JP3608957B2 - 体外循環回路用接続部材 - Google Patents

体外循環回路用接続部材 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、血液透析、血漿交換等の体液体外循環の治療中に、火災、地震等の緊急時並びに危機のトラブル、患者個々の事情が生じ余儀なく治療を一時中断する場合に、患者との離脱と再装着を可能とし、及び移動中の体外循環回路の保持を可能とした体外循環回路用接続部材を提供するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
本願出願人は実公平6−28125号に離脱式体外循環回路を提案した。
この離脱式体外循環回路はあらかじめ動脈側回路と静脈側回路の途中にそれぞれオス部材とメス部材よりなるコネクターを配置しているので、緊急のトラブルが発生せずに体外循環を一時的に中断しなくても良い場合は、全く使用する機会がないので無駄な付属品であり、体外循環回路自体の製造コストを高くする要因にもなっていた。さらに離脱時のヘパリンロック及びシャントの内部に起こる血栓を除去するためのフラッシングができなかった。そこで本発明者らは以上の課題を解決するために鋭意検討を重ねた結果次の発明に到達した。
【0003】
【課題を解決するための手段】
[1]本発明は、一端に第一のコネクタを接続し、他端に第二のコネクタを接続した動脈側回路用接続部材2と、
一端に第一のコネクタを接続し、他端に第二のコネクタを接続した静脈側回路用接続部材3と、
一端に第一のコネクタを接続し、他端に第二のコネクタを接続した患者側接続部材4とからなり、
前記動脈側回路用接続部材2の第一のコネクタと静脈側回路用接続部材3の第一のコネクタにそれぞれ蓋付の筒状のキャップを装着し、
前記動脈側回路用接続部材2の第二のコネクタと前記患者側接続部材4の第一のコネクタを接続し、
前記静脈側回路用接続部材3の第二のコネクタと前記患者側接続部材4の第二のコネクタを接続し、
患者側接続部材4の途中にヘパリンロック部材を装着した体外循環回路用接続部材1を提供する。
[2]本発明は、一端に第一のコネクタを接続し、他端に第二のコネクタを接続した体外循環回路側接続部材5を固定部材を介して患者側接続部材4に固定した[1]に記載の体外循環回路用接続部材1を提供する。
[3]本発明は、蓋付の筒状のキャップは、筒の一端を動脈側回路用接続部材2または静脈側回路用接続部材3の第一のコネクタからとりはずし、筒の他端から蓋をとりはずした時に、筒の両端が開口して、筒の両端に動脈側血液回路22のコネクタと静脈側血液回路23のコネクタの両方が接続可能である[1]に記載の体外循環回路用接続部材1を提供する。
[4]本発明は、動脈側回路用接続部材2の第一のコネクタは動脈側シャント20のコネクタに接続でき、
動脈側回路用接続部材2の第二のコネクタは患者側接続部材4の第一のコネクタ及び動脈側血液回路22のコネクタに接続でき、
静脈側回路用接続部材3の第一のコネクタは動脈側シャント21のコネクタに接続でき、
静脈側回路用接続部材3の第二のコネクタは患者側接続部材4の第二のコネクタ及び静脈側血液回路23のコネクタに接続でき、
前記各コネクタの接続形態が、一方がオスで他方がメスの接続である[1]に記載の体外循環回路用接続部材1を提供する。
[5]本発明は、体外循環回路側接続部材5の第一のコネクタは動脈側血液回路22のオスコネクタ14に接続でき、
体外循環回路側接続部材5の第二のコネクタは静脈側血液回路23のオスコネクタ16に接続でき、
前記各コネクタの接続形態が一方がオスで他方がメスの接続である[2]に記載の体外循環回路用接続部材1を提供する。
[6]本発明は、筒の一端が動脈側血液回路22のオスコネクタ14に接続でき、
筒の他端が静脈側血液回路23のオスコネクタ16に接続でき、
前記筒とコネクタの接続形態が、一方がオスで他方がメスの接続である[3]に記載の体外循環回路用接続部材1を提供する。
[7]本発明は、一端にオスコネクタ6を接続し、他端にメスコネクタ7を接続した動脈側回路用接続部材2と、
一端にオスコネクタ8を接続し、他端にメスコネクタ9を接続した静脈側回路用接続部材3と、
両端にオスコネクタ10、12を接続した患者側接続部材4とからなり、
前記動脈側回路用接続部材2のオスコネクタ6と静脈側回路用接続部材3のオスコネクタ8にそれぞれ蓋付のキャップを装着し、
動脈側回路用接続部材2のメスコネクタ7と患者側接続部材4のオスコネクタ10を接続し、
静脈側回路用接続部材3のメスコネクタ9と患者側接続部材4のオスコネクタ12を接続し、
患者側接続部材4の途中にヘパリンロック部材を装着した体外循環回路用接続部材1を提供する。
[8]本発明は、一端にオスコネクタ6を接続し、他端にメスコネクタ7を接続した動脈側回路用接続部材2と、
一端にオスコネクタ8を接続し、他端にメスコネクタ9を接続した静脈側回路用接続部材3と、
両端にオスコネクタ10、12を接続した患者側接続部材4と、
両端にメスコネクタ11、13を接続した体外循環回路側接続部材5とからなり、
体外循環回路側接続部材5と患者側接続部材4を固定部材40を介して固定し、
患者側接続部材4の途中にヘパリンロック部材を装着した体外循環回路用接続部材1を提供する。
[9]本発明は、動脈側回路用接続部材2及び静脈側回路用接続部材3の途中にストッパー24、25を配置した、[1]ないし[8]に記載の体外循環回路用接続部材1を提供する。
[10]本発明は、ヘパリンロック部材が分岐管または三方活栓にヘパリン注入ライン18を介してコネクタ19を装着するかまたは分岐管もしくは三方活栓に直接コネクタもしくはヘパリン注入口を装着することにより構成されている[1]ないし[9]に記載の体外循環回路用接続部材1を提供する。
【0004】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の体外循環回路用接続部材1の一例を示す概略図である。
体外循環回路用接続部材1は一端にオスコネクタ6を接続し、他端にメスコネクタ7を接続した動脈側回路用接続部材2と、
一端にオスコネクタ8を接続し、他端にメスコネクタ9を接続した静脈側回路用接続部材3と、
両端にオスコネクタ10、12を接続し途中にヘパリンロック部材を装着したた患者側接続部材4とから構成される。
ヘパリンロック部材は分岐管または三方活栓にヘパリン注入ライン18を介してコネクタ19を装着することにより構成される。さらに詳述すれば図2に示すように患者側接続部材4の途中に分岐管38を設け分岐管38にヘパリン注入ライン18の端部を接続するようにしても良いし、また図3に示すように三方活栓39を設け三方活栓39にヘパリン注入ライン18の端部を接続するようにしても良い。ヘパリン注入ライン18の他方の端部に装着されるコネクタ19は好ましくは図1から図3のようにメスコネクタが好ましいがオスコネクタでも良い。
またヘパリンロック部材は前記ヘパリン注入ライン18を省略して分岐管38または三方活栓39に直接コネクタ19またはヘパリン注入口を装着しても良い。また分岐管38は図2ではT字管を使用しているがY字管も使用することができる。
さらに必要により体外循環回路用接続部材1は両端にメスコネクタ11、13を接続した体外循環回路側接続部材5を備える。
また前記動脈側回路用接続部材2、静脈側回路用接続部材3の途中には液体流路を遮断するストッパー24、25が配置される。
【0005】
動脈側回路用接続部材2のオスコネクタ6は動脈側シャント20のメスコネクタ15と接続され、メスコネクタ7は患者側接続部材4のオスコネクタ10と接続される。
静脈側回路用接続部材3のオスコネクタ8は静脈側シャント21のメスコネクタ17と接続され、メスコネクタ9は患者側接続部材4のオスコネクタ12と接続される。
体外循環回路側接続部材5のメスコネクタ11は動脈側血液回路22のオスコネクタ14と接続され、メスコネクタ13は静脈側血液回路23のオスコネクタ16と接続される。また後述するようにオスコネクタ14、16はキャップ30またはキャップ31と接続することもできる。
【0006】
図4は体外循環回路用接続部材2と静脈側回路用接続部材3と患者側接続部材4を接続したところの体外循環回路用接続部材1の概略図である。オスコネクタ6、8に蓋付の筒状のキャップ30、31を装着して、体外循環回路用接続部材1は動脈側回路用接続部材2と静脈側回路用接続部材3と患者側接続部材4でループ状の閉回路を構成した状態で滅菌して、商品として出荷される。
さらにメスコネクタ11、13にキャップ32、33を装着した体外循環回路側接続部材5を、患者側接続部材4にテープ等の固定部材40で固定して、体外循環回路用接続部材2と静脈側回路用接続部材3と患者側接続部材4とセットにして、滅菌して商品として出荷することができる。
前記キャップ30(31)は筒の一端をオスコネクタ6(8)から取りはずし、さらに筒の他端から蓋をはずすと、筒の両端が閉口してメスコネクタの役割を果たすように形成され、後述するように筒の両端にオスコネクタを接続できるようになっている。
【0007】
通常、動脈側シャント20、静脈側シャント21のコネクタはメスコネクタが使用されるので動脈側回路用接続部材2、静脈側回路用接続部材3の動脈側シャント20、静脈側シャント21に接続する側の端部にはオスコネクタが装着される。また通常、動脈側血液回路22、静脈側血液回路23のコネクタはオスコネクタが使用されるので動脈側回路用接続部材2、静脈側回路用接続部材3の動脈側血液回路22、静脈側血液回路23に接続する側の端部にはメスコネクタが装着される。このため患者側接続部材4の両端部にはオスコネクタが装着される。
【0008】
また体外循環回路側接続部材5の両端部にはメスコネクタが装着される。
なお、離脱する時は動脈側血液回路22、静脈側血液回路23内の血液を循環させたほうが良いので(血液を静置しておくと血液凝固の原因となる)、体外循環回路側接続部材5のメスコネクタ11、13または前記キャップ30(オスコネクタ6から外して蓋を開けると両端がメスコネクタの役割を果す。両端の内面にオスコネクタ14、16が圧入できる)を動脈側血液回路22、静脈側血液回路23のオスコネクタ14、16に装着して密封し、血液が同じ場所に滞留しないように動脈側血液回路22、静脈側血液回路23、体外循環側接続部材5またはキャップ30内を循環させておく。
また、動脈側回路用接続部材2、静脈側回路用接続部材3のオスコネクタ6、8には付属品としてキャップ30、31が装着されているので、離脱する時にオスコネクタ14、16を密封する時はキャップを30、31を使用することができる。
【0009】
また動脈側回路用接続部材2、静脈側回路用接続部材3の途中に配置されるストッパー24、25は動脈側回路用接続部材2、静脈側回路用接続部材3、患者側接続部材4を結合した体外循環回路用接続部材1内に動脈側シャント20から血液を導入し静脈側シャント21内へ戻す操作を行う時、またはヘパリンロック、フラッシング、再び体外循環を再開する時に液体(血液)流路を遮断したり流通させたりする役割を果す。緊急時避難する場合鉗子を使用していないので重くなく、患者側の体外循環回路用接続部材1の保持が容易にできる。
またストッパー24、25は動脈側回路用接続部材2、静脈側回路用接続部材3の途中を自由に移動できるように装着できる形状、構造のものが最も好ましい。
【0010】
また動脈側回路用接続部材2と静脈側回路用接続部材3の端部に装着されるコネクタ6、8は先細りテーパー状のオスコネクタであれば後述する図10から図12の操作が行いやすい。動脈側血液回路22、静脈側血液回路23の切断口の内面に圧入して接続しやすくなるためである。
【0011】
前記オスコネクタとメスコネクタの配置と組み合わせは一例であり、自由に置換して配置することができる。例えば図1のオスコネクタ6、8、10、12、14、16とメスコネクタ7、9、11、13、15、17をそれぞれ表1のように置換して配置することができる。
【0012】
【表1】
Figure 0003608957
【0013】
表1の実施例2の各コネクタの組み合わせでは動脈側回路用接続部材2と静脈側回路用接続部材3のコネクタが全てオスコネクタとなり、患者側接続部材4と体外循環回路側接続部材5のコネクタが全てメスコネクタとなる。また実施例3の各コネクタの組み合わせでは動脈側回路用接続部材2と静脈側回路用接続部材3のコネクタが全てメスコネクタとなり、患者側接続部材4と体外循環回路側接続部材5のコネクタが全てオスコネクタとなるので、各部品の識別が容易で操作しやすい。
【0014】
次に本発明の体外循環回路用接続部材1の使用方法の一例について説明する。
(1)トイレ等のための通常の離脱と、再び体外循環を再開する場合
最初に図4に示すように動脈側回路用接続部材2のメスコネクタ7と患者側接続部材4のオスコネクタ10を接続し、さらに患者側接続部材4のオスコネクタ12と静脈側回路用接続部材3のメスコネクタ9を接続して動脈側回路用接続部材2と患者側接続部材4と静脈側回路用接続部材3を接続した体外循環回路用接続部材1を準備する。
次に図5から図6に示すように動脈側シャント20のメスコネクタ15と動脈側血液回路22のオスコネクタ14をはずし図7から図8に示すように動脈側シャント20のメスコネクタ15に動脈側回路用接続部材2のオスコネクタ6を接続する。患者の血液を動脈側回路用接続部材2から患者側接続部材4を経て静脈側回路用接続部材3のオスコネクタ8まで満たす。
図5から図6のように静脈側シャント21のメスコネクタ17と静脈側血液回路23のオスコネクタ16をはずし、図8から図9に示すようにメスコネクタ17に静脈側回路用接続部材3のオスコネクタ8を接続し、血流圧により血液を循環させる。
ヘパリンロックは図9のように動脈側シャント20、動脈側回路用接続部材2、患者側接続部材4、静脈側回路用接続部材3、静脈側シャント21を接続して次のように行うことができる。
(a)図2の患者側接続部材4を使用する場合
ストッパー24で動脈側回路用接続部材2の流路を遮断しコネクタ19にヘパリンを充填したシリンジの先端に装着されたオスコネクタ(図示せず、コネクタ19がオスコネクタの場合はメスコネクタ)を接続し、ヘパリンをヘパリン注入ライン18、患者側接続部材4、静脈側回路用接続部材3を経て静脈側シャント21へ注入する。
次にストッパー25で静脈側回路用接続部材3の流路を遮断し動脈側回路用接続部材2の流路を開放してからヘパリンをヘパリン注入ライン18、患者側接続部材4、動脈側回路用接続部材2を経て動脈側シャント20へ注入する。
(b)図3の患者側接続部材4を使用する場合
前記と同様にコネクタ19にヘパリンを充填したシリンジの先端に装着されたオスコネクタ(図示せず)を接続し、三方活栓39で患者側接続部材4と動脈側回路用接続部材2の流路を遮断しヘパリンをヘパリン注入ライン18、患者側接続部材4、静脈側回路用接続部材3を経て静脈側シャント21へ注入する。
次に三方活栓39で患者側接続部材4と静脈側回路用接続部材3の流路を遮断し患者側接続部材4と動脈側回路用接続部材2の流路を開放し、ヘパリンをヘパリン注入ライン18、患者側接続部材4、動脈側回路用接続部材2を経て動脈側シャント20へ注入する。
なお前記(a)と(b)のヘパリンロックは先にヘパリンを静脈側シャント21、動脈側シャント20の順に注入する操作例について説明したが、ヘパリンを動脈側シャント20、静脈側シャント21の順に注入することもできることは自明である。
なおヘパリンロックは患者側接続部材4にヘパリンロック部材を設けない場合は動脈側回路用接続部材2と静脈側回路用接続部材3から患者側接続部材4をはずしてメスコネクタ7とメスコネクタ9にそれぞれシリンジを接続し、二本のシリンジを用いてヘパリンロックを行わなければならないのに対して、患者側接続部材4の途中にヘパリンロック部材を設けることにより動脈側シャント20、動脈側回路用接続部材2、患者側接続部材4、静脈側回路用接続部材3、静脈側シャント21をそれぞれ接続したまま患者側接続部材4のヘパリンロック部材に一本のシリンジを接続するのみで容易に行うことができるのでさらに操作性が向上する。
また(b)のように三方活栓39を使用した場合は動脈側回路用接続部材2と静脈側回路用接続部材3にストッパー24、25を装着しなくても良いので部品点数を簡略化することができる。
動脈側血液回路22のオスコネクタ14と静脈側血液回路23のオスコネクタ16は、図1のように体外循環回路側接続部材5のメスコネクタ11、13と接続するかまたはキャップ30の両端にオスコネクタ14、16を接続して循環させる。
【0015】
再び体外循環を再開する場合は、離脱後の体外循環回路用接続部材1の動脈側回路用接続部材2のメスコネクタ7と患者側接続部材4のオスコネクタ10をはずし、動脈側回路用接続部材2のメスコネクタ7と体外循環回路側接続部材5のメスコネクタ11またはキャップ30をはずした動脈側血液回路22のオスコネクタ14とを接続する。そして体外循環回路用接続部材1の静脈側回路用接続部材3のメスコネクタ9と患者側接続部材4のオスコネクタ12をはずし、静脈側回路用接続部材3のメスコネクタ9と体外循環回路側接続部材5のメスコネクタ13またはキャップ30をはずした静脈側血液回路23のオスコネクタ16と接続し容易に再び体外循環をはじめることができる。
【0016】
(2)地震等の緊急時の離脱を行う場合
(1)と同様に動脈側回路用接続部材2と患者側接続部材4と静脈側回路用接続部材3を接続した体外循環回路用接続部材1を準備する。
図10のように動脈側血液回路22、静脈側血液回路23の途中のそれぞれ各二箇所を鉗子26、26、27、27等のストッパーで止めて血液流路を遮断する。
止めた中間点を図11のようにはさみ等で切断する。図12から図14のように動脈側血液回路22の切断口28に動脈側回路用接続部材2のオスコネクタ6を接続し、オスコネクタ8まで血液を満たす。
図14のようにオスコネクタ8を静脈側血液回路23の切断口29に接続する。患者は体外循環回路用接続部材1と共に避難する。
【0017】
【発明の作用効果】
▲1▼体外循環回路の途中離脱が必要な時のみ通常の血液回路のコネクタと患者側のシャントコネクタ(IVカテーテル)の間に装着して使用することができる。
▲2▼緊急時またはそれ以外のトイレ等の離脱の時にも接続が容易である。
▲3▼通常使用されている体外循環回路と比べて、再装着の手技が容易である。
▲4▼離脱時のヘパリンロック、フラッシングも容易に行うことができる。
▲5▼ヘパリンロックは動脈側シャント20、動脈側回路用接続部材2、患者側接続部材4、静脈側回路用接続部材3、静脈側シャント21をそれぞれ接続したまま患者側接続部材4のヘパリンロック部材に一本のシリンジを接続するのみで容易に行うことができるのでさらに操作性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の体外循環回路用接続部材1の一例を示す概略図
【図2】図1のヘパリンロック部材の実施例を示す概略図
【図3】図1のヘパリンロック部材の実施例を示す概略図
【図4】本発明の体外循環回路用接続部材1の使用方法の一例を示す概略図
【図5】本発明の体外循環回路用接続部材1の使用方法の一例を示す概略図
【図6】本発明の体外循環回路用接続部材1の使用方法の一例を示す概略図
【図7】本発明の体外循環回路用接続部材1の使用方法の一例を示す概略図
【図8】本発明の体外循環回路用接続部材1の使用方法の一例を示す概略図
【図9】本発明の体外循環回路用接続部材1の使用方法の一例を示す概略図
【図10】本発明の体外循環回路用接続部材1の使用方法の一例を示す概略図
【図11】本発明の体外循環回路用接続部材1の使用方法の一例を示す概略図
【図12】本発明の体外循環回路用接続部材1の使用方法の一例を示す概略図
【図13】本発明の体外循環回路用接続部材1の使用方法の一例を示す概略図
【図14】本発明の体外循環回路用接続部材1の使用方法の一例を示す概略図
【符号の説明】
1 体外循環回路用接続部材
2 動脈側回路用接続部材
3 静脈側回路用接続部材
4 患者側接続部材
5 体外循環回路側接続部材
6、8、10、12、14、16 オスコネクタ
7、9、11、13、15、17 メスコネクタ
18 ヘパリン注入ライン
19 コネクタ(メスコネクタ)
20 動脈側シャント
21 静脈側シャント
22 動脈側血液回路
23 静脈側血液回路
24、25 ストッパー
26、27 鉗子
28、29 切断口
30、31 蓋付の筒状のキャップ
32、33 キャップ
38 分岐管
39 三方活栓
40 固定部材

Claims (10)

  1. 一端に第一のコネクタを接続し、他端に第二のコネクタを接続した動脈側回路用接続部材2と、
    一端に第一のコネクタを接続し、他端に第二のコネクタを接続した静脈側回路用接続部材3と、
    一端に第一のコネクタを接続し、他端に第二のコネクタを接続した患者側接続部材4とからなり、
    前記動脈側回路用接続部材2の第一のコネクタと静脈側回路用接続部材3の第一のコネクタにそれぞれ蓋付の筒状のキャップを装着し、
    前記動脈側回路用接続部材2の第二のコネクタと前記患者側接続部材4の第一のコネクタを接続し、
    前記静脈側回路用接続部材3の第二のコネクタと前記患者側接続部材4の第二のコネクタを接続し、
    患者側接続部材4の途中にヘパリンロック部材を装着した、ことを特徴とする体外循環回路用接続部材1。
  2. 一端に第一のコネクタを接続し、他端に第二のコネクタを接続した体外循環回路側接続部材5を固定部材を介して患者側接続部材4に固定したことを特徴とする請求項1に記載の体外循環回路用接続部材1。
  3. 蓋付の筒状のキャップは、筒の一端を動脈側回路用接続部材2または静脈側回路用接続部材3の第一のコネクタからとりはずし、筒の他端から蓋をとりはずした時に、筒の両端が開口して、筒の両端に動脈側血液回路22のコネクタと静脈側血液回路23のコネクタの両方が接続可能であることを特徴とする請求項1に記載の体外循環回路用接続部材1。
  4. 動脈側回路用接続部材2の第一のコネクタは動脈側シャント20のコネクタに接続でき、
    動脈側回路用接続部材2の第二のコネクタは患者側接続部材4の第一のコネクタ及び動脈側血液回路22のコネクタに接続でき、
    静脈側回路用接続部材3の第一のコネクタは動脈側シャント21のコネクタに接続でき、
    静脈側回路用接続部材3の第二のコネクタは患者側接続部材4の第二のコネクタ及び静脈側血液回路23のコネクタに接続でき、
    前記各コネクタの接続形態が、一方がオスで他方がメスの接続であることを特徴とする請求項1に記載の体外循環回路用接続部材1。
  5. 体外循環回路側接続部材5の第一のコネクタは動脈側血液回路22のオスコネクタ14に接続でき、
    体外循環回路側接続部材5の第二のコネクタは静脈側血液回路23のオスコネクタ16に接続でき、
    前記各コネクタの接続形態が一方がオスで他方がメスの接続であることを特徴とする請求項2に記載の体外循環回路用接続部材1。
  6. 筒の一端が動脈側血液回路22のオスコネクタ14に接続でき、
    筒の他端が静脈側血液回路23のオスコネクタ16に接続でき、
    前記筒とコネクタの接続形態が、一方がオスで他方がメスの接続であることを特徴とする請求項3に記載の体外循環回路用接続部材1。
  7. 一端にオスコネクタ6を接続し、他端にメスコネクタ7を接続した動脈側回路用接続部材2と、
    一端にオスコネクタ8を接続し、他端にメスコネクタ9を接続した静脈側回路用接続部材3と、
    両端にオスコネクタ10、12を接続した患者側接続部材4とからなり、
    前記動脈側回路用接続部材2のオスコネクタ6と静脈側回路用接続部材3のオスコネクタ8にそれぞれ蓋付のキャップを装着し、
    動脈側回路用接続部材2のメスコネクタ7と患者側接続部材4のオスコネクタ10を接続し、
    静脈側回路用接続部材3のメスコネクタ9と患者側接続部材4のオスコネクタ12を接続し、
    患者側接続部材4の途中にヘパリンロック部材を装着したことを特徴とする体外循環回路用接続部材1。
  8. 一端にオスコネクタ6を接続し、他端にメスコネクタ7を接続した動脈側回路用接続部材2と、
    一端にオスコネクタ8を接続し、他端にメスコネクタ9を接続した静脈側回路用接続部材3と、
    両端にオスコネクタ10、12を接続した患者側接続部材4と、
    両端にメスコネクタ11、13を接続した体外循環回路側接続部材5とからなり、
    体外循環回路側接続部材5と患者側接続部材4を固定部材40を介して固定し、
    患者側接続部材4の途中にヘパリンロック部材を装着したことを特徴とする体外循環回路用接続部材1。
  9. 動脈側回路用接続部材2及び静脈側回路用接続部材3の途中にストッパー24、25を配置した、ことを特徴とする請求項1ないし請求項8に記載の体外循環回路用接続部材1。
  10. ヘパリンロック部材が分岐管または三方活栓にヘパリン注入ライン18を介してコネクタ19を装着するかまたは分岐管もしくは三方活栓に直接コネクタもしくはヘパリン注入口を装着することにより構成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項9に記載の体外循環回路用接続部材1。
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