JP4223167B2 - 血液回路 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、人工透析治療等で血液を患者の体外で循環させるための血液回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般的に、人工透析治療等のように体外循環による血液浄化療法を行うための血液回路は、図7で示すように、穿刺針2と3とを結ぶチューブから成る経路Aの途中に、血液ポンプ4、ドリップチャンバー5,6、及び血液浄化器(ダイアライザ)7が配設され、T管11により枝分かれした経路Bの途中に輸液チャンバー8が配設された構成である。また、経路Bの先端は、輸液容器12に接続されており、プライミング時に経路Bを介して経路Aに生理食塩水を供給するとともに、場合によっては、血液が経路Aを循環中、輸液剤の注入又は輸血を行い得る構成とされている。
【0003】
そして、人工透析治療を行うには、穿刺針2を患者の動脈に穿刺するとともに穿刺針3を静脈に穿刺した後、血液ポンプ4を駆動することにより、血液回路で動脈から静脈に血液を循環させ、その途中に配設された血液浄化器7において血液浄化を行っている。
【0004】
人工透析後には、血液回路内に血液が残っているため、これを患者の体内に戻すための返血作業が行われる。この返血を行うには、従来、以下のような作業をおこなっていた。即ち、血液ポンプ4を停止させるとともに、輸液容器12内の生理食塩水によりT管11から穿刺針2までの残血を患者の動脈側体内に返血し、経路Bを鉗子等で挟持して流路を遮断した状態で、穿刺針2を患者の動脈側から抜去する。
【0005】
そして、血液ポンプ4を作動させ、空気をT管11まで送った後、血液ポンプ4を停止し、T管11から穿刺針2までの間を鉗子等で止めて流路を遮断した状態で、経路Bの鉗子等を外す。この状態で血液ポンプ4をゆっくりと駆動させ、経路Aにおける血液浄化器7側に生理食塩水を送る。経路A中のほとんどの血液が体内に戻され生理食塩水で置き換えられた後、血液ポンプ4の駆動を停止させ、穿刺針3を患者の静脈から抜去する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記返血作業においては、T管11から穿刺針2までの間に残った血液を患者の体内に戻す工程と、T管11から血液浄化器7側に残った血液を患者の体内に戻す工程とを分けて行う必要があり、これら2工程を経ることにより返血に長時間要するなど作業性がよくないという問題があった。
【0007】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、人工透析後、返血作業を簡潔にして作業性を向上させることができるとともに、輸液チャンバーに動脈側先端を接続し得る接続手段を設けることにより当該接続手段を複数併設することができる血液回路を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、動脈側のシャント部コネクタと静脈側のシャント部コネクタとを結んで血液を導く第1経路と、該第1経路の途中に配設され、前記第1経路内の血液を動脈側から静脈側へ流動させるための血液ポンプが当接される可撓性チューブと、前記動脈側のシャント部コネクタと可撓性チューブとの間で前記第1経路に接続された第2経路とを備えた血液回路において、前記第2経路の途中に輸液チャンバーを配設し、この輸液チャンバーに前記第1経路の動脈側先端を接続する接続手段を備え、当該接続手段は、前記動脈側のシャント部コネクタに接続された穿刺針が穿刺されることにより、前記輸液チャンバーに第1経路の動脈側先端を接続可能な被穿刺手段、又は前記動脈側のシャント部コネクタと接続可能とされキャップにより先端がキャップされたメスコネクタであるとともに、返血時、前記第1経路の動脈側先端が当該接続手段に接続され、前記第2経路から生理食塩水又はエアが導入されるものであることを特徴とする。
【0009】
かかる構成によれば、人工透析時には、血液ポンプを駆動させることにより第1経路で血液を体外循環させつつ第2経路から当該第1経路を介して輸液又は輸血を行い得る一方、人工透析が終了して血液回路中の血液を患者の体内に返血するには、第1経路の動脈側先端を、第2経路の途中に配設された輸液チャンバーが具備する接続手段に接続し、生理食塩水或いはエアを第2経路から導入する。これにより、第1経路に対し生理食塩水又はエアを通す工程が1工程となり、一括して血液回路に残った血液を患者に返血することができる。
【0014】
請求項記載の発明は、前記輸液チャンバーに前記被穿刺手段及びメスコネクタを併設したことを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら具体的に説明する。
本実施形態に係る血液回路は、人工透析治療のため、患者の血液を体外循環させ、その途中において輸液(プライミング時の生理食塩水の補給であるが、透析する患者によって輸液剤を混入したものの補給も適宜行われる。)又は輸血(透析する患者によって適宜行われる。)、血液浄化等を行わせしめるものであって、図1に示すように、第1経路Aを成すべく接続された複数のチューブa〜fと、チューブa及びfの先端に固定されたシャント部コネクタ2a及び3aと、血液ポンプ4が当接される可撓性チューブ4aと、ドリップチャンバー5,6と、第2経路Bを成すべく接続されたチューブg、hと、輸液チャンバー8とから主に構成され、その先端には穿刺針2、3が配設されるとともに、途中において血液浄化器7が配設されている。
【0016】
穿刺針2は、患者の動脈に穿刺されるものであり、使用時の状況により使い分けされるべく、チューブaの先端に固定されたシャント部コネクタ2aに着脱自在の固定部2dに固定されたもの(図5(a)参照)と、シャント部コネクタ2aにチューブiを介して着脱自在な穿刺針用コネクタ2bに固定されたもの(同図(b)参照)とが主に用いられる。即ち、人工透析時には、血液回路1を流れる血液の最上流地点に位置し、下流に位置するチューブa以降の第1経路Aに血液を導入するよう構成されている。
【0017】
チューブaの下流側先端にはT管11が接続されており、このT管11にはチューブaの他、第1経路Aのチューブbと後述する第2経路Bのチューブgとを接続している。チューブbとチューブcとの間には、可撓性チューブ4aが介在して接続されており、この可撓性チューブ4aを血液ポンプ4がしごきつつ回転することにより、血液回路1内に導入された血液を穿刺針2側から穿刺針3側に循環させている。
【0018】
チューブcとチューブdとの間及びチューブeとチューブfとの間には、それぞれドリップチャンバー5、6が配設されており、これらドリップチャンバー5、6で第1経路Aを流れる血液の気泡を除去している。ドリップチャンバー5の上面部には、穿刺針2又は3を穿刺可能なゴムボタン5a(後述するゴムボタン9と同様のもの)が形成されている。
【0019】
また、チューブdとチューブeとの間には血液浄化器7が配設されており、血液回路1を流れる血液を浄化している。尚、本実施形態に適用される血液浄化器7として、例えば中空糸型血液浄化器が挙げられる。この中空糸型血液浄化器は、内在する中空糸膜の中に血液を通過させるとともに、透析液導入口7aから導入された透析液を中空糸膜の外と浄化器本体(筐体)との間で通過させ、透析液導出口7bから導出させるものであり、体内過剰水分の除去、電解質の是正、尿毒症物質の除去等を行うものである。
【0020】
穿刺針3は、患者の静脈に穿刺されるものであり、穿刺針2と同様、シャント部コネクタ3aに着脱自在な固定部3dに固定されたものと、シャント部コネクタ3aにチューブiを介して着脱自在な穿刺針用コネクタ3bに固定されたものとが主に用いられる(図5参照)。以上の構成要素を有する第1経路Aにより、穿刺針2から導入された患者の血液を穿刺針3で患者の体内に戻すことができ、人工透析治療における体外循環が行われる。
【0021】
一方、T管11に接続されたチューブgの他端には輸液チャンバー8が配設されており、チューブh及び接続部12aを介して接続される輸液容器12中の輸液又は輸血を第1経路Aに導入する前に、制泡するよう構成されている。そして、これらチューブg、チューブh、及び輸液チャンバー8により第2経路Bが構成されている。
【0022】
輸液チャンバー8は、図2で示すように、その下面に接続されたチューブgと並列したメスコネクタ用チューブ10aと被穿刺手段としてのゴムボタン9とを併設しており、メスコネクタ用チューブ10aの先端にはメスコネクタ10が形成されている。尚、これらゴムボタン9及びメスコネクタ10は、接続手段を成すものであるが、これらに代えて他の公知の接続手段としてもよい。
【0023】
ゴムボタン9は、天然ゴム又は合成ゴム等から成り、穿刺針2を穿刺して輸液チャンバー8中の液体(後に説明する生理食塩水等)を穿刺針2の先端孔から導出することを可能にするものである。即ち、人工透析終了後に患者から抜去した穿刺針2をゴムボタン9に穿刺すると共に、チューブgを鉗子等すれば、穿刺針2を介してチューブa側に輸液チャンバー8内の液体が流れるよう構成されている。
【0024】
メスコネクタ10は、図3(a)で示すように、その外面上にシャント部コネクタ2aと接続するための雄ねじ部10cが形成されたものであり、キャップ10bにより先端がキャップされて(図1及び図2参照)、人工透析時には輸液チャンバー8内の輸液剤がメスコネクタ用チューブ10aを介して吐出しないよう構成されている。
【0025】
また、シャント部コネクタ2aは、図3(b)で示すように、先端部2abとロック部2aaとから構成され、ロック部2aaの内周に形成された雌ねじ部2cにメスコネクタ10の雄ねじ部10cが螺合される。このような構成により、メスコネクタ10にシャント部コネクタ2aを確実に接続することができる。
【0026】
上記構成により、患者の動脈及び静脈に穿刺針2,3をそれぞれ穿刺した後、第2経路Bから第1経路Aに輸液剤又は輸血を供給しつつ第1経路Aにて血液浄化等の人工透析を行うことができる。次に、人工透析が終了して、血液回路1の第1経路Aに残留した血液を患者の体内に返血する作業について説明する。
【0027】
血液ポンプ4の駆動を停止させて人工透析が終了した後、チューブaを鉗子で挟持して血液の流路を遮断する。その後、穿刺針2を患者の動脈から抜去し、その穿刺針2をシャント部コネクタ2aとの接続を維持したまま輸液チャンバー8のゴムボタン9に穿刺する(図4(a)参照)。尚、人工透析時に輸液容器12から第1経路Aに生理食塩水以外のもの(例えば輸血等)を供給していた場合、当該輸液容器12に代えて、生理食塩水を収容した輸液容器を取り付けることが必要である。
【0028】
チューブaの鉗子を取り外すと共にチューブgを鉗子で挟持して、この部分の流路を遮断した後、血液ポンプ4をゆっくりと駆動させると、チューブhを介して輸液チャンバー8に滴下した生理食塩水は、穿刺針2、チューブa、T管11へと導かれる。このように、生理食塩水が穿刺針2等を通過することにより、これらの中に残留した血液を下流側へ押し流すこととなる。
【0029】
そして、T管11に達した生理食塩水は、血液ポンプ4の駆動力により、チューブbより下流の各構成要素を通過することにより、これら構成要素内の血液を穿刺針3から患者の体内に戻すことができる。第1経路A内の残留血液が全て生理食塩水に置き換わった時点で血液ポンプ4の駆動を停止させ、チューブfを鉗子で挟持した後、穿刺針3を静脈から抜去する。
【0030】
最後に、静脈から抜去した穿刺針3をドリップチャンバー5に形成されたゴムボタン5aに穿刺して返血作業を終了する。尚、穿刺針3をシャント部コネクタ3aから取り外して、このシャント部コネクタ3aを輸液チャンバー8のメスコネクタ10に取り付けて返血作業を終了するようにしてもよい。
【0031】
上記のように、返血作業を終了した状態では、穿刺針2及び3を輸液チャンバー8のゴムボタン9又はドリップチャンバー5のゴムボタン5aに穿刺し、或いは穿刺針3をシャント部コネクタ3aから取り外しているので、終了作業中の作業者に誤まって針が刺さる等の誤針がなく、安全に血液回路1を廃棄処分することができる。
【0032】
尚、穿刺針2をシャント部コネクタ2aから取り外し、このシャント部コネクタ2aをメスコネクタ10に取り付けるようにしてもよく(図4(b)参照)、この場合、静脈側の穿刺針3を輸液チャンバー8のゴムボタン9に穿刺するようにしても廃棄処分における安全性を確保することができる。また、患者の静脈から抜去した穿刺針3をシャント部コネクタ3aから取り外し、このシャント部コネクタ3aにキャップするようにしても同様である。
【0033】
更に、上記作業中における鉗子でのチューブ挟持作業を簡素化するため、チューブa、チューブg、及びチューブfにクランプ手段を設け、簡易操作(ワンタッチ)にて流路の遮断を行うよう構成してもよい。
【0034】
上記実施形態によれば、従来のように返血作業を複数回に分けて行う必要がなく、作業性を向上することができる。また、返血時にシャント部コネクタ2aをメスコネクタ10に取り付けるように構成されているので、シャント部コネクタ2aに付着した血液が、作業者及び周囲に飛散等するのを防止できる。
【0035】
更に、輸液チャンバー8にゴムボタン9とメスコネクタ10とを併設したため、使用状況により動脈側の穿刺針2又はシャント部コネクタ2aのいずれを接続するかの選択が可能となり、使い勝手が向上する。
【0036】
次に、本発明に係る他の実施形態について説明する。尚、上記実施形態と同一の構成要素については同一の符号を付してある。
本実施形態に係る血液回路は、シングルニードル方式、即ち穿刺針を動脈と静脈のそれぞれに穿刺針を穿刺することによる患者の負担を軽減すべく、予め動脈と静脈とを短絡する手術を施した後、この短絡部に1本の穿刺針を穿刺して動脈からの採血及び静脈への返血を行わせしめる方法に適用されるものである。
【0037】
かかる血液回路(以下、シングルニードル式血液回路という。)は、図6(a)に示すように、1本の穿刺針14を先端に有するY管カテーテル13の動脈側端部13aと静脈側端部13bとにそれぞれ接続され、シングルニードル装置(図示せず)によるチューブa又はチューブbのクランプ及びアンクランプ動作により、患者の動脈から採取した血液を体外にて循環させるものである。
【0038】
このような血液回路による透析が終了した後、血液回路中に残留した血液を患者の体内に返血するには、まず、動脈側端部13aを鉗子等で止めて流路を遮断し、動脈側のシャント部コネクタ2aをY管カテーテル13の動脈側端部13aから取り外してメスコネクタ10に取り付ける(同図(b)参照)。
【0039】
その後、ポンプ4を駆動させて、接続部12aの先端に取り付けられた輸液容器(図示せず)から輸液チャンバー8に滴下した生理食塩水をチューブgを介して第1経路Aに導入するとともに、メスコネクタ用チューブ10aを介してチューブaに生理食塩水を導入し、残血を押し流す。こうして、血液回路中の残血がY管カテーテル13及び穿刺針14から患者の体内に返血され、全て生理食塩水に置き換わった時点で返血作業を終了する。
【0040】
本実施形態によれば、チューブaを含む血液回路全体における残血を一工程にて患者の体内に返血することができ、シングルニードル方式に適用された血液回路おいても、返血作業における作業効率を向上することができる。
【0041】
以上本実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば接続手段としてのメスコネクタ10を輸液チャンバー8の下面から突出形成し、メスコネクタ用チューブ10aを省略したものとしてもよいし、輸液チャンバー8の少なくとも下面をゴム弾性体から成るものとして穿刺針2を穿刺可能としてもよい。
【0042】
更に、ゴムボタン9の代わりに、穿刺針2を穿刺し得る他の部材(例えば、薄肉の樹脂等)としてもよい。また、ドリップチャンバー5を省略して、ドリップチャンバー6のみを有する血液回路としてもよく、ヘパリンライン等他の経路と接続されるものとしてもよい。
【0043】
尚、本実施形態においては、生理食塩水を血液回路内で通過させることにより返血作業しているが、接続部12aに加圧手段を接続し、血液回路内にエア圧をかけて返血するものとしてもよい。この場合においても、返血のための工程は、上記実施形態と同様となり、返血作業の作業性を向上することができる。
【0044】
【発明の効果】
本発明によれば、人工透析後、返血作業を簡潔にして作業性を向上させることができる。特に、第2経路の途中に輸液チャンバーを配設し、この輸液チャンバーに第1経路の動脈側先端を第2経路に接続する接続手段を備えたので、例えばT管で第1経路の動脈側先端を第2経路に接続するもの等に比べた場合、接続手段を複数併設することができ、使い勝手を向上し得るという優位な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る血液回路を示す全体模式図
【図2】本発明に係る血液回路における輸液チャンバーの正面図
【図3】(a)本発明に係るメスコネクタを示す側面図、(b)本発明に係るメスコネクタにシャント部コネクタを螺合した状態を示す断面図
【図4】(a)本発明に係る血液回路における穿刺針を接続手段としてのゴムボタンに穿刺した場合を示す模式図、(b)本発明に係る血液回路における穿刺針を取り外したシャント部コネクタを、接続手段としてのメスコネクタ10に接続した場合を示す模式図
【図5】(a)本発明に係る血液回路における穿刺針であって、シャント部コネクタに着脱自在な固定部に固定されたものを示す模式図、(b)本発明に係る血液回路における穿刺針であって、シャント部コネクタに着脱自在な穿刺針用コネクタに固定されたものを示す模式図
【図6】(a)本発明に係る他の実施形態における血液回路を示す一部模式図、(b)(a)における動脈側シャント部コネクタをメスコネクタに接続した状態を示す一部模式図
【図7】従来の血液回路を示す模式図
【符号の説明】
1…血液回路
2、3…穿刺針
2a…動脈側のシャント部コネクタ
3a…静脈側のシャント部コネクタ
2aa…ロック部
2ab…先端部
2b、3b…穿刺針用コネクタ
2c…雌ねじ部
2d、3d…固定部
4…血液ポンプ
4a…可撓性チューブ
5、6…ドリップチャンバー
7…血液浄化器
8…輸液チャンバー
9、5a…ゴムボタン(接続手段)
10…メスコネクタ(接続手段)
10a…メスコネクタ用チューブ
10b…キャップ
10c…雄ねじ部
11…T管
12…輸液容器
12a…接続部
13…Y管カテーテル
13a…動脈側端部
13b…静脈側端部
14…穿刺針
a〜i…チューブ

Claims (2)

  1. 動脈側のシャント部コネクタと静脈側のシャント部コネクタとを結んで血液を導く第1経路と、
    該第1経路の途中に配設され、前記第1経路内の血液を動脈側から静脈側へ流動させるための血液ポンプが当接される可撓性チューブと、
    前記動脈側のシャント部コネクタと可撓性チューブとの間で前記第1経路に接続された第2経路と、
    を備えた血液回路において、
    前記第2経路の途中に輸液チャンバーを配設し、この輸液チャンバーに前記第1経路の動脈側先端を接続する接続手段を備え、当該接続手段は、前記動脈側のシャント部コネクタに接続された穿刺針が穿刺されることにより、前記輸液チャンバーに第1経路の動脈側先端を接続可能な被穿刺手段、又は前記動脈側のシャント部コネクタと接続可能とされキャップにより先端がキャップされたメスコネクタであるとともに、返血時、前記第1経路の動脈側先端が当該接続手段に接続され、前記第2経路から生理食塩水又はエアが導入されるものであることを特徴とする血液回路。
  2. 前記輸液チャンバーに前記被穿刺手段及びメスコネクタを併設したことを特徴とする請求項記載の血液回路。
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