JP3868718B2 - 押出チューブ容器とその製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、押出ブロー成形された押出チューブ容器とその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
単層または多層押出ブロー成形法によってチューブ容器の中間成形品を成形し、口部上方のバリと胴部の下方をカットして、口部と肩部とからなるヘッド部と胴部とを一体成形したチューブ容器を得、胴部底部をシールするようにした単層または多層のチューブ容器は、従来より知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術では、容器口部の上端は開放端となっており、該開放端を閉鎖するために、口部の上端に円形のフィルムまたはシートを貼着したり、シート部材を口部内周に嵌着したり、或いはパッキン部材を中蓋としてを口部上端に貼着するようにしていた。
また、射出成形により成形した押出口を穿設した中栓を、口部上端に嵌着することも従来より提案されている。
【0004】
しかしながら、フイルム、シート部材、中蓋による開放端の閉鎖は、チューブ容器の成形とともに、閉鎖部材の製造と、口部への閉鎖部材の貼着または嵌着による閉鎖工程が必要となり、製造コストがかかるという問題点があった。
【0005】
後者の中栓を口部に嵌着するようにした技術も、中栓を別途射出成形により製造しているので、上記した問題点を有していた。
また、多層チューブ容器とする場合、中栓をも積層材とすると、その製造にさらに手数がかかるという問題があった。
【0006】
本発明は、上記問題を解決することを課題として、部品数と製造工程を削減してコスト低減をはかるとともに、デザインの自由性を高めるようにした押出チューブ容器と、その製造方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の課題を解決するため、押出チューブ容器として、押出ブロー成形によって一体成形された口部と扁平状の肩部と胴部、および胴部のカット端をシールして形成された底シール部を有する押出チューブ容器であって、口部の上端が、ブロー成形時に、押出口が穿設された頂壁によって閉鎖されていることを特徴とする構成を採用する。
【0008】
頂壁の実施態様として、口部の頂壁に、押出口を穿設することに代えて、押出ノズルを立設したことを特徴とする構成を採用する。
【0009】
胴部の形状として、断面が扁平形状であり、中央部に横方向に膨出する扁平膨出部が形成されているいることを特徴とする構成を採用し、また内容物の保存性を高めるために押出チューブ容器が、積層材によって形成されていることを特徴とする構成を採用する。
【0010】
製造方法として、押出チューブ容器の製造方法であって、パリソンを押出し、ブロー金型に挟持したパリソンにブローピンを挿入し、押出チューブ容器の口部上部に、押出口と等しい外径を有するブローピンを囲む円筒を形成するようにブロー成形して、基材成形品を成形する工程と、金型から取り出した基材成形品の口部上部の円筒と、モール部および胴部の下方部の所定個所をカットして、容器基材を形成する工程と、胴部のカット部を溶着して底シール部を形成する工程とからなることを特徴とする方法を採用する。
【0011】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
図1において、Aはブロー成形された押出チューブ容器、Bはキャップであり、押出チューブ容器Aは、単層または、バリヤー層を採用した積層材によって成形され、口部1と肩部2、胴部3と底シール部4とからなっている。
【0012】
図1,2に示すように、口部1の上端には、口部1を閉鎖する頂壁5が形成され、中心に押出孔6が穿孔されている。
口部1外周には、ねじ7と膨出環8が設けられており、その下方には拡径段部9が形成され、拡径段部9の周面には、キャップ位置決め用の係止片10が突設されている。
肩部2は、拡径段部9より広がり、扁平形状の壁面を有している。
【0013】
胴部3の周壁は、肩部2の周縁に連続して形成されている。
胴部3の断面形状は、肩部2周縁の扁平形状より変化するとともに、全体を通じて下方に向かうにしたがって、さらに扁平化されており、胴部3の中間部には、扁平面より左右に膨出する膨出部11が形成されている。
胴部3の下端部には、内容物の充填後溶着される底シール部4が形成されている。
【0014】
図3に示すように、キャップBは、断面が肩部2周縁と同形の外筒12、円筒形の内筒13と頂壁14とからなっており、頂壁14には、押出孔6を密封する栓体15が垂設されている。
内筒13の内周には、ねじ7に螺合するねじ16が螺設され、外周の所定個所には、係止片10に係合する位置決め杆17が設けられている。
【0015】
次に、本発明の押出チューブ容器の製造方法について図4を参照して説明する。
押出チューブ容器Aは、まず始めに容器の口部1、肩部2と胴部3、および成形後にカットされる胴部3の下方の除去部aを含めて、基材成形品A1が、単層または積層押出ブロー成形によって成形される。
【0016】
ブロー成形にあたっては、その直径が押出孔6に等しいブローピンpが用いられ、口部1上面より上方の部分は、ブローピンpより所定の直径に拡径された金型のピンチオフ部によって喰い切られ、円筒bが形成されるようにしている。
ブロー成形後に、口部1上面より上方の円筒bとモール部m、胴部3の下方の除去部aがカットして切り離され、単層または積層材から構成される押出チューブ容器Aの容器基材が製造される。
次いで、キャップBを被嵌した容器に内容物が充填され、底シール部4が溶着シールされることによって、押出チューブ容器Aが完成される。
【0017】
次に、本発明押出チューブ容器の作用効果について説明する。
押出チューブ容器Aの基材成形品A1は、ブロー成形によって成形しているから、容器の口部1、肩部2と胴部3は、同時に一体成形ができ、後工程として、口部1上面より上方のモール部mを含む円筒bのカットと胴部3下方の除去部aのカットだけであるので、基材成形品A1は簡単に製造できる。
【0018】
口部1上面より上方部のカットだけで口部1を閉鎖する頂壁5が形成されるので、容器の口部1を閉鎖する閉鎖部材を別途製造し、接合する工程を省くことができる。
また、積層ブロー成形した場合には、頂壁5、押出孔6も積層構造とすることができる。
【0019】
容器の口部1とその頂壁5、肩部2と胴部3は、その基材成形品A1がブロー成形によって成形されるから、肩部2、胴部3の形状を自由に選定することができ、さらに、表面に凹凸模様を付けることができるので、デザインを多様化することができる。
とくに、胴部3、底部を所望の形状にできるから、従来のように、底シール部4が胴部3の扁平面より両側にはみ出すことをなくすこともでき、商品の函詰め容積を小さくすることができる。
【0020】
次に、変形実施形態について説明する。
前記実施形態では、容器口部1の上端に押出孔6を穿孔した頂壁5を配設したが、図5に示すように、頂壁5の上面に押出ノズル20を立設するようにすることができる。
その際、基材成形品A1は、口部1上面より突出する押出ノズル20を形成させ、口部1の上方では、押出ノズル20上部のモール部mのみをカットする。
また、キャップBの高さは押出ノズル20の高さだけ高くしている。
【0021】
前記各実施形態では、肩部の周縁、胴部の上端部の形状を扁平形状としたが、円形、楕円形、角部を円弧とした長方形にすることもできる。
【0022】
【発明の効果】
本発明は、上記のように構成されているから、次の効果を奏する。
押出チューブ容器の基材成形品をブロー成形によって成形し、容器口部の上端を口部周壁と一体成形した頂壁で閉鎖するよう形成しているから、シール部材、中蓋、中栓などの口部の閉鎖部材の製造と閉鎖工程を省略し、製造コストを下げることができた。
さらに、積層押出チューブ容器の場合に、頂壁、押出口の積層もブロー成形によって簡単にできるようになった。
【0023】
また、肩部周縁と胴部の形状を自由に選定し、表面に模様を付けることができるので、デザインの多様性を得ることができる。
また、従来の押出成形チューブ容器にみられるような、底シール部が両側にはみ出すことをなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の押出チューブ容器の一部断面正面図である。
【図2】押出チューブ容器の上面図である。
【図3】キャップの一部断面正面図である。
【図4】製造方法の説明図で、(a)はブロー金型から取り出された基材成形品の側面図、(b)は底シール部を溶着シールした押出チューブ容器の側面図である。
【図5】別実施形態の押出チューブ容器の一部断面正面図である。
【符号の説明】
A 押出チューブ容器
A1 基材成形品
a 除去部
B キャップ
b 円筒
m モール部
p ブローピン
1 口部
2 肩部
3 胴部
4 底シール部
5 頂壁
6 押出孔
11 膨出部
20 押出ノズル

Claims (5)

  1. 押出ブロー成形によって一体成形された口部と扁平状の肩部と胴部、および胴部のカット端をシールして形成された底シール部を有する押出チューブ容器であって、
    口部の上端が、ブロー成形時に、押出口が穿設された頂壁によって閉鎖されていることを特徴とする押出チューブ容器。
  2. 口部の頂壁に、押出口を穿設することに代えて、押出ノズルを立設したことを特徴とする請求項1記載の押出チューブ容器。
  3. 胴部の断面が扁平形状であり、中央部に横方向に膨出する扁平膨出部が形成されていることを特徴とする請求項1または2記載の押出チューブ容器。
  4. 押出チューブ容器が、積層材によって形成されていることを特徴とする請求項1または2記載の押出チューブ容器。
  5. 押出チューブ容器の製造方法であって、
    パリソンを押出し、ブロー金型に挟持したパリソンにブローピンを挿入し、
    押出チューブ容器の口部上部に、押出口と等しい外径を有するブローピンを囲む円筒を形成するようにブロー成形して、基材成形品を成形する工程と、
    金型から取り出した基材成形品の口部上部の円筒と、モール部および胴部の下方部の所定個所をカットして、容器基材を形成する工程と、
    胴部のカット部を溶着して底シール部を形成する工程とからなることを特徴とする押出チューブ容器の製造方法。
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