JP3881749B2 - シャント継手キャップ - Google Patents
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- F16L55/10—Means for stopping flow from or in pipes or hoses
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば血液透析等に使用する血液循環回路の端部に装着されるシャント継手キャップに係わり、特に血液循環回路のプライミング処理を容易に行い得るシャント継手キャップに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般的に、血液透析用の血液循環回路は、使用する毎に回路のプライミング処理、すなわち血液循環回路内にプライミング液(一般に生理食塩水)を導入充填して、血液循環回路内の異物及び空気を除去する処理をしているが、従来、このプライミング処理は、例えば次の2つの方法によって行われている。
【0003】
すなわち第1の方法は、図7に示すように、プライミング液2が入ったバッグ1に、補助回路3の一端側に設けられた差込針4を差し込むと共に、補助回路3の他端側に設けられた雄型接続部品5を血液循環回路6の雌型接続部品7に嵌合させて、バック1と補助回路3及び血液循環回路6を接続する。そして、補助回路3から、血液循環回路6に矢印ニの如くプライミング液2を入れて、このプライミング液2を動脈側(血液引き込み側)の回路先端に設けられているシャント継手キャップ8内まで充填し、この回路先端をクランプ9でクランプする。
【0004】
その後、プライミング液2を矢印ホの如く動脈側ドリップチャンバ10、ダイアライザ11、静脈側ドリップチャンバ12を介して、静脈側の回路先端に設けられているシャント継手キャップ13内まで充填し、この回路先端をクランプ14でクランプする。これにより、血液循環回路6のプライミング処理が行われ、シャント継手キャップ8、13に、図示しない体内循環回路の採血側接続部品と返血側接続部品を接続すると共に、血液循環回路6の所定箇所(図7のa、b間)に二点鎖線で示す血液ポンプ15に接続して、血液透析が行われる。
【0005】
また第2の方法は、図8に示すように、プライミング液2が入ったバッグ1に、補助回路17の一端側に設けられた差込針18を差し込むと共に、補助回路17の他端側に設けられた雌型接続部品19を血液循環回路6の雄型接続部品である採血側のシャント継手に嵌合させて、バッグ1と補助回路17及び血液循環回路6を接続する。
【0006】
そして、血液循環回路6のa、b間に血液ポンプ15に接続してセットし、この血液ポンプ15を作動させ補助回路17を介してバッグ1内のプライミング液2を、矢印ヘの如く血液循環回路6内に入れて静脈側の回路先端まで充填し、血液循環回路6の動脈側及び静脈側の回路先端をクランプ9、14でそれぞれクランプすることにより、プライミング処理が行われる。
【0007】
ところで、このようなプライミング処理において、血液引き込み側の回路先端の汚染を防止するための上記シャント継手キャップ8として、例えば図9に示すシャント継手キャップ(実公平3−31304号参照)が使用されている。このシャント継手キャップ8は、内部に貫通孔23を有する第1キャップ21と、この第1キャップ21に連結部材24で連結され、貫通孔23の一方側を閉塞する第2キャップ22とで構成されている。
【0008】
そして、第1キャップ21の貫通孔23の他方側(第2キャップ22が装着されない側)はテーパ孔23aで形成され、このテーパ孔23aに血液循環回路6のチューブ6aが装着された雄型接続部品25の嵌合部25aが嵌合されると共に、必要に応じて第2キャップ22が第1キャップ21の他端側の外周面に嵌合されて使用される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記シャント継手キャップ8を使用した上記第1の方法にあっては、バッグ1と血液循環回路6先端の圧力差によってプライミング処理する方法であり、血液ポンプ15は使用されない。そのため、血液循環回路6の抵抗によりプライミング処理が良好にできなかったり、あるいはプライミング処理時間が不均一になる等、プライミング作業の作業性が劣るという問題点があった。
【0010】
そこで、この第1の方法において、その問題点を最小限にするために、プライミング処理時の操作の一部を血液ポンプ15を使用して行うことも行われている。この方法は、図7において、血液循環回路6のa、b間に血液ポンプ15を予め接続しセットした状態で、プライミング液2を動脈側のシャント継手キャップ8内まで充填し、この回路先端をクランプする。
【0011】
その後、血液ポンプ15を使ってプライミング液2を血液循環回路6の静脈側のシャント継手キャップ13内まで充填し、この回路先端をクランプする。ところが、この方法においても、プライミング液2を血液循環回路6の動脈側の回路先端まで充填する操作や、その回路先端をクランプする等の手動操作が必要で、依然としてプライミング処理作業の作業性が劣るという問題点がある。
【0012】
また、上記第2の方法にあっては、血液ポンプ15を使ったプライミング処理が行えるものの、上記補助回路3とは別の新たな補助回路17が必要になる等、血液循環回路6に使用される補助回路数が増えて、その接続構造が複雑化し易いという問題点があった。
【0013】
すなわち、シャント継手は、それに接続されるところの患者体内へ入る針部品が医療用具の国際的規格でその雄形状が定められているので、それに合致する雌形状でなければならず、また上記とは反対に、輸液回路は針部品に直接接続される場合があるため、雄型にする必要がある。さらに、補助回路17の反対側先端には差込針18が装着されていることから、補助回路17を血液循環回路6の補液ライン用の雌型接続部品7に接続することが不可能となる。したがって、補液や血液循環後に血液循環回路6内の血液を回収する際に、血液循環回路6の雌型接続部品7に上記補助回路3を別途接続しなければならず、血液循環回路6に少なくとも2つの補助回路が必要となって、補助回路の数が増えることになる。
【0014】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、血液ポンプを使用したプライミング処理を可能としその作業性を向上させ得ると共に、補助回路の数を低減させて接続構造を簡略化し、加えて、プライミング処理時の回路先端の汚染を確実に防止し得るシャント継手キャップを提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成すべく、請求項1記載の発明は、
内部に貫通孔を有する略筒状の本体と該本体の貫通孔の一方の開口部を閉塞する蓋体を有し、血液循環回路の端部に装着されるシャント継手キャップであって、前記貫通孔の両端部をそれぞれ外側に拡がるテーパ孔として、一方のテーパ孔に血液循環回路の雄型接続部品を接続し、他方のテーパ孔に補助回路の雄型接続部品を接続し得る如く構成するとともに、前記テーパ孔内に逆止機構を設け、貫通孔の蓋体が取り付けられる一端側から他端側へ液の流れを許容し、他端側から一端側への液の流れを阻止するようにしたことを特徴とする。
【0016】
このように構成することにより、本体の貫通孔の反蓋体側の一方のテーパ孔に血液循環回路の血液引き込み側(動脈側)の雄型接続部品が接続され、貫通孔の他方のテーパ孔に補助回路の雄型接続部品が接続される。これにより、血液循環回路のプライミング処理が、血液循環回路に設けられている血液ポンプを使用して行われる。
【0017】
貫通孔の他方のテーパ孔に接続される補助回路の接続部分は、雄型接続部品で形成することができるため、この補助回路の雄型接続部品を血液循環回路の補液ライン用の雌型接続部品に接続できて、補助回路数の増加が防止される。また、本体の一方のテーパ孔側を蓋体で閉塞することにより、通常のシャント継手キャップとしても使用される。
【0018】
更に、テーパ孔内に逆止機構を設け、貫通孔の蓋体が取り付けられる一端側から他端側へ液の流れを許容し、他端側から一端側への液の流れを阻止するようにしたことにより、動脈側のシャント継手キャップから補助回路を外した際に、プライミング液の貫通孔から外部への流出が防止され、回路先端の汚染が確実に防止される。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態の一例を図面に基づいて詳細に説明する。
図1〜図5は、本発明に係わるシャント継手キャップの一実施例を示し、図1がその斜視図、図2がその断面図、図3が使用状態の一例を示す血液循環回路の系統図、図4がその接続部分の断面図、図5が他の使用状態を示す図4と同様の断面図である。なお、説明の便宜上、図7及び図8に示した従来例と同一部位には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0020】
図1及び図2において、シャント継手キャップ30(以下、単に継手キャップ30という)には、内部に軸方向の貫通孔33を有する略筒状の本体31と、この本体31の一端部31aに連結部材34で連結された蓋体32を有している。本体31は、その一端部31aの外周面に径小な蓋体嵌合部35が設けられると共に、その貫通孔33は、軸方向の両端外側に向かって所定の角度で拡がる一対のテーパ孔33a、33bで形成されている。
【0021】
蓋体32は、その中心部に本体31の一方のテーパ孔33aの開口端部に嵌合される嵌合凸部36が設けられると共に、この嵌合凸部36の外周部には本体31の一端部31aの蓋体嵌合部35に嵌合される嵌合凹部37が設けられている。また、連結部材34は、所定幅の板状で可撓性を有し、図1の矢印イの如く折り曲げ可能に形成されている。
【0022】
なお、蓋体32の反連結部材34側には、蓋体32の本体31への装着時に手で持ち装着作業を容易にするための操作部38が設けられている。また、継手キャップ30の本体31、蓋体32及び連結部材34は、シリコンゴム、ブチルゴム、ブタジエンゴム、エチレンプロピレンゴム、軟質塩化ビニル等の軟質弾性材の一体成型によって形成されている。
【0023】
次に、この継手キャップ30の使用状態の一例を図3〜図5に基づいて説明する。継手キャップ30は、図3に示すように、例えば上記血液循環回路6の動脈側の回路先端に接続されて使用される。
【0024】
この継手キャップ30を使用した血液循環回路6において、血液ポンプ15を使用してプライミング処理する場合は、先ず図4に示すように、継手キャップ30の本体31の他端部31b(図1及び図2参照)側のテーパ孔33bに、血液循環回路6のチューブ6aが装着された雄型接続部品25の嵌合部25aを嵌合させる。また、継手キャップ30の一方のテーパ孔33aには、上記補助回路3の雄型接続部品5の嵌合部5aを嵌合する。この雄型接続部品5の嵌合部5aと反対側の嵌合部5bには、上記補助回路3のチューブ3aが装着されている。
【0025】
そして、この状態において、血液ポンプ15を作動させる。血液ポンプ15が作動するとその吸引力により、バッグ1内のプライミング液2が、補助回路3の差込針4、チューブ3a及び雄型接続部品5を介して血液循環回路6内に供給されて、静脈側の回路先端まで充填される。このプライミング液2の充填後に、静脈側の回路先端をクランプ14でクランプすると共に、動脈側の回路先端をクランプ9で閉じることにより、プライミング処理作業が終了する。
【0026】
プライミング処理作業が終了すると、継手キャップ30から補助回路3を取り外し、例えば図3の二点鎖線で示すように、血液循環回路6の雌型接続部品7に接続すると共に、血液循環回路6の継手キャップ30、13に、体内循環回路の採血側接続部品及び返血側接続部品(いずれも図示せず)をそれぞれ接続して血液透析を行う。そして、血液透析が完了した後は、血液循環回路6内の血液を回収する必要があるが、この回収操作は、血液循環回路6の雌型接続部品7に接続されている上記補助回路3から生理食塩水を注入することによって行われる。
【0027】
ところで、上記血液循環回路6において、プライミング処理をしない通常の状態においては、継手キャップ30が図5に示すように接続される。すなわち、継手キャップ30の本体31の蓋体嵌合部35に蓋体32を嵌合させ、蓋体32の嵌合凸部36で貫通孔33の一方のテーパ孔33aを閉塞すると共に、本体31の他方のテーパ孔33bに、血液循環回路6のチューブ6aが装着された動脈側の雄型接続部品25の嵌合部25aを嵌合する。
【0028】
この状態において、蓋体32を本体31から取り外してテーパ孔33aに補助回路3を接続することにより、血液ポンプ15を使用した上記プライミング処理を行うことができると共に、血液循環回路6の雌型接続部品7に補助回路3を接続し、蓋体32を本体31に着脱することにより、従来の方法1と同様の方法でプライミング処理を行うこともできる。すなわち、一つの補助回路3により、血液ポンプ15を使用したプライミング処理と、血液ポンプ15を使用しないプライミング処理を選択して行うことが可能になる訳である。
【0029】
このように、上記実施例の継手キャップ30によれば、本体31の貫通孔33の両端部にテーパ孔33a、33bを設けているため、プライミング処理時に、血液引き込み側である継手キャップ30からプライミング液2を入れることができて、血液ポンプ15を使用したプライミング処理を行うことができる。
【0030】
その結果、単なる圧力差ではなく血液ポンプ15の吸引力を利用してプライミング処理を行うことができ、血液循環回路6内のプライミング処理されない部分がなくなると共に、プライミング処理時間も均一化される等、プライミング処理作業の作業性を向上させることが可能になる。特に、血液ポンプ15を使用したプライミング処理により、バッグ1内のプライミング液2を動脈側の回路先端まで充填してクランプする操作が不要となり、プライミング処理作業の作業性を一層向上させることができる。
【0031】
また、血液ポンプ15によるプライミング処理時に継手キャップ30に接続して使用した補助回路3を、補液や血液循環後の血液循環回路6内からの血液の回収操作時に、血液循環回路6の雌型接続部品7に接続して使用することができるため、一つの補助回路3で2つの操作を行うことができ、従来のように別途新たな補助回路17を必要とせず、補助回路の数が少なくなって血液循環回路6の接続構造を簡略化させることが可能になる。
【0032】
さらに、継手キャップ30が、従来の継手キャップ8の貫通孔23の一方側(テーパ孔23aが形成されていない側)にテーパ孔33bを設けることによって形成することができるため、従来の金型を大きく変更することなく容易に対応することができて、継手キャップ30のコストアップを防ぐことが可能になる。
【0033】
図6は、本発明に係わる継手キャップの他の実施例を示す断面図である。なお、上記実施例の継手キャップ30と同一部位には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。この実施例の継手キャップ30は、本体31の貫通孔33のテーパ孔33a、33bの連接部分に、逆止機構としての逆止弁40を設けた点にある。
【0034】
逆止弁40は、例えばシリコン等で形成され、貫通孔33のテーパ孔33a側からテーパ孔33b側(矢印ロ方向)へのプライミング液2の通過を可能にし、テーパ孔33b側からテーパ孔33a側(矢印ハ方向)へのプライミング液2の通過を阻止する。
【0035】
このように構成することにより、上記実施例の継手キャップ30と同様の作用効果が得られる他に、逆止弁40により、継手キャップ30から補助回路3を外した場合に、プライミング液2がテーパ孔33aから継手キャップ30外に流れ出るのが防止され、回路先端にプライミング液2が付着する等の汚染がより確実に防止されるという作用効果が得られる。
【0036】
なお、上記実施例における継手キャップの本体及びテーパ孔のテーパ角度、長さ等の形状、蓋体の形状等は一例であって、各発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることはいうまでもない。
【0037】
【発明の効果】
以上詳述したように、請求項1記載の発明によれば、シャント継手キャップの一対のテーパ孔のうちの一方に補助回路を接続し得るため、血液ポンプを使用した血液循環回路のプライミング処理を行うことができ、プライミング処理作業の作業性を向上させることができる。また、プライミング処理終了後に上記補助回路を血液循環回路の補液ラインに接続できるため、補液や血液循環回路内の血液の回収時に別の補助回路を使用する必要がなくなり、血液循環回路の接続構造の簡略化を図ることができる。
【0038】
加えて、補助回路をシャント継手キャップから取り外した際の、プライミング液の漏れがなくなり、血液循環回路の先端の汚染を確実に防止することができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるシャント継手キャップの一実施例を示す斜視図
【図2】同その断面図
【図3】同その使用状態の一例を示す血液循環回路の系統図
【図4】同その接続部分の断面図
【図5】同他の使用状態を示す断面図
【図6】本発明に係わるシャント継手キャップの他の実施例を示す断面図
【図7】従来のプライミング処理方法を示す血液循環回路の系統図
【図8】従来の他のプライミング処理方法を示す血液循環回路の系統図
【図9】従来のシャント継手キャップの断面図
【符号の説明】
1 バッグ
2 プライミング液
3 補助回路
4 差込針
5 雄型接続部品
6 血液循環回路
7 雌型接続部品
11 ダイアライザ
15 血液ポンプ
30 シャント継手キャップ
31 本体
32 蓋体
33 貫通孔
33a、33b テーパ孔
34 連結部材
35 蓋体嵌合部
36 嵌合凸部
37 嵌合凹部
40 逆止弁
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば血液透析等に使用する血液循環回路の端部に装着されるシャント継手キャップに係わり、特に血液循環回路のプライミング処理を容易に行い得るシャント継手キャップに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般的に、血液透析用の血液循環回路は、使用する毎に回路のプライミング処理、すなわち血液循環回路内にプライミング液(一般に生理食塩水)を導入充填して、血液循環回路内の異物及び空気を除去する処理をしているが、従来、このプライミング処理は、例えば次の2つの方法によって行われている。
【0003】
すなわち第1の方法は、図7に示すように、プライミング液2が入ったバッグ1に、補助回路3の一端側に設けられた差込針4を差し込むと共に、補助回路3の他端側に設けられた雄型接続部品5を血液循環回路6の雌型接続部品7に嵌合させて、バック1と補助回路3及び血液循環回路6を接続する。そして、補助回路3から、血液循環回路6に矢印ニの如くプライミング液2を入れて、このプライミング液2を動脈側(血液引き込み側)の回路先端に設けられているシャント継手キャップ8内まで充填し、この回路先端をクランプ9でクランプする。
【0004】
その後、プライミング液2を矢印ホの如く動脈側ドリップチャンバ10、ダイアライザ11、静脈側ドリップチャンバ12を介して、静脈側の回路先端に設けられているシャント継手キャップ13内まで充填し、この回路先端をクランプ14でクランプする。これにより、血液循環回路6のプライミング処理が行われ、シャント継手キャップ8、13に、図示しない体内循環回路の採血側接続部品と返血側接続部品を接続すると共に、血液循環回路6の所定箇所(図7のa、b間)に二点鎖線で示す血液ポンプ15に接続して、血液透析が行われる。
【0005】
また第2の方法は、図8に示すように、プライミング液2が入ったバッグ1に、補助回路17の一端側に設けられた差込針18を差し込むと共に、補助回路17の他端側に設けられた雌型接続部品19を血液循環回路6の雄型接続部品である採血側のシャント継手に嵌合させて、バッグ1と補助回路17及び血液循環回路6を接続する。
【0006】
そして、血液循環回路6のa、b間に血液ポンプ15に接続してセットし、この血液ポンプ15を作動させ補助回路17を介してバッグ1内のプライミング液2を、矢印ヘの如く血液循環回路6内に入れて静脈側の回路先端まで充填し、血液循環回路6の動脈側及び静脈側の回路先端をクランプ9、14でそれぞれクランプすることにより、プライミング処理が行われる。
【0007】
ところで、このようなプライミング処理において、血液引き込み側の回路先端の汚染を防止するための上記シャント継手キャップ8として、例えば図9に示すシャント継手キャップ(実公平3−31304号参照)が使用されている。このシャント継手キャップ8は、内部に貫通孔23を有する第1キャップ21と、この第1キャップ21に連結部材24で連結され、貫通孔23の一方側を閉塞する第2キャップ22とで構成されている。
【0008】
そして、第1キャップ21の貫通孔23の他方側(第2キャップ22が装着されない側)はテーパ孔23aで形成され、このテーパ孔23aに血液循環回路6のチューブ6aが装着された雄型接続部品25の嵌合部25aが嵌合されると共に、必要に応じて第2キャップ22が第1キャップ21の他端側の外周面に嵌合されて使用される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記シャント継手キャップ8を使用した上記第1の方法にあっては、バッグ1と血液循環回路6先端の圧力差によってプライミング処理する方法であり、血液ポンプ15は使用されない。そのため、血液循環回路6の抵抗によりプライミング処理が良好にできなかったり、あるいはプライミング処理時間が不均一になる等、プライミング作業の作業性が劣るという問題点があった。
【0010】
そこで、この第1の方法において、その問題点を最小限にするために、プライミング処理時の操作の一部を血液ポンプ15を使用して行うことも行われている。この方法は、図7において、血液循環回路6のa、b間に血液ポンプ15を予め接続しセットした状態で、プライミング液2を動脈側のシャント継手キャップ8内まで充填し、この回路先端をクランプする。
【0011】
その後、血液ポンプ15を使ってプライミング液2を血液循環回路6の静脈側のシャント継手キャップ13内まで充填し、この回路先端をクランプする。ところが、この方法においても、プライミング液2を血液循環回路6の動脈側の回路先端まで充填する操作や、その回路先端をクランプする等の手動操作が必要で、依然としてプライミング処理作業の作業性が劣るという問題点がある。
【0012】
また、上記第2の方法にあっては、血液ポンプ15を使ったプライミング処理が行えるものの、上記補助回路3とは別の新たな補助回路17が必要になる等、血液循環回路6に使用される補助回路数が増えて、その接続構造が複雑化し易いという問題点があった。
【0013】
すなわち、シャント継手は、それに接続されるところの患者体内へ入る針部品が医療用具の国際的規格でその雄形状が定められているので、それに合致する雌形状でなければならず、また上記とは反対に、輸液回路は針部品に直接接続される場合があるため、雄型にする必要がある。さらに、補助回路17の反対側先端には差込針18が装着されていることから、補助回路17を血液循環回路6の補液ライン用の雌型接続部品7に接続することが不可能となる。したがって、補液や血液循環後に血液循環回路6内の血液を回収する際に、血液循環回路6の雌型接続部品7に上記補助回路3を別途接続しなければならず、血液循環回路6に少なくとも2つの補助回路が必要となって、補助回路の数が増えることになる。
【0014】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、血液ポンプを使用したプライミング処理を可能としその作業性を向上させ得ると共に、補助回路の数を低減させて接続構造を簡略化し、加えて、プライミング処理時の回路先端の汚染を確実に防止し得るシャント継手キャップを提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成すべく、請求項1記載の発明は、
内部に貫通孔を有する略筒状の本体と該本体の貫通孔の一方の開口部を閉塞する蓋体を有し、血液循環回路の端部に装着されるシャント継手キャップであって、前記貫通孔の両端部をそれぞれ外側に拡がるテーパ孔として、一方のテーパ孔に血液循環回路の雄型接続部品を接続し、他方のテーパ孔に補助回路の雄型接続部品を接続し得る如く構成するとともに、前記テーパ孔内に逆止機構を設け、貫通孔の蓋体が取り付けられる一端側から他端側へ液の流れを許容し、他端側から一端側への液の流れを阻止するようにしたことを特徴とする。
【0016】
このように構成することにより、本体の貫通孔の反蓋体側の一方のテーパ孔に血液循環回路の血液引き込み側(動脈側)の雄型接続部品が接続され、貫通孔の他方のテーパ孔に補助回路の雄型接続部品が接続される。これにより、血液循環回路のプライミング処理が、血液循環回路に設けられている血液ポンプを使用して行われる。
【0017】
貫通孔の他方のテーパ孔に接続される補助回路の接続部分は、雄型接続部品で形成することができるため、この補助回路の雄型接続部品を血液循環回路の補液ライン用の雌型接続部品に接続できて、補助回路数の増加が防止される。また、本体の一方のテーパ孔側を蓋体で閉塞することにより、通常のシャント継手キャップとしても使用される。
【0018】
更に、テーパ孔内に逆止機構を設け、貫通孔の蓋体が取り付けられる一端側から他端側へ液の流れを許容し、他端側から一端側への液の流れを阻止するようにしたことにより、動脈側のシャント継手キャップから補助回路を外した際に、プライミング液の貫通孔から外部への流出が防止され、回路先端の汚染が確実に防止される。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態の一例を図面に基づいて詳細に説明する。
図1〜図5は、本発明に係わるシャント継手キャップの一実施例を示し、図1がその斜視図、図2がその断面図、図3が使用状態の一例を示す血液循環回路の系統図、図4がその接続部分の断面図、図5が他の使用状態を示す図4と同様の断面図である。なお、説明の便宜上、図7及び図8に示した従来例と同一部位には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0020】
図1及び図2において、シャント継手キャップ30(以下、単に継手キャップ30という)には、内部に軸方向の貫通孔33を有する略筒状の本体31と、この本体31の一端部31aに連結部材34で連結された蓋体32を有している。本体31は、その一端部31aの外周面に径小な蓋体嵌合部35が設けられると共に、その貫通孔33は、軸方向の両端外側に向かって所定の角度で拡がる一対のテーパ孔33a、33bで形成されている。
【0021】
蓋体32は、その中心部に本体31の一方のテーパ孔33aの開口端部に嵌合される嵌合凸部36が設けられると共に、この嵌合凸部36の外周部には本体31の一端部31aの蓋体嵌合部35に嵌合される嵌合凹部37が設けられている。また、連結部材34は、所定幅の板状で可撓性を有し、図1の矢印イの如く折り曲げ可能に形成されている。
【0022】
なお、蓋体32の反連結部材34側には、蓋体32の本体31への装着時に手で持ち装着作業を容易にするための操作部38が設けられている。また、継手キャップ30の本体31、蓋体32及び連結部材34は、シリコンゴム、ブチルゴム、ブタジエンゴム、エチレンプロピレンゴム、軟質塩化ビニル等の軟質弾性材の一体成型によって形成されている。
【0023】
次に、この継手キャップ30の使用状態の一例を図3〜図5に基づいて説明する。継手キャップ30は、図3に示すように、例えば上記血液循環回路6の動脈側の回路先端に接続されて使用される。
【0024】
この継手キャップ30を使用した血液循環回路6において、血液ポンプ15を使用してプライミング処理する場合は、先ず図4に示すように、継手キャップ30の本体31の他端部31b(図1及び図2参照)側のテーパ孔33bに、血液循環回路6のチューブ6aが装着された雄型接続部品25の嵌合部25aを嵌合させる。また、継手キャップ30の一方のテーパ孔33aには、上記補助回路3の雄型接続部品5の嵌合部5aを嵌合する。この雄型接続部品5の嵌合部5aと反対側の嵌合部5bには、上記補助回路3のチューブ3aが装着されている。
【0025】
そして、この状態において、血液ポンプ15を作動させる。血液ポンプ15が作動するとその吸引力により、バッグ1内のプライミング液2が、補助回路3の差込針4、チューブ3a及び雄型接続部品5を介して血液循環回路6内に供給されて、静脈側の回路先端まで充填される。このプライミング液2の充填後に、静脈側の回路先端をクランプ14でクランプすると共に、動脈側の回路先端をクランプ9で閉じることにより、プライミング処理作業が終了する。
【0026】
プライミング処理作業が終了すると、継手キャップ30から補助回路3を取り外し、例えば図3の二点鎖線で示すように、血液循環回路6の雌型接続部品7に接続すると共に、血液循環回路6の継手キャップ30、13に、体内循環回路の採血側接続部品及び返血側接続部品(いずれも図示せず)をそれぞれ接続して血液透析を行う。そして、血液透析が完了した後は、血液循環回路6内の血液を回収する必要があるが、この回収操作は、血液循環回路6の雌型接続部品7に接続されている上記補助回路3から生理食塩水を注入することによって行われる。
【0027】
ところで、上記血液循環回路6において、プライミング処理をしない通常の状態においては、継手キャップ30が図5に示すように接続される。すなわち、継手キャップ30の本体31の蓋体嵌合部35に蓋体32を嵌合させ、蓋体32の嵌合凸部36で貫通孔33の一方のテーパ孔33aを閉塞すると共に、本体31の他方のテーパ孔33bに、血液循環回路6のチューブ6aが装着された動脈側の雄型接続部品25の嵌合部25aを嵌合する。
【0028】
この状態において、蓋体32を本体31から取り外してテーパ孔33aに補助回路3を接続することにより、血液ポンプ15を使用した上記プライミング処理を行うことができると共に、血液循環回路6の雌型接続部品7に補助回路3を接続し、蓋体32を本体31に着脱することにより、従来の方法1と同様の方法でプライミング処理を行うこともできる。すなわち、一つの補助回路3により、血液ポンプ15を使用したプライミング処理と、血液ポンプ15を使用しないプライミング処理を選択して行うことが可能になる訳である。
【0029】
このように、上記実施例の継手キャップ30によれば、本体31の貫通孔33の両端部にテーパ孔33a、33bを設けているため、プライミング処理時に、血液引き込み側である継手キャップ30からプライミング液2を入れることができて、血液ポンプ15を使用したプライミング処理を行うことができる。
【0030】
その結果、単なる圧力差ではなく血液ポンプ15の吸引力を利用してプライミング処理を行うことができ、血液循環回路6内のプライミング処理されない部分がなくなると共に、プライミング処理時間も均一化される等、プライミング処理作業の作業性を向上させることが可能になる。特に、血液ポンプ15を使用したプライミング処理により、バッグ1内のプライミング液2を動脈側の回路先端まで充填してクランプする操作が不要となり、プライミング処理作業の作業性を一層向上させることができる。
【0031】
また、血液ポンプ15によるプライミング処理時に継手キャップ30に接続して使用した補助回路3を、補液や血液循環後の血液循環回路6内からの血液の回収操作時に、血液循環回路6の雌型接続部品7に接続して使用することができるため、一つの補助回路3で2つの操作を行うことができ、従来のように別途新たな補助回路17を必要とせず、補助回路の数が少なくなって血液循環回路6の接続構造を簡略化させることが可能になる。
【0032】
さらに、継手キャップ30が、従来の継手キャップ8の貫通孔23の一方側(テーパ孔23aが形成されていない側)にテーパ孔33bを設けることによって形成することができるため、従来の金型を大きく変更することなく容易に対応することができて、継手キャップ30のコストアップを防ぐことが可能になる。
【0033】
図6は、本発明に係わる継手キャップの他の実施例を示す断面図である。なお、上記実施例の継手キャップ30と同一部位には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。この実施例の継手キャップ30は、本体31の貫通孔33のテーパ孔33a、33bの連接部分に、逆止機構としての逆止弁40を設けた点にある。
【0034】
逆止弁40は、例えばシリコン等で形成され、貫通孔33のテーパ孔33a側からテーパ孔33b側(矢印ロ方向)へのプライミング液2の通過を可能にし、テーパ孔33b側からテーパ孔33a側(矢印ハ方向)へのプライミング液2の通過を阻止する。
【0035】
このように構成することにより、上記実施例の継手キャップ30と同様の作用効果が得られる他に、逆止弁40により、継手キャップ30から補助回路3を外した場合に、プライミング液2がテーパ孔33aから継手キャップ30外に流れ出るのが防止され、回路先端にプライミング液2が付着する等の汚染がより確実に防止されるという作用効果が得られる。
【0036】
なお、上記実施例における継手キャップの本体及びテーパ孔のテーパ角度、長さ等の形状、蓋体の形状等は一例であって、各発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることはいうまでもない。
【0037】
【発明の効果】
以上詳述したように、請求項1記載の発明によれば、シャント継手キャップの一対のテーパ孔のうちの一方に補助回路を接続し得るため、血液ポンプを使用した血液循環回路のプライミング処理を行うことができ、プライミング処理作業の作業性を向上させることができる。また、プライミング処理終了後に上記補助回路を血液循環回路の補液ラインに接続できるため、補液や血液循環回路内の血液の回収時に別の補助回路を使用する必要がなくなり、血液循環回路の接続構造の簡略化を図ることができる。
【0038】
加えて、補助回路をシャント継手キャップから取り外した際の、プライミング液の漏れがなくなり、血液循環回路の先端の汚染を確実に防止することができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるシャント継手キャップの一実施例を示す斜視図
【図2】同その断面図
【図3】同その使用状態の一例を示す血液循環回路の系統図
【図4】同その接続部分の断面図
【図5】同他の使用状態を示す断面図
【図6】本発明に係わるシャント継手キャップの他の実施例を示す断面図
【図7】従来のプライミング処理方法を示す血液循環回路の系統図
【図8】従来の他のプライミング処理方法を示す血液循環回路の系統図
【図9】従来のシャント継手キャップの断面図
【符号の説明】
1 バッグ
2 プライミング液
3 補助回路
4 差込針
5 雄型接続部品
6 血液循環回路
7 雌型接続部品
11 ダイアライザ
15 血液ポンプ
30 シャント継手キャップ
31 本体
32 蓋体
33 貫通孔
33a、33b テーパ孔
34 連結部材
35 蓋体嵌合部
36 嵌合凸部
37 嵌合凹部
40 逆止弁
Claims (1)
- 内部に貫通孔を有する略筒状の本体と該本体の貫通孔の一方の開口部を閉塞する蓋体を有し、血液循環回路の端部に装着されるシャント継手キャップであって、前記貫通孔の両端部をそれぞれ外側に拡がるテーパ孔として、一方のテーパ孔に血液循環回路の雄型接続部品を接続し、他方のテーパ孔に補助回路の雄型接続部品を接続し得る如く構成するとともに、前記テーパ孔内に逆止機構を設け、貫通孔の蓋体が取り付けられる一端側から他端側へ液の流れを許容し、他端側から一端側への液の流れを阻止するようにしたことを特徴とするシャント継手キャップ。
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