JP3872562B2 - 通過車両チェック装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、有料道路に設けられたバリアなどにおける通過車両の走行形態のチェックを行う通過車両チェック装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、高速道路網の発達にともない、取り得る走行形態が多様化している。
すなわち、高速道路がループ状につながったことにより、図4(a)に示すような迂回走行や、図4(b)に示すような周回走行のような異常走行が可能となっている。
そこで、適切な位置にバリアを設置し、車両の走行経路を監視することが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、バリアにおいては従来、入口インタからバリアまでに要した時間に基づいて、一定時間以上を要していた場合に異常走行があったと推定しているのみであり、確実性が乏しい。
【0004】
本発明はこのような事情を考慮してなされたものであり、その目的とするところは、迂回走行や周回走行を確実に検知し、係員に適切な処置を行わせることを可能とすることができる通過車両チェック装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
以上の目的を達成するために請求項1に記載の本発明は、有料道路に設置されたバリアにおける通過車両の走行形態のチェックを行う通過車両チェック装置において、前記有料道路の入口のそれぞれに対して、その入口から入路して前記バリアを通過する車両の走行形態が迂回走行となるか否かを示すべく、インタ番号及び迂回フラグの情報が設定された迂回走行テーブルと、通行券から抽出した通行券情報により通過車両が入路した入口を判定する入口判定手段と、この入口判定手段により判定された前記入路した入口に対して前記迂回走行テーブルの前記迂回フラグにて迂回走行であることが示されているか否かに基づいて迂回走行がなされたか否かを判定する迂回走行判定手段と、この迂回走行判定手段により迂回走行がなされたと判定された場合に、迂回走行である旨を係員に対して報知するための迂回走行報知手段と、を具備したことを特徴とする。
【0006】
このような手段を講じたことにより、通過車両が入路した入口および迂回走行テーブルの迂回フラグに基づいて迂回走行がなされたか否かが自動判定され、迂回走行がなされていた場合にはその旨が係員に対して報知される。従って、迂回走行に対する処置を係員に確実に行わせることが可能となる。
【0007】
また上記目的を達成するために請求項2に記載の本発明は、前記請求項1に記載の発明に加えて例えば新券発行処理手段などの通行券発行手段を備え、前記迂回走行判定手段により迂回走行がなされたと判定された場合に、迂回走行であることを判別可能な所定の通行券を前記通行券発行手段により発行するようにした。
【0008】
このような手段を講じたことにより、迂回走行が行われたことを出口において認識させることが可能な新たな通行券が自動的に発行される。従って、迂回走行分を考慮した料金徴収を出口にて行わせることができ、しかも、このような通行券の発行のために係員の作業が複雑となってしまうことがない。
【0009】
また上記目的を達成するために請求項3に記載の本発明は、有料道路に設置されたバリアにおける通過車両の走行形態のチェックを行う通過車両チェック装置において、前記有料道路の入口のそれぞれに対して、その入口から入路して前記バリアを通過する車両の走行形態が周回走行となるか否かを示すべく、インタ番号及び周回フラグの情報が設定された周回走行テーブルと、通行券から抽出した通行券情報により通過車両が入路した入口を判定する入口判定手段と、この入口判定手段により判定された前記入路した入口に対して前記周回走行テーブルの前記周回フラグにて周回走行であることが示されているか否かに基づいて周回走行がなされたか否かを判定する周回走行判定手段と、この周回走行判定手段により周回走行がなされたと判定された場合に、周回走行である旨を係員に対して報知するための周回走行報知手段と、を具備したことを特徴とする。
【0010】
このような手段を講じたことにより、通過車両が入路した入口および周回走行テーブルの周回フラグに基づいて周回走行がなされたか否かが自動判定され、周回走行がなされていた場合にはその旨が係員に対して報知される。従って、迂回走行に対する処置を係員に確実に行わせることが可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の一実施形態につき説明する。
図1は本実施形態に係る通過車両チェック装置を適用してなるバリア管理システムの要部構成を示す機能ブロック図である。
【0012】
この図に示すように本実施形態のバリア管理システムは、通行券処理機1、車線制御装置2およびデータ処理装置3を有している。
通行券処理機1および車線制御装置2は、ケーブルによって互いに接続された状態で、高速道路に設けられたバリアのブースに設置される。なお、図示は省略しているが、バリアに形成された複数車線のそれぞれのブースに対して、通行券処理機1および車線制御装置2が一対ずつ設置される。
【0013】
データ処理装置3は、バリアの事務所などに設置されるものであり、LAN回線などの通信回線を介して、バリアに設置された全ての車線制御装置2に接続されている。
【0014】
通行券処理機1は、当該システムと係員との間のマンマシンインタフェース処理を行うものであって、通行券処理制御部11に、通行券読取発行部12、表示部13および操作部14を接続して構成されており、かつ通行券処理制御部11が車線制御装置に接続されている。
【0015】
通行券処理制御部11は、通行券読取発行部12、表示部13および操作部14の制御および各部からの情報取込みを行うことでマンマシンインタフェース処理を実現するものである。
【0016】
通行券読取発行部12は、係員によって挿入された通行券に磁気記録された通行券情報を読み取って通行券処理制御部11に与えるとともに、通行券処理制御部11の制御の下に新たな通行券の発行を行う。
【0017】
表示部13は、例えば液晶表示器などを用いてなり、有効券処理制御部11の制御の下に、係員に通知するための各種の情報を可視表示する。
操作部14は、例えば表示部13の表示画面に重ねて設けたタッチパネルなどを用いてなり、係員の指示操作を受付け、その内容を通行券処理制御部11に対して与えるものである。
【0018】
ところで通行券処理制御部11は、例えばマイクロプロセッサを主体としてなり、ソフトウエア処理によって上記マンマシンインタフェース処理を実現するための各種の処理を行うものであって、周知の一般的な動作を実現するための処理を行う制御手段に加えて、迂回/周回表示手段11aおよび新券発行処理手段11bを有している。このうち迂回/周回表示手段11aは、車線制御装置2からの指示の下に、迂回走行または周回走行が行われた旨を係員に通知するための表示を表示部13にて行うための処理を行うものである。また新券発行処理手段11bは、車線制御装置2にて迂回走行であると判定された車両の乗員に対して渡すべき通行券を新たに発行するための処理を行うものである。
【0019】
一方、車線制御装置2は、通行券処理機1において取得された各種の情報を取込み、これに基づいてバリアを通過する車両の走行形態のチェックを行うものであって、車線管理制御部21にメモリ部22および伝送部23を接続して構成されており、かつ車線管理制御部21が通行券処理制御部11に接続されている。
【0020】
車線管理制御部21は、通行券処理機1から通行券情報を受け、その通行券情報が記録されていた通行券を所持してきた通過車両が異常走行をしているか否かの判定を行うものである。
【0021】
メモリ部22は、例えばRAMなどからなり、車線管理制御部21が各種の処理を行う上で必要な各種の情報を記憶しておくためのものである。そしてこのメモリ部22の一部領域には、バリア時間テーブル22aが設定されている。バリア時間テーブル22aは、インタチェンジに固有のインタ番号に対応付けて、そのインタチェンジから入路した車両の走行形態を判定するための情報が設定されたものであって、例えば図2に示すようなものとなっている。
なお図2において、バリア時間テーブル22aには、従来の、入路時刻と現在時刻との差、すなわち入路してからバリアに到達するまでの所要時間に基づいて異常走行の有無を判定するための基準時間である「時間A」および「時間B」もそのまま残しているが、「迂回/周回フラグ」に基づく通過車両チェック装置では使用しない。なお、所要時間が「時間A」を上回っていた場合が「異常有り」を示し、また所要時間が「時間B」を上回っていた場合が「異常の疑い有り」を示す。「ダミー」の領域は未使用である。
「迂回/周回フラグ」は、迂回走行や周回走行の有無を示すものであり、「010」が「迂回走行有り」、「100」が「周回走行有り」、そして「000」が「迂回/周回のいずれも無し」をそれぞれ示すものとなっている。このバリア時間テーブル22aの内容は、下り線用と上り線用とで異なる。
インタ番号抽出手段21aは、通行券処理制御部11から与えられる通行券情報から入路したインタチェンジのインタ番号(入口インタ番号)を抽出するものである。
迂回/周回判定手段21bは、インタ番号抽出手段21aにより抽出された入口インタ番号とバリア時間テーブル22aの情報とに基づいて迂回走行または周回走行の有無を判定するものである。
このように、バリアと各インタチェンジとの位置関係を考慮して、そのインタチェンジから入路した車両の走行形態が迂回走行となるインタチェンジのインタ番号に対応する迂回フラグをON設定しておくことにより、そのような迂回走行を行った車両の乗員に与えられていた通行券のチェックの際に、当該車両が迂回走行をしたものであることを確実に判定する。
また、バリアと各インタチェンジとの位置関係を考慮して、そのインタチェンジから入路した車両の走行形態が周回走行となるインタチェンジのインタ番号に対応する周回フラグをON設定しておくことにより、そのような周回走行を行った車両の乗員に与えられていた通行券のチェックの際に、当該車両が周回走行をしたものであることを確実に判定する。
【0022】
伝送部23は、車線管理制御部21で発生する各種の情報をリアルタイムでデータ処理装置3へと送信する。
ところで車線管理制御部21は、例えばマイクロプロセッサを主体としてなり、ソフトウエア処理によって通過車両の走行状態の判定処理を実現するための各種の処理を行うものであって、周知の一般的な動作を実現するための処理を行う制御手段に加えて、インタ番号抽出手段21aおよび迂回/周回判定手段21bを有している。
【0023】
このうち、インタ番号抽出手段21aは、通行券処理制御部11から与えられる通行券情報から入路したインタチェンジのインタ番号(入口インタ番号)を抽出するものである。迂回/周回判定手段21bは、インタ番号抽出手段21aにより抽出された入口インタ番号とバリア時間テーブル22aの情報とに基づいて迂回走行または周回走行の有無を判定するものである。
【0024】
さて、データ処理装置3は、各車線制御装置2で発生した各種の情報をリアルタイムで収集・保管するとともに、必要に応じて集計などを行うものであり、データ処理制御部31に、伝送部32、大容量記憶部33、表示部34、操作部35および印字部36を接続して構成されている。
【0025】
データ処理制御部31は、例えばマイクロプロセッサを主体としてなり、各車線制御装置2で発生した各種の情報の収集・保管に関する処理や、その収集した情報の集計処理、車線制御装置2からの収集情報や集計情報などの出力処理を各部を制御しながら行うものである。
【0026】
伝送部32は、車線制御装置2の伝送部23から送信される情報を受信してデータ処理制御部31に与えるとともに、データ処理制御部31から車線制御装置2に与えるために出力される情報を車線制御装置2に向けて送信するものである。
【0027】
大容量記憶部33は、例えばハードディスク装置などを用いてなり、収集情報や集計情報などを保持しておくものである。この大容量記憶装置33には、バリア時間テーブルの情報も記憶されており、車線制御装置2のメンテナンスなどによってメモリ部22からバリア時間テーブル22aの情報が消失した場合には、大容量記憶装置33に記憶された情報を用いて再設定がなされる。またバリア時間テーブルの情報を更新する場合にも、大容量記憶装置33に記憶された情報の更新を行い、その更新後の情報を用いて各車線制御装置2のバリア時間テーブル22aの再設定を行うことで各車線制御装置2のバリア時間テーブル22aの情報を更新することができるものとなっている。
【0028】
表示部34は、CRTディスプレイなどを用いてなり、収集情報や集計情報を可視表示するためのものである。
操作部35は、キーボードなどよりなり、収集情報や集計情報の管理に関する各種の指示操作を行うためのものである。
【0029】
印字部36は、収集情報や集計情報を帳票として印字出力するものである。
次に以上のように構成されたバリア管理システムの動作につき説明する。なおここでは、迂回走行および周回走行の監視に関する処理のみに着目し、従来より行われている他の処理については説明を省略する。
【0030】
まず、通行券読取発行部12に通行券が挿入されたことに応じて、通行券処理制御部11が図3に示すような通行券処理を開始する。そして通行券処理制御部11は通行券処理を開始するとまず、通行券情報の読取りを通行券読取発行部12に行わせ(ステップST11)、これにより得られた通行券情報を車線制御装置2へと与える(ステップST12)。
【0031】
車線管理制御部21は通行券情報を受けたことに応じて図3に示すような通行券処理を開始する。そして車線管理制御部21は通行券処理を開始するとまず、受けた通行券情報からインタ番号抽出手段21aにより入口インタ番号を抽出し(ステップST21)、その入口インタ番号にバリア時間テーブル22aにて対応付けられた情報を確認する(ステップST22)。続いて車線管理制御部21は、バリア時間テーブル22aの情報を確認した結果、迂回フラグおよび周回フラグのいずれかがONとなっているか否かの判断を行う(ステップST23およびステップST24)。
【0032】
ここで、迂回/周回フラグが「000」であったとすれば、車線管理制御部21は、バリア番号や通過時刻などを示す所定のバリア情報を作成し、このバリア情報の通行券への書込みを通行券処理制御部11に対して指示する(ステップST25)。
【0033】
これに対して、迂回/周回フラグが「100」であり、周回フラグがONとなっていたとすれば、周回表示の実施を通行券処理制御部11に対して指示する (ステップST26)。
【0034】
また、迂回/周回フラグが「010」であり、迂回フラグがONとなっていたとすれば、迂回表示の実施を通行券処理制御部11に対して指示する(ステップST27)。なお、以上のステップST22乃至ステップST27の処理は、迂回/周回判定手段21bによりなされる。
【0035】
ところで、通行券処理制御部11は、ステップST12にて通行券情報の車線制御部2への出力を行ったのちには、バリア情報の書込み指示、周回表示指示および迂回表示指示のいずれかが車線管理制御部21から与えられるのを待ち受ける(ステップST13乃至ステップST15)。
【0036】
従って、上述のようにバリア情報の書込み指示が与えられたならば、通行券処理制御部11は通行券読取発行部12を動作させて車線管理制御部21から与えられるバリア情報を通行券に書き込む(ステップST16)。
【0037】
これに対して、上述のように周回表示指示が与えられたならば、通行券処理制御部11は迂回/周回表示手段11aにより、表示部13を駆動して、周回走行が行われたことを係員に通知するための所定の周回表示を行う(ステップST17)。
【0038】
また、上述のように迂回表示指示が与えられたならば、通行券処理制御部11は迂回/周回表示手段11aにより、表示部13を駆動して、迂回走行が行われたことを係員に通知するための所定の迂回表示を行う(ステップST18)。そしてこの時には、通行券処理制御部11は新券発行処理手段11bにより、迂回走行がなされていることを示すために磁気記録における入口インタ番号を「000」とするとともに、印字では本来の入口インタ番号を示した通行券を通行券読取発行部12に発行させる(ステップST19)。
【0039】
このように本実施形態によれば、バリアと各インタチェンジとの位置関係を考慮して、そのインタチェンジから入路した車両の走行形態が迂回走行となるインタチェンジのインタ番号に対応する迂回フラグをON設定しておくことにより、そのような迂回走行を行った車両の乗員に与えられていた通行券のチェックの際に、当該車両が迂回走行をしたものであることを確実に判定することができる。そして、迂回走行が行われた旨を表示部13での表示によって係員に確実に知らせることができ、迂回走行に対する適切な処置を行わせることができる。
【0040】
なお、迂回走行が行われた場合の処置は高速道路の管理者によって任意に決められるものであるが、例えば迂回走行がなされていることを示すために磁気記録における入口インタ番号を「000」とするとともに、印字では本来の入口インタ番号を示した新たな通行券を、迂回走行を行った車両の乗員に渡し、バリアを通過させる。そして出口において、磁気記録における入口インタ番号が「000」であることから異常走行を判定し、料金所事務所にて走行経路に応じた料金を係員が手取徴収する。
【0041】
ここで本実施形態では、迂回走行が行われたと判定した場合には、迂回走行がなされていることを示すために磁気記録における入口インタ番号を「000」とするとともに、印字では本来の入口インタ番号を示した新たな通行券を自動的に発行するようにしている。従って、迂回走行に対して上述のような処置を行う場合に、新券の発行のために係員が複雑な指示操作を行う必要がなく、係員の作業負担を軽減することができるとともに、誤った処置が行われることを防止することができる。
【0042】
また本実施形態によれば、バリアと各インタチェンジとの位置関係を考慮して、そのインタチェンジから入路した車両の走行形態が周回走行となるインタチェンジのインタ番号に対応する周回フラグをON設定しておくことにより、そのような周回走行を行った車両の乗員に与えられていた通行券のチェックの際に、当該車両が周回走行をしたものであることを確実に判定することができる。そして、周回走行が行われた旨を表示部13での表示によって係員に確実に知らせることができ、周回走行に対する適切な処置を行わせることができる。
【0043】
なお、周回走行が行われた場合の処置は高速道路の管理者によって任意に決められるものであるが、例えばバリア事務所にてこれまでの走行経路に応じた料金を係員が手取徴収した上で、最寄りのインタチェンジを入口インタとした通行券を乗員に渡し、バリアから出口までの通行料金を出口にて別途徴収させる。
【0044】
なお本発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば上記実施形態では、迂回走行または周回走行である旨を係員に対して報知するために、表示部13にて可視表示を行うものとしているが、警報音、音声、発光、振動などの他の手段により報知を行うようにしても良いし、またはそれらを組み合わせて用いるようにしても良い。
このほか、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形実施が可能である。
【0045】
【発明の効果】
本発明によれば、有料道路に設置されたバリアにおける通過車両の走行形態のチェックを行う通過車両チェック装置において、前記有料道路の入口のそれぞれに対して、その入口から入路して前記バリアを通過する車両の走行形態が迂回走行または周回走行となるか否かを示すべく、インタ番号及び迂回フラグを有する迂回走行テーブルまたは周回フラグの情報が設定された周回走行テーブルと、通行券から抽出した通行券情報により通過車両が入路した入口を判定する入口判定手段と、この入口判定手段により判定された前記入路した入口に対して前記迂回走行テーブルの前記迂回フラグまたは前記周回走行テーブルの前記周回フラグにて迂回走行または周回走行であることが示されているか否かに基づいて迂回走行または周回走行がなされたか否かを判定する迂回走行判定手段または周回走行判定手段と、この迂回走行判定手段または前記周回走行判定手段により迂回走行または周回走行がなされたと判定された場合に、迂回走行または周回走行である旨を係員に対して報知するための迂回走行報知手段または周回走行報知手段と、を具備したので、通過車両が入路した入口および迂回走行テーブルの迂回フラグまたは周回走行テーブルの周回フラグに基づいて、迂回走行や周回走行を確実に検知し、係員に適切な処置を行わせることを可能とすることができる通過車両チェック装置となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る通過車両チェック装置を適用してなるバリア管理システムの要部構成を示す機能ブロック図。
【図2】図1中のバリア時間テーブル22aに設定される情報の一例を模式的に示す図。
【図3】通行券処理に係る通行券処理制御部11および車線管理制御部21の処理手順を示すフローチャート。
【図4】迂回走行や周回走行となる走行形態の一例を模式的に示す図。
【符号の説明】
1…通行券処理機
11…通行券処理制御部
11a…迂回/周回表示手段
11b…新券発行処理手段
12…通行券読取発行部
13…表示部
14…操作部
2…車線制御装置
21…車線管理制御部
21a…インタ番号抽出手段
21b…迂回/周回判定手段
22…メモリ部
23…伝送部
3…データ処理装置
31…データ処理制御部
32…伝送部
33…大容量記憶部
34…表示部
35…操作部
36…印字部
Claims (3)
- 有料道路に設置されたバリアにおける通過車両の走行形態のチェックを行う通過車両チェック装置において、
前記有料道路の入口のそれぞれに対して、その入口から入路して前記バリアを通過する車両の走行形態が迂回走行となるか否かを示すべく、インタ番号及び迂回フラグの情報が設定された迂回走行テーブルと、
通行券から抽出した通行券情報により通過車両が入路した入口を判定する入口判定手段と、
この入口判定手段により判定された前記入路した入口に対して前記迂回走行テーブルの前記迂回フラグにて迂回走行であることが示されているか否かに基づいて迂回走行がなされたか否かを判定する迂回走行判定手段と、
この迂回走行判定手段により迂回走行がなされたと判定された場合に、迂回走行である旨を係員に対して報知するための迂回走行報知手段と、を具備したことを特徴とする通過車両チェック装置。 - 前記迂回走行判定手段により迂回走行がなされたと判定された場合に、迂回走行であることを判別可能な所定の通行券を発行する通行券発行手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の通過車両チェック装置。
- 有料道路に設置されたバリアにおける通過車両の走行形態のチェックを行う通過車両チェック装置において、
前記有料道路の入口のそれぞれに対して、その入口から入路して前記バリアを通過する車両の走行形態が周回走行となるか否かを示すべく、インタ番号及び周回フラグの情報が設定された周回走行テーブルと、
通行券から抽出した通行券情報により通過車両が入路した入口を判定する入口判定手段と、
この入口判定手段により判定された前記入路した入口に対して前記周回走行テーブルの前記周回フラグにて周回走行であることが示されているか否かに基づいて周回走行がなされたか否かを判定する周回走行判定手段と、
この周回走行判定手段により周回走行がなされたと判定された場合に、周回走行である旨を係員に対して報知するための周回走行報知手段と、を具備したことを特徴とする通過車両チェック装置。
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