JP3871487B2 - フレキシブル多層配線基板及びその製造方法 - Google Patents

フレキシブル多層配線基板及びその製造方法 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車載用あるいは家庭用電気機器等の薄型パネルスイッチ等に用いられるシート状スイッチ等の構造に適用されるフレキシブル多層配線基板及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のフレキシブル多層配線基板及びその製造方法をその断面図を表す図12に基づいて説明する。
従来のフレキシブル多層配線基板は、主に平板状の第一フレキシブル配線基板110と平板状の第二フレキシブル配線基板120とが接着層130で接合され、非接着面には、それぞれ第一フレキシブル配線基板110側に第一の導電パターン111と、第二フレキシブル配線基板120側に第二の導電パターン121が設けられた構成になっている。そして、第一フレキシブル配線基板110には貫通孔113が形成されると共に、第二フレキシブル配線基板120には貫通孔113に対向する貫通孔123が形成されて互いに連通した状態になっており、その内壁に金メッキが設けられて第一の導電パターン111と第二の導電パターン121とが導通している。
【0003】
前記第一フレキシブル配線基板110は、ポリイミドからなる平板状のフィルム基板からなり、裏面には銅箔からなる第一の導電パターン111がエッチングにて設けられている。この第一の導電パターン111には積層するように金メッキ112が電解メッキにより設けられている。前記第二フレキシブル配線基板120も同様にポリイミドからなる平板状のフィルム基板からなり、表面には銅箔からなる第二の導電パターン121がエッチングにて設けられている。この第二の導電パターン121には積層するように金メッキ122が電解メッキにより設けられている。
【0004】
そして、第一フレキシブル配線基板110と第二フレキシブル配線基板120はその間に設けられた接着層130により接着接合されている。この時、貫通孔113と123が対向すると共に、連通する状態になっている。この貫通孔113,123の内壁には金メッキ140が設けられており、貫通孔113,123の非接着面側の周囲にも張出している。この金メッキ140により、第一の導電パターン111と第二の導電パターン121が導通している。
【0005】
従来のフレキシブル多層配線基板は、第一フレキシブル配線基板110に第一の導電パターン111をエッチングにより所望の形状に形成し、電解メッキにより金メッキ112を積層し、その後貫通孔113をプレスにより打ち抜き加工する。第二フレキシブル配線基板120も同様に第二の導電パターン121と、金メッキ122と、貫通孔123とを形成する。その後、少なくとも一方の配線基板に接着層130を印刷等の所望の手段で設け、両配線基板を貼り合わせる。しかる後、連通状態にある貫通孔113,123の内壁に電解メッキ等により金メッキ140を施して、第一の導電パターン111と第二の導電パターン121を導通させる。そして、従来のフレキシブル多層配線基板が完成する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のフレキシブル多層配線基板及びその製造方法は、第一,第二の導電パターン111,121をエッチングにより形成して、電解メッキにより第一,第二の導電パターン111,121に金メッキ112,122を積層すると共に、貫通孔113,123にも金メッキを施すため、工程が複雑な上に、金メッキを使用することからコストが増大するという問題を有していた。
また、貫通孔113,123の内壁に金メッキ140を施すため、その付着状態によっては、第一,第二の導電パターン111,121の導通の信頼性に問題を起こす場合があった。
【0007】
上記問題を解決するため、本発明は配線基板の積層とその製造方法とに特徴を設け、製造工程が簡便であると共に量産性が良好で、かつ安価で、さらに接続の信頼性を高めることをその目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記問題を解決するため本発明のフレキシブル多層配線基板は、第一フレキシブル配線基板及び第二フレキシブル配線基板が接着接合され、前記第一フレキシブル配線基板及び第二フレキシブル配線基板の非接着面にそれぞれ設けられた第一の導電パターンと第二の導電パターンとが互いに導通してなり、
前記第一フレキシブル配線基板には貫通孔が形成されると共に、前記第二フレキシブル配線基板には前記第一フレキシブル配線基板の貫通孔に対向する貫通孔が形成され、
前記第一フレキシブル配線基板の貫通孔には、前記第一の導電パターンと導通する第一の導電材が導電ペーストを塗布することにより充填されていると共に、前記第二フレキシブル配線基板の貫通孔には、前記第一の導電材及び第二の導電パターンと導通する第二の導電材が第二フレキシブル配線基板の非接着面側から導電ペーストを塗布することにより充填され、前記第一フレキシブル配線基板の貫通孔の前記接着面側及びその周囲に、前記第一の導電材と第二の導電材とに導通する接続部が設けられる構成とした。
【0009】
また第二の解決手段として、本発明のフレキシブル多層配線基板は、前記の構成において、前記第二フレキシブル配線基板に形成された貫通孔は、前記第一フレキシブル配線基板に形成された貫通孔よりも大径としてなる構成とした。
また第三の解決手段として、本発明のフレキシブル多層配線基板は、前記の構成において、前記第二フレキシブル配線基板の貫通孔における前記非接着面側の周囲には前記第二の導電パターンと導通する接続部が設けられ、該接続部には前記第二の導電材が積層状に設けられると共に、該第二の導電材はその表面が前記貫通孔の一部を被覆してなるように塗布することにより充填されている構成とした。
【0010】
また第四の解決手段として、本発明のフレキシブル多層配線基板は、前記の構成において、前記第二フレキシブル配線基板の貫通孔は長孔状に形成され、前記第二の導電材はその表面形状が円形状となるように印刷により前記貫通孔に充填されている構成とした。
【0011】
また第の解決手段として、本発明のフレキシブル多層配線基板は、前記の構成において、前記第一フレキシブル配線基板と第二フレキシブル配線基板の前記接着面には、前記各貫通孔及び接続部を除いてそれぞれレジスト層が形成され、前記レジスト層の間には接着層が設けられ、該接着層により前記第一フレキシブル配線基板と第二フレキシブル配線基板が接合された構成とした。
また第の解決手段として、本発明のフレキシブル多層配線基板は、前記の構成において、前記レジスト層は、塩化ビニルを主成分としたプラスチゾルにて構成すると共に、前記接着層は、塩化ビニルあるいは塩化ビニルと酢酸ビニルとの共重合体を主成分とするプラスチゾルにて構成した。
【0012】
また第の解決手段として、本発明のフレキシブル多層配線基板の製造方法は、第一フレキシブル配線基板及び第二フレキシブル配線基板が接着接合され、前記第一フレキシブル配線基板及び第二フレキシブル配線基板の非接着面にそれぞれ設けられた第一の導電パターンと第二の導電パターンとが互いに導通してなり、(a)前記第一フレキシブル配線基板に、貫通孔を形成する工程、(b)この貫通孔に導電ペーストを塗布することにより充填すると共に、乾燥して第一の導電材を設ける工程、(c)前記第一の導電材と導通する前記第一の導電パターンを設ける工程を任意の順序で有する工程Aと、
前記工程Aの前後又は同時に、(d)前記第二フレキシブル配線基板に、前記第二の導電パターンを設ける工程、(e)前記第二フレキシブル配線基板に、前記第一フレキシブル配線基板の貫通孔に対応する貫通孔を形成する工程を任意の順序で有する工程Bと、
前記工程A又は工程Bの後に、(f)前記第一フレキシブル配線基板及び第二フレキシブル配線基板を接着接合する工程、(g)前記工程(f)の後に、前記第二フレキシブル配線基板の貫通孔に、前記第一の導電材と第二の導電パターンとに導通するように、前記非接着面側から導電ペーストを塗布することにより充填すると共に、乾燥して第二の導電材を設ける工程を有する工程Cとを有する構成とした。
【0013】
また第の解決手段として、本発明のフレキシブル多層配線基板の製造方法は、前記構成において、前記第一フレキシブル配線基板の貫通孔に充填される前記導電ペーストを両面側から塗布した構成とした。
また第の解決手段として、本発明のフレキシブル多層配線基板の製造方法は、前記構成において、前記工程Bにおいて、工程(d)と同時に前記第二フレキシブル配線基板の貫通孔における前記非接着面側の周囲に前記第二の導電パターンと導通する接続部を設ける工程を有する構成とした。
【0014】
また第の解決手段として、本発明のフレキシブル多層配線基板の製造方法は、前記構成において、前記第二フレキシブル配線基板の貫通孔に充填される前記導電ペーストを、前記接続部と前記貫通孔の一部を露出させた円形のマスクを用いてスクリーン印刷により塗布した構成とした。
【0015】
また第十一の解決手段として、本発明のフレキシブル多層配線基板の製造方法は、前記構成において、前記工程Aにおいて、少なくとも工程(c)の後に、前記貫通孔を除いて、少なくとも前記第一フレキシブル配線基板の接着面側にレジスト層を印刷形成する工程と、前記工程Bにおいて、少なくとも工程(d)の後に、前記貫通孔及び接続部を除いて、少なくとも前記第二フレキシブル配線基板の接着面側にレジスト層を印刷形成する工程と、前記工程A及びBの少なくとも前記レジスト層を印刷形成する工程の後に、前記第一フレキシブル配線基板と第二フレキシブル配線基板の少なくとも一方のレジスト層上に接着層を印刷形成する工程とを有する構成とした。
また第十二の解決手段として、本発明のフレキシブル多層配線基板の製造方法は、前記構成において、前記工程Aにおいて、工程(b)の前あるいは後に、前記フレキシブル配線基板の貫通孔における接着面側の周囲に前記第一の導電材と導通される接続部を設ける工程を有し、少なくとも該工程の後に、前記接続部を除いて前記レジスト層が前記第一フレキシブル配線基板に印刷される構成とした。
【0016】
また第十三の解決手段として、本発明のフレキシブル多層配線基板の製造方法は、第一フレキシブル配線基板及び第二フレキシブル配線基板が接着接合され、前記第一フレキシブル配線基板及び第二フレキシブル配線基板の非接着面にそれぞれ設けられた第一の導電パターンと第二の導電パターンとが互いに導通してなり、前記第一フレキシブル配線基板及び第二フレキシブル配線基板の接着面側にはレジスト層がそれぞれ形成され、該レジスト層の間には接着層が設けられ、
(a)前記第一フレキシブル配線基板に、貫通孔を形成する工程、(b)この貫通孔に導電ペーストを両面側から塗布することによって充填すると共に、乾燥して第一の導電材を設ける工程、(c)前記第一の導電材と導通する前記第一の導電パターンを設ける工程、(d)前記第一フレキシブル配線基板の貫通孔おける前記接着面側の周囲に前記第一の導電材に導通する接続部を設ける工程、(e)少なくとも工程(c)及び(d)の後に、前記貫通孔及び接続部を除いて、少なくとも接着面側に塩化ビニルを主成分としたプラスチゾルにて構成された前記レジスト層を印刷形成する工程を有する工程Aと、
前記工程Aの前後又は同時に、(f)前記第二フレキシブル配線基板に、前記第二の導電パターンを設ける工程、(g)工程(f)と同時に前記第二フレキシブル配線基板の貫通孔における前記非接着面側の周囲に前記第二の導電パターンと導通する接続部を設ける工程、(h)前記第二フレキシブル配線基板に、前記第一フレキシブル配線基板の貫通孔に対応する貫通孔を形成する工程、
(i)少なくとも工程(f)及び(g)の後に、前記貫通孔及び接続部を除いて、少なくとも接着面側に塩化ビニルを主成分としたプラスチゾルにて構成された前記レジスト層を印刷形成する工程を有する工程Bと、
前記工程A及びBにおける、少なくとも前記レジスト層を印刷形成する工程(e)及び(i)の後に、前記第一フレキシブル配線基板と第二フレキシブル配線基板の少なくとも一方のレジスト層上に塩化ビニルあるいは塩化ビニルと酢酸ビニルとの共重合体を主成分とするプラスチゾルにて構成された前記接着層を印刷形成する工程Cと、
前記工程Aと工程Bと工程Cの後に、(j)前記第一フレキシブル配線基板及び第二フレキシブル配線基板を前記接着層により接合する工程、(k)前記工程(j)の後に、前記第二フレキシブル配線基板の貫通孔に、前記第一の導電材と第二の導電パターンとに導通するように、前記非接着面側から導電ペーストを前記接続部と前記貫通孔の一部とを露出するようにスクリーン印刷により塗布することにより充填すると共に、乾燥して第二の導電材を設ける工程を有する工程Dとを有する構成とした。
【0017】
本発明のフレキシブル多層配線基板を、車載用、例えばカーナビゲーションのモニター等のパネルスイッチに使用されるシート状スイッチに適用される場合を例にして、図面を用いて詳細に説明する。まず、本発明の多層配線基板の構成、使用状態について説明し、その後、該多層配線基板の製造方法について説明する。図1は、本発明のフレキシブル多層配線基板の分解斜視図であり、図2はその平面図であり、図3は、キートップ等を併せて示す使用状態の図2におけるA−A断面図であり、図4は、図2におけるB−B断面図であり、図5は、図2におけるC−C断面図である。また、図6は、第二の導電材の塗布(充填)状態を説明するの拡大説明図であり、図7,図8は、第一フレキシブル配線基板の製造方法を説明する説明図であり、図9,図10は第二フレキシブル配線基板の製造方法を説明する説明図であり、図11は、第一フレキシブル配線基板に接着層(接着剤)を塗布した状態を示す説明図である。
【0018】
本発明のフレキシブル多層配線基板は、図4に示すように、主に平板状の第一フレキシブル配線基板10と平板状の第二フレキシブル配線基板20とが接着層40で接合され、非接着面には、それぞれ第一フレキシブル配線基板10側に第一の導電パターンたる第一のLED(発光ダイオード)用導電パターン15と、第二フレキシブル配線基板20側に第二の導電パターンたる第二のLED用導電パターン23が設けられた構成になっている。そして、第一フレキシブル配線基板10には貫通孔(スルーホール)16bが形成されると共に、第二フレキシブル配線基板20には貫通孔16に対向する貫通孔(スルーホール)24が形成されており、貫通孔16bに第一の導電材17bが充填されると共に、貫通孔24(スルーホール)に第二の導電材25が充填されて、第一の導電パターンたる第一のLED用導電パターン15と、第二の導電パターンたる第二のLED用導電パターン23とが導通している。
【0019】
第一フレキシブル配線基板10について、図7,8を参照して説明する。第一フレキシブル配線基板10は、基板本体11がL字状に加工されたポリエステルフィルム等の可撓性を有する絶縁基板からなり、基板本体11の一端に直角に折り曲がって形成されている引き出し部12と、基板本体11の側縁近傍に複数個形成された通孔18を有している。引き出し部12は、その先端に後述する端子部12aを有している。
複数組設けられた固定接点13のうち、第一固定接点13aは銀パターンからなり、第一フレキシブル配線基板10の表面に複数個銀ペーストによりスクリーン印刷にて形成されている。第二固定接点13bは環状の銀パターンからなり、第一固定接点13aの周囲に銀ペーストによりスクリーン印刷にて形成されている。スイッチ用導電パターン14は帯状の細長の銀パターンからなり、第一フレキシブル配線基板10の表裏両面に銀ペーストによりスクリーン印刷にて形成されており、それぞれがスルーホール16aを介して表裏面で接続されて、表面側のパターンが引き出し部12に導出されている。そして、スイッチ用導電パターン14は第一フレキシブル配線基板10の表面で第二固定接点13bと接続され、その裏面でスルーホール16を介して第一固定接点13aと接続された状態になっている。
また、各パターン14,15,23及び各導電材17a,17b,25の材料となる銀ペーストは、有機溶剤にバインダ樹脂と導電性フィラーを混ぜてインク状(ペースト状)にしたもので構成されている。導電性フィラーは導電性粒子のことをいい本実施の形態では銀粉末を用いているが、他の金属粉末又は2種類以上の混合粉末(例えば、銀粉末に導電性を損なわない程度にカーボン粉を混ぜたもの)を用いても良い。また、導電性フィラーが分散されるバインダ樹脂は、主にポリエステル系樹脂、ウレタン系樹脂等から構成される。
【0020】
第一の導電パターンたる第一のLED用導電パターン15は、帯状の細長の銀パターンからなり、貫通孔(スルーホール)16bにおける第一,第二フレキシブル配線基板10,20の接着面側すなわち第一フレキシブル配線基板10の表面側における周囲に小判状の第一の接続部15aを有している。この第一の接続部15aから第一のLED用導電パターン15が、第一フレキシブル配線基板10の表面側又は貫通孔(スルーホール)16bを介して裏面側に延出している。また、第一のLED用導電パターン15は銀ペーストによりスクリーン印刷にて形成されており、表面側のパターンが引き出し部12に導出している。
【0021】
スルーホール16a内には、図3に示すように、銀ペーストからなる導電材17aが塗布(充填)されており、表裏面のスイッチ用導電パターン14が電気的に接続されて導通する。また、貫通孔(スルーホール)16b内には、図4,図5に示すように銀ペーストからなる第一の導電材17bが塗布(充填)されており、表裏面の第一のLED用導電パターン15が電気的に接続されて導通している。また、導電材の材料である銀ペーストについては、各配線パターンに使用される銀ペーストと基本的に同様のものを用いている。
第一,第二フレキシブル配線基板10,20の接着面側、すなわち第一フレキシブル配線基板10の表面には、貫通孔(スルーホール)16bと第一の接続部15aと固定接点13と引き出し部12の先端等を除いて、レジスト層19が印刷にて形成されている(図1参照)。レジスト層19が除かれた部分、すなわち引き出し部12の先端にはスイッチ用導電パターン14と第一のLED用導電パターン15の端部が露出した外部機器との接続用の端子部12aが形成されている。レジスト層19は、塩化ビニル等の熱可塑性樹脂を主成分としたプラスチゾルからなり、例えばDOP(ジオクチルフタレイト)等の液状可塑剤に塩化ビニル樹脂等の熱可塑性樹脂粉末を分散させ、さらに必要に応じて安定剤、増粘剤、顔料などを添加したものが挙げられる。
レジスト層19が除かれている第二固定接点13bにはその一部を覆うように絶縁ペーストによりオーバーコート13cが印刷にて形成されている。なお、オーバーコート13cは銀あるいはカーボン等の導電ペーストによって印刷にて形成したものでも良い。
一方、第一フレキシブル配線基板10の裏面には、引き出し部12を除いた全面にレジスト層19が印刷にて形成されている。
【0022】
固定接点13上に配置されるものであって、第一固定接点13aと第二固定接点13bを導通/非導通させる可動接点44は、金属製ダイヤフラムから構成され、本実施の形態では変形可能なバネ性を有するドーム状の金属板からなり、第二固定接点13bに常時接触した状態となっている。そして、オーバーコート13cによりわずかに傾いて、反転動作がしやすくなっている。可動接点44は、上部からの押圧により頂部が反転しその頂部が第一固定接点13aと接触するようになっており、第一固定接点13aと第二固定接点13bとを導通させると共に、固定接点をONにする。そして、ON信号がスイッチ用導電パターン14に出力されるようになっている。
【0023】
第一フレキシブル配線基板10の表面側に形成されたレジスト層19上に積層された接着層40は、図11に参照されるように後述の気道部41と接点露出部42とを除いた部分に印刷にて形成されている。接着層40は、レジスト層19の主成分たる塩化ビニルと、酢酸ビニルとの共重合体を主成分として、これに可塑剤と、必要に応じて安定剤と増粘剤とを添加した熱可塑性接着剤からなプラスチゾルにて構成される。この接着層40は、接着可能温度が第一フレキシブル配線基板10及び第二フレキシブル配線基板20の熱変形温度より低いプラスチゾル接着剤で構成されている。なお、塩化ビニルと酢酸ビニルとの共重合体として、塩化ビニルと酢酸ビニルの混合物を乳化剤及び水溶性重合開始剤の存在下に乳化,重合したペーストレジンを用いることができる。可塑剤としては、DOP等のフタル酸系可塑剤、アジピン酸ジ−2−エチルヘキシル等の脂肪酸エステル系可塑剤等を用いることができる。また安定剤としては、鉛白や塩基性ケイ素等の無機金属化合物、ラウリン酸や各種金属塩等の有機化合物等を用いることができる。
気道部41は、接着層40が存在しないでレジスト層19が露出して形成された細長の帯体からなり、複数個の円状の接点露出部42と連接している。また、第二フレキシブル配線基板20の開口部22に連通すると共に、第一フレキシブル配線基板10の外周端縁と通孔18に位置する気道口43に連通している。接点露出部42には固定接点13が露出した状態になっている。
【0024】
上記第二フレキシブル配線基板20は、第一フレキシブル配線基板10に積層されるものであって、図9,10を参照すると帯状の基板本体21に複数個形成され可動接点44を収納する開口部22と、基板本体21の表面に設けられた第二の導電パターンである第二のLED用導電パターン23とから主に形成されている。
【0025】
第二フレキシブル配線基板20は、第一フレキシブル配線基板10と同様にポリエステルフィルム等の可撓性を有する帯状の略矩形状の絶縁基板からなり、第一フレキシブル配線基板10の貫通孔(スルーホール)16bよりも大径としてなり、長孔状に形成された貫通孔(スルーホール)24と、固定接点13よりも若干大径の通孔で基板本体21に複数個形成されたの開口部22と、側縁近傍に複数個形成された通孔26を有している。
第二のLED用導電パターン23は、銀パターンからなり、貫通孔(スルーホール)24における第一,第二フレキシブル配線基板10,20の非接着面側、すなわち第二フレキシブル配線基板20の表面側の周囲に形成された小判状の第二の接続部23aと、その先端に設けられたLED用のランド部23bとを有し、銀ペーストにより開口部22の近傍に印刷にて形成されている。
【0026】
第一,第二フレキシブル配線基板10,20の非接着面側、すなわち第二フレキシブル配線基板20の表面には、貫通孔(スルーホール)24とランド部23bの近傍周辺と第二の接続部23a等を除いて、塩化ビニル等の熱可塑性樹脂からなるレジスト層27が印刷にて形成されており、一方接着面側、すなわち裏面には第二接続部23aの裏面に相当する部分を除いて、同様にレジスト層27が印刷にて形成されている。
【0027】
第二のLED用導電パターン23に接続されるLED50は、チップ状からなり、ランド部23bに載置されている。図3に示すようにLED50は、開口部22の近傍に位置するランド部23bに印刷にて形成された導電性接着剤51によりランド部23bに電気的に接続した状態で固定されると共に、エポキシ樹脂系やアクリル樹脂系の透明な紫外線硬化型の補強用樹脂52により、ランド部23bと共に覆われて保護されている。
【0028】
このような形態で構成されLED50が載置された第二フレキシブル配線基板20は、第一フレキシブル配線基板10との間に設けられた接着層40により、開口部22と固定接点13が対向し、通孔18と通孔26が重なるように第一フレキシブル配線基板10に貼り合わされ、一体化される。すなわち、第一,第二フレキシブル配線基板10,20の接着面側に形成されたレジスト層19,27の間に設けられた接着層40により貼り合わされ、一体化される。このとき、レジスト層19,27及び接着層40が塩化ビニルをそれぞれ含んでいるため、両者のなじみが良く、接着強度を高めることができる。
そして、図3に示すように可動接点44が開口部22に収納され、且つ露出した状態になると共に、第一,第二フレキシブル配線基板10,20の間に設けられた気道部41が、接点露出部42を介して開口部22に連通した状態となっている。
なお、接着層40は第二フレキシブル配線基板20の下面(裏面)側に塗布しても良い。気道部41は、第二フレキシブル配線基板20に塗布した接着層40により形成されたものでも良く、少なくとも第一,第二配線基板10,20のいずれかの外周端縁又はいずれかの通孔18,26に位置する気道口43に連通していればよい。
【0029】
第二フレキシブル配線基板20の貫通孔(スルーホール)24内には、図4,5に示すように銀ペーストからなる第二の導電材25が塗布(充填)されて、第二の導電パターンたる第二のLED用導電パターン23と第一フレキシブル配線基板10の非接着面側に設けられた第一の導電パターンたる第一のLED用導電パターン15とが電気的に接続されて導通している。すなわち、第二の導電材25が、第一フレキシブル配線基板10の第一の接続部15aと貫通孔(スルーホール)16bに塗布(充填)された第一の導電材17bを介して、第一のLED用導電パターン15と導通している。また、第二の導電材25は、図6に示すようにその表面が円形状になっており、貫通孔(スルーホール)24の周囲に形成された第二の接続部23aに積層状に設けられていると共に、この貫通孔(スルーホール)24の一部を被覆してなっている。
【0030】
上記保持シート30は、帯状で構成され上記第二フレキシブル配線基板20に貼り付けられるものであって、下面全体には主に可動接点44を保持するための粘着剤が設けられている。
【0031】
保持シート30は、第二フレキシブル配線基板20と略同型状である帯状のポリエステルフィルムからなり、LED50より若干大きい貫通孔である複数個の開口部31と、側縁近傍に形成された通孔32とを有している。下面全面にはアクリル系の粘着剤が塗布されている。
【0032】
このような形態の保持シート30は粘着剤により第二フレキシブル配線基板20の表面に、開口部31と第二のLED用導電パターン23のランド部23bが対向すると共に、通孔32と26が重なるように貼り付けられる。そして、図3に示すように開口部31から補強用樹脂52に覆われたLED50が突出すると共に、粘着剤が可動接点44の頂部を貼着してこれを保持する状態となる。
また、図4に示すように保持シート30は、第二フレキシブル配線基板20に設けられて第二の導電材25が塗布(充填)されている貫通孔(スルーホール)24を覆っている。
【0033】
本発明フレキシブル多層配線基板を用いたシート状スイッチは以上の様に構成され、次にカーナビゲーションのモニター等のパネルスイッチとして使用された状態について説明すると、図3に示すように本発明のシート状スイッチは、固定板60に粘着剤等の適宜の手段によって取り付けられた状態でケース61内に収納され、ケース61に対して上下方向に押圧可能に取り付けられたキートップ62によって可動接点44が押圧されるようになっている。また、図示せぬ電源によりLED50が発光してキートップ62を照光するようになっている。
【0034】
固定板60は板厚0.2〜0.3mm程度の鋼板からなり、その表面には本発明のシート状スイッチが載置されている。ケース61は不透明な合成樹脂からなり、突出して形成された突起であるボス(図示せず)を有し、このボスは本発明のシート状スイッチの通孔32,26,18に挿通され、且つ固定板60に形成された挿通孔(図示せず)に挿通されている。そして、その先端が熱カシメ(熱溶着)されることによって本発明のシート状スイッチが固定板60とケース61に固定される。キートップ62は乳白色をした半透明な樹脂からなり、底部にフランジ64を有する薄型矩形状あるいは円形状の基部63と、この基部63の中心から突出して形成された突起65とを有している。そして、キートップ62はフランジ64がケース61に係合すると共に、突起65の先端が可動接点44の頂部に位置する保持シート30に当接した状態で、上下方向に押圧可能に保持されている。
【0035】
このパネルスイッチの動作について説明すると、操作者がキートップ62を上方から押圧すると、それに伴い突起65が下方に移動して可動接点44を押圧し、可動接点44が反転することによってその頂部が第一固定接点13aに接触して第一固定接点13aと第二固定接点13bとがオン(導通)状態になる。LED50はその発光により半透明なキートップ62を照光し、暗所において操作者がキートップ62の位置が確認できるようになっている。
また、気道部41が気道口43に連接して外部に連通しているため、空気が出入可能になっているので、可動接点44が反転するとドーム状内の空気が気道部41から各複数の気道口43を通って外部に抜け、可動接点44の反転,復帰動作がスムーズにできるようになっている。
【0036】
次に本発明のフレキシブル多層配線基板の製造方法を、本発明のフレキシブル多層配線基板が適用されるシート状スイッチの製造方法を例にして説明する。
【0037】
第一フレキシブル配線基板10の製造工程について説明すると、図7,8に示すように平板状からなる絶縁基板にプレスによりスルーホール16a及び貫通孔(スルーホール)16bの孔あけ加工を行い、このなかに絶縁基板の両面から導電材17a及び第一の導電材17bを基板の両面側からそれぞれスクリーン印刷により塗布(充填)して流し込み、焼成させる。
次に絶縁基板の表面に銀ペーストをスクリーン印刷して焼成することにより、固定接点13とスイッチ用導電パターン14と第一の導電パターンたる第一のLED用導電パターン15とを同時に形成する。このとき、絶縁基板の表面側における第一のLED用導電パターン15の形成と同時に第一の接続部15aをスクリーン印刷して焼成することにより形成する。また裏面にも同様にスイッチ用導電パターン14と第一のLED用導電パターン15とを同時に形成する。
なお、各パターンの形成は、貫通孔(スルーホール)16b等の形成より先になされても良く、少なくとも貫通孔(スルーホール)16b等の形成の後に第一の導電材17b等を塗布(充填)するようにすれば良い。すなわち、各パターンを形成したのちに、貫通孔(スルーホール)16bを形成して、第一の導電材17b等を塗布(充填)しても良い。
【0038】
次に第二固定接点13bの一部にかかるように、オーバーコート13cを印刷して乾燥させることによって設け、また絶縁基板の両面に塩化ビニルを主成分としたプラスチゾルをスクリーン印刷し、これを加熱して溶融ゲル化させる工程を経て、乾燥させることによりレジスト層19を形成する。レジスト層19の印刷形成は、少なくとも各パターンが形成した後に行われる。また、レジスト層19を構成するプラスチゾルは、液中の成膜固形分が著しく高いため、1回の印刷で膜厚を厚くすることができる。
その後プレスにより絶縁基板をL字状に外形加工し、通孔18を同時に打ち抜く。
【0039】
第二フレキシブル配線基板20の製造工程について説明すると、図9,10に示すように、まず平板状からなる絶縁基板の表面に銀ペーストをスクリーン印刷して焼成することにより第二の導電パターンたる第二のLED用導電パターン23を形成する。このとき、第二のLED用導電パターン23の形成と同時に第二の接続部23aをスクリーン印刷して焼成することにより形成する。
次に絶縁基板の両面に塩化ビニルを主成分としたプラスチゾルをスクリーン印刷し、これを加熱して溶融ゲル化させる工程を経て、乾燥させることによりレジスト層27を形成する。レジスト層27の印刷形成は、少なくともパターンが形成した後に行われる。その後プレスにより絶縁基板を細長の略矩形状に外形加工し、開口部22と貫通孔(スルーホール)24と通孔26とを同時に打ち抜く。なお、第一フレキシブル配線基板10の製造と第二フレキシブル配線基板20の製造は、相前後しても良く、同時に進行するものであっても良い。
【0040】
次に、第一,第二配線基板10,20の間に接着層40を設ける。すなわち、本実施の形態では、第一フレキシブル配線基板10に形成されたレジスト層19の表面に接着層40を設ける。接着層40には、塩化ビニルと酢酸ビニルとの共重合体を主成分とする流体で熱可塑性を持つ接着剤を用いているので、印刷によって所望の箇所に所望の形状でスクリーン印刷にて形成することができる。よって、図11にハッチングを施して示すように、気道部41と接点露出部42とを設けるように接着層40を印刷にて形成することができる。なお、粘着層40は、少なくとも第一,第二フレキシブル配線基板10,20にレジスト層19,27がそれぞれ形成されたのちに設ければ良く(外形加工する以前でも良い)、第二フレキシブル配線基板20のみに形成するほか、第一,第二フレキシブル配線基板10,20両方に形成しても良い。
【0041】
次に、この接着層40を介して第一,第二フレキシブル配線基板10,20を貼り合わせる。なお、粘着層40は、揮発しやすい溶剤分をほとんど含んでいないため、粘度の安定性が高いので、貼り合わせの際に別途加圧する必要がなく、加圧した際に起こる接着層40の形状の変化が配線基板の表面に表れず、美観が良くなるほか、加圧作業が省略できるため作業性も高まる。そして、第一,第二フレキシブル配線基板10,20を貼り合わせたもの(接着層40を介して重ね合わせたもの)を加熱することにより、接着層40に反応が起こり溶融ゲル化して接着可能状態になり、かかる加熱を除去することによって硬化し、第一,第二配線基板10,20が一体化する。この接着層40を構成するプラスチゾルは、溶融ゲル化温度たる接着可能温度が、第一,第二フレキシブル配線基板10,20の基板本体11,21すなわち、PET(ポリエチレンテレフタレート)等のポリエステルフィルムの熱変形温度よりも低いため、加熱時に第一,第二フレキシブル配線基板10,20が変形するおそれがない。
【0042】
第一,第二フレキシブル配線基板10,20の接着接合して一体化したのち、第二フレキシブル配線基板20の表面から銀ペーストをスクリーン印刷することにより貫通孔(スルーホール)24内に第二の導電材25を塗布(充填)し、流しこみ、焼成させる。この第二の導電材25は、第一の接続部15aまで達して、第一の導電材17bと導通することにより、第二のLED用導電パターン23と非接着面側の第一のLED用導電パターン15とを電気的に接続する。また、貫通孔(スルーホール)24は、第一フレキシブル配線基板10の貫通孔(スルーホール)16bより大きいため、第二の導電材25が第一の接続部15aまで達しやすいようになっている。さらに、第二の導電材25は、第二の接続部23aと長孔からなる貫通孔(スルーホール)24の一部を露出させた円形のマスク(図示せず)を用いてスクリーン印刷にて塗布(充填)されており、貫通孔(スルーホール)24にマスクが被覆された部分、すなわち長孔の両端から貫通孔(スルーホール)内部の空気が逃がされ、より確実にペースト状の第二の導電材25が第一接続部15aに達し、空隙ができにくく充填状態が良好になると共に、図6に示すように 第二の接続部23a一部に積層されることになる。
【0043】
このとき同時に、ランド部23b上にも銀ペーストにより導電性接着剤51を塗布しておく。そして、この導電性接着剤51上にLED50をマウントし、加熱することによって銀ペースト(導電性接着剤51及び第二の導電材25)を乾燥させる。次にLED50を覆うように補強用樹脂52を塗布して、紫外線をあてて硬化させる。
最後にあらかじめ外形加工され、可動接点44が所定の位置に保持されている保持シート30を、可動接点44が開口部22内に収納されるように第二フレキシブル配線基板20に貼り付ける。
【0044】
本発明のフレキシブル多層配線基板は以上のように構成され、製造されるが、対向する貫通孔のうち、大径としてなる方を第一フレキシブル配線基板10に形成し、他方を第二フレキシブル配線基板20に形成し、第一フレキシブル配線基板の非接着面側から第二の導電材を塗布(充填)するものであっても良い。
また、第二フレキシブル配線基板の裏面に導電パターンを設け、この導電パターンが貫通孔(スルーホール)内の導電材により第一及び/又は第二の導電パターンと導通しているものであっても良い。
【0045】
【発明の効果】
本発明のフレキシブル多層配線基板は、第一フレキシブル配線基板の貫通孔に対向する貫通孔が第二フレキシブル配線基板に形成され、貫通孔には、第一の導電材及び第二の導電パターンと導通する第二の導電材が第二フレキシブル配線基板の非接着面側から導電ペーストを塗布することにより充填されている構成としたため、スクリーン印刷等の簡単な手段により第一の導電パターンと第二の導電パターンを導通することができ、安価な多層配線基板を提供することができると共に、導電ペーストを充填することになるので、接続の信頼性が高まる。
【0046】
また、本発明のフレキシブル多層配線基板は、第二フレキシブル配線基板に形成された貫通孔は、第一フレキシブル配線基板に形成された貫通孔よりも大径としてなる構成としたため、第二の導電材を構成する導電ペーストが第二フレキシブル配線基板の貫通孔に流入しやすく、第一の導電材との接続の信頼性がさらに良好となる。
【0047】
また、本発明のフレキシブル多層配線基板は、第二フレキシブル配線基板の貫通孔における非接着面側の周囲に接続部が設けられ、この接続部には第二の導電材が積層状に設けられると共に、この第二の導電材はその表面が貫通孔の一部を被覆してなるように塗布することにより充填されている構成としたため、第二の導電材が接続部に積層されているので、接続部を介しての第二の導電パターンとの接続が確実になると共に、導電ペーストを貫通孔に塗布(充填)する際、貫通孔の一部(第二の導電材が塗布されない部分)から空気が逃げることができ貫通孔内部に空隙ができにくくなるため、第二の導電材と第一の導電材との接続の信頼性も向上する。
【0048】
また、本発明のフレキシブル多層配線基板は、第二フレキシブル配線基板の貫通孔が長孔状に形成され、第二の導電材はその表面形状が円形状となるように印刷により前記貫通孔に充填されている構成としたため、例えばスクリーン印刷にて第二の導電材を塗布(充填)する場合、マスクが円形となるので、印刷に方向性がなくなる。よって貫通孔の向きに関係なく各貫通孔に塗布(充填)される導電ペーストの量を適切量とすること、すなわち塗布量のムラをなくすことができができ、接続の信頼性が高まる。
【0049】
また、本発明のフレキシブル多層配線基板は、第一フレキシブル配線基板の貫通孔における接着面側の周囲に、第一の導電材と第二の導電材とに導通する接続部が設けられた構成としたため、第一の導電材と第二の導電材とが導通する面積を稼ぐことができ、結果的に第一の導電パターンと第二の導電パターンとの接続の信頼性が高まる。また、接続部に接続部と同一面に形成した導電パターンを連結させると、より高密度な多層配線基板を提供できる。
【0050】
また、本発明のフレキシブル多層配線基板は、第一フレキシブル配線基板と第二フレキシブル配線基板の接着面に、それぞれレジスト層が形成され、レジスト層の間には接着層が設けられ、この接着層により第一フレキシブル配線基板と第二フレキシブル配線基板が接合された構成としたため、第一フレキシブル配線基板と第二フレキシブル配線基板の間にレジスト層、接着層、レジスト層の3層が存在することとなるため、各貫通孔おける第一,第二の導電材の電気的な接続を確保しつつ、第一,第二フレキシブル配線基板の電気的な絶縁が確実となる。
【0051】
また、本発明のフレキシブル多層配線基板は、レジスト層を塩化ビニルを主成分としたプラスチゾルにて構成すると共に、接着層を塩化ビニルあるいは塩化ビニルと酢酸ビニルとの共重合体を主成分とするプラスチゾルにて構成したため、両者のなじみが良く、接着強度を高めることができるので、第一,第二フレキシブル配線基板の接着が確実となる。
【0052】
また、本発明のフレキシブル多層配線基板の製造方法は、第一フレキシブル配線基板及び第二フレキシブル配線基板が接着接合され、非接着面にそれぞれ設けられた第一の導電パターンと第二の導電パターンとが互いに導通してなり、対応する貫通孔を形成する工程、対応する貫通孔に導電ペーストを塗布する工程等を有する構成としたため、スクリーン印刷等の簡単な手段により第一の導電パターンと第二の導電パターンを導通することができ、安価な多層配線基板を提供することができる。また、2つの貫通孔に導電ペーストを塗布する工程を別々に行っているため、確実に2つの貫通孔に導電ペーストを充填することができ、接続の信頼性が高まる。
【0053】
また、本発明のフレキシブル多層配線基板の製造方法は、第一フレキシブル配線基板の貫通孔に充填される導電ペーストを両面側から塗布した構成としたため、貫通孔が小径としてなっていても、確実に導電ペーストを充填することができ、接続の信頼性が高まる。
【0054】
また、本発明のフレキシブル多層配線基板の製造方法は、工程Bにおいて、工程(d)と同時に第二フレキシブル配線基板の貫通孔における非接着面側の周囲に接続部を設ける工程を有する構成としたため、第二の導電パターンと接続部を同一のマスクを用いたスクリーン印刷等により一度に形成することができ、両者の接続が確実になると共に、量産性も高めることができる。
【0055】
また、本発明のフレキシブル多層配線基板の製造方法は、第二フレキシブル配線基板の貫通孔に充填される導電ペーストを、接続部と貫通孔の一部を露出させた円形のマスクを用いてスクリーン印刷により塗布した構成としたため、簡単に導電ペーストを接続部に積層させることができるほか、簡単な方法で、貫通孔の一部から空気が逃がすことができて貫通孔内部に空隙ができにくなり、第二の導電材と第一の導電材との接続の信頼性を向上させることができる。また、円形のマスクとしたので、印刷に方向性がなくなり、導電ペーストの塗布量のムラをなくすことができて生産性が向上する。
【0056】
また、本発明のフレキシブル多層配線基板の製造方法は、工程Aにおいて、少なくとも工程(c)の後に、レジスト層を印刷形成する工程と、工程Bにおいて、少なくとも工程(d)の後に、レジスト層を印刷形成する工程と、これら少なくともレジスト層を印刷形成する工程の後に、レジスト層上に接着層を印刷形成する工程とを有する構成としたため、スクリーン印刷等の簡単な方法で、第一フレキシブル配線基板と第二フレキシブル配線基板の間にレジスト層、接着層、レジスト層の3層が存在させることができると共に、各貫通孔おける第一,第二の導電材の電気的な接続を確保しつつ、第一,第二フレキシブル配線基板の電気的な絶縁が確実となる。
【0057】
また、本発明のフレキシブル多層配線基板の製造方法は、工程Aにおいて、第一フレキシブル配線基板の貫通孔における接着面側の周囲に、第一の導電材と導通される接続部を設ける工程を有し、少なくともこの工程の後に該接続部を除いてレジスト層を印刷形成する構成としたため、この接続部により第一の導電材と第二の導電材とが導通する面積が増し、よって第一の導電パターンと第二の導電パターンとの接続の信頼性が高められる。また、この接続部に他の導電パターンを同一面に形成することにより、いっそう高密度な多層配線基板を提供できる。
【0058】
また、本発明のフレキシブル多層配線基板の製造方法は、第一フレキシブル配線基板及び第二フレキシブル配線基板が接着接合され、非接着面にそれぞれ設けられた第一の導電パターンと第二の導電パターンとが互いに導通してなり、接着面側にはレジスト層がそれぞれ形成され、このレジスト層の間には接着層が設けられ、対応する貫通孔を形成する工程とを有する工程と、対応する貫通孔に導電ペーストを塗布する工程と、レジスト層を印刷形成する工程等を有する構成としたので、スクリーン印刷等の簡単な方法で、第一,第二フレキシブル配線基板の電気的な絶縁を確実にした状態で、第一,第二の導電パターンを電気的な接続の信頼性を高めることができ、また、レジスト層に塩化ビニルを主成分としたプラスチゾルを用い、接着層に塩化ビニルあるいは塩化ビニルと酢酸ビニルとの共重合体を主成分とするプラスチゾルを用いたので、第一,第二フレキシブル配線基板の接着を確実にすることができ、さらに、量産性が高く、安価なフレキシブル多層配線基板を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフレキシブル多層配線基板の分解斜視図。
【図2】第二フレキシブル配線基板と保持シートの一部を切断して示す本発明のフレキシブル多層配線基板の平面図。
【図3】使用状態を示す図2におけるA−A断面図。
【図4】図2におけるB−B断面図。
【図5】図2におけるC−C断面図。
【図6】第二の導電材の塗布(充填)状態を説明するの拡大説明図(拡大平面図)。
【図7】第一フレキシブル配線基板の製造方法を説明する説明図(概略表面図)。
【図8】第一フレキシブル配線基板の製造方法を説明する説明図(概略裏面図)。
【図9】第二フレキシブル配線基板の製造方法を説明する説明図(概略表面図)。
【図10】第二フレキシブル配線基板の製造方法を説明する説明図(概略裏面図)。
【図11】第一フレキシブル配線基板に接着層(接着剤)を塗布した状態を示す説明図。
【図12】従来のフレキシブル多層配線基板の断面図。
【符号の説明】
10 第一フレキシブル配線基板
15 第一の導電パターン(第一のLED用導電パターン)
15a 接続部(第一の接続部)
16b 貫通孔(スルーホール)
17b 第一の導電材
19,27 レジスト層
20 第二フレキシブル配線基板
23 第二の導電パターン(第二のLED用導電パターン)
23a 接続部(第二の接続部)
24 貫通孔(スルーホール)
25 第二の導電材
40 接着層

Claims (13)

  1. 第一フレキシブル配線基板及び第二フレキシブル配線基板が接着接合され、前記第一フレキシブル配線基板及び第二フレキシブル配線基板の非接着面にそれぞれ設けられた第一の導電パターンと第二の導電パターンとが互いに導通してなり、
    前記第一フレキシブル配線基板には貫通孔が形成されると共に、前記第二フレキシブル配線基板には前記第一フレキシブル配線基板の貫通孔に対向する貫通孔が形成され、
    前記第一フレキシブル配線基板の貫通孔には、前記第一の導電パターンと導通する第一の導電材が導電ペーストを塗布することにより充填されていると共に、前記第二フレキシブル配線基板の貫通孔には、前記第一の導電材及び第二の導電パターンと導通する第二の導電材が第二フレキシブル配線基板の非接着面側から導電ペーストを塗布することにより充填され、前記第一フレキシブル配線基板の貫通孔の前記接着面側及びその周囲に、前記第一の導電材と第二の導電材とに導通する接続部が設けられたことを特徴とするフレキシブル多層配線基板。
  2. 前記第二フレキシブル配線基板に形成された貫通孔は、前記第一フレキシブル配線基板に形成された貫通孔よりも大径としてなることを特徴とする請求項1記載のフレキシブル多層配線基板。
  3. 前記第二フレキシブル配線基板の貫通孔における前記非接着面側の周囲には前記第二の導電パターンと導通する接続部が設けられ、
    該接続部には前記第二の導電材が積層状に設けられると共に、該第二の導電材はその表面が前記貫通孔の一部を被覆してなるように塗布することにより充填されていることを特徴とする請求項1,又は2記載のフレキシブル多層配線基板。
  4. 前記第二フレキシブル配線基板の貫通孔は長孔状に形成され、前記第二の導電材はその表面形状が円形状となるように印刷により前記貫通孔に充填されていることを特徴とする請求項3記載のフレキシブル多層配線基板。
  5. 前記第一フレキシブル配線基板と第二フレキシブル配線基板の前記接着面には、前記各貫通孔及び接続部を除いてそれぞれレジスト層が形成され、前記レジスト層の間には接着層が設けられ、該接着層により前記第一フレキシブル配線基板と第二フレキシブル配線基板が接合されたことを特徴とする請求項3,又は4記載のフレキシブル多層配線基板。
  6. 前記レジスト層は、塩化ビニルを主成分としたプラスチゾルにて構成すると共に、前記接着層は、塩化ビニルあるいは塩化ビニルと酢酸ビニルとの共重合体を主成分とするプラスチゾルにて構成したことを特徴とする請求項記載のフレキシブル多層配線基板。
  7. 第一フレキシブル配線基板及び第二フレキシブル配線基板が接着接合され、前記第一フレキシブル配線基板及び第二フレキシブル配線基板の非接着面にそれぞれ設けられた第一の導電パターンと第二の導電パターンとが互いに導通してなるフレキシブル多層配線基板の製造方法であって、以下の工程を有するもの。
    (a)前記第一フレキシブル配線基板に、貫通孔を形成する工程
    (b)この貫通孔に導電ペーストを塗布することにより充填すると共に、乾燥して第一の導電材を設ける工程
    (c)前記第一の導電材と導通する前記第一の導電パターンを設ける工程
    を有する工程A。
    前記工程Aの前後又は同時に、
    (d)前記第二フレキシブル配線基板に、前記第二の導電パターンを設ける工程
    (e)前記第二フレキシブル配線基板に、前記第一フレキシブル配線基板の貫通孔に対応する貫通孔を形成する工程
    を有する工程B。
    前記工程A及び工程Bの後に、
    (f)前記第一フレキシブル配線基板及び第二フレキシブル配線基板を接着接合する工程
    (g)前記工程(f)の後に、前記第二フレキシブル配線基板の貫通孔に、前記第一の導電材と第二の導電パターンとに導通するように、前記非接着面側から導電ペーストを塗布することにより充填すると共に、乾燥して第二の導電材を設ける工程
    を有する工程C。
  8. 前記第一フレキシブル配線基板の貫通孔に充填される前記導電ペーストを両面側から塗布したことを特徴とする請求項記載のフレキシブル多層配線基板の製造方法。
  9. 前記工程Bにおいて、工程(d)と同時に前記第二フレキシブル配線基板の貫通孔における前記非接着面側の周囲に前記第二の導電パターンと導通する接続部を設ける工程を有することを特徴とする請求項,又は記載のフレキシブル多層配線基板の製造方法。
  10. 前記第二フレキシブル配線基板の貫通孔に充填される前記導電ペーストを、前記接続部と前記貫通孔の一部を露出させた円形のマスクを用いてスクリーン印刷により塗布したことを特徴とする請求項記載のフレキシブル多層配線基板の製造方法。
  11. 前記工程Aにおいて、少なくとも工程(c)の後に、前記貫通孔を除いて、少なくとも前記第一フレキシブル配線基板の接着面側にレジスト層を印刷形成する工程と、
    前記工程Bにおいて、少なくとも工程(d)の後に、前記貫通孔及び接続部を除いて、少なくとも前記第二フレキシブル配線基板の接着面側にレジスト層を印刷形成する工程と、
    前記工程A及びBの少なくとも前記レジスト層を印刷形成する工程の後に、前記第一フレキシブル配線基板と第二フレキシブル配線基板の少なくとも一方のレジスト層上に接着層を印刷形成する工程とを有することを特徴とする請求項,又は10のいずれかに記載のフレキシブル多層配線基板の製造方法。
  12. 前記工程Aにおいて、工程(b)の前あるいは後に、前記フレキシブル配線基板の貫通孔における接着面側の周囲に前記第一の導電材と導通される接続部を設ける工程を有し、少なくとも該工程の後に、前記接続部を除いて前記レジスト層が前記第一フレキシブル配線基板に印刷されることを特徴とする請求項11記載のフレキシブル多層配線基板の製造方法。
  13. 第一フレキシブル配線基板及び第二フレキシブル配線基板が接着接合され、前記第一フレキシブル配線基板及び第二フレキシブル配線基板の非接着面にそれぞれ設けられた第一の導電パターンと第二の導電パターンとが互いに導通してなり、
    前記第一フレキシブル配線基板及び第二フレキシブル配線基板の接着面側にはレジスト層がそれぞれ形成され、該レジスト層の間には接着層が設けられているフレキシブル多層配線基板の製造方法であって、以下の工程を有するもの。
    (a)前記第一フレキシブル配線基板に、貫通孔を形成する工程
    (b)この貫通孔に導電ペーストを両面側から塗布することによって充填すると共に、乾燥して第一の導電材を設ける工程
    (c)前記第一の導電材と導通する前記第一の導電パターンを設ける工程
    (d)前記第一フレキシブル配線基板の貫通孔おける前記接着面側の周囲に前記第一の導電材に導通する接続部を設ける工程
    (e)少なくとも工程(c)及び(d)の後に、前記貫通孔及び接続部を除いて、少なくとも接着面側に塩化ビニルを主成分としたプラスチゾルにて構成された前記レジスト層を印刷形成する工程
    を有する工程A。
    前記工程Aの前後又は同時に、
    (f)前記第二フレキシブル配線基板に、前記第二の導電パターンを設ける工程
    (g)工程(f)と同時に前記第二フレキシブル配線基板の貫通孔における前記非接着面側の周囲に前記第二の導電パターンと導通する接続部を設ける工程
    (h)前記第二フレキシブル配線基板に、前記第一フレキシブル配線基板の貫通孔に対応する貫通孔を形成する工程
    (i)少なくとも工程(f)及び(g)の後に、前記貫通孔及び接続部を除いて、少なくとも接着面側に塩化ビニルを主成分としたプラスチゾルにて構成された前記レジスト層を印刷形成する工程
    を有する工程B。
    前記工程A及びBにおける、少なくとも前記レジスト層を印刷形成する工程(e)及び(i)の後に、前記第一フレキシブル配線基板と第二フレキシブル配線基板の少なくとも一方のレジスト層上に塩化ビニルあるいは塩化ビニルと酢酸ビニルとの共重合体を主成分とするプラスチゾルにて構成された前記接着層を印刷形成する工程C。
    前記工程Aと工程Bと工程Cの後に、
    (j)前記第一フレキシブル配線基板及び第二フレキシブル配線基板を前記接着層により接合する工程
    (k)前記工程(j)の後に、前記第二フレキシブル配線基板の貫通孔に、前記第一の導電材と第二の導電パターンとに導通するように、前記非接着面側から導電ペーストを前記接続部と前記貫通孔の一部とを露出するようにスクリーン印刷により塗布することにより充填すると共に、乾燥して第二の導電材を設ける工程
    を有する工程D。
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