回路を接続するとともに、フォトカプラOCの発光素子を接続してある。したがって、スイッチ素子Q3 がオンのときにはフォトカプラOCの発光素子は消灯し、スイッチ素子Q3 がオフになればフォトカプラOCの発光素子が点灯する。スイッチ素子Q3 のゲートにはツェナーダイオードZDを介して調光信号Dimが印加されるから、調光度が所定の深さになればツェナーダイオードZDがオフになってスイッチ素子Q3 がオフになり、このときフォトカプラOCの発光素子が点灯する。
【0056】
フォトカプラOCの受光素子には抵抗R2 と直流電源Vcc’とが直列接続される。さらに、フォトカプラOCの受光素子はMOSFETよりなる2個のスイッチ素子Q4 ,Q5 を制御しており、両スイッチ素子Q4 ,Q5 は抵抗Rg’とともに直列接続され、スイッチ素子Q4 ,Q5 と抵抗Rg’との直列回路は誤差増幅器Ampの増幅率を決定する抵抗Rgと並列接続されている。したがって、スイッチ素子Q4 ,Q5 がオンになれば、抵抗Rgと抵抗Rg’とが並列接続されて合成抵抗が小さくなり増幅率が小さくなる。スイッチ素子Q4 ,Q5 がオンになるのは、フォトカプラOCの受光素子がオフのときであって、受光素子がオフになるのはスイッチ素子Q3 がオンのときである。つまり、調光度が浅いときには誤差増幅器Ampの増幅率は小さく、調光度が所定値以上に深くなると誤差増幅器Ampの増幅率が大きくなる。
【0057】
上述のような動作によって、調光度が深く放電灯Ldのランプ電流の包絡線の低周波リップルが増加しようとするときには誤差増幅器Ampの増幅度を大きくすることで変調幅を大きくすることができ、実施形態1と同様に、放電灯Ldのランプ電流の包絡線の低周波リップルを調光時においても低減することができる。なお、本実施形態では1個のツェナーダイオードZDを用いて調光レベルを2領域に分割し、各領域で誤差増幅器Ampの増幅度を2段階に切り換えているが、さらに多段階に増幅度を切り換える構成も容易に実現することができる。他の構成および動作は実施形態1と同様である。
【0058】
(実施形態3)
本実施形態は、図5に示すように、誤差増幅器Ampにおける基準電圧Vrefを変化させることによって、実施形態1と同様の機能を実現しようとするものである。すなわち、基準電圧Vrefを与える基準電源Vccに基準抵抗Rrefを直列接続し、トランジスタQrefのコレクタ−エミッタ間に基準電源Vccと基準抵抗Rrefとの直列回路を接続してある。トランジスタQrefのベースには抵抗Rb’を通して調光信号Dimが入力されており、電圧信号である調光信号Dimの信号値が変化すればトランジスタQrefの導通度が変化するようになっている。トランジスタQrefの導通度が変化すればトランジスタQrefのコレクタ−エミッタ間の等価抵抗が変化するから、調光度に応じて誤差増幅器Ampの出力の変化幅つまり変調幅を調節することができる。つまり、調光度が深くなるとトランジスタQrefに流れるベース電流が増加するから、コレクタ−エミッタ間の電位が低下し、誤差増幅器Ampに入力されている基準電圧Vrefが低下する。
【0059】
いま、トランジスタQrefを設けていない場合であって、基準電圧Vrefが比較的高く、誤差増幅器Ampに入力されるコンデンサCdの両端電圧(実線)との関係が図6(a)のような関係であるものとする。誤差増幅器Ampの出力電圧はコンデンサCdの両端電圧を反転して基準電圧Vref分のオフセット電圧を与えた形になるから、たとえば図6(a)の二点鎖線のようになる。一方、トランジスタQrefを用いることにより調光信号Dimの調光度を深くしたときに基準電圧Vrefを引き下げるようにした場合には、図6(b)のように誤差増幅器Ampの出力が小さくなる。つまり、誤差増幅器Ampの出力電圧について、図6(a)に示す場合の直流成分をaとし、図6(b)に示す場合の直流成分をa’とし、リップルの変動幅(制御信号の変調幅に相当する)をAとすれば、A/a<A/a’になる。このように、基準電圧Vrefを調光信号Dimに連動させて変化させることによって、誤差増幅器Ampの出力に含まれるリップルの割合を大きくすることができ、結果的に誤差増幅器Ampの出力におけるリップルを増幅したことになる。このことにより、調光度が深い状態でもランプ電流の包絡線の低周波リップルを低減することができる。他の構成および動作は実施形態1と同様である。
【0060】
(実施形態4)
本実施形態は、図7に示すように、誤差増幅器Ampの基準電圧を調光信号Dimで与えるようにしたものである。この構成では、調光信号Dimの信号値が最小のときに放電灯Ldへの出力電流が最小になり、調光信号Dimの信号値が最大のときに放電灯Ldへの出力電流が最大になるように設定してある。調光度が深くなれば調光信号Dimの信号値が大きくなるから、実施形態3と同様に機能することになる。この構成は、制御回路CNに調光信号を入力する必要がなく、簡単な回路構成ながら調光制御と調光度に応じた波高値の制御とが同時に達成できる。
【0061】
実施形態1ないし実施形態4では、出力の低周波リップルを検出する構成として放電灯Ldのランプ電流を変流器で検出する構成を示したが、放電灯Ldの両端電圧や放電灯Ldが接続されている共振回路の共振電流(インダクタL2 を流れる電流)、あるいはスイッチング素子Q1 ,Q2 に流れ込む電流などを検出するようにしても同様の動作が可能である。
【0062】
(実施形態5)
本実施形態は、図8に示すように、整流回路DBへの入力電圧ないし入力電流に基づいてスイッチング素子Q1 ,Q2 の動作をフィードフォワード制御するものである。この種の放電灯点灯装置の動作を大別すると、図9(b)のような入力電圧(整流回路DBの出力電圧)に対して、図9(a)のように放電灯Ldに流れる電流の増減が入力電圧の増減とは反対になる傾向のものと、図10(b)のような入力電圧に対して、図10(a)のように放電灯Ldに流れる電流の増減が入力電流の増減に対応する傾向のものとがある。
【0063】
このような傾向が顕著に現れる場合には放電灯Ldに流れる電流の包絡線に低周波リップルが含まれるから、放電灯Ldの光出力が変動してちらつきの原因になるとともに、波高率が大きいことによって放電灯Ldの寿命が短くなるなどの悪影響が生じる。本実施形態は上述のようにフィードフォワード制御によって放電灯Ldのランプ電流の波高値を小さくするものである。
【0064】
すなわち、図8のように、整流回路DBに印加される入力電圧を検出する検出部としての電圧検出部SVと、電圧検出部SVで検出した電圧と調光信号Dimとを合成する合成回路MX’と、合成回路MX’の出力を受けて制御回路CNに入力するフィードフォワード回路FFとを備えている。スイッチング素子Q1 ,Q2 のデューティ比(=スイッチング素子Q1 のオン期間/1周期)は50%を上限値に設定し、フィードフォワード回路FFの出力信号の信号値の増減に応じてデューティ比が増減する制御信号が制御回路CNで生成される。したがって、フィードフォワード制御によって入力電源の変動に対するランプ電流の変動が低減されることになる。このようにフィードフォワード回路FFと制御回路CNとによりリップル低減手段が構成される。ただし、調光時にはランプ電流の変動が大きくなるから、調節範囲設定手段としての合成回路MX’において電圧検出部SVで検出した電圧と調光信号Dimとを合成し、調光信号Dimにより指示された調光度が深いほど大きな合成信号が出力されるように合成回路MX’を構成しておく(実施形態1ないし実施形態4の合成回路MXと同様の構成を採用すればよい)。このような構成によって、調光度が深くなると変調幅が広がり波高率が大幅に改善されるのである。
【0065】
調光度が深くなると、図9(a)、図10(a)のような電流が放電灯Ldに流れる場合において、従来構成では整流回路DBへの入力電圧が図9(b)、図10(b)のようになっていたのに対して、本発明ではフィードフォワード回路FFの出力が図9(c)、図10(c)のようになるから、制御回路CNに比較的大きな変調幅を持つ信号を入力することができる。その結果、図9(d) 、図10(d) のようにそれぞれ同図に として示した合成回路MX’の存在しない場合の構成に比較して出力電流を大きく変化させることができ、図9(e)、図10(e)のように放電灯Ldに流れる電流をほぼ一定に保つことが可能になる。他の構成および動作は実施形態1と同様である。
【0066】
(実施形態7)
本実施形態は、図12に示すように、実施形態6と同構成のインバータ回路を用い、フィードバック回路FBと合成回路MXと電流検出部SIとに代えて入力電圧検出部SVと合成回路MX’とフィードフォワード回路FFとを付加したものである。この構成でも調光時の波高率の増加を抑制することができる。他の構成および動作は実施形態5と同様である。
【0067】
(実施形態8)
本実施形態は、図13に示すように、図27に示した従来構成に実施形態1で説明したフィードバック回路FBと合成回路MXと電流検出部SIとを付加したものである。この構成では、放電灯Ldに流れる電流の振幅を一定に保つようにスイッチング素子Q1 ,Q2 を十分に制御することができるから、調光時においても波高率が増大するのを防止することができる。他の構成および動作は実施形態1と同様である。
【0068】
(実施形態9)
本実施形態は、図14に示すように、実施形態8と同構成のインバータ回路を用い、フィードバック回路FBと合成回路MXと電流検出部SIとに代えて入力電圧検出部SVと合成回路MX’とフィードフォワード回路FFとを付加したものである。この構成でも調光時の波高率の増加を抑制することができる。他の構成および動作は実施形態5と同様である。
【0069】
(実施形態10)
本実施形態は、図15に示すように、整流回路DBの直流出力端間にダイオードD1 を介してコンデンサCikを接続し、平滑コンデンサCeの両端間に一対のスイッチング素子Q1 ,Q2 の直列回路を接続し、ダイオードD1 のアノードとスイッチング素子Q1 ,Q2 同士の接続点との間にトランスT1 の1次巻線とインダクタLrsとの直列回路を接続してある。平滑コンデンサCeの負極は整流回路DBの直流出力端の負極に接続してある。また、トランスT1 の2次巻線にはコンデンサCrsおよび放電灯Ldを接続してある。この構成においてもスイッチング素子Q1 ,Q2 が交互にオンオフされる1サイクルの間に放電灯Ldに電力を供給するための共振回路が共振周波数を変化させる動作になる。また、コンデンサCikを設けていることによって入力電流歪の増加を抑制し入力力率を高力率に保つよう作用を有している。
【0070】
本実施形態では、このインバータ回路に、実施形態1で説明したフィードバック回路FBと合成回路MXと電流検出部SIとを付加してある。この構成では、放電灯Ldに流れる電流の振幅を一定に保つようにスイッチング素子Q1 ,Q2 を十分に制御ことができるから、調光時においても波高率が増大するのを防止することができる。他の構成および動作は実施形態1と同様である。
(実施形態11)
本実施形態は、図16に示すように、実施形態10と同構成のインバータ回路を用い、フィードバック回路FBと合成回路MXと電流検出部SIとに代えて入力電圧検出部SVと合成回路MX’とフィードフォワード回路FFとを付加したものである。この構成でも調光時の波高率の増加を抑制することができる。他の構成および動作は実施形態5と同様である。
【0071】
(実施形態12)
放電灯Ldは周囲温度に応じてインピーダンスが変化することが知られている。とくに、放電灯Ldに流れる電流が比較的少ない調光時には出力が同じ状態でも等価インピーダンスが大きくなる。等価インピーダンスが大きくなると、スイッチング素子Q1 ,Q2 の1サイクル内での2つの共振モードのゲインの差が一層大きくなるから、放電灯Ldに流れる電流の低周波リップルがさらに増加することになる。
【0072】
また、周囲温度が低い状態で調光すると、放電灯Ldの放電が不安定になり、ちらつき、移動縞、立ち消えなど照明に適していない現象が生じやすくなる。このような現象は、放電灯Ldのランプ電流に含まれる低周波リップルが多くかつランプ電流の振幅の最小値が小さいほど顕著になる。本実施形態は、低温時におけるこの種の現象の発生を低減するようにしたものである。
【0073】
しかして、図17に示すように、図1に示した実施形態1の構成において合成回路MXに調光信号を入力するのではなく周囲温度を検出する温度センサTHの出力を合成回路MXに入力している。具体的には、図18に示すように、図2に示した合成回路MXの抵抗Rb,RdおよびトランジスタQcに代えて温度センサTHを接続してある。温度センサTHとしては負特性サーミスタ(以下、NTCという)を用いている。この温度センサTHは検出温度が低いほど抵抗値が増大するから、電流検出部SIで検出される電流の変化幅が一定であるとすれば周囲温度が低いほうが温度センサTHの両端電圧の変化幅が大きくなる。つまり、電流検出部SIで検出される電流の変化幅が一定であるとすれば、周囲温度が高いときよりも低いときのほうが誤差増幅器Ampに入力される電圧の変化幅が大きくなる。このことにより、低温時のほうが放電灯Ldに流れる電流の変動に対して制御回路CNから出力される制御信号を大きく変化させることができ、低温時においても放電灯Ldに流れる電流の変動に追従することが可能になる。つまり、波高率を低減することが可能になる。他の構成および動作は実施形態1と同様である。
【0074】
(実施形態13)
低温時における波高率の増加を防止する構成としては、図19に示す構成を採用してもよい。この構成は誤差増幅器Ampの増幅率を決める抵抗RgをNTCよりなる温度センサTHに置き換えたものである。この構成では、周囲温度が低下すれば誤差増幅器Ampの帰還量が低下して増幅率が高くなり、ランプ電流の変化幅に対する制御信号の変調幅が大きくなる。つまり、実施形態12と同様に機能する。他の構成および動作は実施形態1と同様である。
(実施形態14)
本実施形態は、図20に示すように、調光度と周囲温度とのどちらが変化してもランプ電流の変化幅に対する制御信号の変調幅を調節して波高率の増加を防止するものである。つまり、図2に示した実施形態1の回路構成において、トランジスタQcのベース抵抗RbをNTCよりなる温度センサTHに置き換えたものである。
【0075】
この構成によれば、調光度が深くなれば実施形態1で説明したようにトランジスタQcのコレクタ−エミッタ間の等価抵抗が大きくなる。また同様に、低温時には温度センサTHの抵抗値が増大することによりトランジスタQcのベース電流が減少してトランジスタQcのコレクタ−エミッタ間の等価抵抗が大きくなる。トランジスタQcのコレクタ−エミッタ間の等価抵抗が大きくなれば実施形態1で説明したようにランプ電流の変化幅に対する制御信号の変調幅が大きくなるから、調光度が深いときや低温時でもランプ電流の波高率の増加を抑制することができるのである。他の構成および動作は実施形態1と同様である。
本実施形態では実施形態1の構成に温度センサTHを付加することにより調光度と周囲温度とのどちらが変化してもランプ電流の波高率の増加を抑制しているが、実施形態2ないし実施形態11の構成においても実施形態12ないし実施形態14の構成に準じて温度センサTHを付加すれば、調光度と周囲温度との両方の変化に対応してランプ電流の波高率の増加を抑制する構成を得ることができる。つまり、調光時のランプ電流の低周波リップルの増加防止と、低温時におけるランプ電流の波高率の光の質への悪影響の改善を同時に達成する効果を同様に得ることができる。
【0076】
【発明の効果】
請求項1の発明の構成によれば、放電灯のランプ電流の包絡線のリップルを増加させるように条件信号が変化すれば、その条件信号の変化に応じてインバータ回路を構成するスイッチング素子のオンオフのタイミングを変化させることが可能になり、結果的にランプ電流のリップルの増加を抑制し波高率の増大を抑制することができるという利点がある。
【0077】
すなわち、条件信号発生手段が条件信号として調光信号を発生する調光手段である場合は、調光点灯時にランプ電流が減少してもリップル低減手段では調光信号に基づいて調光度に応じた調節範囲が得られるように変調信号を生成するから、調光制御時に調光度に応じたランプ電流を保つことができる。
【0078】
また、条件信号発生手段が周囲温度を検出する温度センサである場合は、周囲温度が低くランプ電流のリップルが増加しやすい場合でも、周囲温度に応じた調節範囲が得られるようにリップル低減手段で変調信号を生成することにより、周囲温度が低いときでもランプ電流のリップルの増加を抑制し波高率を小さくすることができる。
【0080】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記検出部が、ランプ電流、ランプ電圧、ランプ電力、共振回路電流の少なくとも1つを負荷出力として検出するものである。
【0082】
請求項3の発明は、請求項1の発明において、リップル低減手段がランプ電流の検出値と基準値との誤差を増幅する誤差増幅器を備えるとともに、条件信号を受けて誤差増幅器の増幅率を変化させるものである。
【0083】
請求項4の発明は、請求項1の発明において、リップル低減手段がランプ電流の検出値と基準値との誤差を増幅する誤差増幅器を備えるとともに、条件信号を受けて基準値を変化させるものである。
【0085】
請求項5の発明は、請求項1ないし請求項4のいずれかの発明において、放電灯を蛍光灯としたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1を示す回路図である。
【図2】同上の要部を具体化した回路図である。
【図3】同上の動作説明図である。
【図4】実施形態2を示す回路図である。
【図5】実施形態3を示す回路図である。
【図6】同上の動作説明図である。
【図7】実施形態4を示す回路図である。
【図8】実施形態5を示す回路図である。
【図9】同上の動作説明図である。
【図10】同上の動作説明図である。
【図11】実施形態6を示す回路図である。
【図12】実施形態7を示す回路図である。
【図13】実施形態8を示す回路図である。
【図14】実施形態9を示す回路図である。
【図15】実施形態10を示す回路図である。
【図16】実施形態11を示す回路図である。
【図17】実施形態12を示す回路図である。
【図18】同上の要部を具体化した回路図である。
【図19】実施形態13を示す回路図である。
【図20】実施形態14を示す回路図である。
【図21】従来例を示す回路図である。
【図22】同上の等価回路図である。
【図23】同上の動作説明図である。
【図24】同上の動作説明図である。
【図25】同上の動作説明図である。
【図26】他の従来例の動作説明図である。
【図27】さらに他の従来例を示す回路図である。
【図28】同上の等価回路図である。
【図29】別の従来例を示す回路図である。
【図30】同上の動作説明図である。
【図31】同上の動作説明図である。
【図32】他の従来例を示す回路図である。
【図33】さらに他の従来例を示す回路図である。
【符号の説明】
Amp 誤差増幅器
AC 交流電源
Cc コンデンサ
Ce 平滑コンデンサ
Cin コンデンサ
Crs コンデンサ
CN 制御回路
Dim 調光信号
DB 整流回路
FB フィードバック回路
FF フィードフォワード回路
Ld 放電灯
Lrs インダクタ
MX 合成回路
MX’ 合成回路
1 ,Q2 スイッチング素子
SI 電流検出部
SV 電圧検出部
TH 温度センサ

Claims (5)

  1. 交流電源を整流する整流回路と、整流回路の出力を平滑化する平滑コンデンサと、高周波でオンオフされるスイッチング素子を用いて平滑コンデンサの両端電圧を高周波電力に変換するインバータ回路と、共振回路と放電灯とを含みインバータ回路の出力を共振回路を通して放電灯に与える負荷回路と、前記共振回路の一端に接続され共振回路に生じる高周波電圧または高周波電流の瞬時値の変化に応じて整流回路の出力端の電位を変化させるコンデンサと、前記スイッチング素子をオンオフさせるための制御信号を生成する制御手段とを備え、前記スイッチング素子の動作の1サイクル内で共振回路に前記コンデンサを含む共振モードと前記コンデンサを含まない共振モードとが生じるとともに、交流電源の電圧の瞬時値に応じて各共振モードの生じる時間長の比率が変化する放電灯点灯装置において、前記放電灯に流れるランプ電流の包絡線のリップルを低減するように前記制御信号を変調して前記スイッチング素子のオンオフのタイミングを制御手段に許容されている範囲内で変化させる変調信号を生成するリップル低減手段と、調光手段が発生する調光信号による調光の深さと温度センサで検出した周囲温度との少なくとも一方に呼応した条件信号を発生する条件信号発生手段とを具備し、前記リップル低減手段は負荷出力を検出する検出部を備えるとともに検出部での入出力倍率を前記条件信号に基づいて変化させて前記変調信号を補正することにより前記リップルの増加を抑制するように前記スイッチング素子のオンオフのタイミングを制御手段に許容されている範囲内で変化させる手段を含むことを特徴とする放電灯点灯装置。
  2. 前記検出部は、ランプ電流、ランプ電圧、ランプ電力、共振回路電流の少なくとも1つを負荷出力として検出することを特徴とする請求項1記載の放電灯点灯装置。
  3. 前記リップル低減手段はランプ電流の検出値と基準値との誤差を増幅する誤差増幅器を備えるとともに、条件信号を受けて誤差増幅器の増幅率を変化させることを特徴とする請求項1記載の放電灯点灯装置。
  4. 前記リップル低減手段はランプ電流の検出値と基準値との誤差を増幅する誤差増幅器を備えるとともに、条件信号を受けて基準値を変化させることを特徴とする請求項1記載の放電灯点灯装置。
  5. 放電灯は蛍光灯であることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の放電灯点灯装置。
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