JP3867045B2 - 包装体 - Google Patents

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Description

技術分野
本発明は、包装体に関し、特に、乾電池などの円筒状商品の包装体に関する。
背景技術
乾電池などの円筒状商品の包装体として、従来においては、実開平3−35964号公報に開示されるように、ブリスターパックタイプ(第8図参照)、あるいはシュリンクパックタイプ(第9図参照)が用いられている。
ブリスターパックタイプの包装体は、表面に予めビニル加工を施し、上部にハンガー用穴100aを開けた台紙100の表面の下半分に複数個の乾電池Bを並べて載せ、これらの乾電池Bの全体を覆う大きさの箱状のプラスチックフィルム110の周囲の裾(斜線部分)を台紙100の表面に熱圧着することにより形成されている。
一方、シュリンクパックタイプの包装体は、台紙100の表面に複数個の乾電池Bを並べて載せ、これらの乾電池Bの全体を台紙100とともに一対の凹部100bにかかるようにシュリンクフィルム120で覆い、これを加熱収縮させることにより形成されている。
前述した従来技術においては、いずれのタイプの包装体も、プラスチックフィルムが台紙に密着しているため、フィルムを台紙から分離することが困難であり、このため、分別収集されないまま廃棄されている。この結果、台紙を再利用することができないばかりか、廃棄物処理に伴って環境汚染を招来するという問題があった。
本発明は、このような問題を解決するためになされたもので、包装対象の円筒状商品を離脱することなく確実に保持することができるとともに、陳列された状態で商品を認識することができ、かつ、資源の再利用が容易な包装体を提供するものである。
発明の開示
請求項1に記載された本発明の態様によれば、本発明の包装体は、下部に一対の切り裂き用ミシン目が形成された吊下板の下端縁に、下面板、前面板、上面板、背面板および糊代が順に折り目を介して連設され、上記背面板には、糊代との折り目を始点とする1個もしくは複数個の円筒状商品の開口部が形成されるとともに、該開口部の上端縁に沿って折り目が形成される。また、上記前面板の上部および下部にそれぞれ下部開口部および上部開口部が背面板の開口部に対応して形成されるとともに、下部開口部の下端縁および上部開口部の上端縁に沿ってそれぞれ折り目が形成されてなる。さらに、上記上面板および背面板をそれぞれ前面板および上面板に対して折り目に沿って折り込み、糊代を前面板の上下開口部間に貼着するともに、下面板および吊下板をそれぞれ前面板および下面板に対して折り目に沿って折り込み、吊下板の上方の切裂用ミシン目を背面板の折り目に沿わせて吊下板を背面板に貼着する。これらにより、背面板の開口部を通して長手方向を上下方向に向けて挿入された円筒状商品が該背面板の開口部に保持されるとともに、前面板、背面板、下面板および上面板によって包囲され、かつ、前面板の上下開口部を通して一部露出される。
以上の構成において、上記吊下板の上端部近傍にハンガー用穴が形成されていることが、ハンガーに懸吊して陳列する上で好ましい。さらに、上記吊下板の上端縁に補強板が折り目を介して連設され、該補強板に吊下板との折り目に関して吊下板のハンガー用穴と上下対称なハンガー用穴が形成されていることが、吊下板を補強しつつハンガーに懸吊して陳列する上で好ましい。
本構成の包装体によれば、背面板の開口部に挿入された円筒状商品は、背面板の開口部に保持されるとともに、吊下板、下面板、前面板、上面板によって包囲されるため、抜け出しを確実に防止して円筒状商品を包装することができる。また、円筒状商品の円筒面の一部は前面板の上下開口部を通して露出されることから、円筒状商品を確認することができる。さらに、包装体は一体物であるため、分別収集が容易になる。また、これを1枚の台紙で形成した場合、再生紙に利用することができる。仮に焼却するとしても、プラスチックのように焼却炉を傷めることがない他、環境汚染を引き起こすこともない。
また、請求項4に記載された本発明の態様によれば、本発明の包装体は、前吊下板の下端縁に、上面板、前面板、下面板および下背面板が順に折り目を介して連設されるとともに、前吊下板の上端縁に、上背面板を連続して有する後吊下板および糊代が順に折り目を介して連設され、上記下背面板の略中間部に一対の切裂用ミシン目が形成されるとともに、下端縁の左右両端部に係止片が形成される。また、上記上背面板に糊代との折り目を始点とする1個もしくは複数個の円筒状商品の開口部が形成され、該開口部の下端縁に沿って折り目が形成されるとともに、下背面板の係止片に対応して切欠部が形成される。さらに、上記前面板の上部および下部にそれぞれ上部開口部および下部開口部が背面板の開口部に対応して形成されるとともに、上部開口部の下端縁および下部開口部の上端縁に沿ってそれぞれ折り目が形成されてなり、上記後吊下板および糊代をそれぞれ前吊下板および上背面板に対して折り目に沿って折り込み、後吊下板を前吊下板に貼着するとともに、糊代を前面板の上下開口部間に貼着する。さらに、下面板および下背面板をそれぞれ前面板および下面板に対して折り目に沿って折り込み、下背面板の係止片を上背面板の切欠部に係止させるとともに、下背面板を上背面板に貼着する。これらにより、上背面板の開口部を通して長手方向を上下方向に向けて挿入された円筒状商品が該背面板の開口部に保持されるとともに、前面板、上下背面板、下面板および上面板によって包囲され、かつ、前面板の上下開口部を通して一部露出される。
上記構成において、上記前吊下板の上端部近傍にハンガー用穴が形成されるとともに、後吊下板に前吊下板との折り目に関して前吊下板のハンガー用穴と上下対称なハンガー用穴が形成されていることが、ハンガーに懸吊して陳列する上で好ましい。
本構成の包装体によれば、上背面板の開口部に挿入された円筒状商品は、上背面板の開口部に保持されるとともに、上下背面板、下面板、前面板、上面板によって包囲されるため、抜け出しを確実に防止して円筒状商品を包装することができる。また、円筒状商品の円筒面の一部は前面板の上下開口部を通して露出されることから、円筒状商品を確認することができる。さらに、人手を介して包装体を組み立てる場合、下背面板の係止片を上背面板の切欠部に係止させることにより、上背面板に対して下背面板を容易に位置決めして両者を貼着することができる。さらに、包装体は一体物であるため、分別収集が容易になる。また、これを1枚の台紙で形成した場合、再生紙に利用することができる。仮に焼却するとしても、プラスチックのように焼却炉を傷めることがない他、環境汚染を引き起こすこともない。
発明を実施するための最良の形態
以下、本発明の包装体の好適な実施形態を図面に基づいて説明する。
第1図には、本発明の包装体1の実施形態が示されている。
この包装体1は、台紙を第2図に示す展開図にしたがって打ち抜いた後、折り目に沿って折り込むとともに、複数本の円筒状商品、具体的には、2本ずつ計4本の単3形乾電池(以下、乾電池という。)Bをその長手方向を上下方向に向けて左右に並べ、所定部分を貼着することでその周囲を包装するものであり、乾電池Bの円筒面の一部を露出させて中身を確認できるようにハンガーHに吊り下げられて陳列される。
この包装体1は、第2図に示す展開図において、上端部近傍にハンガー用穴2aが形成された吊下板2の下端縁に、下面板3、前面板4、上面板5、背面板6および糊代7が順に折り目a,b,c,d,eを介して連設されるとともに、吊下板2の上端縁に折り目fを介して補強板8が連設されて形成されている。
吊下板2の下端部近傍には、設定間隔をおいて一対の切裂用ミシン目g1,g2が下面板3との折り目aと平行に形成されており、後述するように、包装体1を組み立てた後、これら一対の切裂用ミシン目g1,g2に沿って切り裂くことにより、吊下板2を上下に分離して包装体1から乾電池Bを取り出すことができる。
なお、補強板8の上端部近傍には、折り目fに関して吊下板2のハンガー用穴2aと上下対称形のハンガー用穴8aが形成されている。
前面板4の上部および下半部には、前面板4の左右方向中心線に関して左右対称な下方開口部4aおよび上方開口部4bがそれぞれ形成されている。これらの各下方開口部4aおよび各上方開口部4bは、略同幅であり、かつ、その左右方向中心線は、同一線上に位置している。そして、前面板4の各下方開口部4aは、下面板3との折り目bを始点として下方に向けて前面板4の高さの略1/4の高さを有するように形成され、各上方開口部4bは、上面板5との折り目cの近傍を始点として上方に向けて前面板4の高さの略1/2の高さを有するように形成されている。
ここで、各下方開口部4aおよび各上方開口部4bの左右端縁間の間隔は、2本の乾電池Bの直径の和よりも若干小さく設定されている。
また、前面板4の下方開口部4aは、下面板3に連続する略三日月状の下フラップ41を有するように形成され、上方開口部4bは、その下端縁に連続する略三日月状の上フラップ42を有するように形成されている。これらの上下対向する下フラップ41および上フラップ42は、包装体1の組立時、それぞれ下面板3および前面板4から庇状に突出して下面板3とともに乾電池Bの外皮の上下端面を支持するように設定されている。すなわち、下面板3の高さに下フラップ41の高さを加えた長さが乾電池Bの直径にほぼ相当するように設定され、また、下面板3と前面板4との折り目bから上方開口部4bの下端縁までの高さが乾電池Bの外皮の高さに設定されている。
なお、前面板4には、下方開口部4aの下端縁に沿って折り目bと平行な折り目hが形成され、また、上方開口部4bの上端縁に沿って折り目bと平行な折り目iが形成されている。さらに、上フラップ42には、上方開口部4bの下端縁に沿って折り目bと平行な折り目jが形成されている。ただし、折り目bは、下フラップ41を除いて形成されている。
一方、背面板6の下部には、背面板6の左右方向中心線に関して左右対称な略弦月状の開口部6aが糊代7との折り目eを始点として上方に向けて形成されている。そして、各開口部6aの左右方向中心線は、前述した前面板4の各下方開口部4aおよび各上方開口部4bの左右方向中心線の延長線上に位置している。
ここで、開口部6aの高さは、乾電池Bの直径よりも若干大きく設定され、また、各開口部6aの左右端縁間の間隔は、2本の乾電池Bの直径の和に設定されている。
なお、背面板6には、略弦月状の開口部6aが形成されることで残されたフラップ61を除いて開口部6aの上端縁に沿って上面板5との折り目dと平行な折り目kが形成されている。
次に、このように構成された包装体1の組立手順について説明する。
まず、補強板8の表面に接着剤を塗布した後、補強板8を折り目fに沿って谷折りし、吊下板2の表面に貼着する。また、糊代7の表面に接着剤を塗布した後、糊代7を折り目eに沿って山折りするとともに、背面板6を折り目dに沿って、また、上面板5を折り目cに沿ってそれぞれ山折りし、糊代7の下端縁を前面板4の折り目hに沿わせて糊代7を前面板4の上下開口部4b,4a間に貼着する。この状態では、第3図に示すように、背面板6が折り目kに沿って折曲され、フラップ61が開口部6aの上方に庇状に延設されるとともに、前面板4の下半部、背面板6および上面板5によって包囲された方体状の空間が形成される。
次いで、背面板6の各開口部6aを通してそれぞれ2本の乾電池Bを陽極端子側から挿入すれば、乾電池Bの外皮の円筒面の上面側と下面側が前面板4およびフラップ61を含む背面板6によって挾持される。この際、乾電池Bの外皮の上端面が前面板4の上フラップ42を押し込み、上フラップ42を折り目jに沿って山折りするとともに、前面板4の下半部は、折り目iに沿って谷折りされ、作業面に対して折り目iから折り目cにかけて作業面から徐々に離れるように上り勾配に傾斜する。
背面板6の各開口部6aを通してそれぞれ2本ずつ乾電池Bを挿入したならば、背面板6の裏面に接着剤を塗布した後、下面板3を折り目bに沿って谷折りするとともに、吊下板2を折り目aに沿って谷折りし、吊下板2の切裂用ミシン目g1を背面板6の折り目kに沿わせて吊下板2の表面下部を背面板6に貼着する。この際、前面板4は、折り目h,i間を底面として折り目hから折り目bにかけて作業面から徐々に離れるように上り勾配に傾斜する(第4図参照)。
この結果、第1図および第4図に示すように、吊下板2、下面板3、前面板4、上面板5によって乾電池Bが包囲された包装体1を形成することができる。すなわち、乾電池Bは、背面板6の開口部6aに挿入されて保持されるとともに、外皮の円筒面の前後が背面板6を貼着した吊下板2および糊代7を貼着した前面板4によって挾持され、外皮の上下端面が下フラップ41を含む下面板3および上フラップ42を含む上方開口部4bの下端縁によって支持され、また、外皮の円筒面の左右が前面板4の上下開口部4a,4bの左右端縁によって支持されることにより、包装体1からの抜け出しが確実に防止されて包装される。また、乾電池Bは、外皮の円筒面の一部が上下開口部4a,4bを通して露出されることから、乾電池Bの種類を確認することができる。
このように組み立てられた包装体1は、ハンガー用穴2a、8aを通してハンガーHに挿通されることにより、陳列される。
一方、乾電池Bを購入した消費者は、吊下板2に形成された切裂用ミシン目g1,g2間の端縁部を把握して引き上げれば、これらの切裂用ミシン目g1,g2に沿って切り裂かれ、吊下板2を上下に分割する一定幅の開口を形成することができる。そして、吊下板2の、切裂用ミシンg2よりも下部を把握して展開すれば、背面板6の開口部6aに挿入された乾電池Bの下半部が露出することから、乾電池Bを引き出すことができる。
この場合、乾電池Bが取り出された包装体1は、全て台紙で形成されていることから、分別収集が容易になるとともに、再生紙に利用することができる。仮に焼却するとしても、プラスチックのように焼却炉を傷めることがない他、環境汚染を引き起こすこともない。
なお、本実施形態においては、2本を1組とする単3形乾電池Bを2組計4本を包装する包装体1について説明したが、2本1組の乾電池B、あるいは2本を1組とする乾電池Bを3組計6本を包装する包装体1であってもよく、本数を限定するものではない。
また、本実施形態においては、ハンガーHに吊り下げて陳列する場合を想定し、ハンガー用穴8aを形成した補強板8を、ハンガー用穴2aを形成した吊下板2に貼着して例示したが、ハンガーHに懸吊して陳列しない場合は、ハンガー用穴2aを形成する必要はなく、また、補強板8を設ける必要もない。
さらに、背面板6の開口部6aおよび前面板4の上下開口部4a,4bを形成する際、それぞれフラップ61および上下フラップ42,41を残すように形成する場合を説明したが、必ずしもフラップを設ける必要はない。
次に、本発明の包装体1の他の実施形態について説明する。
第5図には、本発明の包装体1の他の実施形態が示されている。
この包装体1も、台紙を第6図に示す展開図にしたがって打ち抜いた後、折り目に沿って折り込むとともに、2本ずつ計4本の乾電池Bをその長手方向を上下方向に向けて左右に並べ、所定部分を貼着することでその周囲を包装するものであり、乾電池Bの円筒面の一部を露出させて中身を確認できるようにハンガーHに吊り下げられて陳列される。
なお、第1図乃至第4図に示した実施形態の部材と同一の部材については、同一の符号を用いるものとする。
この包装体1は、第6図に示す展開図において、上端部近傍にハンガー用穴2aが形成された前吊下板2Aの下端縁に、上面板5、前面板4、下面板3および下背面板6Aが順に折り目d1,c,b,aを介して連設されるとともに、前吊下板2Aの上端縁に、上背面板6Bを連続して有する後吊下板2Bおよび糊代7が折り目f,eを介して連設されて形成されている。
ここで、後吊下板2Bと上背面板6Bとの境界には、凹部mが形成されている他、後吊下板2Bの下端部近傍には、折り目fに関して前吊下板2Aのハンガー用穴2aと上下対称形のハンガー用穴2bが形成されている。
前面板4の上半部および下部には、前面板4の左右方向中心線に関して左右対称な上方開口部4bおよび下方開口部4aがそれぞれ形成されている。これらの各上方開口部4bおよび各下方開口部4aは、略同幅であり、かつ、その左右方向中心線は、同一線上に位置している。そして、前面板4の各上方開口部4bは、上面板5との折り目cの近傍を始点として下方に向けて前面板4の高さの略1/2の高さを有するように形成され、各下方開口部4aは、下面板3との折り目bを始点として上方に向けて前面板4の高さの略1/4の高さを有するように形成されている。
ここで、各上方開口部4bおよび各下方開口部4aの左右端縁間の間隔は、2本の乾電池Bの直径の和よりも若干小さく設定されている。
また、前面板4の上方開口部4bは、その上端縁に連続する略三日月状の上フラップ42を有するように形成され、下方開口部4aは、下面板3に連続する略三日月状の下フラップ41を有するように形成されている。これらの上下対向する上フラップ42および下フラップ41は、包装体1の組立時、それぞれ前面板4および下面板3から庇状に突出して下面板3とともに乾電池Bの外皮の上下端面を支持するように設定されている。すなわち、下面板3の高さに下フラップ41の高さを加えた長さが乾電池Bの直径にほぼ相当するように設定され、また、下面板3と前面板4との折り目bから上方開口部4bの上端縁までの高さが乾電池Bの外皮の高さに設定されている。
なお、前面板4には、上方開口部4bの下端縁に沿って折り目bと平行な折り目iが形成され、また、下方開口部4aの上端縁に沿って折り目bと平行な折り目hが形成されている。さらに、上フラップ42には、上方開口部4bの上端縁に沿って折り目bと平行な折り目jが形成されている。ただし、折り目bは、下フラップ41を除いて形成されている。
下背面板6Aの略中間部には、設定間隔をおいて一対の切裂用ミシン目g2,g1が下面板3との折り目aと平行に形成されており、後述するように、包装体1を組み立てた後、これら一対の切裂用ミシン目g2,g1に沿って沿って切り裂くことにより、下背面板6Aを上下に分離して包装体1から乾電池Bを取り出すことができる。また、下背面板6Aの下端縁左右両端部には、係止片6xが下方に突出して形成されている。
一方、後吊下板2Bの凹部mより延長された上背面板6Bの上部には、該上背面板6Bの左右方向中心線に関して左右対称な略弦月状の開口部6aが糊代7との折り目eを始点として下方に向けて形成されている。そして、各開口部6aの左右方向中心線は、前述した前面板4の各下方開口部4aおよび各上方開口部4bの左右方向中心線の延長線上に位置している。
ここで、上背面板6Bの開口部6aの高さは、乾電池Bの直径よりも若干大きく設定され、また、各開口部6aの左右端縁間の間隔は、2本の乾電池Bの直径の和に設定されている。
また、上背面板6Bの、凹部m近傍の左右端縁には、切欠部6yが形成されており、後述するように、包装体1を組み立てた際、上背面板6Bの切欠部6yに前述の下背面板6Aの係止片6xを係止できるように設定されている。
なお、上背面板6Bには、略弦月状の開口部6aが形成されることで残されたフラップ61を除いて開口部6aの下端縁に沿って糊代7との折り目eと平行な折り目kが形成されている。
次に、このように構成された包装体1の組立手順について説明する。
まず、糊代7の表面および前吊下板2Aの表面に接着剤を塗布した後、糊代7を折り目eに沿って山折りするとともに、上面板5を折り目d1に沿って山折りし、また、前面板4を折り目cに沿って谷折りし、さらに、後吊下板2Bを折り目fに沿って谷折りし、糊代7の上端縁を前面板4の折り目hに沿わせて糊代7を前面板4の上下開口部4b,4a間に貼着するとともに、後吊下板2Bを前吊下板2Aの表面に貼着する。この後、下背面板6Aを把握して、貼着された前後吊下板2A,2Bを押し下げれば、第7図に示すように、上背面板6Bが折り目kに沿って折曲され、フラップ61が開口部6aの上方に庇状に延設されるとともに、上面板5が折り目d1,cに沿って折曲されて立ち上がり、前面板4の上半部、上背面板6Bおよび上面板5によって包囲された方体状の空間が形成される。
次いで、上背面板6Bの各開口部6aを通してそれぞれ2本の乾電池Bを陽極端子側から挿入すれば、乾電池Bの外皮の円筒面の上面側と下面側が前面板4およびフラップ61を含む上背面板6Bによって挾持される。この際、乾電池Bの外皮の上端面が前面板4の上フラップ42を押し込み、上フラップ42を折り目jに沿って山折りするとともに、前面板4の上半部は、折り目iに沿って谷折りされ、作業面に対して折り目iから折り目cにかけて作業面から徐々に離れるように上り勾配に傾斜する。
背面板6の各開口部6aを通してそれぞれ2本ずつ乾電池Bを挿入したならば、上背面板6Bの裏面の折り目k近傍に接着剤を塗布した後、下面板3を折り目bに沿って谷折りするとともに、下背面板6Aを折り目aに沿って谷折りし、下背面板6Aの係止片6xを上背面板6Bの切欠部6yに係止させ、合わせて下背面板6Aの表面下部を下背面板6Bに貼着する。この際、下吊下板6Aの切裂用ミシン目g1は、上背面板6Bの折り目kに沿うように位置決めされる。また、前面板4は、折り目h,i間を底面として折り目hから折り目bにかけて作業面から徐々に離れるように上り勾配に傾斜する。
この結果、第5図に示すように、上下背面板6B,6A、下面板3、前面板4、上面板5によって乾電池Bが包囲された包装体1を形成することができる。すなわち、乾電池Bは、上背面板6Bの開口部6aに挿入されて保持されるとともに、外皮の円筒面の前後が上下背面板6B,6Aおよび糊代7を貼着した前面板4によって挾持され、外皮の上下端面が下フラップ41を含む下面板3および上フラップ42を含む上方開口部4bの上端縁によって支持され、また、外皮の円筒面の左右が前面板4の上下開口部4a,4bの左右端縁によって支持されることにより、包装体1からの抜け出しが確実に防止されて包装される。また、乾電池Bは、外皮の円筒面の一部が上下の開口部4a,4bを通して露出されることから、乾電池Bの種類を確認することができる。しかも、包装体1を人手を介して組み立てる場合、下背面板6Aの係止片6xを上背面板6Bの切欠部6yに係止させることにより、上背面板6Aに対して下背面板6Aを容易に位置決めして両者を貼着することができる。
このように組み立てられた包装体1は、ハンガー用穴2a,2bを通してハンガーHに挿通されることにより、陳列される。
一方、乾電池Bを購入した消費者は、下背面板6Aに形成された切裂用ミシン目g1,g2間の端縁部を把握して引き上げれば、これらの切裂用ミシン目g1,g2に沿って切り裂かれ、下背面板6Aを上下に分割する一定幅の開口を形成することができる。そして、下背面板6Aの、切裂用ミシンg2よりも下部を把握して展開すれば、上背面板6Bの開口部6aに挿入された乾電池Bの下半部が露出することから、乾電池Bを引き出すことができる。
この場合、乾電池Bが取り出された包装体1は、全て台紙で形成されていることから、分別収集が容易になるとともに、再生紙に利用することができる。仮に焼却するとしても、プラスチックのように焼却炉を傷めることがない他、環境汚染を引き起こすこともない。
なお、本実施形態においては、2本を1組とする単3形乾電池Bを2組計4本を包装する包装体1について説明したが、2本1組の乾電池B、あるいは2本を1組とする乾電池Bを3組計6本を包装する包装体1であってもよく、本数を限定するものではない。
また、ハンガーHに吊り下げて陳列する場合を想定し、ハンガー用穴2bを形成した後吊下板2Bを、ハンガー用穴2aを形成した前吊下板2Aに貼着して例示したが、ハンガーHに懸吊して陳列しない場合は、前吊下板2Aのハンガー用穴2aおよび後吊下板2Bのハンガー用穴2bを形成する必要はない。
さらに、上背面板6Bの開口部6aおよび前面板4の上下開口部4b,4aを形成する際、それぞれフラップ61および上下フラップ42,41を残すように形成する場合を説明したが、必ずしもフラップを設ける必要はない。
産業上の利用可能性
以上のように、本発明にかかる包装体は、乾電池などの円筒状商品を陳列された状態で認識でき、かつ、確実に保持できるとともに、不要になった包装体は処分する際、分別収集しやすく、また、再利用による資源活用に有用である。例えば、この包装体を1枚の台紙で形成した場合、再生紙に利用することができる。この場合、たとえ焼却するとしても、プラスチックのように焼却炉を傷めることがない上、環境汚染を引き起こすこともない点で有用である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の包装体の実施形態の陳列状態を示す斜視図である。
第2図は本発明の包装体の実施形態の展開図である。
第3図は本発明の包装体の実施形態の組立工程を示す斜視図である。
第4図は本発明の包装体の実施形態の組立工程を示す斜視図である。
第5図は本発明の包装体の他の実施形態を示す斜視図である。
第6図は本発明の包装体の他の実施形態の展開図である。
第7図は本発明の包装体の他の実施形態の組立工程を示す斜視図である。
第8図は従来のブリスターパックタイプの包装体を示す斜視図である。
第9図は従来のシュリンクパックタイプの包装体を示す斜視図である。

Claims (5)

  1. 下部に一対の切り裂き用ミシン目が形成された吊下板の下端縁に、下面板、前面板、上面板、背面板および糊代が順に折り目を介して連設され,上記背面板には、糊代との折り目を始点とする1個もしくは複数個の円筒状商品の開口部が形成されるとともに、該開口部の上端縁に沿って折り目が形成され、また、上記前面板の上部および下部にそれぞれ下部開口部および上部開口部が背面板の開口部に対応して形成されるとともに、下部開口部の下端縁および上部開口部の上端縁に沿ってそれぞれ折り目が形成されてなり、上記上面板および背面板をそれぞれ前面板および上面板に対して折り目に沿って折り込み、糊代を前面板の上下開口部間に貼着するともに、下面板および吊下板をそれぞれ前面板および下面板に対して折り目に沿って折り込み、吊下板の上方の切裂用ミシン目を背面板の折り目に沿わせて吊下板を背面板に貼着することにより、背面板の開口部を通して長手方向を上下方向に向けて挿入された円筒状商品が該背面板の開口部に保持されるとともに、前面板、背面板、下面板および上面板によって包囲され、かつ、前面板の上下開口部を通して一部露出されることを特徴とする包装体。
  2. 上記吊下板の上端部近傍にハンガー用穴が形成されていることを特徴とする請求の範囲第1項記載の包装体。
  3. 上記吊下板の上端縁に補強板が折り目を介して連設され、該補強板に吊下板との折り目に関して吊下板のハンガー用穴と上下対称なハンガー用穴が形成されていることを特徴とする請求の範囲第2項記載の包装体。
  4. 前吊下板の下端縁に、上面板、前面板、下面板および下背面板が順に折り目を介して連設されるとともに、前吊下板の上端縁に、上背面板を連続して有する後吊下板および糊代が順に折り目を介して連設され、上記下背面板の略中間部に一対の切裂用ミシン目が形成されるとともに、下端縁の左右両端部に係止片が形成され、また、上記上背面板に糊代との折り目を始点とする1個もしくは複数個の円筒状商品の開口部が形成され、該開口部の下端縁に沿って折り目が形成されるとともに、下背面板の係止片に対応して切欠部が形成され、さらに、上記前面板の上部および下部にそれぞれ上部開口部および下部開口部が背面板の開口部に対応して形成されるとともに、上部開口部の下端縁および下部開口部の上端縁に沿ってそれぞれ折り目が形成されてなり、上記後吊下板および糊代をそれぞれ前吊下板および上背面板に対して折り目に沿って折り込み、後吊下板を前吊下板に貼着するとともに、糊代を前面板の上下開口部間に貼着し、さらに、下面板および下背面板をそれぞれ前面板および下面板に対して折り目に沿って折り込み、下背面板の係止片を上背面板の切欠部に係止させるとともに、下背面板を上背面板に貼着することにより、上背面板の開口部を通して長手方向を上下方向に向けて挿入された円筒状商品が該背面板の開口部に保持されるとともに、前面板、上下背面板、下面板および上面板によって包囲され、かつ、前面板の上下開口部を通して一部露出されることを特徴とする包装体。
  5. 上記前吊下板の上端部近傍にハンガー用穴が形成されるとともに、後吊下板に前吊下板との折り目に関して前吊下板のハンガー用穴と上下対称なハンガー用穴が形成されていることを特徴とする請求の範囲第4項記載の包装体。
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