JP3870565B2 - バリ取り方法及びバリ取り装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はバリ取り装置に関するものであり、特に、樹脂成形品に発生するバリを除去するためのバリ取り装置に係るものである。
【0002】
【従来の技術】
射出成形によって樹脂成形品を成形する際に、可動型と固定型との合わせ面であるパーティングラインに位置する製品部分でバリが発生する。本来は型技術によってこのバリの発生を抑制するものであるが、現実問題として、バリの発生を完全に抑えるのは難しい。
【0003】
洋式便器等に載置される便座、便蓋も樹脂成形品の一つである。便座を例にとると、この便座は一般的には射出成形により成形されるものであり、パーティングラインは便座の外周部及び内周部に位置する。従って、この種の便座では、その外周及び内周にバリが発生する。
【0004】
一般的に用いられるバリ取り方法は、バフ研磨やバリ切削である。ところが、このバフ研磨やバリ切削は、樹脂材料によっては用いることができる場合とできない場合とがある。上記方法を用いることができる場合は、樹脂材料がABS樹脂等の比較的硬い樹脂の場合である。上記方法を用いることができない場合は、樹脂材料がポリプロピレン樹脂(以下、PP樹脂)等の比較的柔らかい樹脂の場合である。PP樹脂等の比較的柔らかい樹脂のバリ取りに上記方法を用いることができない理由は、仮にPP樹脂等の比較的柔らかい樹脂にバフ研磨やバリ切削を行うと、研磨跡や切削跡が製品に残り、製品の外観品質不良を引き起こしてしまうからである。
【0005】
特開平6−293030号公報もしくは特開平6−99308号公報には、上記方法によらないバリ取り方法を実現するバリ取り装置が掲載されている。これらの公報に記載のバリ取り方法は、装置内に固定された一対の対向ローラ間に製品を通過させ、対向ローラの加圧力によって製品に付着したバリを押しつぶすことによりバリを除去するバリ取り方法である。この方法によれば、PP樹脂等の比較的柔らかい樹脂に発生するバリを除去した場合でも、製品の外観を損なうことはないものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記公報に記載の方法は、製品形状が対向ローラ間を通過可能な偏平形状または単純な長尺形状の場合に適用できるのみであり、製品形状が複雑である場合には、対向ローラ間に製品を通過させることはできないか、仮に通過させたとしても、バリを完全に除去することはできない。例えば、上記した便座等は、対向ローラに通過させることはできないし、仮に無理矢理間隙を広めて対向ローラ間に通過させたとしても、外周及び内周に発生するバリを全て除去することができないのは容易に想像がつくものである。
【0007】
故に、本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、製品形状が複雑な樹脂成形品に発生するバリを確実に除去できるバリ取り装置を実現することを技術課題とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記技術的課題を解決するために、請求項において講じた発明は、外周及び内周を備え該外周及び内周にバリが発生した成形品を固定する固定台座と、円柱形状を呈する外周押し付け具と、前記外周押し付け具の周面を成形品の外周に沿って移動させる外周移動手段と、該外周移動手段による前記外周押し付け具の移動中に該外周押し付け具を成形品の外周に押し付けるための外周付勢手段と、円柱形状を呈する内周押し付け具と、前記内周押し付け具の周面を成形品の内周に沿って移動させる内周移動手段と、該内周移動手段による前記内周押し付け具の移動中に該内周押し付け具を成形品の内周に押し付けるための内周付勢手段とを具備するバリ取り装置とすることである。
【0015】
上記発明によれば、バリ取り装置は、外周及び内周を備え外周及び内周にバリが発生した成形品を固定する固定台座と、円柱形状を呈する外周押し付け具と、外周押し付け具の周面を成形品の外周に沿って移動させる外周移動手段と、外周移動手段による外周押し付け具の移動中に外周押し付け具を成形品の外周に押し付けるための外周付勢手段と、円柱形状を呈する内周押し付け具と、内周押し付け具の周面を成形品の内周に沿って移動させる内周移動手段と、内周移動手段による内周押し付け具の移動中に内周押し付け具を成形品の内周に押し付けるための内周付勢手段とを具備する構成である。このため、外周移動手段が移動して外周押し付け具を移動させると、外周付勢手段により外周押し付け具の周面が成形品の外周に押し付けられながら移動する。成形品の外周にはバリが発生しているので、この外周に発生したバリは外周押し付け具によって擦りつけられて除去される。また、内周移動手段が移動して内周押し付け具を移動させると、内周付勢手段により内周押し付け具の周面が成形品の内周に押し付けられながら移動する。成形品の内周にはバリが発生しているので、この内周に発生したバリは内周押し付け具によって擦りつけられて除去されるものである。
【0016】
請求項の発明は、上記作用のため、内周及び外周をもった複雑な形状の成形品のバリを除去することができるものである。
【0017】
また、上記技術的課題を解決するにあたり、請求項において講じた発明のように、請求項において、前記外周押し付け具を所定の温度に加熱する第1加熱手段及び前記内周押し付け具を所定の温度に加熱する第2加熱手段をさらに具備することを特徴とするバリ取り装置とすることが好ましい。
【0018】
上記発明によれば、バリ取り装置は、外周押し付け具を所定の温度に加熱する第1加熱手段及び内周押し付け具を所定の温度に加熱する第2加熱手段を具備するので、両押し付け具を所定の温度に加熱することができ、加熱された押し付け具を成形品の外周及び内周に押し付けて擦りつけることで、押し付け具の熱が成形品の外周及び内周に発生したバリに伝達され、バリがやわらかくなってより押しつぶしやすくなるものである。
【0019】
また、請求項の発明は、請求項において、前記外周移動手段の移動をガイドする外周ガイドと、前記内周移動手段の移動をガイドする内周ガイドをさらに具備することを特徴とするバリ取り装置である。
【0020】
上記発明によれば、バリ取り装置は、外周移動手段の移動をガイドする外周ガイド及び内周移動手段の移動をガイドする内周ガイドを具備するので、外周移動手段及び内周移動手段の移動が正確となり、各押し付け具の周面を成形品の外周及び内周に沿って確実に移動させることができるものである。
【0021】
この場合、請求項の発明のように、請求項において、前記外周移動手段は、出力軸を備える自走モータと、該自走モータの出力軸に固定され前記外周ガイドに嵌合する嵌合手段を具備することを特徴とするバリ取り装置とすることが好ましい。
【0022】
上記発明によれば、外周移動手段は、自走モータを備える。この自走モータの出力軸には嵌合手段が固定され、この嵌合手段は外周ガイドと噛合している。従って、外周移動手段の駆動部である自走モータ自身も移動する構成となり、外周移動手段全体をコンパクトに構成できるものである。
【0023】
また、請求項の発明は、請求項において、前記内周移動手段は、出力軸を備える旋回モータと、該旋回モータの出力軸の回転に伴い前記内周ガイドに沿って旋回する旋回軸を具備することを特徴とするバリ取り装置とするものである。
【0024】
上記発明によれば、内周移動手段は、出力軸を備える旋回モータ及び旋回軸を備える。旋回軸は、旋回モータの出力軸の回転に伴い内周ガイドに沿って旋回し、この旋回軸の旋回により成形品の内周に沿って内周押し付け具が移動して内周に発生したバリを除去するものである。このような、旋回モータにより旋回軸を旋回させてバリを除去する方式は、成形品の内周領域のような、閉じた領域に沿って発生したバリを効果的に除去することができるものである。
【0025】
この場合、好ましくは請求項の発明のように、請求項において、前記旋回軸の旋回中に前記旋回軸の旋回中心と前記旋回軸との距離の変化を許容する許容手段を具備することを特徴とするバリ取り装置とすることである。
【0026】
成形品の内周領域のような閉じた領域が真円形状であれば、旋回軸の旋回中心をその領域の中心に配置すれば、旋回軸の旋回中に旋回中心と旋回軸との距離は常に一定であり、この場合は旋回軸は旋回モータの回転に伴って旋回することが可能となる。しかし、成形品の内周は常に真円形状とは限らず、楕円形状や、歪な形状の場合が多い。このように成形品の内周が真円形状ではない場合、その中心と旋回中心を一致させても、旋回中心と旋回軸との距離は一定とはならず、旋回軸は旋回モータの回転に伴って旋回することができない。これに対し、本発明では、旋回軸の旋回中に旋回軸の旋回中心と旋回軸との距離の変化を許容する許容手段を具備するので、許容手段により両者の距離の変化が許容され、旋回軸は旋回モータの回転に伴って回転することができるようになるものである。
【0027】
この場合、請求項の発明のように、請求項において、前記許容手段は、前記旋回軸の旋回中心で固定されるとともに前記旋回軸に係合したLMガイドであることが好ましい。
【0028】
上記発明によれば、旋回軸はLMガイドに係合しており、このLMガイドは旋回軸の旋回中心で固定されている。このため、旋回軸が内周ガイドに沿って旋回して旋回中心と旋回軸との距離が変化した場合、LMガイドと旋回軸との係合状態が変化することでこの距離変化を許容する。このように、LMガイドという簡単な構成を付加するのみで、内周が真円形状ではない場合でも旋回軸を旋回モータの回転に伴って回転させることができるものである。
【0029】
【実施の形態】
以下、本発明を実施の形態により具体的に説明する。本例は、射出成形により樹脂成形された洋式便器等に用いられる便座のバリ取りに関して説明する。
【0030】
図1は、本例におけるバリ取り装置の全体斜視図である。図において、バリ取り装置100は、機枠1の上面にボルトで取り付けられた上板2と、該上板2の上部に固定的に取り付けられた固定台座3と、上板2の表面に配置された外周ガイド4と、上板2の表面に形成された内周ガイド5と、外周バリ取りユニット6と、内周バリ取りユニット7とを主な構成とするものである。
【0031】
固定台座3は、上板2の表面に固定的に取り付けられた3本の脚部31と、3本の脚部31により支えられて上板の上部に配置した固定台32よりなる。この固定台32は、その表面形状が樹脂成形品である便座Aの下面形状とほぼ同一とされており、便座Aを固定台32の上に乗せるのみで、便座Aの水平方向への動きが固定されるものである。
【0032】
固定台32上に固定される便座Aは、PP樹脂を原材料として射出成形により形成されるもので、成形時に固定型と可動型との合わせ面であるパーティングラインは便座の外周縁A1と内周縁A2に位置するので、この外周縁A1と内周縁A2に、パーティングラインに沿ってバリが発生しているものである。
【0033】
外周ガイド4は、上板2の表面に取り付けられたフレキシブルラック41及び上板2の表面に形成された外周溝42で構成される。フレキシブルラック41は、長尺状を呈しており、全体として塑性変形が容易に可能なものである。このフレキシブルラック41を、便座Aの外周形状とほぼ同じ形状でありかつ外側に歯部が向くように塑性変形させ、その塑性変形させた状態で上板2の表面に固定して取り付けてあるものである。そして、外周溝42は、フレキシブルラック41の外側に、該フレキシブルラック41と一定の間隔を隔てて相似形に形成されているものである。
【0034】
内周ガイド5は外周ガイド4の内側に形成されているものであり、上板2の表面に楕円状に形成された内周溝として構成される。この内周ガイド5は、固定台座3に固定された便座Aの内周縁と同じ形状の楕円状に形成されているものである。
【0035】
外周バリ取りユニット6は、固定された便座Aの外側に位置するものである。図2は、この外周バリ取りユニット6全体及び内周バリ取りユニット7の一部分の断面図、図3は外周バリ取りユニット6の拡大斜視図である。以下、外周バリ取りユニット6について、図2、図3を参照して説明する。
【0036】
外周バリ取りユニット6は、その先端部に取り付けられた円柱形状の外周熱ローラ601及びこの外周熱ローラ601を移動させるための外周移動手段60からなる。外周熱ローラ601は、内部にヒータ602が埋設されているとともに、その外周を挟み込むようにホルダー603により鉛直方向から約20°傾斜して保持されている。ホルダー603はさらにホルダー支持板604により支持されている。このホルダー支持板604の下部には第1中間板605が配設されている。第1中間板605の上面にはミニLMガイド606が取り付けられており、ホルダー支持板604の下部に形成されたガイドレール604aがこのミニLMガイド606に係合している。従って、外周熱ローラ601、ホルダー603及びホルダー支持板604はミニLMガイド606の軸方向にのみ移動可能されているものである。また、ホルダー支持板604の後端にはスプリング607が取り付けられている。スプリング607は、その一端が上記ホルダー支持板604の後端に連結されているとともに、その他端が第1中間板605の上部に取り付けられた固定部605aに連結されており、このように連結された状態で常に伸長力を発生している。このため、外周熱ローラ601、ホルダー603、及びホルダー支持板604は、スプリングの伸長力により図2示矢印B方向に付勢されているものである。
【0037】
第1中間板605の下部には第2中間板608が配設されている。この第2中間板608の上部にはエアースライドテーブル609が取り付けられている。エアースライドテーブル609はシリンダ部609aとロッド部609bとを備え、該ロッド部609bの先端が第1中間板605の下面から下方に延在した延在部605bに連結しているものである。尚、このエアースライドテーブル609は、本装置の非常停止時に動作して外周熱ローラ601と便座Aとを離間し、便座Aと外周熱ローラ601との長時間の接触により便座が溶けるのを防止する機能を果たすものである。
【0038】
第2中間板608の下部には第3中間板610が配設されている。第2中間板608と第3中間板610は、脚部611によって所定の隙間を保ってそれぞれ固定されており、この隙間には自走モータ612が第3中間板610に取り付けられて配設されている。自走モータ612からは、出力ロッド613が第3中間板610を突き抜けて下方に突出しており、この出力ロッド613の先には連結棒614を介してピニオンギア615が該出力ロッド613と同軸的に取り付けられている。ピニオンギア615は、図に示すようにフレキシブルラック41の歯部と噛合っているものである。
【0039】
第3中間板610の下面には、複数のブラケットが取り付けられている。ブラケット616は、その一端が第3中間板610の下面に連結されているとともに、その他端はフリーベアリング617に連結されている。このフリーベアリング617は、その球面部617aが上板2の上面と球面接触しており、外周バリ取りユニット6を安定的に保つためのものである。また、ブラケット616には、その途中でブラケット618の一端が連結されている。このブラケット618の他端には第1カムフォロア619が接続されている。この第1カムフォロア619は、上板2の上面に形成された外周溝42内に嵌め込まれて該外周溝42内を走行可能とされているものである。また、第3中間板610の下面にはブラケット620の一端も連結されている。このブラケット620の途中にはローラ621が図示せぬ長孔を介して接続されている。また、ブラケット620の他端には、フレキシブルラック41の側面41aを走行する第2カムフォロア622及びフレキシブルラック41の段差下面41bを走行するカムフォロア623が連結されている。これらの第1カムフォロア619、第2カムフォロア622、第3カムフォロア623及びローラ621は、外周バリ取りユニット6の走行を安定的にガイドするものであり、第1カムフォロア619及び第2カムフォロア622で外周バリ取りユニット6の水平方向の移動位置を、第3カムフォロア623及びローラ621で外周バリ取りユニット6の鉛直方向位置をガイドするためのものである。
【0040】
尚、外周移動手段60は、上記説明した外周バリ取りユニット6のうちの、外周熱ローラ601及びヒータ602を除いた全ての構成からなるものである。
【0041】
内周バリ取りユニット7は、固定された便座Aの内周側に位置するものである。図4は、内周バリ取りユニット7の拡大斜視図、図5は内周バリ取りユニット7で図2に示されていない残りの部分の断面図である。以下、内周バリ取りユニット6について、図2、図4、図5を参照して説明する。
【0042】
内周バリ取りユニット7は、その先端部に取り付けられた円柱形状の内周熱ローラ701及びこの内周熱ローラ701を移動させるための内周移動手段70からなる。内周熱ローラ701は、内部にヒータ702が埋設されているとともに、その外周を挟み込むようにホルダー703により鉛直状態で保持されている。ホルダー703はさらにホルダー支持板704により支持されている。このホルダー支持板704の下部には第4中間板705が配設されている。第4中間板705の上面にはミニLMガイド706が取り付けられており、ホルダー支持板704の下部に形成されたガイドレール704aがこのミニLMガイド706に係合している。従って、内周熱ローラ701、ホルダー703及びホルダー支持板704はミニLMガイド706の軸方向にのみ移動可能されているものである。また、ホルダー支持板704の後端にはスプリング707が取り付けられている。スプリング707は、その一端が上記ホルダー支持板704の後端に連結されているとともに、その他端が第4中間板705の上部後端に取り付けられた固定部705aに連結されており、このように連結された状態で常に伸長力を発生している。このため、内周熱ローラ701、ホルダー703、及びホルダー支持板704は、スプリングの伸長力により図2示矢印C方向に付勢されているものである。
【0043】
第4中間板705の下部には第5中間板708が配設されている。この第5中間板708の上部にはエアースライドテーブル709が取り付けられている。エアースライドテーブル709はシリンダ部709aとロッド部709bとを備え、該ロッド部709bの先端が第4中間板705の下面から下方に延在した延在部705bに連結しているものである。尚、このエアースライドテーブル709は、本装置の非常停止時にロッド部709が図示矢印B方向とは反対方向へ動作して内周熱ローラ701と便座Aの内周面とを離間し、便座Aと内周熱ローラ701との長時間の接触により便座が溶けるのを防止する機能を果たすものである。
【0044】
第5中間板708の下部には旋回軸710が連結されている。この旋回軸710は、その図示上端が該第5中間板708の下面に連結されているとともに、その図示下端は上板に楕円状に形成された内周ガイド5の溝内にベアリングを介して嵌まり込んでいる。従って、旋回軸710が内周ガイド5の溝内を移動することにより、内周熱ローラ701、ホルダー703等が、内周ガイド5の軌跡に沿って移動することができるようにされているものである。
【0045】
旋回軸710の略上部及び略下部には、水平方向に沿って溝部710a及び710bが形成されている。そして、溝部710aには、旋回軸に対向して配設されたLMガイド711に形成された上側レール部711aが、溝部710bには該平板部材711に形成された下側レール部711bがそれぞれ係合して連結されているものである。
【0046】
また、LMガイド711は、従動軸712の図示上端部712aと連結されている。この従動軸712は、上板2に固定されたベアリング713によって回転可能に軸支されているとともに、その略中間部に従動プーリ714が同軸的に取り付けられている。従動プーリ714はタイミングベルト715により駆動軸716に同軸的に取り付けられた駆動プーリ717と連結されている。そして、駆動軸716は、上板2の下部に固定的に取り付けられた旋回モータ718の出力軸とされているものである。
【0047】
尚、内周移動手段70は、上記説明した内周バリ取りユニット7のうちの、内周熱ローラ701及びヒータ702を除いた全ての構成からなるものである。
【0048】
また、自走モータ612、旋回モータ718、ヒータ602、702は、それぞれ図示せぬ制御装置に電気的に接続されており、この制御装置によって自走モータ612及び旋回モータ718の駆動制御及びヒータ602、702への通電制御が行われているものである。
【0049】
上記構成のバリ取り装置100において、以下にその動作について説明する。
【0050】
まず、自走モータ612及び旋回モータ718を駆動させる前に、ヒータ602、702に通電し、外周熱ローラ601及び内周熱ローラ701の温度を約80℃に制御する。また、この状態においては、各エアースライドテーブル609、709のロッド部609b、709、は収納状態とされている。各ローラ601、701の昇温が完了したら、制御装置の図示せぬ起動ボタンを押圧する。すると、まず、各エアースライドテーブル609、709のロッド部609b、709bが突出状態となり、外周熱ローラ601が図示矢印B方向に移動して便座Aの外周縁に当接するとともに、内周熱ローラ701が図示矢印C方向に移動して便座Aの内周縁に当接する。また、この状態においては、各スプリング607、707の付勢力により、外周熱ローラ601は便座Aの外周縁を一定の付勢力で押圧し、内周熱ローラ701は便座Aの内周縁を一定の付勢力で押圧している。
【0051】
次に、制御装置は、自走モータ612及び旋回モータ718に駆動指令を出力する。すると、自走モータ612は駆動指令を受けてその出力軸613を回転する。出力軸613が回転すると、出力軸613に同軸的に連結されたピニオンギア615も回転する。このピニオンギア615は、フレキシブルラック41と噛合っているので、ピニオンギア615はフレキシブルラック41に沿って走行する。このため外周バリ取りユニット6全体がフレキシブルラック41に沿って走行するが、このフレキシブルラック41が形成された外周ガイド4は便座Aの外周形状に沿った形状にされているので、外周熱ローラ601はその周面で便座Aの外周縁を押圧した状態で該外周縁に沿って走行することとなる。これにより、外周熱ローラ601は便座Aの外周縁に発生しているバリを擦り、バリを除去するものである。
【0052】
一方、旋回モータ718は、駆動指令を受けてその出力軸である駆動軸716が回転する。すると、出力軸716に同軸的に取り付けられた駆動プーリ717も回転し、この回転はタイミングベルト715を介して従動プーリ714に伝達され、従動プーリ714が回転する。従動プーリ714の回転により、従動プーリ714が同軸的に連結された従動軸712も回転する。従動軸712が回転すると、従動軸712の上部で連結されたLMガイド711が該従動軸712を回転軸として回転する。このLMガイド711が回転することにより、該LMガイド711の上側ガイドレール711a及び下側ガイドレール711bに係合して連結している旋回軸710が従動軸712を中心として旋回する。ここで、旋回軸710の下端部は、内周ガイド5の溝に嵌め込まれているので、旋回軸710は、この内周ガイド5の楕円軌道状を旋回する。この場合において、従動軸712の回転に伴い旋回軸710が楕円軌道上を旋回すると、従動軸712と旋回軸710との水平方向距離が変化することとなるが、旋回軸710は従動軸712に連結したLMガイド711のガイドレール711a、711bが該旋回軸710の溝部710a、710bに係合しているので、水平方向距離の変化はこのLMガイド711と旋回軸710との係合状態の変化によって吸収され、許容される。このため旋回軸710は内周ガイド5に沿って楕円軌道上を旋回することが可能となるものである。このように、旋回軸710が内周ガイド5の楕円溝に沿って旋回するが、この内周ガイド5は便座Aの内周縁に沿って形成されているので、内周熱ローラ701はその周面で便座Aの内周縁を押圧した状態で該内周縁に沿って走行することとなる。これにより、内周熱ローラ701は便座Aの内周縁に発生しているバリを擦り、バリを除去するものである。
【0053】
以上のように、本例によるバリ取り方法は、バリが発生した成形品Aを固定台座3で固定し、円柱形状を呈する押し付け具としての外周熱ローラ601及び内周熱ローラ701の周面を成形品のバリ発生部に沿って擦ることによりバリを押しつぶして除去するものであるので、複雑な形状の成形品に発生するバリを除去する際に、成形品を固定しておくとともに、成形品に発生したバリに沿って各ローラ601、701の周面を擦りつけることによりバリを完全に除去することができるものである。
【0054】
また、本例によるバリ取り装置100は、外周及び内周を備え外周縁及び内周縁にバリが発生した成形品としての便座Aを固定する固定台座3と、円柱形状を呈する外周熱ローラ601と、外周熱ローラ601の周面を便座Aの外周縁に沿って移動させる外周移動手段60と、外周移動手段60による外周熱ローラ601の移動中に外周熱ローラ601を便座Aの外周縁に押し付けるためのスプリング607と、円柱形状を呈する内周熱ローラ701と、内周熱ローラ701の周面を便座Aの内周縁に沿って移動させる内周移動手段70と、内周移動手段70による内周熱ローラ701の移動中に内周熱ローラ701を便座Aの内周縁に押し付けるためのスプリング707とを具備する構成であるので、外周移動手段60の移動により外周熱ローラ601が移動する際に、スプリング607により外周熱ローラ601の周面が便座Aの外周縁に押し付けられながら移動する。便座Aの外周縁にはバリが発生しているので、この外周縁に発生したバリは外周熱ローラ601によって擦りつけられて除去される。また、内周移動手段70の移動により内周熱ローラ701が移動する際に、スプリング707により内周熱ローラ701の周面が便座Aの内周縁に押し付けられながら移動する。便座Aの内周縁にはバリが発生しているので、この内周縁に発生したバリは内周熱ローラ701によって擦りつけられて除去される。このように、便座のような内周及び外周をもった複雑な形状の成形品のバリを除去することができるものである。
【0055】
また、本例におけるバリ取り装置100は、外周熱ローラ601を所定の温度に加熱するヒータ602及び内周熱ローラ701を所定の温度に加熱するヒータ702を具備しているので、両熱ローラ601、701を所定の温度(例えば約80℃)に加熱することができ、加熱された熱ローラ601、701を便座Aの外周縁及び内周縁に押し付けて擦りつけることで、熱ローラ601、701の熱が便座Aの外周縁及び内周縁に発生したバリに伝達され、バリがやわらかくなってより押しつぶしやすくなるものである。
【0056】
また、本例におけるバリ取り装置100は、外周移動手段60の移動をガイドする外周ガイド4と、内周移動手段70の移動をガイドする内周ガイド5を具備するので、外周移動手段60及び内周移動手段70が各ガイド4、5に沿って正確な移動軌跡で移動し、各ローラ601、701の周面を便座Aの外周縁及び内周縁に沿って確実に移動させることができるものである。
【0057】
また、外周移動手段60は、出力軸613を備える自走モータ612と、自走モータ612の出力軸613に取り付けられ外周ガイド4のフレキシブルラック41に嵌合する嵌合手段としてのピニオンギア615を具備するので、外周移動手段60の駆動部である自走モータ612自身も移動する構成となり、外周移動手段60を駆動部を一体化したものとしてコンパクトに構成できるものである。
【0058】
また、内周移動手段7は、出力軸としての駆動軸716を備える旋回モータ718と、旋回モータ718の駆動軸716の回転に伴い内周ガイド5に沿って旋回する旋回軸710を具備し、この旋回軸710の旋回により便座Aの内周縁に沿って内周熱ローラ701が移動して便座Aの内周縁に発生したバリを除去する。このため、便座Aの内周領域のような、閉じた領域に沿って発生したバリを効果的に除去することができるものである。
【0059】
また、旋回軸710の旋回中心である従動軸712に固定されるとともに旋回軸710に係合したLMガイド711を設けたので、旋回軸710の旋回中に、楕円軌道に基づく従動軸712と旋回軸710との距離の変化はLMガイド711と旋回軸710の係合状態が変化することによって許容される。従って、旋回軸710は旋回モータ718の回転に伴って内周ガイド5の楕円軌道上を旋回することができるようになるものである。
【0060】
以上説明したように、本発明によれば、製品形状が複雑な樹脂成形品に発生するバリを確実に除去できるバリ取り装置を実現することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における、バリ取り装置の全体斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態における、外周バリ取りユニット全体及び内周バリ取りユニットの一部分の断面図である。
【図3】本発明の実施の形態における、外周バリ取りユニットの拡大斜視図である。
【図4】本発明の実施の形態における、内周バリ取りユニットの拡大斜視図である。
【図5】本発明の実施の形態における、内周バリ取りユニットの一部分の断面図である。
【符号の説明】
3・・・固定台座、 31・・・脚部、 32・・・固定台
4・・・外周ガイド、 41・・・フレキシブルラック、 42・・・外周溝
5・・・内周ガイド
6・・・外周バリ取りユニット、 60・・・外周移動手段、 601・・・外周熱ローラ(押し付け具、外周押し付け具)、 602・・・ヒータ(第1加熱手段)、 607・・・スプリング(外周付勢手段)、 612・・・自走モータ、 613・・・出力軸、 615・・・ピニオンギア(嵌合手段)
7・・・内周バリ取りユニット、 70・・・内周移動手段、 701・・・内周熱ローラ(押し付け具、内周押し付け具)、 702・・・ヒータ(第2加熱手段)、 707・・・スプリング(内周付勢手段)、 710・・・旋回軸、 711・・・LMガイド(許容手段)、 712・・・従動軸、 716・・・駆動軸(出力軸)、 718・・・旋回モータ

Claims (7)

  1. 外周及び内周を備え該外周及び内周にバリが発生した成形品を固定する固定台座と、円柱形状を呈する外周押し付け具と、
    前記外周押し付け具の周面を成形品の外周に沿って移動させる外周移動手段と、
    該外周移動手段による前記外周押し付け具の移動中に該外周押し付け具を成形品の外周に押し付けるための外周付勢手段と、円柱形状を呈する内周押し付け具と、
    前記内周押し付け具の周面を成形品の内周に沿って移動させる内周移動手段と、
    該内周移動手段による前記内周押し付け具の移動中に該内周押し付け具を成形品の内周に押し付けるための内周付勢手段とを具備するバリ取り装置。
  2. 請求項において、前記外周押し付け具を所定の温度に加熱する第1加熱手段及び前記内周押し付け具を所定の温度に加熱する第2加熱手段をさらに具備することを特徴とするバリ取り装置。
  3. 請求項において、前記外周移動手段の移動をガイドする外周ガイドと、
    前記内周移動手段の移動をガイドする内周ガイドをさらに具備することを特徴とするバリ取り装置。
  4. 請求項において、前記外周移動手段は、出力軸を備える自走モータと、
    該自走モータの出力軸に固定され前記外周ガイドに嵌合する嵌合手段を具備することを特徴とするバリ取り装置。
  5. 請求項において、前記内周移動手段は、出力軸を備える旋回モータと、
    該旋回モータの出力軸の回転に伴い前記内周ガイドに沿って旋回する旋回軸を具備することを特徴とするバリ取り装置。
  6. 請求項において、前記旋回軸の旋回中に前記旋回軸の旋回中心と前記旋回軸との距離の変化を許容する許容手段を具備することを特徴とするバリ取り装置。
  7. 請求項において、前記許容手段は、前記旋回軸の旋回中心で固定されるとともに前記旋回軸に係合したLMガイドであることを特徴とするバリ取り装置。
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