JP3879069B2 - パチンコ遊技機用球受皿 - Google Patents

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Description

本発明は、パチンコ遊技機用球受皿に係り、特に球受皿に収容された遊技球を排出する球抜き機構の改良に関する。
従来、パチンコ遊技機用下球受皿においては、球抜き時には、球受皿の前面下端に設けた操作レバーを手動操作して横方向へ移動させることにより、底面に設けた球排出穴を覆っている遮蔽板を移動させて球排出穴を開放し、貯留された遊技球を下方に設けた球受け箱内に落下させていた。
しかし、従来の下球受皿は、球排出穴が1箇所でしかも固定されているため、球排出穴から落下した遊技球は、落下した位置で山状に積み上げられることになる。この山積み状態を放置すると、この部分から遊技球が球受け箱外にあふれ出てしまうため、遊技者が球ならしを行わなければならず、非常に煩雑であった。また、かかる球ならしを行う際に、遊技球に手を触れることにより、静電気を受けることがあり、遊技者に不快感を与えるという問題もある。
本発明は、上記した問題を解決しようとするもので、球受皿の球排出穴から遊技球を広い範囲に分散して落下させることができるパチンコ遊技機用球受皿を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために上記請求項1に係る発明の構成上の特徴は、本体前面下側に設けられて遊技球を貯留する上面開放容器であって、底面に球排出穴と、球排出穴を開閉する遮蔽部材とを備えてなり、球排出穴を開放することにより、貯留された遊技球を下方に排出するパチンコ遊技機用球受皿において、底面に設ける球排出穴の位置を可変とする球排出位置可変機構を設け、この球排出位置可変機構を、底面に設けた半円形開口部と、半円形開口部に配設した複数の羽根を有する回転羽根部材と、回転羽根部材を駆動する駆動装置とにより構成したことにある。
上記のように請求項1に係る発明を構成したことにより、駆動装置により回転羽根部材が回転し、底面に設けた半円形開口部と重なる羽根間の隙間から遊技球を排出することができ、結果として遊技球を分散して放出することができる。その結果、底面に設ける球排出穴の位置が可変とされるため、球受皿から放出される遊技球が、球受皿の下方に配設した球受け箱内の広い範囲に分散して放出され、1箇所に積み上げられることがなく、箱内に均等に収容される。その結果、球受け箱内に排出された遊技球を均す必要がなく非常に便利である。これにより、球受皿からの球抜きの際に、遊技者は球受皿を気にする必要がないので、遊技に集中することができる。また、遊技球を均す際に受ける静電気による不快感を味わうことがない。
以下、本発明の一実施の形態を図面を用いて説明すると、図1は、第1の実施形態を適用したパチンコ遊技機の本体10を正面図により示したものである。本体10は、正面の上側の枠部10aに遊技盤11を支持しており、枠部10aの左内側に開閉自在に支持したガラス扉12により遊技盤11の前側を閉鎖している。ガラス扉12の下側には、上皿基板20が設けられている。
上皿基板20は、図1に示すように、その前面に上球受皿21を設けており、上球受皿21は、基板20aの左端に賞品球供給口21dが開口しており、本体10の裏面に設けた賞品球タンクから供給された賞品球が賞品球供給口21dを通して供給されるようになっている。上球受皿21の右端側の平坦部には、上皿球抜きボタン22が設けられている。上皿基板20の下側には、下皿基板30が取り付けられている。下皿基板30は、中央に下球受皿33を設けており、右端位置に発射ハンドル31を、左端位置に灰皿32を設けている。
下球受皿33は、図2に示すように、底面部33aを設けると共に、基盤30a前面を除く底面部33aの周囲に囲い33bを設けている。下球受皿33の背面側の基盤30aには、遊技球流入口30bが設けられており、遊技球流入口30bから後方に向けて突出した遊技球流入筒30cが取り付けられている。下球受皿33の底面部33aの略中央には底面部33aを貫通して円形の開口部33cが設けられている。底面部33aには、下球受皿33の前面から後方に向けて水平に形成された隙間33dが設けられており、隙間33d内には開口部33cを開閉する開閉部材34が横方向に移動可能なように設けられている。隙間33dは、後述する球抜きレバー34bの左右の移動範囲を規定するため下球受皿33前面において横方向の長さが短く、また、後述する開閉板34aを移動可能にするために内部が広く形成されている。
開閉部材34は、開口部33cを被覆する長方形の開閉板34aと、開閉板34aの前側端に取り付けられて隙間33dの前端から突出した球抜きレバー34bとを設けている。開閉板34aは、下球受皿33の左側の灰皿32内に一端が固定されたコイルバネ34cの他端が左側縁に固定されており、通常は、伸長したコイルバネ34cにより、図2に示す右端位置に保持されている。開閉部材34は、手動によって球抜きレバー34bを左方向に移動させることにより、コイルバネ34cを収縮させて、図3に示す左端位置に移動し、これにより、開閉部材34は、開口部33cを開放するようになっている。球抜きレバー34bから手を離すことにより、開閉板34aは、コイルバネ34cの伸長力により右方向に付勢されて、開口部33cを閉鎖する右端位置に戻されるようになっている。そして、隙間33dの左端位置には、開閉板34aの移動を検出する開閉板検出スイッチ35が設けられている。開閉板検出スイッチ35は、例えば磁気センサのような近接スイッチであり、その検出信号を制御装置(図示しない)に出力し、後述する電動モータ38の駆動制御に利用される。
隙間33dの下方の開口部33c位置には、円形の空間33eが設けられており、空間33e内に開口部33cよりわずかに径の大きい回転板36が回転可能に配設されている。回転板36は、図4に示すように、板面に1個の球排出穴36aを設けており、外周には歯36bが形成された歯車形状になっている。ただし、球排出穴36aは、2個以上でもよい。回転板36の裏面側の球排出穴36a位置には、球排出筒36cが斜め外方向に向けて取り付けられている。回転板36には、小径の歯車37が噛み合わされている。歯車37は、基盤30aを貫通して設けられ、基盤30aに回転可能に取り付けられている。歯車37は、さらに基盤30aの背面側に設けた電動モータ38の回転軸に取り付けられた小径の歯車38aに噛み合わされている。電動モータ38は、図示しない制御装置の出力側に接続されている。制御装置は、開閉板検出スイッチ35からの検出信号を受けて、電動モータ38の回転を開始させるように制御する。
つぎに、上記のように構成した第1の実施形態の動作について説明する。下球受皿33に遊技球が貯留された状態で、下球受皿33の下方に図示しない球受け箱を設けた後、球抜きレバー34bを左方向に移動させることにより、開閉板34aが図3に示す左端位置に移動する。これにより、開口部33cが開放され、回転板36が開口部33cに露出し、回転板36に設けた球排出穴36aから遊技球が球排出筒36cを通して球受け箱内に排出される。同時に、開閉板34aの左端位置への移動が、開閉板検出スイッチ35により検出され、この検出結果に応じて、制御装置の制御により、電動モータ38が回転を開始し、これに連動して回転板36が回転する。
回転板36の回転により、底面に設けた外側に向けて傾斜した球排出筒36cの位置が円形を描いた状態で変動するため、球排出筒36cから連続的に放出される遊技球が、球受け箱内の広い範囲に放出され、遊技球が1箇所に積み上げられることがない。そのため、遊技者は、球受け箱内に排出された遊技球を均す必要がなく非常に便利である。また、下球受皿33からの球抜きの際に、遊技者は下球受皿33に注意を払う必要がないので、遊技に集中することができる。さらに、遊技球を均す際に受ける静電気による不快感を味わうこともなく、快適な遊技を行うことができる。
つぎに、第2の実施形態について図面により説明する。本実施形態においては、球排出口を変動させる手段として、上記第1の実施形態に示した円形の回転板を用いる代わりに、図7に示すような移動板を用いて球排出位置を変動させるようにしたものである。下球受皿33については、上記第1の実施形態に示したものと同様である。ただし、下球受皿33の底面部33aに貫通して設ける開口部については、図5に示すように、中心角が直角より小さい扇形の開口部41が用いられる。底面部33aには、上記第1の実施形態に示したと同様の隙間33dが設けられており、隙間33d内には開口部41を開閉する上記開閉部材34と同様の開閉部材42が横方向に移動可能なように設けられている。
開閉部材42は、開口部41を被覆する長方形の開閉板42aと、開閉板42aの前側端に取り付けられて隙間33dの前端から突出した球抜きレバー42bとを設けている。開閉板42aは、下球受皿33の左側の灰皿32内に一端が固定されたコイルバネ42cの他端が左側縁に固定されており、通常は、伸長したコイルバネ42cにより、図5に示す右端位置に保持されている。開閉部材42は、手動によって球抜きレバー42bを左方向に移動させることにより、コイルバネ42cを収縮させて、図6に示す左端位置に移動し、これにより、開閉部材42は、開口部41を開放するようになっている。球抜きレバー42bから手を離すことにより、開閉板42aは、コイルバネ42cの伸長力により右方向に付勢されて、開口部41を閉鎖する右端位置に戻されるようになっている。そして、灰皿32内には、開閉板42aの移動を検出する開閉板検出スイッチ43が設けられている。開閉板検出スイッチ43の検出信号は、制御装置(図示しない)に入力され、後述する電動モータ54の駆動制御に利用される。
隙間下方の開口部41位置には、開口部41を中心とし基盤30aの背面まで延びた扇形の空間33fが設けられており、空間33fには扇形の移動板51が配設されている。移動板51は、図7に示すように、中心角が開口部41の略2倍であり、中央板面に1個の球排出穴51aを設けている。また、移動板51の内周部分には、径方向に延びた長尺板形状の駆動板52が一体で取り付けられており、駆動板52は、中間位置の取付孔52cにて止め具53により基盤30aに回動可能に取り付けられており、一部が基盤30aから後方に向けて突出している。駆動板52の突出部分52aには、スリット状の長孔52bが設けられている。
基盤30aの後方には、電動モータ54が回転軸を上に向けて設けられ、電動モータ54の回転軸には、円板55が軸に対して直角に取り付けられている。円板55の外周位置には係合突起55aが1個設けられており、係合突起55aは、駆動板52の長孔52bに係合している。そして、電動モータ54の回転により、円板55の回転が係合突起55aを介して駆動板52に伝達され、駆動板52は止め具53を中心として所定の角度を往復回動する。
つぎに、上記のように構成した第2の実施形態の動作について説明する。下球受皿33に遊技球が貯留された状態で、下球受皿33の下方に球受け箱を設けた後、球抜きレバー42bを左方向に移動させることにより、開閉板42aが図6に示す左端位置に移動する。これにより、開口部41が開放され、移動板51が開口部41に露出し、移動板51に設けた球排出穴51aから遊技球が球受け箱内に排出される。同時に、開閉板42aの左端位置への移動が、開閉板検出スイッチ43により検出され、この検出結果に応じて、制御装置の制御により、電動モータ54が回転を開始し、円板55の回転に連動して移動板51が開口部41の中央を中心として左右方向に円弧形の往復回動を行う。
移動板51の往復回動により、球排出穴51aの位置が円弧形を描いた状態で往復回動するため、球排出穴51aから連続的に放出される遊技球が、球受け箱内の広い範囲に連続的に放出され、1箇所に積み上げられることがない。そのため、第2の実施形態においても、上記第1の実施形態に示した効果と同様の効果を得ることができる。
つぎに、第3の実施形態について図面により説明する。本実施形態においては、球排出口を変動させる手段として、図8に示すような長方形の移動板を用いて球排出位置を変動させるようにしたものである。下球受皿33については、上記第1の実施形態に示したものと同様である。ただし、下球受皿33の底面部33aに設ける開口部については、図8に示すように、長方形の開口部45が用いられる。底面部33aには、上記第1の実施形態に示したと同様の隙間33dが設けられており、隙間33d内には開口部45を開閉する上記開閉部材42が横方向に移動可能なように設けられている。
隙間33dの下方の開口部45位置には、開口部45を中心として左右に延びた長方形の空間33gが設けられており、空間33gには長方形の移動板61が横方向へ移動可能に配設されている。移動板61は、開口部45よりわずかに広く、中央位置に1個の球排出穴61aを設けている。また、移動板61の後端中央には後方に延びた長尺形状の駆動片62が一体で取り付けられている。駆動片62の先端には、伝達片63が回動可能に取り付けられている。
また、基盤30aの後方には、電動モータ64が回転軸を前方に向けて設けられ、電動モータ64の回転軸には、回転板65が軸に対して直角に取り付けられている。回転板65の外周位置には係合突起65aが設けられており、係合突起65aには、伝達片63が回転可能に取り付けられている。そして、電動モータ64の回転により、回転板65の回転が伝達片63を介して駆動片62の横方向の往復運動に変換され、駆動片62と共に移動板61も横方向の往復運動を行う。
以上のように構成した第3の実施形態においても、上記第2の実施形態と同様に、開口部45が開放された状態で、移動板61が横方向の往復運動を行うことにより、移動板61に設けた球排出穴61aの位置が直線を描いた状態で往復運動するため、球排出穴61aから放出される遊技球が、球受け箱内の広い範囲に連続的に排出され、1箇所に積み上げられることがない。その結果、第3の実施形態においても、上記第1の実施形態に示した効果と同様の効果を得ることができる。
つぎに、第4の実施形態について図面により説明する。本実施形態においては、球排出口を変動させる手段として、移動板に穴を設けて、移動板の運動に応じて移動する穴から遊技球を連続的に分散して排出する代わりに、下球受皿33の底面部33aに複数の小開口部を設け、底面部上に球排出穴を有する移動板を設け、移動板の移動に応じて、球排出穴が重複した小開口部から遊技球を断続的に排出することにより、遊技球を分散して排出させるようにしたものである。
移動板として円形板を用いた場合について説明する。下球受皿33については、上記第1の実施形態において、図2に示したものと同様である。下球受皿33の底面部33aに、図10(a)に破線で示すように、3個の小開口部71を等間隔で設けた。この小開口部71を設けた底面部33aの上部に、円形の回転板39を回転可能に配設した。回転板39を回転させることにより、回転板39に設けた球排出穴39aが3個の小開口部71と重なる位置で、順次上球受皿に貯留された遊技球が排出される。そのため、遊技球が実質的に異なった3箇所に振り分けられて断続的に排出されるため、球受け箱内の広い範囲に放出され、遊技球が1箇所に積み上げられることがない。その結果、第4の実施形態においても、上記第1から第3の実施形態に示した効果と同様の効果を得ることができる。
また、第4の実施形態の変形例1として、図10(b)に示すように、下球受皿33の底面部33aに、4個の小開口部72を等間隔で設けた。この小開口部72を設けた底面部33aの上部に、対角位置に2個の球排出穴39bを設けた回転板39を回転可能に配設した。この回転板39を回転させることにより、回転板39に設けた2個の球排出穴39bが4個の小開口部72と重なる位置で、順次上球受皿に貯留された遊技球が排出される。そのため、遊技球が異なった4箇所に振り分けられて断続的に排出されるため、球受け箱内の広い範囲に放出され、遊技球が1箇所に積み上げられることがない。その結果、変形例1においても第4の実施形態に示した効果と同様の効果を得ることができる。なお、変形例1において、球排出穴39bと小開口部72の数については、上記以外の組合せも可能である。
つぎに、第4の実施形態の変形例2として、図11(a)に示すように、第3の実施形態に示した下球受皿33を用い、その底面部33aに、2個の小開口部73を横一列に所定間隔離して設けた。この小開口部73を設けた底面部33aの上部に、1個の球排出穴61aを設けた移動板61を横方向に往復移動可能に配設した。この、移動板61を往復移動させることにより、移動板61に設けた1個の球排出穴61aが2個の小開口部73と重なる位置で、順次上球受皿に貯留された遊技球が排出される。そのため、遊技球が異なった2箇所に振り分けられて断続的に排出されるため、球受け箱内の広い範囲に放出され、遊技球が1箇所に積み上げられることがない。その結果、変形例2においても第4の実施形態に示した効果と同様の効果を得ることができる。
また、変形例3として、図11(b)に示すように、下球受皿33の底面部33aに、3個の小開口部74を横一列に等間隔離して設けた。この小開口部74を設けた底面部33aの上部に、2個の球排出穴61bを設けた移動板61を横方向への往復移動可能に配設した。このように構成した変形例3においても、変形例2と同様の効果が得られる。なお、変形例3において、球排出穴61bと小開口部74の数については、上記以外の組合せも可能である。
次に、変形例4として、上記移動板39、61の移動停止時に、移動板39、61の停止位置を、移動板39、61の球排出穴と底面部33aに設けた小開口部とが重ならないような位置にするようにした。例えば位置検出器と、制御装置を用いることにより、両者を重ならせないようにすることができる。これにより、移動板39、61の移動停止時に、球排出穴から遊技球が排出されることがない。その結果、遊技球の排出を阻止するための、開閉板34a,42aを設ける必要がなく、下球受皿の機構を簡易にすることができる。
つぎに、第5の実施形態について図面により説明する。本実施形態においては、球排出口を変動させる手段として、図12に示すように、複数の羽根を有するプロペラ形状の回転羽根を用いたものである。下球受皿33については、上記第3の実施形態に示したものと同様である。下球受皿33の底面部33a後方側に半円形の開口部46を設けており、また底面部33aには、下球受皿33の前面から後方に向けて水平に形成された隙間33dが設けられており、隙間33d内には開口部46を開閉する上記開閉部材42と同様の開閉部材が横方向に移動可能なように設けられている。
隙間33dの下方の開口部46位置には、半円形の空間33hが設けられ、空間33hには4枚の羽根81aを有する回転羽根部材81の半分が配設されている。回転羽根部材81は、基盤30a位置に回転軸81bが取り付けられ、羽根81aの半分が後方に突出して設けられている。回転羽根部材81は、図示しない伝達機構により電動モータに連結され、電動モータの駆動により回転するようになっている。
以上のように構成した第5の実施形態においては、図13に示すように、開閉板42aが移動して開口部46が開放されると、回転羽根部材81が回転を開始し、羽根81a間の隙間81cも回転移動する。これに伴い、各羽根81aの隙間81cから下球受皿33に貯留された遊技球が、円形を描いて放出されることにより、球受け箱内の広い範囲に断続的に排出され、1箇所に積み上げられることがない。そのため、第4の実施形態においても、上記各実施形態に示した効果と同様の効果を得ることができる。
上記各実施形態及び変形例においては、回転板及び移動板の駆動を、開閉板の移動により開口部が開放されたことを開閉板検出スイッチにより検出し、検出結果に応じた制御装置の制御により開始させるようにし、駆動コストの低減を実現している。ただし、必要に応じて回転板及び移動板を常に駆動するようにすることもできる。これにより回転板等の駆動系の構成を簡易にすることができる。
また、上記各実施形態においては、駆動用の電動モータをそれぞれ単独で用いているが、これに代えて、遊技球発射装置の電動モータを兼用することもできる。これにより、電動モータの数を減らすことができ、球排出機構を安価にすることができる。
本発明の一実施形態を適用したパチンコ遊技機を概略的に示す正面図である。 第1の実施形態である下球受皿部分の開口部の閉鎖された状態を示す平面図及び正面図である。 同下球受皿部分の開口部の開放された状態を示す平面図及び正面図である。 同回転板を詳細に示す斜視図である。 第2の実施形態である下球受皿部分の開口部の閉鎖された状態を示す平面図及び正面図である。 同下球受皿部分の開口部の開放された状態を示す平面図及び正面図である。 同回転板を詳細に示す平面図である。 第3の実施形態である下球受皿部分の開口部の閉鎖された状態を示す平面図及び正面図である。 同下球受皿部分の開口部の開放された状態を示す平面図及び正面図である。 第4の実施形態及び変形例1に係る下球受皿の球排出機構を説明する説明図である。 変形例2及び変形例3の下球受皿の球排出機構を説明する説明図である。 第5の実施形態である下球受皿部分の開口部の閉鎖された状態を示す平面図及び正面図である。 同下球受皿部分の開口部の開放された状態を示す平面図及び正面図である。
符号の説明
10…本体、20…上皿基板、30…下皿基板、30a…基盤、33…下球受皿、33a…底面部、33b…囲い、33c…開口部、33d…隙間、34…開閉部材、34a…開閉板、34b…球抜きレバー、34c…コイルバネ、35…開閉板検出スイッチ、36…回転板、36a…球排出穴、36b…歯、36c…球排出筒、37…歯車、38…電動モータ、38a…歯車、39…回転板、39a,39b…球排出穴、41…開口部、42…開閉部材、42a…開閉板、42b…球抜きレバー、42c…コイルバネ、43…開閉板検出スイッチ、45…開口部、46…開口部、51…移動板、51a…球排出穴、52…駆動板、52a…突出部分、52b…長孔、52c…取付孔、53…止め具、54…電動モータ、55…回転板、55a…係合突起、61…移動板、61a,61b…球排出穴、62…駆動片、63…伝達片、64…電動モータ、65…回転板、65a…係合突起、71…小開口部、72…小開口部、73…小開口部、74…小開口部、81…回転羽根部材、81a…羽根、81b…回転軸、81c…隙間。

Claims (1)

  1. 本体前面下側に設けられて遊技球を貯留する上面開放容器であって、底面に球排出穴と、同球排出穴を開閉する遮蔽部材とを備えてなり、前記球排出穴を開放することにより、貯留された遊技球を下方に排出するパチンコ遊技機用球受皿において、
    前記底面に設ける球排出穴の位置を可変とする球排出位置可変機構を設け、
    前記球排出位置可変機構を、前記底面に設けた半円形開口部と、同半円形開口部に配設した複数の羽根を有する回転羽根部材と、同回転羽根部材を駆動する駆動装置とにより構成したことを特徴とするパチンコ遊技機用球受皿。
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