JP3879285B2 - 洗浄ノズル - Google Patents
洗浄ノズル Download PDFInfo
- Publication number
- JP3879285B2 JP3879285B2 JP34357398A JP34357398A JP3879285B2 JP 3879285 B2 JP3879285 B2 JP 3879285B2 JP 34357398 A JP34357398 A JP 34357398A JP 34357398 A JP34357398 A JP 34357398A JP 3879285 B2 JP3879285 B2 JP 3879285B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cleaning
- water
- cleaning nozzle
- nozzle
- power line
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Bidet-Like Cleaning Device And Other Flush Toilet Accessories (AREA)
- Nozzles (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
洗浄液で、被洗浄面を洗浄する洗浄ノズルに関するもの、特に人体洗浄、人体局部洗浄に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、広範囲の洗浄を行う目的や洗浄感を可変にする目的で、洗浄ノズル自体をアクチュエーターを用いて移動させることによって、または流体素子機構を用いることによって、洗浄水を揺動させ、洗浄を行っている。
【0003】
また従来、吐水される洗浄水の温度を上げる目的で、洗浄ノズル外部に熱交換器を有し、前記熱交換器で洗浄水の昇温を行ってから、洗浄ノズルに洗浄水を供給し、洗浄を行っている。
【0004】
また従来、節水洗浄を行う目的や洗浄感を向上させる目的で、洗浄水に空気を混ぜ、洗浄を行っている。洗浄水への空気の混入方法としては、エゼクター効果を用いることによる洗浄水への空気の自然混入や、空気ポンプを用いることによる洗浄水への空気の強制混入のどちらかの手段が用いられている。
【0005】
また従来、洗浄水の吐水圧力が不足している場合や水道水圧を利用しない場合や流量調節を行う目的で、水ポンプを用い、洗浄を行っている。
【0006】
また従来、洗浄水の吐水および/または洗浄水の止水および/または洗浄水の流量調節を行う目的で、電磁バルブを用い、洗浄を行っている。
【0007】
また従来、人体洗浄を行う場合も含め、洗浄ノズルを手で持ち、洗浄したい部分に当てて、洗浄を行っている。
【0008】
また従来、便器に設置する人体局部洗浄装置は、洗浄ノズル使用時に洗浄ノズルが伸長し、洗浄ノズル非使用時には洗浄ノズルが縮退する構造を有し、洗浄ノズルが排便時に邪魔にならないように、洗浄を行っている。
【0009】
また従来、携帯用の人体局部洗浄装置は、洗浄ノズル洗浄時に洗浄ノズルを手で伸長し、洗浄ノズル非使用時には洗浄ノズルを手で屈曲収納する構造を有し、収納性を確保し、洗浄を行っている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の揺動吐水は、洗浄ノズル自体を移動させることによって洗浄水を揺動させているので、広範囲洗浄や単調感をなくすといった程度の洗浄感の可変操作には適しているが、洗浄力や洗浄感を維持した節水洗浄やソフト感向上や脈動感を変えるといった多岐にわたる洗浄感の可変操作を行うためには、洗浄水の揺動を高速で行う必要があるので、洗浄ノズル自体を移動させる従来の揺動方式では、高速で洗浄水を揺動させようとすると、振動や騒音が問題になるばかりか、大きな駆動力を必要とするので、駆動用のアクチュエーターの大型化や無駄な消費電力を生み、使い勝手やコンパクト性、省エネルギーの観点から、洗浄力や洗浄感を維持した節水洗浄やソフト感向上や脈動感を変えるといった多岐にわたる洗浄感の可変操作には適さない。
【0011】
また、従来の揺動吐水は、流体素子機構を用いることによって洗浄水を揺動させているので、洗浄水の流量の増減に応じて洗浄水の揺動周波数および揺動振幅が変わり、洗浄水の流量と独立して洗浄範囲を制御したり、洗浄水の流量と独立して洗浄感を可変に操作したりすることができない。
【0012】
また従来の熱交換器は、洗浄ノズル外部にあるので、洗浄水温度の制御応答性が問題になり、細かな温度調節制御を行うことができない。特に、熱交換器から吐水口までの通水路の距離が長くなれば長くなるほど、また洗浄水を貯めるバッファ部のサイズが大きければ大きいほど、洗浄水の温度調節の応答性が悪くなる。
【0013】
また、従来の空気混入吐水は、エゼクター効果を用いて洗浄水に空気を自然混入しているので、空気の混入比に限界があり、洗浄感の大きな向上が望めないばかりか、十分な節水ができない。
【0014】
また、従来の空気混入吐水は、単純に空気ポンプを用いて洗浄水に空気を強制混入しているので、自然混入に比べ空気混入比を大きくしたり、空気ポンプの制御で空気の混入比を可変に制御したりすることができるが、空気ポンプが洗浄ノズル外部にあるため、空気混入部までチューブ等で空気を送る必要があり、空気混入比を変えた場合の応答性が悪く、空気混入比の細かい制御ができないばかりか、前記チューブ等が絡まったり、チューブや接続部から空気が漏れる恐れもあり、洗浄ノズルの取り回しを阻害する。さらに、空気混入部が吐水口近傍にないため、空気混入後吐水までの間に、局部洗浄水がスラグ流あるいは環状流になり、吐水された洗浄水が必要以上に飛び散ったり、吐水された洗浄水に空気がうまく気泡状態として混入されない。また、空気混入比を大きくする程、この傾向は顕著になる。よって、空気の自然混入に対して、洗浄感や節水効果とも僅かなアドバンスでしかない。
【0015】
また、従来の水ポンプは、洗浄ノズルの外部にあるので、洗浄水の流量調節の応答性が問題になり、細かな流量調節制御を行うことができない。特に、水ポンプから吐水口までの通水路の材質が弾性体である場合は、水ポンプにより昇圧された洗浄水の圧力を弾性体が吸収するので、水ポンプから吐水口までの距離が長くなれば長くなるほど、流量調節の応答性が悪くなったり、すぐに吐水や止水ができないといった問題が生じる。
【0016】
また、従来の電磁バルブは、洗浄ノズルの外部にあるので、洗浄水の流量調節の応答性が問題になり、細かな流量調節制御を行うことができない。特に、電磁バルブから吐水口までの通水路の材質が弾性体である場合は、洗浄水の圧力を弾性体が吸収するので、電磁バルブから吐水口までの距離が長くなれば長くなるほど、流量調節の応答性が悪くなったり、すぐに吐水や止水ができないといった問題が生じる。
【0017】
本発明は従来の上記課題を解決するためになされたものであり、各種電気回路を洗浄ノズル内に有することによって、従来の課題を解決することができ、その上さらに、十分なコンパクト性や意匠の自由度があり、電力線が絡んだり、漏電を引き起こしたりすることがない洗浄ノズルを提供することを目的としている。
【0018】
【課題を解決するための手段および作用・効果】
上記課題を解決するために、請求項1の洗浄ノズルは、電気回路を有する洗浄ノズルにおいて、前記電気回路へ洗浄ノズル外部から電力を供給する電力線を、ノズル内の水路と独立し、水と電気的に絶縁された状態で洗浄ノズル内部に配設することを特徴とするので、電力線が被水し漏電することを防ぐことができる。また、電力線が絡むことがない。また、電力線が洗浄ノズルの内部にあるので、電力線が洗浄ノズル外部の空間を占有することがなく、十分なコンパクト性を確保することができるばかりか、意匠の自由度も増す。
【0019】
また、請求項1の洗浄ノズルは、前記電気回路が洗浄水を揺動させるためのアクチュエーターであることを特徴とするので、電力線が被水し漏電することを防ぐことができ、電力線が絡むこともなく、電力線が洗浄ノズル外部の空間を占有することもなく、十分なコンパクト性を確保し意匠の自由度も増す上に、さらに洗浄ノズルに対して洗浄ノズル内にある軸の周りに吐水口を揺動させて洗浄することができる。
【0020】
よって、電力を洗浄ノズルまで供給するにもかかわらず快適性を向上させ、洗浄水を低速〜高速まで自在に揺動させることができ、広範囲洗浄や単調感をなくすといった洗浄感の可変操作のみならず、洗浄力や洗浄感を維持した節水洗浄やソフト感向上や脈動感を変えるといった多岐にわたる洗浄感の可変操作を行うことができる。
【0021】
更に、請求項1の洗浄ノズルは、前記アクチュエーターが、所定閉空間内に時間的経過で変化する磁場を作る電機子と、前記電機子の作り出す磁場中に配置され前記磁場と作用して前記所定閉空間内を任意の軌跡で移動する強磁性体とで構成されることを特徴とするので、電力線が被水し漏電することを防ぐことができ、電力線が絡むこともなく、電力線が洗浄ノズル外部の空間を占有することもなく、十分なコンパクト性を確保し意匠の自由度も増す上に、さらに洗浄ノズルに対して洗浄ノズル内にある軸の周りに吐水口を揺動させる洗浄を、非常にコンパクトに行うことができる。
【0022】
よって、電力を洗浄ノズルまで供給するにもかかわらず快適性を向上させ、請求項1の効果を非常にコンパクトな洗浄ノズルで得ることができるばかりか、前記電機子と前記強磁性体との間の磁場で生じる吸引力または反発力を、前記電機子への通電量および通電時間を制御することによって、可変に制御することができるので、広範囲洗浄から狭範囲洗浄までを簡単に行うことができ、洗浄ノズルに対して洗浄ノズル内にある軸の周りに吐水口を揺動させる洗浄を、非常にコンパクトにしかも確実に行うことができる。
【0023】
上記課題を解決するために、請求項2の洗浄ノズルは、前記アクチュエーターが、モーターを用いているので、電力線が被水し漏電することを防ぐことができ、電力線が絡むこともなく、電力線が洗浄ノズル外部の空間を占有することもなく、十分なコンパクト性を確保し意匠の自由度も増す上に、さらに洗浄ノズルに対して洗浄ノズル内にある軸の周りに吐水口を揺動させる洗浄を、確実に行うことができる。
【0024】
よって、電力を洗浄ノズルまで供給するにもかかわらず快適性を向上させ、請求項1の効果を確実に得ることができるばかりか、駆動部(モーター)と駆動対象(吐水口)が別々であるので、洗浄ノズル内でモーターを吐水口から離すことができ、場合によってはギヤを介して動力を伝えることもできるので、モーターの洗浄ノズル内での配置の自由度が大きく、洗浄ノズルの意匠や、洗浄ノズル外部との取り合い等を十分に考慮に入れた設計を、簡便に行うことができ、洗浄ノズルに対して洗浄ノズル内にある軸の周りに吐水口を揺動させる洗浄を、確実に行うことができる。
【0025】
【0026】
【0027】
【0028】
【0029】
【0030】
【0031】
【0032】
【0033】
【0034】
【0035】
【0036】
【0037】
【0038】
【0039】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて、本発明の実施例を説明する。図1は、本発明の第1実施例で、洗浄ノズルの断面図である。洗浄水の通水について説明すると、給水接続口6bから洗浄ノズル1a内に供給された洗浄水は、電磁バルブ2aを通過し、水ポンプ2bで昇圧および/または流量調節されて、アクチュエーター2cの構成要素の一部である可動子22c内の通水路23cに空隙24cから空気を巻き込みながら給水され、可動子22cの動きに合わせて、洗浄ノズル1a内にある軸4aの周りに揺動しながら、洗浄ノズル1a外部に吐水される。
【0040】
アクチュエーター2cは、可動子22cと複数個の電機子21cで構成され、可動子22cには強磁性体25cが電機子21cと対になるように複数個配置されている。強磁性体25cが電機子21cに通電することによって生じる磁場の中に入るように配置させることによって、強磁性体25cと電機子21cの間に引力または反発力を生じさせ、複数個の電機子21cに順次通電を繰り返すことにより、可動子22cは、可動子22cの支持部である弾性体26cを支点として、円錐状に自転することなく移動する。弾性体26cは、ゴムやエラストマーをはじめ、金属やプラスチック等硬質であっても、バネ形状により弾性を持たせることができれば、弾性体26cとして用いることができる。
【0041】
電機子21cに電力を供給する電力線3cと、電磁バルブ2aに電力を供給する電力線3aと、水ポンプ2bに電力を供給する電力線3bとは、洗浄ノズル1aの内部に埋め込まれているので、吐水された洗浄水により電力線が被水することがなく、わざわざコーティング等を施す必要なく漏電を防止することができる。さらに、洗浄ノズル1aの内部に埋め込まれているので、意匠性も良く、コンパクトな洗浄ノズルにできる。さらに、洗浄ノズル1aを手で持つ場合は、電力線が邪魔になって手を動かす妨げになるといったことがない。また、洗浄ノズル1a外部から洗浄ノズル1a内部への電力供給は端子6aを介して行う。
【0042】
さらに、アクチュエーター2cを用いることによって、低速〜高速まで可変に揺動させながら吐水させることが容易にできるので、電力線が洗浄ノズル外部に出ることによる不具合(漏電しやすい、意匠性が悪い、電力線が絡む)が生じることもなく、広範囲洗浄や、洗浄力と洗浄感を維持した節水洗浄や、揺動を高速にしたソフト洗浄や、揺動を低速にし間欠刺激を積極的に利用した洗浄等を、吐水する流量に関係なく行うことができる。
【0043】
アクチュエーター2cの代わりに、図2(a)に示すように、モーター2dを用いてもアクチュエーター2cを用いた場合と同様の効果を得ることができる。さらに、モーターを用いる場合はシャフトにより動力を伝達させるので、図2(b)に示すように、ギヤ21dを介して、可動部22dを揺動させることができ、設計上の取り合いに柔軟に対処することができる。また、可動部22dをモーターで直接回転させても、洗浄水を洗浄ノズル1a内にある軸4aの周りに揺動させることができる。この場合、可動部22dと洗浄ノズル1aの間から洗浄水が漏れないように、例えばO−リングやYパッキンといったシール構造が必要になる。
【0044】
図3(a)は、洗浄ノズルの伸縮構造を含めた部分までを抜き出した第2実施例であり、例えば、局部洗浄装置に組み込むことが可能である。局部洗浄装置に組み込んだ場合、洗浄開始ボタン(図示しない)を押すことによって、モーター8a(図示しない)に接続されたピニオン8bが回転し、ピニオン8bとかみ合っているラック8cが図面上右方向に動くことによって洗浄ノズル1bが伸長し、人体局部に向けて洗浄水を吐水する。洗浄が終わると洗浄停止ボタンを押すことによって、ピニオン8bが回転し、ピニオン8bとかみ合っているラック8cが図面上左方向に動くことによって洗浄ノズル1bが縮退し、局部洗浄装置内に収納される。洗浄ノズル1bの伸縮は、伸縮継ぎ手11bにより行われる。第2実施例では、洗浄ノズル1bへの洗浄水の供給から吐水までの間に、第1実施例に加えて熱交換器2eを配置している。熱交換器2eは、ヒーター21eを有し、ヒーター21eに通電することによって、洗浄水を昇温させることができ、使用者の好みの温度に合わせた快適な局部洗浄を行うことができる。
【0045】
電力線3a、電力線3b、電力線3c、電力線3dは、洗浄ノズル内でスプリング状部分7aを有するので、洗浄ノズル1bの伸長または縮退に合わせて、伸び縮みすることができ、スムーズに洗浄ノズルの伸長または縮退を行わせることができる。
【0046】
また、スプリング状部分7aの代わりに、図3(b)に示すように、たわみ7bを設けることによっても、スプリング状部分7aを設けた場合と同様の効果を得ることができる。
【0047】
図4は、本発明を人体洗浄用のシャワーとして用いた第3実施例である。それぞれの吐水口27cは、第1実施例、第2実施例のアクチュエーター2cと同様に、吐水口27cが付属する可動子22cを、可動子22cに付属した強磁性体25cと電機子21cの間に、引力または反発力を生じさせることにより、揺動させ、ひいては、吐水された洗浄水を揺動させる。よって、電力線3a、電力線3b、電力線3c、電力線3dが、邪魔になることがない上に、洗浄ノズル1cを握った手をあまり動かすことなく、第1実施例と同様に、広範囲洗浄を行うことができ、さらに、洗浄力と洗浄感を維持した節水洗浄や多岐にわたる洗浄感可変操作を行うことができる。
【0048】
上記実施例以外に、例えば、図6に示すように空気ポンプ2fを設ければ、長いチューブ等を用いることなく、洗浄水への空気の混入を吐水口近傍(混入部21f)で行うことができ、応答性良く空気を混入した吐水を安定して行うことができるうえに、電力線からの漏電や電力線の絡みの危険性もなく、長いチューブを用いないので、チューブからの空気の漏れの危険性も少ない。
【0049】
図5は、洗浄ノズル1dを携帯用局部洗浄装置に組み込んだ、本発明の第4実施例である。洗浄ノズル1dは、第1実施例と同じアクチュエーター2cを洗浄ノズル内に有しており、吐水形態は第1実施例と同じになる。使用者は、図5(b)に示すように収納時に屈曲させている洗浄ノズルを、図5(a)に示すように使用時に伸長させ、手で洗浄ノズルを局部に向け、洗浄スイッチ(図示しない)によりタンク9c内の湯や水等を水ポンプ9aにより昇圧吐水させ洗浄を行う。
【0050】
アクチュエーター2cに電力を供給するために電力線3cは、洗浄ノズル内でスプリング状部分7aを有しているので、使用に際し洗浄ノズル1dの伸長に合わせてスプリング状部分7aが伸び、電力線が切断されることもなく、スムーズに洗浄ノズルを伸長できる。また、洗浄ノズルの収納時に洗浄ノズルの屈曲に合わせてスプリング状部分7aが縮むので、電力線が邪魔になって洗浄ノズル1dを屈曲できないといった不具合もなく、コンパクトに洗浄ノズルを屈曲できる。また、本実施例においては、アクチュエーター2cおよび水ポンプ9aへの電力の供給は、乾電池9bにより行うが、乾電池9bの代わりに電源コンセントから電力の供給を行っても構わない。
【0051】
また、アクチュエーター2cを用いることにより、洗浄力および洗浄感を維持した節水洗浄を行うことも容易なので、タンク9cの容量を小さくし従来よりコンパクトな携帯用局部洗浄装置の提供や、湯切れ(水切れ)までの洗浄時間が従来より大幅に長い携帯用局部洗浄装置の提供を行うことができる。
【0052】
第4実施例においては、洗浄ノズルの伸長、屈曲に合わせて電力線を伸縮させるスプリング状部分7aで説明したが、スプリング状部分7aの代わりに、図3(b)で示したような電力線に予めたわみ7bを持たせた構成にしても、スプリング状部分7aとたわみ7bを組み合わせた構成にしても、本発明の要旨を損なうことなく確実に実施することができる。
【0053】
上記本発明の実施例においては、電力線が完全に洗浄ノズル内部に埋没している状態で説明したが、本発明の目的は、漏電や電力線の絡みや洗浄ノズルの大型化といった、使い勝手や快適性の欠如を発生させることなく、洗浄ノズル内の各種電気回路の機能を十分に発揮させることなので、設計上の都合や意匠性の問題等で、特に問題が発生しやすい部分だけを洗浄ノズル内に埋没させるような構成であっても、本発明の効果を充分に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係わる洗浄ノズルの断面図。
【図2】(a)、(b)共、本発明の第1実施例に係わる洗浄ノズルの断面図。
【図3】(a)、(b)共、本発明の第2実施例に係わる洗浄ノズルの断面図。
【図4】本発明の第3実施例に係わる洗浄ノズルの斜透視図。
【図5】(a)、(b)共、本発明の第4実施例に係わる洗浄ノズルの断面図。
【図6】本発明の他の実施例に係わる洗浄ノズルの断面図。
【符号の説明】
1a:洗浄ノズル、1b:洗浄ノズル、11b:伸縮継ぎ手、1c:洗浄ノズル、1d:洗浄ノズル、2a:電磁バルブ、2b:水ポンプ、2c:アクチュエーター、21c:電機子、22c:可動子、23c:通水路、24c:空隙、25c:強磁性体、26c:弾性体、27c:吐水口、2d:モーター、21d:ギヤ、22d:可動部、2e:熱交換器、21e:ヒーター、2f:空気ポンプ、21f:混入部、3a:電力線、3b:電力線、3c:電力線、3d:電力線、4a:軸、6a:端子、6b:給水接続口、7a:スプリング状部分、7b:たわみ、8a:モーター、8b:ピニオン、8c:ラック、9a:水ポンプ、9b:乾電池、9c:タンク
Claims (2)
- 電気回路を有し、該電気回路へ洗浄ノズル外部から電力を供給する電力線を、ノズル内の水路と独立し、水と電気的に絶縁された状態で洗浄ノズル内部に配設する洗浄ノズルであって、
前記電気回路は洗浄水を揺動させるためのアクチュエーターであり、該アクチュエーターが、所定閉空間内に時間的経過で変化する磁場を作る電機子と、前記電機子の作り出す磁場中に配置され前記磁場と作用して前記所定閉空間内を任意の軌跡で移動する強磁性体とで構成されることを特徴とする洗浄ノズル。 - 電気回路を有し、該電気回路へ洗浄ノズル外部から電力を供給する電力線を、ノズル内の水路と独立し、水と電気的に絶縁された状態で洗浄ノズル内部に配設する洗浄ノズルであって、
前記電気回路は洗浄水を揺動させるためのアクチュエーターであり、該アクチュエーターが、モーターと、該モーターの動力により動作し洗浄水を揺動する可動部とを備えることを特徴とする洗浄ノズル。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34357398A JP3879285B2 (ja) | 1998-11-16 | 1998-11-16 | 洗浄ノズル |
CNB998070289A CN1175149C (zh) | 1998-04-08 | 1999-04-08 | 人体洗涤装置 |
AU31674/99A AU3167499A (en) | 1998-04-08 | 1999-04-08 | Human body cleaner |
PCT/JP1999/001889 WO1999053150A1 (fr) | 1998-04-08 | 1999-04-08 | Douchette de nettoyage corporel |
HK01109227A HK1038601A1 (en) | 1998-04-08 | 2001-12-31 | Human body cleaner. |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34357398A JP3879285B2 (ja) | 1998-11-16 | 1998-11-16 | 洗浄ノズル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000144858A JP2000144858A (ja) | 2000-05-26 |
JP3879285B2 true JP3879285B2 (ja) | 2007-02-07 |
Family
ID=18362577
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34357398A Expired - Fee Related JP3879285B2 (ja) | 1998-04-08 | 1998-11-16 | 洗浄ノズル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3879285B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4543418B2 (ja) * | 2001-03-26 | 2010-09-15 | Toto株式会社 | 人体局部洗浄装置と洗浄ノズル |
US7191473B2 (en) | 2002-01-15 | 2007-03-20 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Sanitary washing apparatus |
KR100525837B1 (ko) * | 2002-12-10 | 2005-11-03 | 웅진코웨이주식회사 | 수압에 따른 수류 조절이 가능한 가변 노즐 |
WO2008111558A1 (ja) * | 2007-03-09 | 2008-09-18 | Forty Five Co., Ltd | アスベストの除去システム |
CN105823505B (zh) * | 2016-03-21 | 2018-01-09 | 广东小天才科技有限公司 | 一种检测智能终端入水的方法及装置 |
-
1998
- 1998-11-16 JP JP34357398A patent/JP3879285B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000144858A (ja) | 2000-05-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR20030063403A (ko) | 토수 장치 | |
JP3879285B2 (ja) | 洗浄ノズル | |
JP2001059253A (ja) | 人体洗浄装置 | |
JPH0960088A (ja) | 人体局部洗浄装置 | |
JP2015101953A (ja) | 温水洗浄装置内のノズルアセンブリ | |
JP4543418B2 (ja) | 人体局部洗浄装置と洗浄ノズル | |
JP4631174B2 (ja) | 局部洗浄装置 | |
JP6941272B2 (ja) | 浴槽装置 | |
JP2000027266A (ja) | 人体洗浄ノズル | |
JP2002021155A (ja) | 人体洗浄装置 | |
JP4483000B2 (ja) | 人体洗浄装置 | |
JP2000064393A (ja) | 局部洗浄方法及び局部洗浄装置 | |
CN114903631B (zh) | 一种超声波洁牙器换能器 | |
JP2000027266A5 (ja) | ||
JP4599690B2 (ja) | 人体洗浄装置 | |
JP3812012B2 (ja) | 人体洗浄装置 | |
JPH0432895B2 (ja) | ||
JP2600836Y2 (ja) | 衛生洗浄装置 | |
JP2001258987A (ja) | 人体局部洗浄装置 | |
JP2000192527A (ja) | 空気ノズル装置 | |
JP2894351B2 (ja) | 衛生洗浄装置 | |
JP2554666Y2 (ja) | 衛生洗浄装置の洗浄水吐水機構 | |
KR200355415Y1 (ko) | 진동기능을 갖는 세정노즐장치 | |
JPS5910637A (ja) | 衛生洗浄装置 | |
JP2023127181A (ja) | 衛生洗浄装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20051115 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060111 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060509 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060707 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20061017 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20061030 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101117 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101117 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111117 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121117 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121117 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131117 Year of fee payment: 7 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |