JP3874291B2 - 電源装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電源装置に関する。本発明に係る電源装置は、例えば、スイッチング電源の前段に接続される電源入力回路として用いられ、またはスイッチング電源そのものとして用いられる。
この種の電源装置としては、従来より、昇圧形と、昇降圧形がよく知られている。昇圧形電源装置としては、整流回路と平滑用コンデンサとを備え、整流回路と平滑用コンデンサとの間にチョークコイルを接続し、チョークコイルよりは後段の電源ライン間にスイッチング素子を接続し、スイッチング素子より後段の電源ラインに直列にダイオードを接続し、更にこのダイオードの後段の電源ライン間に出力用コンデンサを接続し、出力用コンデンサの両端を出力端に導いた基本回路構成を有するものがよく知られている。この回路構成において、電源から供給されるエネルギーと、スイッチング素子のオン期間にチョークコイルに蓄積されたエネルギーとにより、ダイオードを通して、出力用コンデンサを一方向に充電し、出力コンデンサの両端に昇圧された電圧を生じさせる。
昇降圧形電源装置の代表例は、変換トランスの入力巻線にスイッチング素子を直列に接続し、スイッチング素子のオン期間に変換用トランスに蓄積されたエネルギーを、次のオフ期間に負荷側に伝送するフライバックコンバータ方式である。
しかしながら、上述した従来の電源装置には、次のような問題点がある。まず、昇圧形電源装置は、スイッチング素子が電源ライン間のみに接続され、電源ラインに直列に接続されるスイッチング素子を有しない。このため、スイッチング素子がスイッチング動作を停止して、オフの状態にあるときに、入力電圧がそのまま出力されてしまう。更に、出力端が短絡された場合または過負荷となった場合に過電流保護ができないことや、平滑コンデンサに突入電流が流れ、電源電圧の瞬時低下や整流回路の電気的破壊を招くこともあり、更に、出力電圧が入力電圧よりも必ず高くなるため後段に許容入力電圧の高いDC−DCコンバータを必要とすること等の不具合を生じる。
次に、昇降圧形電源装置は、変換トランスによって入力端と出力端とが絶縁されるため、昇圧形電源装置と異なって、電源ラインに直列に接続されるスイッチング素子がないことに起因する問題点は生じない。しかし、全てのエネルギーを、変換トランスを介して伝送しなければならない。このため、エネルギー変換効率の低下、回路自体の大型化を招来する。
これらの問題点を解決るために、例えば、特許文献1は、第1のエネルギー伝送回路と第2のエネルギー伝送回路とを備えた電源装置を開示している。特許文献1に開示された電源装置は、トランス及び第1のスイッチング素子を含む第1のエネルギー伝送回路により、昇降圧形電源装置と同様の構成を実現するとともに、第2のスイッチング素子及び前記トランスの出力巻線とを含む第2のエネルギー伝送回路により、昇圧形電源装置と同様の構成を実現することにより、上述した昇圧形電源装置及び昇降圧形電源装置のそれぞれの問題点を解決している。
しかしながら、特許文献1に開示された電源装置は、出力電圧値のみを用いて制御する方式であるため、トランスに流れる電流がゼロとなる期間が生じる。このため、特許文献1に開示された電源装置では、負荷に大電力(例えば、200W以上)を供給する場合、トランスに流れる電流がゼロでない期間に、電流が集中して流れることになるから、トランスに流れる電流のピーク値が上昇することとなる。
このため、特許文献1に開示された電源装置では、負荷に大電力を供給する場合、大電流を流し得る大型のトランスを用いる必要や、大電流をスイッチングできる大容量スイッチング素子を用いる必要が生じ、電源装置が高コスト化するという問題や、電源装置が大型化するという問題が生じていた。
特開平8−70573号公報
本発明の課題は、負荷に大電力を供給できる電源装置を提供することである。
本発明のもう1つの課題は、低コスト化を実現し得る電源装置を提供することである。
本発明の更にもう1つの課題は、小型化を実現し得る電源装置を提供することである。
上述した課題を解決するため、本発明に係る電源装置は、入力端と、出力端と、第1のエネルギー伝送回路と、第2のエネルギー伝送回路と、電圧検出部と、電流検出部と、制御回路とを含む。
入力端は、直流電圧が供給される端であり、第1のエネルギー伝送回路は、トランスと、第1のスイッチング素子と、第2のダイオードと、コンデンサとを含んでいる。
第1のスイッチング素子は、トランスの入力巻線に直列に接続されている。
第2のダイオードは、第1のスイッチング素子のオフ時に出力巻線に発生する電圧に対して順方向となる方向性を有して、出力巻線と直列に接続され、その直列回路が出力端に導かれている。
コンデンサは、出力端間に接続されている。
第1のエネルギー伝送回路は、第1のスイッチング素子のオン期間にトランスに蓄積されたエネルギーを、次のオフ期間にトランスの出力巻線を通して、入力端から出力端に伝送する回路を構成している。
第2のエネルギー伝送回路は、第2のスイッチング素子と、トランスの出力巻線と、第1のダイオードとを含む。
第2のスイッチング素子、出力巻線及び第1のダイオードは、入力端の一方から出力端の一方、負荷及び出力端の他方を通って入力端の他方に戻る回路ループを構成している。
第1のダイオードは、その一端が第2のダイオードの一端と同極の関係で接続されており、第2のエネルギー伝送回路は、第2のスイッチング素子のオン時に出力巻線を通して入力端から出力端にエネルギーを伝送する回路を構成している。
電圧検出部は、出力端の電圧を検出し、電圧検出信号を生成する。
電流検出部は、トランスに流れる電流を検出し、電流検出信号を生成する。
制御回路は、電圧検出信号、及び、電流検出信号を用いて、トランスに流れる電流が連続となるように、第1のスイッチング素子及び第2のスイッチング素子の少なくとも一方について、オン時間及びオンのタイミングを制御する。
上述したように、本発明に係る電源装置は、第1のエネルギー伝送回路を含む。第1のエネルギー伝送回路は、トランスと、第1のスイッチング素子とを含み、第1のスイッチング素子がトランスの入力巻線に直列に接続されている。
このため、第1のエネルギー伝送回路は、フライバック方式等の昇降圧型電源装置と同様に、第1のスイッチング素子のオン期間にトランスに蓄積されたエネルギーを、次のオフ期間にトランスの出力巻線を通して、出力端に伝送することができる。
したがって、本発明に係る電源装置は、フライバック方式等の昇降圧型電源装置と同様の動作を実現し得るので、第1のスイッチング素子がスイッチング動作を停止して、オフの状態にあるときに、入力電圧がそのまま出力されてしまう事態が生じない。更に、出力端が短絡された場合または過負荷となった場合には、第1のスイッチング素子のスイッチングにより、過電流保護を実現することができる。また、トランスを介して電力を伝送する構成であるから、出力端に備えられた平滑コンデンサに突入電流が流れるおそれが生じない。更に、出力電圧値を任意に設定できるので、後段に許容入力電圧の高いDC−DCコンバータを備える必要が生じない。
本発明に係る電源装置は、第2のエネルギー伝送回路を含む。第2のエネルギー伝送回路は、第2のスイッチング素子と、トランスの出力巻線とを含む。第2のスイッチング素子及び出力巻線は、入力端の一方から出力端の一方、負荷及び出力端の他方を介して入力端の他方に戻る回路ループ内に挿入接続される。
このため、第2のエネルギー伝送回路は、第2のスイッチング素子のオン時に出力巻線を通して入力端から出力端にエネルギーを伝送する回路を構成することができる。即ち、第2のエネルギー伝送回路は、電源から供給されるエネルギーを出力端に伝送すると共に、第1のスイッチング素子のオン期間にトランスに蓄積されたエネルギーを、第2のスイッチング素子のオン期間に出力端に伝送することができる。
したがって、本発明に係る電源装置では、第2のエネルギー伝送回路により、入力端から出力端へエネルギーを伝送する場合、トランスの入力巻線と、出力巻線との電磁結合を介してエネルギーを伝送する必要がなくなるので、トランスの負担が軽減され、変換効率が上昇する。また、トランスの出力巻線がチョークコイルとして兼用されるから、専用のチョークコイルが不要であり、部品点数の減少、小型化及びコストダウンが達成される。
更に、本発明に係る電源装置では、第1のエネルギー伝送回路に含まれる第1のスイッチング素子、及び、第2のエネルギー伝送回路に含まれる第2のスイッチング素子が、入力端から見て、互いに並列になる。このため、第1のスイッチング素子及び第2のスイッチング素子が同時にオンしても、エネルギー伝送時の電流が分流し、スイッチング素子による電力損失を低減できる。
更に、本発明に係る電源装置は、電圧検出部と、制御回路とを含む。電圧検出部は、出力端の電圧を検出し、電圧検出信号を生成する。制御回路は、電圧検出信号を用いて、第1のスイッチング素子及び第2のスイッチング素子の少なくとも一方について、オン時間及びオンのタイミングを制御する。
このため、本発明に係る電源装置は、出力電圧を一定にしたり、入力側から出力側へのエネルギー伝送を連続的に行い力率を改善する等の制御をすることができる。
更に、本発明に係る電源装置は、電流検出部を含む。電流検出部は、トランスに流れる電流を検出し、電流検出信号を生成する。制御回路は、電圧検出信号に加えて、電流検出信号を用いることにより、第1のスイッチング素子及び第2のスイッチング素子の少なくとも一方について、オン時間及びオンのタイミングを制御し、トランスに流れる電流が連続となるように制御することができる。
このように、トランスに流れる電流が連続となるように制御することにより、トランスに流れる電流がゼロとなる期間に電流が集中して流れることがないので、トランスに流れる電流のピーク値が上昇することがない。
したがって、本発明に係る電源装置は、大電流を流し得る大型のトランスや、大電流をスイッチングできる大容量スイッチング素子を用いることなく、負荷に大電力(例えば、200W以上)を供給できる。
また、本発明に係る電源装置は、大電流を流し得る大型のトランスを用いる必要や、大電流をスイッチングできる大容量スイッチング素子を用いる必要が生じないから、電源装置が高コスト化するという問題や、電源装置が大型化するという問題を回避することができる。
本発明の他の特徴及びそれによる作用効果は、添付図面を参照し、実施例によって更に詳しく説明する。
図1は、本発明に係る電源装置の一実施例を示す電気回路図、図2は、図1に示した電源装置の動作を説明するタイムチャート図である。
図1において、本発明に係る電源装置は、第1のエネルギー伝送回路と、第2のエネルギー伝送回路と、入力端11、12と、出力端21、22と、電圧検出部51と、電流検出部52と、制御回路9とを含む。制御回路9は、例えば、2個の汎用PFC(Power Factor Controller、又は、Power Factor Correction)制御ICからなり、2個の汎用PFC制御ICが互いに同期している。また、制御回路9は、1個の汎用PFC制御ICと、カウンター回路とからなるもの等であってもよい。
入力端11、12には、例えば、ダイオード・ブリッジ回路111を介して、交流電源Eiが接続される。このため、入力端11、12には、例えば、全波整流された交流電圧が供給されることとなる。出力端21、22には、負荷Rが接続される。本発明においては、例えば、200W程度の負荷を通常負荷、500W程度の負荷を重負荷と見ることができる。
第1のエネルギー伝送回路は、トランス3と、第1のスイッチング素子SW1と、第2のダイオード72と、コンデンサ8とを含んでいる。トランス3は、入力巻線31と、出力巻線32とを有している。黒丸印は巻始めを示している。
第1のスイッチング素子SW1は、FET、バイポーラトランジスタ、サイリスタ、トライアックまたはIGBT等の3端子素子、或いはその他の制御極付半導体素子で構成され、その主電極回路が入力巻線31に直列接続され、直列接続された回路が入力端11、12に接続され、直列回路に流れる電流をスイッチングする。
第2のダイオード72は、出力巻線32に直列接続され、その直列回路が出力端21、22に接続されている。第2のダイオード72の極性は、第1のスイッチング素子SW1のオフ時に出力巻線32に発生する電圧(フライバック電圧)V2に対して順方向となるように方向付けられている。
第2のエネルギー伝送回路は、第1のダイオード71と、トランス3の出力巻線32と、第2のスイッチング素子SW2と、コンデンサ8とを含む。第1のダイオード71は、一端が第2のダイオード72の一端と同極の関係で接続され、他端が入力端11側に接続されている。
第2のスイッチング素子SW2は、例えば、FET等の3端子素子であり、入力端12と出力端22との間に接続されている。第2のスイッチング素子SW2の主電極回路は、入力端11、12の側からみて、出力巻線32、第1のダイオード71及びコンデンサ8と共に、直列回路を構成している。コンデンサ8は、出力端21、22に並列に接続されている。
また、第2のダイオード72、コンデンサ8及び出力巻線32は、エネルギー放出回路を構成し、第1のエネルギー伝送回路及び第2のエネルギー伝送回路のエネルギー伝送過程を通してトランス3に蓄積されたエネルギーを放出する。
電圧検出部51は、例えば、出力端21−22間に接続され、出力電圧Voを検出する。電流検出部52は、例えば、入力端11に接続され、入力端11に流れる電流を検出する。電流検出部52は、例えば、入力端12に接続されていてもよい。
このような構成を有する図示の電源装置において、制御回路9は、第1のスイッチング素子SW1及び第2のスイッチング素子SW2の少なくとも一方について、オン時間及びオンのタイミングを制御する。制御回路9は、好ましくは、少なくとも第1のスイッチング素子SW1について、オン時間及びオンのタイミングを制御する。
具体的には、例えば、制御回路9は、第1の制御信号S1を第1のスイッチング素子SW1に供給して第1の制御信号S1をオフさせた後、第2の制御信号S2を第2のスイッチング素子SW2に供給して第2のスイッチング素子SW2をオンさせるように、制御することができる。
次に、本発明に係る電源装置の具体的な動作の一実施例を説明する。図3〜図5は、図2に示したタイムチャートに対応した動作を示す回路図である。図3〜図5において、参照符号V1は第1のスイッチング素子SW1の端子電圧、参照符号V2は出力巻線32に発生する電圧、参照符号Iaは入力巻線31に流れる電流、参照符号Ibは出力巻線32及び第1のダイオード71に流れる電流、参照符号Icは出力巻線32及び第2のダイオード72に流れる電流を示している。図2において、参照符号iMはトランス3に流れる励磁電流であり、電流Ia、Ib、Icの何れかである。以下、入力電圧Viが出力電圧Voよりも低い場合を例に説明する。
図3に示すように、時刻T1において、第1のエネルギー伝送回路の第1のスイッチング素子SW1がオンし、電流Iaが流れる。図2に示すように、時刻T1〜時刻T2において、電流iM=Iaは、上昇しつづける。これにより、トランス3には、電流Iaに応じたエネルギーが蓄積される。出力巻線32には、黒丸印側が正極性となる電圧が発生する。
この時、第1のダイオード71、及び、第2のダイオード72には、電流が流れない。第1のダイオード71及び第2のダイオード72は、出力巻線32に発生する電圧に対して逆方向となる極性で接続されているからである。
次に、図4に示すように、時刻T2において、第1のスイッチング素子SW1がオフし、第2のスイッチング素子SW2がオンする。第1のスイッチング素子SW1がオフすると、第1のスイッチング素子SW1がオンした時に蓄積されたエネルギーに基づいて、出力巻線32に黒丸印側が負極性となるフライバック電圧V2が発生する。
また、第1のスイッチング素子SW1がオフし、第2のスイッチング素子SW2がオンすることにより、入力端11→第1のダイオード71→出力巻線32→出力端21→負荷R(図示せず)→出力端22→第2のスイッチング素子SW2→入力端12という回路ループが形成され、この回路ループに電流Ibが流れる。図2に示すように、時刻T2〜時刻TSにおいて、電流iM=Ibは、下降しつづける。
コンデンサ8は、入力電圧Viとフライバック電圧V2とを加算した電圧により、充電される。出力端21、22に現れる出力電圧Voは、トランス3の巻数比をn3、第1のスイッチング素子SW1のオンデューティをD3とすると、
Vo=Vi+n3・Vi・D3/(1−D3)
となる。
次に、図5に示すように、時刻TSにおいて、第2のスイッチング素子SW2がオフすることにより、第1のダイオード71に電流が流れなくなる。トランス3に蓄積されたエネルギーにより、第2のダイオード72には、電流Icが流れる。図2に示すように、時刻T2〜時刻TSにおいて、電流iM=Icは、下降しつづける。そして、時刻TS後は、時刻T1〜時刻T2と同様の動作をし、周期運動を継続することとなる。
上述したように、本発明に係る電源装置は、第1のエネルギー伝送回路を含む。第1のエネルギー伝送回路は、トランス3と、第1のスイッチング素子SW1とを含み、第1のスイッチング素子SW1がトランス3の入力巻線31に直列に接続されている。
このため、第1のエネルギー伝送回路は、フライバック方式等の昇降圧型電源装置と同様に、第1のスイッチング素子SW1のオン期間にトランス3に蓄積したエネルギーを、次のオフ期間にトランス3の出力巻線32を通して、出力端21、22に伝送することができる。
したがって、本発明に係る電源装置は、フライバック方式等の昇降圧型電源装置と同様の動作を実現し得るので、第1のスイッチング素子SW1がスイッチング動作を停止して、オフの状態にあるときに、入力電圧Viがそのまま出力されてしまう事態が生じない。更に、出力端21、22が短絡された場合または過負荷となった場合には、第1のスイッチング素子SW1のスイッチングにより、過電流保護を実現することができる。また、トランス3を介して電力を伝送する構成であるから、出力端21、22に備えられた平滑コンデンサ8に突入電流が流れるおそれが生じない。更に、出力電圧Vo値を任意に設定できるので、後段に許容入力電圧の高いDC−DCコンバータを備える必要が生じない。
本発明に係る電源装置は、第2のエネルギー伝送回路を含む。第2のエネルギー伝送回路は、第2のスイッチング素子SW2と、トランス3の出力巻線32とを含む。第2のスイッチング素子SW2及び出力巻線32は、入力端の一方から出力端の一方、負荷及び出力端の他方を介して入力端の他方に戻る回路ループ内に挿入接続される。
このため、第2のエネルギー伝送回路は、第2のスイッチング素子SW2のオン時に出力巻線32を通して入力端から出力端にエネルギーを伝送する回路を構成することができる。即ち、第2のエネルギー伝送回路は、電源から供給されるエネルギーを出力端21、22に伝送すると共に、第1のスイッチング素子SW1のオン期間にトランス3に蓄積されたエネルギーを、第2のスイッチング素子SW2のオン期間に出力端21、22に伝送することができる。
したがって、本発明に係る電源装置では、第2のエネルギー伝送回路により、入力端から出力端へエネルギーを伝送する場合、トランス3の入力巻線31と、出力巻線32との電磁結合を介してエネルギーを伝送する必要がなくなるので、トランス3の負担が軽減され、変換効率が上昇する。また、トランス3の出力巻線32がチョークコイルとして兼用されるから、専用のチョークコイルが不要であり、部品点数の減少、小型化及びコストダウンが達成される。
更に、本発明に係る電源装置では、第1のエネルギー伝送回路に含まれる第1のスイッチング素子SW1、及び、第2のエネルギー伝送回路に含まれる第2のスイッチング素子SW2が、入力端から見て、互いに並列になる。このため、第1のスイッチング素子SW1及び第2のスイッチング素子SW2が同時にオンしても、エネルギー伝送時の電流が分流し、スイッチング素子による電力損失を低減できる。
更に、本発明に係る電源装置は、電圧検出部51と、制御回路9とを含む。電圧検出部51は、出力端21−22間の電圧を検出し、電圧検出信号を生成する。制御回路9は、電圧検出信号を用いて、第1のスイッチング素子SW1及び第2のスイッチング素子SW2の少なくとも一方について、オン時間及びオンのタイミングを制御する。
このため、本発明に係る電源装置は、出力電圧Voを一定にしたり、入力側から出力側へのエネルギー伝送を連続的に行い力率を改善する等の制御をすることができる。
更に、本発明に係る電源装置は、電流検出部52を含む。図示の実施例において、電流検出部52は、入力端11に接続され、入力端11に流れる電流に基づいて、トランス3に流れる電流を検出し、電流検出信号を生成している。
即ち、図示の実施例において、電流検出部52は、入力端11に接続されているから、トランス3に流れる電流Ia、Ibを検出できる。また、電流Icは、トランス3を流れる電流Ia、Ibにより蓄積されたエネルギーに対応するものであるから、電流Ia、Ibの値から計算される。
制御回路9は、電圧検出信号に加えて、電流検出信号を用いることにより、トランス3に流れる電流iMを検出することができる。このため、制御回路9は、第1のスイッチング素子SW1及び第2のスイッチング素子SW2の少なくとも一方について、オン時間及びオンのタイミングを制御し、トランス3に流れる電流iMが連続となるように制御することができる。
このように、トランス3に流れる電流iMが連続となるように制御することにより、トランス3に流れる電流がゼロとなる期間に電流が集中して流れることがないので、トランス3に流れる電流のピーク値が上昇することがない。
したがって、本発明に係る電源装置は、大電流を流し得る大型のトランスや、大電流をスイッチングできる大容量スイッチング素子を用いることなく、負荷に大電力(例えば、200W以上)を供給できる。
また、本発明に係る電源装置は、大電流を流し得る大型のトランス3を用いる必要や、大電流をスイッチングできる大容量スイッチング素子を用いる必要が生じないから、電源装置が高コスト化するという問題や、電源装置が大型化するという問題を回避することができる。また、図示の実施例において、電流検出部52は、例えば、入力端12に設けてもよい。
ところで、上述した特許文献1は、力率改善に適した制御回路として、出力端子間に現れる出力電圧の検出信号および第1のスイッチング素子に流れる電流の検出信号を入力信号とし、出力電圧検出信号の位相を約90度移相させ、移相後の信号を指令値として、移相後の信号と電流検出信号とを比較し、その比較出力信号に基づいて第1のスイッチング素子を制御する構成を記載している。
しかしながら、特許文献1に記載された構成は、電流不連続モードでの制御を前提としているため、トランス3に流れる電流iMが連続となるように制御することができない。
次に、図1に示した電源装置をモデル化し、シミュレーションにより解析を行う。シミュレーションにおいて、入力端11に流れる入力電流をiiとし、出力端21−22間の出力電圧をvoとし、負荷Rの抵抗値をR、コンデンサ8の容量値をC、トランス3のインダクタンスをLM、SW1、SW2のオン状態に対応する時比率をそれぞれd1、d2、入力電圧をViとし、図2に示した動作モードについて、状態平均化法を適用すると、
と、得られる。
式(9)から定常状態を求めると、
である。よって、図2に示した動作モードは、昇降圧動作であることが確認できる。
次に、図2に示した動作モードについて、制御系の基本構成を検討する。
電流連続性の観点からn=1とおくと、式(9)より、
である。
入力電圧をViの位相をωtとすれば、PFCが達成されるから、式(20)は、
となる。ωLMi<<1であることから、
1=D1+Δd、d2=D2+Δd、(D1、D2は定数) (22)
とおき、平衡状態とし、
となるようにする。つまり、Δdで、電流制御を行う。式(23)を変形すると、
となり、式(24)が成り立つようなD1とD2を見つければよいことになる。ここで、
とおくと、
と設定すればよいことになる。
従って、電流iMをトランス3に流れる電流、F(s)をフィルタ、Kiを比例ゲインとすれば、制御系のブロック図は、図6のように設計できる。図6を電気回路で表現すると図7となる。
図7において、回路部811は、電流iMを処理して回路部816に出力する。回路部812は、入力電圧をViを処理して、回路部815、821、824に出力する。回路部813は、出力電圧をvoを処理して回路部814に出力する。
回路部814は、補償器であり、制御系を安定化させる働きを有する。回路部815は、入力された信号を用いて、電流の目標値(iref)を生成する。回路部816は、入力された信号を用いて、電流の目標値(iref)との差分をとる。
回路部821、824は、加算器である。回路部822は、回路部821から出力された信号と、所定の基準値とを用いて信号波を生成する。回路部825は、回路部821から出力された信号と、回路部824から出力された信号とを用いて信号波を生成する。
回路部823、826は、コンパレータである。回路部823は、回路部822から出力された信号を所定の三角波と比較して、PWMパルス(SW1のオン状態に対応する時比率d1)を生成する。回路部826は、回路部825から出力された信号を三角波と比較する。回路部827は、回路部823から出力された信号と回路部826から出力された信号とのXOR(exclusive OR)をとり、PWMパルス(SW2のオン状態に対応する時比率d2)を生成する。
式(23)を満たす平衡状態としたので、閉ループのブロック図は図8となる。
図8より、閉ループ伝達関数Gi(s)は、
と得られる。ここで、F(s)を1次のローパスフィルタとすると、式(27)は2次遅れ系となり、安定な制御系となる。よって、
となる。ただし、
である。ωiはF(s)のカットオフ周波数である。電流はダイナミックに変化し、かつ、0をとる波形となることから、振動がなるべく少なくしたい。従って、δi=0.7とする。このとき、Kiは、
となる。
また、ωiは、電流iMのリップル除去率を考慮して決める事になるが、例えば、スイッチング周波数の1/100程度とすることが好ましい。
また、ダイオードブリッジ111で全波整流するから、入力電圧Viと入力電流iiの位相は0が望ましい。式(28)より、商用各周波数ωcsの位相差φを求めると、
となる。
次に、解析結果の妥当性を検証するため、シミュレーションによる検証を行った。シミュレーションの設計仕様は、
入力電圧Ei:AC100/200V、周波数50Hz
入力端11、12間の電圧Vi:AC100/200Vの全波整流波形、
出力電圧Vo:DC240V、
出力容量:100W/500W、
平滑コンデンサ8の静電容量:1600μF、
トランス3の励磁インダクタンス:100μH、
SW1及びSW1のスイッチング周波数:200kHzとした。
フィルタのカットオフ周波数を2kHzとすると、式(30)、(31)から、
i=0.31、
φ=−2.8
と得られる。
この定数でシミュレーションしたときのトランス3に流れる電流iMの波形を図9〜図12に示す。図9は入力電圧AC100V、出力電力100W時の波形であり、図10は入力電圧AC100V、出力電力500W時の波形であり、図9は入力電圧AC200V、出力電力100W時の波形であり、図10は入力電圧AC200V、出力電力500W時の波形である。出力電力100Wは、通常負荷の状態であり、出力電力500Wは、重負荷の状態である。
図9〜図12から、入力電圧及び出力電力にかかわらず、トランス3に流れる電流iMが連続となるように、制御できていることがわかる。図11においては、位相π/4、3π/4、5π/4、7π/4(rad)の近傍で、ピーク値が若干大きくなっているが、このピーク値は、実用上問題とならない程度に小さなものである。
また、図9〜図12に示すように、サイン波の全波整流波形が得られ、かつ、入力端の電流の位相(トランス3に流れる電流iM)は、入力端11、12の電圧の位相と一致しているから、力率改善が実現できることがわかる。
以上より、電圧検出信号、及び、電流検出信号を用いて、時比率d1と時比率d2を制御することにより、トランス3に流れる電流iMが連続となるように、PFC動作を実現できることが確かめられ、出力電力の大容量化を図り得ることがわかった。
図13は、本発明に係る電源装置の別の一実施例を示す電気回路図である。図において、図1〜図3に現れた構成部分と同一の部分については、同一の参照符号を付し、重複説明を省略する。
図示の電源装置は、制御回路9と、時定数回路91とを含む。図示の実施例では、制御回路9は、汎用PFC制御IC1個からなる。時定数回路91は、高価なICではなく、抵抗、コンデンサ等の安価な受動部品から構成されている。
制御回路9は、第1の制御信号S1を生成し、第1の制御信号S1を第1のスイッチング素子SW1に供給し、第1のスイッチング素子SW1のみについて、トランス3に流れる電流iMが連続となるように、オン時間及びオンのタイミングを制御する。
補助回路91は、第1の制御信号S1が供給され、第1の制御信号S1に基づいて第2の制御信号S2を生成し、第2の制御信号S2を第1のスイッチング素子SW2に供給し、第2のスイッチング素子SW2について、オン時間及びオンのタイミングを制御する。補助回路91は、例えば、第1の制御信号S1の立下りをトリガーとし、トリガーから所定時間経過後に第2の制御信号S2が立ち上がるような構成にすることができる。時定数回路91の低コスト化を図る観点から、第2の制御信号S2は、例えば、固定された時比率の信号とすることが好ましい。
次に、図2に示した電源装置をモデル化し、シミュレーションにより解析を行う。シミュレーションにおいて、上述した構成部分と同一の部分については、同一の参照符号を付し、重複説明を省略する。
第2のスイッチング素子SW2の時比率d2の固定値としては、例えば、式(25)の平均をとることができる。すなわち、
とすることができる。
AC100V入力においては、比例ゲインKi=0.375とし、AC200V入力においては、比例ゲインKi=0.75として、シミュレーションを行なったときのトランス3に流れる電流iMの波形を図14〜図17に示す。
図14は入力電圧AC100V、出力電力100W時の波形であり、図15は入力電圧AC100V、出力電力500W時の波形であり、図16は入力電圧AC200V、出力電力100W時の波形であり、図17は入力電圧AC200V、出力電力500W時の波形である。出力電力100Wは、通常負荷の状態であり、出力電力500Wは、重負荷の状態である。
図14〜図17から、AC100V入力では、時比率d2を固定しても、波形としての変化はほとんどなく、良好な特性が得られることが確かめられた。また、時比率d2を固定した場合、電流iMのピーク値が下がることが確かめられた。
また、AC200V入力では、時比率d2を固定することにより、若干の波形の乱れが生じるが、波形の乱れは、実用上問題とならない程度に小さなものであることが確かめられた。AC200V入力で波形の乱れが生じた原因は、式(25)からもわかるように、AC200V入力時の方が時比率d2を変化させる範囲が大きいためと思われる。
このように、図14〜図17から、入力電圧及び出力電力にかかわらず、トランス3に流れる電流iMが連続となるように制御できていることがわかる。
以上より、電圧検出信号、及び、電流検出信号を用いて、時比率d1のみを制御することにより、トランスに流れる電流が連続となるように、PFC動作実現できることが確かめられ、大容量化を図り得ることがわかった。
また、図示の実施例では、1個の汎用PFC制御ICと、1個の時定数回路を用いているので、図1に示した2個の汎用PFC制御ICからなる制御回路や、1個の汎用PFC制御ICとカウンター回路とからなる制御回路を用いる場合に較べて、低コスト化が図れる。
また、図示の実施例では、1個の汎用PFC制御ICと、1個の時定数回路を用いているので、現在広く使用されている1個のコンバータ用制御ICと、1個の時定数回路を用いた回路構成に基づいて、容易に設計変更できる。
次に、入力電圧によらず時比率d2を一定値にできる構成を検討する。図14〜図17から、AC100V入力の方が良好な特性が得られたので、比例ゲインKi=0.375とする。この条件で、シミュレーションを行なったときのトランス3に流れる電流iMの波形を図18〜図19に示す。図18は入力電圧AC200V、出力電力100W時の波形であり、図19は入力電圧AC200V、出力電力500W時の波形である。
図18、図19から、図16、図17の波形と比較して、リップル成分が若干増加するが波形は改善されること、及び、波形の乱れは、実用上問題とならない程度に小さなものであることが確かめられた。
上述の実施例においては、入力電圧Viが出力電圧Voよりも低い場合を例に説明したが、本発明の基本的技術思想及び教示に基づいて、当業者であれば、入力電圧Viが目標出力電圧Voと等しい場合、及び、入力電圧Viが目標出力電圧Voよりも高い場合について、変形態様を採り得ることは自明である。また、この変形態様を採用した場合には、上述の実施例と同様の優れた作用効果を奏することができることも自明である。
更に、詳細な説明は省略するが、電圧検出信号及び電流検出信号を用いて、トランスに流れる電流が連続となるように制御をすることにより、例えば、図20に示すようなモードを実現し、上述した本発明の優れた作用効果を奏することもできる。
また、本発明においては、軽負荷時において、トランスに流れる電流がゼロとなる期間があってもよい。軽負荷時においては、トランス等に非常に小さな電流しか流れないので、トランス等に流れる電流のピーク値が上昇する問題が生じないからである。
以上、好ましい実施例を参照して本発明の内容を具体的に説明したが、本発明の基本的技術思想及び教示に基づいて、当業者であれば、種々の変形態様を採り得ることは自明である。
本発明に係る電源装置の一実施例を示す電気回路図である。 図1に示した電源装置の動作を説明するタイムチャート図である。 図2に示したタイムチャートに対応した動作を示す回路図である。 図2に示したタイムチャートに対応した動作を示す別の回路図である。 図2に示したタイムチャートに対応した動作を示す更に別の回路図である。 制御系のブロック図である。 図6に示したブロック図を電気回路で表現した図である。 閉ループのブロック図である。 トランス3に流れる電流iMの波形図である。 トランス3に流れる電流iMの別の波形図である。 トランス3に流れる電流iMの更に別の波形図である。 トランス3に流れる電流iMの更に別の波形図である。 本発明に係る電源装置の別の一実施例を示す電気回路図である。 トランス3に流れる電流iMの更に別の波形図である。 トランス3に流れる電流iMの更に別の波形図である。 トランス3に流れる電流iMの更に別の波形図である。 トランス3に流れる電流iMの更に別の波形図である。 トランス3に流れる電流iMの更に別の波形図である。 トランス3に流れる電流iMの更に別の波形図である。 本発明に係る電源装置の別の一実施例を示すタイムチャート図である。
符号の説明
11、12 入力端
21、22 出力端
51 電圧検出部
52 電流検出部
9 制御回路
3 トランス
SW1 第1のスイッチング素子
SW2 第2のスイッチング素子
71 第1のダイオード
72 第2のダイオード
8 コンデンサ

Claims (4)

  1. 入力端と、出力端と、第1のエネルギー伝送回路と、第2のエネルギー伝送回路と、電圧検出部と、電流検出部と、制御回路とを含む電源装置であって、
    前記入力端は、全波整流された交流電圧が供給される端であり、
    前記第1のエネルギー伝送回路は、トランスと、第1のスイッチング素子と、第2のダイオードと、コンデンサとを含んでおり、
    前記第1のスイッチング素子は、前記トランスの入力巻線に直列に接続されており、
    前記第2のダイオードは、前記第1のスイッチング素子のオフ時に前記出力巻線に発生する電圧に対して順方向となる方向性を有して、前記出力巻線と直列に接続され、その直列回路が前記出力端に導かれており、
    前記コンデンサは、前記出力端間に接続されており、
    前記第1のエネルギー伝送回路は、前記第1のスイッチング素子のオン期間に前記トランスに蓄積されたエネルギーを、次のオフ期間に前記トランスの出力巻線を通して、前記入力端から前記出力端に伝送する回路を構成しており、
    前記第2のエネルギー伝送回路は、第2のスイッチング素子と、前記トランスの出力巻線と、第1のダイオードとを含み、
    前記第2のスイッチング素子、前記出力巻線及び前記第1のダイオードは、前記入力端の一方から前記出力端の一方、負荷及び前記出力端の他方を通って前記入力端の他方に戻る回路ループを構成し、
    前記第1のダイオードは、その一端が前記第2のダイオードの一端と同極の関係で接続されており、前記第2のエネルギー伝送回路は、前記第2のスイッチング素子のオン時に前記出力巻線を通して前記入力端から前記出力端にエネルギーを伝送する回路を構成しており、
    前記電圧検出部は、前記出力端の電圧を検出して、電圧検出信号を生成し、
    前記電流検出部は、前記トランスに流れる電流を検出して、電流検出信号を生成し、
    前記制御回路は、前記電圧検出信号及び前記電流検出信号を用いて、前記トランスに流れる電流が連続モードとなるように、前記第1のスイッチング素子及び前記第2のスイッチング素子を制御し、
    前記連続モードは、前記入力端間の入力電圧をv とし、前記入力端に流れる入力電流をi とし、前記出力端間の出力電圧をv とし、前記トランスのインダクタンスをL としたとき、前記第1のスイッチング素子のオン状態に対応する時比率d 及び前記第2のスイッチング素子のオン状態に対応する時比率d を、下記の式
    に従って制御することにより達成される、
    電源装置。
  2. 請求項1に記載された電源装置であって、
    前記制御回路は、前記出力端間の出力電圧に対する前記入力端間の入力電圧の比をDとしたとき、前記第2のスイッチング素子のオン状態に対応する時比率d を、下記の値
    に固定する、
    電源装置。
  3. 請求項1又は2に記載された電源装置であって、
    前記電流検出部は、前記入力端に流れる電流に基づいて、前記トランスに流れる電流を検出する
    電源装置。
  4. 請求項1乃至3の何れかに記載された電源装置であって、
    前記制御回路は、通常負荷時、又は、重負荷時において、前記トランスに流れる前記電流が連続となるように、前記第1のスイッチング素子及び前記第2のスイッチング素子の少なくとも一方を制御する
    電源装置。
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