JP2000322691A - 磁気センサの位置調節装置 - Google Patents

磁気センサの位置調節装置

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JP2000322691A
JP2000322691A JP11131466A JP13146699A JP2000322691A JP 2000322691 A JP2000322691 A JP 2000322691A JP 11131466 A JP11131466 A JP 11131466A JP 13146699 A JP13146699 A JP 13146699A JP 2000322691 A JP2000322691 A JP 2000322691A
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magnetic sensor
magnetic
vehicle
nail
adjusting device
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Tatsuo Tamagawa
達男 玉川
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 道路に埋設された磁気ネイルを検出しながら
走行する車両において道路の段差などによる磁気センサ
の破損を防止する。 【解決手段】 カーナビゲーションシステムにより算出
された誘導経路L1〜L12のそれぞれにおいて、カー
ナビゲーションシステムに記憶されたテーブルに基づ
き、磁気ネイルが埋設されているリンクL5〜L7,L
9〜L12と埋設されていないリンクL1〜L4,L
8,L9とを識別する。車両が、磁気ネイルが埋設され
ているリンクに進入する直前の位置P1に到達したとき
に、磁気センサをアクチュエータにより下降させ、磁気
ネイルが埋設されたリンクを通りすぎた位置P2に車両
が到達したときに、磁気センサをアクチュエータにより
上昇させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は磁気センサの位置
調節装置に関し、特に路上に設置された磁気ネイルを検
出する磁気センサの位置を調節するための磁気センサの
位置調節装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、道路面に道路の方向に沿って
磁気ネイルを埋込み、車両に設けた磁気センサによって
この磁気ネイルを検出することにより、車両の走行距離
や車両の横方向の変位を検出するシステムが提案されて
いる。
【0003】このような技術に関連して、特開平10−
154294号公報には、自車両が磁気ネイル埋込走行
車線にあることを検出する磁気ネイル埋込車線検出手段
を有し、この磁気ネイル埋込車線検出手段により磁気ネ
イルが埋込まれた走行車線を走行中であることが検出さ
れたときには、磁気センサ移動アクチュエータにより磁
気センサを収納位置から下降させて、磁気センサと磁気
ネイルとの間の距離を磁気ネイルの磁気検出可能な間隔
に保持することを特徴とする自動運転車が開示されてい
る。
【0004】そして、特開平10−154294号公報
の発明の詳細な説明の欄の第0023段落において、磁
気ネイル埋込車線検知手段は、ナビゲーションシステム
搭載車両において、たとえばGPSを使用して地図上の
自車位置を検出する自車位置検出手段および磁気ネイル
が埋込まれた走行車線に関する情報を記憶してある地図
情報記憶手段から構成される旨開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来の技術においては以下に述べるような問題点があっ
た。
【0006】(1) 第1の問題点 従来の技術においては、自車両が磁気ネイル埋設車線に
あることをGPSなどにより検出した後、磁気センサを
下降させていたため、磁気ネイルの検出漏れの恐れがあ
るという問題がある。
【0007】すなわち、GPSなどを用いた自車位置検
出には誤差が生じるため、車両が実際に磁気マーカーが
埋設された道路に進入した後で磁気ネイルの検出が開始
されることがあるためである。
【0008】特に、磁気マーカーが単独で埋設されてい
る場合や数個のみ埋設されている場合において、検出漏
れがあるときは、車両が磁気ネイルによる情報を全く得
ることができないという事態が生じ得る。
【0009】また、磁気マーカーが連続して埋設されて
いる場合においても、それらのマーカーの各々に異なる
情報が与えられているときは、検出漏れが大きな問題と
なる。
【0010】(2) 第2の問題点 また、従来の技術においては地図情報記憶手段に記録さ
れていない情報(たとえば最新の磁気ネイル埋設道路や
突発的な道路工事など)に対応できないという問題があ
った。
【0011】(3) 第3の問題点 さらに従来の技術においては、車両が磁気ネイル埋設道
路から右左折により離脱する場合や、右左折などにより
磁気ネイル埋設道路に入る場合に、事前に磁気センサの
上昇または下降をすることができないという問題があっ
た。
【0012】そこでこの発明は第1に、段差・悪路で磁
気センサを破損せず、なおかつ磁気ネイルの検出漏れを
少なくすることができる磁気センサの位置調節装置を提
供することを目的としている。
【0013】この発明は第2に、磁気ネイルなどに関す
る新たな情報に対応することができる磁気センサの位置
調節装置を提供することを目的としている。
【0014】この発明は第3に、車両が右左折するとき
にも磁気センサの位置を調節することができる磁気セン
サの位置調節装置を提供することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
この発明のある局面に従うと、磁気センサの位置調節装
置は、路上に設置された磁気ネイルを検出する磁気セン
サと、磁気ネイルが設置されている場所を記憶する記憶
手段と、車両が次に進行する場所を判定する判定手段
と、判定された場所と記憶された場所とに基づいて、磁
気センサの位置を調節する調節手段とを備える。
【0016】この発明によると、車両が次に進行する場
所が判定され、判定された場所に基づいて磁気センサの
位置が調節されるため、磁気ネイル埋設道以外の道路に
おける段差等で磁気センサを破損せず、なおかつ磁気ネ
イルの検出漏れを少なくすることができる磁気センサの
位置調節装置を提供することが可能となる。
【0017】好ましくは判定手段は、車両の現在位置と
車両のウインカーからの信号とを検出することで、車両
が次に進行する場所を判定する。
【0018】このように車両の現在位置と車両のウイン
カーからの信号とを検出することで車両が次に進行する
場所を判定するようにすると、車両が右左折するときに
も磁気センサの位置を調節することができる磁気センサ
の位置調節装置を提供することが可能となる。
【0019】好ましくは磁気センサの位置調節装置は、
車両の走行経路を記憶する経路記憶手段をさらに備え、
判定手段は、記憶された走行経路に基づいて車両が次に
進行する場所を判定する。
【0020】この発明によると、記憶された走行経路に
基づいて車両が次に進行する場所が判定されるため、よ
り正確に磁気センサの位置を調節することができる磁気
センサの位置調節装置を提供することが可能となる。
【0021】好ましくは調節手段は、車両が記憶された
場所に近づいたときに磁気センサの位置を下降させ、車
両が記憶された場所を通り過ぎたときに磁気センサの位
置を上昇させる。
【0022】このように装置を構成することで、磁気セ
ンサの破損を少なくすることができる磁気センサの位置
調節装置を提供することが可能となる。
【0023】好ましくは磁気センサの位置調節装置は、
外部からの情報を入力する入力手段をさらに備え、調節
手段は、入力された外部からの情報を考慮して磁気セン
サの位置を調節する。
【0024】このように装置を構成することで、磁気ネ
イルなどに関する新たな外部からの情報に対応すること
ができる磁気センサの位置調節装置を提供することが可
能となる。
【0025】好ましくは記憶手段は、磁気ネイルが設置
されている場所の座標を記憶する。このように磁気ネイ
ルが設置されている場所の座標を記憶することとする
と、その座標に基づいて磁気センサの位置調節を行なう
ことができる磁気センサの位置調節装置を提供すること
が可能となる。
【0026】好ましくは記憶手段は、磁気ネイルが設置
されているリンクを記憶する。このようにリンクを記憶
することとすると、記憶されたリンクに基づいて磁気セ
ンサの位置を調節することができる磁気センサの位置調
節装置を提供することが可能となる。
【0027】好ましくは記憶手段は、磁気ネイルが設置
されている車線に関する情報を記憶する。
【0028】このように磁気ネイルが設置されている車
線に関する情報を記憶することとすると、より正確に磁
気センサの位置を調節することができる磁気センサの位
置調節装置を提供することが可能となる。
【0029】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態における磁気
センサの位置調節装置は、車両に搭載される。車両の走
行中に、磁気ネイルが設置されている地点に車両が進行
すると考えられるときに、磁気センサは磁気ネイルの検
出に適した位置に下降される。それ以外のときには、磁
気センサは格納位置に格納される。
【0030】これにより、段差や悪路における磁気セン
サの損傷を防ぐことができる。また、車両が磁気ネイル
が設置されている地点に入ったときではなく、車両が磁
気ネイルが設置されている地点に進行すると考えられる
ときに磁気センサを下降させることで、磁気センサの検
出漏れを防ぐことができる。
【0031】[第1の実施の形態]図1は、本発明の第
1の実施の形態における磁気センサの位置調節装置を採
用した車両の構成を示す側面図である。図2は、図1の
車両の正面図である。
【0032】図1および2を参照して、車両Vには、磁
気センサ107と、磁気センサ107の位置を調節する
センサ上下動アクチュエータ105と、カーナビゲーシ
ョンシステム101と、ウインカーに接続され、ドライ
バーの右左折の意志を検出するウインカー信号検知器1
03とが搭載される。
【0033】道路Rには、磁気ネイル109a〜109
eが所定間隔をおいて設置される。車両Vは、走行車線
に一定間隔で埋設された磁気ネイル109a〜109e
の磁束を磁気センサ107により検出しながら自動運転
を行なったり、交差点進入地点など単独または数個単位
で磁気ネイル109が埋設された道路では、磁気ネイル
109を検出することにより交差点進入速度を自動的に
減少させたりする。
【0034】図3に示されるように、センサ上下動アク
チュエータ105は、磁気センサ107を符号107a
で示される位置に折りたたむことにより、磁気センサ1
07の位置を変更する。磁気センサ107が折りたたま
れると、磁気センサ107と道路Rとの間の距離が長く
なるため、段差などによる磁気センサ107の破損を防
ぐことができる。また、磁気センサ107が折りたたま
れない状態では、磁気センサ107と道路Rとの間の距
離が短くなるため、磁気センサ107により正確に磁気
ネイル109を検出することができる。
【0035】また、図3に示される構成に代えて、図4
の構成を採用してもよい。図4においては、磁気センサ
107を符号107aで示される位置に引上げること
で、磁気センサ107と道路Rとの間の距離を長くする
ものである。
【0036】図5は、カーナビゲーションシステム10
1の構成を示すブロック図である。図を参照して、カー
ナビゲーションシステム101は、地図データや磁気ネ
イルの設置場所のデータを記憶するCDやDVDなどの
記憶媒体201と、記憶媒体201からの情報を読出す
媒体読込機器203と、車両の現在位置を検出するGP
S装置205と、外部からの情報を入力するアンテナ2
07と、アンテナ207に接続されるVICS装置20
9と、VRAM211と、車両の現在位置を検出するロ
ケータの役割を果たす位置検出部213と、ナビゲーシ
ョン動作を行なうとともに磁気ネイル検出のための処理
を行なうナビゲーション部215と、操作スイッチ21
7と、ナビゲーション画面や音声を出力するモニタ/音
声出力部219とから構成される。
【0037】また、カーナビゲーションシステム101
には前述のセンサ上下動アクチュエータ105と、磁気
センサ107と、ウインカー信号検知器103とが接続
されている。
【0038】図6は、図5の記憶媒体201に記憶され
る磁気ネイル設置場所のデータを示す図である。記憶媒
体201には、地図データが複数のリンクのネットワー
クとして記憶されているが、それらのリンクL1,L2
ごとに、そのリンクL1,L2に磁気ネイルが設置され
ているかいないか(ありか、なしか)が記憶される。
【0039】図7は、磁気センサの位置調節装置の動作
を示すフローチャートである。図を参照して、ステップ
S1で磁気センサを使用するか否かが判定される。この
使用するかしないかは、操作スイッチ217を介したユ
ーザのマニュアル操作により決定される。割込みにより
ユーザはいつでも磁気センサを使用するかしないかを設
定することができる。
【0040】ステップS1でYESであれば、ステップ
S3で車両が次に進行するリンクに磁気ネイルがあるか
が判定される。車両が次に進行するリンクは、位置検出
部213による車両の現在位置の検出結果と、ナビゲー
ション部215による推奨経路の情報と、ウインカー信
号検知器103からの信号とに基づいて判定される。
【0041】ステップS3でYESであれば、ステップ
S5でセンサ上下動アクチュエータ105を用いて、磁
気センサ107を磁気ネイルの検出に適した位置まで下
降させる。次に、ステップS7で磁気ネイルのあるリン
クを車両が通り過ぎたかが判定され、YESとなれば、
ステップS9でセンサ上下動アクチュエータ105によ
り磁気センサ107を格納位置まで上昇させる。その
後、ステップS3に戻る。
【0042】また、ステップS3でNOであれば、ステ
ップS3での処理を継続する。また、ステップS7でN
Oであれば、ステップS7の処理を継続する。
【0043】次に、図7のフローチャートで示される処
理の具体例について説明する。図8は、ナビゲーション
部215に記憶されている車両の誘導経路(推奨経路)
を構成するリンクを示す図である。図に示されるよう
に、誘導経路がリンクL1からL12の連結により示さ
れている場合において、リンクL5〜L7およびL9〜
L12のみに磁気ネイルが設置されている場合を想定す
る。
【0044】このとき、車両はリンクL1からリンクL
12に向けて進行を行なう。GPS装置205などによ
り車両が位置P1に達したと判定されたのであれば、次
に車両はリンクL5に進行すると考えられるため、走行
先リンクに磁気ネイルがあると判定し、磁気センサを下
降させる。すなわち、位置P1は磁気ネイル埋設区間の
始点座標にある一定距離以上近づいた位置である。
【0045】そして、リンクL5〜L7を車両が走行す
る間は車両は磁気センサを下降させたまま走行を行な
う。磁気ネイルのあるリンクを通り過ぎた位置である位
置P2に車両が達したときに、磁気センサは格納位置ま
で上昇される。その後、同様にリンクL9に進行する手
前で磁気センサの下降が行なわれる。
【0046】図9は、ウインカー信号検知器103に基
づいた磁気センサの位置調節方法を説明するための図で
ある。
【0047】この図において、リンクL21に磁気ネイ
ルが埋設されているものとする。車両が位置P3に進行
したときに左ウインカーが操作された場合には、車両が
その後リンクL21に進行すると考えられるため、図7
のステップS3でYESと判定し、磁気センサを下降さ
せる。ただし、車両がリンクL21に進まず、位置P4
に達したのであれば、磁気センサを上昇させる。
【0048】一方、車両が位置P3に進行したときにウ
インカーの操作がなかったのであれば、車両はそのまま
位置P4に進行すると考えられるため、図7のステップ
S3ではNOと判定する。
【0049】このような処理により、車両が磁気ネイル
埋設地点に進入すると判定されたときには、磁気センサ
を格納位置から磁気ネイルを検出するための最適な高さ
までアクチュエータにより下降させることができる。ま
た、磁気ネイル埋設地点を通過したと判定されたのであ
れば、磁気センサを車体底面よりも上の位置(格納位
置)まで上昇させることができる。このようにして、磁
気ネイルが埋設されていない道路における段差や悪路に
よって磁気センサを破損させることを防ぐことができ
る。
【0050】さらに、アンテナ207を介してVICS
情報を得るようにし、その情報に基づいて図6に示され
るテーブルの内容を更新するようにすると、常に最新の
磁気ネイル埋設道路に対応することができる。また、磁
気ネイルを埋設した道路であっても、道路工事中という
情報をアンテナ207を介して受取ったのであれば、そ
の磁気ネイル埋設道路においては、磁気センサを格納位
置へ上昇させることにより、磁気センサの破損を防ぐこ
とができる。
【0051】[第2の実施の形態]第2の実施の形態に
おける磁気センサの位置調節装置の構成は第1の実施の
形態と同様であるためここでの説明を繰返さない。第2
の実施の形態においては、図10に示されるように、磁
気ネイルの設置地点を座標により記憶することを特徴と
している。
【0052】図10を参照して、磁気ネイルの座標(x
1,y1),(x2,y2)のそれぞれに対して、その
磁気ネイルが属するリンクの番号Lm,Lnとその磁気
ネイルが設置されている車線に関する情報(16方向の
ベクトル)が記憶されている。
【0053】本実施の形態においては、車両が進行して
いる方向と磁気ネイルのベクトルとが一致した場合にの
み、磁気ネイルが車両の進行方向に存在すると判定す
る。これにより、たとえば対向車線に設置された磁気ネ
イルに基づいて磁気センサの下降が行なわれるといった
不都合を防止することができる。
【0054】図11は、第2の実施の形態における磁気
センサの位置調節装置の動作を示すフローチャートであ
る。
【0055】図11を参照して、ステップS11におい
て磁気センサを使用するか否かが判定され、YESであ
ればステップS13で車両の走行先の座標に磁気ネイル
があるかが判定される。
【0056】ステップS13でYESであればステップ
S15で磁気センサの下降を行なう。そして、ステップ
S17で磁気ネイルを検出したかが判定され、YESと
なればステップS19で磁気センサを格納位置まで上昇
させる。
【0057】また、ステップS17で磁気ネイルを検出
しなかった場合でも、ある一定の距離を車両が走行した
のであれば、磁気センサを格納位置まで上昇させるため
にステップS17でYESと判定させると効果的であ
る。
【0058】次に、本実施の形態における磁気センサの
位置調節装置の動作の具体例について説明する。
【0059】図12を参照して、ナビゲーション部21
5に記憶されている誘導経路を車両が進行している場合
において、磁気マーカーの設置されている座標(x1,
y1)にある一定距離近づいた位置P5に車両が到達し
たときに、図11のステップS13でYESと判定し、
磁気センサを下降させる。そして、磁気ネイルの検出が
終了した場合、または車両が一定距離進んだときに、ス
テップS17でYESと判定し、磁気センサを格納位置
まで上昇させる。
【0060】同様に、位置P6においても磁気ネイルの
手前であるため、磁気センサを下降させる。
【0061】また、図13を参照して、リンクのネット
ワークにおいて磁気ネイル109h〜109kが設置さ
れており、それぞれのベクトルが矢印で示される方向で
あったときを想定する。このとき、車両が位置P7に接
近したとき左ウインカーの操作があったのであれば、次
に車両が磁気ネイルの設置されている地点へ進行すると
考え、磁気センサを下降させる。一方、位置P7におい
て車両のウインカー操作が行なわれないのであれば、車
両は直進すると考えられるため、磁気センサの下降は行
なわない。また、車両が位置P8に進行したときには、
車両の進行方向に車両の進行方向と同じベクトルの磁気
ネイル109jが埋設されているため、磁気センサを下
降させる。
【0062】一方、車両が位置P9に示される場所へ来
たとき、その先に磁気ネイル109kが存在するが、こ
のベクトルは車両の進行方向とは逆であるため、磁気セ
ンサの下降は行なわない。なお、図11のステップS1
3では、車両が磁気マーカのあるリンクに入り、かつ磁
気ネイルの座標に一定距離以上近付いたときにYESと
判定するようにしてもよい。
【0063】なお、第1の実施の形態と第2の実施の形
態とによる磁気ネイルの記録方法を併用し、座標とリン
ク単位とで磁気ネイルの有無を判定するようにしてもよ
い。このような場合において、磁気ネイルが連続的に埋
設される地域(たとえば高速道路など)ではリンク単位
でのデータを用いることが望ましく、磁気ネイルが単独
または数個のみ埋設されている領域(たとえば交差点進
入位置)では磁気ネイル固有の座標でのデータを用いる
ことが適していると考えられる。
【0064】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における磁気センサ
の位置調節装置を採用した車両の構成を示す側面図であ
る。
【図2】図1の車両の正面図である。
【図3】センサ上下動アクチュエータの構成を示す図で
ある。
【図4】センサ上下動アクチュエータの構成の変形例を
示す図である。
【図5】カーナビゲーションシステムの構成を示すブロ
ック図である。
【図6】磁気ネイルが埋設されている場所を記録するテ
ーブルを示す図である。
【図7】第1の実施の形態における磁気センサの位置調
節装置の動作を示すフローチャートである。
【図8】磁気センサの位置調節の具体例を示す図であ
る。
【図9】磁気センサの位置調節の具体例を示す第2の図
である。
【図10】第2の実施の形態における磁気ネイルの場所
を記憶するテーブルを示す図である。
【図11】第2の実施の形態における磁気センサの位置
調節装置の動作を示すフローチャートである。
【図12】第2の実施の形態における磁気センサの位置
調節動作を示す第1の図である。
【図13】第2の実施の形態における磁気センサの位置
調節動作を示す第2の図である。
【符号の説明】
101 カーナビゲーションシステム 103 ウインカー信号検知器 105 センサ上下動アクチュエータ 107 磁気センサ 109a〜109e 磁気ネイル

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 路上に設置された磁気ネイルを検出する
    磁気センサと、 前記磁気ネイルが設置されている場所を記憶する記憶手
    段と、 車両が次に進行する場所を判定する判定手段と、 前記判定された場所と前記記憶された場所とに基づい
    て、前記磁気センサの位置を調節する調節手段とを備え
    た、磁気センサの位置調節装置。
  2. 【請求項2】 前記判定手段は、車両の現在位置と車両
    のウインカーからの信号とを検出することで、車両が次
    に進行する場所を判定する、請求項1に記載の磁気セン
    サの位置調節装置。
  3. 【請求項3】 車両の走行経路を記憶する経路記憶手段
    をさらに備え、 前記判定手段は、前記記憶された走行経路に基づいて車
    両が次に進行する場所を判定する、請求項1に記載の磁
    気センサの位置調節装置。
  4. 【請求項4】 前記調節手段は、車両が前記記憶された
    場所に近づいたときに前記磁気センサの位置を下降さ
    せ、前記車両が前記記憶された場所を通り過ぎたときに
    前記磁気センサの位置を上昇させる、請求項1から3の
    いずれかに記載の磁気センサの位置調節装置。
  5. 【請求項5】 外部からの情報を入力する入力手段をさ
    らに備え、 前記調節手段は、前記入力された外部からの情報を考慮
    して前記磁気センサの位置を調節する、請求項1から4
    のいずれかに記載の磁気センサの位置調節装置。
  6. 【請求項6】 前記記憶手段は、前記磁気ネイルが設置
    されている場所の座標を記憶する、請求項1から5のい
    ずれかに記載の磁気センサの位置調節装置。
  7. 【請求項7】 前記記憶手段は、前記磁気ネイルが設置
    されているリンクを記憶する、請求項1から6のいずれ
    かに記載の磁気センサの位置調節装置。
  8. 【請求項8】 前記記憶手段は、前記磁気ネイルが設置
    されている車線に関する情報を記憶する、請求項1から
    7のいずれかに記載の磁気センサの位置調節装置。
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Cited By (4)

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