JP3881645B2 - 有機el駆動回路およびこれを用いる有機el表示装置 - Google Patents

有機el駆動回路およびこれを用いる有機el表示装置 Download PDF

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Description

この発明は、有機EL駆動回路およびこれを用いる有機EL表示装置に関し、詳しくは、携帯電話機,PHS等の表示装置を有する電子機器のR(赤),G(緑),B(青)の輝度調整による表示画面上でのホワイトバランス調整において、R,G,Bの各基準電流値の調整ダイナミックレンジが小さくても精度よくホワイトバランス調整ができるような高輝度カラー表示に適した有機EL表示装置に関する。
携帯電話機,PHS、DVDプレーヤ、PDA(携帯端末装置)等に搭載される有機EL表示装置の有機EL表示パネルでは、カラムラインの数が396個(132×3)の端子ピン、ローラインが162個の端子ピンを持つものが提案され、カラムライン、ローラインの端子ピンはこれ以上に増加する傾向にある。 このような有機EL表示パネルの電流駆動回路の出力段は、アクディブマトリックス型でも単純マトリックス型のものでも端子ピン対応に電流源の駆動回路、例えば、カレントミラー回路による出力回路が設けられている。
有機EL表示装置の問題点の1つは、液晶表示装置のように電圧駆動を行うと、輝度ばらつきが大きくなり、かつ、R,G,Bに発光感度差があることから表
示制御が難しいことである。そのために電流駆動を行うことになるが、電流駆動を行っても、R,G,Bの駆動電流に対する発光効率の比は、例えば、R:G:B=6:11:10程度と差があって、このような発光効率は、使用される有機EL素子の材料によって異なってくる。
そこで、カラー表示における電流駆動回路では、R,G,B対応に使用材料に応じて輝度調整をして表示画面上でホワイトバランスを採る必要がある。そのために、R,G,B対応に表示画面上の輝度を調整する調整回路が設けられている。
ところで、マトリックス状に配置した有機EL素子を電流駆動し、かつ、有機EL素子の陽極と陰極をグランドに落として有機EL素子の端子電圧をリセットする有機EL素子の駆動回路が公知である(特許文献1)。また、DC−DCコンバータを用いて有機EL素子を低消費電力で電流駆動する技術が公知である(特許文献2)。
特開平9−232074号公報 特開2001−143867号公報
有機EL表示装置の電流駆動回路は、通常、基準電流を電流増幅して各カラムピン(有機ELパネルのカラム側端子ピン)対応に有機EL素子に対する駆動電流を生成する。そこで、ホワイトバランスを採るための駆動電流の調整は、R,G,Bに対応するそれぞれの基準電流を調整することで行われている。
基準電流を調整するために、従来の駆動電流調整回路は、基準電流発生回路に4ビット程度のD/A変換回路を設けてR,G,B対応に、例えば、30μA〜75μAの範囲で5μA刻みで所定のビットデータを設定することでR,G,Bそれぞれの基準電流を調整しているが、最近では各種の有機EL材料が開発されてきているので、ホワイトバランスを採るための輝度調整の範囲は、4ビット程度のD/A変換回路では調整が粗くなり、4ビットでは調整のダイナミックレンジが小さく、対応しきれなくなってきている。
しかし、輝度調整のためのD/A変換回路のビット数を、例えば、6ビットないし8ビットに増加して調整ダイナミックレンジを大きくすると、R,G,B対応にD/A変換回路がそれぞれ設けられる関係から回路規模が大きくなり、電流駆動回路のワンチップ化が難しくなる。さらには表示装置部分の小型化の要請に十分応えられなくなる。
この発明の目的は、このような従来技術の問題点を解決し、表示装置を有する電子機器のR,G,Bの輝度調整による表示画面上でのホワイトバランス調整が容易な有機EL駆動回路および有機EL表示装置を提供することにある。
この発明の他の目的は、ホワイトバランス調整のために行われるR,G,Bの各基準電流値の調整ダイナミックレンジが小さくても精度よくホワイトバランス調整ができる有機EL駆動回路および有機EL表示装置を提供することにある。
このような目的を達成するためのこの発明の有機EL駆動回路およびこれを用いる有機EL表示装置の特徴は、水平1ラインの走査期間に対応する表示期間と水平走査の帰線期間に対応するリセット期間とを切り分けるタイミングコントロール信号に応じて表示期間に有機ELパネルのR,G,Bの表示色のそれぞれに対応して設けられた端子ピンを介して有機EL素子を電流駆動し、前記リセット期間に有機EL素子の端子電圧をリセットする有機EL駆動回路において、
ホワイトバランス調整のために自己に対して外部から設定されたデータに応じて前記リセット期間が設定される前記タイミングコントロール信号をR,G,B対応にそれぞれ発生するパルス発生回路を有し、前記データに応じてR,G,B対応に前記リセット期間がそれぞれ設定されることで前記有機ELパネルの画面上の表示輝度のホワイトバランスが調整されるものである。
ところで、有機EL駆動回路の各カラムピン対応に加えられる有機EL素子に対する電流駆動波形は、有機EL素子の端子を所定の定電圧にプリチャージする定電圧リセットが行われる。そこで、図3(g)に示すように、この所定の定電圧からスタートするピーク電流波形(実線)となる。なお、図3(g)の点線は、電圧波形である。
定電圧リセットは、水平走査の帰線期間に相当するリセット期間RTに行われ、このときの表示期間は、水平1ラインの水平走査期間に相当する。そこで、表示期間Dとリセット期間RTの切り分けが表示期間D+リセット期間RTに対応する周期(水平走査周波数相当)のリセットコントロールパルス(タイミングコントロールパルス)により行われる。なお、図3は、各端子ピンに流す電流駆動波形とこれを発生するタイミング信号の説明図である。
これについて説明すると、図3(a)は、各制御信号のタイミングの基本となる同期クロックCLKであり、図3(b)は、ピクセルカウンタのカウントスタートパルスCSTPであり、ピクセルカウンタのカウント値が図3(c)に示されている。図3(d)は、表示開始パルスDSTPであり、図3(e)がRについてのリセットコントロールパルスRSRであり、図3(h)がGについてのリセットコントロールパルスRSG、図3(i)がBについてのリセットコントロールパルスRSBである。
この発明では、R,G,Bそれぞれのリセットコントロールパルスのリセット期間RTを相違させて、R,G,Bの表示期間の終了時点を異なるものにする。
言い換えれば、この発明は、リセット期間RTをR,G,Bに対応して外部から設定するようにすることにより、R,G,Bの表示期間Dの終了時点をR,G,Bそれぞれに対応して調整して、R,G,Bそれぞれの表示画面上の輝度を調整し、もってホワイトバランスの調整をする。
その結果、ホワイトバランス調整のために行われるR,G,Bの各基準電流値の調整ダイナミックレンジが小さい場合でもあるいは基準電流の調整をしなくてもホワイトバランス調整ができる有機EL駆動回路および有機EL表示装置を容易に実現できる。
図1は、この発明の有機EL駆動回路を適用した一実施例の有機ELパネルのカラムドライバを中心とするブロック図、図2は、コントロール回路のリセットコントロールパルスの発生と定電圧リセットとの関係の説明図、そして、図3は、端子ピンを電流駆動する電流波形とこれを発生するタイミング信号の説明図である。
図1において、10は、有機ELパネルにおける有機EL駆動回路としてのカラムICドライバ(以下カラムドライバ)である。このカラムドライバ10は、基準電流発生回路1と、R(赤)に対応して設けられたR−基準電流生成回路2Rと、G(緑)に対応して設けられたG−基準電流生成回路2G、そして、B(青)に対応して設けられたB−基準電流生成回路2Bとを有している。
各基準電流生成回路2R,2G,2Bは、それぞれ基準電流発生回路1から基準電流Irefを入力段として設けられたカレントミラー回路で受けてそれぞれの表示色に対応した基準電流Ir,Ig,Ibを生成する。ここで生成した基準電流Ir,Ig,Ibでカレントミラー回路3の入力側トランジスタをそれぞれに駆動し、このカレントミラー回路3により出力端子XR1〜XRm等の各出力端子対応に、生成した基準電流を分配する。
なお、G−基準電流生成回路2G、B−基準電流生成回路2Bにそれぞれ接続されるカレントミラー回路3は、R−基準電流生成回路2Rが接続されているカレントミラー回路3と同様な構成であるので、特に図示してはいない。以下では、R−基準電流生成回路2Rとカレントミラー回路3との関係について説明し、G−基準電流生成回路2GとB−基準電流生成回路2Bとのそれぞれのカレントミラー回路3との関係については割愛する。
また、各基準電流設定回路2R,2G,2Bには、それぞれ4ビット程度のD/A変換回路(D/A)2aが設けられていて、ホワイトバランス調整のためにR,G,Bそれぞれの表示色に対応する基準電流Ir,Ig,Ibの電流値がそれぞれのD/A2aに設定される変換データで調整される。4ビットのデータは、装置外部から入力データとしてMPU7に供給されてMPU7からレジスタ2bに記憶されて各D/A2aに設定される。D/A2aはレジスタ2bに記憶されたデータをD/A変換して所定の基準電流値を生成する。
R−基準電流生成回路2Rは、基準電流発生回路1からの基準電流Irefで駆動されてRについての基準電流Irを生成する。この基準電流Irは、Rについてのカレントミラー回路3の入力側のトランジスタTraに供給される。これにより出力側トランジスタTrbからTrnのそれぞれが基準電流Irを発生して、Rの各出力端子XR1〜XRm対応に基準電流Irが分配される。
カレントミラー回路3は、入力側のトランジスタTraと、これとカレントミラー接続されるPチャネルMOSFETトランジスタTrb〜Trnとを有していて、トランジスタTrb〜Trnのソースは、電源ライン+VDD(=+3V)に接続されている。
トランジスタTrb〜Trnのドレインは、D/A変換回路4R,4R…に接続され、それぞれのドレインからの出力電流Irは、このD/A変換回路4Rの基準駆動電流とされる。
各D/A変換回路4Rは、MPU7からレジスタ6を介して表示データを受けてR−基準電流生成回路2Rで生成されたRについての基準駆動電流Irを表示データ値分電流増幅してそのときどきの有機EL素子の表示輝度に応じた駆動電流を生成し、この駆動電流に応じてそれぞれに出力段電流源5Rを駆動する。各出力段電流源5Rは、一対のトランジスタからなるカレントミラー回路(図2参照)で構成され、Rについてのカラム側の出力端子XR1〜XRmを介して駆動電流iを有機ELパネル(Rについての各有機EL素子の陽極)に出力する。
最後の出力位置にあるトランジスタTrnのドレインは、D/A変換回路4Rに接続され、このD/A変換回路4Rを駆動する。D/A変換回路4Rは、設定されたデータに応じて出力段電流源5Rを駆動し、出力段電流源5Rが出力電流IoutをこのICの外部出力端子10bから外部へと出力する。この出力は、次段に設けられたカラムICドライバに入力されて、同様な駆動電流を発生するモニタ電流にされる。なお、このモニタ電流は、Rではなく、B側あるいはG側に設けられた出力段電流源の1つから出力されてもよい。
スイッチ回路SWR1,SWR2,…SWRmは、図1、図2に示すように、Rについて出力端子XR1〜XRmに対応に設けられたリセットスイッチであり、各出力端子を定電圧VzRにリセットするものである。各スイッチ回路は、図2に示すように、例えば、PチャネルMOSトランジスタで構成され、そのゲートがライン11に接続され、インバータ85とこのライン11を介してRについてのリセットコントロールパルスRSRをコントロール回路8から受ける。各スイッチ回路SWR1,SWR2,…SWRmを構成する各トランジスタのソースは、各出力端子XR1〜XRmに接続され、各トランジスタのドレインは、ツェナーダイオードDZRを介してグランドGNDに接続されている。これにより、リセット期間RTに各トランジスタがONになってツェナーダイオードDZRの持つ定電圧VZRに有機EL素子9の陽極側が設定されて有機EL素子9がプリチャージされる。なお、このとき、有機EL素子9の陰極側はグランドGNDに接続されている。
同様に、図2示すように、Gについてのスイッチ回路SWG1,SWG2,…SWGm(図示せず)を構成するPチャネルMOSトランジスタがGについて各出力端子XG1,XG2,…に対応に設けられている。スイッチ回路SWG1,SWG2,…を構成する各トランジスタのソースは、各出力端子XG1,XG2,…に接続され、各トランジスタのドレインは、ツェナーダイオードDZGを介してグランドGNDに接続されている。そして、その各トランジスタのゲートは、ライン12に接続され、このライン12を介してリセットコントロールパルスRSGをコントロール回路8から他のインバータ85とこのライン12を介して受ける。
同様に、図2に示すように、Bについてのスイッチ回路SWB1,SWB2(図示せず),…SWBm(図示せず)を構成するPチャネルMOSトランジスタがBについて各出力端子XB1,XB2,…に対応に設けられている。スイッチ回路SWB1,SWB2,…を構成する各トランジスタのソースは、各出力端子XB1,XB2,…に接続され、各トランジスタのドレインは、ツェナーダイオードDZBを介してグランドGNDに接続されている。そして、その各トランジスタのゲートは、ライン13に接続され、他のインバータ85とこのライン13を介してリセットコントロールパルスRSBをコントロール回路8から受ける。
ところで、各出力端子XR1〜XRmは、最近ではフレキシブル基板などではなく、ICチップに設けられたパッドが出力端子となり、これと金バンプ、金ボール、半田バンプあるいは半田ボールなどを介して有機ELパネルのカラムピンと一体的に接続される。したがって、図2に示すように、各出力端子XR1〜XRmは、有機ELパネルの各カラムピンに対応し、これらが接続された状態では1つになっている。各出力端子に対応して設けられる各回路は、各カラムピン(端子ピン)に対応している。そのため、出力端子とカラムピンとは特に区別していない。
図2において、コントロール回路8は、R,G,B対応にそれぞれ設けられたリセットコントロールパルス発生回路81R、81G、81Bと、ピクセルカウンタを有するタイミング信号発生回路84とを有している。リセットコントロールパルス発生回路81R、81G、81Bは、同一の構成であるので、そのうちのリセットコントロールパルス発生回路81Rについて、その構成の詳細を説明する。
タイミング信号発生回路84を有するコントロール回路8は、通常、カラムドライバ10の外部に別のICとして設けられているが、リセットコントロールパルス発生回路81R、81G、81B等をカラムドライバ10の内部に設けてもよいので、図では、コントロール回路8を別なICとして区分けしてはいない。
リセットコントロールパルス発生回路81Rは、プリセットカウンタ82とフリップフロップ83とで構成され、プリセットされたデータ値をカラムドライバ10の外部にあるMPU7から受け、タイミング信号発生回路84からのクロックCLKに応じてカウントダウンしてそれが“0”になったときに出力を発生する。その出力の立上がり出力がトリガ信号としてフリップフロップ83に入力される。フリップフロップ83のデータ入力端子Dは、プルアップされている。そこで、プリセットカウンタ82の立上がり出力を受けると、データ“1”がフリップフロップ83にセットされ、そのQ出力がリセットコントロールパルスRSGとしてインバータ85を介してライン11に送出される。
なお、フリップフロップ83は、リセット端子Rにコントロール回路8(そのタイミング信号発生回路84)が発生する表示開始パルスDSTPを受けてリセットされる。プリセットカウンタ82は、表示開始パルスDSTPを受けてその立ち上がりに応じてその都度プリセット値をカウントダウンするが、このプリセット値は、表示開始パルスDSTPの立ち上がりに対応してMPU7からプリセットカウンタにセットされてもあるいはMPU7からプリセットカウンタ82の内部レジスタにセットされたものが表示開始パルスDSTPの立ち上がり都度内部レジスタからセットされてもよい。
その結果、リセットコントロールパルス発生回路81Rは、そのプリセットカウンタ82にプリセットされたRに対応するデータに応じて立上がる図3(e)に示すリセットコントロールパルスRSRを発生する。
同様にして、リセットコントロールパルス発生回路81Gは、そのプリセットカウンタ82にプリセットされたGに対応するデータに応じて立上がる図3(h)に示すリセットコントロールパルスRSGを発生する。
また、同様にして、リセットコントロールパルス発生回路81Bは、そのプリセットカウンタ82にプリセットされたBに対応するデータに応じて立上がる図3(i)に示すリセットコントロールパルスRSBを発生する。
これらリセットコントロールパルスRSR,RSG,RSGBは、あらかじめ決定されている表示期間D+リセット期間RTに対応する周期(水平走査周波数)で立上がり、立下がるパルスであって、これのHIGHレベル(以下“H”,“H”有意)に応じて図3(e)のリセットコントロールパルスRSGに示すように、リセット期間RTが開始する。そして、表示開始パルスDSTPの立上がりで表示期間Dが開始し、これに同期してリセット期間が終了する。このリセット期間が終了する時点を基準にしてリセットコントロールパルスRSR,RSG,RSGBに対応する各プリセットカウンタ82のダウンカウントを開始して次の立ち上がりタイミングを決定する。そして、この立ち上がりタイミングで表示期間Dが終了する。
その結果、例えば、Rについては、図3(f)に示すピーク発生パルスPpに応じて(g)に示すような有機EL素子9を電流駆動する電流の駆動波形(実線参照)を発生することになる。前記したように点線がその電圧波形である。
なお、図3(e),(h),(i)に示す各リセットコントロールパルスRSR,RSG,RSGBが“H”のリセット期間RTには、各種のデータの設定と、有機EL表示素子9の陽極電圧を所定の定電圧にリセットする定電圧リセット等が行われる。特に、これらリセット信号が“H”のときには、各端子ピン対応に設けられた表示データレジスタ(レジスタ6)に表示データがセットされるので、R,G,Bの各端子ピンが132ピンある場合には、(c)のピクセルカウンタの値として示すように、各リセットコントロールパルスRSR,RSG,RSGBの“H”の期間は、133クロック以上のカウント分は必要になる。
さて、図3(g)に示す電流駆動波形は、リセットコントロールパルスRSRが“H”の立上がり開始タイミングが表示終了タイミングに対応している。この各リセットコントロールパルスRSR,RSG,RSGの立上がりタイミングをR,G,B対応に設定することで、R,G,B対応に表示期間Dの長さを変えることができる。そこで、各リセットコントロールパルス発生回路81R、81G、81Bの外部からそれぞれのプリセットカウンタ82にそれぞれにプリセット値を設定することで、R,G,B対応にそれぞれの表示期間Dの長さを決定し、この表示期間Dの長さをプリセット値に応じて調整することで、画面上でのR,G,Bの表示輝度を調整する。これによりホワイトバランスの調整が可能になる。
ここでは、リセットコントロールパルス発生回路81Rのプリセットカウンタ82にプリセットされるデータがRに対応した値としてMPU7から設定され、リセットコントロールパルス発生回路81G、81Bの各プリセットカウンタ82にプリセットされるデータもG,Bのそれぞれに対応した値としてMPU7から設定される。そこで、G,Bに対応するリセットコントロールパルスは、それぞれ、例えば、(h),(i)に示すような立上がりタイミングが相違するリセットコントロールパルスRSG,RSGBとして発生する。その結果、これらのリセットコントロールパルスRSR,RSG,RSGBのそれぞれの立上がり位置がMPU7から設定されるデータにより調整できる。
リセットコントロールパルス発生回路81R、81G、81Bの各プリセットカウンタ82にMPU7から設定されるデータ値は、例えば、MPU7内部の不揮発性メモリ等に記憶しておき、電源ON時に各プリセットカウンタ82に設定される。また、これらの設定データは、外部からMPU7に対して入力される入力データに応じて不揮発性メモリ等に記憶される。特に、MPU7への入力と不揮発性メモリへのデータの書込みは、製品出荷のテスト段階等においてR,G,B対応にそれぞれキーボードからMPU7へ入力することで行い、これによりホワイトバランス調整を行うようにするとよい。
以上説明してきたが、実施例では、GとBとについて、それぞれ独立のリセットコントロールパルス発生回路が設けられていて、それぞれにリセットコントロールパルスを発生しているが、現在のところGとBの発光材料による発光効率の差は少ないので、GとBとについてのリセットコントロールパルス発生回路は、同一の1つの回路として、この1つの回路でリセット期間を制御してもよい。
また、実施例では、プリセットカウンタを用いて表示期間について時間計測をして、R、G,Bのそれぞれのリセット期間を設定しているが、プリセットカウンタは、プログラム処理によるソフトカウンタであってもよく、要するに、この発明は、リセット期間を時間計測により設定できるものであればどのような手段であってもよい。
さらに、実施例では、R、G,Bそれぞれにプリチャージ電圧(定電圧リセットをする定電圧)を、ツェナーダイオードDZR,DZG,DZBの電圧としてそれぞれ独立に設けているが、これは、同一電圧であってもよく、1個のツェナーダイオードあるいは定電圧回路が用いられてもよい。さらに、ツェナーダイオードは、各出力端子に対応してそれぞれ設けられていてもよい。
図1は、この発明の有機EL駆動回路を適用した一実施例の有機ELパネルのカラムドライバを中心とするブロック図である。 図2は、コントロール回路のリセットコントロールパルスの発生と定電圧リセットとの関係の説明図である。 図3は、端子ピンを電流駆動する電流波形とこれを発生するタイミング信号の説明図である。
符号の説明
1…基準電流発生回路、
2R…R−基準電流生成回路、2G…G−基準電流生成回路、
2B…B−基準電流生成回路、
3,3G,3R,3B……D/A変換回路、
4G,4R,4B…D/A変換回路、
5R,5G,5B…出力段電流源、
6…レジスタ、7…MPU、8…コントロール回路、
9…ピン、
10…カラムICドライバ、
Tra〜Trn…トランジスタ。

Claims (15)

  1. 水平1ラインの走査期間に対応する表示期間と水平走査の帰線期間に対応するリセット期間とを切り分けるタイミングコントロール信号に応じて前記表示期間に有機ELパネルのR,G,Bの表示色のそれぞれに対応して設けられた端子ピンを介して有機EL素子を電流駆動し、前記リセット期間に前記有機EL素子の端子電圧をリセットする有機EL駆動回路において、
    ホワイトバランス調整のために自己に対して外部から設定されたデータに応じて前記リセット期間が設定される前記タイミングコントロール信号をR,G,B対応にそれぞれ発生するパルス発生回路を有し、前記データに応じてR,G,B対応に前記リセット期間がそれぞれ設定されることで前記有機ELパネルの画面上の表示輝度のホワイトバランスが調整される有機EL駆動回路。
  2. Rについての前記タイミングコントロール信号の前記リセット期間は、GおよびBの前記タイミングコントロール信号の前記リセット期間よりも短い請求項1記載の有機EL駆動回路。
  3. さらに、前記端子ピンに出力する出力電流の基礎となる電流として、R,G,Bのそれぞれに対応して基準電流をそれぞれ発生する基準電流生成回路を有し、R,G,Bの前記基準電流を調整することによりR,G,B対応に前記画面上の表示輝度が調整される請求項2記載の有機EL駆動回路。
  4. 前記パルス発生回路は、R,G,Bに対応してそれぞれ設けられ、前記データは、この有機EL駆動回路の外部から入力されたデータである請求項3記載の有機EL駆動回路。
  5. さらに、前記パルス発生回路は、前記設定されたデータに応じた数、クロックをカウントするカウンタを有し、前記タイミングコントロール信号は、前記カウンタのカウント値に応じて発生する請求項4記載の有機EL駆動回路。
  6. さらに、前記端子ピンに対応するようにそれぞれ設けられた、第1のD/A変換回路と前記有機EL素子を駆動する出力電流を発生する電流源とを有し、R,G,Bの各前記第1のD/A変換回路は、R,G,Bのそれぞれに対応する前記基準電流あるいはこの基準電流から発生させた駆動電流と表示データとを受け、前記基準電流あるいは前記基準電流から発生させた駆動電流に応じて前記表示データをD/A変換し、D/A変換して得られた電流に応じて前記電流源を駆動し、前記出力電流を発生する前記電流源の出力端子にはスイッチ回路がそれぞれ設けられ、前記スイッチ回路が前記タイミングコントロール信号を受けてONにされることで前記有機EL素子がリセットされる請求項5記載の有機EL駆動回路。
  7. 前記電流源は、カレントミラー回路で構成され、前記基準電流発生回路は、R,G,Bのそれぞれに対応して設けられた3個の基準電流発生回路からなり、これら各基準電流発生回路は、それぞれ前記基準電流発生回路の外部から設定されたデータに応じてそれぞれの前記基準電流の電流値が設定される請求項6記載の有機EL駆動回路。
  8. 各前記基準電流発生回路は、前記基準電流発生回路の外部から設定された前記データをD/A変換する前記第2のD/A変換回路を有し、前記第2のD/A変換回路がD/A変換する前記データは、この有機EL駆動回路の外部から入力されたデータである請求項7記載の有機EL駆動回路。
  9. 前記パルス発生回路が発生する1個のタイミングコントロール信号がGおよびBのそれぞれの前記タイミングコントロール信号とされる請求項6記載の有機EL駆動回路。
  10. 前記電流源は、カレントミラー回路で構成され、前記基準電流発生回路は、R,G,Bのそれぞれに対応して設けられた3個の基準電流発生回路からなり、これら各基準電流発生回路は、それぞれ前記基準電流発生回路の外部から設定されたデータに応じてそれぞれの前記基準電流の電流値が設定される請求項9記載の有機EL駆動回路。
  11. 各前記基準電流発生回路は、前記基準電流発生回路の外部から設定された前記データをD/A変換する前記第2のD/A変換回路を有し、前記第2のD/A変換回路がD/A変換する前記データは、この有機EL駆動回路の外部から入力されたデータである請求項10記載の有機EL駆動回路。
  12. 1個の基準電流発生回路がBとGについてのそれぞれの前記基準電流発生回路として共用される請求項11記載の有機EL駆動回路。
  13. 請求項1〜12のいずれかの請求項記載の有機EL駆動回路を有する有機EL表示装置。
  14. 前記パルス発生回路はコントロール回路に設けられ、前記パルス発生回路を除いた前記有機EL駆動回路がICとして設けられ、前記コントロール回路がこのICの外部の別のICの中に設けられている請求項13記載の有機EL表示装置。
  15. さらに、プロセッサを有し、前記第2のD/A変換回路に設定されるデータは、前記プロセッサに対して入力されたデータに応じて前記プロセッサから設定される請求項14記載の有機EL表示装置。
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