JP3877395B2 - ステアリング装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ハンドル操作に応じて電動機を駆動してステアリング系の伝達比を変更可能なステアリング装置に係り、特に操舵トルクに基づいて伝達比を変更するステアリング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のステアリング装置において、特開平4−283168号公報に開示されているように、車速、およびタイヤと路面間の摩擦係数に対応してハンドル操舵角に対する車輪転舵角の目標伝達比を設定し、実際の伝達比を目標伝達比に近付けるようアクチュエータを駆動制御するように構成されたものは知られている。
【0003】
このように構成されたステアリング装置は、目標伝達比の設定にタイヤと路面間の摩擦係数が考慮されているので、ハンドルを所定量(水平状態に握った位置から持ち替えなく操作可能な90度)操舵した場合に、車輪転舵角が車両に設定限界横G(例えば、低μ路で0.25G、中μ路で0.5G、高μ路で1.0Gに設定)を発生させる値となる伝達比(車速に応じて変化する)に目標伝達比を設定することにより、任意の車速および路面状態においてもハンドルを持ち替えることなく操作できる範囲において、それぞれの路面状態の設定限界横G内での操舵が可能であり、いわゆるハンドルの切り過ぎを防止して適切な旋回性能が得られるとしている。
【0004】
また、従来のステアリング装置において、特開平6−336175号公報に開示されているように、車速に対応してハンドル操舵角に対する車輪転舵角の伝達比を設定し、検出した操舵トルクの値によって車両が直進時かコーナリング時かを判定して伝達比を変更したり同じ状態を保つように構成されたものは知られている。
【0005】
例えば、操舵トルクが所定値以下の場合には、車両が直進時と判定して伝達比が変更可能となり、操舵トルクが所定値を超える場合にはコーナリング時と判定して伝達比の変更が禁止される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
特開平4−283168号公報に開示されたステアリング装置は、ハンドルを水平状態に握った位置から持ち替えない範囲(例えば、90度)で、任意の車速および路面状態に対してそれぞれの路面状態の設定限界横G内での操舵が可能であるが、ドライバの操舵意志としてはハンドル操舵角のみを採用している。
【0007】
また、特開平6−336175号公報に開示されたステアリング装置は、操舵トルクの有無で車両が直進状態かコーナリング状態かを判定し、ステアリングギヤのギヤ比(変速比)の変更を行なったり、禁止したりできるものであるが、操舵トルクでステアリング系の転舵量を変更するものではない。
【0008】
このように、従来のステアリング装置は、ドライバの操舵意志としてハンドルの操舵角のみを検出してステアリング系の転舵角(転舵量)を変更しており、新しい操舵フィーリングを有するステアリング装置が望まれている。
【0009】
この発明はこのような課題を解決するためなされたもので、その目的はドライバの操舵意志の情報として操舵トルクを採用し、これによりステアリング系の転舵量を変更することによって従来にない操舵フィーリングを有するステアリング装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するためこの発明に係るステアリング装置の伝達比制御手段は、
少なくとも操舵トルクセンサからの操舵トルク信号基づいて電動機の操作量を制御するとともに、車速が増加するにつれて操舵トルク信号に対応する転舵量のゲインが増加するように設定する目標伝達比設定手段を備えたことを特徴とする。
【0011】
この発明に係るステアリング装置は、少なくとも操舵トルクセンサからの操舵トルク信号基づいて電動機の操作量を制御する伝達比制御手段を備えたので、ドライバの意志に応じた従来に無い新たな操舵フィーリングを得ることができる。
また、この発明に係るステアリング装置は、ハンドルの操作量を検出する操作量センサおよび車速を検出する車速センサを備え、伝達比制御手段は、少なくとも操舵トルクセンサからの操舵トルク信号に基づいて電動機の操作量を制御するとともに、車速が増加するにつれて操舵トルク信号に対応する転舵量のゲインが増加するように設定する目標伝達比設定手段を備えたので、車両が低速走行時にはハンドル操作量に対するステアリング系の転舵量のゲインを大きく設定してドライバの車線追従能力を確保し、車両が高速走行時には操舵トルクに対するステアリング系の転舵量のゲインを大きく設定して従来に無い新たな操舵フィーリングを有するようにすることができる。
【0012】
また、この発明に係るステアリング装置は、ハンドルの操作量を検出する操作量センサおよび車速を検出する車速センサを備え、伝達比制御手段は、少なくとも操作量センサからの操作量信号に基づいて電動機の操作量を制御するとともに、車速が増加するにつれて操作量信号に対応する転舵量のゲインが減少するように設定する目標伝達比設定手段を備えたことを特徴とする。
【0014】
さらに、この発明に係るステアリング装置は、路面摩擦係数を検出する路面摩擦係数センサまたは車両挙動を検出する車両挙動センサを備えるとともに、伝達比制御手段は、路面摩擦係数センサからの路面摩擦係数信号または車両挙動センサからの車両挙動信号に基づいてステアリング系の転舵量の最大値を制限する最大転舵量制限手段を備えたことを特徴とする。
【0015】
この発明に係るステアリング装置は、路面摩擦係数を検出する路面摩擦係数センサまたは車両挙動を検出する車両挙動センサを備えるとともに、伝達比制御手段は、路面摩擦係数センサからの路面摩擦係数信号または車両挙動センサからの車両挙動信号に基づいてステアリング系の転舵量の最大値を制限する最大転舵量制限手段を備えたので、路面状態の変化、または横加速度等の車両挙動に対応して車両の転舵量の最大値を制限し、ステアリングホイールの切り過ぎに対しても車両の走行状態を適切に保つことができる。
【0016】
また、この発明に係るステアリング装置は、ステアリング系の転舵量を検出する転舵量センサを備え、伝達比制御手段は、転舵量センサからの転舵量信号と目標伝達比設定手段からの目標転舵量信号が等しくなるように制御する駆動制御手段を備えたことを特徴とする。
【0017】
この発明に係るステアリング装置は、ステアリング系の転舵量を検出する転舵量センサを備え、伝達比制御手段は、転舵量センサからの転舵量信号と目標伝達比設定手段からの目標転舵量信号が等しくなるように制御する駆動制御手段を備えたので、伝達比を所望の値に設定して車両の走行状態に応じて車両の転舵量を適切に決定することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
なお、本発明は、操舵トルクに対応してステアリング系の転舵量を設定することにより、ステアリングホイールの操作量が小さくても車両の転舵量を自由に設定することができ、従来に無い新たな操舵フィーリングが得られるステアリング装置を提供するものである。
【0019】
図1はこの発明に係るステアリング装置の全体構成図である。
図1において、ステアリング装置1は、ステアリング系から機械的に独立したステアリングホイール2に一体的に設けた操作量センサ17、操舵トルクセンサ18を備える。
操作量センサ17は、ステアリングホイール2の操作に対応した操舵角を電気信号に変換した操舵角信号(θS)、または操舵位置を電気信号に変換した操舵位置信号(PS)である操作量信号OSを発生する。
【0020】
また、ステアリング装置1は、操舵力伝達軸3に設けたウォームギヤ4、自在継ぎ手6A、6Cを備えた連結軸6Bを備え、電動機5で伝達比(転舵角/操舵角)に対応した操作量を発生し、ウォームギヤ4を介して操舵力伝達軸3の回転運動力に変換し、この回転運動力を連結軸6Bを介してラック&ピニオン機構7に伝達する。
【0021】
ラック&ピニオン機構7は、連結軸6Bから伝達されるピニオンギヤ8の回転運動力をラック軸10に設けたラック歯9で水平方向の直線運動力に変換し、ラック軸10を水平方向に往復運動させ、タイロッド11を介して操向車輪である、例えば前輪12を転動させて車両の向きを変えている。
【0022】
ピニオンギヤ8の近傍には、ステアリング系の転舵量を検出する転舵量センサを構成する転舵角センサ19を設け、ピニオンギヤ8の回転角(転舵角θDに対応)を検出するよう構成する。
また、車両の速度(車速)を検出する車速センサ16を設ける。
【0023】
なお、転舵角センサ19の代りに、ラック軸10の端部に切り欠き部13を設け、この切り欠き部13に接触してラック軸10の転舵量を検出する転舵位置センサ20を設けてもよい。
【0024】
伝達比制御手段14は、マイクロプロセッサを基本にして各種演算機能、処理機能、メモリ機能を備え、操作量センサ17から供給されるステアリングホイール2の操作量に対応した電気信号の操作量信号OS、操舵トルクセンサ18から供給される操舵トルクに対応した電気信号の操舵トルク信号TSに基づいて目標転舵量信号(IMT)を発生するとともに、この目標転舵量信号(IMT)に対応したオン信号(VON)およびPWM(Pulse Width Modulation)信号(VPWM)の混成信号からなる電動機制御信号VOを電動機駆動手段15に供給する。
【0025】
また、伝達比制御手段14は、車速センサ16から供給される車速に対応した電気信号の車速信号VSで目標転舵量信号(IMT)を補正するとともに、転舵角センサ19から供給される転舵角信号θD、または転舵位置センサ20から供給される転舵位置信号(PD)に対応した実転舵量信号(IJO)を目標転舵量信号(IMT)にフィードバック(負帰還)し、ステアリング系の実転舵量信号(IJO)が目標転舵量信号(IMS)となるよう(IJO=IMS)制御する。
【0026】
電動機駆動手段15は、FET(電界効果トランジスタ)やIGBT(絶縁ゲート・バイポーラトランジスタ)等のスイッチング素子でブリッジ回路を構成し、伝達比制御手段14から供給される電動機制御信号VOに基づいて操作量信号VAを出力し、この操作量信号VAで電動機5をPWM駆動することによって電動機5の操作量を制御する。
【0027】
電動機5は、操作量信号VAでPWM駆動され、操作量に対応した補助トルクをウォームギヤ4に作用させることによって操舵力伝達軸3に回転運動力を付勢し、伝達比制御手段14で設定した伝達比となるようステアリング系を駆動する。
【0028】
図2はこの発明に係るステアリング装置に適用するステアリングホイールの一実施の形態イメージ図である。
図2において、ステアリングホイール2は、運転者の操作量(例えば、操舵角)が小さい形状として操作量OPで停止するよう構成し、操作量OPを超えるステアリング操作は、ステアリングホイール2に加えられる運転者の操舵トルクに依存するよう構成する。
【0029】
なお、ステアリングホイール2に適当な反力手段(例えば、ダンパ機構や反力スプリング)を設けることにより、操作量OPの範囲内でも操舵トルクが発生するように構成することもできる。
【0030】
ステアリング操作を操作量(例えば、操舵角)と操舵トルクで実行する構成とすることにより、ステアリング操作の範囲を大幅(例えば、45度以内)に減少することができ、従来のステアリングホイールのような円形状のものから開放されて形状の自由度、小型化を実現できるとともに、従来のステアリングホイールのような、例えば2回転を超えるような回転操作からも開放される。
【0031】
このことは、ステアリングホイールとステアリング系を機械的に独立させ、ドライバの操舵意志をハンドル操作量(例えば、操舵角)と操舵トルクで検出し、これらの検出量に対応してステアリング系に作用する操作量を電動機5から発生させ、車両の転舵量を決定するものである。
【0032】
なお、図2に示すステアリング系ホイール2の形状は、時計方向および反時計方向に対象な操作量OPの可動部を有するものであれば、任意形状のものでよい。
【0033】
図3はこの発明に係るステアリング装置の基本要部ブロック構成図である。
図3において、ステアリング装置1は、車速センサ16、ハンドルの操作位置を検出する操作位置センサまたは操舵角を検出する操舵角センサからなる操作量センサ17、操舵トルクセンサ18、伝達比制御手段14、電動機駆動手段15、電動機5、転舵量センサ19、20を備える。
【0034】
伝達比制御手段14は、目標伝達比設定手段21、偏差演算手段22、駆動制御手段23、転舵量信号変換手段24を備える。
【0035】
目標伝達比設定手段21は、ROM等のメモリ、ソフト制御の加算機能や乗算機能を備え、操作量センサ17から供給される操作量信号OS、操舵トルクセンサ18から供給される操舵トルク信号TSおよび車速センサ16から供給される車速信号VSに基づいて目標転舵量信号IMTを設定し、この目標転舵量信号IMTを偏差演算手段22に供給する。
【0036】
目標転舵量信号IMTは、操舵トルク信号TSを車速信号VSで補正した値と、操作量信号OSを車速信号VSで補正した値とを加算した値に対応し、転舵角θDと操舵角θSとの比で決定される伝達比TH(=θD/θS)の目標転舵角信号θDMに対応するように設定する。
【0037】
図4はこの発明に係る目標伝達比設定手段の一実施の形態要部ブロック構成図である。
図4において、目標伝達比設定手段21は、トルク−転舵量変換手段30、トルク変化量演算手段31、変化量−転舵量変換手段32、加算手段33、車速係数発生手段34、乗算手段35、車速係数発生手段36、操作量−転舵量変換手段37、乗算手段38、加算手段39を備える。
【0038】
トルク−転舵量変換手段30は、ROM等のメモリを備え、予め実験値や設計値に基づいて、例えば図5に示す操舵トルク信号(TS)−転舵量信号(XT)特性図のデータを設定しておき、操舵トルク信号TSが供給されると対応する転舵量信号XTを読み出して加算手段33に供給する。
【0039】
トルク変化量演算手段31は、微分演算機能を備え、操舵トルク信号TSに1回の微分演算(dTS/dt)、または2回の微分演算(dTS 2/dt)を施し、演算した結果を操舵トルク変化量信号DTとして変化量−転舵量変換手段32に供給する。
【0040】
変化量−転舵量変換手段32は、ROM等のメモリを備え、予め実験値や設計値に基づいて、例えば図6に示す操舵トルク変化量(信号)DT−転舵量信号XD特性図のデータを設定しておき、操舵トルク変化量信号DTが供給されると対応する転舵量信号XDを読み出して加算手段33に供給する。
【0041】
加算手段33は、ソフト制御の加算機能を備え、トルク−転舵量変換手段30から供給される転舵量信号XTと、変化量−転舵量変換手段32から供給される転舵量信号XDとを加算処理し、転舵量信号XQ(=XT+XD)を乗算手段35に提供する。
【0042】
車速係数発生手段34は、ROM等のメモリを備え、予め実験値や設計値に基づいて、図7に示す車速信号(VS)−車速係数(KT)特性図のデータを設定しておき、車速信号VSが供給されると対応する車速係数KTを発生して乗算手段35に提供する。
【0043】
乗算手段35は、ソフト制御の乗算機能を備え、加算手段33から提供される転舵量信号XQ(=XT+XD)に、車速係数発生手段34から提供される車速係数KTを乗算処理し、転舵量信号XA{=KT*(XT+XD)}を加算手段39に供給する。
【0044】
なお、車速係数KTは、図7に示すように車速信号VSが増加するにつれて増加するよう設定するので、車速信号VSが小さい場合(低車速領域)には、操舵トルク信号TSに対応した転舵量信号XQ(=XT+XD)を減少補正する。
【0045】
一方、車速係数KTは、車速信号VSが大きな場合(高車速領域)には、操舵トルク信号TSに対応した転舵量信号XQ(=XT+XD)を大きな値に補正する。
【0046】
このように、車速係数KTで転舵量信号XQを補正することによって、低車速領域では転舵量信号XQを減少補正した転舵量信号XA{=KT*(XT+XD)}となり、高車速領域では転舵量信号XQと同等の転舵量信号XA{=KT*(XT+XD)}が得られ、高車速領域における操舵トルク信号TSおよびトルク変化量信号DTに対応する転舵量信号XQを大きな値に補正して操舵トルク信号成分に対する転舵量のゲインを大きな値に設定することができる。
【0047】
車速係数発生手段36は、ROM等のメモリを備え、予め実験値や設計値に基づいて、図8に示す車速信号(VS)−車速係数(KS)特性図のデータを設定しておき、車速信号VSが供給されると対応する車速係数KSを発生して乗算手段38に提供する。
【0048】
操作量−転舵量変換手段37は、ROM等のメモリを備え、予め実験値や設計値に基づいて、例えば操作量センサ17を操舵角センサで構成した場合の図9に示す操舵角信号(θS)−転舵量(XS)特性図のデータを設定しておき、操舵角信号θSが供給されると対応する転舵量信号XSを読み出して乗算手段38に提供する。
【0049】
乗算手段38は、ソフト制御の乗算機能を備え、操作量−転舵量変換手段37から供給される転舵量信号XSに、車速係数発生手段36から供給される車速係数KSを乗算処理し、転舵量信号XB(=KS*XS)を加算手段39に供給する。
【0050】
なお、車速係数KSは、図8に示すように車速信号VSが増加するにつれて減少するよう設定するので、車速信号VSが小さい場合(低車速領域)には、車速係数KSは大きな値となり、転舵量信号XB(=KS*XS)は、図9に示す転舵量XSの値になる。
【0051】
一方、車速係数KSは、車速信号VSが大きな場合(高車速領域)には、小さな値となるので、操舵角信号θSに対する転舵量信号XSを小さな値に補正し、転舵量信号XB(=KS*XS)を出力する。
【0052】
このように、車速係数KSで転舵量信号XSを補正することによって、低車速領域では転舵角信号θSに対応した転舵量信号XSと同等の転舵量信号XB(=KS*XS)となり、高車速領域では転舵角信号θSに対応した転舵量信号XSを減少させた転舵量信号XB(=KS*XS)が得られ、低車速領域における転舵量信号XSに対応する転舵量信号XBを大きな値に補正して操作量信号(操舵角または操舵位置)成分に対する転舵量のゲインを大きな値に設定することができる。
【0053】
加算手段39は、ソフト制御の加算手段を備え、乗算手段35から供給される転舵量信号XAと、乗算手段38から供給される転舵量信号XBを加算処理し、目標転舵量信号IMT(=XA+XB)を図3に示す偏差演算手段22に供給する。
【0054】
なお、目標転舵量信号IMTは、目標転舵角信号θDMに対応する値、または目標転舵位置信号PDMに対応する値である。
【0055】
このように、目標伝達比設定手段21は、車速が増加するにつれて操舵トルク信号に対する転舵量のゲインが増加するよう設定するので、車両が低速走行時には操作量に対する転舵量のゲインを大きく設定することによってドライバは従来の操舵フィーリングと余り変化がないので車両前方の車線に車両を適切に追従させることができ、ドライバの車線追従能力を確保することができる。
また、車両が高速走行時には操舵トルクに対するステアリング系の転舵量のゲインを大きく設定して従来に無い新たな操舵フィーリングを有するようにすることができる。
【0056】
偏差演算手段22は、ソフト制御の減算機能を備え、目標伝達比設定手段21から供給される目標転舵量信号IMTと、転舵量信号変換手段24から供給される実転舵量信号IJOとの偏差(=IMT−IJO)を演算し、偏差信号ΔI(=IMT−IJO)を駆動制御手段23に提供する。
【0057】
駆動制御手段23は、PID(比例・積分・微分)コントローラ、PWM信号発生器等で構成し、偏差演算手段22から供給される偏差信号ΔI(IMT−IJO)にPID制御を施した後、対応したPWM信号を電動機制御信号VOとして電動機駆動手段15に供給する。
【0058】
また、駆動制御手段23は、電動機駆動手段15、転舵量センサ19、20、転舵量信号変換手段24および偏差演算手段22とともにフィードバック(負帰還)ループを形成し、偏差信号ΔI(=IMT−IJO)を速やかに0(IMT=IJO)にして実転舵量信号IJOを目標転舵量信号IMTに等しくなるよう制御する。
【0059】
電動機駆動手段15は、図1で説明したように、FET(電界効果トランジスタ)やIGBT(絶縁ゲート・バイポーラトランジスタ)等のスイッチング素子でブリッジ回路を構成し、伝達比制御手段14から供給される電動機制御信号VOに基づいて操作量信号VAを出力し、この操作量信号VAで電動機5をPWM駆動することによって電動機5の操作量を制御する。
【0060】
転舵量センサ19は、転舵角センサで構成し、電動機5からステアリング系に供給される電動機操作量TMをピニオンギヤ8の回転角(転舵角θDに対応)として検出し、回転角(転舵角θDに対応)に対応した電気信号の転舵角信号TDを転舵量信号変換手段24に供給する。
【0061】
また、転舵量センサ19は、ポテンショメータ等の転舵位置センサ20で構成し、図1に示すラック軸10の切り欠き部13の位置を検出し、電気信号の転舵位置信号TDを転舵量信号変換手段24に供給する。
【0062】
このように、この発明に係るステアリング装置1は、少なくとも操舵トルクセンサ18からの操舵トルク信号TSに基づいて電動機5の操作量を制御する伝達比制御手段14を備えたので、従来に無い新たな操舵フィーリングを有するようにすることができる。
【0063】
図10は路面摩擦係数または車両挙動の影響を考慮したこの発明に係る伝達比制御手段の要部ブロック構成図である。
図10において、伝達比制御手段40は、目標伝達比設定手段21、最大転舵量制限手段41、偏差演算手段22、駆動制御手段23、転舵量信号変換手段24を備える。
【0064】
なお、伝達比制御手段40は、目標転舵量信号IMT、路面摩擦係数センサ42または車両挙動センサ43からのセンサ信号(摩擦係数信号μSまたは車両挙動信号MS)に基づいて目標転舵量信号IMTの最大値を制限する最大転舵量制限手段41を設けた点が図3に示す伝達比制御手段14と異なる。
【0065】
最大転舵量制限手段41は、路面摩擦係数センサ42から供給される路面摩擦係数信号μS、または車両挙動センサ43から供給される車両挙動信号MSに基づいて目標伝達比設定手段21から供給される目標転舵量信号IMTの最大値を制限した目標転舵量最大信号IMTMを偏差演算手段22に供給する。
【0066】
図11はこの発明に係る最大転舵量制限手段の要部ブロック構成図である。
図11において、最大転舵量制限手段41は、最大値記憶手段44、最大値制限手段45を備える。
【0067】
最大値記憶手段44は、ROM等のメモリで構成し、予め路面摩擦係数信号μS、または車両挙動信号MSの値に対応した目標転舵量信号IMTの最大値IMMを設定してしておき、路面摩擦係数センサ42で検出した路面摩擦係数信号μS、または車両挙動センサ43で検出した車両挙動信号MSに基づいて最大値IMMを読み出し、最大値信号IMMを最大値制限手段45に供給する。
【0068】
図12はこの発明に係る最大値記憶手段の路面摩擦係数信号(μS)−最大値信号(IMM)特性図である。
図12において、最大値信号IMMは、路面摩擦係数信号μSのそれぞれの値に対して設定し、路面摩擦係数信号μSに比例して増加する特性に設定する。
【0069】
このように、路面摩擦係数信号μSが小さい低μ路面状態では、最大値信号IM Mを小さく設定することにより、車両の転舵量(転舵角、または転舵位置)が小さく制限されるようにする。
一方、路面摩擦係数信号μSが大きい高μ路面状態では、最大値信号IMMを大きく設定することにより、車両の転舵量(転舵角、または転舵位置)が大きくなるようにする。
【0070】
図13はこの発明に係る最大値記憶手段の車両挙動信号(MS)−最大値信号(IMM)特性図である。
図13において、最大値信号IMMは、車両挙動信号MSのそれぞれ値に対して設定し、車両挙動信号MSに反比例して減少する特性に設定する。
【0071】
このように、車両挙動信号MSが小さく、車両に作用する横加速度、ヨーレイトが小さい場合には、最大値信号IMMを大きく設定することにより、車両の転舵量(転舵角、または転舵位置)が大きくなるようにする。
一方、車両挙動信号MSが大きく、車両に作用する横加速度、ヨーレイトが大きい場合には、最大値信号IMMを小さく設定することにより、車両の転舵量(転舵角、または転舵位置)が小さく制限されるようにする。
【0072】
最大値制限手段45は、コンパレータ、クリップ回路を備え、目標伝達比設定手段21から供給される目標転舵量信号IMTと最大値記憶手段44から供給される最大値信号IMMとを比較する。
【0073】
目標転舵量信号IMTが最大値信号IMMを下回る場合(IMT<IMM)には、目標転舵量信号IMTをそのまま目標転舵量信号IMTMとして出力し、目標転舵量信号IMTが最大値信号IMM以上の場合((IMT≧IMM)には、目標転舵量信号IMTを最大値信号IMMに制限し、この最大値信号IMMを目標転舵量信号IMTMとして出力する。
【0074】
このように、伝達比制御手段40に、路面摩擦係数センサ42、または車両挙動センサ43からの出力信号(μS、MS)に基づいて車両の転舵量(転舵角、または転舵位置)の最大値を制限する最大転舵量制限手段41を備えたので、路面状態の変化、または横加速度等の車両挙動に対応して車両の転舵量(転舵角、または転舵位置)の最大値を制限してステアリングホイールの切り過ぎに対しても車両の走行状態を適切に保つことができる。
【0075】
本実施の形態では、ステアリングホイール2がステアリング系から機械的に独立した構成を示したが、図14に示すようにステアリングホイール2とステアリング系が可変ギア比機構42を介して機械的に結合されたステアリング装置50でも本願発明を適用することができる。
【0076】
なお、図14に示す実施の形態では、図1に示す転舵角センサ19、転舵位置センサ20に代えて伝達比検出手段を可変ギア比機構42に設け、伝達比制御手段14は目標転舵量信号の代わりに車速センサ16、操作量センサ17および操舵トルクセンサ18から目標伝達比を求め、この目標伝達比と伝達比検出手段からの実伝達比との偏差が0になるように電動機駆動手段15を介して駆動制御するよう構成することもできる。
【0077】
また、本実施の形態では、操作量センサ17、操舵トルクセンサ18、車速センサ16、転舵量センサ19、20、伝達比制御手段14、電動機駆動手段15をそれぞれ1個で構成したが、実用化に際してはそれぞれ複数個設け、切り替え可能な構成としてもよい。
【0078】
さらに、本実施の形態では、ドライバの操舵意志の情報としてハンドル操作量と操舵トルクを検出したが、操舵トルクのみを検出するようにしてもよい。
【0079】
【発明の効果】
この発明に係るステアリング装置は、少なくとも前記操舵トルクセンサからの操舵トルク信号基づいて前記電動機の操作量を制御する伝達比制御手段を備え、ドライバの意志に応じた従来に無い新たな操舵フィーリングを得ることができるので、例えばハンドル操作量が少なくて長時間の運転にも疲れなく、緊急時のハンドルの切り過ぎを防止でき、快適で安定性に優れたハンドル操作を実現することができる。
【0080】
また、この発明に係るステアリング装置は、ハンドルの操作量を検出する操作量センサおよび車速を検出する車速センサを備え、伝達比制御手段は、少なくとも操舵トルクセンサからの操舵トルク信号に基づいて電動機の操作量を制御するとともに、車速が増加するにつれて操舵トルク信号に対応する転舵量のゲインが増加するように設定する目標伝達比設定手段を備え、車両が低速走行時にはハンドル操作量に対するステアリング系の転舵量のゲインを大きく設定してドライバの車線追従能力を確保し、車両が高速走行時には操舵トルクに対するステアリング系の転舵量のゲインを大きく設定して従来に無い新たな操舵フィーリングを有するようにすることができるため、ドライバの意志を忠実に実現して快適で安定性に優れたハンドル操作を実現することができる。
【0081】
さらに、この発明に係るステアリング装置は、路面摩擦係数を検出する路面摩擦係数センサまたは車両挙動を検出する車両挙動センサを備えるとともに、伝達比制御手段は、路面摩擦係数センサからの路面摩擦係数信号または車両挙動センサからの車両挙動信号に基づいてステアリング系の転舵量の最大値を制限する最大転舵量制限手段を備え、路面状態の変化、または横加速度等による車両挙動の変化に対応して車両の転舵角の最大値を制限し、ステアリングホイールの切り過ぎに対しても車両の走行状態を適切に保つことができるので、様々な走行条件においても安定した走行を実現することができる。
【0082】
また、この発明に係るステアリング装置は、ステアリング系の転舵量を検出する転舵量センサを備え、伝達比制御手段は、転舵量センサからの転舵量信号と目標伝達比設定手段からの目標転舵量信号が等しくなるように制御する駆動制御手段を備え、伝達比を所望の値に設定して車両の走行状態に応じて車両の転舵量を適切に決定することができるので、安定した操舵フィーリングを得ることができる。
【0083】
よって、長時間の運転にも疲れなく、緊急時のハンドルの切り過ぎを防止でき、快適で安定性に優れたハンドル操作を実現してドライバの意志に応じた従来に無い新たな操舵フィーリングを得ることができるステアリング装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るステアリング装置の全体構成図
【図2】この発明に係るステアリング装置に適用するステアリングホイールの一実施の形態イメージ図
【図3】この発明に係るステアリング装置の基本要部ブロック構成図
【図4】この発明に係る目標伝達比設定手段の一実施の形態要部ブロック構成図
【図5】操舵トルク信号(TS)−転舵量信号(XT)特性図
【図6】操舵トルク変化量(信号)DT−転舵量信号XD特性図
【図7】車速信号(VS)−車速係数(KT)特性図
【図8】車速信号(VS)−車速係数(KS)特性図
【図9】操舵角信号(θS)−転舵量(XS)特性図
【図10】路面摩擦係数または車両挙動の影響を考慮したこの発明に係る伝達比制御手段の要部ブロック構成図
【図11】この発明に係る最大転舵量制限手段の要部ブロック構成図
【図12】この発明に係る最大値記憶手段の路面摩擦係数信号(μS)−最大値信号(IMM)特性図
【図13】この発明に係る最大値記憶手段の車両挙動信号(MS)−最大値信号(IMM)特性図
【図14】ステアリングホイール2とステアリング系が機械的に結合されたステアリング装置の全体構成図
【符号の説明】
1…ステアリング装置、2…ステアリングホイール、3…操舵力伝達軸、4…ウォームギヤ、5…電動機、6A,6C…自在継ぎ手、6B…連結軸、7…ラック&ピニオン機構、8…ピニオンギヤ、9…ラック歯、10…ラック軸、11…タイロッド、12…前輪、13…切り欠き部、14,40…伝達比制御手段、15…電動機駆動手段、16…車速センサ、17…操作量センサ、18…操舵トルクセンサ、19…転舵角センサ、20…転舵位置センサ、21…目標伝達比設定手段、22…偏差演算手段、23…駆動制御手段、24…転舵量信号変換手段、30…トルク−転舵量変換手段、31…トルク変化量演算手段、32…変化量−転舵量変換手段、33…加算手段、34…車速係数発生手段、35…乗算手段、36…車速係数発生手段、37…操作量−転舵量変換手段、38…乗算手段、39…加算手段、41…最大転舵量制限手段、42…路面摩擦係数センサ、43…車両挙動センサ、IMM…最大値、IJO…実転舵量信号、IMT…目標転舵量信号、IMTM…目標転舵量最大信号、ΔI(IMT−IJO)…偏差信号、MS…車両挙動信号、OS…操作量信号、PD…転舵位置信号、PS…操舵位置信号、TD…転舵角信号、TM…電動機操作量、TS…操舵トルク信号、VA…操作量信号、VO…電動機制御信号、VS…車速信号、θD…転舵角、θS…操舵角信号、μS…路面摩擦係数信号。

Claims (4)

  1. ハンドルに作用する操舵トルクを検出する操舵トルクセンサと、
    車速を検出する車速センサと、
    前記ハンドルの操作に対応してステアリング系の転舵量を可変可能な電動機と、この電動機の駆動を制御する伝達比制御手段と、を備えたステアリング装置において、
    前記伝達比制御手段は、少なくとも前記操舵トルクセンサからの操舵トルク信号基づいて前記電動機の操作量を制御するとともに、車速が増加するにつれて操舵トルク信号に対応する転舵量のゲインが増加するように設定する目標伝達比設定手段を備えたことを特徴とするステアリング装置。
  2. 前記ハンドルの操作量を検出する操作量センサおよび車速を検出する車速センサを備え、前記伝達比制御手段は、少なくとも前記操作量センサからの操作量信号に基づいて前記電動機の操作量を制御するとともに、車速が増加するにつれて操作量信号に対応する転舵量のゲインが減少するように設定する目標伝達比設定手段を備えたことを特徴とする請求項1記載のステアリング装置。
  3. 路面摩擦係数を検出する路面摩擦係数センサまたは車両挙動を検出する車両挙動センサを備えるとともに、前記伝達比制御手段は、前記路面摩擦係数センサからの路面摩擦係数信号または前記車両挙動センサからの車両挙動信号に基づいてステアリング系の転舵量の最大値を制限する最大転舵量制限手段を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2記載のステアリング装置。
  4. ステアリング系の転舵量を検出する転舵量センサを備え、前記伝達比制御手段は、前記転舵量センサからの転舵量信号と前記目標伝達比設定手段からの目標転舵量信号が等しくなるように制御する駆動制御手段を備えたことを特徴とする請求項1、請求項2または請求項3記載のステアリング装置。
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