JP6949744B2 - 情報処理装置及び自動運転軌道管理システム - Google Patents

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Description

本発明は、自動車向け地図表示方法に関し、特に、自動運転車に向けた自動運転軌道を完成させるための地図表示方法に関する。
近年、自動車分野において、自動車内のシステム自体が認知・判断のみで走行を行うことで自動的に走行する自動運転車の開発が過熱している。予め定められた軌道追従型の自動運転を行うためには、道路上のどの位置を通過すべきかを示す位置情報の集合である自動運転軌道を予め取得しておく必要がある。前記の自動運転軌道を作成するためには、位置座標を取得するためのGPS等を搭載した自動車で走行して位置情報を取得する必要がある。自動運転軌道は道路毎に作成されるものであるため、全ての道路の自動運転軌道を完成させるためには、膨大な距離を自動車で走行する必要があり、早期により多くの自動運転軌道を完成させることは困難である。
特許文献1では、各道路の交通量、走行所要時間を効率的に収集して配信することを目的とした、車載端末装置が開示されている。車載端末装置は、走行履歴情報(道路と道路の走行所要時間の組み)が必要な経路を表示する表示手段と、搭載された車両の表示手段に表示された経路における走行履歴情報を収集する手段と、収集した走行履歴情報を提供する提供手段とを備えることを特徴としている。特許文献1の車載端末装置を備えた自動車を運転するユーザは、走行履歴情報が必要な経路を認識し、走行履歴情報が必要な道路を選択して走行することが可能となる。その結果、車載端末装置を備える車を運転する多数のユーザの走行履歴情報から多くの道路の走行履歴情報を早期に収集することが可能となる。
特開2003−203296号公報
しかし、走行履歴情報と自動運転軌道の作成に必要な位置情報群は異なる。具体的には、自動運転軌道の作成には、十分に短い間隔で取得された走行軌道の座標群が必要となる。また、十分な精度の自動運転軌道を作成するためには、複数回の走行によって得られた座標群が必要となる場合もある。このため、走行履歴情報が必要な経路を表示し、ユーザが前記走行履歴情報が必要な経路を走行した場合においても、より多くの道路の自動運転軌道を早期に完成させることはできない。
上記の課題を解決するため、本発明は、プロセッサと、前記プロセッサに接続される記憶装置と、前記プロセッサに接続される表示装置と、前記プロセッサに接続され、サーバ装置と通信する通信装置と、を有する情報処理装置であって、前記情報処理装置は、車両に搭載され、前記記憶装置は、道路の接続関係を示す地図情報を保持し、前記プロセッサは、手動運転によって道路を走行した前記車両の軌道の座標値を含む走行軌道情報を、前記通信装置を介して前記サーバ装置に送信し、前記サーバ装置から前記通信装置を介して、各道路を車両が自動運転によって走行する場合に走行する軌道の座標値を含む、前記走行軌道情報に基づいて前記サーバ装置によって作成された自動運転軌道情報の完成度を示す情報を受信すると、前記完成度を示す情報を前記記憶装置に保持し、前記完成度は、前記サーバ装置によって前記道路ごとに計算された、前記車両の自動運転に使用される前記道路の軌道の座標値を計算するために必要と定められた前記走行軌道情報の量に対する、既に前記サーバ装置が受信した前記走行軌道情報の量の割合であり、前記完成度を示す情報は、前記サーバ装置によって前記完成度に基づいて計算された、前記道路を前記車両が手動運転によって走行する誘因となるインセンティブ値であり、前記インセンティブ値は、前記完成度が、前記自動運転軌道情報が完成することを示す1である前記道路の前記インセンティブ値が最も低くなり、前記完成度が1未満の前記道路については、前記完成度が大きいほど前記インセンティブ値が大きくなるように計算され、前記表示装置は、前記地図情報に基づいて前記道路を含む地図を表示し、前記道路ごとに計算された前記完成度を示す情報を前記地図上に重畳表示することを特徴とする。
本発明の一形態によれば、ユーザは、自動運転軌道完成度を参照し、自動運転軌道が完成していない道路を選択して走行することが可能となり、より多くの道路の自動運転軌道を早期に完成させることが可能になる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明によって明らかにされる。
本発明の実施例のシステムの構成を示す説明図である。 本発明の実施例1の自動運転車のハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明の実施例1の自動運転車のソフトウェア構成を示すブロック図である。 本発明の実施例1において自動運転軌道を作成する対象となる道路の接続関係の一例を示す説明図である。 本発明の実施例1において自動運転軌道を作成する対象となる道路の接続関係の一例に対応するノードテーブルの説明図である。 本発明の実施例1において自動運転軌道を作成する対象となる道路の接続関係の一例に対応するリンクテーブルの説明図である。 本発明の実施例1の自動運転軌道DBの一例を示す説明図である。 本発明の実施例1において作成される自動運転軌道の一例を示す説明図である。 本発明の実施例1の自動運転軌道完成度DBの一例を示す説明図である。 本発明の実施例1の表示装置への自動運転完成度の表示例を示す説明図である。 本発明の実施例1の自動運転軌道管理サーバのハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明の実施例1の自動運転軌道管理サーバのソフトウェア構成を示すブロック図である。 本発明の実施例1の自動運転軌道管理ソフトの動作を示すフローチャートである。 本発明の実施例1の走行軌道DB及び自動運転軌道完成度DBの構成の一例を示す説明図である。 本発明の実施例1の自動運転軌跡計算の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施例1において取得された複数の走行軌道の例を示す説明図である。 本発明の実施例1において取得された複数の走行軌道から生成された自動運転軌道の例を示す説明図である。 本発明の実施例1において取得された複数の走行軌道とそれらに基づいて生成された自動運転軌道とを道路上にマッピングした説明図である。 本発明の実施例2の自動運転軌道管理サーバのソフトウェア構成を示すブロック図である。 本発明の実施例2の軌道取得インセンティブDBの構成の一例を示す説明図である。 本発明の実施例2の自動運転車のソフトウェア構成を示すブロック図である。 本発明の実施例2の表示装置へのインセンティブの表示例を示す説明図である。 本発明の実施例3の自動運転車のソフトウェア構成を示すブロック図である。 本発明の実施例3の自動運転軌道管理サーバのソフトウェア構成を示すブロック図である。 本発明の実施例3の走行軌道信頼度判定テーブルの一例を示す説明図である。 本発明の実施例4の自動運転車のソフトウェア構成を示すブロック図である。 本発明の実施例4の自動運転軌道管理サーバのソフトウェア構成を示すブロック図である。 本発明の実施例4の自動運転軌道完成度DBの構成の一例を示す説明図である。
以下、各実施例について図面を用いて説明する。まず、以下に説明する各実施例におけるシステムの構成について、図1を用いて説明する。
図1は、本発明の実施例のシステムの構成を示す説明図である。
本発明の実施例のシステムは、自動運転車101、無線基地局103、広域網104、及び自動運転軌道管理サーバ105から構成される。自動運転車101は道路102上を走行し、必要に応じて、無線基地局103、広域網104を介して自動運転軌道管理サーバ105とデータの送受信を行う。
本発明の実施例1について、図2〜図18を用いて説明する。
図2は、本発明の実施例1の自動運転車101のハードウェア構成を示すブロック図である。
自動運転車101は、センサ部201、情報処理装置202、表示装置203、手動運転入力I/F(インターフェース)204、無線通信装置205、及び走行制御装置206から構成される。
センサ部201は、自動運転車101が自車の状態及び自車周辺の状況を認識するために使用される。センサ部201は周辺の映像を取得するためのカメラ207、自車の位置情報を取得するためのGPS208、自車周辺の物体までの距離、形状等を測定するためのミリ波レーダー209及びLIDAR(Light detection and ranging)210、自車の速度を計測するための速度センサ211、並びに、自車の加速度を計測するための加速度センサ212から構成される。
情報処理装置202は、揮発性記憶装置213、不揮発性記憶装置214及び演算処理装置215から構成される。揮発性記憶装置213は、例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory)のような記憶装置であり、プログラム及びデータを一時的に保持する。不揮発性記憶装置214は、例えばハードディスクドライブ又はフラッシュメモリのような記憶装置であり、プログラム及びデータを長期的に保持するためのものである。演算処理装置215は、揮発性記憶装置1103又は不揮発性記憶装置1104に格納されたデータの読出し、及び、揮発性記憶装置1103又は不揮発性記憶装置1104に格納されたプログラムに基づく演算等を実行するプロセッサである。
表示装置203は、自動運転車101に乗車するユーザに情報を提示するための装置である。
手動運転入力I/F204は、ユーザが手動にて自動運転車101を制御するためのものである。手動運転入力I/F204は、加速を行うためのアクセルペダル216、減速を行うためのブレーキペダル217、及び操舵を行うためのステアリング218から構成される。
無線通信装置205は、無線基地局103及び広域網104を介して自動運転軌道管理サーバ105とデータの送受を行うためのものである。
図3は、本発明の実施例1の自動運転車101のソフトウェア構成を示すブロック図である。
情報処理装置202内では地図表示ソフト301、走行軌道情報管理ソフト302、自動運転ソフト303、走行モード管理ソフト304及び手動運転ソフト305が実行される。情報処理装置202内のデータベース306へは上記の各ソフトから読み出し及び書き込みが行われる。
データベース306は、道路地図データベース(DB)313、自動運転軌道完成度DB314及び自動運転軌道DB315から構成される。道路地図DB313は道路の接続関係を記録したものである。自動運転軌道完成度DB314は道路の自動運転軌道完成度を格納したDBである。自動運転軌道完成度は、自動運転車が道路上を自動運転走行する際に必要な自動運転軌道情報の完成度を表すものである。自動運転軌道DB315は自動運転車101が道路102上を自動運転走行する際に必要な自動運転軌道(少なくとも、自動運転車101が自動運転によって走行する軌道の座標値を含む)を記録したものである。
地図表示ソフト301は、道路地図表示部307及び自動運転軌道完成度表示部308から構成される。道路地図表示部307は、GPS208から取得した現在位置情報に基づいて、道路地図DB313の内、自車の現在位置周辺の道路地図を読み出し、表示する。自動運転軌道完成度表示部308は、自動運転軌道完成度DB315を参照して、自動運転完成度情報を、道路地図表示部307が表示している道路地図上に重畳して表示する。
走行モード管理ソフト304は、自動運転車101の走行モードを決定し、自動運転ソフト303、または、手動運転ソフト305に通知を行う。手動運転ソフト305は、アクセルペダル216、ブレーキペダル217、ステアリング218から入力された制御信号を走行制御装置に伝えることで自動運転車101を走行させる。自動運転ソフト303は、GPS208から入力される現在位置情報にもとづき、自動運転軌道DB315に記録された自動運転軌道のうち、現在位置周辺の自動運転軌道を読み出して、当該自動運転軌道上を走行するように制御信号を発生させて走行制御装置206に入力する。
走行軌道情報管理ソフト302は、走行軌道取得部309、走行軌道記録部310及び走行軌道送信部311から構成される。走行軌道取得部309は、自動運転車101が手動運転にて走行しているときに、GPS208から現在位置情報を定期的に取得する。走行軌道記録部310は、走行軌道取得部309が取得した一連の現在位置情報を走行軌道として記録する。走行軌道取得部309は、位置情報に加え、速度センサ211から取得した速度情報も取得し、走行軌道記録部310は一連の現在位置情報と速度情報を走行軌道として記録してもよい。この速度情報は、走行軌道に基づいて自動運転軌道が作成されたときに、その自動運転軌道上を自動運転によって走行する自動運転車101の制御に用いることができる。
走行軌道送信部311は、走行軌道記録部が記録している走行軌道を、無線通信装置205を介して自動運転軌道管理サーバ105に送信する。
データベース306は、情報処理装置202の揮発性記憶装置213又は不揮発性記憶装置214に格納される。例えば、データベース306は、不揮発性記憶装置214に格納され、必要に応じてその少なくとも一部が揮発性記憶装置213にコピーされてもよい。
上記の地図表示ソフト301、走行軌道情報管理ソフト302、自動運転ソフト303、走行モード管理ソフト304及び手動運転ソフト305は、情報処理装置202の揮発性記憶装置213又は不揮発性記憶装置214に格納されるプログラムである。上記の各ソフトの機能は、演算処理装置215がプログラムを実行することによって実現される。したがって、以下の説明に記述された各ソフトに基づく処理は、実際には演算処理装置215によって実行される。
上記の情報処理装置202は、自動運転車101に搭載され、これから詳細に説明する機能を有する装置である限り、いかなる種類のものであってもよい。ここで、自動運転車101に搭載された情報処理装置202は、自動運転車101と共に移動するものであれば、自動運転車101に据え付けられていてもよいし、自動運転車101に搭乗するユーザが携帯していてもよい。例えば、情報処理装置202は、自動運転車101に設置された端末装置(例えばナビゲーション装置等)であってもよいし、自動運転車101に乗り込んだユーザが持ち歩く携帯情報端末(例えばいわゆるスマートフォン等)であってもよい。また、センサ部201は、自動運転車101に設置されていてもよいし、その少なくとも一部(例えばGPS208等)が情報処理装置202に含まれてもよい。
なお、図1に示すシステム内に複数の自動運転車101が存在してもよい。図2及び図3には、自動運転とユーザによる手動運転との両方が可能な自動運転車101を示したが、これは本実施例を構成する車両の一例である。実際には、複数の自動運転車101の一部が自動運転機能を持たない手動運転車によって置き換えられてもよいし、別の一部は手動運転機能を持たなくてもよい。
具体的には、後述するように、自動運転軌道完成度に関する情報を表示して、手動運転による道路の走行を行い、それによって走行した軌道の情報を送信する自動運転車101は、自動運転機能を持たない手動運転車によって置き換えられてもよい。また、自動運転軌道管理サーバ105から自動運転軌道DBの情報を受信して、その情報に基づいて自動運転を行う自動運転車101は、手動運転機能を持たなくてもよい。
次に、道路地図DB313の構成の一例を、図4〜図6を用いて説明する。図4は、本発明の実施例1において自動運転軌道を作成する対象となる道路の接続関係の一例を示す説明図である。図5及び図6は、図4に示した道路の接続関係の一例に対応するノードテーブル及びリンクテーブルの説明図である。
図4に示す丸印は、交差点に対応するノードを示す。丸印の上に記載された数字(図4の例では1〜6)は、各ノードを識別するノードIDである。丸印間を接続する矢印は、交差点間を接続する道路に対応するリンクを示す。矢印の向きは、各リンクにおける車両の進行方向を示す。各矢印の横に表示された数字(図4の例では1〜14)は、各リンクを識別するリンクIDである。
道路地図DB313は、図5に示すノードテーブ501と、図6に示すリンクテーブル601から構成される。図5に示すように、ノードテーブル501は、各ノードを識別するノードID502と、各ノードの位置情報である緯度503及び経度504と、から構成される。例えば、ノードID:1によって識別されるノード(以下、単にノード1とも記載する。他のノードについても同様)は、北緯35.000000、東経135.000000に位置する。ノード2は、北緯35.008988、東経135.000000に位置する。
なお、ノードテーブル501は、さらに、基準となるノードから各ノードまでの相対位置のx座標を示す相対位置x505及びy座標を示す相対位置y506をさらに含んでもよい。図5には、車両の現在位置であるノード1からの各ノードの相対位置を示している。この例では、x軸が北向き、y軸が東向きである。
また、緯度1度に相当する距離は111,263.283[m]であり、1[m]に相当する緯度は8.98769093×10-6度である。同様に、北緯35度における経度1秒の長さは25.358[m]であり、1[m]に相当する経度は1.095426×10-5度である。
図6に示すように、リンクテーブル601は、各リンクを識別するリンクID602と、各リンクの始点のノードを識別する始点ノードID603と、各リンクの終点のノードを識別する終点ノードID604と、から構成される。例えば、リンクID:1によって識別されるリンク(以下、単にリンク1とも記載する。他のリンクについても同様)は、ノード1(北緯35.000000、北緯135.000000)とノード2(北緯35.008988、135.000000)とを接続し、進行方向がノード1からノード2の向きの道路であることを示す。
図7は、本発明の実施例1の自動運転軌道DB315の一例を示す説明図である。
自動運転軌道DB315は、リンクID701及び座標群702から構成される。リンクID701に対する座標群702が格納されていないリンクは、自動運転軌道が完成していないことを表す。座標群702は、リンクの始点から終点に向かう自動運転軌道を構成する点群を表す。
図8は、本発明の実施例1において作成される自動運転軌道の一例を示す説明図である。
具体的には、図8は、図4〜図7に例示したリンクのうちリンク1の自動運転軌道を表す。リンク1は、ノード1からノード2へ向かうリンクであり、リンク1上の自動運転軌道である座標1(801)、座標2(802)、座標3(803)、座標4(804)、座標5(805)に相当する緯度、経度が自動運転軌道DB315の該当箇所(703)に格納される。
図9は、本発明の実施例1の自動運転軌道完成度DB314の一例を示す説明図である。
自動運転軌道完成度DB314は道路ID901、自動運転軌道完成度902及び手動運転走行回数903から構成される。自動運転軌道完成度902は自動運転軌道の完成度を表し、値が大きいほど完成度が高く、値が小さいほど完成度が低い。手動運転走行回数903は、当該道路上を手動運転にて走行した際の軌道を収集した回数を表す。自動運転軌道完成度902が1である場合は、当該道路の自動運転軌道が完成していることを表す。
図9の例では、手動運転走行回数903が3回となったときに自動運転軌道完成度902が1となる。すなわち、手動運転走行回数903が1回増すごとに自動運転軌道完成度902が1/3ずつ増加する。これは、所望の精度の自動運転軌道を作成するために、3回分の走行によって得られた走行軌道の情報が必要であると定められていることを示している。すなわち、自動運転軌道完成度902は、自動運転軌道を作成するために必要と定められた走行軌道の情報の量に対する、既に取得された走行軌道の情報の量の割合を、道路ごとに計算したものである。
上記のような自動運転軌道完成度902の算出方法は一例であり、これ以外の方法で自動運転軌道完成度902を算出してもよい。例えば自動運転軌道完成度902が1(すなわち自動運転軌道が完成することを示す値)となるために要する手動運転走行回数903が3回以外の値であってもよい。例えば、3回より多くの回数の走行が要求されてもよいし、1回の走行で十分に精度のよい軌道が得られる場合などには1回の走行によって自動運転軌道完成度902が1となってもよい。また、手動運転走行回数903以外の値に基づいて自動運転軌道完成度902を算出してもよい。
自動運転軌道完成度DB314は、さらに、インセンティブ904を含んでもよい。これについては実施例2において説明する(図20(b)の軌道取得インセンティブ2102参照)。
図10は、本発明の実施例1の表示装置203への自動運転完成度の表示例を示す説明図である。
道路地図表示部307は、ノードテーブル501(図5)及びリンクテーブル601(図6)を読み出して図10の道路地図を表示する。さらに、道路地図表示部307は、図9に示した自動運転軌道完成度DB314に記録された各リンクに対応する自動運転完成度情報を読み出して、それを道路地図情報上に重畳表示する。図10に示した「0」、「0.33」、「0.67」及び「1」が、重畳表示された自動運転完成度情報である。自動運転車に乗車したユーザは、周辺道路の自動運転完成度を認識することができ、自動運転完成度が1でない道路を選択して手動運転することによって、自動運転軌道を早期に完成させることが可能となる。
図11は、本発明の実施例1の自動運転軌道管理サーバ105のハードウェア構成を示すブロック図である。
自動運転軌道管理サーバ105は、通信装置401及び情報処理装置402から構成される。通信装置401は、広域網104を介して自動運転車101と通信するためのものである。情報処理装置402は、揮発性記憶装置1103、不揮発性記憶装置1104及び演算処理装置1105から構成される。揮発性記憶装置1103は、例えばDRAMのような記憶装置であり、プログラム及びデータを一時的に保持する。不揮発性記憶装置1104は、例えばハードディスクドライブ又はフラッシュメモリのような記憶装置であり、プログラム及びデータを長期的に保持する。演算処理装置1105は、揮発性記憶装置1103又は不揮発性記憶装置1104に格納されたデータの読出し、及び、揮発性記憶装置1103又は不揮発性記憶装置1104に格納されたプログラムに基づく演算等を実行するプロセッサである。
図12は、本発明の実施例1の自動運転軌道管理サーバ105のソフトウェア構成を示すブロック図である。
データベース1201は、自動運転軌道完成度DB1203、走行軌道DB1204及び自動運転軌道DB1205から構成される。自動運転軌道DB1205は自動運転車101に格納される自動運転軌道DB315と同様のものである。走行軌道DB1204は、自動運転車101が道路102上を手動運転走行した際に取得した軌道情報を格納したDB(データベース)である。自動運転軌道完成度DB1203は自動運転車101に格納されている自動運転軌道完成度DB314と同様のものである。
自動運転軌道管理ソフト1202は、自動運転に関するデータベース1201の管理を行う。手動走行軌道管理部1206は、自動運転車101が、自動運転軌道が生成されていない道路を手動運転にて走行した際に自動運転軌道管理サーバ105に送信する走行軌道を受信し、走行軌道DB1204に格納する。自動運転軌道完成度計算部1207は、走行軌道DB1204を参照し、各道路の自動運転軌道完成度を計算し、自動運転軌道完成度DB1203に格納する。
自動運転軌道計算部1208は、走行軌道DB1204を参照し、手動運転にて走行した際に取得した走行軌道情報を読み出して、前記走行軌道情報から自動運転軌道を計算し、前記自動運転軌道を自動運転軌道DB(1205)に格納する。自動運転車DB更新部1209は、自動運転軌道管理サーバ105の自動運転軌道完成度DB1203及び自動運転軌道DB1205が更新された際に、それらの更新の内容を自動運転車101に送信することで、自動運転車101側の自動運転軌道完成度DB314及び自動運転軌道DB315を更新する。
データベース1201は、情報処理装置1102の揮発性記憶装置1103又は不揮発性記憶装置1104に格納される。例えば、データベース1201は、不揮発性記憶装置1104に格納され、必要に応じてその少なくとも一部が揮発性記憶装置1103にコピーされてもよい。
上記の自動運転軌道管理ソフト1202は、情報処理装置1102の揮発性記憶装置1103又は不揮発性記憶装置1104に格納されるプログラムである。上記の自動運転軌道管理ソフト1202の機能は、演算処理装置1105がプログラムを実行することによって実現される。したがって、以下の説明に記述された自動運転軌道管理ソフト1202に基づく処理は、実際には演算処理装置1105によって実行される。
図13〜図16を用いて自動運転軌道管理ソフト1202の動作フローを説明する。
図13は、本発明の実施例1の自動運転軌道管理ソフト1202の動作を示すフローチャートである。
自動運転軌道管理ソフト1202は、動作を開始すると、自動運転車101から走行軌道情報を受信したかを確認する(1301)。走行軌道情報は、道路IDと当該道路上を走行した際の軌道(座標群)から構成される。ステップ1301において、走行軌道情報を受信している場合には、ステップ1302に進む。ステップ1301において、走行軌道情報を受信していない場合には、再度、1301へ進む。
ステップ1302では、自動運転軌道管理ソフト1202は、走行軌道DB1204を参照し、走行軌道情報に格納された道路IDに対応する部分を更新して、ステップ1303に進む。ステップ1303では、自動運転軌道管理ソフト1202は、走行軌道DB1204を参照し、変更された道路IDに対応する走行軌道の数から自動運転完成度を計算して、自動運転軌道完成度DB1203中の自動運転軌道完成度を更新し、ステップ1304へ進む。
ステップ1304では、自動運転軌道管理ソフト1202は、更新後の自動運転軌道完成度が1であるかを確認する。ステップ1304において、更新後の自動運転軌道完成度が1である場合には、ステップ1305に進む。ステップ1304において、更新後の自動運転軌道完成度が1でない場合には、ステップ1301へ進む。ステップ1305において、自動運転軌道管理ソフト1202は、走行軌道DB1204を参照して自動運転軌道を計算し、自動運転軌道DB1205に格納する。
ステップ1302及び1303の具体的な処理を、図14を用いて説明する。
図14は、本発明の実施例1の走行軌道DB1204及び自動運転軌道完成度DB1203の構成の一例を示す説明図である。
走行軌道DB1204は、道路ID1401、走行軌道1(1402)、走行軌道2(1403)及び走行軌道3(1404)からなる(図14(a))。道路ID1401は、道路を識別するものであり、リンクIDと同じものであってもよい。走行軌道1(1402)〜走行軌道3(1404)は、それぞれ、道路ID1401によって識別される道路を手動運転によって走行した自動運転車101から取得された軌道(座標群)である。
自動運転軌道完成度DB1203は、道路ID1501及び自動運転軌道完成度1502からなる(図14(b))。道路ID1401は、道路を識別するものであり、走行軌道DB1204の道路ID1401に対応する。自動運転軌道完成度1502は、道路ID1501によって識別される道路における自動運転軌道の完成度を示す指標である。本実施例では、各道路について、自動運転軌道を生成するために取得する必要がある、手動運転による走行軌道数をnとしたときに、実際にその道路を手動運転で走行した自動運転車101から取得された走行軌道の数をnで除した値を自動運転軌道完成度1502として保持する。すなわち、自動運転軌道完成度1502が1であることは、その道路について自動運転の生成に必要な数の走行軌道が取得されたことを意味する。
ステップ1302において、図14(a)の道路ID:1に対する走行軌道1及び走行軌道2に軌道が格納され、走行軌道3に軌道が格納されていない状態で、道路ID1に対する新たな走行軌道を受信した場合、自動運転軌道管理ソフト1202は、当該走行軌道を道路ID1401の値「1」に対する走行軌道3(1404)として格納する。ここで、本説明においては自動運転軌道生成に必要な手動運転での走行軌道の数nが3であるものとする。
上記のステップ1302の結果、道路ID:1について自動運転軌道の生成に必要な走行軌道数3に対して、実際の走行軌道が3個取得された。このため、ステップ1303において、自動運転軌道完成度1502は1(=3÷3)に更新される。ステップ1304において、道路ID:1の更新後の自動運転軌道完成度は1と判定されるので、ステップ1305において自動運転軌道が計算される。
ステップ1305における自動運転軌道の具体的な計算方法の一例を図15〜図17を用いて説明する。
図15は、本発明の実施例1の自動運転軌跡計算(ステップ1305)の動作を示すフローチャートである。
図15における各変数の定義は以下の通りである。走行軌道番号iは、自動運転軌道生成の対象道路について取得された各走行軌道を識別するための番号である。座標番号jは、複数の座標群から構成される走行軌道の各座標を識別するための番号である。pi,jは、走行軌道番号iの座標点群のうち、座標番号jの座標を表す。nは、自動運転軌道生成に必要な走行軌道数であり、今回の例ではnは3となる。Pは複数の走行軌道から生成された自動運転軌道の内、j番目の座標を表す。
ステップ1601において、自動運転軌道管理ソフト1202は、走行軌道番号iを1、座標番号jを1、Pを0に更新してステップ1602に進む。ステップ1602では、自動運転軌道管理ソフト1202は、走行軌道番号i、座標番号jに対応する座標pi,jに値が格納されているかを確認する。ステップ1602においてpi,jに値が格納されている場合には、ステップ1603へ進む。ステップ1602において、pi,jに値が格納されていない場合には、ステップ1609へ進む。
ステップ1603において、自動運転軌道管理ソフト1202は、iがn以下であるかを確認する。ステップ1603においてiがn以下である場合には、ステップ1604へ進む。ステップ1603においてiがn以下でない場合には、ステップ1606へ進む。
ステップ1604において、自動運転軌道管理ソフト1202は、PをP+pi,jに更新してステップ1605に進む。ステップ1605において、自動運転軌道管理ソフト1202は、iをi+1に更新してステップ1603へ進む。ステップ1606において、自動運転軌道管理ソフト1202は、PをP÷nに更新してステップ1607に進む。ステップ1607において、自動運転軌道管理ソフト1202は、iを1、jをj+1に更新してステップ1608に進む。ステップ1608において、自動運転軌道管理ソフト1202は、Pを0に更新して1602に進む。ステップ1609において、自動運転軌道管理ソフト1202は、Pを更新された道路IDに対する自動運転軌道として自動運転軌道DBに格納して処理を終了する。
図16は、本発明の実施例1において取得された道路ID:1の複数の走行軌道の例を示す説明図である。
具体的には、図16の例のうち、走行軌道1(i=1)に対応する一連の座標値(座標群)が、図14(a)に示す道路ID:1に対応する走行軌道1(1402)として格納された一連の座標値(座標群)に相当する。同様に、走行軌道2(i=2)及び走行軌道3(i=3)に対応する一連の座標値が、それぞれ、図14(a)に示す道路ID:2及び道路ID:3に対応する走行軌道2(1403)及び走行軌道3(1404)として格納された一連の座標値に相当する。
座標番号jは、それぞれの走行軌道に含まれる各座標値を識別する番号であり、例えば、それぞれの走行軌道において取得された順に付されてもよい。
なお、上記の例は、自動運転車101が道路ID:1の道路を手動運転によって3回走行し、それぞれの走行時に取得された座標群を走行軌道1(i=1)、走行軌道2(i=2)及び走行軌道3(i=3)として記録したものである。このとき、それらの3回の走行は、同一の自動運転車101によって行われてもよいし、異なる自動運転車101によって行われてもよい。
図17は、本発明の実施例1において取得された複数の走行軌道から生成された自動運転軌道の例を示す説明図である。
具体的には、図17の例は、図16に示した三つの走行軌道の座標値から計算された自動運転軌道の一連の座標値を示す。例えば、座標番号:1に対応する自動運転軌道1801は、図16に示した座標番号:1に対応する走行軌道1(i=1)の座標値1701、走行軌道2(i=2)の座標値1702及び走行軌道3(i=3)の座標値1703から計算された自動運転軌道の座標値である。
図18は、本発明の実施例1において取得された複数の走行軌道とそれらに基づいて生成された自動運転軌道とを道路上にマッピングした説明図である。具体的には、図18は、図16に示す道路ID:1の複数の走行軌道と、それらに基づいて生成された、図17に示す道路ID:1の自動運転軌道とを、道路ID:1の道路上にマッピングした図を示す。
図15のフローでは、自動運転軌道管理ソフト1202は、各走行軌道の内、座標番号が同じ点群の重心を計算して、自動運転軌道の同一の座標番号の座標として格納する。例えば、道路ID:1に関する各走行軌道上のp1,1(1701)、p2,1(1702)、p3,1(1703)の3点の重心を計算した結果が自動運転軌道上のP(1801)となる。p1,1(1701)、p2,1(1702)、p3,1(1703)及びP(1801)は、図18上において、それぞれ座標1901、1902、1903及び1904に相当する。
自動運転車101及び自動運転軌道管理サーバ105が有する機能は、必ずしも上記の説明の通りに配置される必要はない。例えば、上記の説明では自動運転軌道完成度計算部1207及び自動運転軌道計算部1208が自動運転軌道管理サーバ105内に配置されているが、これらが自動運転車101内に配置されてもよい。言い換えると、これらの機能を実現するためのプログラムが自動運転車101の情報処理装置202内の揮発性記憶装置213等に格納され、演算処理装置215によって実行されてもよい。
また、上記の説明において自動運転車101と自動運転軌道管理サーバ105が有する機能が別の装置に搭載されてもよい。例えば、自動運転完成度をユーザに伝えるための地図表示ソフト301、データベース306及び表示装置203が、自動運転車101に乗車するユーザが使用する情報端末装置(例えばいわゆるスマートフォンなど)に配置されてもよい。
本実施例により、ユーザは自動運転軌道の完成度を認識することができ、より多くの道路の自動運転軌道を早期に完成させることが可能になる。
本発明の実施例2について、図19〜図22を用いて説明する。以下に説明する相違点を除き、実施例2のシステムの各部は、実施例1の同一の符号を付与された各部と同一の機能を有するため、それらの説明は省略する。
本実施例では、実施例1の構成に対して、自動運転車101と自動運転軌道管理サーバ105の構成が異なる。
図19は、本発明の実施例2の自動運転軌道管理サーバ105のソフトウェア構成を示すブロック図である。
実施例2の自動運転軌道管理サーバ105のデータベース1201は、実施例1のデータベース1201(図12)に含まれるDBに加えて、さらに、軌道取得インセンティブDB2001を含む。軌道取得インセンティブDB2001は、各道路について、手動運転走行した場合にユーザが取得するインセンティブを記録したDBである。
また、実施例2の自動運転軌道管理サーバ105の自動運転軌道管理ソフト1202は、さらに、軌道取得インセンティブ計算部2002を含む。軌道取得インセンティブ計算部2002は、自動運転軌道完成度DB1203を参照し、各道路の自動運転軌道完成度から軌道取得インセンティブを計算して、軌道取得インセンティブDB2001に格納する。
図20は、本発明の実施例2の軌道取得インセンティブDB2001の構成の一例を示す説明図である。
具体的には、例として、自動運転軌道完成度DB1203が図20(a)に示す通りである場合の軌道取得インセンティブDB2001を図20(b)に示す。ここで、図20(a)に示す自動運転軌道完成度DB1203は、図14(b)に示したものと同一である。
軌道取得インセンティブDB2001は、道路ID2101と軌道取得インセンティブ2102とから構成される。道路ID2101は、自動運転軌道完成度DB1203の道路ID1501に対応する。図20(a)において自動運転軌道完成度が1である道路(道路ID:1,2,4,5,6,7,9,11,12,13,14)は、すでに自動運転軌道が生成されており、追加の走行は必要ないので、それらに対応する軌道取得インセンティブ2102は0となる。
図20(a)において自動運転軌道完成度が1未満の道路は、自動運転軌道が生成されていないので、軌道取得インセンティブは0より大きな値となる。道路ID:3、8、10は自動運転軌道が生成されていない道路であり、それぞれのインセンティブは10、30、20となる。
軌道取得インセンティブは、ユーザにメリット(すなわち道路を手動運転で走行することの誘因)を与えるものであればいかなるものでもよい。例えば、現金、又は、特定のサービスで使用可能なポイントなどであってもよい。例えば、自動運転車101が有料のカーシェアサービスに向けた車である場合には、ユーザに対して行う料金の割引をインセンティブとしてもよい。このとき、インセンティブの大きさを割引率の高さに対応させてもよい。
軌道取得インセンティブ計算部2002がインセンティブの研さんに使用する計算式は、10÷(1−自動運転軌道完成度)となる。この計算式はあくまで一例であって、他の計算式を用いてもよい。本計算式のように、自動運転軌道が生成されていない道路の中で、自動運転軌道完成度が高いものほど、インセンティブの大きさを大きくすることによって、自動運転軌道が生成される道路を早期に増やすことが可能となる。
例えば、ユーザがノードID:2のノードからノードID:3のノードへ移動する場合を想定した場合、道路ID:3の道路(リンク)を通って向かう経路と、道路ID:8、13、9の道路を通って向かう経路とが存在する。この場合、前者の経路のインセンティブは10、後者の経路のインセンティブは30となるので、インセンティブを重視するユーザは後者の経路を通る可能性が高くなる。前者の経路上の道路ID:3の自動運転軌道完成度1502が0なので、今回通過したとしても、自動運転軌道は完成しない。一方で、後者の経路上の道路ID:8の自動運転軌道完成度1502が0.67であり、今回の走行によって自動運転軌道が完成される。
図21は、本発明の実施例2の自動運転車101のソフトウェア構成を示すブロック図である。
実施例2の自動運転車101のデータベース306は、実施例1のデータベース306(図3)に含まれる道路地図DB313及び自動運転軌道DB315に加えて、さらに、自動運転車軌道取得インセンティブDB2202を含む。自動運転車軌道取得インセンティブDB2202は、各道路について、手動運転走行した場合のインセンティブを記録したDBである。
なお、図21の例では、実施例2のデータベース306は自動運転軌道完成度DB314を含んでいないが、自動運転軌道完成度DB314を含んでいてもよい。
また、実施例2の自動運転車101の地図表示ソフト301は、さらに、軌道取得インセンティブ表示部2201を含む。軌道取得インセンティブ表示部2201は、軌道取得インセンティブDB2202を参照し、表示装置203上に表示される道路地図上に、各道路のインセンティブを重畳表示する。
図22は、本発明の実施例2の表示装置203へのインセンティブの表示例を示す説明図である。
道路地図表示部307は、ノードテーブル501(図5)及びリンクテーブル601(図6)を読み出して図22の道路地図を表示する。さらに、軌道取得インセンティブ表示部2201が、図21に示した軌道取得インセンティブDB2202に記録された各リンクに対応する軌道取得インセンティブを読み出して、それを道路地図情報上に重畳表示する。図22に示した「0」、「10」、「20」及び「30」が、重畳表示された軌道取得インセンティブである。自動運転車に乗車したユーザは、周辺道路の自動運転完成度を認識することができ、軌道取得インセンティブがある道路を選択して手動運転することによって、自動運転軌道を早期に完成させることが可能となる。
本発明の実施例3について、図23〜図25を用いて説明する。以下に説明する相違点を除き、実施例3のシステムの各部は、実施例1、2の同一の符号を付与された各部と同一の機能を有するため、それらの説明は省略する。
本実施例では、実施例1の構成に対して、自動運転車101と自動運転軌道管理サーバ105の構成が異なる。
図23は、本発明の実施例3の自動運転車101のソフトウェア構成を示すブロック図である。
実施例3の自動運転車101の走行軌道情報管理ソフト302は、さらに、走行時センサ情報送信部2401を含む。走行時センサ情報送信部2401は、手動運転時にセンサ部201から取得したセンサ値を記録し、無線通信装置205を介して、自動運転軌道管理サーバへ送信する。ここで取得及び送信するセンサ値は、速度センサ211から取得する最大速度vmax[km/h]、加速度センサ212から取得する最小加速度gmin[m/s]及び最大加速度gmax[m/s]とする。これらのセンサ値はあくまでも一例であり、走行時センサ情報送信部2401は、別のセンサ等から取得したセンサ値を送信してもよい。
図24は、本発明の実施例3の自動運転軌道管理サーバ105のソフトウェア構成を示すブロック図である。
実施例3の自動運転軌道管理サーバ105の自動運転軌道管理ソフト1202は、さらに、走行軌道採否判定部2501及び走行軌道信頼度判定テーブル2502を含む。走行軌道信頼度判定テーブル2502は、手動運転走行時の自動運転車101から取得したセンサ値から、取得した走行軌道の信頼度を判定するための判定基準を保持するテーブルである。走行軌道採否判定部2501は、手動運転走行時の自動運転車101からセンサ値を受信し、走行軌道信頼度判定テーブル2502を参照して、前記センサ値から走行軌道の信頼度を判定し、信頼度が予め定められた閾値以上の場合にのみ走行軌道を採用するように手動走行軌道管理部1206に通知する。
図25は、本発明の実施例3の走行軌道信頼度判定テーブル2502の一例を示す説明図である。
走行軌道信頼度判定テーブル2502は、最大加速度信頼度判定テーブル2601、最小加速度信頼度判定テーブル2611、及び最大速度信頼度判定テーブル2621から構成される。
走行軌道信頼度判定テーブル2502は、最大加速度gmax2602及び信頼度2603から構成される。図25の例では、最大加速度gmaxが0以上0.2未満の場合、信頼度が0.15であると判定される。
例えば、ある走行軌道が取得されたときに計測された最大加速度が所定の値(図25の例では4[m/s])を超える場合、急発進が行われたと考えられる。本実施例では、そのような走行において取得された走行軌道は、信頼度が低いと判定され、自動運転軌道の作成に採用されにくくなる。
最小加速度信頼度判定テーブル2611は、最小加速度gmin2612及び信頼度2613から構成される。図25の例では、最小加速度gminが−0.2以上0未満の場合、信頼度が0.15であると判定される。
例えば、ある走行軌道が取得されたときに計測された最小加速度が所定の値(図25の例では−4[m/s])を下回る場合、急停止が行われたと考えられる。本実施例では、そのような走行において取得された走行軌道は、信頼度が低いと判定され、自動運転軌道の作成に採用されにくくなる。
最大速度信頼度判定テーブル2621は、最大速度vmax2622及び信頼度2623から構成される。図25の例では、最大速度vmaxが50未満の場合、信頼度が0.15であると判定される。
例えば、ある走行軌道が取得されたときに計測された最大速度が所定の値(図25の例では60[km/h])を超える場合、制限速度を超える速度での走行が行われたと考えられる。本実施例では、そのような走行において取得された走行軌道は、信頼度が低いと判定され、自動運転軌道の作成に採用されにくくなる。
ここで、走行軌道採否判定部2501が走行軌道の採否を判定する際の閾値を0.25として説明するが、この値は一例であり、走行軌道の採否を判定するために適切な値に設定することができる。
例えば、自動運転車101から受信したセンサ値が、gmax=3,gmin=−1,vmax=55の場合、信頼度は0.05+0.15+0.05=0.25となる。この信頼度は閾値0.25以上なので、当該センサ値を送信してきた自動運転車101の走行軌道は採用される。
一方、自動運転車101から受信したセンサ値が、gmax=0.5、gmin=−3,vmax=58の場合、信頼度は0+0.05+0.05=0.10となり閾値未満となるので、当該センサ値を送信してきた自動運転車101の走行軌道は採用されない。
上記の例では、走行軌道採否判定部2501及び走行軌道信頼度判定テーブル2502を自動運転軌道管理サーバに配置する例を示したが、自動運転車101に前記走行軌道採否判定部2501及び走行軌道信頼度判定テーブル2502を配置する構成としてもよい。
本実施例により、一般ユーザの手動走行軌道から自動運転軌道を生成するシステムにおいても、センサ値から、急発進、急停止又は速度超過の有無と言った走行状況が推定され、それに基づいて信頼性が低いと考えられる走行軌道を自動運転軌道の生成から除外することによって、信頼性の高い自動運転軌道を生成することができる。
本発明の実施例4について、図26〜図28を用いて説明する。以下に説明する相違点を除き、実施例4のシステムの各部は、実施例1〜3の同一の符号を付与された各部と同一の機能を有するため、それらの説明は省略する。
本実施例では、実施例1の構成に対して、自動運転車101と自動運転軌道管理サーバ105の構成が異なる。
図26は、本発明の実施例4の自動運転車101のソフトウェア構成を示すブロック図である。
実施例4の自動運転車101の自動運転ソフト303は、自動運転走行情報通知部2701を含む。自動運転走行情報通知部2701は、自動運転車101が自動運転中の自動運転走行情報を取得し、道路IDと対応づいた自動運転走行情報を、無線通信装置205を介して自動運転軌道管理サーバ105へ通知する。
ここで、自動運転走行情報は、自動運転走行の安定性に関する情報であればいずれの情報であってもよい。例えば、自動運転走行情報は、自動運転走行中の障害物への接近距離、急減速が実施された回数、対向車線にはみだした回数、又は、自動運転が解除された事象などの情報であってもよいし、その他の情報であってもよい。本実施例では、自動運転走行情報を自動運転が解除された事象として説明する。
図27は、本発明の実施例4の自動運転軌道管理サーバ105のソフトウェア構成を示すブロック図である。
実施例4の自動運転軌道管理サーバ105のデータベース1201は、自動運転軌道完成度DB1203の代わりに、自動運転軌道完成度DB2802を含む。自動運転軌道完成度DB2802は、道路IDに対応する自動運転軌道完成度に加えて、自動運転走行情報を格納する。本実施例では、自動運転走行情報として自動運転が解除された事象が発生した回数が格納される(図28参照)。
また、実施例4の自動運転軌道管理サーバ105の自動運転軌道管理ソフト1202は、さらに、自動運転走行情報管理部2801を含む。自動運転走行情報管理部2801は、自動運転走行情報を受信すると、自動運転軌道完成度DB2802の中の、該当する道路IDの自動運転走行情報(すなわち自動運転解除発生回数)を更新する。また、自動運転走行情報管理部2801は、自動運転軌道完成度DB2802の中の自動運転走行情報に応じて、自動運転軌道完成度DB2802の中の該当する道路IDの自動運転完成度と、走行軌道DB1204の中の該当する道路IDの走行軌道とを更新する。
図28は、本発明の実施例4の自動運転軌道完成度DB2802の構成の一例を示す説明図である。
自動運転軌道完成度DB2802は、道路ID901、自動運転軌道完成度902、及び、自動運転走行情報の一例である自動運転解除回数2901から構成される。
次に、自動運転走行情報管理部2801の具体的な処理の一例を説明する。自動運転走行情報管理部2801は、自動運転解除回数が閾値回数である3回になると、自動運転軌道の信頼性が低くなったとみなし、自動運転軌道DB1205内の該当する道路IDに対応する自動運転軌道と、走行軌道DB1204内の該当する走行軌道と、をクリアする。例えば、道路の形状等が変化した、又は、生成された自動運転軌道が対向車線にはみだすなどのように信頼性が低いことなどが原因と想定される。
例えば、自動運転軌道完成度DB2802が図28に示す状態で、自動運転走行情報管理部2801が自動運転走行情報として、道路ID:1に対応する自動運転解除の通知を受けると、自動運転軌道完成度DB2802の自動運転解除回数2901は3となるので、上記の閾値に到達する。そして、自動運転走行情報管理部2801は、道路ID:1に対応する自動運転軌道完成度902を0に更新する。さらに、自動運転走行情報管理部2801は、自動運転軌道DB1205を参照し、道路ID:1に対応する自動運転軌道(座標群)をクリアする。さらに、自動運転走行情報管理部2801は、走行軌道DB1204を参照し、道路ID:1に対応する走行軌道1(1402)〜走行軌道3(1404)をすべてクリアする。
本実施例では、自動運転走行情報を自動運転解除回数としているが、これは一例であり、それ以外の値を自動運転走行情報として使用することもできる。例えば、自動運転走行情報を、道路IDと、当該道路を走行した時刻との組としてもよい。そして、自動運転軌道管理サーバ105は、自動運転軌道が完成した道路の最終走行時刻を管理し、最終走行時刻から閾値時間以上自動運転走行されなかった場合に当該道路の自動運転軌道の信頼性が低くなったと判定し、自動運転軌道及び走行軌跡をクリアしてもよい。
例えば、生成に使用した走行軌道の質が低かったために、信頼性の低い自動運転軌道が生成されてしまう場合がある。また、道路自体に何らかの変更が加えられた場合、又は、道路の周囲の環境に何らかの変化があった場合など、生成された時点では十分に高かった自動運転軌道の信頼性が、事後的に低下する場合もある。本実施例によれば、例えば上記のような理由でユーザの走行軌道から生成された自動運転軌道の信頼性が低い場合に、システムが当該信頼性の低下を検出して、新たな(すなわちより信頼性の高い)自動運転軌道を生成することができる。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明のより良い理解のために詳細に説明したのであり、必ずしも説明の全ての構成を備えるものに限定されものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることが可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によってハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによってソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、不揮発性半導体メモリ、ハードディスクドライブ、SSD(Solid State Drive)等の記憶デバイス、または、ICカード、SDカード、DVD等の計算機読み取り可能な非一時的データ記憶媒体に格納することができる。
また、制御線及び情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線及び情報線を示しているとは限らない。実際にはほとんど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
101 自動運転車
102 道路
103 無線基地局
104 広域網
105 自動運転軌道管理サーバ
201 センサ部
202 情報処理装置
203 表示装置
204 手動運転入力I/F
205 無線通信装置
206 走行制御装置
207 カメラ
208 GPS
209 ミリ波レーダー
210 LIDAR
211 速度センサ
212 加速度センサ
213 揮発性記憶装置
214 不揮発性記憶装置
215 演算処理装置
216 アクセルペダル
217 ブレーキペダル
218 ステアリング
301 地図表示ソフト
302 走行軌道情報管理ソフト
303 自動運転ソフト
304 走行モード管理ソフト
305 手動運転ソフト
306 データベース
307 道路地図表示部
308 自動運転軌道完成度表示部
309 走行軌道取得部
310 走行軌道記録部
311 走行軌道送信部
313 道路地図DB
314 自動運転軌道完成度DB
315 自動運転軌道DB
1101 通信装置
1102 情報処理装置
1103 揮発性記憶装置
1104 不揮発性記憶装置
1105 演算処理装置
1201 データベース
1202 自動運転軌道管理ソフト
1203 自動運転軌道完成度DB
1204 走行軌道DB
1205 自動運転軌道DB
1206 手動走行軌道管理部
1207 自動運転軌道完成度計算部
1208 自動運転軌道計算部
1209 自動運転車DB更新部
2001 軌道取得インセンティブDB
2002 軌道取得インセンティブ計算部
2201 軌道取得インセンティブ表示部
2202 軌道取得インセンティブDB
2401 走行時センサ情報送信部
2501 走行軌道採否判定部
2502 走行軌道信頼度判定テーブル
2701 自動運転走行情報通知機能
2801 自動運転走行情報間r二部
2802 自動運転軌道完成度DB

Claims (14)

  1. プロセッサと、前記プロセッサに接続される記憶装置と、前記プロセッサに接続される表示装置と、前記プロセッサに接続され、サーバ装置と通信する通信装置と、を有する情報処理装置であって、
    前記情報処理装置は、車両に搭載され、
    前記記憶装置は、道路の接続関係を示す地図情報を保持し、
    前記プロセッサは、
    手動運転によって道路を走行した前記車両の軌道の座標値を含む走行軌道情報を、前記通信装置を介して前記サーバ装置に送信し、
    前記サーバ装置から前記通信装置を介して、各道路を車両が自動運転によって走行する場合に走行する軌道の座標値を含む、前記走行軌道情報に基づいて前記サーバ装置によって作成された自動運転軌道情報の完成度を示す情報を受信すると、前記完成度を示す情報を前記記憶装置に保持し、
    前記完成度は、前記サーバ装置によって前記道路ごとに計算された、前記車両の自動運転に使用される前記道路の軌道の座標値を計算するために必要と定められた前記走行軌道情報の量に対する、既に前記サーバ装置が受信した前記走行軌道情報の量の割合であり、
    前記完成度を示す情報は、前記サーバ装置によって前記完成度に基づいて計算された、前記道路を前記車両が手動運転によって走行する誘因となるインセンティブ値であり、
    前記インセンティブ値は、前記完成度が、前記自動運転軌道情報が完成することを示す1である前記道路の前記インセンティブ値が最も低くなり、前記完成度が1未満の前記道路については、前記完成度が大きいほど前記インセンティブ値が大きくなるように計算され、
    前記表示装置は、前記地図情報に基づいて前記道路を含む地図を表示し、前記道路ごとに計算された前記完成度を示す情報を前記地図上に重畳表示することを特徴とする情報処理装置。
  2. 車両に搭載される情報処理装置と、前記情報処理装置と通信するサーバ装置と、を有する自動運転軌道管理システムであって、
    前記情報処理装置は、手動運転によって道路を走行した前記車両の軌道の座標値を含む走行軌道情報を前記サーバ装置に送信し、
    前記サーバ装置は、
    前記情報処理装置から受信した前記走行軌道情報に基づいて、自動運転によって車両が走行する軌道の座標値を含む自動運転軌道情報を作成し、
    前記情報処理装置から受信した前記走行軌道情報に基づいて、道路ごとに、前記自動運転軌道情報の完成度を計算し、
    計算した前記完成度を示す情報を前記情報処理装置に送信し、
    前記情報処理装置は、前記道路ごとに計算された前記完成度を示す情報を出力することを特徴とする自動運転軌道管理システム。
  3. 請求項2に記載の自動運転軌道管理システムであって、
    前記サーバ装置は、前記道路ごとに、前記車両の自動運転に使用される前記道路の軌道の座標値を計算するために必要と定められた前記走行軌道情報の量に対する、既に受信した前記走行軌道情報の量の割合を、前記自動運転軌道情報の完成度として計算することを特徴とする自動運転軌道管理システム。
  4. 請求項3に記載の自動運転軌道管理システムであって、
    前記サーバ装置は、前記道路ごとに、前記走行軌道情報の収集回数を計数し、所定の収集回数に対する前記計数された収集回数の割合を、前記自動運転軌道情報の完成度として計算することを特徴とする自動運転軌道管理システム。
  5. 請求項3に記載の自動運転軌道管理システムであって、
    前記サーバ装置は、計算した前記道路ごとの完成度に基づいて、前記道路を前記車両が手動運転によって走行する誘因となるインセンティブ値を、前記完成度を示す情報として計算して、前記インセンティブ値を前記情報処理装置に送信し、
    前記情報処理装置は、前記道路ごとに、前記インセンティブ値を出力することを特徴とする自動運転軌道管理システム。
  6. 請求項5に記載の自動運転軌道管理システムであって、
    前記サーバ装置は、前記完成度が、前記自動運転軌道情報の完成を示す値である前記道路の前記インセンティブ値が最も低くなり、前記完成度が、前記自動運転軌道情報の完成を示す値でない前記道路については、前記完成度が大きいほど前記インセンティブ値が大きくなるように、前記インセンティブ値を計算することを特徴とする自動運転軌道管理システム。
  7. 請求項2に記載の自動運転軌道管理システムであって、
    前記車両の位置を計測する測位装置をさらに有し、
    前記走行軌道情報は、前記車両が前記道路を手動運転によって走行したときに前記測位装置によって計測された複数の座標値を含むことを特徴とする自動運転軌道管理システム。
  8. 請求項7に記載の自動運転軌道管理システムであって、
    前記車両の速度を計測する速度センサをさらに有し、
    前記走行軌道情報は、前記各座標値が計測された時点で前記速度センサによって計測された速度を含むことを特徴とする自動運転軌道管理システム。
  9. 請求項2に記載の自動運転軌道管理システムであって、
    前記車両の走行状況を計測するセンサをさらに有し、
    前記情報処理装置は、前記車両の軌道の座標値が計測されたときに前記センサによって計測された前記車両の走行状況を示す情報を前記サーバ装置に送信し、
    前記サーバ装置は、
    前記車両の走行状況を示す情報に基づいて前記走行軌道情報の信頼度を判定するための第1基準情報を保持し、
    前記情報処理装置から受信した前記車両の走行状況を示す情報と前記第1基準情報とに基づいて、信頼度が低いと判定された前記走行軌道情報を、前記完成度の計算に使用しないことを特徴とする自動運転軌道管理システム。
  10. 請求項9に記載の自動運転軌道管理システムであって、
    前記センサは、前記車両の加速度を計測する加速度センサ、又は、前記車両の速度を計測する速度センサの少なくとも一方を含み、
    前記第1基準情報は、前記車両の走行状況を示す情報に含まれる加速度の最大値が所定の値より大きい場合、前記車両の走行状況を示す情報に含まれる加速度の最小値が所定の値より小さい場合、又は、前記車両の走行状況を示す情報に含まれる速度の最大値が所定の値より大きい場合に、前記車両の走行状況を示す情報の信頼度が低いと判定するための情報を含むことを特徴とする自動運転軌道管理システム。
  11. 請求項2に記載の自動運転軌道管理システムであって、
    前記サーバ装置は、前記自動運転軌道情報の完成度が、前記自動運転軌道情報が完成することを示す値となった道路について、前記走行軌道情報に基づいて、自動運転によって車両が走行する軌道の座標値を含む前記自動運転軌道情報を生成し、
    前記車両は、前記サーバ装置から取得した前記自動運転軌道情報を用いて自動運転による走行を行い、
    前記情報処理装置は、前記車両が行った自動運転による走行に関する情報である自動運転走行情報を前記サーバ装置に送信し、
    前記サーバ装置は、
    前記自動運転走行情報に基づいて前記自動運転軌道情報の信頼度を判定するための第2基準情報を保持し、
    受信した前記自動運転走行情報と、前記第2基準情報と、に基づいて、既に完成している前記自動運転軌道情報の信頼度を判定し、
    信頼度が低いと判定された前記自動運転軌道情報を削除し、当該自動運転軌道情報の完成度を、前記自動運転軌道情報が完成していないことを示す情報に更新することを特徴とする自動運転軌道管理システム。
  12. 請求項11に記載の自動運転軌道管理システムであって、
    前記情報処理装置は、前記車両が一旦開始した自動運転を解除した場合、自動運転が解除されたときに前記車両が走行していた道路の識別情報と、自動運転が解除されたことを示す情報とを前記自動運転走行情報として前記サーバ装置に送信し、
    前記第2基準情報は、各道路において発生した自動運転の解除の回数に基づいて前記各道路に関する自動運転軌道情報の信頼度を判定するための情報を含むことを特徴とする自動運転軌道管理システム。
  13. 請求項11に記載の自動運転軌道管理システムであって、
    前記情報処理装置は、前記車両が自動運転によって走行した道路を識別する情報と、走行した時刻を示す情報とを前記自動運転走行情報として前記サーバ装置に送信し、
    前記第2基準情報は、各道路において最後に自動運転による走行が行われてから現在までの時間の長さに基づいて前記各道路に関する自動運転軌道情報の信頼度を判定するための情報を含むことを特徴とする自動運転軌道管理システム。
  14. 請求項2に記載の自動運転軌道管理システムであって、
    前記情報処理装置は、プロセッサと、前記プロセッサに接続される記憶装置と、前記プロセッサに接続される表示装置と、前記プロセッサに接続され、前記サーバ装置と通信する通信装置と、を有し、
    前記記憶装置は、前記道路の接続関係を示す地図情報を保持し、
    前記表示装置は、前記地図情報に基づいて前記道路を含む地図を表示し、前記道路ごとに計算された前記完成度を示す情報を前記地図上に重畳表示することを特徴とする自動運転軌道管理システム。
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