JP3868269B2 - 燃焼装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、潜熱回収可能な熱交換器を備えた燃焼装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
燃焼装置の一例としての給湯用燃焼装置は、燃焼バーナによって生成される燃焼排気ガスとの間で熱交換を行う熱交換器を備え、この熱交換器の流入側に例えば水道水送給流路が接続され、その排出側に出湯流路が接続されている。この熱交換器においては、水道水送給流路を通して水道水が熱交換器に送給され、熱交換器において燃焼排気ガスとの間で熱交換されて温められた温水が出湯流路を通して下流側に送給される。
【0003】
この種の燃焼装置においては、熱効率を高めるために、燃焼排気ガスの顕熱及び潜熱を回収する熱交換器を備えたものが実用化されだしている。潜熱回収可能な熱交換器は、一般に、主熱交換器部及び副熱交換器部を備え、主熱交換器部において、燃焼排気ガス中の顕熱の回収が行われ、また副熱交換器部において、燃焼排気ガス中の顕熱及び潜熱(燃焼排気ガス中の水蒸気が保有している潜熱)の回収が行われる。この潜熱回収可能な熱交換器を用いた場合、副熱交換器部における熱交換の際に、燃焼排気ガス中の水蒸気の潜熱が奪われ、この副熱交換器部にて水蒸気が凝縮して結露する。そのために、副熱交換器部にて発生した結露水(凝縮水)を外部に排出するためにドレン排水手段が設けられ、発生したドレン水はドレン排水手段のドレン排水流路を通して外部に排水される。
【0004】
このドレン水は、燃焼排気ガス中の窒素酸化物や硫黄酸化物を吸収してpH3〜4程度の酸性水となっており、そのまま排水すると排水管の金属部分の腐食やコンクリートの劣化等つながり、それ故に、ドレン水のpH値を排水基準の5〜9の範囲に中和する必要がある。このようなことから、ドレン水を排水するためのドレン排水流路に、固体のアルカリ性中和剤を充填した中和装置が設けられ、この中和装置にてドレン水を中和した後に排水を行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、中和装置の中和剤によってドレン水を中和する場合、長期間にわたって使用すると、サビ、ゴミ等の不純物によって、また雑菌の繁殖によって中和剤に目詰まりが発生する。このような目詰まりが発生すると、中和装置において排水能力が低下し、この中和装置からドレン水が溢れて熱交換器側にドレン水が逆流するおそれがある。
【0006】
そこで、このような不都合を解消するために、中和装置を洗浄する洗浄手段を備えた燃焼装置が提案されている(例えば、実開昭59−155449号公報参照)。この燃焼装置においては、洗浄手段として給水流路と中和装置とを連通する洗浄液供給流路が設けられ、熱交換器に送給する水(例えば水道水)の一部がこの洗浄液供給流路を通して中和装置に供給されるように構成されている。
【0007】
しかし、この燃焼装置では、中和装置に供給される洗浄液は、ドレン水の流れ方向と同一の方向に中和剤を通して流れるので、洗浄液によって、中和剤に溜まったサビ、ゴミ等の不純物を充分に取り除くことができない。詳述すると、中和装置の中和剤はフィルタの如く機能する故に、ドレン水に含まれたサビ等の不純物は、中和装置の中和剤の上部に溜まり、特に大きい不純物は中和剤の上面に溜まり、これら溜まった不純物が原因となって目詰まりが発生する。このような目詰まりが発生すると、ドレン水の流れ方向に洗浄液を流しても、洗浄液とともに溜まった不純物を中和剤を通して排出ことができず、不純物は溜まったままとなる。
【0008】
本発明の目的は、中和装置に溜まったサビ等の不純物を確実に除去することができる燃焼装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、燃焼排気ガスを生成する燃焼バーナと、燃焼排気ガスの顕熱及び潜熱を回収するための熱交換器と、燃焼排気ガスとの間の熱交換により前記熱交換器に生じたドレン水を集めて排出するためのドレン排水手段と、ドレン水を中和するための中和剤を備えた中和装置と、前記中和装置を洗浄するための洗浄手段と、を具備し、前記ドレン排水手段はドレン水を排水するドレン排水流路を有し、前記中和装置は前記ドレン排水流路に配設され、前記ドレン排水流路を通して流れるドレン水を中和する燃焼装置であって、
前記洗浄手段は、ドレン水の流れ方向と反対方向に前記中和装置の前記中和剤を通して洗浄液を流すことを特徴とする燃焼装置である。
【0010】
本発明に従えば、中和装置を洗浄するための洗浄手段が設けられ、この洗浄手段は、ドレン水の流れ方向と反対方向に中和装置の中和剤を通して洗浄液を流すので、この洗浄液とともに中和剤に溜まった不純物、雑菌を流すことができ、中和装置を所要の通りに洗浄することができる。特に、洗浄液がドレン水の流れ方向と反対方向に流れるので、かかる洗浄液の流れが中和剤の上面の不純物を浮き上がらせるように作用し、かくして中和剤に溜まった不純物を確実に除去することができる。
【0011】
また、本発明では、前記中和装置は前記中和剤を収容する中和剤収容部を有し、前記中和剤収容部の下流側に遮断弁が配設され、また前記中和剤収容部の上流側と前記遮断弁の下流側との間にはバイパス流路が設けられており、前記中和装置の前記中和剤を洗浄するときには、前記遮断弁が閉になり、前記洗浄手段からの洗浄液は、ドレン水の流れ方向とは反対方向に前記中和剤収容部を流れ、前記洗浄液バイパス流路を通して前記遮断弁の下流側に流れることを特徴とする。
【0012】
本発明に従えば、中和装置の中和剤収容部の下流側に遮断弁が設けられ、また中和剤収容部の上流側と遮断弁の下流側とをバイパスするバイパス流路が設けられている。通常、遮断弁は開状態に保持されており、発生したドレン水はドレン排水流路を通して中和装置に流入し、中和装置の中和剤によって中和された後ドレン排水流路を通して排水される。また、洗浄するときには、遮断弁は閉状態に保持され、洗浄手段からの洗浄液は中和剤収容部をドレン水の流れ方向と反対方向に流れ、その後中和剤収容部の上流側からバイパス流路を通して遮断弁の下流側に流れる。従って、洗浄液をドレン水の流れ方向と反対方向に流して中和剤を所要の通りに洗浄することができる。
【0013】
また、本発明では、前記中和装置の上流側に逆流防止手段が設けられ、前記中和装置の前記中和剤を洗浄するときには、前記逆流防止手段が洗浄液の逆流を防止することを特徴とする。
【0014】
本発明に従えば、中和装置の上流側に逆流防止手段が設けられている。この逆流防止手段は、洗浄時に中和装置を流れる洗浄液が熱交換器に向けて逆流するのを防止する。この逆流防止手段は、例えば逆流防止弁、水封構造等から構成することができる。
【0015】
また、本発明では、前記洗浄手段に関連してタイマ手段が設けられ、前記タイマ手段が所定設定時間を計時すると、前記洗浄手段が作動して前記中和装置の前記中和剤の洗浄が行われることを特徴とする。
【0016】
本発明に従えば、タイマ手段が所定設定時間を計時する毎に洗浄手段が作動するので、この所定設定時間毎に洗浄液を流して中和装置を洗浄することができ、簡単な制御で確実に中和剤を洗浄することができる。
【0017】
更に、本発明では、前記中和装置には、前記中和剤収容部に流入したドレン水の水位を検知するための水検知センサが設けられており、前記水検知センサがドレン水を検知すると、前記洗浄手段が作動して前記中和装置の前記中和剤の洗浄が行われることを特徴とする。
【0018】
本発明に従えば、中和装置に水検知センサが設けられ、この水検知センサが中和剤収容部に流入したドレン水の水位を検知する。そして、このドレン水の水位が上昇して水検知センサがその水位を検知すると、洗浄手段が作動して中和剤の洗浄が行われる。中和剤収容部の水位が上昇するのは、中和剤に目詰まりが発生してドレン水の流れが悪くなっているからであり、従って、このようなときに洗浄液を流して中和剤の洗浄を行うようにする。尚、ドレン水の水位の検知は、例えば、中和剤収容部の上端部に水検知センサを設け、この中和剤収容部に流入したドレン水の水位を直接的に検知するようにしてもよく、或いは中和剤収容部に隣接して溢れたドレン水が流れる補助ドレン流路を設け、この補助ドレン流路に水検知センサを配設し、中和剤収容部に流入したドレン水の水位を間接的に検知するようにしてもよい。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して、本発明に従う燃焼装置の実施形態について説明する。
まず、図1及び図2を参照して、本発明に従う燃焼装置の一実施形態について説明する。図1は、第1の実施形態の燃焼装置を簡略的に示す簡略図であり、図2は、図1の燃焼装置における中和装置の洗浄動作を示すフローチャートである。
【0020】
図1において、図示の給湯用燃焼装置2は装置ハウジング4を備え、この装置ハウジング4内に燃焼室6が規定されている。この燃焼室6の上方には図1において横方に延びる排気流路8が形成され、排気流路8の下流端には排気口10が設けられている。燃焼室6の下部には燃焼バーナ12が配設され、図示の形態では、この燃焼バーナ12が第1及び第2バーナ部14,16から構成されている。また、燃焼室6の下端部には送風ファン20が設けられ、この送風ファン20は燃焼用空気を燃焼室6に送給する。
【0021】
燃焼バーナ12には、ガス供給流路22を通して燃料用ガス(例えば、都市ガス、LPガス)が供給される。ガス供給流路22の下流側部は主供給流路部24及び分岐供給流路部26に分岐され、主供給流路部24が第1バーナ部14に接続され、分岐供給流路部26が第2バーナ部16に接続されている。ガス供給流路22における主供給流路部24及び分岐供給流路部26の上流側には、上流側から元ガス開閉弁30及び比例弁32が順次設けられ、分岐供給流路部26にはガス切換弁34が設けられている。元ガス開閉弁30はガス供給流路22を開閉して燃料用ガスの供給、供給停止を行い、比例弁32はガス供給流路22を流れる燃料用ガスの供給量を制御し、またガス切換弁34は分岐供給流路部26を開閉して第2バーナ部16への燃料用ガスの供給、供給停止を行う。
【0022】
燃焼室6の下流側の排気流路8には、燃焼排気ガス中の顕熱及び潜熱を回収する熱交換器36が配設されている。熱交換器36は主熱交換器部38及び副熱交換器部40から構成されている。このような熱交換器36においては、燃焼排気ガスの流れ方向に見て、上流側に主熱交換器部38が設けられ、下流側に副熱交換器部40が設けられる。
【0023】
この燃焼装置2は、例えば台所の流し台、洗面台等に設けられるカラン(図示せず)に温水を給湯するための装置として用いられ、埋設水道管の如き水道水供給源(図示せず)からの水道水を送給する水道水送給流路42が熱交換器36の流入側に、即ち副熱交換器部40に接続され、カランに接続される出湯流路44がその流出側に、即ち主熱交換器部38に接続されている。水道水送給流路42には水道水開閉弁46が配設され、水道水開閉弁46は熱交換器36への水道水の供給、供給停止を行う。
【0024】
このように構成されているので、カラン(図示せず)を開栓すると、水道水送給流路42の水道水開閉弁46が開状態になるとともに、元ガス開閉弁30が開状態になり(燃焼状態に応じて、ガス切換弁34が開状態になる)、水道水送給流路42からの水道水は、まず、熱交換器36の副熱交換器部40に送給され、この副熱交換器部40にて燃焼排気ガスとの間で熱交換され、燃焼排気ガス中の顕熱及び潜熱の回収が行われる。この副熱交換器部40にて熱交換された温水は、主熱交換器部38に流れ、この主熱交換器部38にて燃焼排気ガスとの間で熱交換され、燃焼排気ガス中の顕熱の回収が行われる。このように熱交換器36にて加熱された温水は、出湯流路44を通してカラン(図示せず)に流れ、開栓したカランから出湯する。
【0025】
上述した燃焼装置2においては、熱交換器36の副熱交換器部40にて燃焼排気ガス中の潜熱も回収するので、この副熱交換器部40に結露が発生するようになり、このことに関連して、副熱交換器部40にて結露した水をドレン水として外部に排水するために、ドレン排水手段48が設けられている。図示のドレン排水手段48は、装置ハウジング4の所定部位(具体的には、副熱交換器部40の下方に位置する部位)に設けられたドレン受部50と、このドレン受部50から延びるドレン排水流路52と、ドレン排水流路52に設けられた水封構造54とを備え、ドレン排水流路52の水封構造54の下流側部位に中和装置56が設けられている。
【0026】
水封構造54は水封ハウジング58を備え、ドレン排水流路52の上流側部60(この上流側部60を形成する配管の下端部)が水封ハウジング58の底部まで延び、またドレン排水流路52の下流側部62(この下流側部62を形成する配管の上端部)が水封ハウジング58の上部まで延びている。こように構成されているので、発生したドレン水は水封ハウジング58内で溜まり、溜まったドレン水によって、ドレン排水流路52の上流側部60からその下流側部62に燃焼排気ガスが直接的に流れるのが防止され、このようにドレン水を利用した水封構造54となっている。また、中和装置56は装置ハウジング64を備え、装置ハウジング64が中和剤収容部を構成し、この装置ハウジング64内に中和剤(図示せず)、例えば固体状のアルカリ性中和剤が充填される。かく構成されているので、副熱交換器部40にて結露した水は滴下してドレン受部50に集められ、このドレン受部50からドレン排水流路52の上流側部60を通して水封ハウジング58内に流入し、その後、ドレン排水流路52の下流側部62を通して中和装置56に流入し、この中和装置56内において中和剤により中和処理され、その後ドレン排水流路52の下流側部62を通して外部に排水される。
【0027】
中和装置56に関連して、中和装置56の中和剤を洗浄するための洗浄手段66が設けられている。図示の洗浄手段66は洗浄液供給流路68を備え、洗浄液供給流路68の一端側が水道水送給流路42(具体的には、水道水開閉弁46の配設部位より上流側の部位)に接続され、その他端側がドレン排水流路52の下流側部62(具体的には、中和装置56の配設部位より下流側の部位)に接続され、この洗浄液供給流路68に流路開閉弁70が配設されている。従って、流路開閉弁70が開状態になると、水道水送給流路42からの水道水(洗浄液)が洗浄液供給流路68を通してドレン排水流路52に供給される。
【0028】
この形態では、更に、水封構造54と中和装置56との間に、逆流防止手段を構成する逆流防止弁72が配設されている。逆流防止弁72は、通常開状態に保持され、水封構造54から中和装置56へのドレン水の流れを許容するが、洗浄のときには閉状態になって、中和装置56から水封構造54への洗浄水の逆流を防止する。
【0029】
また、ドレン排水流路52の下流側部62(具体的には、洗浄液供給流路68の接続部位よりも下流側部位)には、遮断弁74が配設されている。また、中和装置56をバイパスするようにバイパス流路76が設けられている。バイパス流路76の一端側は、ドレン排水流路52の下流側部62における、逆流防止弁72の配設部位と中和装置56の配設部位との間の部位に接続され、その他端側は、その下流側部62における、遮断弁74の配設部位より下流側の部位に接続されている。遮断弁74は、通常開状態に保持され、ドレン水の下流側への流れを許容するが、洗浄のときには閉状態になって、洗浄水の下流側への流れを阻止し、これによって、洗浄水供給流路68を通して供給される洗浄液(この場合、水道水)は、ドレン排水流路52及び中和装置56内をドレン水の流れ方向と反対方向に逆流し、この逆流した洗浄液がバイパス流路76を通してドレン排水流路52の遮断弁74のより下流側に流れる。尚、バイパス流路76は、中和装置56の上流側に接続された一端から斜め上方に延びた後下方に延びており、このように構成することによって、ドレン排水流路52を流れるドレン水がバイパス流路76に流入するのを防止することができる。
【0030】
次に、図1とともに図2を参照して、上述した洗浄手段66を備えた燃焼装置における洗浄動作について説明する。この燃焼装置には、洗浄手段66の作動時期を設定するためのタイマ手段(図示せず)が設けられ、このタイマ手段により所定設定時間が設定され、所定設定時間毎に、例えば500〜700時間毎に洗浄手段66が作動する。即ち、タイマ手段が所定設定時間を計時すると、ステップS1からステップS2に進み、遮断弁74が閉状態になるとともに、逆流防止弁72が閉状態になる。また、流路開閉弁70が開状態になる(ステップS3)。かくすると、水道水送給流路42からの水道水(洗浄液)が洗浄液供給流路68を通してドレン排水流路52の下流側部62に供給され、かく供給された水道水は、遮断弁74が閉状態に保持されている故に、ドレン水の流れ方向と反対方向に流れ、中和装置56の排出側から中和装置56内の中和剤を通して逆流し、その後バイパス流路76を通してドレン排水流路52の下流側部62に流れ、この下流側部62を通して外部に排水される。このとき、逆流防止弁72が閉状態に保持されている故に、中和装置56を逆流する洗浄液が水封構造54に流れることはなく、バイパス流路76を通して下流側に流れる。この洗浄時、洗浄液は中和装置56内を逆流するので、中和剤に付着した錆等の不純物が取り除かれ、特に中和剤の上面に溜まった比較的大きい不純物は、この洗浄液の流れによって中和剤上面から浮いて流れ、かくして、中和剤に付着した不純物を確実に除去することができる。尚、水封構造54を逆流防止手段として機能させてもよい。
【0031】
洗浄の開始後、タイマ手段が設定作動時間(例えば1〜2分程度に設定される)を計時すると、ステップS4からステップS5に進み、流路開閉弁70が閉状態になり、洗浄液供給流路68を通しての水道水の供給が停止し、中和装置56の洗浄が終了する。その後、遮断弁74が開状態になるとともに、逆流防止弁72が開状態になり、ドレン排水流路52を通してのドレン水の排水が許容される。この実施形態では、上述したようにして、タイマ手段が所定設定時間を計時する毎に、洗浄手段66が作動して中和装置56の洗浄が行われる。
【0032】
この実施形態では、燃焼装置の作動、作動停止に実質上関係なくタイマ手段が所定設定時間を計時する毎に洗浄手段66が作動して中和装置56を洗浄する構成であるが、このような構成に限定されず、燃焼装置が作動している(換言すると、燃焼バーナ12が燃焼している)時間を積算し、この作動積算時間が所定設定時間、例えば20〜30時間に達する毎に洗浄手段66を作動させるようにしてもよく、或いは燃焼装置が作動停止している(換言すると、燃焼バーナ12の燃焼が停止している)時間を積算し、この非作動積算時間が所定設定時間、例えば500〜600時間に達する毎に洗浄手段66を作動させるようにしてもよい。
【0033】
洗浄液による中和装置56の洗浄は、例えば、中和装置の中和剤に目詰まりが発生したときに行うようにしてもよい。この場合、中和装置は、例えば図3に示すように構成される。尚、図3の変形形態において、図1及び図2の実施形態と実質上同一のものには同一の参照番号を付し、その説明を省略する。
【0034】
図3において、この変形形態の中和装置56Aは装置ハウジング64Aを備え、この装置ハウジング64A内に中間仕切壁82が設けられ、中間仕切壁82は底壁84から上壁86近傍まで上方に延びている。装置ハウジング64A内の中間仕切壁82の片側(図3において左側)には中和剤収容部88が規定され、この中和剤収容部88内に中和剤90が充填されている。また、装置ハウジング64A内の中間仕切壁82の他側(図3において右側)には補助流路92が規定され、この補助流路92の底部に水検知センサ94が設けられている。
【0035】
この中和装置56Aでは、装置ハウジング64Aの上壁86の所定部位(中和剤収容部88に対応する部位)に流入部96が設けられ、この流入部96に水封構造54からのドレン排水流路52の下流側部62が接続され、水封構造54からのドレン水が流入部96を通して流入する。また、装置ハウジング64Aの底壁84の所定部位(中和剤収容部88に対応する部位)には流出部98が設けられ、この流出部98にドレン排水流路52の下流側部62が接続され、中和装置56A内の中和剤90で中和処理されたドレン水が流出部98を通して流出する。尚、中和剤90の流出を防止するために、必要に応じて、中和剤収容部88内の中和剤90の上側と下側に、即ち中和剤90の上面を覆うように上網部材91が設けられるとともに、流出部98の開口を覆うように下網部材93が設けられる。
【0036】
この変形形態では、装置ハウジング64Aの底壁84の他の所定部位(補助流路92に対応する部位)には、補助流出部100が設けられ、この補助流出部100にバイパス流路102の一端側が接続され、その他端側が、ドレン排水流路52の下流側部62における、中和装置56Aの配設部位より下流側の部位に接続されている。従って、装置ハウジング64A内の中和剤収容部88から溢れたドレン水は、補助流路92に流れ、この補助流路92及びバイパス流路102を通してドレン排水流路52の下流側部62に流れる。
【0037】
この変形形態では、洗浄手段66Aの洗浄液供給流路68Aの一端側は熱交換器36に水道水を送給する水道水送給流路42に接続され、その他端側がドレン排水流路52の中和装置56Aより下流側(具体的には、中和装置56Aの配設部位とバイパス流路102の他端側の接続部位との間の部位)に接続され、この洗浄液供給流路66Aに流路開閉弁70が配設されている。また、ドレン排水流路52の中和装置56Aより下流側(具体的には、洗浄液供給流路66Aの他端側の接続部位とバイパス流路102の他端側の接続部位との間の部位)には、遮断弁74が配設されている。この変形形態のその他の構成は、図1及び図2に示す実施形態と実施上同一である。
【0038】
この変形形態における中和装置56Aの洗浄は、次の通りにして行われる。熱交換器36にて結露した水はドレン水としてドレン排水流路52を通して流れ、水封構造54を通して中和装置56A内に流入する。かく流入したドレン水は中和剤収容部88内に充填された中和剤90の隙間を通して下流側に流れ、かく流れる間に中和剤90によって中和処理される。そして、中和処理されたドレン水が流出部98からドレン排水流路52の下流側部62を通して外部に排水される。尚、このとき、遮断弁74は開状態に保持され、流路開閉弁70は閉状態に保持されている。
【0039】
このようにして中和処理を行い、中和剤90にサビ、ゴミ等の不純物が溜まると目詰まりが起こり、目詰まりにより中和剤90の隙間を流れるドレン水の排水能力が低下し、中和剤収容部88内のドレン水の水位が上昇するようになる。そして、目詰まりによりドレン水の水位が中間仕切壁82まで上昇すると、ドレン水が中和剤収容部88から溢れて補助流路92に流れ、水検知センサ94はこの溢れたドレン水を検知する。
【0040】
このように目詰まりの発生によりドレン水が補助流路92に溢れると、水検知センサ94の検知信号を利用して、洗浄手段66Aによる中和装置56Aの洗浄が行われる。この洗浄は、上述したと略同様に、遮断弁74が閉状態に保持され、また流路開閉弁70が開状態に保持される。かくすると、水道水送給流路42からの水道水(洗浄液)が洗浄液供給流路68を通してドレン排水流路52の下流側部62に供給され、かく供給された水道水は、ドレン水の流れ方向と反対方向に流れ、中和装置56の流出部98から流入して中和装置56A内の中和剤収容部88を通して逆流し、中和剤収容部88から溢れた洗浄液が補助流路92及びバイパス流路102を通してドレン排水流路52の下流側部62に流れる。この洗浄時、洗浄液は中和剤収容部88内を逆流するので、上述したと同様に、中和剤90に付着したサビ等の不純物が取り除かれ、特に中和剤90の上面に溜まった比較的大きい不純物は、この洗浄液の流れによって中和剤上面から浮いて流出し、かくして、中和剤90に付着した不純物を確実に除去することができる。尚、この洗浄は、所定作動時間行われ、その後流路開閉弁70が閉状態に、また遮断弁74が開状態になって洗浄が終了する。
【0041】
この変形形態では、中和剤収容部88から溢れたドレン水及び洗浄液が補助流路92を通して流れるようになるので、このような構造によって、ドレン水及び洗浄液の水封構造54への逆流を防止することができ、上述した実施形態における逆流防止弁を省略することができる。
【0042】
この変形形態では、中和装置56Aの装置ハウジング64A内に中間仕切壁82を設け、中和剤収容部88から溢れたドレン水を補助流路92に設けた水検知センサ94により検知し、この水検知センサ94により中和剤収容部88のドレン水の水位を間接的に検知しているが、このような構成に代えて、例えば次のように構成することもできる。即ち、中和装置の装置ハウジング全体を中和剤収容部として機能させ、この中和剤収容部の上端部付近に水検知センサを設け、この水検知センサを用いて中和剤収容部内の水位を直接的に検知するようにしてもよい。このような場合、洗浄手段及びこれに関連する構成は、図1に示す構成と同様の構成にすればよい。
【0043】
以上、本発明に従う燃焼装置の各種実施形態について説明したが、本発明はこれら実施形態に限定されず、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変形乃至修正が可能である。
【0044】
例えば、上述した実施形態では、排気流路8が横方向に延び、この排気流路の上流側部に熱交換器36の主熱交換器部38が配設され、その下流側部に副熱交換器部40が配設された形態の燃焼装置に適用して説明したが、このような形態の燃焼装置に限定されず、例えば燃焼室から上方(又は下方)に排気流路が延び、この排気流路の上流側部に主熱交換器部が配設され、この主熱交換器部の上方(又は下方)である排気流路の下流側部に副熱交換器部が配設された形態のものにも同様に適用することができる。
また、例えば、上述した実施形態では、温水を給湯するための給湯用燃焼装置に適用して説明したが、その他の燃焼装置、例えば温水暖房装置装置に温水循環流路を通して温水を循環するための暖房用燃焼装置、また給湯用燃焼装置及び暖房用燃焼装置を組み合わせた燃焼装置等にも広く適用することができる。
【0045】
【発明の効果】
本発明の請求項1の燃焼装置によれば、洗浄手段はドレン水の流れ方向と反対方向に中和装置の中和剤を通して洗浄液を流すので、この洗浄液とともに中和剤に溜まった不純物、雑菌を流すことができる。特に、この洗浄液の流れ、即ちドレン水の流れ方向と反対方向の流れが、中和剤の上面の不純物を浮き上がらせるように作用し、かくして、中和剤に溜まった不純物を効果的に除去することができる。
【0046】
また、本発明の請求項2の燃焼装置によれば、中和装置の中和剤収容部の下流側に遮断弁が設けられ、また中和剤収容部の上流側と遮断弁の下流側とをバイパスするバイパス流路が設けられ、洗浄時に遮断弁が閉状態に保持される。従って、洗浄手段からの洗浄液は中和剤をドレン水の流れ方向と反対方向に流れ、その後中和剤収容部の上流側からバイパス流路を通して遮断弁の下流側に流れ、ドレン水の流れ方向と反対方向に洗浄液を流して中和剤を所要の通りに洗浄することができる。
【0047】
また、本発明の請求項3の燃焼装置によれば、中和装置の上流側に逆流防止手段が設けれ、洗浄時に逆流防止手段が洗浄液の逆流を防止するので、中和装置を流れる洗浄液が熱交換器に向けて逆流するのを確実に防止することができる。
【0048】
また、本発明の請求項4の燃焼装置によれば、タイマ手段が所定設定時間を計時する毎に洗浄手段が作動するので、この所定設定時間毎に洗浄液を流して中和装置を洗浄することができ、簡単な制御で確もって中和剤を洗浄することができる。
【0049】
更に、本発明の請求項5の燃焼装置によれば、中和装置にドレン水の水位を検知するための水検知センサが設けられ、この水検知センサが中和剤収容部のドレン水の水位を検知すると、洗浄手段が作動して洗浄剤の洗浄が行われる。従って、中和剤に目詰まりが発生してドレン水の流れが悪くなると、洗浄手段による洗浄が行われ、目詰まりによる排水能力の低下を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従う燃焼装置の一実施形態を簡略的に示す簡略図である。
【図2】図1の燃焼装置における洗浄動作の流れを示すフローチャートである。
【図3】中和装置及びそれに関する構成の変形形態を示す簡略断面図である。
【符号の説明】
2 燃焼装置
6 燃焼室
8 排気流路
12 燃焼バーナ
36 熱交換器
38 主熱交換器部
40 副熱交換器部
48 ドレン排水手段
52 ドレン排水流路
54 水封構造
56,56A 中和装置
64,64A 装置ハウジング
66,66A 洗浄手段
68 洗浄液供給流路
70 流路開閉弁
72 逆流遮断弁
74 遮断弁
76,102 バイパス流路
88 中和剤収容部
90 中和剤
92 補助ドレン流路
94 水検知センサ

Claims (5)

  1. 燃焼排気ガスを生成する燃焼バーナと、燃焼排気ガスの顕熱及び潜熱を回収するための熱交換器と、燃焼排気ガスとの間の熱交換により前記熱交換器に生じたドレン水を集めて排出するためのドレン排水手段と、ドレン水を中和するための中和剤を備えた中和装置と、前記中和装置を洗浄するための洗浄手段と、を具備し、前記ドレン排水手段はドレン水を排水するドレン排水流路を有し、前記中和装置は前記ドレン排水流路に配設され、前記ドレン排水流路を通して流れるドレン水を中和する燃焼装置であって、
    前記洗浄手段は、ドレン水の流れ方向と反対方向に前記中和装置の前記中和剤を通して洗浄液を流すことを特徴とする燃焼装置。
  2. 前記中和装置は前記中和剤を収容する中和剤収容部を有し、前記中和剤収容部の下流側に遮断弁が配設され、また前記中和剤収容部の上流側と前記遮断弁の下流側との間にはバイパス流路が設けられており、前記中和装置の前記中和剤を洗浄するときには、前記遮断弁が閉になり、前記洗浄手段からの洗浄液は、ドレン水の流れ方向とは反対方向に前記中和剤収容部を流れ、前記バイパス流路を通して前記遮断弁の下流側に流れることを特徴とする請求項1記載の燃焼装置。
  3. 前記中和装置の上流側に逆流防止手段が設けられ、前記中和装置の前記中和剤を洗浄するときには、前記逆流防止手段が洗浄液の逆流を防止することを特徴とする請求項1又は2記載の燃焼装置。
  4. 前記洗浄手段に関連してタイマ手段が設けられ、前記タイマ手段が所定設定時間を計時すると、前記洗浄手段が作動して前記中和装置の前記中和剤の洗浄が行われることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の燃焼装置。
  5. 前記中和装置には、前記中和剤収容部に流入したドレン水の水位を検知するための水検知センサが設けられており、前記水検知センサがドレン水を検知すると、前記洗浄手段が作動して前記中和装置の前記中和剤の洗浄が行われることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の燃焼装置。
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