JP3872794B2 - 回路基板を備えた電子機器 - Google Patents

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本発明は、回路基板を内蔵するテレビジョン受像機やDVD装置などの電子機器、特に、回路基板に対して斜楕円の貫通孔を形成することで、回路基板が反るようにして撓んだ際に、回路基板に作用する曲げ応力を貫通孔から逃がして破損することを回避すると共に、回路基板の表面に設けられた回路パターン、各種電子部品などが、回路基板から剥離することを防止する回路基板を備えた電子機器に関する。
一般的に用いられている電子機器などは、比較的大型且つ重量の重いトランスなどの電子部品が回路基板に実装され、各種電子部品から突設する複数の接続端子が、回路基板に設けられている回路パターンに半田付けなどにより各々接続されている。
ところで、図5及び図6に示す従来から用いられている回路基板100においては、その本体の形状が長方形などの比較的長めの矩形型に形成されているものが多く、回路基板の表面に各種電子部品などを実装するものが使用されており、図5に示すように一文字型の直線状のスリット孔101や、或いは、図6に示すように、回路基板の外形に対し、縦又は横の何れかの方向に沿って複数の連続するスリット孔102を並列して形成しているものが知られている。
また、特許文献1には、回路基板に切込み溝を形成し、回路基板に曲げ応力が加わっても、切込み溝から曲げ応力を逃がし、電子部品が回路基板へ接続されている接続部に応力が集中することを抑制し電子部品が回路基板より剥離することを防止するものが開示されている。また、特許文献2には、部品の破壊を防止するといった同様の目的で、回路基板にスリットを設けたものが開示されている。
特開平8−186142号公報 実開平5−95074号公報
しかし、比較的長手方向に長い形状の回路基板に、一文字型のスリット孔をその長手方向と同方向に形成されているものについては、スリット孔が回路基板に形成されていたとしても、回路基板が撓んで破損するといったことはほとんど起こることはないが、一文字型のスリット孔が回路基板の短手方向に形成されていると、回路基板が外部からの力により上下方向に撓むことにより、スリット孔に曲げ応力が局所的に集中することから、強い曲げ応力が加わると、回路基板が折れるなどして破損してしまうことがある。また、仮に、回路基板が破損しなかったとしても、回路基板に設けられている回路パターンが剥離したり、或いは、トランスなどの重量の重い電子部品を回路基板に実装して、半田付けによって回路パターンに取り付けられている状態においては、回路基板の撓みに伴って半田により取り付けられている接続部分が取れてしまうといった問題を有していた。
本発明は、上記課題を解決するものであり、回路基板に対して斜めに斜貫通孔を形成することにより、回路基板に撓ませようとする曲げ応力が作用した際に、曲げ応力を逃がし、回路基板の回路パターンや各種電子部品などに局所的に曲げ応力が集中することを軽減することで、反りなどの曲げ応力に強いと共に、回路基板に設けられている回路パターンや各種電子部品の耐剥離性を向上させた回路基板を備えた電子機器に関する。
本発明の請求項1の回路基板を備えた電子機器は、電子機器内に取り付けられているほぼ矩形の回路基板の表面に回路パターンを設け、この回路パターンに接続される各種電子部品を前記回路基板に実装し、この回路基板に斜めに配置したスリット状の複数の斜貫通孔を前記回路基板の短手方向に配列し、前記斜貫通孔の隣接端部同士は、前記回路基板の長手方向に重なる位置に配置したことを特徴とする。
請求項1の構成により、外的要因により回路基板が撓んだ際、回路基板の特定の部位に曲げ応力を局所的に集中させずに、複数配列された斜貫通孔の範囲に応力を集中させて曲げ応力を逃がすことができるから、回路基板は破損することなく電子機器内に保持される。また、回路基板の長手方向に重なるように斜貫通孔を配置したから、回路基板の短手方向に途切れないように斜貫通孔が配列されることになるので、回路基板の撓み時に、斜貫通孔が形成された範囲に、より一層応力を集中させて曲げ応力を逃がすことができる。
本発明の請求項2の回路基板を備えた電子機器は、請求項1記載の回路基板を備えた電子機器において、前記隣接端部の重なり幅を1〜3mm、好ましくは2mmに設定したことを特徴とする。
請求項2の構成により、回路基板に荷重が加わった際、その曲げ応力が斜貫通孔により吸収される。
本発明の請求項3の回路基板を備えた電子機器は、前記請求項1又は請求項2に記載の回路基板を備えた電子機器において、前記各種電子部品の内の1つは、前記回路パターンに接続する複数の接続端子が間隔をおいて並設され、前記回路パターンに前記接続端子を挿通する挿通孔を形成するとともに、この挿通孔が前記回路基板の長手方向に間隔を空けて2列に並設され、この挿通孔に挿通した接続端子間に前記斜貫通孔を形成したことを特徴とする。
請求項3の構成により、電子部品に設けられた2列の接続端子間に斜貫通孔を形成したことから、電子部品の重量によって回路基板が撓んだ際に、接続端子に曲げ応力が作用することを軽減する。これにより、強度的に弱い接続端子と回路パターンの接続部が破損することがない。
本発明の請求項4の回路基板を備えた電子機器は、電子機器内に取り付けられているほぼ矩形の回路基板の表面に回路パターンを設け、この回路パターンに接続される各種電子部品を前記回路基板に実装し、この回路基板に斜めに配置したスリット状の複数の斜貫通孔を前記回路基板の短手方向に配列し、前記各種電子部品の内の1つは、前記回路パターンに接続する複数の接続端子が間隔をおいて並設され、前記回路パターンに前記接続端子を挿通する挿通孔を形成するとともに、この挿通孔が前記回路基板の長手方向に間隔を空けて2列に並設され、この挿通孔に挿通した接続端子間に前記斜貫通孔を形成したことを特徴とする。
請求項4の構成により、電子部品に設けられた2列の接続端子間に斜貫通孔を形成したことから、電子部品の重量によって回路基板が撓んだ際に、接続端子に曲げ応力が作用することを軽減する。これにより、強度的に弱い接続端子と回路パターンの接続部が破損することがない。
本発明の請求項5の回路基板を備えた電子機器は、前記請求項3又は請求項4に記載の回路基板を備えた電子機器において、前記電子部品は、トランスであることを特徴とする。
請求項5の構成により、トランスは、鉄心や複数の巻き線を備え、例えば、抵抗やコンデンサなどの小型の電子部品に比べ非常に重量が重いもので、このような重量の重い電子部品を実装した回路基板の撓みを斜貫通孔により効果的に軽減できるから、回路基板からトランスが剥離することがない。
本発明の請求項1の回路基板を備えた電子機器によれば、電子機器内に取り付けられているほぼ矩形の回路基板の表面に回路パターンを設け、この回路パターンに接続される各種電子部品を前記回路基板に実装し、この回路基板に斜めに配置したスリット状の複数の斜貫通孔を前記回路基板の短手方向に配列し、前記斜貫通孔の隣接端部同士は、前記回路基板の長手方向に重なる位置に配置したので、斜貫通孔が回路基板の短手方向に途切れないように配列され曲げ応力を一層逃がし易くすることができ、輸送、落下などにより回路基板が撓んだ際に、故障することのない振動や衝撃に強い回路基板を備えた電子機器を提供することができる。
本発明の請求項2の回路基板を備えた電子機器は、前記請求項1記載の回路基板を備えた電子機において、前記隣接端部の重なり幅を1〜3mm、好ましくは2mmに設定したので、回路基板に荷重が加わった際、その曲げ応力が斜貫通孔によって効果的に吸収されることにより、回路パターンや各種電子部品の耐剥離性を向上することができる。
本発明の請求項3の回路基板を備えた電子機器は、前記請求項1又は請求項2に記載の回路基板を備えた電子機において、前記各種電子部品の内の1つは、前記回路パターンに接続する複数の接続端子が間隔をおいて並設され、前記回路パターンに前記接続端子を挿通する挿通孔を形成するとともに、この挿通孔が前記回路基板の長手方向に間隔を空けて2列に並設され、この挿通孔に挿通した接続端子間に前記斜貫通孔を形成したので、強度的に弱い接続端子と回路パターンの接続部が破損することがない。
本発明の請求項4の回路基板を備えた電子機器は、電子機器内に取り付けられているほぼ矩形の回路基板の表面に回路パターンを設け、この回路パターンに接続される各種電子部品を前記回路基板に実装し、この回路基板に斜めに配置したスリット状の複数の斜貫通孔を前記回路基板の短手方向に配列し、前記各種電子部品の内の1つは、前記回路パターンに接続する複数の接続端子が間隔をおいて並設され、前記回路パターンに前記接続端子を挿通する挿通孔を形成するとともに、この挿通孔が前記回路基板の長手方向に間隔を空けて2列に並設され、この挿通孔に挿通した接続端子間に前記斜貫通孔を形成したので、強度的に弱い接続端子と回路パターンの接続部が破損することがない。
本発明の請求項5の回路基板を備えた電子機器は、前記請求項3又は請求項4に記載の回路基板を備えた電子機器において、前記電子部品をトランスとしたので、このような重量の重い電子部品であっても、回路基板から剥離することを防止することができる。
以下、図1〜図4を参照しながら、本発明を実施するための最良の形態としての実施例を以下に説明する。もちろん、本発明は、その発明の趣旨に反しない範囲で、実施例において説明した以外の構成のものに対しても容易に適用可能なことは説明を要するまでもない。
図1は、テレビジョン受像機、DVD装置などの電子機器内に備えられている回路基板の一例を示す下面図であり、図2は回路基板に形成されている貫通孔を示す要部拡大図である。
本実施例における回路基板10は、その角部近傍にねじ孔11が形成されており電子機器1の外形を形成するキャビネット2の内側にネジ9などにより取り付け固定されている。この回路基板10の上面には、トランス20、抵抗、コンデンサなどの種々の電子部品などが実装されており、図1に示すように、回路基板10の下面のほぼ全周に亘って回路パターン12が形成されており、回路基板の材質は、紙フェノール、ガラス布などの合成樹脂などの弾性部材であり、その厚さを1.6mmとする薄型の長手方向に長い回路基板10である。なお、抵抗、コンデンサなどの各種電子部品は、本発明の要旨とはならないため、その図示を省略している。
回路基板10には、トランス20などの各種電子部品に設けられた接続端子21が挿通される挿通孔13が形成されており、この挿通孔13に接続端子21を挿通して、回路基板下面に設けられている回路パターン12に半田付けにより接続されて取り付けられている。
ところで、トランス20について詳しく説明すると、このトランス20は、回路基板10の長手方向のほぼ中央に設けられ、回路基板10上に実装されている電子部品の中では鉄心や複数の巻き線を構成することにより比較的大型、且つ重量の重い部品の1つであり、このトランス20から回路基板10側に突設する複数の接続端子21は、図1に示すように、回路基板10の長手方向に間隔を空けて並設する2列の接続端子21が設けられ、その接続端子21の挿入される位置に対応して回路基板10に設けられた挿通孔13も同様に2列に並列して形成されている。そして、挿通孔13に接続端子21を挿入した状態で回路パターン12に半田付けにより取り付けられている。なお、上記挿通孔13及び接続端子21の列は、回路基板10の長手方向と直交する、回路基板10の短手方向に長い列となるように配置されている。
また、トランス20と回路基板10との間には隙間があり、トランス20の下面の臨む位置であると共に、回路基板10の短手方向に位置するトランス20の中央に複数の斜貫通孔15が規則的に並べて形成されていて、上述した回路基板の長手方向に2列に間隔を空けて並設した挿通孔13に挿通した接続端子21間に斜貫通孔15を形成している。
本実施例における斜貫通孔15及び後述する貫通孔16の形状は、長手方向に細く回路基板10が撓んだ際に破損することがないように、その両端部15a、16aが同一形状の円弧状に形成されていて、これらの両端部15a、16aを直線状に結ぶようにしてなる楕円型に形成されている。なお、本実施例における貫通孔15,16の長手方向の長さは、5mm以上が望ましく、実際には10mmに形成されている。また、これら貫通孔15,16の幅は、0.7mm〜1.5mmが望ましく、実際には1.2mmとなっている。
また、各々の斜貫通孔15の端部15aは、その隣に配置されている斜貫通孔15や貫通孔16の端部15a、16aと、回路基板10の長手方向の直線上に重なるようにして配置されている。本実施例においては、重なるようにして配置した重複部aは、図2に示すように回路基板10の短手方向に1〜3mm程度重なるようにして配置し、複数の隣り合う斜貫通孔15a,15a、15a,16a同士の重複部aの間隔は、回路基板10の厚さ以上の間隔、すなわち、本実施例においては、1.6mm以上離すことで、薄型の回路基板10であっても、回路基板10の上下方向に曲げ応力が作用した際に、割れたりして破損しないようになっている。なお、重複部aの間隔は、1〜3mmにするのが望ましく、2mmにするのが最も望ましい。このように配置することにより、回路基板10への曲げ応力を、斜貫通孔15及び貫通孔16により効果的に吸収して逃がすことができるようになっている。
次に、上記構成に係るその作用について説明する。回路基板10にトランス20などの各種電子部品を実装する際に、電子機器1のキャビネット2の所定の位置に回路基板10の隅に形成されているねじ孔11にネジ9を締め込んで取り付ける。この場合、ネジ9を締め込み過ぎてしまうと、回路基板10に撓みが生じてしまう。また、自動車などによって運送されたりすると自動車の揺れなどに伴って、回路基板10への撓みが生じる。従って、回路基板10の短手方向に配列して、回路基板10に対し斜めの位置となる斜貫通孔15を回路基板10に形成したことで、回路基板10への曲げ応力が、回路基板10上に実装されている各種電子部品や回路パターン12に作用しないように、回路パターンなどの設けられてない回路基板10に形成されている斜貫通孔15に曲げ応力を集中させ、回路基板10への曲げ応力を斜貫通孔15から逃がし、回路基板10の撓みを効果的に緩和できる。なお、本実施例においては、図1に示すように、回路基板10に対して斜めに位置する斜貫通孔15を回路基板10の短手方向に規則的に並列しているが、図3に示す変形例のように、斜貫通孔15間に回路基板10の短手方向と同方向に細長い貫通孔16を設けても、上述した回路基板10と同様に回路基板10の撓みを効果的に緩和できる。従って、図5に示す従来例のように、回路基板100の短手方向と水平に、一文字型のスリット孔101を一本形成し、回路基板100が撓んだ際の曲げ応力が、このスリット孔101に沿って、曲げ応力が局所的に集中して破損するといったことなく回路基板10への曲げ応力を軽減することができるので、回路基板10に強い曲げ応力が加えられたとしても回路基板10が破損することを回避することができる。さらに、一般的に、回路基板10と導電性の有する回路パターン12との材質は異なることから、回路基板12が繰り返し撓んだりすると、回路基板10から回路パターン12が剥離(特にトランス20の接続端子21たるピンの根元からの剥離)することが多々あるが、回路基板10に外部からの曲げ応力が繰り返し作用したりしても、回路パターン12の配置されていない部位、本実施例においては、各種電子部品の内の1つであるトランス20から突設する2列に並ぶように設けられている接続端子21間に、斜貫通孔15や貫通孔16を設けたことで、回路基板10に設けられた回路パターン12や、回路パターン12に半田付けされている各種電子部品の接続部に、曲げ応力が集中することを回避することができるので、回路基板10から回路パターン12が剥離することを回避することができる。さらに、重複部aを回路基板10の長手方向と同じ方向にほぼ重なるように配置すると共に、比較的広範囲に複数の斜貫通孔15、貫通孔16を回路基板10の短手方向に規則的に配列したことから、回路基板10の短手方向の所定の範囲に、曲げ応力を集中させることができ、回路基板10の破損を防止することができる。従って、回路基板10を撓ませようとする曲げ応力が作用したとしても、回路基板10から回路パターン12が剥離することを確実に防止でき、回路基板10および回路パターン12が破損することを防止することができるので、このような回路基板10を備えた各種電子機器1は、故障を引き起こすことを回避することができる。
以上のように、本実施例における回路基板10を備えた電子機器1は、トランス20などの大型電子部品を回路基板10上に実装しても、回路基板10の撓みに対して強度的に強いとはいえない箇所への反りなどの曲げ応力の影響を、少なくとも斜貫通孔を形成したことで所望の位置から逃がして軽減できるので、反りなどの撓みに強いと共に回路基板10から回路パターン12が剥離することのない耐剥離性に優れた回路基板10を提供することができ、これらの回路基板10を備えた電子機器1が故障することを防止することができる。
また、実施例上の効果として、回路基板10の上下に貫通する斜貫通孔15および貫通孔16を複数形成したことから、通気性が向上するので、これら斜貫通孔15、貫通孔16上方に設けられているトランス20などの各種電子部品を、回路基板10に取り付ける際に生じる半田付けによる熱やガスを、貫通孔15,16から効果的に放熱することができる。
さらに、回路基板10の上下方向および水平方向のどちらに対しても回路基板10の強度を確保できるため、肉厚の薄い回路基板10にトランス20などの大型電子部品を搭載しても、反りや回路パターン12の剥離に強いと共に破損し難い強度的に優れた回路基板10を提供することができる。従って、輸送、落下などの振動や衝撃に対して強く故障することが回避できる回路基板10を備えた電子機器1を提供することができる。
なお、回路基板10に対して斜めに配置した斜貫通孔15間に回路基板10の短手方向に細長い貫通孔16を斜貫通孔15と交互に並列して設けているが、この貫通孔16も斜貫通孔15とほぼ同様の形状をなしており、図4に示すように、隣あう貫通孔16と斜貫通孔15の端部とは、回路基板10の長手方向に重複部aが1〜3mm程重なるように配置されており、この場合も上述した実施例と同様の効果を奏することができる。
以上、本発明の一実施例について詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、斜楕円孔15の形状を稲妻型としてもよい。また、回路基板10に対して斜めに傾斜して設けている斜貫通孔15の方向を全て同一方向に形成しなくてもよく、例えば、交互にその向きを変えるなど適宜変更が可能である。
本発明の電子機器内に備えられている回路基板を示す下面図である。 同上、回路基板に形成されている斜貫通孔を示す要部拡大図である。 他の実施例の電子機器内に備えられている回路基板を示す下面図である。 同上、回路基板を示す要部拡大図である。 従来例を示す、回路基板の平面図である。 従来例を示す、回路基板の平面図である。
符号の説明
1 電子機器
10 回路基板
12 回路パターン
13 挿通孔
15 斜貫通孔
15a,16a 端部
20 トランス(電子部品)
21 接続端子

Claims (5)

  1. 電子機器内に取り付けられているほぼ矩形の回路基板の表面に回路パターンを設け、この回路パターンに接続される各種電子部品を前記回路基板に実装し、この回路基板に斜めに配置したスリット状の複数の斜貫通孔を前記回路基板の短手方向に配列し、前記斜貫通孔の隣接端部同士は、前記回路基板の長手方向に重なる位置に配置したことを特徴とする回路基板を備えた電子機器。
  2. 前記隣接端部の重なり幅を1〜3mm、好ましくは2mmに設定したことを特徴とする請求項1記載の回路基板を備えた電子機器。
  3. 前記各種電子部品の内の1つは、前記回路パターンに接続する複数の接続端子が間隔をおいて並設され、前記回路パターンに前記接続端子を挿通する挿通孔を形成するとともに、この挿通孔が前記回路基板の長手方向に間隔を空けて2列に並設され、この挿通孔に挿通した接続端子間に前記斜貫通孔を形成したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の回路基板を備えた電子機器。
  4. 電子機器内に取り付けられているほぼ矩形の回路基板の表面に回路パターンを設け、この回路パターンに接続される各種電子部品を前記回路基板に実装し、この回路基板に斜めに配置したスリット状の複数の斜貫通孔を前記回路基板の短手方向に配列し、前記各種電子部品の内の1つは、前記回路パターンに接続する複数の接続端子が間隔をおいて並設され、前記回路パターンに前記接続端子を挿通する挿通孔を形成するとともに、この挿通孔が前記回路基板の長手方向に間隔を空けて2列に並設され、この挿通孔に挿通した接続端子間に前記斜貫通孔を形成したことを特徴とする回路基板を備えた電子機器。
  5. 前記電子部品は、トランスであることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の回路基板を備えた電子機器。
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