JP2001274704A - 受信装置及びアンテナ装置 - Google Patents

受信装置及びアンテナ装置

Info

Publication number
JP2001274704A
JP2001274704A JP2000089264A JP2000089264A JP2001274704A JP 2001274704 A JP2001274704 A JP 2001274704A JP 2000089264 A JP2000089264 A JP 2000089264A JP 2000089264 A JP2000089264 A JP 2000089264A JP 2001274704 A JP2001274704 A JP 2001274704A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
antenna
radio
receiving
receiving device
time
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000089264A
Other languages
English (en)
Inventor
Akio Araki
暁雄 新木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2000089264A priority Critical patent/JP2001274704A/ja
Publication of JP2001274704A publication Critical patent/JP2001274704A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electric Clocks (AREA)
  • Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)
  • Structure Of Receivers (AREA)
  • Circuits Of Receivers In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 受信装置内にノイズ源を有し、アンテナを内
蔵出来ない放送受信用アンテナと標準電波報時の電波を
受信する電波時計アンテナとを一体にユニット化して電
波時計アンテナと放送受信用アンテナを調整可能とす
る。 【解決手段】 放送電波を受信している間は標準電波報
時の電波を受信しない様にし、所定時間毎に標準電波報
時を受信して受信装置内蔵の時計を校正する様にし、放
送受信アンテナと標準電波報時の電波受信用の電波時計
アンテナを一体化し各々の指向性の調整を可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は放送受信アンテナ及
び電波時計アンテナを一体化したアンテナユニットを用
いた受信装置及びアンテナ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、放送受信用の例えば電波ラジ
オ受信装置等に電波時計を内蔵させた受信装置は商品化
されている。図9(A)(B)はこの様なラジオ受信装
置の一形態例を示している。
【0003】図9(A)に於いて、ラジオ受信機1の筺
体3にフェライトバーから成る例えばAMアンテナ2を
内蔵させ、電波時計受信用のフェライトバーから成る電
波時計アンテナ4は感度を向上させるため独立したユニ
ットとし、接続ワイヤ5を介して壁やラジオ載置台等に
取り付けられていた。
【0004】また、ラジオ受信機1内にマイクロコンピ
ュータや蛍光表示管等のノイズ発生源がある場合はAM
アンテナ2を筺体3に内蔵させることが困難であり、実
現の容易性から図9(B)の様にループ用のAMアンテ
ナ2を接続ワイヤ5を介して外付けしている。この為に
AMアンテナ2と電波時計アンテナ4を共に外付けする
ことになる。
【0005】この様なラジオ受信機1の放送電波及び電
波時計用の電波の受信に用いる受信回路は全く独立して
動作させる様に構成されている。
【0006】図10(A)(B)は上述の様なラジオ受
信機と電波時計用の電波受信部の系統図を示す。
【0007】図10(A)に於いて、ループ型のAMア
ンテナ2はMW帯(531kHz〜1602kHz)を
受信する。
【0008】このAMアンテナ2はループ始端及びルー
プ終端の接続ワイヤ5a及び5bがアンテナユニットの
筺体から導出されているのでラジオ受信機1の筺体3に
設けたアンテナ用のホット端子6a及び接地端子6b
(以下アンテナ端子と記す)に接続する。
【0009】ラジオ受信機1の筺体3内にはアンテナ用
のホット及び接地端子6a及び6bに接続されたアンテ
ナ同調コイル7を有し、AMアンテナ2で誘起された放
送用の高周波信号は同調コイル7で同調される信号の周
波数信号を選択して次段の高周波増幅回路(RFAM
P)8で高周波信号(以下RF信号と記す)が増幅され
て周波数混合回路(MIX)9に送出される。
【0010】周波数混合回路9には局部発振回路(OS
C)10からの局部発振周波数が与えられ、高周波増幅
回路8からのRF信号と周波数混合回路9で混合されて
中間周波数信号(以下IF信号と記す)となり次段の中
間周波数増幅回路(IF,AMP)11でIF信号を増
幅後に検波回路(DET)12で検波されて低周波に変
換された後に電力増幅回路13で電力増幅された後にス
ピーカ14から音響信号が放音される。
【0011】上述の回路構成でわかる様に外付けのAM
アンテナ2を筺体3のアンテナ端子6a及び6bに接続
するために2本の接続ワイヤ5a及び5bが必要とな
る。
【0012】また、電波時計の受信回路は図10(B)
に示す系統図の様に、電波時計アンテナ4はアンテナユ
ニット筺体15に内蔵されている。
【0013】このアンテナユニット筺体15はラジオ受
信機1の筺体3とは別体で外付けされる。電波時計アン
テナ4はフェライトバーに所定線材を巻回したもので長
波、標準電波報時としては40kHz〜77.5kHz
の周波数帯が用いられ、英、独、米、日の4方式が知ら
れている。
【0014】この電波時計アンテナ4に並列に同調用コ
ンデンサCが接続され、コンデンサCの一端は接地電位
に落され接続ワイヤ5bを介して筺体3の入力端子18
cに接続されている。コンデンサCの他端は高周波増幅
回路(RFAMP)16を介して波形整形回路17に接
続され、RF信号を所定の論理信号に波形整形した後に
接続ワイヤ5dを介して筺体3の入力端子18bに接続
される。
【0015】筺体3側には波形整形回路17で出力され
る時刻情報をデコードするマイクロコンピュータ(以下
CPUと記す)19及びデコードした標準時刻を表示す
る表示部20を備え、入力端子18bはCPUに接続さ
れ、入力端子18cは接地される。更に筺体3内には電
源部21を備え、出力端子18a及び接続ワイヤ5cを
介して、アンテナユニット筺体15側のRF−AMP1
6や波形整形回路17に所定電圧を供給している。
【0016】従って、標準電波報時を受信する電波時計
の受信及び表示のためには電波用の接続ワイヤを含めて
3本の線材を必要とする。
【0017】又、標準電波報時を受信するための電波時
計の受信による時刻情報の取得に要する時間は、その送
信フォーマットのため最低でも1分間、一般的には標準
電波報時の受信データを2回受信して、その一致を確認
するため最低2分間が必要である。然も、弱電界地域に
おいては受信中の外来ノイズの影響で受信に10分以上
を要することもある。またその受信状況はアンテナの方
向に大きく依存してしまう。このため弱電界地域のユー
ザは最適なアンテナ方向を決定するための試行錯誤に多
くの時間を要することになる。
【0018】従来の時計に内蔵の音楽再生機能(いわゆ
るメロディアラーム機能)は、単音または数個の正弦
波、矩形波の組み合わせにて実現されていて音楽の再現
性に乏しいものであった。そのため毎朝の起床時に設定
するが、数日で倦厭しやすいものであった。また、アラ
ームの作動時刻設定は概ね一日一回、または二回でさま
ざまなパターンの動作設定は出来なかった。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する第1の課題は受信装置内にノイズ源を有し、放送ア
ンテナを受信装置内に設けられない受信装置でも、放送
アンテナと標準電波報時受信用の電波時計アンテナを一
体化して外付可能な受信装置及びアンテナ装置を得るこ
とを目的とする。
【0020】本発明が解決しようとする第2の課題はア
ンテナユニット筺体と受信装置間に接続される接続ワイ
ヤ数を減少させ、ユーザのセッティング操作を容易にし
た受信装置及びアンテナ装置を得ることを目的とする。
【0021】本発明が解決しようとする第3の課題は標
準電波報時の受信状況をユーザが容易に把握できて、短
時間に電波時計アンテナの最適方向が解る様に成した受
信装置及びアンテナ装置を得ることを目的とする。
【0022】本発明が解決しようとする第4の課題は再
生時刻の時報を知らせる音響信号(メロディー)を忠実
に且つ、多くの種類を選択可能とし、放音時刻も種々の
パターンのメロディーで報知可能な受信装置及びアンテ
ナ装置を得ることを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の受信装置
は放送受信アンテナ及び電波時計アンテナを一体にし、
これら両アンテナの指向性を独立に調整可能としたアン
テナユニットを放送受信装置に接続し、受信装置による
放送の非受信時に電波時計アンテナで標準電波報時を受
信する様にしたものである。
【0024】本発明の第2の受信装置は第1の発明に於
いて、アンテナユニットと受信装置間を接続するケーブ
ルを2本で構成させたものである。
【0025】本発明の第3の受信装置は第1の発明に於
いて、電波時計アンテナで受信した電波時計の受信品質
を表示する表示手段を備えたものである。
【0026】本発明の第4の受信装置は第1の発明に於
いて、受信装置は異なる複数の音響信号を発生させ、放
音させる機能を有すると共に音響信号を放音する時間を
設定する機能を備えたものである。
【0027】本発明の第5の受信装置は第1の発明に於
いて、受信装置の自動時計キーの押圧時に電波時計アン
テナを駆動して電波時計アンテナで受信した時間に自動
調整する様に成したものである。
【0028】本発明の第1のアンテナ装置は放送受信ア
ンテナを筺体に回動自在に取り付けると共に筺体に電波
時計アンテナを内蔵させて一体化させて筺体を載置可能
に構成させたものである。
【0029】本発明の第2のアンテナ装置は第1の発明
に於いて、放送受信アンテナを180度回転可能と成し
たものである。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の受信装置及びアン
テナ装置を図1乃至図8によって詳記する。
【0031】図1(A)(B)は本発明の一形態例を示
す受信装置の正面及び背面の外観斜視図である。
【0032】図1(A)(B)に示す受信装置1はFM
(87.5〜108MHz),MW(531〜1602
kHz),LW(153〜279kHz)等のラジオ放
送電波を受信可能な受信回路を内蔵すると共にCDプレ
ーヤを再生する機能を備えている。
【0033】更に、標準電波報時を受信して受信装置1
内に備えた時計機能を自動あるいは手動調整可能とする
機能を備えている。
【0034】図1(A)(B)に於いて、筺体3の正面
側には左右にバッフル板23L及び23Rを介して左右
スピーカ24L及び24Rを内蔵し、正面中央上部には
LCD等の表示部20が設けられ、表示部20の下側に
は窓24aを有する開閉扉24が設けられ、開閉扉24
を下側のヒンジを介して手前に開くことでCDプレーヤ
が操作可能となる。
【0035】また、筺体3の上側にはラジオ放送等の受
信及びCDプレーヤ再生並びに標準電波報時の受信に必
要な音量摘み22a等の各種操作摘みあるいは操作釦を
備えた操作部22が備えられている。
【0036】更に筺体3の背面にはAC用商用電源コー
ド27が排出され、FM外部アンテナ端子25やAMア
ンテナ及び電波時計アンテナ端子26が備えられてい
る。
【0037】FM外部アンテナ端子25に外部FMアン
テナが接続され、放送アンテナ及び電波時計アンテナ端
子26には各種ラジオ放送電波を受信する放送アンテナ
及び電波時計アンテナを一体化したアンテナユニット2
8が接続ワイヤ5(5a,5b)を介して外付け接続さ
れている。
【0038】図2(A)(B)及び図3は本発明の受信
装置1に外付けされるアンテナユニットの外観図及び分
解斜視図を示す。
【0039】アンテナユニット28は図2(A)及び図
3に示す様に、略箱型に合成樹脂等で成形したベース部
29と略方形状の底板30によりアンテナユニット28
用の筺体が構成される。
【0040】ベース部29の上面中央にはベース部29
の上面と一体化した軸31が立設され、この軸31の中
心にはタップ孔が設けられている。更に、この軸31を
中心に半円状透孔32が穿たれ、この透孔の外側に軸3
1を中心としてベース部29の上面に一体に半円状溝3
3が形成されている。
【0041】ラジオ放送受信用の放送アンテナ34は線
材をループ状に5〜6ターン巻回し、表面を透明な合成
樹脂でコーティングすると共に下側に半円球状の回転部
材35の中央に設けた溝36内に挿通してクランプされ
るクランプ爪をコーティング材と一体に形成し、放送ア
ンテナ34の始端及び終端のワイヤ37を回転部材35
の溝36に穿った透孔を通して半円状透孔32内に挿通
し、ベース部29内のプリント基板38にワイヤ37の
長さに余裕を持たせて接続する。
【0042】プリント基板38にはフェライトバーにコ
イルを巻回した長波標準電波報時を受信するための電波
時計アンテナ39が配設されている。
【0043】回転部材35の溝36の中心部分には軸3
1の中心に形成したタップ孔と螺合する螺子を挿通する
透孔が穿たれると共に半円状溝33内に突出するピン4
0が設けられている。
【0044】回転部材35は、放送アンテナ34を挿着
する前にビス等で軸31に回動自在に枢着される。
【0045】従って回転部材35の溝36内に挿着され
たループ状放送アンテナ34はピン40が半円状溝33
内で180度回転し、ピン40はストッパとして機能す
る。
【0046】プリント基板38内には図10で詳記した
RFAMP16及び波形整形回路17を集積化した後述
するIC回路を含んでいる。
【0047】プリント基板38を含む電波時計アンテナ
39はベース部29内に固定され、底板30をベース部
29にビス等で固着することで図2(A)に示すアンテ
ナユニット28が構成される。
【0048】アンテナユニット28のベース部29の上
面には図2(A)に示す様に回転部材35の周りに36
0度を12等分する放送アンテナ指向性方向を示す放送
アンテナ指向性目盛41を刻設すると共にベース部29
に内蔵された電波時計アンテナ39の指向性方向を示す
電波時計指向性目盛をベース部29の左端上面に刻設す
る。
【0049】上述の様にアンテナユニット28を構成す
ることでユーザは標準電波報時の電波受信時並びにM
W,LW等のラジオ放送受信時の最適アンテナ角度を設
定することが出来る。
【0050】即ち、電波時計アンテナ28の指向性を定
める時には図2(B)のアンテナユニット28の平面図
に示す様に電波時計アンテナ指向性目盛42の示す方向
Bに合せてアンテナユニット28を載置部に配置すれば
よい。
【0051】又、MW等の放送電波を受信するときは1
80度回転可能な放送アンテナ34を回転部材35と共
に回転させる。この場合の指向性は図2(B)の矢印B
方向となる。
【0052】次に、図10(A)(B)で説明した様に
AM用の放送アンテナ2と電波時計アンテナ4を別々に
設けた場合に必要であった接続ワイヤ5(5a,5b及
び5b,5c,5d)は個々に5本必要であるが、接地
用の接続ワイヤ2bは共通に使用したとしても4本の接
続ワイヤ5a,5b,5c,5dを必要とする。
【0053】上述の構成ではユーザがアンテナセッティ
ング時に煩雑な間違いを起し易い、そこで、本発明では
受信装置の動作仕様をラジオ放送電波の受信時と、標準
電波報時の電波受信を同時に行なわない様にすること
で、アンテナユニット28からの引き出し用の接続ワイ
ヤを2本で済ませる様に削減することが出来る。
【0054】図4は、上述の接続ワイヤを2本に済ませ
る様にした要部の回路図を示すものである。
【0055】図4に於いて、アンテナユニット28のベ
ース部29内には図2(A)(B)及び図3で説明した
様にフェライトバーに巻回した電波時計アンテナ39が
プリント基板38上に配設され、プリント基板には図1
0(B)で説明したRF−AMP16及び波形整形回路
17を内蔵した第1のIC1 43と電波電圧VCC2 をV
CC1 に変換すレギュレータよりなる第2のIC2 44が
設けられている。
【0056】図4の回路図で電波時計アンテナ39のイ
ンダクタンスと共振回路を構成するコンデンサCの出力
端は第1のIC1 43の入力端子INに接続され、GN
D端子は接地電位に接続され、電圧供給端子にはVCC3
の電圧がレギュレータICである第2のIC2 44を介
して供給される。
【0057】第1のIC1 43の出力端子T1 はベース
抵抗を介してトランジスタTr4 のベースに接続され、
エミッタは接地電位に接続されると共にアンテナユニッ
ト28のベース部29の接地端子T3 に接続され、コレ
クタは抵抗R3 を介してベース部29に設けたホット側
の出力端子T2 に接続されている。
【0058】更に、抵抗R3 と出力端子T2 間に抵抗R
4 を介して第2のIC2 44に電圧VCC2 が供給されて
いる。
【0059】又、放送アンテナ34のコイルの両端は出
力端子T2 と接地端子T3 間に接続されてアンテナユニ
ット28が構成されている。
【0060】受信装置1側にはMW/LWを切換可能と
した放送アンテナ端子26(図1(B)参照)即ち、入
力端子T4 と接地用の接地端子T5 が設けられ、アンテ
ナユニット28の出力端子T2 とアンテナ入力端子T4
間は図6に示す様に接続ワイヤ5aを介して接続され、
接地端子T3 及びT5 間は接続ワイヤ5bを介して接続
される。
【0061】接地端子T5 は接地すると共にアンテナ入
力端子T4 は抵抗R5 を介してトランジスタTr3 のベ
ースに接続すると共に図10に説明した受信装置1のア
ンテナ同調コイル7に接続され、この同調コイル7の出
力はRF−AMP8を介してラジオ等の音響信号をスピ
ーカ14から放音させる。
【0062】トランジスタTr3 のコレクタは抵抗R2
を介して接地され、コレクタと抵抗R2 間は図10
(B)で詳記した電波時計用のCPU19に接続され、
エミッタはトランジスタTr1 のコレクタに接続されて
いる。又、トランジスタTr3 のベースエミッタ間には
抵抗R1 が接続されている。
【0063】トランジスタTr1 のエミッタは例えば5
Vの電圧源VCC1 に接続され、ベースはトランジスタT
2 のコレクタに接続されている。Tr2 のエミッタは
接地され、ベースから電波時計の出力が取り出されて、
図10(B)で説明した表示部20等へ出力されてい
る。
【0064】上述の構成の動作を以下に説明する。アン
テナユニット28内の第1のIC1 43の出力端子(o
ut)T1 には標準電波報時の電波を受信し、波形整形
後の図5(A)に示す様な(例えば2.5V)の電圧0
〜VCC 3(2.5V)の論理信号AAが出力されてトラ
ンジスタTr4 によって、電源ラインとなる接続ワイヤ
5aに重畳される。
【0065】アンテナユニット28の出力端子T2 での
出力波形BBはトランジスタTr4で反転して図5
(B)の如くなり、電源電圧VCC1 (5V)〜V
CC4 (3V)の論理信号BBが出力される。
【0066】第1のIC1 43は第2のレギュレータ用
の第2のIC2 44の安定化電圧V CC3 (2.5V)で
動作するため上述の様に、第1のIC1 43の出力端子
1での論理波形BBは0〜VCC3 の範囲の出力とな
る。
【0067】次にトランジスタTr4 によって電源電圧
CC1 に重畳されて、上述の様にV CC1 (5V)〜V
CC4 (3V)の図5(B)に示す波形となる。
【0068】ここで、レギュレータである第2のIC2
44の出力電圧VCC3 (2.5V)を図5(C)に示す
様に図5(B)の電圧VCC4 より低い値に設定すれば論
理信号を電源のラインに重畳したことによる電源電圧の
変動は第2のIC2 44のレギュレータで吸収され第1
のIC1 43に影響を与えることはない。
【0069】この様にアンテナユニット28から出力さ
れた信号は受信装置1の放送アンテナ端子26の入力端
子T4 に入力され、トランジスタTr3 によるレベルシ
フト回路によって0〜VCC1 の論理信号に変換されてC
PU19に入力される。
【0070】一方、MW/LW等のラジオ放送受信時に
はトランジスタTr2 は「オフ」状態となり、トランジ
スタTr1 も「オフ」されるため、電源電圧VCC1 はア
ンテナユニット28側の第2のIC2 44及び第1のI
1 43には電源が供給されないため標準電波報時の電
波を受信中には電波時計の受信回路は動作しないことに
なる。
【0071】尚図4の回路で抵抗R4 ,R3 ,R1 ,R
5 のインピーダンスを放送アンテナ34及びアンテナ同
調回路7の並列インピーダンスに対して無視出来る程度
(例えば2KΩ程度)に設定すれば標準電波報時の電波
受信用の部品が放送波受信回路に影響を与えることはな
い。
【0072】上述の様な回路構成とすれば図6に示すよ
うにアンテナユニット28から放送アンテナ端子26の
入力端子T4 と接地端子T5 に接続ワイヤ5a及び5b
の2本を接続するだけですむたは、ユーザのアンテナセ
ッティング時の煩わしさを大幅に低減出来る。
【0073】次に、本発明の受信装置1の表示部20に
標準電波報時の電波を受信(以下電波時計の受信と記
す)する場合の受信状態を表示部20について説明す
る。
【0074】本発明の受信装置1では電波時計の受信時
に自動的に時間をセットする機能を持っていて、例えば
1時間に1回定期的に電波時計を受信している。
【0075】標準電波報時の長波の送信信号のフォーマ
ットは現在、英、独、米、日の4方式がよく知られてい
るが、どのフォーマットもビットレートは1bpsであ
り、データの論理は1ビットのデューティ比で定義され
ている。1秒1ビット信号で60ビット(60秒)で1
フォーマットの信号である。
【0076】但し、前記した様に最低2フォーマット
(2分間)の信号を1回に受信している。
【0077】図7は1ビットのデューティ比で表される
電波時計の送信信号を示すもので、この例の場合1秒
(1ビット)中のHレベルの時間が50ms乃至150
ms(100ms±50ms)をデータ1とし、150
ms乃至250ms(200ms±50ms)をデータ
0とし、250ms以上をエラーと判断すればCPU1
9のソフトウェアによって、電波時計のデータの有効あ
るいはエラーを判断し、表示部20上に表示することが
できる。
【0078】図8は表示部20上の表示状態を説明する
表示画面を示すもので、1日又は1時間に1回、自動的
に電波時計の電波を受信しているときマーク45部分が
点滅する。又、正しく、受信出来なかった場合はマーク
45部分の表示は消える。
【0079】従って、自動的に時計をセットする場合
は、電波パワー「オフ」状態で時計自動調整釦を押圧す
ると表示部20のマーク部45が点滅する。この点滅が
成されない場合は再び時計自動調整釦を押圧する。正し
く受信出来ない時はマーク45部分のセグメントは消灯
する。
【0080】又、電波時計の受信が正しく出来た時は時
刻が補正された状態でマーク45の表示は以後、連続点
灯する。
【0081】表示部20のマーク46部分のセグメント
の表示は電波時計受信状況を表示するもので上述のビッ
ト判断によりエラーの時はマーク46が点灯し、正しい
時は点滅(0.5秒点灯、0.5秒消灯)する様に成さ
れている。47は補正時刻である。これによってユーザ
は電波時計アンテナ39の受信状態を確認出来て、アン
テナの指向性を容易に設定することが出来る。
【0082】本発明の受信装置1内にはメモリに格納し
た楽音等を再生可能とした内蔵音源を有する。これらは
操作部22の釦操作により種々の時刻パターンでこの内
蔵音源を忠実に再生するメロディアラーム機能(所定時
刻にメロディーを放音させる)として用いられる。時刻
設定は例えば ・1日1回決められた時刻に再生 ・毎正時(00分)に再生 ・毎正時(00分)及び30分に再生 ・一般的な生活時間帯の毎正時(午前7時〜午後10
時)に再生 上記時刻パターンに複数の内蔵音源を自由に組み合わせ
る機能。またその再生音は、いわゆる電子音ではなくP
CMデータをADコンバータにより出力したものを使用
している。
【0083】更に、本発明の受信装置には目覚し用の楽
音再生及びスリープ楽音再生機能を備え、目覚し時間設
定及びスリープ時間の設定は10,20,30,60,
90,120分が選択可能で、音源としてはCD、ラジ
オ、ラインの外部チューナ等を選択可能で忠実な再生音
を放音可能である。
【0084】
【発明の効果】本発明の受信装置及びアンテナ装置によ
れば放送アンテナを受信装置の筺体に内蔵させることが
困難で、その内部にマイコン、蛍光表示管等のノイズ源
があるようなものでも、放送アンテナと電波時計受信用
アンテナを一体化出来、受信装置の外観を損なわないデ
ザインが可能になり、ユーザはアンテナの設置スペース
を節約できる為、受信装置の設置自由度が向上する。
【0085】又、アンテナユニット受信装置間の結線は
4本から2本に削減できるため、材料費のコストダウン
に寄与し同等の性能をより安価に提供できる。またユー
ザが結線する際も本数が少ないので容易に結線でき作業
間違えが少ない。
【0086】又、インジケータの表示によって常に電波
時計の受信状況をユーザが把握できるので、より短時間
に最適なアンテナ方向を決定でき、利便性が向上する。
又、実質的な感度も向上することになる。
【0087】更に、再生時刻設定パターンが多く選択で
きるので、ユーザの生活パターンにより広く対応でき
る。又、その再生音も、いわゆる電子音ではなくPCM
データをADコンバータにより出力したものを使用する
ので音楽性に優れ、商品の付加価値向上に寄与し、毎日
の使用にも倦厭することがないものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の受信装置の一形態例を示した外観図で
ある。
【図2】本発明のアンテナ装置の一形態例を示す外観図
及び平面図である。
【図3】本発明のアンテナ装置の分解斜視図である。
【図4】本発明の受信装置及びアンテナ装置の要部の回
路図である。
【図5】本発明の動作説明波形図である。
【図6】本発明の受信装置とアンテナ装置の接続説明図
である。
【図7】標準電波報時の波形説明図である。
【図8】表示部の電波時計による受信状態及び校正状態
の点滅態様説明図である。
【図9】従来の受信装置とアンテナ装置の接続関係を説
明するための斜視図である。
【図10】従来の放送用受信装置と電波時計のアンテナ
の接続回路図である。
【符号の説明】
1‥‥受信装置、5,5a,5b‥‥接続ワイヤ、20
‥‥表示部、24‥‥アンテナユニット、34‥‥放送
アンテナ、39‥‥電波時計アンテナ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01Q 7/06 H01Q 7/06 21/28 21/28 H04B 1/16 H04B 1/16 G

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放送受信アンテナ及び電波時計アンテナ
    を一体にし、該両アンテナの指向性を独立に調整可能と
    したアンテナユニットを放送受信装置に接続し、該受信
    装置による放送の非受信時に該電波時計アンテナで標準
    電波報時を受信する様に成したことを特徴とする受信装
    置。
  2. 【請求項2】 前記アンテナユニットと前記受信装置間
    を接続するケーブルを2本で構成させたことを特徴とす
    る請求項1記載の受信装置。
  3. 【請求項3】 前記電波時計アンテナで受信した電波時
    計の受信品質を表示する表示手段を備えることを特徴と
    する請求項1又は請求項2記載の受信装置。
  4. 【請求項4】 前記受信装置は異なる複数の音響信号を
    発生させ、放音させる機能を有すると共に該音響信号を
    放音する時間を設定する機能を備えて成ることを特徴と
    する請求項1乃至請求項3記載のいずれか1項記載の受
    信装置。
  5. 【請求項5】 前記受信装置の自動時計キーの押圧時に
    前記電波時計アンテナを駆動して該電波時計アンテナで
    受信した時間に自動調整する様に成したことを特徴とす
    る請求項1乃至請求項4記載のいずれか1項記載の受信
    装置。
  6. 【請求項6】 放送受信アンテナを筺体に回動自在に取
    り付けると共に該筺体に電波時計アンテナを内蔵させて
    一体化させて該筺体を載置可能に構成させたことを特徴
    とするアンテナ装置。
  7. 【請求項7】 前記放送受信アンテナを180度回転可
    能と成したことを特徴とする請求項6記載のアンテナ装
    置。
JP2000089264A 2000-03-28 2000-03-28 受信装置及びアンテナ装置 Pending JP2001274704A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000089264A JP2001274704A (ja) 2000-03-28 2000-03-28 受信装置及びアンテナ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000089264A JP2001274704A (ja) 2000-03-28 2000-03-28 受信装置及びアンテナ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001274704A true JP2001274704A (ja) 2001-10-05

Family

ID=18605042

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000089264A Pending JP2001274704A (ja) 2000-03-28 2000-03-28 受信装置及びアンテナ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001274704A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003179509A (ja) * 2001-12-10 2003-06-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd 受信装置
WO2005076484A1 (en) * 2004-02-04 2005-08-18 Casio Computer Co., Ltd. Radio receiver, radio reception integrated circuit, radio clock, and repeater
JP2006098127A (ja) * 2004-09-28 2006-04-13 Nippon Seiki Co Ltd 車両用時計装置
JP2006329956A (ja) * 2005-05-30 2006-12-07 Matsushita Denko Denro System Kk プログラムタイマー
US8780011B2 (en) 2009-05-20 2014-07-15 Sony Corporation Antenna device

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003179509A (ja) * 2001-12-10 2003-06-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd 受信装置
WO2005076484A1 (en) * 2004-02-04 2005-08-18 Casio Computer Co., Ltd. Radio receiver, radio reception integrated circuit, radio clock, and repeater
US7369831B2 (en) 2004-02-04 2008-05-06 Casio Computer Co., Ltd. Radio wave receive, radio wave reception integrated circuit, wave clock, and repeater
JP2006098127A (ja) * 2004-09-28 2006-04-13 Nippon Seiki Co Ltd 車両用時計装置
JP2006329956A (ja) * 2005-05-30 2006-12-07 Matsushita Denko Denro System Kk プログラムタイマー
US8780011B2 (en) 2009-05-20 2014-07-15 Sony Corporation Antenna device

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5970390A (en) Transmitter and automobile audio apparatus using the same
JP3364629B2 (ja) カラオケ用携帯形マイクロホン装置およびカラオケ装置
US6345179B1 (en) Combined marine entertainment system and depth sounder
US6151278A (en) Remote device for silent awakening
EP1068767A1 (en) Microphone and receiver for automatic accompaniment
US7574180B2 (en) Transmitter
JP2001274704A (ja) 受信装置及びアンテナ装置
US5422955A (en) Wireless amplification system for musical instruments
CA2491185A1 (en) Wireless transmitter for use in a vehicle
WO2014073657A1 (ja) 音響装置及び音響処理方法
US7582822B1 (en) Metronome and system for maintaining a common tempo among a plurality of musicians
US20070117535A1 (en) Multifunctional radio
CA1283458C (en) Cordless guitar transmitter
CN114827793A (zh) 全域红外辐射对频的无线扩声系统及无线扩声方法
EP1244226B1 (en) Apparatus comprising a microphone and an RF transmitter for connection to the microphone
JP2866311B2 (ja) メッセージデコーダの発音装置
CN207235123U (zh) 音箱灯的音频播放控制系统及音箱灯
JP3382962B2 (ja) 自動演奏装置及び自動演奏制御方法
JP3786321B2 (ja) コードレススピーカシステム、音声信号送信装置、音声信号受信装置、およびスピーカボックス
KR100503339B1 (ko) 라디오의 수신감도 표시기능을 갖는 카 오디오 시스템
JPH084752Y2 (ja) 電信モードの受信同調表示装置
JPS609837Y2 (ja) 電子楽器
US5793120A (en) Vehicle musical apparatus
JPH0325272Y2 (ja)
JPH0728743Y2 (ja) ラジオ受信機の局部発振回路