JP3876887B2 - 電波受信装置、電波受信回路、電波時計及び中継器 - Google Patents

電波受信装置、電波受信回路、電波時計及び中継器 Download PDF

Info

Publication number
JP3876887B2
JP3876887B2 JP2004027567A JP2004027567A JP3876887B2 JP 3876887 B2 JP3876887 B2 JP 3876887B2 JP 2004027567 A JP2004027567 A JP 2004027567A JP 2004027567 A JP2004027567 A JP 2004027567A JP 3876887 B2 JP3876887 B2 JP 3876887B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
circuit
antenna
short
noise
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004027567A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005223478A (ja
Inventor
薫 染谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP2004027567A priority Critical patent/JP3876887B2/ja
Priority to US11/045,466 priority patent/US7369831B2/en
Priority to CNB2005800004641A priority patent/CN100517990C/zh
Priority to PCT/JP2005/001647 priority patent/WO2005076484A1/en
Priority to DE602005012065T priority patent/DE602005012065D1/de
Priority to EP05704406A priority patent/EP1728333B1/en
Priority to TW94103309A priority patent/TWI261978B/zh
Publication of JP2005223478A publication Critical patent/JP2005223478A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3876887B2 publication Critical patent/JP3876887B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/06Receivers
    • H04B1/10Means associated with receiver for limiting or suppressing noise or interference
    • GPHYSICS
    • G04HOROLOGY
    • G04RRADIO-CONTROLLED TIME-PIECES
    • G04R20/00Setting the time according to the time information carried or implied by the radio signal
    • G04R20/08Setting the time according to the time information carried or implied by the radio signal the radio signal being broadcast from a long-wave call sign, e.g. DCF77, JJY40, JJY60, MSF60 or WWVB
    • G04R20/10Tuning or receiving; Circuits therefor
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03GCONTROL OF AMPLIFICATION
    • H03G3/00Gain control in amplifiers or frequency changers
    • H03G3/20Automatic control
    • H03G3/30Automatic control in amplifiers having semiconductor devices
    • H03G3/3052Automatic control in amplifiers having semiconductor devices in bandpass amplifiers (H.F. or I.F.) or in frequency-changers used in a (super)heterodyne receiver
    • H03G3/3068Circuits generating control signals for both R.F. and I.F. stages

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Circuits Of Receivers In General (AREA)
  • Electric Clocks (AREA)
  • Noise Elimination (AREA)
  • Electromechanical Clocks (AREA)
  • Monitoring And Testing Of Transmission In General (AREA)
  • Superheterodyne Receivers (AREA)

Description

本発明は、アンテナで受信した受信信号を検波して検波信号を出力する電波受信装置、この電波受信装置を備える電波時計及び中継器に関する。
現在、各国(例えば、ドイツ、イギリス、スイス、日本等)において、時刻データ即ちタイムコード入りの標準電波が送出されている。我が国(日本)では、2つの送信所(福島県及び佐賀県)より、図10に示すようなフォーマットのタイムコードで振幅変調した40kHz及び60kHzの長波標準電波が送出されている。図10によれば、タイムコードは、正確な時刻の分の桁が更新される毎即ち1分毎に、1周期60秒のフレームで送出されている。
そして、このような標準電波を受信し、これにより現在時刻データを修正する、いわゆる電波時計が知られている。電波時計で実際に受信される信号は、送信所から送出される標準電波に、外部機器から発生される電波や時計内部で発生する電波等のノイズ信号が混入(重畳)された信号となる。ノイズ信号が混入されると、標準電波に含まれるタイムコードの再生が困難となって受信感度が劣化するため、受信信号に混入されたノイズ信号を除去する様々な方法が提案されている。
例えば、特許文献1には、パルス性のノイズを除去するノイズ除去回路が開示されている。かかるノイズ除去回路では、スイッチの開閉(ON/OFF)によって入力信号のノイズを除去している。具体的には、ハイパスフィルタ(High Pass Filter;HPF)を通過させることで受信信号からノイズ部分の信号を取り出し、ある特定の大きさ以上のノイズを検出すると、所定時間の間スイッチをOFFさせて受信信号の出力を遮断する。尚、受信信号は、ノイズ部分の信号の検出に要した時間だけ遅延されてスイッチを通過する。また、スイッチをOFFした直前での入力信号を保持しておき、スイッチがONされている間は、この保持した信号(即ち、スイッチがOFFされた直前の信号)を出力し続ける。
特開2003−283347号公報
また、標準電波を受信する電波時計のみならず、一般的に、電波を受信する電波受信装置では、アンテナに蓄積されたノイズ信号のエネルギーによる悪影響を受ける。例えば図11に示すように、パルス形状のノイズ信号F1がアンテナANTで受信された場合、アンテナANTでは、このノイズ信号F1のエネルギーの一部が蓄積され、これによって、アンテナANTの同調周波数と等しく、且つ、ノイズであるパルスの発生時間と比較してかなり長い時間をかけて減衰する信号(減衰信号)F2が発生する。また、ノイズが大きい、即ち蓄積エネルギーが大きい程、この減衰信号F2が減衰に要する時間が長くなる。
従って、ノイズ信号が混入された信号を受信した場合、単なるノイズ信号の混入による波形劣化に加えて、更に、アンテナに蓄積されたノイズ信号のエネルギー(蓄積エネルギー)に起因する減衰信号が合成された信号、即ちノイズ信号の影響が後々まで継続された信号がアンテナから出力されることになる。
上記事情に鑑み、本発明が解決しようとする課題は、電波受信装置において、受信信号に含まれるノイズ信号を除去することであって、更に、このノイズ信号がアンテナに蓄積されたエネルギーによって後々まで継続される影響を除去することである。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の電波受信装置に関する発明は、
アンテナで受信した受信信号を検波して検波信号を出力する電波受信装置(例えば、図1の電波受信装置61;図2の電波受信装置61A、図5の電波受信装置61B、図7の電波受信装置61C)において、
前記アンテナを所定時間の間隔で周期的に短絡させて受信信号による蓄積エネルギーを放出させるアンテナ短絡制御手段(例えば、図2のスイッチ回路612a、タイミング生成回路623a及びSW制御回路624a;図5のスイッチ回路612b、タイミング生成回路623b及びSW制御回路624b;図7のスイッチ回路612c、タイミング生成回路623b及びSW制御回路624c)を備え
前記受信信号を増幅する増幅手段(例えば、図5のRF増幅回路613b、IF増幅回路618b)と、
前記検波信号の信号レベルに応じて前記増幅手段による増幅度を調整するための増幅度調整信号を生成する増幅度調整手段(例えば、図5のAGC回路622b)と、
前記アンテナ短絡制御手段は、前記増幅度調整手段により生成された増幅度調整信号の信号レベルに基づいて前記アンテナの短絡周期を可変する短絡周期可変手段(例えば、図5のタイミング生成回路623b)を有することを特徴としている。
また、請求項4に記載の電波受信回路に関する発明は、
アンテナで受信した受信信号を検波して検波信号を出力する電波受信回路(例えば、図1の電波受信装置61;図2の電波受信装置61A、図5の電波受信装置61B、図7の電波受信装置61C)において、
前記アンテナを所定時間の間隔で周期的に短絡させて受信信号による蓄積エネルギーを放出させるアンテナ短絡制御回路(例えば、図2のスイッチ回路612a、タイミング生成回路623a及びSW制御回路624a;図5のスイッチ回路612b、タイミング生成回路623b及びSW制御回路624b;図7のスイッチ回路612c、タイミング生成回路623b及びSW制御回路624c)を備え
前記受信信号を増幅する増幅回路(例えば、図5のRF増幅回路613b、IF増幅回路618b)と、
前記検波信号の信号レベルに応じて前記増幅回路による増幅度を調整するための増幅度調整信号を生成する増幅度調整回路(例えば、図5のAGC回路622b)と、
前記アンテナ短絡制御回路は、前記増幅度調整回路により生成された増幅度調整信号の信号レベルに基づいて前記アンテナの短絡周期を可変する短絡周期可変回路(例えば、図5のタイミング生成回路623b)を有することを特徴としている。
この請求項1又は請求項4に記載の発明によれば、アンテナを所定時間の間隔で周期的に短絡させて受信信号による蓄積エネルギーを放出させる電波受信装置、及び電波受信回路を実現できる。従って、ノイズ信号が混入された信号を受信した場合であっても、アンテナを周期的に短絡させることでノイズ信号による蓄積エネルギーが周期的に放出されるので、受信信号からノイズ信号を除去するとともに、このノイズ信号の蓄積エネルギーによって後々まで継続される影響の除去が可能となる。
それとともに、受信信号の増幅度を調整するための増幅度調整信号の信号レベルに基づいてアンテナの短絡周期を可変することができる。具体的には、増幅度調整信号は検波信号の信号レベルに基づいて生成されるので、例えば検波信号の信号レベルが大きい程混入されるノイズ信号が大きいとみなしてアンテナの短絡周期を短くし、信号レベルが小さい程短絡周期を短くするといったことが可能である。
また、請求項2に記載の電波受信装置に関する発明は、
アンテナで受信した受信信号を検波して検波信号を出力する電波受信装置(例えば、図1の電波受信装置61)において、
前記検波信号の信号波形に基づいて前記受信信号へのノイズ信号の混入を判定するノイズ混入判定手段(例えば、図7のノイズ検出回路625c)と、
このノイズ混入判定手段によりノイズが混入されていると判定された場合に前記アンテナを所定時間の間短絡させて受信信号による蓄積エネルギーを放出させるアンテナ短絡制御手段(例えば、図7のスイッチ回路612c、タイミング生成回路623c及びSW制御回路624c)を更に備え
前記混入判定手段は、前記受信信号へのノイズ信号の混入頻度を判定する混入頻度判定手段(例えば、図7のノイズ検出回路625c)を更に有し、
前記アンテナ短絡制御手段は、前記混入頻度判定手段により判定された混入頻度に応じた周期で前記アンテナを短絡させる手段であることを特徴としている。
また、請求項5に記載の電波受信回路に関する発明は、
アンテナで受信した受信信号を検波して検波信号を出力する電波受信回路(例えば、図1の電波受信装置61)において、
前記検波信号の信号波形に基づいて前記受信信号へのノイズ信号の混入を判定するノイズ混入判定回路(例えば、図7のノイズ検出回路625c)と、
このノイズ混入判定回路によりノイズが混入されていると判定された場合に前記アンテナを所定時間の間短絡させて受信信号による蓄積エネルギーを放出させるアンテナ短絡制御回路(例えば、図7のスイッチ回路612c、タイミング生成回路623c及びSW制御回路624c)を更に備え
前記混入判定回路は、前記受信信号へのノイズ信号の混入頻度を判定する混入頻度判定回路(例えば、図7のノイズ検出回路625c)を更に有し、
前記アンテナ短絡制御回路は、前記混入頻度判定回路により判定された混入頻度に応じた周期で前記アンテナを短絡させる回路であることを特徴としている。
この請求項2又は請求項5に記載の発明によれば、検波信号の信号波形に基づいて受信信号へのノイズ信号の混入頻度を判定し、ノイズが混入されていると判定した場合、アンテナを所定時間の間短絡させて受信信号による蓄積エネルギーを放出させる電波受信装置又は電波受信回路を実現できる。従って、ノイズ信号が混入された信号を受信した場合であっても、アンテナを短絡させることでノイズ信号による蓄積エネルギーが放出されるので、受信信号からノイズ信号を除去するとともに、このノイズ信号の蓄積エネルギーによって後々まで継続される影響の除去が可能となる。
それとともに、受信信号へのノイズの混入頻度を判定し、この判定した混入頻度に応じた周期でアンテナを短絡させることができる。具体的には、例えばノイズ信号の混入頻度が大きい程、短い周期でアンテナを短絡させ、混入頻度が小さい程、長い周期で短絡させるといったことが可能である。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1又はに記載の電波受信装置において、
前記アンテナ短絡制御手段は、前記受信信号の搬送波の半周期以上の時間であり、且つ該受信信号の変調波の周期と比較して微小な時間の間、前記アンテナを短絡させる手段であることを特徴としている。
また、請求項6に記載の発明は、請求項4又はに記載の電波受信回路において、
前記アンテナ短絡制御回路は、前記受信信号の搬送波の半周期以上の時間であり、且つ該受信信号の変調波の周期と比較して微小な時間の間、前記アンテナを短絡させる手段であることを特徴としている。
この請求項3又は請求項6に記載の発明によれば、請求項1、2又は請求項4、5に記載の発明と同様の効果を奏するとともに、受信信号の搬送波の半周期以上の時間であり、且つ変調信号の周期と比較して微小な時間の間、アンテナを短絡させることができる。従って、アンテナの同調周波数は受信信号の搬送波の周波数と等しいため、搬送波の半周期以上の時間の間アンテナを短絡させることで、信号ノイズによるアンテナの蓄積エネルギーをほぼ放出させることが可能となる。
また、請求項7に記載の発明は、
アンテナで受信した受信信号を検波する検波手段(例えば、図2の検波回路621a)と、
この検波手段から出力される検波信号に基づいて標準タイムコードを生成するタイムコード生成手段(例えば、図1のタイムコード生成部70)と、
現在時刻データを計時する計時手段(例えば、図1の計時回路部80)と、
前記タイムコード生成手段により生成された標準タイムコードに基づいて、前記計時手により計時された現在時刻データを修正する修正手段(例えば、図1のCPU10)と、
前記アンテナを所定時間の間隔で周期的に短絡させて受信信号による蓄積エネルギーを放出させるアンテナ短絡制御手段(例えば、図2のスイッチ回路612a、タイミング生成回路623a、SW制御回路624a)とを備え、
前記受信信号を増幅する増幅回路(例えば、図5のRF増幅回路613b、IF増幅回路618b)と、
前記検波信号の信号レベルに応じて前記増幅回路による増幅度を調整するための増幅度調整信号を生成する増幅度調整回路(例えば、図5のAGC回路622b)と、
前記アンテナ短絡制御回路は、前記増幅度調整回路により生成された増幅度調整信号の信号レベルに基づいて前記アンテナの短絡周期を可変する短絡周期可変回路(例えば、図5のタイミング生成回路623b)を有することを特徴とする電波時計(例えば、図1の電波時計1)である。
また、請求項10に記載の発明は、
アンテナで受信した受信信号を検波する検波手段(例えば、図2の検波回路621a)と、
この検波手段から出力される検波信号に基づいて標準タイムコードを生成するタイムコード生成手段(例えば、図8のタイムコード生成部70)と、
このタイムコード生成手段により生成された標準タイムコードを送信する送信手段(例えば、図8の送信部90)と、
前記アンテナを所定時間の間隔で周期的に短絡させて受信信号による蓄積エネルギーを放出させるアンテナ短絡制御手段(例えば、図2のスイッチ回路612a、タイミング生成回路623a、SW制御回路624a)とを備え、
前記受信信号を増幅する増幅回路(例えば、図5のRF増幅回路613b、IF増幅回路618b)と、
前記検波信号の信号レベルに応じて前記増幅回路による増幅度を調整するための増幅度調整信号を生成する増幅度調整回路(例えば、図5のAGC回路622b)と、
前記アンテナ短絡制御回路は、前記増幅度調整回路により生成された増幅度調整信号の信号レベルに基づいて前記アンテナの短絡周期を可変する短絡周期可変回路(例えば、図5のタイミング生成回路623b)を有することを特徴とする中継器(例えば、図9の中継器2)である。
この請求項7又は10に記載の発明によれば、ノイズ信号が混入された信号を受信した場合であっても、アンテナを周期的に短絡させることでノイズ信号による蓄積エネルギーが周期的に放出されるので、受信信号からノイズ信号を除去するとともに、このノイズ信号の蓄積エネルギーによって後々まで継続される影響の除去を可能とする電波時計又は中継器を実現できる。
それとともに、受信信号の増幅度を調整するための増幅度調整信号の信号レベルに基づいてアンテナの短絡周期を可変することができる。具体的には、増幅度調整信号は検波信号の信号レベルに基づいて生成されるので、例えば検波信号の信号レベルが大きい程混入されるノイズ信号が大きいとみなしてアンテナの短絡周期を短くし、信号レベルが小さい程短絡周期を短くするといったことが可能である。
また、請求項8に記載の発明は、
アンテナで受信した受信信号を検波する検波手段(例えば、図2の検波回路621a)と、
この検波手段から出力される検波信号に基づいて標準タイムコードを生成するタイムコード生成手段(例えば、図1のタイムコード生成部70)と、
現在時刻データを計時する計時手段(例えば、図1の計時回路部80)と、
前記タイムコード生成手段により生成された標準タイムコードに基づいて、前記計時手により計時された現在時刻データを修正する修正手段(例えば、図1のCPU10)と、
前記検波信号の信号波形に基づいて前記受信信号へのノイズ信号の混入を判定するノイズ混入判定手段(例えば、図7のノイズ検出回路625c)と、
このノイズ混入判定手段によりノイズが混入されていると判定された場合に前記アンテナを所定時間の間短絡させて受信信号による蓄積エネルギーを放出させるアンテナ短絡制御手段(例えば、図7のスイッチ回路612c、タイミング生成回路623c及びSW制御回路624c)を更に備え、
前記混入判定手段は、前記受信信号へのノイズ信号の混入頻度を判定する混入頻度判定手段(例えば、図7のノイズ検出回路625c)を更に有し、
前記アンテナ短絡制御手段は、前記混入頻度判定手段により判定された混入頻度に応じた周期で前記アンテナを短絡させる手段であることを特徴とする電波時計(例えば、図1の電波時計1)である。
また、請求項11に記載の発明は、
アンテナで受信した受信信号を検波する検波手段(例えば、図2の検波回路621a)と、
この検波手段から出力される検波信号に基づいて標準タイムコードを生成するタイムコード生成手段(例えば、図8のタイムコード生成部70)と、
このタイムコード生成手段により生成された標準タイムコードを送信する送信手段(例えば、図8の送信部90)と、
前記検波信号の信号波形に基づいて前記受信信号へのノイズ信号の混入を判定するノイズ混入判定手段(例えば、図7のノイズ検出回路625c)と、
このノイズ混入判定手段によりノイズが混入されていると判定された場合に前記アンテナを所定時間の間短絡させて受信信号による蓄積エネルギーを放出させるアンテナ短絡制御手段(例えば、図7のスイッチ回路612c、タイミング生成回路623c及びSW制御回路624c)を更に備え、
前記混入判定手段は、前記受信信号へのノイズ信号の混入頻度を判定する混入頻度判定手段(例えば、図7のノイズ検出回路625c)を更に有し、
前記アンテナ短絡制御手段は、前記混入頻度判定手段により判定された混入頻度に応じた周期で前記アンテナを短絡させる手段であることを特徴とする中継器(例えば、図9の中継器2)である。
この請求項8又は11に記載の発明によれば、検波信号の信号波形に基づいて受信信号へのノイズ信号の混入頻度を判定し、ノイズが混入されていると判定した場合、アンテナを所定時間の間短絡させて受信信号による蓄積エネルギーを放出させる電波時計又は中継器を実現できる。従って、ノイズ信号が混入された信号を受信した場合であっても、アンテナを短絡させることでノイズ信号による蓄積エネルギーが放出されるので、受信信号からノイズ信号を除去するとともに、このノイズ信号の蓄積エネルギーによって後々まで継続される影響の除去が可能となる。
それとともに、受信信号へのノイズの混入頻度を判定し、この判定した混入頻度に応じた周期でアンテナを短絡させることができる。具体的には、例えばノイズ信号の混入頻度が大きい程、短い周期でアンテナを短絡させ、混入頻度が小さい程、長い周期で短絡させるといったことが可能である。
また、請求項9に記載の発明は、請求項7又は8に記載の電波時計において、
前記アンテナ短絡制御手段は、前記受信信号の搬送波の半周期以上の時間であり、且つ該受信信号の変調波の周期と比較して微小な時間の間、前記アンテナを短絡させる手段であることを特徴としている。
また、請求項12記載の発明は、請求項10又は11に記載の中継器において、
前記アンテナ短絡制御手段は、前記受信信号の搬送波の半周期以上の時間であり、且つ該受信信号の変調波の周期と比較して微小な時間の間、前記アンテナを短絡させる手段であることを特徴としている。
この請求項9又は請求項12に記載の発明によれば、請求項7、8又は請求項10、11に記載の発明と同様の効果を奏するとともに、受信信号の搬送波の半周期以上の時間であり、且つ変調信号の周期と比較して微小な時間の間、アンテナを短絡させることができる。従って、アンテナの同調周波数は受信信号の搬送波の周波数と等しいため、搬送波の半周期以上の時間の間アンテナを短絡させることで、信号ノイズによるアンテナの蓄積エネルギーをほぼ放出させることが可能となる。
請求項1又は請求項4に記載の発明によれば、アンテナを所定時間の間隔で周期的に短絡させて受信信号による蓄積エネルギーを放出させる電波受信装置又は電波受信回路を実現できる。従って、ノイズ信号が混入された信号を受信した場合であっても、アンテナを周期的に短絡させることでノイズ信号による蓄積エネルギーが周期的に放出されるので、受信信号からノイズ信号を除去するとともに、このノイズ信号の蓄積エネルギーによって後々まで継続される影響の除去が可能となる。
この場合、受信信号の増幅度を調整するための増幅度調整信号の信号レベルに基づいてアンテナの短絡周期を可変することができる。具体的には、増幅度調整信号は検波信号の信号レベルに基づいて生成されるので、例えば検波信号の信号レベルが大きい程混入されるノイズ信号が大きいとみなしてアンテナの短絡周期を短くし、信号レベルが小さい程短絡周期を短くするといったことが可能である。
請求項2又は請求項5に記載の発明によれば、検波信号の信号波形に基づいて受信信号へのノイズ信号の混入頻度を判定し、ノイズが混入されていると判定した場合、アンテナを所定時間の間短絡させて受信信号による蓄積エネルギーを放出させる電波受信装置又は電波受信回路を実現できる。従って、ノイズ信号が混入された信号を受信した場合であっても、アンテナを短絡させることでノイズ信号による蓄積エネルギーが放出されるので、受信信号からノイズ信号を除去するとともに、このノイズ信号の蓄積エネルギーによって後々まで継続される影響の除去が可能となる。
この場合、受信信号へのノイズの混入頻度を判定し、この判定した混入頻度に応じた周期でアンテナを短絡させることができる。具体的には、例えばノイズ信号の混入頻度が大きい程、短い周期でアンテナを短絡させ、混入頻度が小さい程、長い周期で短絡させるといったことが可能である。
請求項7又は請求項10に記載の発明によれば、アンテナを所定時間の間隔で周期的に短絡させて受信信号による蓄積エネルギーを放出させる電波時計又は中継器を実現できる。従って、ノイズ信号が混入された信号を受信した場合であっても、アンテナを周期的に短絡させることでノイズ信号による蓄積エネルギーが周期的に放出されるので、受信信号からノイズ信号を除去するとともに、このノイズ信号の蓄積エネルギーによって後々まで継続される影響の除去が可能となる。
この場合、受信信号の増幅度を調整するための増幅度調整信号の信号レベルに基づいてアンテナの短絡周期を可変することができる。具体的には、増幅度調整信号は検波信号の信号レベルに基づいて生成されるので、例えば検波信号の信号レベルが大きい程混入されるノイズ信号が大きいとみなしてアンテナの短絡周期を短くし、信号レベルが小さい程短絡周期を短くするといったことが可能である。
請求項8又は請求項11に記載の発明によれば、検波信号の信号波形に基づいて受信信号へのノイズ信号の混入頻度を判定し、ノイズが混入されていると判定した場合、アンテナを所定時間の間短絡させて受信信号による蓄積エネルギーを放出させる電波時計又は中継器を実現できる。従って、ノイズ信号が混入された信号を受信した場合であっても、アンテナを短絡させることでノイズ信号による蓄積エネルギーが放出されるので、受信信号からノイズ信号を除去するとともに、このノイズ信号の蓄積エネルギーによって後々まで継続される影響の除去が可能となる。
この場合、受信信号へのノイズの混入頻度を判定し、この判定した混入頻度に応じた周期でアンテナを短絡させることができる。具体的には、例えばノイズ信号の混入頻度が大きい程、短い周期でアンテナを短絡させ、混入頻度が小さい程、長い周期で短絡させるといったことが可能である。
そして、請求項3、6、9、12に記載の発明によれば、受信信号の搬送波の半周期以上の時間であり、且つ変調信号の周期と比較して微小な時間の間、アンテナを短絡させることができる。従って、アンテナの同調周波数は受信信号の搬送波の周波数と等しいため、搬送波の半周期以上の時間の間アンテナを短絡させることで、信号ノイズによるアンテナの蓄積エネルギーをほぼ放出させることが可能となる。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態を説明する。尚、以下では、本発明を電波時計に適用した場合について説明するが、その他、電波を受信する装置であれば同様に適用可能なのは勿論である。
[電波時計の構成]
図1は、本発明を適用した電波時計1の回路構成を示すブロック図である。同図によれば、電波時計1は、CPU(Central Processing Unit)10と、入力部20と、表示部30と、ROM(Read Only Memory)40と、RAM(Random Access Memory)50と、受信制御部60と、タイムコード生成部70と、計時回路部80と、発振回路部81と、を備えて構成されており、発振回路部81を除く各部はバスBによってデータ転送が可能に接続されている。また、計時回路部80には発振回路部81が接続され、受信制御部60は電波受信装置61を備えている。
CPU10は、所定のタイミング或いは入力部20から入力された操作信号に応じて、ROM40内に格納された各種プログラムを読み出してRAM50内に展開し、当該プログラムに基づいて電波時計1内の各部への指示やデータの転送等を行う。特に、CPU10は、例えば所定時間毎に受信制御部60を制御して標準電波の受信処理を実行し、タイムコード生成部70から入力された標準タイムコードに基づいて計時回路部80で計時される現在時刻データを修正するとともに、当該修正したタイムコードに基づく表示信号を表示部30に出力して表示時刻を更新させる等の各種制御を行う。
入力部20は、電波時計1に各種機能を実行させるためのスイッチ等で構成され、これらのスイッチが操作された時には、対応するスイッチの操作信号をCPU10に出力する。表示部30は、小型液晶ディスプレイ等により構成され、例えばCPU10から入力される表示信号に基づいて計時回路部80による現在時刻データ等をデジタル表示する。
ROM40は、主に、電波時計1にかかるシステムプログラムやアプリケーションプログラム、データ等を記憶する。RAM50は、CPU10の作業領域として用いられ、ROM40から読み出されたプログラムやデータ、CPU10で処理されたデータ等を一時的に記憶する。
受信制御部60は電波受信装置61を備える。電波受信装置61は、受信アンテナで受信した受信信号から不要な周波数成分をカットして長波標準電波に該当する周波数信号を取り出し、取り出した周波数信号を対応する信号に変換して出力する。
タイムコード生成部70は、電波受信装置61から入力された信号に基づいて、標準時刻コードや積算日コード、曜日コード等の時計機能に必要なデータを含む標準タイムコードを生成して、CPU10に出力する。
計時回路部80は、発振回路部81から入力される信号を計数して現在時刻データ等を計時し、計時した現在時刻データをCPU10に出力する。発振回路部81は、常時一定周波数の信号を出力する。
このように構成される電波時計1に適用される2つの実施形態を、以下、順に説明する。尚、本実施形態の電波時計1は電波受信装置61に特徴を有しているため、以下の各実施形態では、この電波受信装置61について詳細に説明する。
[第1実施形態]
先ず、第1実施形態を説明する。
<電波受信装置の構成>
図2は、第1実施形態におけるスーパーへテロダイン方式を用いた電波受信装置61Aの回路構成を示すブロック図である。同図によれば、電波受信装置61Aは、受信アンテナ611aと、スイッチ回路612aと、RF増幅回路613aと、フィルタ回路614a、617a、619aと、周波数変換回路615aと、局部発振回路616aと、IF増幅回路618aと、検波回路621aと、AGC(Auto Gain Control)回路622aと、SW制御回路624aと、タイミング生成回路623aと、を備えて構成される。
受信アンテナ611aは、例えばバーアンテナ等によって構成され、タイムコードを含む長波標準電波の周波数(具体的には、40kHz又は60kHz)に同調してこれを受信し、該当する電気信号に変換して出力する。
スイッチ回路612aは、受信アンテナ611aとRF増幅回路613aとの間に設けられ、SW制御回路624aによる制御に応じてスイッチを開閉(ON/OFF)する。そして、スイッチ回路612aがOFFである間は、受信アンテナ611aから出力された信号がRF増幅回路613aに入力される。また、スイッチ回路612aがONである間は、受信アンテナ611aが短絡(ショート)されるので、受信アンテナ611aから出力された信号はRF増幅回路613aに入力されない。尚ここで、スイッチ回路612aにおいて、スイッチと直列にインピーダンスを接続して蓄積エネルギーの消費を促すこととしても良い。
RF増幅回路613aは、スイッチ回路612aを介して受信アンテナ611aから入力された信号を、AGC回路622aから入力されたRF制御信号に応じた増幅度で増幅(或いは減衰)して出力する。フィルタ回路614aは、バンドパスフィルタ等で構成され、RF増幅回路613aから入力された信号に対して受信周波数を中心とした所定範囲の周波数を通過させ、範囲外の周波数成分を遮断して出力する。
周波数変換回路615aは、フィルタ回路614aから入力された信号と局部発振回路616aから入力された信号とを合成し、中間周波信号として出力する。局部発振回路616aは、局部発振周波数の信号を生成して出力する。フィルタ回路617aは、バンドパスフィルタ等で構成され、周波数変換回路615aから入力された中間周波信号に対して中間周波数を中心とした所定範囲の周波数を通過させ、範囲外の周波数成分を遮断して出力する。
IF増幅回路618aは、フィルタ回路617aから入力された信号を、AGC回路622aから入力されたIF制御信号に応じた増幅度で増幅(或いは減衰)して出力する。フィルタ回路619aは、バンドパスフィルタ等で構成され、IF増幅回路618aから入力された信号に対して所定範囲の周波数を通過させ、範囲外の周波数成分を遮断して出力する。
検波回路621aは、フィルタ回路619aから入力された信号を検波し、検波信号を出力する。AGC回路622aは、検波回路621aから入力された検波信号の強弱(信号レベルの大きさ)に従って、RF増幅回路613aの増幅度を調整する利得制御用信号としてRF制御信号を生成するとともに、IF増幅回路618aの増幅度を調整する利得制御用信号としてIF制御信号を生成して出力する。
タイミング生成回路623aは、受信アンテナ611aで受信された受信信号に対するノイズ除去を制御するためのノイズ除去制御信号G1を生成して出力する。ノイズ除去制御信号G1は、図3に示すように、パルス幅W及びパルス間隔Tがともに一定のパルス信号である。パルス幅Wは、受信アンテナ611aで受信する長波標準電波(変調波)の秒信号の周期(即ち、1秒)と比較してかなり短く(微小)、且つ、搬送波(即ち、40kHz又は60kHzの信号)の半周期以上の長さである。ここでは、搬送波の数周期程度の長さとする。
SW制御回路624aは、タイミング生成回路623aから入力されるノイズ除去制御信号G1に従ってスイッチ回路612aのON/OFFを制御する。具体的には、パルス信号であるノイズ除去制御信号G1のパルスが入力されている間はスイッチ回路612aをONさせ、それ以外の場合にはOFFさせる。
従って、ノイズ除去制御信号G1はパルス幅W及びパルス周期Tがともに一定のパルス信号であるので、受信アンテナ611aは、パルス周期Tに相当する時間間隔で、パルス幅Wに相当する時間の間、周期的に短絡されることになる。そして、受信アンテナ611aが短絡されている間、即ちパルス幅Wに相当する時間の間は、受信信号がRF増幅回路613aに入力されない。また、パルス幅Wは受信信号の搬送波の、例えば数周期程度であるので、受信アンテナ611aが短絡されることで、その時点での受信アンテナ611aの蓄積エネルギーがほぼ放出される。
図4は、電波受信装置61Aの各部における信号波形を示す図である。同図(a)は、ノイズ信号が混入されない場合の理想的な検波信号の波形を示す図である。ノイズ信号が混入されない場合、検波信号は、理想的には方形波となり、受信アンテナ611aでは、この波形を包絡線とする受信信号が受信される。
同図(b)は、受信信号に混入されるノイズ信号の波形を示す図である。また、同図(c)は、同図(b)に示したノイズ信号が混入された受信信号に対する検波信号の波形を示す図である。尚、点線は、同図(a)に示したノイズ信号が混入されない理想的な検波信号の波形を示している。
即ち、同図(c)によれば、ノイズ信号が混入された受信信号は、ノイズ信号の混入(重畳)による波形劣化に加え、更に、受信アンテナ611aに蓄積されたノイズ信号のエネルギー(蓄積エネルギー)の影響により、理想的な検波信号の波形に対して振幅が大きく乱れた波形となる。
同図(d)は、ノイズ除去制御信号G1の波形を示す図である。尚ここでは、ノイズ除去制御信号G1をインパルス形状の波形として示しているが、実際には、図3に示したように、一定のパルス幅W及びパルス間隔Tを持つパルス形状の波形の信号である。また、同図(e)は、同図(d)に示したノイズ除去制御信号G1を生成した場合(即ち、ノイズ除去を行った場合)の検波信号の波形を示す図である。
ノイズ除去制御信号G1を生成すると、ノイズ除去制御信号G1のパルスが入力されている間、スイッチ回路612aがONすることで受信アンテナ611aが短絡し、受信アンテナ611aでの受信信号がその後段の回路(即ち、RF増幅回路613a以降の回路)に入力されないので、検波信号のレベルが所定レベルまで低下する。また、受信アンテナ611aが短絡することで蓄積エネルギーが放出されるので、パルスの入力の終了直後は、ノイズ信号が混入されていない場合の波形(同図(a))とほぼ一致する波形となる。即ち、パルスの入力により、ノイズ信号による影響が除去されたことになる。
そして、同図(f)は、同図(e)に示した検波信号に対してLPF(Low Pass Filter)を通過させた後の信号波形を示す図である。また、点線は、ノイズ信号が混入されず、且つノイズ除去を行わない場合の検波信号の波形を示している。即ち、ノイズ除去を行うと、ノイズ除去制御信号G1によるパルスが入力されている間での検波信号のレベル低下によって信号レベルが全体的に低下するが、長波標準電波の場合、10%及び100%の2つの変調度を持つ信号であるので、タイムコードの再生には問題ない。
<作用・効果>
以上、第1実施形態によれば、タイミング生成回路623aで生成されるノイズ除去制御信号G1に従ってスイッチ回路612aがON/OFFされる。ノイズ除去制御信号G1は、パルス幅W及びパルス間隔Tがともに一定のパルス信号である。即ち、受信アンテナ611aは、ノイズ除去信号G1のパルス間隔Tに相当する時間間隔でパルス幅Wに相当する時間の間、周期的に短絡される。従って、受信アンテナ611aが周期的に短絡されることで蓄積エネルギーが周期的に放出されるので、受信信号からノイズ信号を除去するとともに、このノイズ信号の蓄積エネルギーに起因する影響の継続を除去することが可能となる。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態を説明する。
第2実施形態では、利得制御用信号の信号レベルに基づいてノイズ除去制御信号を生成する点が第1実施形態と異なる。
<電波受信装置の構成>
図5は、第2実施形態におけるスーパーヘテロダイン方式の電波受信装置61Bの回路構成を示すブロック図である。同図によれば、電波受信装置61Bは、受信アンテナ611bと、スイッチ回路612bと、RF増幅回路613bと、フィルタ回路614b、617b、619bと、周波数変換回路615bと、局部発振回路616bと、IF増幅回路618bと、検波回路621bと、AGC回路622bと、タイミング生成回路623bと、SW制御回路624bと、を備えて構成される。
尚、受信アンテナ611b、RF増幅回路613b、フィルタ回路614b、617b、619b、周波数変換回路615b、局部発振回路616b、IF増幅回路618b及び検波回路621bは、それぞれ、第1実施形態において図2に示した受信アンテナ611a、RF増幅回路613a、フィルタ回路614a、617a、619a、周波数変換回路615a、局部発振回路616a、IF増幅回路618a及び検波回路621aに相当するものであり、ここでの詳細な説明は省略する。
AGC回路622bは、検波回路621bから入力された検波信号の強弱(信号レベルの大きさ)に従ってRF増幅回路613bの増幅度を調整するためのRF制御信号及びIF増幅回路618bの増幅度を調整するIF制御信号を生成するとともに、タイミング生成回路623bによるノイズ除去制御信号G2の生成を制御するタイミング制御信号tbを生成する。尚、タイミング制御信号tbは、RF制御信号又はIF制御信号と同一の信号であっても良いし、RF制御信号又はIF制御信号の信号レベルを適当に変化(大きく又は小さく)させたものであっても良い。
スイッチ回路612bは、受信アンテナ611bとRF増幅回路613bとの間に設けられ、SW制御回路624bによる制御に応じてスイッチを開閉(ON/OFF)する。そして、スイッチ回路612bがOFFである間は、受信アンテナ611bから出力された信号がRF増幅回路613bに入力される。また、スイッチ回路612bがONである間は、受信アンテナ611bが短絡(ショート)されるので、受信アンテナ611bから出力された信号はRF増幅回路613bに入力されない。尚ここで、スイッチ回路612bにおいて、スイッチと直列にインピーダンスを接続して蓄積エネルギーの消費を促すこととしても良い。
タイミング生成回路623bは、AGC回路622bから入力されるタイミング制御信号tbの信号レベルに応じて、受信アンテナ611bで受信された受信信号に対するノイズ除去を制御するためのノイズ除去制御信号G2を生成して出力する。ノイズ除去制御信号G2は、図6に示すように、パルス幅Wが一定のパルス信号である。パルス幅Wは、受信アンテナ611bで受信する長波標準電波の秒信号の周期(即ち、1秒)と比較してかなり短く(微小)、且つ、搬送波の半周期以上の長さである。ここでは、搬送波の数周期程度の長さとする。
また、パルス間隔T1、T2、・・、は、タイミング制御信号tbの信号レベルに応じた長さであり、このタイミング制御信号tbの信号レベルは検波信号の信号レベルに応じて生成される、即ちノイズ信号の大きさに影響を受けること、また、検波信号をLPFに通してから処理する場合には受信アンテナ611bの短絡の頻度が大きい程信号レベルが低下し易い等の理由から、AGC回路622bにおいて検知された電波受信装置61Bの受信感度が高い程短く、受信感度が低い程長く設定される。
SW制御回路624bは、タイミング生成回路623bから入力されるノイズ除去制御信号G2に従ってスイッチ回路612bのON/OFFを制御する。具体的には、パルス信号であるノイズ除去制御信号のパルスが入力されている間スイッチ回路612bをONさせ、それ以外の場合にはOFFさせる。
従って、ノイズ除去制御信号G2のパルス幅Wに相当する時間の間は、受信アンテナ611bが短絡されて受信信号がRF増幅回路613bに入力されない。また、パルス幅Wは、例えば受信アンテナ611bで受信する受信信号の搬送波の数周期程度であるので、受信アンテナ611bが短絡されることで、その時点での受信アンテナ611bの蓄積エネルギーがほぼ放出される。
<作用・効果>
以上のように、第2実施形態によれば、タイミング生成回路623bで生成されるノイズ除去制御信号G2に従ってスイッチ回路612bがON/OFFされる。ノイズ除去制御信号G2は、パルス幅Wが一定であり、タイミング制御信号tbの信号レベルに応じたパルス間隔T1、T2、・・、を持つパルス信号である。即ち、受信アンテナ611bは、ノイズ除去信号G1のパルス間隔T1、T2、・・、に相当する時間間隔でパルス幅Wに相当する時間の間、周期的に短絡される。従って、受信アンテナ611bが短絡されることで蓄積エネルギーが放出されるので、受信信号からノイズ信号を除去するとともに、このノイズ信号の蓄積エネルギーに起因する影響の継続を除去することが可能となる。また、タイミング制御信号tbは、利得制御用信号に基づく信号であるので、結果的に、検波信号の信号レベルに応じた時間間隔T1、T2、・・、で受信アンテナ611bを短絡することとなり、より効果的にノイズ信号及びその影響を除去することが可能となる。
[第3実施形態]
次に、第3実施形態を説明する。
第3実施形態では、判定したノイズ信号の混入頻度に応じてノイズ除去制御信号を生成する点が第1、第2実施形態と異なる。
<電波受信装置の構成>
図7は、第3実施形態におけるスーパーヘテロダイン方式の電波受信装置61Cの回路構成を示すブロック図である。同図によれば、電波受信装置61Cは、受信アンテナ611cと、スイッチ回路612cと、RF増幅回路613cと、フィルタ回路614c、617c、619cと、周波数変換回路615cと、局部発振回路616cと、IF増幅回路618cと、検波回路621cと、AGC回路622cと、タイミング生成回路623cと、SW制御回路624cと、ノイズ検出回路625cと、を備えて構成される。
尚、受信アンテナ611c、RF増幅回路613c、フィルタ回路614c、617c、619c、周波数変換回路615c、局部発振回路616c、IF増幅回路618c、検波回路621c及びAGC回路622cは、それぞれ、第1実施形態において図2に示した受信アンテナ611a、RF増幅回路613a、フィルタ回路614a、617a、619a、周波数変換回路615a、局部発振回路616a、IF増幅回路618a、検波回路621a及びAGC回路622aに相当するものであり、ここでの詳細な説明は省略する。
ノイズ検出回路625cは、検波回路621cから入力される検波信号の信号レベルと所定の基準レベルとを比較してノイズ信号の混入の有無及びノイズ信号の混入頻度(混入の程度)を判定し、その判定結果に応じて、タイミング生成回路623cによるノイズ除去制御信号G3の生成を制御するためのタイミング制御信号tcを生成する。具体的には、例えば検波信号の信号レベルと所定の基準レベルとの差が大きい程、ノイズ信号の混入頻度が大きいと判定する。
タイミング生成回路623cは、ノイズ検出回路625cから入力されるタイミング制御信号tcに応じて、受信アンテナ611cで受信された受信信号に対するノイズ除去を制御するためのノイズ除去制御信号G3を生成して出力する。ノイズ除去制御信号G3は、第1実施形態におけるノイズ除去制御信号G1と同様に、パルス幅Wが一定のパルス信号である。また、パルス間隔は、タイミング制御信号tcの信号レベルに応じた長さであり、ノイズ検出回路625cにおいて検知されたノイズ信号の混入頻度が大きい程短く、混入頻度が小さい程長く設定される。
SW制御回路624cは、タイミング生成回路623cから入力されるノイズ除去制御信号G3に従ってスイッチ回路612cのON/OFFを制御する。具体的には、パルス信号であるノイズ除去制御信号G3のパルスが入力されている間スイッチ回路612cをONさせ、それ以外の場合にはOFFさせる。
従って、ノイズ除去制御信号G3のパルス幅Wに相当する時間の間は、受信アンテナ611cが短絡されて受信信号がRF増幅回路613cに入力されない。また、パルス幅Wは、例えば受信アンテナ611cで受信する受信信号の搬送波の数周期程度であるので、受信アンテナ611cが短絡されることで、その時点での受信アンテナ611cの蓄積エネルギーがほぼ放出される。
<作用・効果>
以上、第2実施形態によれば、タイミング生成回路623cで生成されるノイズ除去制御信号G3に従ってスイッチ回路612cがON/OFFされる。ノイズ除去制御信号G3は、パルス幅Wが一定であり、タイミング制御信号tcの信号レベルに応じたパルス間隔を持つパルス信号である。即ち、受信アンテナ611cは、ノイズ除去信号G3のパルス間隔に相当する時間間隔でパルス幅Wに相当する時間の間、周期的に短絡される。従って、受信アンテナ611cが短絡されることで蓄積エネルギーが放出されるので、受信信号からノイズ信号を除去するとともに、このノイズ信号の蓄積エネルギーに起因する影響の継続を除去することが可能となる。また、ノイズ除去信号G3は、検波信号の信号レベルと所定の基準レベルとの比較結果に基づく信号であるので、結果的に、ノイズ信号の混入頻度に応じた時間間隔で受信アンテナ611cを短絡することとなり、より効果的にノイズ信号及びその影響を除去することが可能となる。
[変形例]
尚、本発明の適用は、上述した実施の形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
(1)ノイズ除去制御信号の生成をCPU10が制御
例えば、タイミング生成回路623a、623b、623cによるノイズ除去制御信号G1、G2、G3の生成をCPU10が制御しても良い。即ち、CPU10が、検波信号の波形に基づいてノイズ信号の混入の有無及び頻度を判定し、混入されていると判定した場合にノイズ除去制御信号G1、G2、G3の生成を行わせる。具体的には、例えば日本における標準電波(長波標準電波)の場合、図10に示したように、1秒毎にパルス幅が0.2秒、0.5秒又は0.8秒のパルス信号(秒信号)が送出されるので、検波信号の波形からこの秒信号の立ち上がりの有無を判定し、1フレーム(即ち、1分)中、立ち上がりが確認されない秒信号の数が所定数以上の場合にノイズ除去制御信号G1、G2、G3を生成させる。更に、ノイズ信号の混入程度、即ち立ち上がりが確認されない秒信号の数の大小に応じてノイズ除去信号G1、G2、G3のパルス間隔(周期)を可変しても良い。
(2)ストレート方式の電波受信装置
また、上述した実施形態では、スーパーヘテロダイン方式の電波受信装置61(61A、61B、61C)を用いることとしたが、これを、図8に示すストレート方式の電波受信装置61Dを用いることとしても良い。
図8は、第1、第2、及び第3実施形態に適用したストレート方式の電波受信装置61Dの回路構成を示す図である。尚、同図において、上述した電波受信装置61A(図2参照)、61B(図5参照)、61C(図7参照)と同一要素については同じ番号の符合を付している。図8によれば、電波受信装置61Dは、受信アンテナ611dと、スイッチ回路612dと、RF増幅回路613dと、フィルタ回路614dと、検波回路621dと、AGC回路622dと、タイミング生成回路623dと、SW制御回路624dと、を備えて構成される。
この場合、検波回路621dには、フィルタ回路614dから出力された信号が入力され、AGC回路622dは、RF増幅回路613dの増幅度を制御するRF制御信号を生成する。
(3)中継器(電波送受信装置)に適用
また、上述した実施形態では、本発明を電波時計に適用した場合について説明したが、中継器に適用しても良い。中継器とは、例えば内部に電波が届き難い鉄骨住宅等の建物の窓際に設置され、長波標準電波を受信して正確な時刻情報を得て、この時刻情報を送信する装置である。そして、室内に設置された電波時計は、中継器から送信された時刻情報を受信して時刻修正を行う。
図9は、本発明を適用した中継器2の内部構成を示すブロック図である。尚、同図において、上述した電波時計1(図1参照)と同一要素については同符合を付している。図9によれば、中継器2は、CPU10と、入力部20と、表示部30と、RAM50と、ROM40と、受信制御部60と、タイムコード生成部70と、計時回路部80と、発振回路部81と、送信部90と、を備えて構成される。
送信部90は、計時回路部80によって計時された現在時刻データに基づいて中継タイムコードを生成し、該中継タイムコードに搬送波を付加して中継電波とし、送信アンテナを介して送信する。この時の搬送波は、受信する長波標準電波と同一であっても良いし、中継電波として専用の電波であっても良い。長波標準電波と同一である場合には、室内等に設置される電波時計は通常の電波時計であって良い。また、中継電波として専用の電波である場合には、電波時計には当該電波を受信する手段が必要となる。
本発明を適用した電波時計の回路構成図。 第1実施形態における電波受信装置の回路構成図。 第1実施形態におけるノイズ除去制御信号の波形図。 第1実施形態における電波受信装置の各部の信号波形図。 第2実施形態における電波受信装置の回路構成図。 第2実施形態におけるノイズ除去制御信号の波形図。 第3実施形態における電波受信装置の回路構成図。 ストレート方式の電波受信装置の回路構成図。 本発明を適用した中継器の回路構成図。 長波標準電波のタイムコードのフォーマット。 ノイズ信号による受信信号への影響を説明する図。
符号の説明
1 電波時計
10 CPU
20 入力部
30 表示部
40 ROM
50 RAM
60 受信制御部
61(61A、61B、61C) 電波受信装置
611a、611b、611c 受信アンテナ
612a、612b、612c スイッチ回路
613a、613b、613c RF増幅回路
614a、617a、619a、614b、617b、619b、614c、617c、619c フィルタ回路
615a、615b、615c 周波数変換回路
616a、616b、615c 局部発振回路
618a、618b、618c IF増幅回路
621a、621b、621c 検波回路
622a、622b、622c AGC回路
623a、623b、623c タイミング生成回路
624a、624b、624c SW制御回路
625c ノイズ検出回路
70 タイムコード生成部
80 計時回路部
81 発振回路部
2 中継器
90 送信部
G1、G2、G3 ノイズ除去制御信号
tb、tc タイミング制御信号

Claims (12)

  1. アンテナで受信した受信信号を検波して検波信号を出力する電波受信装置において、
    前記アンテナを所定時間の間隔で周期的に短絡させて受信信号による蓄積エネルギーを放出させるアンテナ短絡制御手段を備え
    前記受信信号を増幅する増幅手段と、
    前記検波信号の信号レベルに応じて前記増幅手段による増幅度を調整するための増幅度調整信号を生成する増幅度調整手段と、
    を更に備え、
    前記アンテナ短絡制御手段は、前記増幅度調整手段により生成された増幅度調整信号の信号レベルに基づいて前記アンテナの短絡周期を可変する短絡周期可変手段を有することを特徴とする電波受信装置。
  2. アンテナで受信した受信信号を検波して検波信号を出力する電波受信装置において、
    前記検波信号の信号波形に基づいて前記受信信号へのノイズ信号の混入を判定するノイズ混入判定手段と、
    このノイズ混入判定手段によりノイズが混入されていると判定された場合に前記アンテナを所定時間の間短絡させて受信信号による蓄積エネルギーを放出させるアンテナ短絡制御手段を更に備え
    前記混入判定手段は、前記受信信号へのノイズ信号の混入頻度を判定する混入頻度判定手段を更に有し、
    前記アンテナ短絡制御手段は、前記混入頻度判定手段により判定された混入頻度に応じた周期で前記アンテナを短絡させる手段であることを特徴とする電波受信装置。
  3. 前記アンテナ短絡制御手段は、前記受信信号の搬送波の半周期以上の時間であり、且つ該受信信号の変調波の周期と比較して微小な時間の間、前記アンテナを短絡させる手段であることを特徴とする請求項1又はに記載の電波受信装置。
  4. アンテナで受信した受信信号を検波して検波信号を出力する電波受信回路において、
    前記アンテナを所定時間の間隔で周期的に短絡させて受信信号による蓄積エネルギーを放出させるアンテナ短絡制御回路を備え
    前記受信信号を増幅する増幅回路と、
    前記検波信号の信号レベルに応じて前記増幅回路による増幅度を調整するための増幅度調整信号を生成する増幅度調整回路と、
    を更に備え、
    前記アンテナ短絡制御回路は、前記増幅度調整回路により生成された増幅度調整信号の信号レベルに基づいて前記アンテナの短絡周期を可変する短絡周期可変回路を有することを特徴とする電波受信回路。
  5. アンテナで受信した受信信号を検波して検波信号を出力する電波受信回路において、
    前記検波信号の信号波形に基づいて前記受信信号へのノイズ信号の混入を判定するノイズ混入判定回路と、
    このノイズ混入判定回路によりノイズが混入されていると判定された場合に前記アンテナを所定時間の間短絡させて受信信号による蓄積エネルギーを放出させるアンテナ短絡制御回路を更に備え
    前記混入判定回路は、前記受信信号へのノイズ信号の混入頻度を判定する混入頻度判定回路を更に有し、
    前記アンテナ短絡制御回路は、前記混入頻度判定回路により判定された混入頻度に応じた周期で前記アンテナを短絡させる回路であることを特徴とする電波受信回路。
  6. 前記アンテナ短絡制御回路は、前記受信信号の搬送波の半周期以上の時間であり、且つ該受信信号の変調波の周期と比較して微小な時間の間、前記アンテナを短絡させる回路であることを特徴とする請求項4又は5に記載の電波受信回路。
  7. アンテナで受信した受信信号を検波する検波手段と、
    この検波手段から出力される検波信号に基づいて標準タイムコードを生成するタイムコード生成手段と、
    現在時刻データを計時する計時手段と、
    前記タイムコード生成手段により生成された標準タイムコードに基づいて、前記計時手により計時された現在時刻データを修正する修正手段と、
    前記アンテナを所定時間の間隔で周期的に短絡させて受信信号による蓄積エネルギーを放出させるアンテナ短絡制御手段とを備え、
    前記受信信号を増幅する増幅手段と、
    前記検波信号の信号レベルに応じて前記増幅手段による増幅度を調整するための増幅度調整信号を生成する増幅度調整手段と、
    を更に備え、
    前記アンテナ短絡制御手段は、前記増幅度調整手段により生成された増幅度調整信号の信号レベルに基づいて前記アンテナの短絡周期を可変する短絡周期可変手段を有することを特徴とする電波時計。
  8. アンテナで受信した受信信号を検波する検波手段と、
    この検波手段から出力される検波信号に基づいて標準タイムコードを生成するタイムコード生成手段と、
    現在時刻データを計時する計時手段と、
    前記タイムコード生成手段により生成された標準タイムコードに基づいて、前記計時手により計時された現在時刻データを修正する修正手段と、
    前記検波信号の信号波形に基づいて前記受信信号へのノイズ信号の混入を判定するノイズ混入判定手段と、
    このノイズ混入判定手段によりノイズが混入されていると判定された場合に前記アンテナを所定時間の間短絡させて受信信号による蓄積エネルギーを放出させるアンテナ短絡制御手段を更に備え、
    前記混入判定手段は、前記受信信号へのノイズ信号の混入頻度を判定する混入頻度判定手段を更に有し、
    前記アンテナ短絡制御手段は、前記混入頻度判定手段により判定された混入頻度に応じた周期で前記アンテナを短絡させる手段であることを特徴とする電波時計。
  9. 前記アンテナ短絡制御手段は、前記受信信号の搬送波の半周期以上の時間であり、且つ該受信信号の変調波の周期と比較して微小な時間の間、前記アンテナを短絡させる手段であることを特徴とする請求項7又は8に記載の電波時計。
  10. アンテナで受信した受信信号を検波する検波手段と、
    この検波手段から出力される検波信号に基づいて標準タイムコードを生成するタイムコード生成手段と、
    このタイムコード生成手段により生成された標準タイムコードを送信する送信手段と、
    前記アンテナを所定時間の間隔で周期的に短絡させて受信信号による蓄積エネルギーを放出させるアンテナ短絡制御手段とを備え、
    前記受信信号を増幅する増幅手段と、
    前記検波信号の信号レベルに応じて前記増幅手段による増幅度を調整するための増幅度調整信号を生成する増幅度調整手段と、
    を更に備え、
    前記アンテナ短絡制御手段は、前記増幅度調整手段により生成された増幅度調整信号の信号レベルに基づいて前記アンテナの短絡周期を可変する短絡周期可変手段を有することを特徴とする中継器。
  11. アンテナで受信した受信信号を検波する検波手段と、
    この検波手段から出力される検波信号に基づいて標準タイムコードを生成するタイムコード生成手段と、
    このタイムコード生成手段により生成された標準タイムコードを送信する送信手段と、
    前記検波信号の信号波形に基づいて前記受信信号へのノイズ信号の混入を判定するノイズ混入判定手段と、
    このノイズ混入判定手段によりノイズが混入されていると判定された場合に前記アンテナを所定時間の間短絡させて受信信号による蓄積エネルギーを放出させるアンテナ短絡制御手段を更に備え、
    前記混入判定手段は、前記受信信号へのノイズ信号の混入頻度を判定する混入頻度判定手段を更に有し、
    前記アンテナ短絡制御手段は、前記混入頻度判定手段により判定された混入頻度に応じた周期で前記アンテナを短絡させる手段であることを特徴とする中継器。
  12. 前記アンテナ短絡制御手段は、前記受信信号の搬送波の半周期以上の時間であり、且つ該受信信号の変調波の周期と比較して微小な時間の間、前記アンテナを短絡させる手段であることを特徴とする請求項10又は11に記載の中継器。
JP2004027567A 2004-02-04 2004-02-04 電波受信装置、電波受信回路、電波時計及び中継器 Expired - Fee Related JP3876887B2 (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004027567A JP3876887B2 (ja) 2004-02-04 2004-02-04 電波受信装置、電波受信回路、電波時計及び中継器
US11/045,466 US7369831B2 (en) 2004-02-04 2005-01-27 Radio wave receive, radio wave reception integrated circuit, wave clock, and repeater
PCT/JP2005/001647 WO2005076484A1 (en) 2004-02-04 2005-01-28 Radio receiver, radio reception integrated circuit, radio clock, and repeater
DE602005012065T DE602005012065D1 (de) 2004-02-04 2005-01-28 Funkempfänger, integrierte Funkempfangsschaltung, Funkuhr und Verstärker
CNB2005800004641A CN100517990C (zh) 2004-02-04 2005-01-28 无线电接收机、无线电接收集成电路、无线电时钟以及转发器
EP05704406A EP1728333B1 (en) 2004-02-04 2005-01-28 Radio receiver, radio reception integrated circuit, radio clock, and repeater
TW94103309A TWI261978B (en) 2004-02-04 2005-02-03 Radio wave receiver, radio wave reception integrated circuit, wave clock, and repeater

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004027567A JP3876887B2 (ja) 2004-02-04 2004-02-04 電波受信装置、電波受信回路、電波時計及び中継器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005223478A JP2005223478A (ja) 2005-08-18
JP3876887B2 true JP3876887B2 (ja) 2007-02-07

Family

ID=34805883

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004027567A Expired - Fee Related JP3876887B2 (ja) 2004-02-04 2004-02-04 電波受信装置、電波受信回路、電波時計及び中継器

Country Status (7)

Country Link
US (1) US7369831B2 (ja)
EP (1) EP1728333B1 (ja)
JP (1) JP3876887B2 (ja)
CN (1) CN100517990C (ja)
DE (1) DE602005012065D1 (ja)
TW (1) TWI261978B (ja)
WO (1) WO2005076484A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5168164B2 (ja) * 2008-05-02 2013-03-21 セイコーエプソン株式会社 電波修正時計およびその制御方法
JP5139948B2 (ja) 2008-10-06 2013-02-06 ルネサスエレクトロニクス株式会社 データ通信装置、それを用いた空気圧圧力監視システム、及びデータ通信方法

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3694754A (en) 1970-12-28 1972-09-26 Tracor Suppression of electrostatic noise in antenna systems
DE3731956A1 (de) 1987-09-23 1989-04-06 Junghans Uhren Gmbh Autonome funkuhr
US4843401A (en) * 1988-01-26 1989-06-27 Atlantic Richfield Method and apparatus for generating and radiating electromagnetic energy
US5537101A (en) 1993-12-07 1996-07-16 Casio Computer Co., Ltd. Time data receiving apparatus
JPH11234053A (ja) * 1998-02-12 1999-08-27 Nec Corp デバイス負荷変動保護回路
JP2001274704A (ja) 2000-03-28 2001-10-05 Sony Corp 受信装置及びアンテナ装置
JP2003167074A (ja) 2001-11-29 2003-06-13 Seiko Instruments Inc 電波修正時計
JP2003283347A (ja) 2002-03-26 2003-10-03 Toyota Industries Corp ノイズ除去回路及び信号処理回路

Also Published As

Publication number Publication date
CN100517990C (zh) 2009-07-22
US7369831B2 (en) 2008-05-06
TWI261978B (en) 2006-09-11
DE602005012065D1 (de) 2009-02-12
EP1728333A1 (en) 2006-12-06
WO2005076484A1 (en) 2005-08-18
CN1806393A (zh) 2006-07-19
JP2005223478A (ja) 2005-08-18
TW200539586A (en) 2005-12-01
EP1728333B1 (en) 2008-12-31
US20050170795A1 (en) 2005-08-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7613441B2 (en) Radio wave reception device and radio wave clock
EP1788460A2 (en) Time reception apparatus and wave clock
JP3903986B2 (ja) 時刻情報送受信装置、及び、時刻情報送受信用回路
JP2007139705A (ja) 時刻受信装置及び電波時計
JP3876887B2 (ja) 電波受信装置、電波受信回路、電波時計及び中継器
JP4544347B2 (ja) 時刻情報取得装置および電波時計
JP5077087B2 (ja) 電波受信装置および電波時計
US8077808B2 (en) Radio wave receiver and wave clock
JP4107258B2 (ja) 電波受信装置、電波時計及び中継器
JP5239539B2 (ja) タイムコード判別装置および電波時計
US7542524B2 (en) Radio wave receiver, radio wave reception integrated circuit, wave clock, and repeater
JP4003652B2 (ja) 電波受信装置、電波時計及び中継器
JP4010231B2 (ja) 電波受信装置、電波時計及び中継器
JP2004260795A (ja) 電波受信装置、電波時計及び中継器
WO2002019515A3 (en) Receiver, and method
JP2000124826A (ja) 無線受信装置
US20240280944A1 (en) Frequency control assist device, frequency control device, and radio device
JP4631822B2 (ja) 受信回路および時計
JP2005268938A (ja) 電波受信装置、電波時計及び中継装置、
JP2005062099A (ja) 時刻情報送受信装置及び時計
JP2004147072A (ja) 電波受信装置、電波時計及び中継器
JP4179294B2 (ja) 電波受信装置
JP6131562B2 (ja) 電波修正時計および電波修正時計の信号検出方法
JP2006300885A (ja) 電波時計
JP2003185770A (ja) 時刻修正時計および時刻修正時計システム

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060711

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060830

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20061010

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20061023

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3876887

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101110

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101110

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111110

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111110

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121110

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131110

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees