JP3872948B2 - 自動旋盤のコレットチャック装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動旋盤のコレットチャック装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のコレットチャック装置として、たとえば特開平6−246516号公報に開示されたようなものが知られている。この特開平6−246516号公報に開示された自動旋盤のコレットチャック装置は、軸受部材によって回転可能に支持されたスピンドルを有している。このスピンドルには、チャック爪手段がスピンドルと一体回転するように取付けられている。チャック爪手段は、爪ホルダと、この爪ホルダに揺動可能に取付けられたチャック爪等から構成される。スピンドルの外周であってチャック爪手段側にはシフターが外嵌されている。このシフターは、スピンドルに対して回転可能に取付けられているとともに、軸方向であってチャック爪手段方向に移動可能に取付けられている。また、シフターは軸受部材によって回転可能に支持されている。シフターを支持する軸受部材はナットによって所定の位置に取付・固定されるようになっている。シフターは、油圧シリンダによってレバーを回動させることによりチャック爪手段方向に往復動するように構成されている。
【0003】
スピンドルの内周側であってチャック爪手段側には押しスリーブが配置されていて、この押しスリーブの一端はチャック爪手段のチャック爪の作動部に当接した状態になっている。また、スピンドルの内周側であって押しスリーブの他端側にはチャックスリーブが配置されている。このチャックスリーブの一端は、押しスリーブの他端に当接した状態になっている。チャックスリーブの内周側にはコレットチャックが内挿されていて、このコレットチャックの先端部は、例えば、三割状になっていいて、この三割状の先端部が開閉することにより、ワークを把持したり該把持を解除したりする。
【0004】
上記構成において、シフターがチャック爪手段側に移動せられて、その先端部によりチャック爪を拡開させると、チャック爪の作動部によって押しスリーブが他端側に移動せられ、次いで、チャックスリーブが同方向に移動する。コレットチャックはキャップにより、押しスリーブ(チャックスリーブ)と同方向への移動ができなくなっているため、チャックスリーブの他端側への移動により、コレットチャックの三割状の先端部が閉じる方向に移動せられ、ワークが把持されることになる。逆に、シフターをチャック爪手段から離れる方向に移動させると、チャック爪が閉じる方向に回動できる状態になる。したがって、それによって、チャック爪の作動部を介しての押しスリーブへの押圧力が解除されるので、押しスリーブ及びチャックスリーブが、コレットチャックの三割状の先端部の拡開方向への力(圧バネ)によって一端側に押し戻され、コレットチャックの三割状の先端部が拡開してワークの把持が解除され、チャック爪は閉じる方向に回動する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の構成によると次のような問題があった。シフターがコレットチャックを閉じる位置に達した状態では、シフターを支持する軸受部材に予圧がかからない状態となっており、軸受部材の内部すきま等により転動体(玉)がばたついて、異音が生じてしまう。また、転動体のばたつきにより、軸受部材(転動体あるいは軌道輪)が摩耗する惧れもある。
【0006】
軸受部材に予圧をかける構造として、軸受部材として一対のアンギュラコンタクト玉軸受を組合せて用いることが考えられるが、構成部品点数が増加して高コスト化を招来すると共に、軸受部材が配設された部分の構成が複雑且つ大型になるになるという問題を有している。
【0007】
本発明は上述の点に鑑みてなされたもので、高コスト化、構成の複雑化及び大型化をともなうことなく、軸受部材の摩耗や異音の発生を抑制することが可能な自動旋盤のコレットチャック装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る自動旋盤のコレットチャック装置は、主軸と、主軸の内周側に主軸の軸線と同心に配設されたスリーブと、スリーブと同心に内挿され、スリーブとの相対移動により開成あるいは閉成して被加工物を把持するコレットチャックと、主軸の外周側に主軸の軸線方向に移動可能に設置されたシフターと、シフターの外周部に当接する作動部とスリーブ又はコレットチャックのいずれか一方を主軸の軸線方向に押圧する押圧部とを有し、揺動可能に軸支されたチャック爪と、シフターを軸支する単列深溝ラジアル玉軸受と、単列深溝ラジアル玉軸受を介してシフターを主軸の軸線方向に移動させるアクチュエータと、アクチュエータの駆動を制御する制御手段と、を備えており、シフターの外周部は、主軸の軸線方向に沿って順次外径が変化するテーパ部と、主軸の軸線方向に沿って外径が同等とされた大径部と、を含み、制御手段は、コレットチャックが閉成されてチャック爪の作動部がシフターの大径部に当接している状態では、作動部と大径部との間に生じる摩擦力よりも小さい押圧力でシフターを主軸の軸線方向に付勢して単列深溝ラジアル玉軸受に予圧を与えるように制御することを特徴としている。
【0009】
本発明に係る自動旋盤のコレットチャック装置では、制御手段は、コレットチャックが閉成されてチャック爪の作動部がシフターの大径部に当接している状態では、作動部と大径部との間に生じる摩擦力よりも小さい押圧力でシフターを主軸の軸線方向に付勢して単列深溝ラジアル玉軸受に予圧を与えるように制御するので、シフターがコレットチャックを閉成する位置に達し、チャック爪の作動部が大径部に当接している状態では、シフターを軸支する単列深溝ラジアル玉軸受に予圧が付与された状態となり、単列深溝ラジアル玉軸受の内部すきま等による転動体のばたつきが低減され、単列深溝ラジアル玉軸受の摩耗や異音の発生を抑制することができる。また、シフターを軸支する軸受部材として単列深溝ラジアル玉軸受を用い、この単列深溝ラジアル玉軸受に対して予圧を付与することができるので、構成部品点数の増加による高コスト化、構成の複雑化及び大型化を防ぐことができる。
【0010】
また、アクチュエータに連結され、アクチュエータの変位をシフターに伝えるためのコレットチャック開閉レバーと、アクチュエータの変位量が、コレットチャックを閉じて被加工物を把持するための変位量よりも大きい場合にコレットチャック開閉レバーとアクチュエータとの連結が外れているものと判断する判断手段と、を更に備えていることが好ましい。このように構成した場合、判断手段により、コレットチャック開閉レバーとアクチュエータとが連結されておらずコレットチャックが閉異常状態にあることを認識することができる。これにより、コレットチャック開閉レバーの位置を検知するためのセンサを別途配設する必要がなく、コレットチャックの閉異常を確実且つ簡易に確認することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明による自動旋盤のコレットチャック装置の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付しており、重複する説明は省略する。
【0012】
自動旋盤は、主軸台1を有しており、この主軸台1は、図示しないサーボモータ及びボールネジ・ボールナット機構部によって、軸芯方向(Z軸方向)に移動可能に構成されている。主軸台1には、主軸3が、軸受部材5を介して、回転可能に支持されている。主軸3に対して、主軸モータ及びプーリ及びベルトからなる回転伝達機構部(図示せず)が設けられており、主軸モータを回転させることにより、回転伝達機構部を介して主軸(スピンドル)3が回転する。
【0013】
主軸3の内周側には、スリーブとしてのチャックスリーブ11及び押しスリーブ12とが、主軸3の軸線と同心に配設されており、主軸3の軸線方向に移動可能に嵌挿されている。チャックスリーブ11の一端部(図1中左側となる端部)と押しスリーブ12の一端部(図1中右側となる端部)とは当接、係合している。チャックスリーブ11の内周側には、棒状の被加工物(図示せず)を把持するためのコレットチャック13がチャックスリーブ11と同心に内挿されている。このコレットチャック13とチャックスリーブ11との間にはコイルスプリング14が張設されていて、コレットチャック13は、このコイルスプリング14によって、押しスリーブ12から遠ざかる方向(図1中右方向)に常時付勢された状態にある。また、チャックスリーブ11の他端(図1中右側となる端部)側には主軸キャップ部15が主軸3に螺合・固定されている。
【0014】
コレットチャック13の先端部は、たとえば三割り状になっていて、この三割り状の先端部を拡開するあるいは絞ることによりコレットチャック13が開成あるいは閉成し、被加工物を選択的に把持することになる。また、コレットチャック13の先端部の外周には、主軸キャップ部15に当接する段付部13aが設けられている。この段付部13aが主軸キャップ部15に当接することにより、主軸3の軸線方向におけるコレットチャック13の位置が規制されるようになっている。押しスリーブ12及びチャックスリーブ11が図1中右側に移動することにより、チャックスリーブ11のテーパ面11aとコレットチャック13のテーパ面13bとの相互作用によって、上述した三割り状になっている部分が絞られ、それによって、被加工物を把持する。逆に、押しスリーブ12及びチャックスリーブ11が、コイルスプリング14のスプリング力によって、図1中左側に移動することにより、チャックスリーブ11のテーパ面11aとコレットチャック13のテーパ面13bとの相互作用が解除され、上述した三割り状になっている部分が自信のばね力によって拡開し、それによって、被加工物の把持が解除される。上述したように、コレットチャック13は、チャックスリーブ11及び押しスリーブ12との相対移動により開成あるいは閉成する。
【0015】
主軸3の長手方向中央より図1中若干左側に寄った位置であって外周部には爪ホルダ16が外挿されていて、この爪ホルダ16には、一対のチャック爪17が、ピン18を介して、回動可能に取り付けられている。爪ホルダ16の後方(図1中左側)には、調整ナット19が主軸3に螺合されていて、この調整ナット19の螺合位置を調整することにより、爪ホルダ16ひいては一対のチャック爪17の位置(主軸3の軸線方向における任意の位置)を調整するようになっている。
【0016】
主軸3の外周であって、爪ホルダ16のチャックスリーブ11(コレットチャック13)側(図1中右側)となる位置には、シフター21が嵌挿されている。このシフター21は、主軸3の軸線方向に移動可能に設置されている。また、シフター21は、支持部材22の内側に配設された単列深溝ラジアル玉軸受23によって回転可能に軸支されている。単列深溝ラジアル玉軸受23はナット24によって所定の位置に取付・固定されるようになっている。
【0017】
シフター21について更に詳細に説明すると、シフター21は、チャック爪17を徐々に拡開させるためのテーパ部32と、チャック爪17を拡開させた状態に維持するための大径部33と、を含む外周部31を有している。テーパ部32は、主軸3の軸線方向に沿って順次外径が変化するように形成されている。テーパ部32のコレットチャック13側(図1中右側)となる部分の外径が、爪ホルダ16側(図1中左側)となる部分の外径よりも大きくなっている。大径部33は、テーパ部32のコレットチャック13側(図1中右側)に、テーパ部32に連続して形成されている。大径部33は、主軸3の軸線方向に沿ってその外径が同等とされており、大径部33の外径は、テーパ部32のコレットチャック13側(図1中右側)となる部分の外径と同等に設定されている。
【0018】
チャック爪17には、ピン18により支持された部分を挟んで、押しスリーブ12を主軸3の軸線方向に押圧する押圧部35と、シフター21の外周部31に当接して作用する作動部36とが設けられている。
【0019】
主軸台1には、図2〜図4に示されるように、コレットチャック開閉レバー41が軸42を介して回動自在に取り付けられている。コレットチャック開閉レバー41の一端には、連結ピン43を介して支持部材22が回動可能に連結されている。また、コレットチャック開閉レバー41の他端には、連結ピン44を介してロッド45が連結されている。ロッド45は、ボールネジ・ボールナット機構部46を介してアクチュエータとしてのサーボモータ47に接続されており、コレットチャック開閉レバー41はサーボモータ47の変位をシフター21に伝えることになる。
【0020】
ボールネジ・ボールナット機構部46は、サーボモータ47の回転を主軸3の軸線に平行な方向の動きに変換するためのもので、ロッド45は、サーボモータ47の回転により移動(前進あるいは後退)することになる。サーボモータ47は、ロッド45を図2中矢印a方向に移動させ、コレットチャック開閉レバー41を図2中矢印b方向に回動させ、それによって、支持部材22、単列深溝ラジアル玉軸受23を介して、シフター21を主軸3の軸線方向に移動させる。サーボモータ47には、サーボモータ47の回転を検知するためのパルスジェネレータ(エンコーダ)が設けられている。なお、サーボモータ47は駆動トルクの制御が可能なものが用いられている。なお、図2〜図4においては、パルスジェネレータの図示を省略している。
【0021】
上述した構成において、コレットチャック13による被加工物の把持・把持の解除は次のようにして行われる。図1はコレットチャック13により被加工物を把持している状態を示し、図5はコレットチャック13によって被加工物を把持していない(把持を解除した)状態を示している。図5に示す状態、すなわち、コレットチャック13によって被加工物を把持していない状態において、「コレットチャック閉じ指令」が出力される。「コレットチャック閉じ指令」の出力によって、サーボモータ47が所定の方向に回転して、ロッド45を引込み方向に移動させる(図2中右方向)。それによって、コレットチャック開閉レバー41が図2中反時計回り方向に回動し、シフター21を爪ホルダ16の方向(図5において、左方向)に移動させる。
【0022】
シフター21の移動によって、シフター21のテーパ部32が一対のチャック爪17(作動部36)と主軸3との間に入り込んでいき、それによって、一対のチャック爪17は作動部36側の部分が拡開するように回動する。チャック爪17の回動によって、チャック爪17の押圧部35が、押しスリーブ12を、チャックスリーブ11(コレットチャック13)方向(図5中右方向)に押圧して移動させる。押しスリーブ12の移動によって、チャックスリーブ11も同方向に移動する。このようにチャックスリーブ11が移動すると、チャックスリーブ11のテーパ面11aとコレットチャック13のテーパ面13bとの相互作用によって、三割り状になっている部分が絞られてコレットチャック13が閉成し、被加工物を把持することになる。そして、シフター21の移動が更に進むと、図1に示されるように、シフター21の大径部33が一対のチャック爪17(作動部36)と主軸3との間に入り込み、コレットチャック13により被加工物が把持された状態が維持されることになる。
【0023】
逆に、被加工物の把持を解除する場合であるが、「コレットチャック開き指令」が出力されると、サーボモータ47がコレットチャック13を閉じるときとは反対の方向に回転し、ロッド45を突出方向に移動させる(図2中左方向)。それによって、コレットチャック開閉レバー41が図2中時計方向に回動し、シフター21をチャックスリーブ11(コレットチャック13)の方向(図1において、右方向)に移動させる。
【0024】
シフター21の移動によって、シフター21の大径部33及びテーパ部32が一対のチャック爪17(作動部36)と主軸3との間から抜けていき、チャックスリーブ11及び押しスリーブ12はコイルスプリング14の作用を受けて爪ホルダ16の方向(図8中左方向)に戻される。これにより、一対のチャック爪17は、作動部36側の部分が閉じるように回動することになる。そして、チャックスリーブ11のテーパ面11aとコレットチャック13のテーパ面13bとの相互作用が解除されていって、三割り状になっている部分が自身のバネ力によって拡開してコレットチャック13が開成する。この結果、図5に示されるように、被加工物の把持が解除されることになる。
【0025】
自動旋盤は、図6に示されるように、主軸モータ、サーボモータ47等の駆動を制御するための制御ユニット部51を有している。パルスジェネレータ48の出力は制御ユニット部51に接続されており、パルスジェネレータ48から出力される回転位置信号が制御ユニット部51に入力される。サーボモータ47は、駆動回路52及びシフター移動制御回路53を介して制御ユニット部51に接続されている。パルスジェネレータ48は、サーボモータ47の所定回転角度毎に回転位置信号を発生して、シフター移動制御回路53及び制御ユニット部51に出力する。ここで、制御ユニット部51及びシフター移動制御回路53は、各請求項における制御手段を構成している。また、制御ユニット部51は、各請求項における判断手段も構成している。
【0026】
シフター移動制御回路53は、パルスジェネレータ48から出力された回転位置信号に基づいて実際のロッド45、すなわちシフター21(コレットチャック開閉レバー41)の移動位置を認識すると共に、認識した実際のシフター21の移動位置と後述する制御ユニット部51から出力されるシフター位置指令信号とを比較して、この比較結果に基づいてシフター駆動信号を生成する。シフター移動制御回路53にて生成されたシフター駆動信号は、駆動回路52に出力される。駆動回路52は、シフター移動制御回路53から出力されたシフター駆動信号に基づいてサーボモータ47への供給電力を制御する。これら、駆動回路52及びシフター移動制御回路53は、シフター21の移動位置のフィードバック制御系を構成している。
【0027】
制御ユニット部51は、CPU、ROM、RAM、PLC(Program logic Controller)等を有している。CPUは、制御ユニット部51全体の信号処理等をつかさどる演算部である。ROMは各種処理プログラムを記憶する記憶部であり、RAMはCPUにおける各種演算の結果を読み出し可能に一時的に記憶するように構成されている。制御ユニット部51は、ROMに記憶された各種処理プログラムに基づいて、シフター位置指令信号をシフター移動制御回路53に出力する。また、制御ユニット部51は、パルスジェネレータ48から出力された回転位置信号に基づいて実際のロッド45、すなわちシフター21(コレットチャック開閉レバー41)の移動位置を認識する。
【0028】
次に、図7に基づいて、制御ユニット部51におけるシフター位置指令信号の出力処理動作を説明する。
【0029】
制御ユニット部51は、まず、S101にて、コレットチャック閉じ指令が出されたか否かを判断する。コレットチャック閉じ指令が出された場合には(S101で「Yes」)、S103に進む。一方、コレットチャック閉じ指令が出されていない場合には(S101で「No」)、S111に進む。
【0030】
S103に進むと、制御ユニット部51は、第1のシフター位置指令信号をシフター移動制御回路53に出力する。第1のシフター位置指令信号は、シフター21の大径部33がチャック爪17の作動部36に当接してチャック爪17(作動部36)と主軸3との間に入り込む状態となるロッド45(コレットチャック開閉レバー41)の移動位置をあらわす位置データを含んでいる。シフター移動制御回路53は、制御ユニット部51から第1のシフター位置指令信号が出力されると、ロッド45(コレットチャック開閉レバー41)の移動位置が第1のシフター位置指令信号に含まれる位置データとしてあらわされるロッド45(コレットチャック開閉レバー41)の移動位置となるように、パルスジェネレータ48から出力された回転位置信号に基づいてシフター駆動信号を生成、出力する。これにより、サーボモータ47は、第1の駆動トルク(たとえば、1.28N・m;13kgf・cm)で駆動し、ロッド45をシフター21の大径部33がチャック爪17の作動部36に当接してチャック爪17(作動部36)と主軸3との間に入り込む状態となるロッド45(コレットチャック開閉レバー41)の移動位置となるまで引込み方向に移動させる(図2中右方向)。第1の駆動トルクは、シフター21のテーパ部32がチャック爪17(作動部36)と主軸3との間に入り込んだ状態で、シフター21をロッド45、コレットチャック開閉レバー41、支持部材22、単列深溝ラジアル玉軸受23を介して主軸3の軸線方向に移動させ得る値に設定されている。
【0031】
続く、S105では、コレットチャック13により被加工物を把持する位置までシフター21が移動したか否か、すなわち、ロッド45(コレットチャック開閉レバー41)の移動位置が、第1のシフター位置指令信号に含まれる位置データとしてあらわされるロッド45(コレットチャック開閉レバー41)の移動位置に達したか否かを判断する。ロッド45(コレットチャック開閉レバー41)の移動位置が、第1のシフター位置指令信号に含まれる位置データとしてあらわされるロッド45(コレットチャック開閉レバー41)の移動位置に達した場合には(S105で「Yes」)、S107に進む。一方、ロッド45(コレットチャック開閉レバー41)の移動位置が、第1のシフター位置指令信号に含まれる位置データとしてあらわされるロッド45(コレットチャック開閉レバー41)の移動位置に達していない場合には(S105で「No」)、リターンして、第1のシフター位置指令信号に含まれる位置データとしてあらわされるロッド45(コレットチャック開閉レバー41)の移動位置に達するまで待機する。
【0032】
S107に進むと、制御ユニット部51は、第2のシフター位置指令信号をシフター移動制御回路53に出力する。第2のシフター位置指令信号は、第1のシフター位置指令信号に含まれる位置データとしてあらわされるロッド45(コレットチャック開閉レバー41)の移動位置よりも更に引込み方向となる移動位置をあらわす位置データを含んでいる。続く、S109では、サーボモータ47の駆動トルクが第1の駆動トルクより小さい第2の駆動トルク(たとえば、0.04N・m;0.4kgf・cm)となるように、駆動トルク制限信号をシフター移動制御回路53に出力し、処理を終了する。第2の駆動トルクは、コイルスプリング14の付勢力と被加工物を把持したときに被加工物から受ける反力とによりチャック爪17の作動部36とシフター21の大径部33との間に生じる摩擦力(R1=μF)よりも、サーボモータ47によるシフター21の押圧力(R2)が小さく(R1>R2)なり、シフター21の大径部33がチャック爪17の作動部36に当接してチャック爪17(作動部36)と主軸3との間に入り込んでシフター21が主軸3の軸線方向に移動しない状態を保持し得る値に設定されている。なお、被加工物が薄肉のパイプ材あるいは樹脂等の柔らかい材料からなる場合においては、第2の駆動トルクによって、シフター21の爪ホルダ16側の端部が爪ホルダ16の端面に当接する場合もある。
【0033】
シフター移動制御回路53は、制御ユニット部51から第2のシフター位置指令信号が出力されると、ロッド45を更に引込み方向に移動させるように、パルスジェネレータ48から出力された回転位置信号に基づいてシフター駆動信号を生成、出力する。これにより、サーボモータ47は、ロッド45を更に引込み方向に移動させるようとするが、制御ユニット部51からの駆動トルク制限信号により駆動トルクが第2の駆動トルクとされているので、ロッド45は第1のシフター位置指令信号に含まれる位置データとしてあらわされるロッド45の移動位置からほぼ移動することはなく、シフター21の大径部33がチャック爪17の作動部36に当接して、シフター21が主軸3の軸線方向に移動しない状態が保持される。ロッド45(シフター21)が移動しないことから、第2のシフター位置指令信号によるロッド45(コレットチャック開閉レバー41)の移動位置と実際のロッド45(コレットチャック開閉レバー41)の移動位置との偏差が生じたままとなり、サーボモータ47は第2の駆動トルクで駆動し続けることになる。これにより、シフター21にはサーボモータ47から第2の駆動トルクに基づく押圧力が付与された状態が継続することになり、シフター21は主軸3の軸線方向に付勢される。この間、単列深溝ラジアル玉軸受23には、サーボモータ47から第2の駆動トルクに基づく予圧がかけられることになる。
【0034】
S111に進むと、制御ユニット部51は、コレットチャック開き指令が出されたか否かを判断する。コレットチャック開き指令が出された場合には(S111で「Yes」)、S113に進む。一方、コレットチャック開き指令が出されていない場合には(S111で「No」)、S101にリターンし、コレットチャック閉じ指令あるいはコレットチャック開き指令が出力されるまで待機する。
【0035】
S113では、制御ユニット部51は、第3のシフター位置指令信号をシフター移動制御回路53に出力し、処理を終了する。第3のシフター位置指令信号は、シフター21のテーパ部32がチャック爪17(作動部36)と主軸3との間から抜けた状態となるロッド45(コレットチャック開閉レバー41)の移動位置をあらわす位置データと第1の駆動トルクをあらわすデータとを含んでいる。
【0036】
シフター移動制御回路53は、制御ユニット部51から第3のシフター位置指令信号が出力されると、ロッド45(コレットチャック開閉レバー41)の移動位置が第3のシフター位置指令信号に含まれる位置データとしてあらわされるロッド45(コレットチャック開閉レバー41)の移動位置となるように、パルスジェネレータ48から出力された回転位置信号に基づいてシフター駆動信号を生成、出力する。これにより、サーボモータ47は、第1の駆動トルクで駆動し、ロッド45をシフター21のテーパ部32がチャック爪17(作動部36)と主軸3との間から抜けた状態となるロッド45(コレットチャック開閉レバー41)の移動位置となるまで突出方向に移動させる(図2中左方向)。
【0037】
次に、図8に基づいて、制御ユニット部51におけるコレットチャック閉異常の判断処理動作を説明する。
【0038】
制御ユニット部51は、まず、S201にて、パルスジェネレータ48から出力された回転位置信号に基づいて、サーボモータ47の変位量がコレットチャック13を閉じて被加工物を把持するための変位量よりも所定量大きくなったか否か、すなわちロッド45が第2のシフター位置指令信号に含まれる位置データとしてあらわされるロッド45の移動位置から引込み方向に所定量以上移動したか否かを判断する。ロッド45が第2のシフター位置指令信号に含まれる位置データとしてあらわされるロッド45の移動位置から引込み方向に所定量以上移動した場合には(S201で「Yes」)、S203に進む。一方、ロッド45が第2のシフター位置指令信号に含まれる位置データとしてあらわされるロッド45の移動位置から引込み方向に所定量移動していない場合には(S201で「No」)、S203に進むことなくリターンする。
【0039】
S203に進むと、制御ユニット部51は、連結ピン44が破損しているあるいは抜けている等の理由によりコレットチャック開閉レバー41とロッド45(サーボモータ47)との連結が外れていると判断して、シフター移動制御回路53にサーボモータ47の駆動を停止するように駆動停止信号を出力する。シフター移動制御回路53は、制御ユニット部51から駆動停止信号が出力されると、サーボモータ47の駆動を停止するようにサーボモータ停止信号を生成、出力する。続く、S205では、制御ユニット部51は、コレットチャック開閉レバー41とロッド45(サーボモータ47)との連結が外れている旨の報知を行い、リターンする。
【0040】
このように、本実施形態の自動旋盤のコレットチャック装置によれば、シフター21の外周部31がテーパ部32と大径部33とを含んでおり、制御ユニット部51及びシフター移動制御回路53は、コレットチャック13を開成あるいは閉成させる場合にはサーボモータ47の駆動トルクがシフター21をチャック爪17の作動部36に対して移動させ得る第1の駆動トルクとなるように制御するので、シフター21はサーボモータ47により主軸3の軸線方向に移動するように押圧されることになり、コレットチャック13により被加工物を確実に把持することができる。
【0041】
また、制御ユニット部51及びシフター移動制御回路53は、コレットチャック13が閉成されてチャック爪17の作動部36がシフター21の大径部33に当接している状態ではサーボモータ47の駆動トルクが第1の駆動トルクよりも小さく且つシフター21が主軸3の軸線方向に移動しない状態を保持し得る第2の駆動トルクとなるように制御するので、シフター21がコレットチャック13を閉成する位置に達し、チャック爪17の作動部36がシフター21の大径部33に当接している状態では、シフター21はサーボモータ47により第2の駆動トルクで押圧され続ける。そして、サーボモータ47の駆動トルクは単列深溝ラジアル玉軸受23を介してシフター21に伝えられてシフター21が主軸3の軸線方向に付勢されるので、サーボモータ47の駆動トルクが第2の駆動トルクとされると、シフター21を軸支する単列深溝ラジアル玉軸受23に第2の駆動トルクに基づく予圧が付与された状態となり、単列深溝ラジアル玉軸受23の内部すきま等による転動体(玉)のばたつきが低減され、単列深溝ラジアル玉軸受23の摩耗や異音の発生を抑制することができる。また、シフター21を軸支する軸受部材として単列深溝ラジアル玉軸受23を用い、この単列深溝ラジアル玉軸受23に対して制御ユニット部51及びシフター移動制御回路53がサーボモータ47の駆動トルクを制御することにより予圧を付与することができるので、構成部品点数の増加による高コスト化、構成の複雑化及び大型化を防ぐことができる。
【0042】
また、本実施形態の自動旋盤のコレットチャック装置においては、制御ユニット部51は、サーボモータ47の変位量がコレットチャック13を閉じて被加工物を把持するための変位量よりも大きい場合にコレットチャック開閉レバー41とロッド45(サーボモータ47)との連結が外れているものと判断するので、コレットチャック開閉レバー41とロッド45(サーボモータ47)とが連結されておらずコレットチャック13が閉異常状態にあることを認識することができる。これにより、コレットチャック開閉レバー41の位置を検知するためのセンサを別途配設する必要がなく、コレットチャック13の閉異常を確実且つ簡易に確認することができる。
【0043】
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、上述した数値、各構成要素の形状等も適宜変更して設定することができ、各種自動旋盤に本発明を適用することができる。
【0044】
また、本実施形態においては、サーボモータ47の駆動トルクを制御する手法として、サーボモータ47の位置制御を継続した状態でサーボモータ47の駆動トルクを制限する(トルクリミットをかける)ことにより、サーボモータ47の駆動トルクを第1の駆動トルクよりも小さく且つシフター21が主軸3の軸線方向に移動しない状態を保持し得る第2の駆動トルクとなるように制御しているが、これに限られるものではない。たとえば、ロッド45の移動位置が第1のシフター位置指令信号に含まれる位置データとしてあらわされるロッド45の移動位置に達したときにサーボモータ47の制御内容を位置制御からトルク制御に変更することにより、サーボモータ47の駆動トルクが第2の駆動トルクとなるように制御するようにしてもよい。
【0045】
また、本実施形態においては、制御ユニット部51とシフター移動制御回路53とを別々に構成しているが、1つの制御ユニット部として構成するようにしてもよい。更に、シフター21を移動させるためのアクチュエータとしては、サーボモータ47等のサーボ制御が可能なアクチュエータであればよい。
【0046】
また、本実施形態においては、スリーブを移動させることによりコレットチャック13を開成あるいは閉成するように構成しているが、これに限られるものではない。たとえば、スリーブに対してコレットチャック13自身を移動させることによりコレットチャック13を開成あるいは閉成するように構成した場合においても、本実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
【0047】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、本発明によれば、高コスト化、構成の複雑化及び大型化をともなうことなく、軸受部材の摩耗や異音の発生を抑制することが可能な自動旋盤のコレットチャック装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る自動旋盤のコレットチャック装置の構成を示す図で、被加工物を把持した状態における断面図である。
【図2】本発明の実施形態に係る自動旋盤のコレットチャック装置の構成を示す平面図である。
【図3】本発明の実施形態に係る自動旋盤のコレットチャック装置の構成を示す側面図である。
【図4】本発明の実施形態に係る自動旋盤のコレットチャック装置に含まれる、コレットチャック開閉レバー近傍の構成を示す断面図である。
【図5】本発明の実施形態に係る自動旋盤のコレットチャック装置を示す図で、被加工物の把持を解除した状態における断面図である。
【図6】本発明の実施形態に係る自動旋盤のコレットチャック装置の概略構成を示すブロック図である。
【図7】本発明の実施形態に係る自動旋盤のコレットチャック装置に含まれる、制御ユニット部におけるシフター位置指令信号の出力処理動作を説明するためのフローチャートである。
【図8】本発明の実施形態に係る自動旋盤のコレットチャック装置に含まれる、制御ユニット部におけるコレットチャック閉異常の判断処理動作を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
3…主軸、11…チャックスリーブ、12…押しスリーブ、13…コレットチャック、16…爪ホルダ、17…チャック爪、21…シフター、22…支持部材、23…単列深溝ラジアル玉軸受、31…外周部、32…テーパ部、32…大径部、35…押圧部、36…作動部、41…コレットチャック開閉レバー、45…ロッド、46…ボールネジ・ボールナット機構部、47…サーボモータ、51…制御ユニット部、52…駆動回路、53…シフター移動制御回路。
Claims (2)
- 主軸と、
前記主軸の内周側に前記主軸の軸線と同心に配設されたスリーブと、
前記スリーブと同心に内挿され、前記スリーブとの相対移動により開成あるいは閉成して被加工物を把持するコレットチャックと、
前記主軸の外周側に前記主軸の軸線方向に移動可能に設置されたシフターと、
前記シフターの外周部に当接する作動部と前記スリーブ又は前記コレットチャックのいずれか一方を前記主軸の軸線方向に押圧する押圧部とを有し、揺動可能に軸支されたチャック爪と、
前記シフターを軸支する単列深溝ラジアル玉軸受と、
前記単列深溝ラジアル玉軸受を介して前記シフターを前記主軸の軸線方向に移動させるアクチュエータと、
前記アクチュエータの駆動を制御する制御手段と、を備えており、
前記シフターの前記外周部は、前記主軸の軸線方向に沿って順次外径が変化するテーパ部と、前記主軸の軸線方向に沿って外径が同等とされた大径部と、を含み、
前記制御手段は、前記コレットチャックが閉成されて前記チャック爪の作動部が前記シフターの前記大径部に当接している状態では、前記作動部と前記大径部との間に生じる摩擦力よりも小さい押圧力で前記シフターを前記主軸の軸線方向に付勢して前記単列深溝ラジアル玉軸受に予圧を与えるように制御することを特徴とする自動旋盤のコレットチャック装置。 - 前記アクチュエータに連結され、前記アクチュエータの変位を前記シフターに伝えるためのコレットチャック開閉レバーと、
前記アクチュエータの変位量が、前記コレットチャックを閉じて被加工物を把持するための変位量よりも大きい場合に前記コレットチャック開閉レバーと前記アクチュエータとの連結が外れているものと判断する判断手段と、を更に備えていることを特徴とする請求項1に記載の自動旋盤のコレットチャック装置。
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