JP2001315808A - 押出チューブ容器とその製造方法 - Google Patents

押出チューブ容器とその製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品数と製造工程を削減してコスト低減をは
かるとともに、デザインの自由性を高めるようにした押
出チューブ容器と、その製造方法を提供すること。 【解決手段】 口部と、扁平状の肩部と胴部が一体成形
され、底部がシールされた押出チューブ容器であって、
口部の上端が、押出口を設け、口部周壁と一体成形によ
って形成された頂壁によって閉鎖されていることを特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、押出ブロー成形さ
れた押出チューブ容器とその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】単層または多層押出ブロー成形法によっ
てチューブ容器の中間成形品を成形し、口部上方のバリ
と胴部の下方をカットして、口部と肩部とからなるヘッ
ド部と胴部とを一体成形したチューブ容器を得、胴部底
部をシールするようにした単層または多層のチューブ容
器は、従来より知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、容
器口部の上端は開放端となっており、該開放端を閉鎖す
るために、口部の上端に円形のフィルムまたはシートを
貼着したり、シート部材を口部内周に嵌着したり、或い
はパッキン部材を中蓋としてを口部上端に貼着するよう
にしていた。また、射出成形により成形した押出口を穿
設した中栓を、口部上端に嵌着することも従来より提案
されている。
【0004】しかしながら、フイルム、シート部材、中
蓋による開放端の閉鎖は、チューブ容器の成形ととも
に、閉鎖部材の製造と、口部への閉鎖部材の貼着または
嵌着による閉鎖工程が必要となり、製造コストがかかる
という問題点があった。
【0005】後者の中栓を口部に嵌着するようにした技
術も、中栓を別途射出成形により製造しているので、上
記した問題点を有していた。また、多層チューブ容器と
する場合、中栓をも積層材とすると、その製造にさらに
手数がかかるという問題があった。
【0006】本発明は、上記問題を解決することを課題
として、部品数と製造工程を削減してコスト低減をはか
るとともに、デザインの自由性を高めるようにした押出
チューブ容器と、その製造方法を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するため、押出チューブ容器として、口部と、扁平
状の肩部と胴部が一体成形され、底部がシールされた押
出チューブ容器であって、口部の上端が、押出口を設
け、口部周壁と一体成形によって形成された頂壁によっ
て閉鎖されていることを特徴とする構成を採用する。
【0008】頂壁の実施態様として、口部の頂壁が、中
心部に押出孔を穿孔した頂壁であることを特徴とする構
成、または、その上端に押出ノズルを立設した頂壁であ
るこを特徴とする構成を採用する。
【0009】胴部の形状として、断面が扁平形状であ
り、中央部に横方向に膨出する扁平膨出部が形成されて
いるいることを特徴とする構成を採用し、また内容物の
保存性を高めるために押出チューブ容器が、積層材によ
って形成されていることを特徴とする構成を採用する。
【0010】製造方法として、パリソンを押出し、ブロ
ー金型により押出チューブ容器の口部上部にブローピン
を囲む円筒を形成するように積層ブロー成形して、基材
成形品を成形する工程と、金型から取り出した基材成形
品の口部上部の円筒と、モール部および胴部の下方部の
所定個所をカットして、容器基材を形成する工程と、胴
部のカット部を溶着して底シール部を形成する工程とか
らなることを特徴とする方法を採用する。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態につい
て、図面を参照して説明する。図1において、Aはブロ
ー成形された押出チューブ容器、Bはキャップであり、
押出チューブ容器Aは、単層または、バリヤー層を採用
した積層材によって成形され、口部1と肩部2、胴部3
と底シール部4とからなっている。
【0012】図1,2に示すように、口部1の上端に
は、口部1を閉鎖する頂壁5が形成され、中心に押出孔
6が穿孔されている。口部1外周には、ねじ7と膨出環
8が設けられており、その下方には拡径段部9が形成さ
れ、拡径段部9の周面には、キャップ位置決め用の係止
片10が突設されている。肩部2は、拡径段部9より広
がり、扁平形状の壁面を有している。
【0013】胴部3の周壁は、肩部2の周縁に連続して
形成されている。胴部3の断面形状は、肩部2周縁の扁
平形状より変化するとともに、全体を通じて下方に向か
うにしたがって、さらに扁平化されており、胴部3の中
間部には、扁平面より左右に膨出する膨出部11が形成
されている。胴部3の下端部には、内容物の充填後溶着
される底シール部4が形成されている。
【0014】図3に示すように、キャップBは、断面が
肩部2周縁と同形の外筒12、円筒形の内筒13と頂壁
14とからなっており、頂壁14には、押出孔6を密封
する栓体15が垂設されている。内筒13の内周には、
ねじ7に螺合するねじ16が螺設され、外周の所定個所
には、係止片10に係合する位置決め杆17が設けられ
ている。
【0015】次に、本発明の押出チューブ容器の製造方
法について図4を参照して説明する。押出チューブ容器
Aは、まず始めに容器の口部1、肩部2と胴部3、およ
び成形後にカットされる胴部3の下方の除去部aを含め
て、基材成形品A1が、単層または積層押出ブロー成形
によって成形される。
【0016】ブロー成形にあたっては、その直径が押出
孔6に等しいブローピンpが用いられ、口部1上面より
上方の部分は、ブローピンpより所定の直径に拡径され
た金型のピンチオフ部によって喰い切られ、円筒bが形
成されるようにしている。ブロー成形後に、口部1上面
より上方の円筒bとモール部m、胴部3の下方の除去部
aがカットして切り離され、単層または積層材から構成
される押出チューブ容器Aの容器基材が製造される。次
いで、キャップBを被嵌した容器に内容物が充填され、
底シール部4が溶着シールされることによって、押出チ
ューブ容器Aが完成される。
【0017】次に、本発明押出チューブ容器の作用効果
について説明する。押出チューブ容器Aの基材成形品A
1は、ブロー成形によって成形しているから、容器の口
部1、肩部2と胴部3は、同時に一体成形ができ、後工
程として、口部1上面より上方のモール部mを含む円筒
bのカットと胴部3下方の除去部aのカットだけである
ので、基材成形品A1は簡単に製造できる。
【0018】口部1上面より上方部のカットだけで口部
1を閉鎖する頂壁5が形成されるので、容器の口部1を
閉鎖する閉鎖部材を別途製造し、接合する工程を省くこ
とができる。また、積層ブロー成形した場合には、頂壁
5、押出孔6も積層構造とすることができる。
【0019】容器の口部1とその頂壁5、肩部2と胴部
3は、その基材成形品A1がブロー成形によって成形さ
れるから、肩部2、胴部3の形状を自由に選定すること
ができ、さらに、表面に凹凸模様を付けることができる
ので、デザインを多様化することができる。とくに、胴
部3、底部を所望の形状にできるから、従来のように、
底シール部4が胴部3の扁平面より両側にはみ出すこと
をなくすこともでき、商品の函詰め容積を小さくするこ
とができる。
【0020】次に、変形実施形態について説明する。前
記実施形態では、容器口部1の上端に押出孔6を穿孔し
た頂壁5を配設したが、図5に示すように、頂壁5の上
面に押出ノズル20を立設するようにすることができ
る。その際、基材成形品A1は、口部1上面より突出す
る押出ノズル20を形成させ、口部1の上方では、押出
ノズル20上部のモール部mのみをカットする。また、
キャップBの高さは押出ノズル20の高さだけ高くして
いる。
【0021】前記各実施形態では、肩部の周縁、胴部の
上端部の形状を扁平形状としたが、円形、楕円形、角部
を円弧とした長方形にすることもできる。
【0022】
【発明の効果】本発明は、上記のように構成されている
から、次の効果を奏する。押出チューブ容器の基材成形
品をブロー成形によって成形し、容器口部の上端を口部
周壁と一体成形した頂壁で閉鎖するよう形成しているか
ら、シール部材、中蓋、中栓などの口部の閉鎖部材の製
造と閉鎖工程を省略し、製造コストを下げることができ
た。さらに、積層押出チューブ容器の場合に、頂壁、押
出口の積層もブロー成形によって簡単にできるようにな
った。
【0023】また、肩部周縁と胴部の形状を自由に選定
し、表面に模様を付けることができるので、デザインの
多様性を得ることができる。また、従来の押出成形チュ
ーブ容器にみられるような、底シール部が両側にはみ出
すことをなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の押出チューブ容器の一部断面正面図で
ある。
【図2】押出チューブ容器の上面図である。
【図3】キャップの一部断面正面図である。
【図4】製造方法の説明図で、(a)はブロー金型から
取り出された基材成形品の側面図、(b)は底シール部
を溶着シールした押出チューブ容器の側面図である。
【図5】別実施形態の押出チューブ容器の一部断面正面
図である。
【符号の説明】
A 押出チューブ容器 A1 基材成形品 a 除去部 B キャップ b 円筒 m モール部 p ブローピン 1 口部 2 肩部 3 胴部 4 底シール部 5 頂壁 6 押出孔 11 膨出部 20 押出ノズル

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 口部と、扁平状の肩部と胴部が一体成形
    され、底部がシールされた押出チューブ容器であって、 口部の上端が、押出口を設け、口部周壁と一体成形によ
    って形成された頂壁によって閉鎖されていることを特徴
    とする押出チューブ容器。
  2. 【請求項2】 口部の頂壁が、中心部に押出孔を穿孔し
    た頂壁であることを特徴とする請求項1記載の押出チュ
    ーブ容器。
  3. 【請求項3】 口部の頂壁が、その上端に押出ノズルを
    立設した頂壁であるこを特徴とする請求項1記載の押出
    チューブ容器。
  4. 【請求項4】 胴部の断面が扁平形状であり、中央部に
    横方向に膨出する扁平膨出部が形成されているいること
    を特徴とする請求項1記載の押出チューブ容器。
  5. 【請求項5】 押出チューブ容器が、積層材によって形
    成されていることを特徴とする請求項1記載の押出チュ
    ーブ容器。
  6. 【請求項6】 パリソンを押出し、ブロー金型により押
    出チューブ容器の口部上部にブローピンを囲む円筒を形
    成するように積層ブロー成形して、基材成形品を成形す
    る工程と、 金型から取り出した基材成形品の口部上部の円筒と、モ
    ール部および胴部の下方部の所定個所をカットして、容
    器基材を形成する工程と、 胴部のカット部を溶着して底シール部を形成する工程と
    からなることを特徴とする押出チューブ容器の製造方
    法。
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