JP3868393B2 - 除雪機の走行装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、除雪機の走行装置の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、特許文献1に示されるように、除雪機は、雪を掻き込むオーガと、掻き込まれた雪を上方へ跳ね飛ばすブロワと、跳ね飛ばされる雪をガイドするシュータとが、走行装置を備えた機体に搭載されて、走行しながら除雪作業を行うことができるように構成されている。この除雪機の走行装置としては、雪面を走行しやすいようにクローラ式走行装置が採用されている。
【0003】
上述の構成の除雪機を移動させるときには、オーガの下面を地面より高くした方が能率良く移動することができ、また、除雪作業時にはオーガの下面を低くした方が効率よく除雪することができる。そこで、除雪部を昇降可能として、オーガの高さ位置を調節して、機体の走行する走行面よりも高く積もった雪や、走行面よりも低い雪面を除雪できるものとされている。
【0004】
小型の除雪機では、機体後部に備えられた操向ハンドルを、操縦者が手押しで操作することによって機体を操向する。この小型の除雪機においてオーガを昇降させる際には、走行装置の車軸を支点としてオーガを回動させるものが一般的である。電力や油圧を動力としてオーガを車軸を中心として回動させるものや、操向ハンドルを操縦者が上下操作することによって、オーガを車軸を支点として回動させるものがある。また、小型の除雪機において除雪機を旋回させる際には、走行装置を構成する左右のクローラのうち片側を停止させることによって機体を旋回させるものや、操縦者が手押しで操向ハンドルを操作して機体を旋回させるものがある。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−173922号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
走行装置を構成する左右のクローラのうち片側を停止させることによって機体を旋回させる構造の除雪機は、左右のクローラを独立して駆動・停止させる構造を備えることとなるが、機構が複雑であり、部品点数の増加に伴う重量の増加や、コストの増大がある。これに対し、操縦者が手押しで操向ハンドルを操作して機体を旋回させるものはコストを抑えることができるので、廉価としたい小型の除雪機においては、この形式を採用する方が優位である。
しかし、操縦者が手押しで操向ハンドルを操作して機体を旋回させる際に、接地しているクローラベルトの摩擦抵抗により、クローラベルトの接地面積が大きいほど大きな操作力が必要となる。また、操縦者が手押しで操向ハンドルを操作して車軸を中心としてオーガを昇降操作する際には、機体重心からのクローラベルトの接地距離が長いほど、大きな力が必要となる。
そこで、本発明では、除雪機のクローラ走行装置において、クローラベルトの接地面積を変更操作可能とすることにより、機体旋回時やオーガ昇降操作時の操作力の低減によって、良好な操縦性を備える除雪機の構造を提案する。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
【0008】
請求項1においては、機体フレームの前方に配設された除雪部(11)と、機体フレームの下方に配設されたクローラ式走行装置と、後方に配置された操向ハンドル(32)を備えた除雪機において、クローラ式走行装置を、駆動スプロケット(25)と、従動スプロケット(26)と、これらのスプロケットに巻回されたクローラベルト(31)で構成し、駆動スプロケット(25)と従動スプロケット(26)との間に転動輪(27)を配設し、該転動輪(27)の下端を、駆動スプロケット(25)下端と従動スプロケット(26)下端とを結ぶ基準線(L)よりも下方に配置可能に構成し、前記基準線(L)上に転動輪(27)の下端が位置し、駆動スプロケット(25)と従動スプロケット(26)の間がクローラベルト(31)の接地面である「標準」状態と、前記操向ハンドル(32)を押し下げて、前部の除雪部(11)がリフトアップされ、基準線(L)よりも下方に転動輪(27)の下端が位置し、従動スプロケット(26)と転動輪(27)の間がクローラベルト(31)接地面となる「リフトアップ」状態と、該操向ハンドル(32)を持ち上げて、除雪部(11)が接地され、基準線(L)よりも下方に転動輪(27)の下端が位置し、駆動スプロケット(25)と転動輪(27)の間がクローラベルト(31)の接地面となる「リヤアップ」状態に切り替え可能としたものである。
【0009】
請求項2においては、請求項1記載の除雪機の走行装置において、該転動輪(27)の下端を基準線(L)よりも下方とする操作は、転動輪(27)の位置を上下調節することにより行うものである。
【0010】
請求項3においては、請求項1記載の除雪機の走行装置において、該転動輪(27)の下端を基準線(L)よりも下方とする操作は、従動スプロケット(26)を上下操作することにより行うものである。
【0011】
請求項4においては、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の除雪機の走行装置において、前記転動輪(27)を機体前後方向にも位置調節可能としたものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
次に、発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明の第一実施例に係る除雪機の全体的な構成を示した左側面図、図2はクラッチOFF状態にある走行クラッチレバーと除雪クラッチレバーを示す左側面図、図3はクラッチON状態にある走行クラッチレバーと除雪クラッチレバーを示す左側面図である。図4は変速装置を示す左側面図、図5は変速装置を示す平面図、図6は変速軸を示す拡大平面図、図7は摩擦板を示す拡大図、図8は走行変速レバーのガイド溝を示す平面図である。図9は従動スプロケット及び転動輪の支持構造を示す図、図10は転動輪の支持構造の別形態を示す図である。図11はリフトアップ状態の除雪機を示す左側面図、図12はリヤアップ状態の除雪機を示す左側面図である。
【0013】
まず、図1において除雪機10の全体構成から説明する。
除雪機10は、機体前部に配設された除雪部11と、該除雪部11の後方に配設された駆動部12と、該駆動部12の下方に配設されたクローラ式走行装置13と、駆動部12の後方であって機体後部に配設された運転操作部14とで構成されている。
【0014】
前記除雪部11には、機体フレーム15の前部に連設されたブロワハウジング16に内設されたブロワ17と、該ブロワハウジング16の前方に連設されたオーガハウジング18にその回転軸が左右方向となるように内設された掻込オーガ19と、該ブロワハウジング16の上方に水平旋回可能に立設された投雪シュータ21とが具備されている。
【0015】
前記投雪シュータ21の下部には一体的に旋回座20が配置され、該旋回座20の外周下部に歯部が形成され、該歯部にギアが噛合され、該ギアを旋回モータまたはシュータハンドル37の操作により回転させて、旋回座20とともに投雪シュータ21が回動されて投雪方向を変更できるように構成されている。
【0016】
そして、上述の如く構成される除雪部11において、掻込オーガ19でオーガハウジング18の左右略中央方向へ掻き込まれた雪は、ブロワ17によって上方へ跳ね飛ばされ、投雪シュータ21によってその方向がガイドされて任意の方向へ排出できるようにしている。該投雪シュータ21上端にはキャップを設けてハンドル37の操作で回動可能とし、投雪距離を調節可能としている。
【0017】
前記駆動部12では、機体フレーム15に変速装置28が内設され、該機体フレーム15の上部にはエンジン22が載置されている。エンジン22の動力は出力軸22aより出力され、除雪部11及び走行装置13に伝達される。除雪部11に伝達された動力により、ブロワ17及び掻込オーガ19が回転駆動される。また、走行装置13に伝達される動力は、変速装置28において変速されたのち、駆動軸23に伝達され、駆動軸23に嵌装された駆動スプロケット25・25が回転駆動される。
【0018】
前記機体フレーム15の下部には、駆動スプロケット25・25が嵌装された駆動軸23が回動可能に横架支承され、前記機体フレーム15の後部には、従動スプロケット26・26が嵌装された後車軸24が回動可能に横架支承されている。そして、駆動スプロケット25と従動スプロケット26には無端クローラベルト31が巻回されてクローラが構成されており、この左右一対のクローラによって、駆動軸23の回転駆動により走行駆動されるクローラ式走行装置13が構成されている。
【0019】
前記運転操作部14では、前記機体フレーム15の両側後部より斜め後上方に操向ハンドル32・32が突出され、左右の操向ハンドル32・32間に上下の操作ボックス33・52が配設されている。上方の操作ボックス33には、エンジン22から走行装置13への伝動の入切操作を行うための走行クラッチレバー35と、エンジン22から除雪部11への伝動の入切操作を行うための除雪クラッチレバー39と、従動スプロケット26・26の上下高さ位置のロック操作を行うためのロックレバー66等が配置されている。また、下方の操作ボックス52には、変速装置28による変速操作を行うための走行変速レバー38が配設されている。
【0020】
前記走行クラッチレバー35は操向ハンドル32を握りながらこのレバー35を握れるように構成されており、このレバー35は操向ハンドル32とともに握っているとき作動し、放すと停止するデッドマンクラッチレバーとしている。また、走行クラッチレバー35と除雪クラッチレバー39は、いずれも操向ハンドル32の近傍に設けられており、走行クラッチレバー35と除雪クラッチレバー39はいずれもクラッチOFF操作位置に付勢され、除雪クラッチレバー39は除雪クラッチON操作位置でロックすることができるものとされている。
【0021】
図1及び図2に示す如く、除雪クラッチレバー39の基部39aは操向ハンドル32より突設したレバー軸77に回動自在に遊嵌され、該基部39aには、一端を機体フレーム15内に配設された除雪クラッチアーム(図示せず)に連結された操作ワイヤ73aの他端が連結されたカム73が固設されている。従って、除雪クラッチレバー39の回動操作に伴い、カム73が一体的に回動され、操作ワイヤ73aが弛緩されて、除雪クラッチアームが操作される。なお、除雪クラッチアームにより、後述する除雪テンションプーリ99が除雪伝動ベルト97に対して離接操作され、除雪部11への伝動の断接操作が行われる。前記カム73には、ピン76が貫設されており、該ピン76にはロックレバー74が回動可能に支承されている。ロックレバー74は側面視略L字状の板状部材であり、後述するロックピン71に掛止する係止部74aが上後方を切り欠いて形成されている。また、ロックレバー74は、捩じりバネ等の付勢部材75によって下方(走行クラッチレバー35側)へ回動するように付勢されるとともに、前側端が除雪クラッチレバー39の基部39aに当接することによって、下方への回動が規制されている。
【0022】
一方、走行クラッチレバー35は、その基部35aが操向ハンドル32より突設した支軸72に回動可能に支承され、該基部35aの支軸72よりも下方においてロックピン71が固設されている。また、走行クラッチレバー35は、支軸72を介してロックピン71と反対側においてワイヤ連結部70が設けられており、該ワイヤ連結部70には、一端が機体フレーム15内に配置された走行クラッチアーム119(図4)に連結された操作ワイヤの他端が連結されている。従って、走行クラッチレバー35の操作に従い操作ワイヤが弛緩されて走行クラッチアーム119が操作される。
【0023】
上述の如く構成された走行クラッチレバー35と除雪クラッチレバー39において、走行クラッチレバー35をハンドル32とともに握り走行クラッチON操作をして、この走行クラッチONの状態で、除雪クラッチレバー39を後方へ倒し除雪クラッチON操作すると、図3に示す如く、除雪クラッチレバー39とともに、カム73及びロックレバー74がレバー軸77を中心として後方へ回転される。そして、ロックレバー74の係止部74aがロックピン71に係合すると、除雪クラッチレバー39を放しても、ロックピン71に係止部74aが当接して除雪クラッチレバー39の操作位置がロックされる。
【0024】
そして、上述の如く走行クラッチレバー35及び除雪クラッチレバー39がいずれもクラッチONの操作位置にある状態で、走行クラッチレバー35の握り解除操作して走行クラッチOFFとすれば、走行クラッチレバー35に設けたロックピン71が下方へ回動して係止部74aとの係合が解除され、除雪クラッチON側に付勢されている除雪クラッチレバー39は、除雪クラッチOFF操作位置に復帰する。すなわち、走行クラッチ及び除雪クラッチがともにON状態であるときに、走行クラッチレバー35を走行クラッチOFF操作すれば、自動的に除雪クラッチOFFとされるのである。
このような構成で、例えば、左手で走行クラッチレバー35を操向ハンドル32側へ回動して両者を握った状態で、右手で除雪クラッチレバー39を後方へ回動すると、係止部74aがロックピン71に係合して自動的に除雪クラッチON位置でロックでき、走行しながら除雪作業ができる。このとき右手を放しても作業状態は維持でき、右手でシュータキャップの高さ調節等の操作ができるのである。そして、左手を操向ハンドル32から放すと、走行クラッチレバー35及び除雪クラッチレバー39がともに前方へ回動して両クラッチをOFFとすることができ、走行及び除雪作業を停止することができる。
【0025】
ここで、上記の構成の除雪機10における変速装置28の構造について説明する。
【0026】
図1、図4及び図5に示す如く、機体フレーム15は、エンジン22の前部においては上方に突出されてエンジン22の出力軸22aのカバーが形成されている。そして、エンジン22の出力軸22aには、走行駆動プーリ90と、除雪駆動プーリ91の二個の駆動プーリ90・91が嵌設されている。走行駆動プーリ90と、その下方に配設された走行従動プーリ92との間には走行伝動ベルト96が巻回されており、走行従動プーリ92を外嵌している変速軸101に出力軸22aより動力が伝達されている。また、除雪駆動プーリ91と、その下方に配設された除雪従動プーリ93との間には除雪伝動ベルト97が巻回されており、除雪従動プーリ93を外嵌している除雪従動軸95に出力軸22aより動力が伝達されている。
そして、機体フレーム15の内側面に固設されたテンションプーリ軸ブラケット88に、テンションプーリ軸89が軸支されており、該テンションプーリ軸89に、走行テンションプーリ98を具備する走行テンションアーム98aと、除雪テンションプーリ99を具備する除雪テンションアーム99aとが枢支されている。走行テンションプーリ98は走行伝動ベルト96に、除雪テンションプーリ99は除雪伝動ベルト97に、それぞれ押圧するよう付勢され、各伝動ベルト96・97にテンションが付与されている。
【0027】
図6にも示す如く、前記変速軸101は、軸受102に回転自在に軸支されており、該変速軸101の前端には走行従動プーリ92が、後端には円板状の変速板103が固設されている。また、該変速板103の円の中心部には、軸方向の孔が形成されており、該孔には、空転部材104が挿設されている。孔の内周と空転部材104の外周の間には、ブッシュ105及び軸受106が内設されており、空転部材104が変速軸101及び変速板103の回転とは独立して回転自在とされ、即ち、変速板103に対して空転部材104が独立して回転自在とされている。
【0028】
また、機体フレーム15内において、該変速板103の後方にスプライン軸110が横設軸支されている。該スプライン軸110には、円板状の摩擦板107が、該スプライン軸110の軸方向に摺動自在にスプライン嵌合されており、さらに、摩擦板107の該スプライン軸110上に外装されるボス部に、軸受を介して連結環109が回動自在に遊嵌されている。前記摩擦板107の外周には摩擦部材108が貼設され、該摩擦部材108の外周部が変速板103の表面に押接されている。そして、エンジン22の動力を受けて回転する変速板103に伴って、これに押接する摩擦板107が回転し、該摩擦板107と一体的にスプライン軸110が回転する。
【0029】
図5に示す如く該スプライン軸110の左端には、ギア113が外嵌されている。また、スプライン軸110の前方位置にてカウンタ軸114が軸支されており、該カウンタ軸114に第一カウンタギア114aと第二カウンタギア114bとから成る二連ギアが遊嵌されている。さらに、カウンタ軸114の前方において、駆動軸23が軸支されており、該駆動軸23に駆動ギア115が嵌装されている。カウンタ軸114の第一カウンタギア114aが、ギア113に噛合され、また、第二カウンタギア114bが該駆動ギア115に噛合されている。こうして、スプライン軸110の回転が駆動軸23に伝達される。
【0030】
一方、機体フレーム15内のスプライン軸110の後方位置にて、アーム軸112が横設軸支されている。アーム軸112には、前記の走行変速レバー38の操作に伴って回動する変速操作アーム111が回動可能に支承されている。該変速操作アーム111は、摩擦板107に遊嵌されている連結環109に設けられたピン109aに掛止しており、該変速操作アーム111が回動することによって、摩擦板107がスプライン軸110上を左右方向に摺動する。変速操作アーム111は操作ロッド120を介して走行変速レバー38に連結されており、走行変速レバー38の操作により操作ロッド120が回動操作され変速操作アーム111が該操作ロッド120を軸として回動される。
【0031】
摩擦板107は、変速板103の略中央に位置する空転部材104に接する操作位置を、走行停止位置とし、スプライン軸110上を、該走行停止位置よりも右側の前進最高速位置から、該走行停止位置よりも左側の後進最高速位置まで摺動する。摩擦板107が走行停止位置にあるときは、摩擦板107(摩擦部材108)は、変速板103の中心に配設した空転部材104を押圧しており、変速板103の回転に関わらず、空転部材104は回転せず、従って、これに押圧する摩擦板34も回転しない。そして、摩擦板107が該スプライン軸110に沿い、走行停止位置より左右側に摺動し、変速板103自体の表面を押圧すると、該摩擦板107に回転力が付与され、さらに、該走行停止位置からの距離に比例して、回転速度は早くなる。このようにして、変速板103の回転を受けて摩擦板107が回動されると、この回動が駆動軸23まで伝達されて該駆動軸23が回転駆動される。
【0032】
ここで、走行クラッチ機構について説明する。
前記スプライン軸110の前方に配置されたカウンタ軸114には、筒体116が遊嵌されており、該筒体116には走行クラッチアーム119の前部が外嵌固定されている。筒体116の上部には固定部材118を介して、前記変速軸101を支承する軸受102が固定されている。前記走行クラッチアーム119の後部には、操作ワイヤの一端が連結されており、該操作ワイヤの他端は走行クラッチレバー35に連結されている。従って、走行クラッチレバー35の操作により、走行クラッチアーム119はカウンタ軸114を中心として回動する。なお、走行クラッチアーム119は下方へ回動するように付勢されている。
【0033】
そして、走行クラッチレバー35を走行クラッチOFF操作すると操作ワイヤが上方に引っ張られ、これに連動して走行クラッチアーム119の先端が上方に回動し、この回動に伴って、筒体116、軸受102及び変速板103が一体的に回動し、摩擦板107と変速板103とが離間する。これにより、スプライン軸110への動力伝達が絶たれて、駆動軸23への動力伝達が絶たれるのである。
【0034】
なお、走行クラッチOFF操作に際しては、変速板103より離間した摩擦板107は、走行停止位置に復帰しようとする。図8に示す如く、操作ボックス52に形成された走行変速レバー38の操作位置をガイドするガイド溝52aには、前方から、後進操作位置52f、走行停止操作位置52b、前進一速操作位置52c、前進二速操作位置52d、前進三速操作位置52eが順に形成されている。走行変速レバー38は、付勢部材121(図4)の付勢力を受けて走行停止操作位置52bに付勢されており、走行停止操作位置52bに復帰するものとされている。走行停止操作位置52bにある走行変速レバー38を機体後方へ引き、右側に倒すと、段階的に前進一速操作位置52c、前進二速操作位置52d、前進三速操作位置52eに該走行変速レバー38の操作位置が切り替わる。また、走行変速レバー38を前方へ押し倒すと、該走行変速レバー38の操作位置は後進操作位置52fとなる。
【0035】
走行変速レバー38が走行停止操作位置52bにある状態で、走行クラッチレバー35を走行クラッチONとなるように操作することができる。走行クラッチONでは、変速板103の回転が摩擦板107に伝達され、変速板103の回転の回転により摩擦板107は変速板103の中心より外側に付勢されるため、走行変速レバー38は走行停止操作位置52bに復帰しない。走行クラッチOFFとなれば、変速板103による摩擦板107の付勢力が解除され、走行変速レバー38は付勢部材121により走行停止操作位置52bに復帰する。すなわち、走行クラッチOFF操作をすれば、自動的に走行変速レバー38は走行停止操作位置52bとなるのである。従って、次に走行クラッチON操作をした場合に、摩擦板107は、まず、空転部材104に押接することとなり、急激に摩擦板107が回転し始めるのを回避し、機体の急発進が防止され、安全性が確保されている。
【0036】
次に、本発明に係る除雪機の走行装置13の構造について詳細に説明する。
【0037】
図1及び図9に示す如く、走行装置13は左右一対の、駆動スプロケット25、従動スプロケット26、転動輪27、及び、これらに巻回されたクローラベルト31で構成されている。転動輪27は、前側の駆動スプロケット25と後側の従動スプロケット26の間に配設されており、接地している部分のクローラベルト31の前後中間部分を押圧し、クローラベルト31が安定して接地することができるようにしている。前記駆動スプロケット25は、機体フレーム15に回動可能に支承された駆動軸23に嵌装されており、駆動軸23の回動を受けて回動する。この駆動スプロケット25の回動を受けてクローラベルト31が回動駆動されて機体が走行する。
【0038】
前記転動輪27は、機体フレーム15の下部に固設されたブラケット50に支承された車軸51に、回動可能に嵌装され、該転動輪27の下端が、駆動スプロケット25下端と従動スプロケット26下端とを結ぶ線(以下「基準線L」とする)よりも下方に配置可能に構成している。これを実現するには、転動輪27を下方に下げる方法と、従動スプロケット26を上方に上げる方法がある。
【0039】
転動輪27を基準線Lよりも下方に配置可能とするために、転動輪27を下方に下げる方法を採用するときには、図10に示す如く、機体フレーム15に固設したブラケット50に、上下動可能に取り付けた支承プレート82に転動輪27が支持される。
【0040】
機体フレーム15に固設したブラケット50に、支承プレート82が螺結され、該支承プレート82に両端に転動輪27を回動可能に嵌装した車軸51が支承されている。前記支承プレート82には、上下方向に長孔82aが形成されており、ここに、ブラケット50と支承プレート82とを螺結するためのボルト84が挿入される。また、前記ブラケット50には、前記支承プレート82の前後両側において上下方向にガイド81・81が設けられ、このガイド81・81に沿って支承プレート82が長孔82aの範囲内で上下動することができる。すなわち、転動輪27が長孔82aの範囲内でその上下方向位置を変更可能としている。なお、支承プレート82と機体フレーム15との間に架設された付勢部材83により、支承プレート82は下方へ付勢されている。
【0041】
そして、支承プレート82とブラケット50とを締結しているボルト84は、支承プレート82、ブラケット50、平座金85を、順に介してナット86aに螺入されている。該ナット86aには、操作アーム86の一端が固設されており、該操作アーム86を回動操作することによって、ボルト84に対してナット86aを回動させることができる。操作アーム86のナット86aと反対側の端部には、ロッド87が回動可能に連結されている。該ロッド87は、運転操作部14に配設された操作レバー(図示せず)に連結連動されており、該操作レバーを操作することにより、ロッド87が上下操作され、操作アーム86がボルト84を中心として回動する。これにより、ボルト84に対してナット86aが回動操作され、ボルト84とナット86aの螺結を緩めたり締めたりすることができ、支承プレート82とブラケット50が相対位置不動にロックされた状態と、相対位置可動にロック解除された状態を現出することができる。
【0042】
支承プレート82とブラケット50が相対位置不動にロックされた状態では、転動輪27の上下高さ位置が固定される。また、支承プレート82とブラケット50が相対位置可動にロック解除された状態では、ブラケット50に対し、支承プレート82が、該支承プレート82に形成された長孔82aの範囲内で上下揺動することができる。支承プレート82は付勢部材83により下方へ、すなわち、クローラベルト31側へ付勢されているため、ロック解除された状態では、転動輪27は走行面の形状に追従して上下揺動し、クローラベルト31を安定して接地させることができる。イコライザの如く凸部を乗り越える時など安定して走行できる。
【0043】
一方、転動輪27を基準線Lよりも下方に配置可能とするために、前記従動スプロケット26を上方に上げる方法を採用するときには、図9に示す如く、機体フレーム15後面に固設されたブラケット53に、上下動可能に取り付けた支承プレート54に従動スプロケット26が支持される。なお、以下に説明する従動スプロケットを上方に上げる構造については、同一出願人による「特願2001−219889」(特許文献1の特開2002−173922号公報)において詳細に記載されている。
【0044】
支承プレート54はブラケット53に螺結され、該支承プレート54には、両端に従動スプロケット26・26を回動可能に嵌装した後車軸24が貫設されている。支承プレート54には上下方向の長孔54aが形成されて、該長孔54a内をボルト55が摺動可能とされて、ブラケット53に対する支承プレート54の固定位置を長孔54aに沿って変更自在としている。そして、支承プレート54と、機体フレーム15との間に付勢部材80が架設されて、該付勢部材80により、支承プレート54が下方へ付勢されている。
【0045】
そして、支承プレート54、ブラケット53、平座金62を、順に介してボルト55がナット61に螺入されている。該ナット61には、操作アーム63の一端が固設されており、該操作アーム63を回動操作することによって、ボルト55に対してナット61を回動させることができる。操作アーム63のナット61と反対側の端部には、ロッド65が回動可能に連結されている。該ロッド65は、運転操作部14に配設されたロックレバー66に連結連動されており、該ロックレバー66を操作することにより、ロッド65が上下操作され、操作アーム64がボルト55を中心として回動する。これにより、ボルト55に対してナット61が回動操作され、ボルト55とナット61の螺結を緩めたり締めたりすることができ、支承プレート54とブラケット53が相対位置不動にロックされた状態と、相対位置可動にロック解除された状態を現出することができる。
【0046】
支承プレート54とブラケット53が相対位置不動にロックされた状態では、従動スプロケット26の上下高さ位置が固定される。また、支承プレート54とブラケット53が相対位置可動にロック解除された状態では、ブラケット53に対し、支承プレート54が、該支承プレート54に形成された長孔54aの範囲内で上下揺動することができる。支承プレート54は付勢部材80により下方へ、すなわち、クローラベルト31側へ付勢されているため、ロック解除された状態では、従動スプロケット26は走行面の形状に追従して上下揺動し、クローラベルト31を安定して接地させることができる。
【0047】
上述の如く構成された走行装置13において、基準線L(駆動スプロケット25下端と従動スプロケット26下端とを結ぶ線)上に、転動輪27の下端が位置し、駆動スプロケット25と従動スプロケット26の間がクローラベルト31の接地面である状態を「標準」状態とする。そして標準状態において、従動スプロケット26をロック解除した状態で、操向ハンドル32を押し下げると、図11に示す如く、除雪部11はリフトアップされ、走行装置13の駆動スプロケット25は浮いた状態となり、走行装置13の従動スプロケット26及び転動輪27によりクローラベルト31の接地面が形成される。この状態を「リフトアップ」状態とする。リフトアップ状態では、ブラケット53と支承プレート54を締結しているボルト55は支承プレート54に形成された長孔54aの下部に位置しており、基準線Lよりも下方に転動輪27の下端が位置し、従動スプロケット26と転動輪27の間がクローラベルト31の接地面である状態となっている。
【0048】
上述のリフトアップ状態では、クローラベルト31の接地面が「標準」状態に比べて小さいため、機体を旋回させる際の操作力が低減される。また、特に後進時において、良好な駆動力を得ることができる。
【0049】
また、前述のリフトアップ状態において、従動スプロケット26のロックした状態とすれば、基準線Lよりも下方に転動輪27の下端が位置する状態で固定される。そして、操向ハンドル32を持ち上げて、除雪部11を接地させれば、図12に示す如く、走行装置13の従動スプロケット26は浮いた状態となり、駆動スプロケット25と転動輪27の間がクローラベルト31の接地面である状態となっている。この状態を「リヤアップ」状態とする。
【0050】
リヤアップ状態では、従動スプロケット26が浮いた状態に固定され、クローラベルト31の接地面は、機体の重心G位置と重複している。リヤアップ状態で、除雪部11を上昇させようとするときには、操向ハンドル32を押し下げ操作し、転動輪27を中心として、機体を回転させる。転動輪27の接地点と機体の重心G位置の距離は、従動スプロケット26の接地点と機体の重心G位置の距離よりも短く、従って、通常の状態と比較して、除雪部11を昇降操作するための操作力が低減される。この効果は、除雪部11を上昇させて機体の進行方向を転換させる旋回時にも発揮される。さらに、走行面が柔らかく、走行装置13が雪の中に沈み込んだ状態で除雪作業する場合には、リヤアップ状態とすると、転動輪27部分が沈んで基準線Lは水平となり、クローラベルト31の雪面への接地面積が標準状態より広いので、前進・後進ともに、駆動力を有効に作用させることができる。
【0051】
なお、転動輪27の前後位置は、ブラケット50の機体フレーム15への取付位置を変更することで変更可能であり、転動輪27の前後位置を変化させることにより、リフトアップ状態及びリヤアップ状態のクローラベルト31の接地面積を変更することができる。
【0052】
また、リフトアップ状態及びリヤアップ状態ともに、走行面がコンクリートや堅い雪の場合は、走行装置13の前後略中心に配置された転動輪27より前部若しくは後部をクローラベルト31の接地面とすることにより、クローラベルト31の接地面積を標準状態より小さくすることができるので、旋回に必要とされる操作力が低減される。一方、標準状態では、クローラベルト31の接地面積が最大であり、駆動スプロケット25の駆動力を最大限に活かすことができる。特に標準状態は、機体を直進させるときに有効である。
【0053】
上述の、標準状態、リフトアップ状態、リヤアップ状態は、ロックレバー66の操作による、従動スプロケット26のロック又はロック解除によって現出される。これにより、駆動スプロケット25下端と従動スプロケット26下端を結ぶ直線である基準線Lとし、該基準線L上に転動輪27の下端が位置し、駆動スプロケット25と従動スプロケット26の間がクローラベルト31の接地面である「標準」状態と、除雪部11がリフトアップされ、基準線Lよりも下方に転動輪27の下端が位置し、従動スプロケット26と転動輪27の間がクローラベルト31の接地面である「リフトアップ」状態と、除雪部11が接地され、基準線Lよりも下方に転動輪27の下端が位置し、駆動スプロケット25と転動輪27の間がクローラベルト31の接地面である「リヤアップ」状態を、切り替えることができる。この、直進性の高い標準状態と、旋回性の良いリフトアップ状態又はリヤアップ状態とを、走行の目的に応じて使い分けることにより、より除雪機10の走行状態に応じた走行を行うことができ、操作性を向上させることができる。
【0054】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成したので、以下に示すような効果を奏する。
【0055】
請求項1に示す如く、機体フレームの前方に配設された除雪部(11)と、機体フレームの下方に配設されたクローラ式走行装置と、後方に配置された操向ハンドル(32)を備えた除雪機において、クローラ式走行装置を、駆動スプロケット(25)と、従動スプロケット(26)と、これらのスプロケットに巻回されたクローラベルト(31)で構成し、駆動スプロケット(25)と従動スプロケット(26)との間に転動輪(27)を配設し、該転動輪(27)の下端を、駆動スプロケット(25)下端と従動スプロケット(26)下端とを結ぶ基準線(L)よりも下方に配置可能に構成し、前記基準線(L)上に転動輪(27)の下端が位置し、駆動スプロケット(25)と従動スプロケット(26)の間がクローラベルト(31)の接地面である「標準」状態と、前記操向ハンドル(32)を押し下げて、前部の除雪部(11)がリフトアップされ、基準線(L)よりも下方に転動輪(27)の下端が位置し、従動スプロケット(26)と転動輪(27)の間がクローラベルト(31)接地面となる「リフトアップ」状態と、該操向ハンドル(32)を持ち上げて、除雪部(11)が接地され、基準線(L)よりも下方に転動輪(27)の下端が位置し、駆動スプロケット(25)と転動輪(27)の間がクローラベルト(31)の接地面となる「リヤアップ」状態に切り替え可能としたので、クローラベルトの接地面積を変更操作可能とすることにより、駆動スプロケットと従動スプロケットの間、駆動スプロケットと転動輪との間、従動スプロケットと転動輪との間、のうちいずれかをクローラベルトの接地面とする状態に切り替え可能としたので、目的に応じて適したクローラベルトの接地状態を選択することができる。
これにより、機体旋回時や除雪部昇降操作時の操作力の低減によって、良好な操縦性を備えることができる。
【0056】
請求項2に示す如く、請求項1記載の除雪機の走行装置において、該転動輪(27)の下端を基準線(L)よりも下方とする操作は、転動輪(27)の位置を上下調節することにより行うので、クローラベルトの接地面積が、転動輪(27)の上下変更により、容易に変更可能となり、機体旋回時や除雪部昇降操作時の操作力の低減によって、良好な操縦性を備えることができるのである。
【0057】
請求項3に示す如く、請求項1記載の除雪機の走行装置において、該転動輪(27)の下端を基準線(L)よりも下方とする操作は、従動スプロケット(26)を上下操作することにより行うので、クローラベルトの接地面積が、従動スプロケット(26)の上下変更により、容易に変更可能となり、機体旋回時や除雪部昇降操作時の操作力の低減によって、良好な操縦性を備えることができる。
【0058】
請求項4に示す如く、前記転動輪を機体前後方向に位置調節可能としたので、クローラベルトの接地面積を調節することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第一実施例に係る除雪機の全体的な構成を示した左側面図。
【図2】 クラッチOFF状態にある走行クラッチレバーと除雪クラッチレバーを示す左側面図。
【図3】 クラッチON状態にある走行クラッチレバーと除雪クラッチレバーを示す左側面図。
【図4】 変速装置を示す左側面図。
【図5】 変速装置を示す平面図。
【図6】 変速軸を示す拡大平面図。
【図7】 摩擦板を示す拡大図。
【図8】 走行変速レバーのガイド溝を示す平面図。
【図9】 従動スプロケット及び転動輪の支持構造を示す図。
【図10】 転動輪の支持構造の別形態を示す図。
【図11】 リフトアップ状態の除雪機を示す左側面図。
【図12】 リヤアップ状態の除雪機を示す左側面図。
【符号の説明】
10 除雪機
11 除雪部
13 走行装置
15 機体フレーム
23 駆動軸
24 後車軸
25 駆動スプロケット
26 従動スプロケット
27 転動輪
31 クローラベルト
53 ブラケット
54 支承プレート

Claims (4)

  1. 機体フレームの前方に配設された除雪部(11)と、機体フレームの下方に配設されたクローラ式走行装置と、後方に配置された操向ハンドル(32)を備えた除雪機において、クローラ式走行装置を、駆動スプロケット(25)と、従動スプロケット(26)と、これらのスプロケットに巻回されたクローラベルト(31)で構成し、駆動スプロケット(25)と従動スプロケット(26)との間に転動輪(27)を配設し、該転動輪(27)の下端を、駆動スプロケット(25)下端と従動スプロケット(26)下端とを結ぶ基準線(L)よりも下方に配置可能に構成し、前記基準線(L)上に転動輪(27)の下端が位置し、駆動スプロケット(25)と従動スプロケット(26)の間がクローラベルト(31)の接地面である「標準」状態と、前記操向ハンドル(32)を押し下げて、前部の除雪部(11)がリフトアップされ、基準線(L)よりも下方に転動輪(27)の下端が位置し、従動スプロケット(26)と転動輪(27)の間がクローラベルト(31)接地面となる「リフトアップ」状態と、該操向ハンドル(32)を持ち上げて、除雪部(11)が接地され、基準線(L)よりも下方に転動輪(27)の下端が位置し、駆動スプロケット(25)と転動輪(27)の間がクローラベルト(31)の接地面となる「リヤアップ」状態に切り替え可能としたことを特徴とする除雪機の走行装置。
  2. 請求項1記載の除雪機の走行装置において、該転動輪(27)の下端を基準線(L)よりも下方とする操作は、転動輪(27)の位置を上下調節することにより行うことを特徴とする除雪機の走行装置。
  3. 請求項1記載の除雪機の走行装置において、該転動輪(27)の下端を基準線(L)よりも下方とする操作は、従動スプロケット(26)を上下操作することにより行うことを特徴とする除雪機の走行装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の除雪機の走行装置において、前記転動輪(27)を機体前後方向にも位置調節可能としたことを特徴とする除雪機の走行装置。
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