JP3867576B2 - 車載端末装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車載端末装置に係り、特に、搭載された車両の走行履歴情報を交通情報センターに送信する車載端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
従来より、車両端末装置と交通情報センターとで構成され、交通情報を収集して車両等に提供する交通情報収集・提供システムが知られている。このシステムのGPS等の測位装置を搭載した車載端末装置は、自身の現在位置を時々刻々と検出することが可能であり、予め設定された走行区間を走行する毎にその走行区間の所要時間を記録し、通過した走行区間の識別番号とその所要時間とを含むデータを通信手段を用いて交通情報センターに送信する。交通情報センターは、各車載端末装置から無線で送信される識別番号及びその所要時間を含むデータ(走行履歴情報)、すなわち車両が走行したリンク及びリンクの旅行時間を含むデータを受信し、記憶装置に蓄積する。
【0003】
そして、交通情報センターは、複数の車載端末装置から送信されたデータを蓄積することによって構成された交通情報に基いて、各道路区間の交通状況の解析、予測、各車載端末装置への交通情報の提供等を行なう。
【0004】
道路上の車載端末装置により交通情報を把握するシステムは、道路上にセンサーを固定設定する場合よりコスト的に優れている。しかしながら、現実には全車両に車載端末装置を搭載することは困難であるため、全ての道路の交通状況を把握することは困難である。
【0005】
交通情報を提供する交通情報センター及び交通情報を受信するユーザーにとって価値の高い情報は、時間的に新しい情報(時間的新鮮度が高い情報)、情報量が少ない道路の情報や情報量が少ない時間帯の情報、すなわち情報量が空間的または時間的に少ない情報(空間的/時間的新規度が高い情報)である。
【0006】
時間的に新しい情報は、その道路を走行したユーザーが、できるだけ早く交通情報センターに提供する場合が最も価値が高い。しかしながら、早く送信するためには、携帯電話やPHS等の通信料が必要な移動体通信手段を使用する必要があり、通信料をユーザーが負担する現実を鑑みると、通信料を負担してまでユーザーがその情報を送信するメリットが無いので、走行履歴情報を効率良く収集することができない、という問題がある。
【0007】
情報量が空間的または時間的に少ない情報は、車載端末装置の普及率が高く、かつ各車載端末装置が走行する道路が分散していれば問題無く情報を収集することができる。しかしながら、現実には国道等主要幹線に交通量が集中する等交通量が分散しておらず、殆ど交通情報が得られない道路も存在する。また、車両を運転するユーザー自身が情報が少ない道路自体を認識することができず、またわざわざ情報が少ない道路を選択して走行するメリットも無いので、情報が必要な経路の走行履歴情報を効率良く収集することができない、という問題がある。
【0008】
本発明は、上記問題点を解決するために成されたもので、走行履歴情報を効率良く収集することができる車載端末装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、車両に搭載される車載端末装置であって、搭載された車両の走行履歴情報を収集する収集手段と、収集した走行履歴情報の重要なリンクに対して大きな値が設定されるリンク基準値、新規度、及び時間的新鮮度の少なくとも一つに基づいて、該走行履歴情報に対するポイントを演算する演算手段と、演算されたポイントが所定値以上になったときに前記収集した走行履歴情報を提供する提供手段と、を含んで構成したものである。
【0010】
また、請求項2の発明は、車両に搭載される車載端末装置であって、搭載された車両の走行履歴情報を収集する収集手段と、収集した走行履歴情報に対するポイントを演算する演算手段と、演算されたポイントが所定値以上になったときにポイントを表示する表示手段と、走行履歴情報の送信を指示するための指示手段と、送信指示があったときに前記収集した走行履歴情報を提供する提供手段と、を含んで構成したものである。
【0011】
請求項1及び請求項2の発明において、ポイントとは、キャッシュバック、会費の割引、商品への交換等ユーザーのメリットになるものをいう。
【0012】
請求項1の発明では、搭載された車両の走行履歴情報が収集され、収集された走行履歴情報の重要なリンクに対して大きな値が設定されるリンク基準値、新規度、及び時間的新鮮度の少なくとも一つに基づいて、走行履歴情報に対するポイントが演算される。演算されたポイントが所定値以上になると、収集した走行履歴情報が提供される。走行履歴情報の提供の仕方としては、無線等の通信による提供、メモリカード等の記憶媒体を介しての提供等がある。
【0013】
この提供された走行履歴情報は、交通情報センター等において取得され、交通情報の解析に使用される。このように、収集した情報に対してポイントを与えることによって、情報収集者にとってメリットになるので、走行履歴情報を効率良く収集することができる。なお、走行履歴は、経路と経路の旅行時間との組、または経路、経路走行開始時刻、及び走行終了時刻の組で表すことができる。
【0014】
請求項2の発明では、演算されたポイントが所定値以上になったときにポイントが表示されるので、情報収集者はポイントを確認の上、走行履歴情報の提供指示を行なうことができる。請求項2の発明においても、収集した情報に対してポイントが与えられるので、走行履歴情報を効率良く収集することができ、またポイントを確認した後に情報を提供するか否かを決定することができるので、情報収集者の収集した走行履歴情報に対する処理の選択の幅が拡大する。
また、走行履歴情報のポイントを、収集した走行履歴情報のリンク基準値、新規度、及び時間的新鮮度の少なくとも一つに基づいて、演算することができる。
【0015】
請求項の発明において表示手段は、走行履歴情報が必要な経路を表示し、収集手段は、搭載された車両の走行履歴情報として、表示手段に表示された経路における走行履歴情報を収集することができる。
【0016】
この構成によれば、走行履歴情報が必要な経路が表示されるので、情報収集者が表示された経路を走行することにより、必要な走行履歴情報を効率よく収集することができる
【0017】
上記の各発明において、走行履歴情報を提供する際に通信手段を使用する場合には、通信にコストがかからない通信手段を使用できる状況下では自動的に走行履歴情報を送信するようにしてもよい。
【0018】
また、この車載端末装置に他の車載端末装置から取得した走行履歴情報を提供可能にしてもよい。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1に示すように、本実施の形態の交通情報収集・提供システムは、交通情報センター10と車載端末装置50とによって構成されている。
【0020】
交通情報センター10は、車載端末装置50との送信において、交通情報及びユーザー情報等を収集し、管理し、交通情報を解析し、解析した交通情報をユーザーに提供する。
【0021】
交通情報センター10には、固定端末通信部、路車間通信部、及び移動体通信部を備えた通信管理部18が設けられている。通信管理部18の固定端末通信部には、コンビニエンスストアやキオスクに設置され、ユーザーが提供するメモリーカードやフレキシブルデスク等の記録媒体12Aに記録された交通情報である走行履歴情報を読み取る固定情報端末装置12Bが接続されている。通信管理部18の路車間通信部には、DSRC(狭域無線通信)等によって車載端末側通信装置14Aと通信を行なう路側に固定された路側通信装置14Bが接続され、通信管理部18の移動体通信部には車載端末側に設けられた携帯電話やPHS等の移動体通信手段16Aと通信を行なう基地局16Bがネットワークを介して接続されている。
【0022】
交通情報センター10の通信管理部18には、記録媒体12Aや移動体通信手段16A等によって車両走行履歴情報を提供したユーザー情報と、このユーザーのポイントとをユーザー情報データベース20に記録し、かつユーザー情報及びポイントを管理し、走行履歴情報の提供やユーザーから要求があったときに現在のポイントの合計値等を車載端末装置50に提供するするユーザー情報管理部22が接続されている。
【0023】
交通情報センター10には、VICS、JARTIC、ATIS等から送信される交通情報を受信して交通情報データベース24に記録すると共に、VICS、JARTIC、ATIS等から交通情報の送信要求があった場合に交通情報データベース24にアクセスして必要な情報を読み出して送信する交通情報管理部26が設けられている。
【0024】
また、交通情報センター10には、車載端末装置から要求があった項目に対して交通情報を収集・整理して通信管理部18を介して車載端末装置側に提供する交通情報提供部28が設けられている。
【0025】
交通情報センター10には、車載端末装置側から提供された走行履歴情報に基いてその道路の交通情報を演算すると共に予測し、交通情報管理部26を介して交通情報データベース24に記録する交通情報収集部30が設けられている。
【0026】
また、交通情報収集部30は、車載端末装置側から提供された走行履歴情報に含まれる経路(リンク)及び経路の旅行時間等の内容から、記憶されている基準値テーブル、新鮮度テーブル、及び新規度テーブルを用いてポイントを算出し、ユーザー情報管理部22を介してユーザー情報データベース20に情報を提供したユーザーに対応させて算出したポイントを記録する。
【0027】
交通情報収集部30は、車載端末装置から要求があれば、現在の交通情報データベース24のデータ収集状況や交通情報を車載端末装置に送信等によって提供する。
【0028】
車載端末装置50には、記録媒体入出力部、路車間通信部、及び移動体通信部を備えた通信管理部52が設けられている。通信管理部18の記録媒体入出力部には記録媒体12Aか挿入されて収集した走行履歴情報が記録されると共に、交通情報センターから提供されて記録されたポイントや交通情報が読み出される。
【0029】
通信管理部52の路車間通信部には、車載端末側通信装置14Aが接続され、通信管理部18の移動体通信部には移動体通信手段16Aが接続されている。
【0030】
車載端末装置50には、GPS54、及び操作装置を備えた自立航法装置56によって、車両が走行した位置(経路)及び時間(旅行時間)を計測する位置計測部58が設けられている。位置計測部58で計測された位置及び時間の走行履歴情報は、走行履歴管理部60によって、走行履歴を記録する走行履歴データ記録装置62に記録され、管理される。自立航法装置56の操作装置からは車両状況も入力することができるので、データベース64に記録された道路ネットワークを参照し、同じ停止でも「信号で停止した」、「店に寄るために停止した」等の車両状況を走行履歴情報として記憶することが可能である。
【0031】
また、車載端末装置50には、ビーコン68、及びデータベース64に記録された道路ネットワークを参照して経路探索を行なう経路探索部70が接続された交通情報処理部66が設けられている。交通情報処理部66では、交通情報センターから受信した交通情報をタッチパネルを備えた表示操作部72に表示し、この表示した交通情報を参照して経路探索部70において経路探索を行なう。
【0032】
また、交通情報処理部66には、交通情報センターと同様に、基準値テーブル、新鮮度テーブル、及び新規度テーブルが記憶されており、自らが走行した走行履歴情報からこれらのテーブルを用いてポイントを演算し、演算したポイントを表示操作部72に表示する。
【0033】
基準値テーブルには、下記の表1に示すように、リンクすなわち経路を示すリンク番号とリンク番号に対応して定められた基準値とが記憶されている。基準値は、各リンクのリンク長等を考慮してリンク固有の値として定められており、リンク長が長い程大きな基準値が設定されている。なお、重要なリンクに対して大きな基準値を設定しても良い。
【0034】
【表1】
Figure 0003867576
【0035】
新規度テーブルには、表2に示すように、リンク番号と時間帯とに応じて定められた新規度係数が記憶されており、情報量が少ないリンクや情報量が少ない時間帯に対しては、大きな新規度係数が設定されている。この新規度係数は、交通情報センターにおいて車載端末装置から収集された情報によって更新され、新規度テーブル自体も定期的に更新される。交通情報センターで新規度テーブルや新鮮度が更新された場合には、通信によって車載端末装置の新規度テーブルも更新される。
【0036】
【表2】
Figure 0003867576
【0037】
新鮮度テーブルには、表3に示すように、時間と新鮮度係数とが記憶されている。新鮮度係数は、新しい情報に対して高い値が設定されている。新鮮度テーブルの新鮮度係数は、新しい情報に対して高い値が設定されているが、上記で説明したのと同様に、交通情報センターから送信によって更新して良く、車載端末装置に予め新鮮度係数を記憶したROMとして車両に搭載しても良い。
【0038】
【表3】
Figure 0003867576
【0039】
次に、車載端末装置で実行される走行履歴情報送信ルーチンについて図2を参照して説明する。この走行履歴情報は、自動または手動で送信することができ、自動送信する場合は自動送信の設定と自動送信を開始する設定ポイントを予め設定しておく。
【0040】
ステップ100では、位置計測部58によって計測され、かつデータベース62に記録されている走行履歴データを取得し、ステップ102で上記の基準値テーブル、新規度テーブル、及び新鮮度テーブルに基いた演算によって、走行履歴をポイントに換算する。例えば、車両の走行履歴が図3(A)に示す経路及び時間であった場合には、現時刻でのこの走行履歴に対するポイントは、8×2×5.0+11×5×10.0+6×4×10.0=870ポイントとなる。途中で買物等のために長時間停止した場合等は、走行履歴は道路状況を表していないため、そのリンクのポイントは0とする。
【0041】
ステップ104では、自動送信に設定されているか否かを判断し、自動送信に設定されていないときは、ステップ106において図3(B)に示す入力画面を表示操作部72に表示する。この入力画面には、現在の獲得ポイントが規定値を超えているかが表示されると共に、送信「する」、「しない」のデータを入力するためのボタンが表示されている。これによって、ポイントが規定値以上である場合に、ポイントが表示され、ユーザーの選択により走行履歴情報を送信することができる。なお、規定値を0に設定すると、ポイントが得られる毎に走行履歴情報を送信するか否かを選択することができる。
【0042】
ステップ108では、「する」ボタンが選択されて「送信する」データの入力があったか否かが判断され、「送信する」データの入力があった場合には、ステップ110において、走行履歴情報を交通情報センターに送信し、「送信する」データ及び「送信しない」データの入力が無かった場合には、ステップ112において、端末側通信装置等の通信コストのかからない通信手段によって通信可能か否かを判断し、通信不可能であれば走行履歴情報を送信することなく処理を終了し、通信可能であれば通信コストのかからない通信手段によって走行履歴情報を交通情報センターに送信する。なお、「送信しない」データの入力があった場合には、走行履歴情報を送信することなく処理を終了する。
【0043】
この走行履歴情報を通信装置14Aや移動体通信手段16Aで交通情報センターに直ちに送信すれば、この例では870ポイントが得られる。しかしながら、記録媒体を介して提供した場合は、情報の提供が遅れるため、新鮮度係数が低くなりポイントは低くなる。
【0044】
一方、ステップ104で自動送信に設定されていると判断されたときは、ステップ114において獲得したポイントが設定ポイント以上になっているか否かを判断し、設定ポイント以上になっていれば、ステップ116において図4に示す送信画面を表示操作部72に表示する。この送信画面には、自動送信することを示す表示と、キャンセルボタンが表示される。そして、ステップ110において、走行履歴情報を交通情報センターに自動送信する。これによって、ポイントが設定ポイント以上になったときに自動的に走行履歴情報が交通情報センターに送信される。なお、設定ポイントを0に設定すると、ポイントが得られる毎に走行履歴情報を自動送信することができる。また、キャンセルボタンが操作されると自動送信は停止される。記録媒体で情報を提供するときには、ポイントが設定ポイント以上になったときに自動的に走行履歴情報を記録媒体に記録しておくか、または走行履歴情報を提供する際に記録媒体に記録するようにすればよい。
【0045】
獲得したポイントが設定ポイントになっていない場合には、ステップ112において、端末側通信装置等の通信コストのかからない通信手段によって通信可能か否かを判断し、通信不可能であれば走行履歴情報を送信することなく処理を終了し、通信可能であれば通信コストのかからない通信手段によって走行履歴情報を交通情報センターに送信する。
【0046】
なお、上記では、通信によって走行履歴情報を提供する例について説明したが、記録媒体を介して走行履歴情報を提供してもよい。
【0047】
交通情報センターでは、図5に示すように、走行履歴情報を受信するとステップ120において、基準値テーブル、新規度テーブル、及び新鮮度テーブルに基いた演算によって受信した走行履歴を再度ポイント(受信ポイント)に換算する。演算された受信ポイントは、ステップ122においてデータベースに蓄積される。なお、蓄積する際には、今回取得したポイント(受信ポイント)と、今までの合計ポイントに対して今回取得したポイントを加算した合計ポイントが蓄積される。
【0048】
このように、交通情報センターで再度ポイントを演算するようにしたのは、車載端末装置からの情報提供が走行履歴情報を取得した時点より遅れたり、記録媒体での走行履歴情報の提供等によって、走行履歴情報の新鮮度等が低下している場合があるからである。
【0049】
次のステップ124では、受信ポイントと今までの合計ポイントとを含むセンターメッセージを走行履歴情報を提供した車載端末装置側に送信する。車載端末装置がセンターメッセージを受信すると、図6に示すように、車載端末装置の表示操作部72にポイントを受信したことを示すメッセージ、受信ポイント及び合計ポイントが表示され、走行履歴情報提供者は提供した情報に対するポイント及び現在までの合計ポイントを確認することができる。
【0050】
上記では、走行履歴情報を提供した際にポイントを確認するようにしたが、合計ポイントはユーザーに要求によって何時でも確認することができる。
【0051】
なお、ユーザーが走行する際に、より高いポイントを得ることができる経路を選択したい、という要求がある場合には、図7に示すように経路毎に新規度係数が所定値以上の経路に対して新規度係数を表示したり、ポイントが所定値以上になる経路に対してポイントを表示するようにすればよい。これにより、ユーザーは、新規度係数が高い経路、すなわち高いポイントが得られる経路を選択して走行することができる。なお、新規度係数やポイントは、図7に示すように数字によって表示してもよいが、新規度係数やポイントに対応させた複数の異なる色によって表示してもよく、音声によってユーザーに報知するようにしてもよい。
【0052】
また、カーナビゲーションにおいて、ポイントが高くなる経路を優先して検索するようにすれば、現在地から目的地までポイントが高い経路を優先して検索することができる。図8は、ポイント優先経路検索中の表示操作部72の画面表示を示す。
【0053】
なお、上記では、設定ポイント以上になったときに自動送信する例について説明したが、経路に応じて重要度を設定しておき、重要度が高い場合には直ちに自動送信し、重要度が高くない場合にはポイントが所定値以上になったときに自動送信するようにしてもよい。この重要度は、基準値が所定値以上の経路に対して高く、所定値未満の経路に対して低く、新規度が高い場合には高く、新規度が低いい場合には低く、というように設定することができる。
【0054】
また、交通情報センターにおいて、走行履歴情報が必要になった場合には、走行履歴情報が必要になった経路を表示したり、図7に示したのと同様に走行履歴情報が必要になった経路に対して高い新規度係数やポイントを表示してもよい。これによって、ユーザーは走行履歴情報が必要になった経路を認識することができ、ポイントが高くなる経路を走行する可能性が高くなり、必要な交通情報を速やかに取得することができるようになる。
【0055】
上記では、走行履歴情報を送信する例について説明したが、交通事故等の緊急性が有る情報を提供する場合には、画像情報を更に送信するようにしてもよく、画像情報のみを送信してもよい。
【0056】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、請求項1の発明によれば、収集した情報に対してポイントを与えることによって、情報収集者にとってメリットになるので、走行履歴情報を効率良く収集することができる、という効果が得られる。
【0057】
請求項2の発明によれば、収集した情報に対してポイントが与えられ、かつポイントが表示されるので、ポイントを確認した後走行履歴情報を提供することによって、走行履歴情報を効率良く収集することができる、という効果が得られる。
【0058】
そして、請求項の発明によれば、走行履歴情報が必要な経路が表示されるので、表示された経路を走行することにより、必要な走行履歴情報を効率よく収集することができる、という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の車載端末装置を用いた交通情報提供システムを示すブロック図である。
【図2】本実施の形態の車載端末装置による走行履歴情報提供ルーチンを示す流れ図である。
【図3】(A)は走行履歴情報の例を示す線図、(B)は送信指示情報を入力する入力画面の例を示す線図である。
【図4】走行履歴情報を自動送信するときの画面の例を示す線図である。
【図5】交通情報センターにより実行されるルーチンを示す流れ図である。
【図6】交通情報センターにより送信されたメッセージを表示した画面を示す線図である。
【図7】経路に対してポイントを表示した画面の例を示す線図である。
【図8】ポイント優先で経路検索中のカーナビゲーションの画面を示す線図である。
【符号の説明】
10 交通情報センター
12A 記録媒体
12B 固定情報端末装置
14A 車載端末側通信装置
14B 路側通信装置
16A 移動体通信手段
16B 基地局
18 通信管理部
20 ユーザー情報データベース
22 ユーザー情報管理部
24 交通情報データベース
26 交通情報管理部
28 交通情報提供部
30 交通情報収集部
50 車載端末装置
52 通信管理部
56 自立航法装置
58 位置計測部
60 走行履歴管理部
62 データベース
62 走行履歴データ記録装置
64 データベース
66 交通情報処理部
68 ビーコン
70 経路探索部
72 表示操作部

Claims (5)

  1. 車両に搭載される車載端末装置であって、
    搭載された車両の走行履歴情報を収集する収集手段と、
    収集した走行履歴情報の重要なリンクに対して大きな値が設定されるリンク基準値、新規度、及び時間的新鮮度の少なくとも一つに基づいて、該走行履歴情報に対するポイントを演算する演算手段と、
    演算されたポイントが所定値以上になったときに前記収集した走行履歴情報を提供する提供手段と、
    を含む車載端末装置。
  2. 車両に搭載される車載端末装置であって、
    搭載された車両の走行履歴情報を収集する収集手段と、
    収集した走行履歴情報に対するポイントを演算する演算手段と、
    演算されたポイントが所定値以上になったときにポイントを表示する表示手段と、
    走行履歴情報の送信を指示するための指示手段と、
    送信指示があったときに前記収集した走行履歴情報を提供する提供手段と、
    を含む車載端末装置。
  3. 前記演算手段は、収集した走行履歴情報のリンク基準値、新規度、及び時間的新鮮度の少なくとも一つに基づいて、該走行履歴情報に対するポイントを演算する請求項2記載の車載端末装置。
  4. 前記表示手段は、走行履歴情報が必要な経路を表示し、
    前記収集手段は、搭載された車両の走行履歴情報として、前記表示手段に表示された経路における走行履歴情報を収集する請求項2又は3記載の車載端末装置。
  5. 前記走行履歴情報は、経路と経路の旅行時間との組、または経路、経路走行開始時刻、及び走行終了時刻の組を表している請求項1〜請求項4の何れか1項記載の車載端末装置。
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