JP3876887B2 - 電波受信装置、電波受信回路、電波時計及び中継器 - Google Patents
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Description
アンテナで受信した受信信号を検波して検波信号を出力する電波受信装置(例えば、図1の電波受信装置61;図2の電波受信装置61A、図5の電波受信装置61B、図7の電波受信装置61C)において、
前記アンテナを所定時間の間隔で周期的に短絡させて受信信号による蓄積エネルギーを放出させるアンテナ短絡制御手段(例えば、図2のスイッチ回路612a、タイミング生成回路623a及びSW制御回路624a;図5のスイッチ回路612b、タイミング生成回路623b及びSW制御回路624b;図7のスイッチ回路612c、タイミング生成回路623b及びSW制御回路624c)を備え、
前記受信信号を増幅する増幅手段(例えば、図5のRF増幅回路613b、IF増幅回路618b)と、
前記検波信号の信号レベルに応じて前記増幅手段による増幅度を調整するための増幅度調整信号を生成する増幅度調整手段(例えば、図5のAGC回路622b)と、
前記アンテナ短絡制御手段は、前記増幅度調整手段により生成された増幅度調整信号の信号レベルに基づいて前記アンテナの短絡周期を可変する短絡周期可変手段(例えば、図5のタイミング生成回路623b)を有することを特徴としている。
また、請求項4に記載の電波受信回路に関する発明は、
アンテナで受信した受信信号を検波して検波信号を出力する電波受信回路(例えば、図1の電波受信装置61;図2の電波受信装置61A、図5の電波受信装置61B、図7の電波受信装置61C)において、
前記アンテナを所定時間の間隔で周期的に短絡させて受信信号による蓄積エネルギーを放出させるアンテナ短絡制御回路(例えば、図2のスイッチ回路612a、タイミング生成回路623a及びSW制御回路624a;図5のスイッチ回路612b、タイミング生成回路623b及びSW制御回路624b;図7のスイッチ回路612c、タイミング生成回路623b及びSW制御回路624c)を備え、
前記受信信号を増幅する増幅回路(例えば、図5のRF増幅回路613b、IF増幅回路618b)と、
前記検波信号の信号レベルに応じて前記増幅回路による増幅度を調整するための増幅度調整信号を生成する増幅度調整回路(例えば、図5のAGC回路622b)と、
前記アンテナ短絡制御回路は、前記増幅度調整回路により生成された増幅度調整信号の信号レベルに基づいて前記アンテナの短絡周期を可変する短絡周期可変回路(例えば、図5のタイミング生成回路623b)を有することを特徴としている。
それとともに、受信信号の増幅度を調整するための増幅度調整信号の信号レベルに基づいてアンテナの短絡周期を可変することができる。具体的には、増幅度調整信号は検波信号の信号レベルに基づいて生成されるので、例えば検波信号の信号レベルが大きい程混入されるノイズ信号が大きいとみなしてアンテナの短絡周期を短くし、信号レベルが小さい程短絡周期を短くするといったことが可能である。
アンテナで受信した受信信号を検波して検波信号を出力する電波受信装置(例えば、図1の電波受信装置61)において、
前記検波信号の信号波形に基づいて前記受信信号へのノイズ信号の混入を判定するノイズ混入判定手段(例えば、図7のノイズ検出回路625c)と、
このノイズ混入判定手段によりノイズが混入されていると判定された場合に前記アンテナを所定時間の間短絡させて受信信号による蓄積エネルギーを放出させるアンテナ短絡制御手段(例えば、図7のスイッチ回路612c、タイミング生成回路623c及びSW制御回路624c)を更に備え、
前記混入判定手段は、前記受信信号へのノイズ信号の混入頻度を判定する混入頻度判定手段(例えば、図7のノイズ検出回路625c)を更に有し、
前記アンテナ短絡制御手段は、前記混入頻度判定手段により判定された混入頻度に応じた周期で前記アンテナを短絡させる手段であることを特徴としている。
また、請求項5に記載の電波受信回路に関する発明は、
アンテナで受信した受信信号を検波して検波信号を出力する電波受信回路(例えば、図1の電波受信装置61)において、
前記検波信号の信号波形に基づいて前記受信信号へのノイズ信号の混入を判定するノイズ混入判定回路(例えば、図7のノイズ検出回路625c)と、
このノイズ混入判定回路によりノイズが混入されていると判定された場合に前記アンテナを所定時間の間短絡させて受信信号による蓄積エネルギーを放出させるアンテナ短絡制御回路(例えば、図7のスイッチ回路612c、タイミング生成回路623c及びSW制御回路624c)を更に備え、
前記混入判定回路は、前記受信信号へのノイズ信号の混入頻度を判定する混入頻度判定回路(例えば、図7のノイズ検出回路625c)を更に有し、
前記アンテナ短絡制御回路は、前記混入頻度判定回路により判定された混入頻度に応じた周期で前記アンテナを短絡させる回路であることを特徴としている。
それとともに、受信信号へのノイズの混入頻度を判定し、この判定した混入頻度に応じた周期でアンテナを短絡させることができる。具体的には、例えばノイズ信号の混入頻度が大きい程、短い周期でアンテナを短絡させ、混入頻度が小さい程、長い周期で短絡させるといったことが可能である。
前記アンテナ短絡制御手段は、前記受信信号の搬送波の半周期以上の時間であり、且つ該受信信号の変調波の周期と比較して微小な時間の間、前記アンテナを短絡させる手段であることを特徴としている。
また、請求項6に記載の発明は、請求項4又は5に記載の電波受信回路において、
前記アンテナ短絡制御回路は、前記受信信号の搬送波の半周期以上の時間であり、且つ該受信信号の変調波の周期と比較して微小な時間の間、前記アンテナを短絡させる手段であることを特徴としている。
アンテナで受信した受信信号を検波する検波手段(例えば、図2の検波回路621a)と、
この検波手段から出力される検波信号に基づいて標準タイムコードを生成するタイムコード生成手段(例えば、図1のタイムコード生成部70)と、
現在時刻データを計時する計時手段(例えば、図1の計時回路部80)と、
前記タイムコード生成手段により生成された標準タイムコードに基づいて、前記計時手により計時された現在時刻データを修正する修正手段(例えば、図1のCPU10)と、
前記アンテナを所定時間の間隔で周期的に短絡させて受信信号による蓄積エネルギーを放出させるアンテナ短絡制御手段(例えば、図2のスイッチ回路612a、タイミング生成回路623a、SW制御回路624a)とを備え、
前記受信信号を増幅する増幅回路(例えば、図5のRF増幅回路613b、IF増幅回路618b)と、
前記検波信号の信号レベルに応じて前記増幅回路による増幅度を調整するための増幅度調整信号を生成する増幅度調整回路(例えば、図5のAGC回路622b)と、
前記アンテナ短絡制御回路は、前記増幅度調整回路により生成された増幅度調整信号の信号レベルに基づいて前記アンテナの短絡周期を可変する短絡周期可変回路(例えば、図5のタイミング生成回路623b)を有することを特徴とする電波時計(例えば、図1の電波時計1)である。
また、請求項10に記載の発明は、
アンテナで受信した受信信号を検波する検波手段(例えば、図2の検波回路621a)と、
この検波手段から出力される検波信号に基づいて標準タイムコードを生成するタイムコード生成手段(例えば、図8のタイムコード生成部70)と、
このタイムコード生成手段により生成された標準タイムコードを送信する送信手段(例えば、図8の送信部90)と、
前記アンテナを所定時間の間隔で周期的に短絡させて受信信号による蓄積エネルギーを放出させるアンテナ短絡制御手段(例えば、図2のスイッチ回路612a、タイミング生成回路623a、SW制御回路624a)とを備え、
前記受信信号を増幅する増幅回路(例えば、図5のRF増幅回路613b、IF増幅回路618b)と、
前記検波信号の信号レベルに応じて前記増幅回路による増幅度を調整するための増幅度調整信号を生成する増幅度調整回路(例えば、図5のAGC回路622b)と、
前記アンテナ短絡制御回路は、前記増幅度調整回路により生成された増幅度調整信号の信号レベルに基づいて前記アンテナの短絡周期を可変する短絡周期可変回路(例えば、図5のタイミング生成回路623b)を有することを特徴とする中継器(例えば、図9の中継器2)である。
それとともに、受信信号の増幅度を調整するための増幅度調整信号の信号レベルに基づいてアンテナの短絡周期を可変することができる。具体的には、増幅度調整信号は検波信号の信号レベルに基づいて生成されるので、例えば検波信号の信号レベルが大きい程混入されるノイズ信号が大きいとみなしてアンテナの短絡周期を短くし、信号レベルが小さい程短絡周期を短くするといったことが可能である。
アンテナで受信した受信信号を検波する検波手段(例えば、図2の検波回路621a)と、
この検波手段から出力される検波信号に基づいて標準タイムコードを生成するタイムコード生成手段(例えば、図1のタイムコード生成部70)と、
現在時刻データを計時する計時手段(例えば、図1の計時回路部80)と、
前記タイムコード生成手段により生成された標準タイムコードに基づいて、前記計時手により計時された現在時刻データを修正する修正手段(例えば、図1のCPU10)と、
前記検波信号の信号波形に基づいて前記受信信号へのノイズ信号の混入を判定するノイズ混入判定手段(例えば、図7のノイズ検出回路625c)と、
このノイズ混入判定手段によりノイズが混入されていると判定された場合に前記アンテナを所定時間の間短絡させて受信信号による蓄積エネルギーを放出させるアンテナ短絡制御手段(例えば、図7のスイッチ回路612c、タイミング生成回路623c及びSW制御回路624c)を更に備え、
前記混入判定手段は、前記受信信号へのノイズ信号の混入頻度を判定する混入頻度判定手段(例えば、図7のノイズ検出回路625c)を更に有し、
前記アンテナ短絡制御手段は、前記混入頻度判定手段により判定された混入頻度に応じた周期で前記アンテナを短絡させる手段であることを特徴とする電波時計(例えば、図1の電波時計1)である。
また、請求項11に記載の発明は、
アンテナで受信した受信信号を検波する検波手段(例えば、図2の検波回路621a)と、
この検波手段から出力される検波信号に基づいて標準タイムコードを生成するタイムコード生成手段(例えば、図8のタイムコード生成部70)と、
このタイムコード生成手段により生成された標準タイムコードを送信する送信手段(例えば、図8の送信部90)と、
前記検波信号の信号波形に基づいて前記受信信号へのノイズ信号の混入を判定するノイズ混入判定手段(例えば、図7のノイズ検出回路625c)と、
このノイズ混入判定手段によりノイズが混入されていると判定された場合に前記アンテナを所定時間の間短絡させて受信信号による蓄積エネルギーを放出させるアンテナ短絡制御手段(例えば、図7のスイッチ回路612c、タイミング生成回路623c及びSW制御回路624c)を更に備え、
前記混入判定手段は、前記受信信号へのノイズ信号の混入頻度を判定する混入頻度判定手段(例えば、図7のノイズ検出回路625c)を更に有し、
前記アンテナ短絡制御手段は、前記混入頻度判定手段により判定された混入頻度に応じた周期で前記アンテナを短絡させる手段であることを特徴とする中継器(例えば、図9の中継器2)である。
それとともに、受信信号へのノイズの混入頻度を判定し、この判定した混入頻度に応じた周期でアンテナを短絡させることができる。具体的には、例えばノイズ信号の混入頻度が大きい程、短い周期でアンテナを短絡させ、混入頻度が小さい程、長い周期で短絡させるといったことが可能である。
前記アンテナ短絡制御手段は、前記受信信号の搬送波の半周期以上の時間であり、且つ該受信信号の変調波の周期と比較して微小な時間の間、前記アンテナを短絡させる手段であることを特徴としている。
また、請求項12記載の発明は、請求項10又は11に記載の中継器において、
前記アンテナ短絡制御手段は、前記受信信号の搬送波の半周期以上の時間であり、且つ該受信信号の変調波の周期と比較して微小な時間の間、前記アンテナを短絡させる手段であることを特徴としている。
この場合、受信信号の増幅度を調整するための増幅度調整信号の信号レベルに基づいてアンテナの短絡周期を可変することができる。具体的には、増幅度調整信号は検波信号の信号レベルに基づいて生成されるので、例えば検波信号の信号レベルが大きい程混入されるノイズ信号が大きいとみなしてアンテナの短絡周期を短くし、信号レベルが小さい程短絡周期を短くするといったことが可能である。
この場合、受信信号へのノイズの混入頻度を判定し、この判定した混入頻度に応じた周期でアンテナを短絡させることができる。具体的には、例えばノイズ信号の混入頻度が大きい程、短い周期でアンテナを短絡させ、混入頻度が小さい程、長い周期で短絡させるといったことが可能である。
この場合、受信信号の増幅度を調整するための増幅度調整信号の信号レベルに基づいてアンテナの短絡周期を可変することができる。具体的には、増幅度調整信号は検波信号の信号レベルに基づいて生成されるので、例えば検波信号の信号レベルが大きい程混入されるノイズ信号が大きいとみなしてアンテナの短絡周期を短くし、信号レベルが小さい程短絡周期を短くするといったことが可能である。
この場合、受信信号へのノイズの混入頻度を判定し、この判定した混入頻度に応じた周期でアンテナを短絡させることができる。具体的には、例えばノイズ信号の混入頻度が大きい程、短い周期でアンテナを短絡させ、混入頻度が小さい程、長い周期で短絡させるといったことが可能である。
図1は、本発明を適用した電波時計1の回路構成を示すブロック図である。同図によれば、電波時計1は、CPU(Central Processing Unit)10と、入力部20と、表示部30と、ROM(Read Only Memory)40と、RAM(Random Access Memory)50と、受信制御部60と、タイムコード生成部70と、計時回路部80と、発振回路部81と、を備えて構成されており、発振回路部81を除く各部はバスBによってデータ転送が可能に接続されている。また、計時回路部80には発振回路部81が接続され、受信制御部60は電波受信装置61を備えている。
先ず、第1実施形態を説明する。
図2は、第1実施形態におけるスーパーへテロダイン方式を用いた電波受信装置61Aの回路構成を示すブロック図である。同図によれば、電波受信装置61Aは、受信アンテナ611aと、スイッチ回路612aと、RF増幅回路613aと、フィルタ回路614a、617a、619aと、周波数変換回路615aと、局部発振回路616aと、IF増幅回路618aと、検波回路621aと、AGC(Auto Gain Control)回路622aと、SW制御回路624aと、タイミング生成回路623aと、を備えて構成される。
以上、第1実施形態によれば、タイミング生成回路623aで生成されるノイズ除去制御信号G1に従ってスイッチ回路612aがON/OFFされる。ノイズ除去制御信号G1は、パルス幅W及びパルス間隔Tがともに一定のパルス信号である。即ち、受信アンテナ611aは、ノイズ除去信号G1のパルス間隔Tに相当する時間間隔でパルス幅Wに相当する時間の間、周期的に短絡される。従って、受信アンテナ611aが周期的に短絡されることで蓄積エネルギーが周期的に放出されるので、受信信号からノイズ信号を除去するとともに、このノイズ信号の蓄積エネルギーに起因する影響の継続を除去することが可能となる。
次に、第2実施形態を説明する。
第2実施形態では、利得制御用信号の信号レベルに基づいてノイズ除去制御信号を生成する点が第1実施形態と異なる。
図5は、第2実施形態におけるスーパーヘテロダイン方式の電波受信装置61Bの回路構成を示すブロック図である。同図によれば、電波受信装置61Bは、受信アンテナ611bと、スイッチ回路612bと、RF増幅回路613bと、フィルタ回路614b、617b、619bと、周波数変換回路615bと、局部発振回路616bと、IF増幅回路618bと、検波回路621bと、AGC回路622bと、タイミング生成回路623bと、SW制御回路624bと、を備えて構成される。
以上のように、第2実施形態によれば、タイミング生成回路623bで生成されるノイズ除去制御信号G2に従ってスイッチ回路612bがON/OFFされる。ノイズ除去制御信号G2は、パルス幅Wが一定であり、タイミング制御信号tbの信号レベルに応じたパルス間隔T1、T2、・・、を持つパルス信号である。即ち、受信アンテナ611bは、ノイズ除去信号G1のパルス間隔T1、T2、・・、に相当する時間間隔でパルス幅Wに相当する時間の間、周期的に短絡される。従って、受信アンテナ611bが短絡されることで蓄積エネルギーが放出されるので、受信信号からノイズ信号を除去するとともに、このノイズ信号の蓄積エネルギーに起因する影響の継続を除去することが可能となる。また、タイミング制御信号tbは、利得制御用信号に基づく信号であるので、結果的に、検波信号の信号レベルに応じた時間間隔T1、T2、・・、で受信アンテナ611bを短絡することとなり、より効果的にノイズ信号及びその影響を除去することが可能となる。
次に、第3実施形態を説明する。
第3実施形態では、判定したノイズ信号の混入頻度に応じてノイズ除去制御信号を生成する点が第1、第2実施形態と異なる。
図7は、第3実施形態におけるスーパーヘテロダイン方式の電波受信装置61Cの回路構成を示すブロック図である。同図によれば、電波受信装置61Cは、受信アンテナ611cと、スイッチ回路612cと、RF増幅回路613cと、フィルタ回路614c、617c、619cと、周波数変換回路615cと、局部発振回路616cと、IF増幅回路618cと、検波回路621cと、AGC回路622cと、タイミング生成回路623cと、SW制御回路624cと、ノイズ検出回路625cと、を備えて構成される。
以上、第2実施形態によれば、タイミング生成回路623cで生成されるノイズ除去制御信号G3に従ってスイッチ回路612cがON/OFFされる。ノイズ除去制御信号G3は、パルス幅Wが一定であり、タイミング制御信号tcの信号レベルに応じたパルス間隔を持つパルス信号である。即ち、受信アンテナ611cは、ノイズ除去信号G3のパルス間隔に相当する時間間隔でパルス幅Wに相当する時間の間、周期的に短絡される。従って、受信アンテナ611cが短絡されることで蓄積エネルギーが放出されるので、受信信号からノイズ信号を除去するとともに、このノイズ信号の蓄積エネルギーに起因する影響の継続を除去することが可能となる。また、ノイズ除去信号G3は、検波信号の信号レベルと所定の基準レベルとの比較結果に基づく信号であるので、結果的に、ノイズ信号の混入頻度に応じた時間間隔で受信アンテナ611cを短絡することとなり、より効果的にノイズ信号及びその影響を除去することが可能となる。
尚、本発明の適用は、上述した実施の形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、タイミング生成回路623a、623b、623cによるノイズ除去制御信号G1、G2、G3の生成をCPU10が制御しても良い。即ち、CPU10が、検波信号の波形に基づいてノイズ信号の混入の有無及び頻度を判定し、混入されていると判定した場合にノイズ除去制御信号G1、G2、G3の生成を行わせる。具体的には、例えば日本における標準電波(長波標準電波)の場合、図10に示したように、1秒毎にパルス幅が0.2秒、0.5秒又は0.8秒のパルス信号(秒信号)が送出されるので、検波信号の波形からこの秒信号の立ち上がりの有無を判定し、1フレーム(即ち、1分)中、立ち上がりが確認されない秒信号の数が所定数以上の場合にノイズ除去制御信号G1、G2、G3を生成させる。更に、ノイズ信号の混入程度、即ち立ち上がりが確認されない秒信号の数の大小に応じてノイズ除去信号G1、G2、G3のパルス間隔(周期)を可変しても良い。
また、上述した実施形態では、スーパーヘテロダイン方式の電波受信装置61(61A、61B、61C)を用いることとしたが、これを、図8に示すストレート方式の電波受信装置61Dを用いることとしても良い。
この場合、検波回路621dには、フィルタ回路614dから出力された信号が入力され、AGC回路622dは、RF増幅回路613dの増幅度を制御するRF制御信号を生成する。
また、上述した実施形態では、本発明を電波時計に適用した場合について説明したが、中継器に適用しても良い。中継器とは、例えば内部に電波が届き難い鉄骨住宅等の建物の窓際に設置され、長波標準電波を受信して正確な時刻情報を得て、この時刻情報を送信する装置である。そして、室内に設置された電波時計は、中継器から送信された時刻情報を受信して時刻修正を行う。
10 CPU
20 入力部
30 表示部
40 ROM
50 RAM
60 受信制御部
61(61A、61B、61C) 電波受信装置
611a、611b、611c 受信アンテナ
612a、612b、612c スイッチ回路
613a、613b、613c RF増幅回路
614a、617a、619a、614b、617b、619b、614c、617c、619c フィルタ回路
615a、615b、615c 周波数変換回路
616a、616b、615c 局部発振回路
618a、618b、618c IF増幅回路
621a、621b、621c 検波回路
622a、622b、622c AGC回路
623a、623b、623c タイミング生成回路
624a、624b、624c SW制御回路
625c ノイズ検出回路
70 タイムコード生成部
80 計時回路部
81 発振回路部
2 中継器
90 送信部
G1、G2、G3 ノイズ除去制御信号
tb、tc タイミング制御信号
Claims (12)
- アンテナで受信した受信信号を検波して検波信号を出力する電波受信装置において、
前記アンテナを所定時間の間隔で周期的に短絡させて受信信号による蓄積エネルギーを放出させるアンテナ短絡制御手段を備え、
前記受信信号を増幅する増幅手段と、
前記検波信号の信号レベルに応じて前記増幅手段による増幅度を調整するための増幅度調整信号を生成する増幅度調整手段と、
を更に備え、
前記アンテナ短絡制御手段は、前記増幅度調整手段により生成された増幅度調整信号の信号レベルに基づいて前記アンテナの短絡周期を可変する短絡周期可変手段を有することを特徴とする電波受信装置。 - アンテナで受信した受信信号を検波して検波信号を出力する電波受信装置において、
前記検波信号の信号波形に基づいて前記受信信号へのノイズ信号の混入を判定するノイズ混入判定手段と、
このノイズ混入判定手段によりノイズが混入されていると判定された場合に前記アンテナを所定時間の間短絡させて受信信号による蓄積エネルギーを放出させるアンテナ短絡制御手段を更に備え、
前記混入判定手段は、前記受信信号へのノイズ信号の混入頻度を判定する混入頻度判定手段を更に有し、
前記アンテナ短絡制御手段は、前記混入頻度判定手段により判定された混入頻度に応じた周期で前記アンテナを短絡させる手段であることを特徴とする電波受信装置。 - 前記アンテナ短絡制御手段は、前記受信信号の搬送波の半周期以上の時間であり、且つ該受信信号の変調波の周期と比較して微小な時間の間、前記アンテナを短絡させる手段であることを特徴とする請求項1又は2に記載の電波受信装置。
- アンテナで受信した受信信号を検波して検波信号を出力する電波受信回路において、
前記アンテナを所定時間の間隔で周期的に短絡させて受信信号による蓄積エネルギーを放出させるアンテナ短絡制御回路を備え、
前記受信信号を増幅する増幅回路と、
前記検波信号の信号レベルに応じて前記増幅回路による増幅度を調整するための増幅度調整信号を生成する増幅度調整回路と、
を更に備え、
前記アンテナ短絡制御回路は、前記増幅度調整回路により生成された増幅度調整信号の信号レベルに基づいて前記アンテナの短絡周期を可変する短絡周期可変回路を有することを特徴とする電波受信回路。 - アンテナで受信した受信信号を検波して検波信号を出力する電波受信回路において、
前記検波信号の信号波形に基づいて前記受信信号へのノイズ信号の混入を判定するノイズ混入判定回路と、
このノイズ混入判定回路によりノイズが混入されていると判定された場合に前記アンテナを所定時間の間短絡させて受信信号による蓄積エネルギーを放出させるアンテナ短絡制御回路を更に備え、
前記混入判定回路は、前記受信信号へのノイズ信号の混入頻度を判定する混入頻度判定回路を更に有し、
前記アンテナ短絡制御回路は、前記混入頻度判定回路により判定された混入頻度に応じた周期で前記アンテナを短絡させる回路であることを特徴とする電波受信回路。 - 前記アンテナ短絡制御回路は、前記受信信号の搬送波の半周期以上の時間であり、且つ該受信信号の変調波の周期と比較して微小な時間の間、前記アンテナを短絡させる回路であることを特徴とする請求項4又は5に記載の電波受信回路。
- アンテナで受信した受信信号を検波する検波手段と、
この検波手段から出力される検波信号に基づいて標準タイムコードを生成するタイムコード生成手段と、
現在時刻データを計時する計時手段と、
前記タイムコード生成手段により生成された標準タイムコードに基づいて、前記計時手により計時された現在時刻データを修正する修正手段と、
前記アンテナを所定時間の間隔で周期的に短絡させて受信信号による蓄積エネルギーを放出させるアンテナ短絡制御手段とを備え、
前記受信信号を増幅する増幅手段と、
前記検波信号の信号レベルに応じて前記増幅手段による増幅度を調整するための増幅度調整信号を生成する増幅度調整手段と、
を更に備え、
前記アンテナ短絡制御手段は、前記増幅度調整手段により生成された増幅度調整信号の信号レベルに基づいて前記アンテナの短絡周期を可変する短絡周期可変手段を有することを特徴とする電波時計。 - アンテナで受信した受信信号を検波する検波手段と、
この検波手段から出力される検波信号に基づいて標準タイムコードを生成するタイムコード生成手段と、
現在時刻データを計時する計時手段と、
前記タイムコード生成手段により生成された標準タイムコードに基づいて、前記計時手により計時された現在時刻データを修正する修正手段と、
前記検波信号の信号波形に基づいて前記受信信号へのノイズ信号の混入を判定するノイズ混入判定手段と、
このノイズ混入判定手段によりノイズが混入されていると判定された場合に前記アンテナを所定時間の間短絡させて受信信号による蓄積エネルギーを放出させるアンテナ短絡制御手段を更に備え、
前記混入判定手段は、前記受信信号へのノイズ信号の混入頻度を判定する混入頻度判定手段を更に有し、
前記アンテナ短絡制御手段は、前記混入頻度判定手段により判定された混入頻度に応じた周期で前記アンテナを短絡させる手段であることを特徴とする電波時計。 - 前記アンテナ短絡制御手段は、前記受信信号の搬送波の半周期以上の時間であり、且つ該受信信号の変調波の周期と比較して微小な時間の間、前記アンテナを短絡させる手段であることを特徴とする請求項7又は8に記載の電波時計。
- アンテナで受信した受信信号を検波する検波手段と、
この検波手段から出力される検波信号に基づいて標準タイムコードを生成するタイムコード生成手段と、
このタイムコード生成手段により生成された標準タイムコードを送信する送信手段と、
前記アンテナを所定時間の間隔で周期的に短絡させて受信信号による蓄積エネルギーを放出させるアンテナ短絡制御手段とを備え、
前記受信信号を増幅する増幅手段と、
前記検波信号の信号レベルに応じて前記増幅手段による増幅度を調整するための増幅度調整信号を生成する増幅度調整手段と、
を更に備え、
前記アンテナ短絡制御手段は、前記増幅度調整手段により生成された増幅度調整信号の信号レベルに基づいて前記アンテナの短絡周期を可変する短絡周期可変手段を有することを特徴とする中継器。 - アンテナで受信した受信信号を検波する検波手段と、
この検波手段から出力される検波信号に基づいて標準タイムコードを生成するタイムコード生成手段と、
このタイムコード生成手段により生成された標準タイムコードを送信する送信手段と、
前記検波信号の信号波形に基づいて前記受信信号へのノイズ信号の混入を判定するノイズ混入判定手段と、
このノイズ混入判定手段によりノイズが混入されていると判定された場合に前記アンテナを所定時間の間短絡させて受信信号による蓄積エネルギーを放出させるアンテナ短絡制御手段を更に備え、
前記混入判定手段は、前記受信信号へのノイズ信号の混入頻度を判定する混入頻度判定手段を更に有し、
前記アンテナ短絡制御手段は、前記混入頻度判定手段により判定された混入頻度に応じた周期で前記アンテナを短絡させる手段であることを特徴とする中継器。 - 前記アンテナ短絡制御手段は、前記受信信号の搬送波の半周期以上の時間であり、且つ該受信信号の変調波の周期と比較して微小な時間の間、前記アンテナを短絡させる手段であることを特徴とする請求項10又は11に記載の中継器。
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