JP3878043B2 - クラッチ操作装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プルタイプクラッチの操作装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のプルタイプクラッチ(プルタイプ乾燥単板ダイヤフラムスプリング式クラッチ)は図2及び図3で示すように、エンジンのクランクシャフト20端に結合しているフライホイール1に取り付けられたクラッチディスク2と、前記フライホイール1に結合されているクラッチカバー3と、前記クランクシャフト20と同軸線上でレリーズフォークによって進退作動する第1クラッチスリーブ4と、この第1クラッチスリーブ4と第1レリーズベアリング6を介して連動される第2クラッチスリーブ5と、この第2クラッチスリーブ5と前記クラッチカバー3との間で一端は第2クラッチスリーブ5に係合し、他端はクラッチカバー3にワイヤリング8を介して係合しているダイヤフラムスプリング7と、このダイヤフラムスプリング7にボルト10によって結合され前記クラッチディスク2に押しつけられているプレッシャプレート9とからなり、前記第1クラッチスリーブ4をX方向に後退作動することによりプレッシャプレート9がクラッチディスク2から離間して動力伝達を解除するようにした構造である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記構造のプルタイプクラッチは、第1クラッチスリーブ4をX方向に後退作動することによりレリーズベアリング6を介して伝わる荷重により第2クラッチスリーブ5をX方向に後退作動し、ダイヤフラムスプリング7をX方向に引く。これによりワイヤリング8を支点にしてダイヤフラムスプリング7は変形し、ボルト10を介してプレッシャプレート9をX方向に引き、クラッチディスク2はプレッシャプレート9による押しつけ荷重を解除して動力伝達を解除する。このときX方向に引く荷重はダイヤフラムスプリング7からクラッチカバー3に伝達され、さらにクラッチカバー3からフライホイール1を介してクランクシャフト20に伝達する。この荷重を受けるクランクシャフト20はスラスト荷重を受けるメタルを備えているが、このメタルは前記荷重によって摩耗する場合があり、これを抑制することが課題であった。
【0004】
本発明の目的は、プルタイプクラッチにおいて、動力伝達の解除時に生じるクランクシャフトへの荷重の伝達を防止し、クランクシャフトのメタルの摩耗を抑制したクラッチ操作装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための本発明は、請求項1に記載の通り、エンジンのクランクシャフト端に結合しているフライホイールに取り付けられたクラッチディスクと、前記フライホイールに結合されているクラッチカバーと、前記クランクシャフトと同軸線上で進退作動するクラッチスリーブと、前記クラッチカバーとクラッチスリーブとの間に設けられたダイヤフラムスプリングと、このダイヤフラムスプリングと結合され前記クラッチディスクに押しつけられているプレッシャプレートとからなり、前記クラッチスリーブを後退作動することにより前記プレッシャプレートをクラッチディスクから離間して動力伝達を解除するプルタイプクラッチにおいて、
前記クラッチスリーブの後退作動時に前記クラッチカバーに伝わるクラッチスリーブの後退動荷重のキャンセル手段として、クラッチスリーブと対向するクラッチカバーと結合した反力プレートをクラッチスリーブと対向して設け、この反力プレートとクラッチスリーブとの対向間にレリーズシャフトによって回転し、前記クラッチスリーブを前記反力プレートを反力として後退方向に作動させるカムを設け、前記カムとレリーズシャフトとの間に長穴によりクリアランスをもたせたことを特徴とするものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。本発明のクラッチは図1で示すように、エンジンのクランクシャフト20端に結合しているフライホイール1に取り付けられたクラッチディスク2と、前記フライホイール1に結合されているクラッチカバー3と、前記クランクシャフト20と同軸線上でレリーズフォークによって進退作動する第1クラッチスリーブ4と、この第1クラッチスリーブ4と第1レリーズベアリング6を介して連動される第2クラッチスリーブ5と、この第2クラッチスリーブ5と前記クラッチカバー3との間で一端は第2クラッチスリーブ5に係合し、他端はクラッチカバー3にワイヤリング8を介して係合しているダイヤフラムスプリング7と、このダイヤフラムスプリング7にボルト10によって結合され前記クラッチディスク2に押しつけられているプレッシャプレート9とからなり、前記第1クラッチスリーブ4をX方向に後退作動することによりプレッシャプレート9がクラッチディスク2から離間して動力伝達を解除するようにした構造である。
【0007】
上記のように基本的な構造は従来のプルタイプクラッチと同様であるが、本発明は動力伝達の解除時に生じるクランクシャフトへの荷重の伝達を防止するクラッチスリーブの後退動荷重のキャンセル手段を備えたものである。
【0008】
上記荷重のキャンセル手段の具体的な構造について説明する。図1で示すように第2クラッチスリーブ5を従来よりも軸方向の長さを長くし、この第2クラッチスリーブ5上に反力プレート11を第1クラッチスリーブ4と隙間を有して対向配置する。また、クラッチカバー3には連結プレート12を固定し、この連結プレート12に前記反力プレート11を第2レリーズベアリング13を介して支持している。
【0009】
さらに、前記反力プレート11と第1クラッチスリーブ4との対向隙間にはレリーズシャフト15によって回転するカム14を介装し、このカム14の回転により第1クラッチスリーブ4をX方向に後退作動するようにした構造である。
尚、前記カム14とレリーズシャフト15とにの間に長穴16によってクリアランスをもたせることが望ましい。
【0010】
本発明は上記の通りの構造であるから、カム14をレリーズシャフト15によって回転することにより反力プレート11との対向隙間が拡大変化して第1クラッチスリーブ4はX方向に後退作動し、その荷重は第2クラッチスリーブ5、ダイヤフラムスプリング7及びクラッチカバー3に伝達される。しかしながら、前記カム14は反力プレート11をX方向とは反対方向に押しているため、前記荷重によるクラッチカバー3のX方向の後退作動を抑止しており、これにより、フライホイール1を介してクランクシャフト20に伝達する荷重をキャンセルするのである。これにより、クランクシャフト20に対し、スラスト荷重を発生させることがなくメタルの摩耗を抑制することができる。
【0011】
また、このときクラッチカバー3は荷重により変形するため、レリーズシャフト15とカム14との間に長穴16によってクリアランスを持たせることにより、この変形を吸収し、レリーズシャフト15に発生する荷重を防止する。
【0012】
尚、上記の実施形態では反力プレート11と第1クラッチスリーブ4との対向隙間にカム機構を設けたが、このカム機構の代わりに油圧シリンダ用いても同様の作用効果を得ることができる。
【0013】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によると、プルタイプクラッチにおいて、動力伝達の解除時に生じるクランクシャフトへの荷重の伝達を防止し、クランクシャフトのメタルの摩耗を抑制することができ従来の課題を解決した利点を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の要部断面図
【図2】 従来のプルタイプクラッチの断面図
【図3】 従来のプルタイプクラッチの要部断面図
【符号の説明】
1 フライホイール
2 クラッチディスク
3 クラッチカバー
4 第1クラッチスリーブ
5 第2クラッチスリーブ
6 第1レリーズベアリング
7 ダイヤフラムスプリング
8 ワイヤリング
9 プレッシャプレート
10 ボルト
11 反力プレート
12 連結プレート
13 第2レリーズベアリング
14 カム
15 レリーズシャフト
16 長穴

Claims (1)

  1. エンジンのクランクシャフト端に結合しているフライホイールに取り付けられたクラッチディスクと、前記フライホイールに結合されているクラッチカバーと、前記クランクシャフトと同軸線上で進退作動するクラッチスリーブと、前記クラッチカバーとクラッチスリーブとの間に設けられたダイヤフラムスプリングと、このダイヤフラムスプリングと結合され前記クラッチディスクに押しつけられているプレッシャプレートとからなり、前記クラッチスリーブを後退作動することにより前記プレッシャプレートをクラッチディスクから離間して動力伝達を解除するプルタイプクラッチにおいて、
    前記クラッチスリーブの後退作動時に前記クラッチカバーに伝わるクラッチスリーブの後退動荷重のキャンセル手段として、クラッチスリーブと対向するクラッチカバーと結合した反力プレートをクラッチスリーブと対向して設け、この反力プレートとクラッチスリーブとの対向間にレリーズシャフトによって回転し、前記クラッチスリーブを前記反力プレートを反力として後退方向に作動させるカムを設け、前記カムとレリーズシャフトとの間に長穴によりクリアランスをもたせたことを特徴とするクラッチ操作装置
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