JP3878955B2 - ロータリ型ラベル嵌挿装置 - Google Patents

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この発明は、シート状に折り畳まれた筒状のラベルを容器に嵌挿するために所定状態に開口するラベル開口装置を備えたロータリ型ラベル嵌挿装置に関する。
この種のラベル開口装置を備えたラベル嵌挿装置としては、例えば、実開昭62−105102号公報に開示されたものがある。図6及び図7に示すように、このラベル開口装置50は、回転軸51から放射状に張り出すように取り付けられ、回転軸51の回転に伴ってラベル受取位置Xとラベル嵌挿位置Yとを通る複数の開口機構部52を備えており、ラベル受取位置Xにおいて、シート状に折り畳まれた筒状のラベルLが開口機構部52に嵌挿されることによりラベルLを受け取り、ラベルLを受け取った開口機構部52がラベル嵌挿位置Yに到達するまでの間にそのラベルLを所定状態に開口し、ラベル嵌挿位置Yにおいて、そこに供給されるボトルB等の容器の胴部に開口したラベルLを嵌挿するものである。
前記開口機構部52は、回転軸51に取り付けられた基台ブロック53と、各取付位置において円周上に配置され、先端部が径方向内側に閉成可能に基端部が前記基台ブロック53にそれぞれ支持された複数の開閉杆54と、この開閉杆54を閉成方向に付勢するコイルばね55とから構成されている。この開口機構部52は、図6及び図7(a)、(b)に示すように、一端側がカムリング56のカム面56aに摺接するように、基台ブロック53に揺動自在に支持され、回転軸51の回転に伴って一端がカム面56aを摺動することによって揺動する操作部材57が開閉杆54の基端側に設けられた被操作部を押圧することで、開閉杆54の開閉操作が行われるようになっている。
特開昭55−97319号公報 特開平09−77032号公報 実開昭62−105102号公報
ところで、このラベル開口装置50は、上述したように、搬送中の容器をラベル嵌挿位置Yにおいて一旦停止させると共に回転軸51の回転を停止させた状態でラベルLをその容器に嵌挿する、いわゆる低速タイプのラベル嵌挿装置には適しているといえるが、例えば、回転軸を中心とした円周上に複数の容器保持台を一定間隔で取り付けた回転送り台をモータ等の駆動手段によって回転させながら、その容器保持台の回転軌道上にあるラベル受渡位置においてラベルを受け取ると共にそのラベルを開口し、容器保持台の回転軌道上にある容器受渡位置において容器保持台に受け渡された容器にラベルを嵌挿するロータリ型ラベル嵌挿装置のように、容器を搬送しながらラベルの受け取り及び嵌挿を行わなければならない高速タイプのラベル嵌挿装置に組み込もうとすると、ラベル開口装置自体のメカニズムが複雑になるといった問題がある。
そこで、この発明の課題は、上述したような高速運転に適したラベル開口装置を備えたロータリ型ラベル嵌挿装置を提供することにある。
上記の課題を解決するため、請求項1にかかる発明は、回転軸を中心とした円周上に複数の容器保持台を一定間隔で取り付けた回転送り台と、この回転送り台を回転させる回転駆動手段とを備え、前記円周上にあるラベル受渡位置において受け渡された、シート状に折り畳まれた筒状のラベルを開口し、前記円周上にある容器受渡位置において前記容器保持台に受け渡された容器に順次嵌挿するロータリ型ラベル嵌挿装置において、前記容器保持台毎に、シート状に折り畳まれた筒状の前記ラベルを開口するラベル開口装置と、このラベル開口装置によって所定状態に開口された前記ラベルを、前記容器保持台に保持された容器に嵌挿するラベル嵌挿手段とがそれぞれ取り付けられており、前記ラベル開口装置は、供給されるシート状に折り畳まれた筒状の前記ラベルの両面側をそれぞれ吸引して離間させることにより予備的に開いた状態に保持するラベル保持手段と、このラベル保持手段によって予備的に開かれた前記ラベルを所定状態に開口するラベル開口手段とからなり、前記ラベル開口手段は、前記ラベル保持手段によって保持されるラベルの直上位置において昇降する支持部材と、この支持部材に取り付けられ、この支持部材が降下することにより、予備的に開かれた前記ラベルに挿入されるラベル開口機構部と、前記支持部材に沿って昇降することで前記ラベル開口機構部の開口操作を行う操作棒と、前記支持部材及び前記操作棒をそれぞれ昇降させるための第1のカム機構とを備え、前記ラベル開口機構部は、前記支持部材に固定された基台部と、前記操作棒を中心とした円周上において前記基台部から垂下した状態に配設され、下端部がその中心側に閉成可能に上端部が前記基台部に支持された複数の開閉杆と、前記開閉杆の下端部を閉成側に付勢する付勢手段と、前記操作棒が上昇または降下することにより、閉成状態で前記ラベルに挿入された前記開閉杆を外方に開かせることで、前記ラベルを所定状態に開口する第2のカム機構とから構成されており、前記ラベル嵌挿手段は、昇降可能に支持された支持棒と、この支持棒の下端部に取り付けられたラベル押込板と、前記支持棒を昇降させるための第3のカム機構とから構成されており、前記第1のカム機構は、前記回転送り台に設けられた第1のカム溝及び第2のカム溝と、前記第1のカム溝及び前記第2のカム溝にそれぞれ嵌り込む、前記支持部材及び前記操作棒に第1の取付部材及び第2の取付部材を介してそれぞれ支持された第1のローラ及び第2のローラとから構成されており、前記第3のカム機構は、前記回転送り台に設けられた第3のカム溝と、前記第3のカム溝に嵌り込む、前記支持棒に第3の取付部材を介して支持された第3のローラとから構成されており、前記第1のローラ、前記第2のローラ及び前記第3のローラが、前記回転送り台の回転によって、前記第1のカム溝、前記第2のカム溝及び前記第3のカム溝に沿って昇降しながら移動することで、前記第1のローラ、前記第2のローラ及び前記第3のローラが支持されている前記支持部材、前記操作棒及び前記支持棒がそれぞれ昇降するようになっており、前記第1の取付部材及び前記第2の取付部材は前記支持棒に摺動自在に支持されていると共に、前記第3の取付部材は前記支持部材に摺動自在に支持されていることを特徴とするロータリ型ラベル嵌挿装置を提供するものである。
以上のように構成されたラベル開口装置は、前記支持部材が降下することにより、ラベル保持手段によって予備的に開かれた筒状のラベル内に閉成状態の開閉杆が挿入され、続いて操作棒が前記支持部材に沿って昇降することにより開いた開閉杆がラベルを所定状態に開口するので、一般的に空きスペースのある各容器保持台の直上に、このラベル開口装置を設置することにより、構造的に複雑にならないコンパクトなロータリ型ラベル嵌挿装置を実現することができる。また、このラベル開口装置では、第1のローラ及び第2のローラを支持部材及び操作棒にそれぞれ支持している第1の取付部材及び第2の取付部材は支持棒に、第3のローラを支持棒に支持している第3の取付部材は支持部材にそれぞれ摺動自在に支持されているので、長尺の支持部材及び支持棒が相互に支持し合うことになり、双方の支持安定性が向上する。
以下、実施の形態について図面を参照して説明する。図1は、PETボトル(以下、ボトルという。)Bに筒状のシュリンクラベル(以下、ラベルという。)Lを装着するためのラベル装着システム1を示しており、このラベル装着システム1は、ベルトコンベア2a、スクリューコンベア2b及びスターホイール2cからなるボトル供給装置2と、基材繰出部3aによって基材ロールから繰り出された長尺のラベル形成基材Mを順次切断しながらラベルLを形成し、そのラベルLを第1のラベル受渡位置αに順次供給するラベル供給装置3と、このラベル供給装置3によって第1のラベル受渡位置αに供給されたラベルLを受け取って第2のラベル受渡位置βに搬送するラベル受渡装置4と、ボトル供給位置γにおいて前記ボトル供給装置2から供給されたボトルBを受け取り、ボトル送出位置δまで搬送すると共に、前記ラベル受渡装置4によって搬送されてきたラベルLを第2のラベル受渡位置βにおいて受け取り、ボトルBをボトル供給位置γからボトル送出位置δまで搬送する間に、ラベルLをボトルBに嵌挿するロータリ型ラベル嵌挿装置5と、ボトルBに嵌挿されたラベルLを熱収縮させるための加熱装置(図示せず)にラベルLが嵌挿されたボトルBを搬送する、スターホイール6a、スクリューコンベア6b及びベルトコンベア6cからなるボトル搬送装置6とから構成されている。
なお、前記ラベル形成基材Mは、ボトルBに装着する筒状のラベルが連続的に繋がったものであり、前記基材繰出部3aにおいてはシート状に折り畳んだ状態でドラムに巻回されている。また、基材繰出部3aから繰り出されたシート状のラベル形成基材Mは、ボトルBにラベルLを装着する際に再び筒状に開きやすくするために、その供給途中において折り返すことで折り畳み位置を変化させるようにしている(図1参照)。
前記ロータリ型ラベル嵌挿装置5は、図2に示すように、回転軸11から放射状に張り出した複数の支持アーム12、13を介して、回転軸11を中心とした同心円上に一定間隔で取り付けられた容器保持台14、ラベル開口装置20及びラベル嵌挿手段40を備えた回転送り台10と、この回転送り台10を一定速度で回転させるモータを駆動源とする図示しない回転駆動手段とから構成されており、第2のラベル受渡位置βにおいて受け取ったシート状に折り畳まれた筒状のラベルLがラベル開口装置20によって所定状態に開口され、ボトル供給位置γにおいて受け取ったボトルBが容器保持台14に保持された状態でボトル送出位置δまで搬送される途中で、開口されたラベルLが、ラベル嵌挿手段40によって、ボトルBの胴部に嵌挿されるようになっている。なお、容器保持台14には、ボトルBを保持するための容器保持機構が設けられているが、この容器保持機構は周知の機構ゆえ、その説明を省略する。
前記ラベル開口装置20は、図2に示すように、ラベル受渡装置4によって受け渡されるラベルLを、容器保持台14に保持されるボトルBの直上位置で保持するラベル保持手段21と、このラベル保持手段21によって保持されたラベルLを所定状態に開口するラベル開口手段23とから構成されており、このラベル開口手段23は、ラベル保持手段21によって保持されるラベルLの直上位置に配置されている。
前記ラベル保持手段21は、図2に示すように、支持アーム13を介して回転軸11に支持された開閉可能な一対の挟持部材22と、この挟持部材22の挟持部22aに形成された吸引口から吸引することで挟持部材22に挟持されたラベルLの両面をそれぞれ挟持部22aに吸着させる図示しない吸引手段と、挟持部材22を開閉させる図示しない開閉駆動手段とから構成されており、このラベル保持手段21は、ラベル受渡装置4によって搬送されてきたシート状に折り畳まれたラベルLを、ラベル受渡位置βにおいて、挟持部材22が挟持することによって受け取り、吸引手段が吸引することでラベルLの両面を挟持部22aにそれぞれ吸着させた状態で、その挟持部材22を開いてラベルLの両面を相互に離間させることにより、ラベルLを予備的に開いた状態に保持するようになっている。
なお、ラベル受渡装置4は、図2に示すように、ラベル受渡位置αとラベル受渡位置βとを通るように回転するアームの先端にシート状のラベルLの片面を吸着する「コ」字状のラベル吸着部4aを有しており、このラベル吸着部4aに吸着されているラベルLを挟持部材22の挟持部22aが挟み込んでラベル吸着部4aから離間させることによって、ラベルLの受け渡しが行われる。
前記ラベル開口手段23は、図2に示すように、支持アーム13を介して回転軸11に沿って昇降可能に支持された円筒状の支持部材24と、この支持部材24の下端部に取り付けられたラベル開口機構部26と、支持部材24に挿通され、支持部材24に沿って昇降することでラベル開口機構部26の開口操作を行う操作棒25と、支持部材24及び操作棒25をそれぞれ昇降させるためのカム機構31とから構成されており、支持部材24が降下することにより、ラベル保持手段21によって予備的に開かれたラベルLにラベル開口機構部26が挿入されるようになっている。
前記ラベル開口機構部26は、図3に示すように、支持部材24に固定された基台部27と、前記操作棒25を取り囲むように基台部27から垂下した状態に一定間隔で配設され、下端部がその中心側(閉成側)に揺動することができるように、上端部が基台部27に支持された4本の開閉杆28と、この開閉杆28の下端部を閉成側に付勢するために、各開閉杆28の基台部27に対する支持点の外側において、各開閉杆28の上端部と基台部27との間にそれぞれ圧縮状態で設けられたコイルばね29と、このコイルばね29によって閉成方向に付勢された開閉杆28を操作棒25の昇降動作に伴って開閉させるカム機構30とから構成されている。
前記カム機構30は、操作棒25の下端部に形成された先細のテーパ部30aを含む操作棒25の外周面と、開閉杆28の基台部27に対する支持点より下方側で開閉杆28に支持されたローラ30bとから構成されており、前記コイルばね29の付勢力によって、ローラ30bがテーパ部30aを含む操作棒25の外周面に常時当接した状態で操作棒25の昇降動作が行われるようになっている。
従って、図3に実線で示すように、操作棒25が降下した状態では、ローラ30bが操作棒25の大径部に当接することで開閉杆28が開いているが、操作棒25が上昇すると、同図に一点鎖線で示すように、ローラ30bが操作棒25のテーパ部30aを介して小径部に当接することになるので、開閉杆28が支持点を中心に内側に揺動して閉成状態となる。
また、このラベル開口機構部26は、図3に示すように、基台部27に対する支持点と操作棒25の外周面に対するローラ30bの当接点との間の距離Dが異なる2種類の開閉杆28a、28bを有しており、基台部27にはこの2種類の開閉杆28a、28bが交互に配設されている。従って、4本の開閉杆28は全て同じように閉じられるのではなく、図3に示すように、距離Dの短い開閉杆28bが距離Dの長い開閉杆28aより閉じ量が大きくなり、図4に示すように、閉じ量の大きい開閉杆28bの先端部分を閉じ量の小さい開閉杆28aの先端部分が囲うように、開閉杆28全体を閉じることができるので、閉成状態にある開閉杆28の先端部をより細くすることができる。
前記カム機構31は、図2に示すように、回転送り台10の上半部を取り囲むように配設された、3本のカム溝32a、32b、44(図5参照)を有する円筒体32と、この円筒体32のカム溝32a、32bにそれぞれ嵌り込む、支持部材24及び操作棒25の上端部にそれぞれ支持されたローラ33、34とから構成されており、これらのローラ33、34が、回転送り台10の回転によって、カム溝32a、32bに沿って昇降しながら移動することで、これらのローラ33、34が支持されている支持部材24及び操作棒25がそれぞれ昇降するようになっている。
前記ラベル嵌挿手段40は、支持アーム13を介して回転軸11に沿って昇降可能に支持された支持棒41と、この支持棒41の下端部に取り付けられたラベル押込板42と、支持棒41を昇降させるためのカム機構43とから構成されている。
前記ラベル押込み板42には、4本の開閉杆28全体を挿通するための図示しない穴が形成されており、このラベル押込板42が開閉杆28に沿って降下することで、開閉杆28によって所定状態に開かれたラベルLが下方側に押し下げられ、その直下に位置しているボトルBの胴部に嵌挿される。
前記カム機構43は、前記円筒体32に形成されたカム溝44と、このカム溝44に嵌り込む、支持棒41の中間部に支持されたローラ45とから構成されており、このローラ45が、回転送り台10の回転によって、カム溝44に沿って昇降しながら移動することで、このローラ45が支持されている支持棒41が昇降するようになっている。
なお、ローラ33、34及びローラ45は、図2に示すように、取付部材35、36及び取付部材46を介して、支持部材24、操作棒25及び支持棒41にそれぞれ支持されているが、取付部材35、36は支持棒41に、取付部材46は支持部材24にそれぞれ摺動自在に支持されており、長尺の支持部材24及び支持棒41が相互に支持し合うことにより双方の支持安定性を高めている。
以上のように構成されたロータリ型ラベル嵌挿装置5は、まず、図1に示すように、ラベル受渡装置4によってラベル受渡位置βに搬送されてきたシート状に折り畳まれた筒状のラベルLを、挟持部材22が挟持することにより受け取ることになるが、この時点では、図5(a)に示すように、支持部材24、操作棒25及び支持棒41が全て最上位の位置にあり、閉成状態にある開閉杆28及びラベル押込板42が、ラベル保持手段21によって保持されたラベルLの上方に位置している。なお、このとき、ラベル保持手段21によって保持されたラベルLの下方には、既にラベルLが胴部に嵌挿され、ボトル送出位置δにおいてボトル搬送装置6に受け渡されるボトルBが容器保持台14に支持されている。
続いて、ボトル供給位置γにおいて、ボトル供給装置2によって供給されるボトルBを受け取って容器保持台14に保持することになるが、ラベル受渡位置βからボトル供給位置γに至る間に、同図(b)に示すように、挟持部材22が開くことで、挟持部22aに吸着されたラベルLが予備的に開かれた状態に保持される。
次に、同図(c)に示すように、ローラ33、34がカム溝32a、32bに沿って同じように降下することで、支持部材24及び操作棒25がそれぞれ同じように降下し、開閉杆28が閉成状態を維持したまま、ラベル保持手段21によって予備的に開かれたラベルLに挿入される。その後、同図(d)に示すように、ローラ34がカム溝32bに沿って降下することにより操作棒25のみが降下し、上述したように、開閉杆28が開くことで、予備的に開かれたラベルLが所定状態に開口される。
そして、同図(e)に示すように、ラベル保持手段21が吸引を解除すると共に、ローラ33、34及び45が、相対関係を維持したまま、カム溝32a、32b及び44に沿って僅かに降下することで、開成状態にある開閉杆28及びラベル押込板42が僅かに降下して、ラベルLと共に開閉杆28の下端部が容器保持台14に保持されたボトルBの頭部まで到達する。
ここで、同図(f)に示すように、ローラ45がカム溝44に沿って降下することにより支持棒41のみが降下し、それに伴って、ラベル押込板42が開閉杆28に沿って降下するので、このラベル押込板42によって、所定状態に開口されたラベルLが下方に押し下げられ、ボトルBの胴部に嵌挿される。
最後に、同図(g)に示すように、ローラ33、34及び45が、相対関係を維持したまま、カム溝32a、32b及び44に沿って上昇することで、開閉杆28が開成状態を維持したままラベル押込板42と共に上昇し、ラベルLのボトルBへの嵌挿が完了する。
このようにして胴部に筒状のラベルLが嵌挿されたボトルBは、上述したように、ボトル送出位置δにおいて、ボトル搬送装置6に受け渡され、このボトル搬送装置6によって、ラベルLを熱収縮させるための加熱装置(図示せず)まで搬送される。
以上のように、このロータリ型ラベル嵌挿装置5は、昇降する支持部材24、操作棒25及び支持棒41によって、ラベルLの開口及びボトルBへのラベルLの嵌挿を行うようにしたラベル開口装置20及びラベル嵌挿手段40を採用することにより、各容器保持台14の直上の空きスペースにこれらのラベル開口装置20及びラベル嵌挿手段40を設置することができ、構造的に複雑にならないコンパクトなロータリ型ラベル嵌挿装置を実現することができる。
また、上述したように、このラベル開口機構部26には、閉じ量の異なる2種類の開閉杆28a、28bを交互に配設することにより、閉成状態にある開閉杆28の先端部をより細くするようにしたため、ラベル保持手段21によって予備的に開かれた筒状のラベルLにラベル開口機構部26を挿入する際、閉成状態の開閉杆28をより確実にラベルLに挿入することができ、ラベルLの嵌挿不良の発生頻度を極めて小さく抑えることができる。
また、上述したように、このロータリ型ラベル嵌挿装置5に搭載したラベル開口装置20及びラベル嵌挿手段40は、支持部材24、操作棒25及び支持棒41をカム機構31、43によって昇降させるようにしているため、これらを昇降させるための駆動手段を別途設ける必要がない。
なお、上述した実施形態では、操作棒25が降下したときに開閉杆28が開き、操作棒25が上昇したときに開閉杆28が閉じるようになっているが、操作棒25の下端部に先太のテーパ部30aを形成できるのであれば、操作棒25が降下したときに開閉杆28が閉じ、操作棒25が上昇したときに開閉杆28が開くようにすることも可能である。
また、上述した実施形態では、4本の開閉杆28が配設されているが、必ずしも4本である必要はなく、その数はラベルLの大きさや形状によって適宜設定すればよい。但し、上述したように、閉じ量の異なる2種類の開閉杆を交互に配設する場合は、開閉杆の本数を偶数本に設置しておくことが望ましいことはいうまでもない。
また、上述した実施形態では、ボトルに嵌挿するラベルがシュリンクラベルの場合について説明したが、ラベルに対して開閉杆28を滑りやすくしておくことにより、ストレッチラベルについても適用することができる。
この発明にかかる一実施形態を示す概略平面図である。 同上のロータリ型ラベル嵌挿装置の詳細な構造を示す部分側面図である。 同上のラベル開口機構部を示す拡大図である。 同上の閉成状態にある開閉杆の先端部を示す端面図である。 同上のロータリ型ラベル嵌挿装置のラベル嵌挿動作を示す動作説明図である。 従来のラベル嵌挿装置を示す一部切欠正面図である。 同上のラベル嵌挿装置のラベル嵌挿動作を示す動作説明図である。
符号の説明
1 ラベル装着システム
5 ロータリ型ラベル嵌挿装置
10 回転送り台
14 容器保持台
20 ラベル開口装置
21 ラベル保持手段
23 ラベル開口手段
24 支持部材
25 操作棒
26 ラベル開口機構部
27 基台部
28 開閉杆
29 コイルばね
30 カム機構
30a テーパ部
30b ローラ
31 カム機構
40 ラベル嵌挿手段
41 支持棒
42 ラベル押込板
43 カム機構
B ボトル
L ラベル

Claims (1)

  1. 回転軸を中心とした円周上に複数の容器保持台を一定間隔で取り付けた回転送り台と、この回転送り台を回転させる回転駆動手段とを備え、
    前記円周上にあるラベル受渡位置において受け渡された、シート状に折り畳まれた筒状のラベルを開口し、前記円周上にある容器受渡位置において前記容器保持台に受け渡された容器に順次嵌挿するロータリ型ラベル嵌挿装置において、
    前記容器保持台毎に、シート状に折り畳まれた筒状の前記ラベルを開口するラベル開口装置と、このラベル開口装置によって所定状態に開口された前記ラベルを、前記容器保持台に保持された容器に嵌挿するラベル嵌挿手段とがそれぞれ取り付けられており、
    前記ラベル開口装置は、供給されるシート状に折り畳まれた筒状の前記ラベルの両面側をそれぞれ吸引して離間させることにより予備的に開いた状態に保持するラベル保持手段と、
    このラベル保持手段によって予備的に開かれた前記ラベルを所定状態に開口するラベル開口手段とからなり、
    前記ラベル開口手段は、前記ラベル保持手段によって保持されるラベルの直上位置において昇降する支持部材と、この支持部材に取り付けられ、この支持部材が降下することにより、予備的に開かれた前記ラベルに挿入されるラベル開口機構部と、前記支持部材に沿って昇降することで前記ラベル開口機構部の開口操作を行う操作棒と、前記支持部材及び前記操作棒をそれぞれ昇降させるための第1のカム機構とを備え、
    前記ラベル開口機構部は、前記支持部材に固定された基台部と、前記操作棒を中心とした円周上において前記基台部から垂下した状態に配設され、下端部がその中心側に閉成可能に上端部が前記基台部に支持された複数の開閉杆と、前記開閉杆の下端部を閉成側に付勢する付勢手段と、前記操作棒が上昇または降下することにより、閉成状態で前記ラベルに挿入された前記開閉杆を外方に開かせることで、前記ラベルを所定状態に開口する第2のカム機構とから構成されており、
    前記ラベル嵌挿手段は、昇降可能に支持された支持棒と、この支持棒の下端部に取り付けられたラベル押込板と、前記支持棒を昇降させるための第3のカム機構とから構成されており、
    前記第1のカム機構は、前記回転送り台に設けられた第1のカム溝及び第2のカム溝と、前記第1のカム溝及び前記第2のカム溝にそれぞれ嵌り込む、前記支持部材及び前記操作棒に第1の取付部材及び第2の取付部材を介してそれぞれ支持された第1のローラ及び第2のローラとから構成されており、
    前記第3のカム機構は、前記回転送り台に設けられた第3のカム溝と、前記第3のカム溝に嵌り込む、前記支持棒に第3の取付部材を介して支持された第3のローラとから構成されており、
    前記第1のローラ、前記第2のローラ及び前記第3のローラが、前記回転送り台の回転によって、前記第1のカム溝、前記第2のカム溝及び前記第3のカム溝に沿って昇降しながら移動することで、前記第1のローラ、前記第2のローラ及び前記第3のローラが支持されている前記支持部材、前記操作棒及び前記支持棒がそれぞれ昇降するようになっており、
    前記第1の取付部材及び前記第2の取付部材は前記支持棒に摺動自在に支持されていると共に、前記第3の取付部材は前記支持部材に摺動自在に支持されていることを特徴とするロータリ型ラベル嵌挿装置。
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