JP3866981B2 - キャリッジイジェクト機構及びキャリッジ係止機構 - Google Patents

キャリッジイジェクト機構及びキャリッジ係止機構 Download PDF

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    • GPHYSICS
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    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、キャリッジイジェクト機構及びキャリッジ係止機構に関する。更に詳述すると、本発明はCDプレイヤやDVDプレイヤのディスクチェンジャ等に設けられているキャリッジイジェクト機構及びキャリッジ係止機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
CDやDVD等のプレイヤとして、複数のディスクをストックしておき、その中から1枚のディスクを選択して再生(プレイ)するものがある。かかるタイプのプレイヤは複数枚のディスクを同時にストックできるディスクチェンジャを有している。ディスクチェンジャはディスクを載せるキャリッジを複数有しており、ディスクを再生する場合には、再生したいディスクが載っているキャリッジをストック位置からプレイヤの再生装置が設けられているディスクプレイ位置に搬送する。また、ディスク交換時には、キャリッジをプレイヤの前方にイジェクトさせるように、即ちストック位置からイジェクト位置に搬送させるようにしている。
【0003】
キャリッジは、ストック位置とイジェクト位置との間を往復動するドロワー内に、その移動方向にスライド可能に且つ上下方向に複数重ねて収容されている。ストックしているディスクを交換等する場合には、ドロワーをキャリッジごとイジェクト位置まで移動させ、キャリッジに載っているディスクを露出させるようにしている。
【0004】
この場合、交換したいディスクが載っているキャリッジのみをドロワーとともに引き出し、ディスクを1枚ずつ交換するタイプのものと、交換したいディスクが載っているキャリッジと一緒にその下のキャリッジも重ねて引き出し、そのままの状態で目的のディスクを交換できるようにするとともに、目的のディスクが載っているキャリッジを奥に手動でスライドさせることでその下のキャリッジのディスクも交換できるようにしたタイプのものがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ディスクを1枚ずつ交換するタイプのディスクチェンジャでは、ストックしているディスクを確認するには全てのディスクを1枚ずつ順番にイジェクトする必要があり、その操作に時間と手間がかかり使い勝手が悪かった。
【0006】
また、目的のディスクを載せたキャリッジと一緒にその下のキャリッジを重ねて引き出すタイプのディスクチェンジャでは、複数のキャリッジを一緒に引き出しているため、一緒に引き出している複数のディスクをそれぞれ確認することは可能ではあるが、下に重なっているキャリッジのディスクを確認するためには、その上のキャリッジを手動でスライドさせて見えるようにする必要があった。しかも、目的のディスクが一番上のキャリッジに載ったディスクでなければ、全てのディスクを引き出している訳ではないので、全てのディスクを確認するためには、もう一度一番上のディスクを選択し直してイジェクト操作を繰り返す必要があった。これらのため、操作に時間と手間がかかり、使い勝手が悪い点では上述のディスクチェンジャと同じであった。
【0007】
本発明は、一度に全てのディスクの確認を可能にするキャリッジイジェクト機構及びキャリッジ係止機構を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために請求項1記載のキャリッジイジェクト機構は、ストック位置とイジェクト位置との間を往復動するドロワーと、このドロワーに収納されたディスクを載置する複数のキャリッジとを備え、ドロワーのイジェクト動作の開始時にドロワーに係止されたキャリッジを、イジェクト動作に伴い下のキャリッジから係止を解除することにより、キャリッジが順次階段状にずれた状態でイジェクトされるものである。したがって、全てのキャリッジに載せられているディスクを一度に確認することができる。
【0009】
例えば、キャリッジイジェクト機構を、ストック位置とイジェクト位置との間を往復動するドロワーと、該ドロワー内にその往復動方向にスライド可能に且つ上下方向に重ねて収容された複数のキャリッジと、ドロワーがイジェクト位置に向けて移動する際にキャリッジをドロワーに対してストック位置側に向けて相対的にスライドさせるスライド制御手段を備え、該スライド制御手段は、下のキャリッジよりも上のキャリッジをより多くストック位置側に向けて相対的にスライドさせ、且つ、最上段のキャリッジのスライドは少なくとも載置したディスクの一部が本体から露出する範囲内とするように構成しても良い。
【0010】
かかる構成のキャリッジイジェクト機構では、ドロワーをイジェクト位置に移動させる際、スライド制御手段が上のキャリッジほどより多くドロワーに対して相対的にストック位置側に移動させる。即ち、ドロワーと一緒に引き出されるキャリッジに対して、スライド制御手段が上のキャリッジほどその引き出し量を減少させる。このため、最下段のキャリッジから最上段のキャリッジまでが少しずつずれた状態で引き出される。
【0011】
また、請求項2記載のキャリッジイジェクト機構は、キャリッジのうち少なくとも1つはディスク全体が目視できる状態でイジェクトされるものである。
【0012】
したがって、全てのキャリッジを階段状にずらしてイジェクトした状態で、そのまま少なくとも1枚のディスクを交換することができる。
【0013】
さらに、請求項3記載のキャリッジイジェクト機構は、ストック位置と2つのイジェクト位置との間を往復動するドロワーと、このドロワーに収納されたディスクを載置する複数のキャリッジとを備え、ドロワーの第1のイジェクト位置へのイジェクト動作に伴いキャリッジが順次階段状にずれた状態でイジェクトし、ドロワーの第2のイジェクト位置へのイジェクト動作では指定したキャリッジから下のキャリッジが重ねられた状態でイジェクトされるものである。
【0014】
したがって、イジェクト動作として2種類のモードを備えている。第1のイジェクト位置へのイジェクトモードでは、全てのキャリッジに載せられているディスクを一度に確認することができる。また、第2のイジェクト位置へのイジェクトモードでは、指定したディスクを一番上にした状態でキャリッジが引き出され、そのまま指定したディスクを交換することができる。
【0015】
例えば、キャリッジイジェクト機構を、ドロワーのイジェクト位置への移動時に複数のキャリッジのうち指定した一のキャリッジよりも上のキャリッジをストック位置に保持する個別イジェクト手段を備えて構成しても良い。
【0016】
かかる構成のキャリッジイジェクト機構では、ドロワーのイジェクト位置への引き出し時に、個別イジェクト手段がドロワーの突出時に指定したキャリッジを含めてその下のキャリッジの引き出しを許容する。このため、指定したキャリッジから下のキャリッジが重ねて引き出される。
【0017】
また、請求項4記載のキャリッジイジェクト機構は、ドロワーのイジェクト状態で複数のキャリッジは手動にてスライド可能に収納されているものである。
【0018】
したがって、ドロワーのイジェクト状態で、ドロワー内のキャリッジをスライドさせることができる。キャリッジをスライドさせることでその下のキャリッジが露出し、ディスク交換等を行うことが可能になる。
【0019】
さらに、請求項5記載のキャリッジ係止機構は、ディスクを載置するキャリッジと、このキャリッジを複数摺動可能に収納すると共に装置外へ移動してディスクをイジェクトするドロワーとを備えたディスクプレーヤにおいて、ディスクのイジェクト時にドロワー内でキャリッジは最下段から順にドロワー奥側方向へ位置をずらして重なるようにし、真上からディスクを目視したとき全てのディスクの有無を確認でき、且つ手動にてスライドすることができるようキャリッジを係止するようにし、イジェクト状態では、最上段のディスクはそのまま交換可能であり、下段のディスクは上段のキャリッジを動かしてから交換するようにしたものである。
【0020】
したがって、ドロワーのイジェクト動作に伴いキャリッジが順次階段状にずれた状態でイジェクトされる。
【0022】
したがって、最上段のディスクはその全体が目視できるように完全に露出し、それよりも下の段のディスクはイジェクト位置の手前側の位置で階段状にずれて重なった状態でイジェクトされる。最上段のディスクはその全体が露出しており、キャリッジを動かさずにそのまま交換できる。また、最上段以外の段のディスクはその上に重なっているキャリッジを奥側にスライドさせて当該ディスクを露出させた後、交換する。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の構成を図面に示す最良の形態に基づいて詳細に説明する。
【0028】
図1〜図22に、本発明を適用したキャリッジイジェクト機構の実施形態の一例を示す。このキャリッジイジェクト機構は、ストック位置1とイジェクト位置2,3との間を往復動するドロワー4と、このドロワー4に収納されたディスク5を載置する複数のキャリッジ6とを備え、ドロワー4のイジェクト動作に伴いキャリッジ6を順次階段状にずらした状態でイジェクトするものである。本実施形態では、キャリッジ6のうち少なくとも1つをディスク5全体が目視できる状態でイジェクトする。また、イジェクト位置として、2つのイジェクト位置2,3を有しており、ドロワー4の第1のイジェクト位置2へのイジェクト動作に伴いキャリッジ6を順次階段状にずれた状態でイジェクトさせ、ドロワー4の第2のイジェクト位置3へのイジェクト動作では指定したキャリッジ6から下のキャリッジ6を重ねた状態でイジェクトするようにしている。さらに、ドロワー4のイジェクト状態では、複数のキャリッジ6は手動にてスライド可能になっている。なお、第1のイジェクト位置2はドロワー4を最も手前側まで突出させた位置であり、第2のイジェクト位置3は第1のイジェクト位置2よりも突出量の少ない位置である。
【0029】
例えば、このキャリッジイジェクト機構は、ストック位置1とイジェクト位置2,3との間を往復動するドロワー4と、該ドロワー4内にその往復動方向にスライド可能に且つ上下方向に重ねて収容された複数のキャリッジ6と、ドロワー4がイジェクト位置2,3に向けて移動する際にキャリッジ6をドロワー4に対してストック位置1側に向けて相対的にスライドさせるスライド制御手段7を備えている。スライド制御手段7は、下のキャリッジ6よりも上のキャリッジ6をより多くストック位置1側に向けて相対的にスライドさせ、且つ、最上段(3段目)のキャリッジ6のスライドは少なくとも載置したディスク5の一部が露出する範囲内となるように構成されている。
【0030】
即ち、スライド制御手段7は、ディスク5を載置するキャリッジ6と、このキャリッジ6を複数摺動可能に収納すると共に装置外へ移動してディスク5をイジェクトするドロワー4とを備えたディスクプレーヤにおいて、ディスク5のイジェクト時にドロワー4内でキャリッジ6は最下段から順にドロワー奥側方向へ位置をずらして重なるようにし、真上からディスク5を目視したとき全てのディスク5の有無を確認できるようにキャリッジ6を係止するキャリッジ係止機構でもある。
【0031】
ここで、このキャリッジイジェクト機構が設けられているディスクプレイヤについてその概要を説明する。このディスクプレイヤは、ドロワー4内に複数のキャリッジ6を有しており、各キャリッジ6にディスク5を1枚ずつ載せておくことで複数枚のディスク5をストックしておくことができる。各ディスク5は、ストック位置1にストックされている。そして、ディスク5を再生(プレイ)する場合には、再生するディスク5を載せたキャリッジ6をストック位置1からディスクプレイ位置8に搬送する。また、ディスク5をイジェクトする場合には、ドロワー4ごとキャリッジ6をイジェクト位置2,3に搬送する。
【0032】
本実施形態では、イジェクト位置として、第1のイジェクト位置2と第2のイジェクト位置3を有している。また、キャリッジ6は3枚備えられている。ただし、キャリッジ6の枚数は3枚に限るものではないことは勿論である。
【0033】
ドロワー4の左右両側壁の内面には、3枚のキャリッジ6をガイドするガイド溝4aが形成されている。キャリッジ6はガイド溝4a(図17)に摺動可能に嵌め込まれ、ドロワー4の移動方向、換言するとドロワー4の突出時(搬送時)にストック位置1に対して近づいたり離れたりする方向に移動可能になっている。
【0034】
ドロワー4の前壁の左側部分の内面にはキャリッジ係止手段9、例えば板ばねが取り付けられている。一方、キャリッジ6のキャリッジ係止手段9に対向する部位には凹部6aが設けられている。したがって、キャリッジ6がドロワー4内で一番手前側の位置まで移動するとキャリッジ係止手段9が弾性変形して凹部6aに嵌り、キャリッジ6を軽い力で係止する。キャリッジ係止手段9による係止力は小さなものであり、後述するようにスライド制御手段7によってキャリッジ6を係止した状態でドロワー4を移動させると、キャリッジ係止手段9は簡単にキャリッジ6から外れる。また、手動によってキャリッジ6をスライドさせる場合にも、キャリッジ係止手段9はキャリッジ6から簡単に外れる。
【0035】
ドロワー4の底板の下面にはラック4bが形成されている。ラック4bはドロワー4の移動方向に沿って形成されている。このラック4bにはイジェクトギヤ10が噛み合っている。したがって、イジェクトギヤ10を回転させることでドロワー4が駆動され、ストック位置1と第1又は第2のイジェクト位置2,3との間を往復動する。
【0036】
また、ドロワー4の底板の下面には、ラック4bに並んで位置検出用のカム溝11が形成されている。この位置検出用のカム溝11は5つの直線部11a〜11eを有している。このカム溝11にはシャーシ12に揺動自在に取り付けられた位置検出用レバー13の一端が摺動自在に嵌め込まれている。したがって、ドロワー4が移動してカム溝11内を位置検出用レバー13の一端が摺動すると、その摺動する直線部11a〜11eが次ぎの直線部11a〜11eに移るたびに当該位置検出用レバー13が揺動される。位置検出用レバー13の他端にはスイッチ14,15をオンオフ操作する凸片13aが設けられている。この位置検出用レバー13の揺動を一対のスイッチ14,15によって検出することで、ドロワー4の移動位置を検出することができる。
【0037】
スライド制御手段7は、選択したキャリッジ6を係止するセレクトアーム16と、セレクトアーム16を操作するセレクトレバー17と、セレクトレバー17を操作するコントロール溝18及びコントロールカム19より構成されている。
【0038】
セレクトアーム16は、収容状態のドロワー4の右側壁の上方に対向して配置され、シャーシ12に揺動可能に取り付けられている。セレクトアーム16の先端16aは収容状態のドロワー4内の2段目(下から2番目)と3段目(最上段)のキャリッジ6の前方に延出している。したがって、この状態では、セレクトアーム16の先端16aは2段目と3段目のキャリッジ6を係止する。一方、セレクトアーム16が揺動してその先端16aが3段目のキャリッジ6よりも高く持ち上げられると、全てのキャリッジ6の係止を解くことができる。つまり、セレクトアーム16は2段目及び3段目のキャリッジ6を係止する2段目係止位置20(図3に符号20で示す位置)、3段目のキャリッジ6のみを係止する3段目係止位置21(図3に符号21で示す位置)、いずれのキャリッジ6も係止しないニュートラル位置22(図3に符号22で示す位置)の間で揺動可能となっている。なお、セレクトアーム16は、リターンスプリング23によってセレクトアーム16の先端16aを持ち上げる方向に常時付勢されている。
【0039】
セレクトレバー17は、セレクトアーム16の下方、即ち収容状態のドロワー4の右側壁に対向して配置され、シャーシ12に揺動可能に取り付けられている。セレクトレバー17には、セレクトアーム16を操作するカム面17aと、コントロール溝18によって操作される第1アーム17bと、コントロールカム19によって操作される第2アーム17cが形成されている。
【0040】
カム面17aは、セレクトアーム16の従動片16bを最も高く持ち上げて先端16aを2段目係止位置20に揺動させる2段目係止領域24と、セレクトアーム16の従動片16bを2番目に高い位置に持ち上げて先端16aを3段目係止位置21に揺動させる3段目係止領域25L,25Rと、セレクトアーム16の従動片16bを最も低い位置に持ち上げて先端16aをニュートラル位置22に揺動させるニュートラル領域26L,26Rより構成されている。3段目係止領域25とニュートラル領域26は、2段目係止領域24を挟んで両側に設けられている。
【0041】
第1アーム17bを操作するコントロール溝18は、ドロワー4の右側壁の外面に形成されている。コントロール溝18は第1〜第3直線部18a〜18cを有しており、第1直線部18aをセレクトレバー17の第1アーム17bが摺動すると、図8に示すように、カム面17aの2段目係止領域24がセレクトアーム16を2段目係止位置20に揺動させる。また、第2直線部18bをセレクトレバー17の第1アーム17bが摺動すると、カム面17aの3段目係止領域25Lがセレクトアーム16を3段目係止位置21に揺動させる。さらに、第3直線部18cをセレクトレバー17の第1アーム17bが摺動すると、カム面17aのニュートラル領域26Lがセレクトアーム16をニュートラル位置22に揺動させる。
【0042】
第2直線部18bと第3直線部18cの間の傾斜部18dの断面を図11に示す。傾斜部18dは第2直線部18b及び第3直線部18cよりも溝の深さが浅くなっており、第2直線部18bから傾斜部18dへは斜面で連続し、第3直線部18cから傾斜部18dへは段差を介在させている。したがって、第1アーム17bは第2直線部18b側からは傾斜部18dを乗り越えることはできるが、第3直線部18c側からは傾斜部18dを乗り越えることはできない。このため、第1アーム17bは、第2直線部18bから第3直線部18cに進入することができるが、第3直線部18cから第2直線部18bに逆戻りすることはできない。
【0043】
セレクトレバー17の第2アーム17cを操作するコントロールカム19は、シャーシ12の底板に回転自在に設けられたカムギヤ27に形成されている。カムギヤ27が回転するとコントロールカム19によって操作レバー28が揺動され、この操作レバー28の揺動によりその先端28aがセレクトレバー17の第2アーム17cを操作する。コントロールカム19による操作によってセレクトレバー17のカム面17aの2段目係止領域24、ニュートラル領域26R、3段目係止領域25Rが選択的にセレクトアーム16を揺動させる。
【0044】
なお、操作レバー28は、リターンスプリング31によってコントロールカム19に押し付けられる方向に常時付勢されている。また、セレクトレバー17は、リターンスプリング32によって第2アーム17cを操作レバー28の先端28aに押し付ける方向に常時付勢されている。
【0045】
このキャリッジイジェクト機構は、ドロワー4のイジェクト位置2,3への移動時に複数のキャリッジ6のうち指定した一のキャリッジ6よりも上のキャリッジ6をストック位置1に保持する個別イジェクト手段を備えている。本実施形態では、スライド制御手段7によって個別イジェクト手段を実現している。即ち、スライド制御手段7を個別イジェクト手段としても機能させている。
【0046】
次に、キャリッジイジェクト機構の作動について説明する。このキャリッジイジェクト機構は、全てのディスク5を少しずつ階段状にずらしてイジェクトするオールイジェクトモードと、指定したディスク5をイジェクトする個別イジェクトモードを有している。オールイジェクトモードでは、再生中のディスク5をその再生を中止して他のディスク5と一緒にイジェクトさせる。一方、個別イジェクトモードでは、再生中のディスク5は除いてストック位置1にストックされているディスク5のみをイジェクトする。また、個別イジェクトモードでは、指定したディスク5を含め、その下のディスク5も一緒に排出される。つまり、個別イジェクトモードでは、指定したディスク5を一番上にした状態でイジェクトする。
【0047】
まず最初にオールイジェクトモードについて説明する。このモードでは、コントロール溝18によってセレクトレバー17を操作する。また、ドロワー4は、第1のイジェクト位置2まで搬送される。
【0048】
ユーザがオールイジェクトモードを選択すると、図示しないモータによってカムギヤ27が回転される。これにより、コントロールカム19が回転し、操作レバー28を通じてセレクトレバー17を操作する。いま、オールイジェクトモードが選択されているので、コントロールカム19はセレクトレバー17をカム面17aの2段目係止領域24がセレクトアーム16の従動片16bを操作する位置まで揺動させる。この位置では、セレクトレバー17の第1アーム17bがコントロール溝18の第1直線部18aに対向している。
【0049】
また、再生中のディスク5がある場合には、その再生を中止しキャリッジ6をディスクプレイ位置8からストック位置1に戻す。即ち、全てのディスク5がストック位置1に戻される。
【0050】
この状態で、図示しないモータによってイジェクトギヤ10を回転させ、ドロワー4を第1のイジェクト位置2に向けて移動させる。ドロワー4の移動に伴いドロワー4の右側壁に形成されたコントロール溝18もセレクトレバー17に対して移動することになり、コントロール溝18の形状に応じてセレクトレバー17の第1アーム17bが操作される。
【0051】
第1アーム17bは、コントロール溝18内を第1直線部18a→第2直線部18b→第3直線部18cの順序で摺動する。したがって、セレクトレバー17のカム面17aは、2段目係止領域24→3段目係止領域25L→ニュートラル領域26Lの順番でセレクトアーム16を操作する。このため、セレクトアーム16は、2段目係止位置20→3段目係止位置21→ニュートラル位置22へと順番に揺動される。コントロール溝18の各直線部18a〜18cはある程度の長さを有しているので、セレクトアーム16は各位置20,21で暫く停止した後、次の位置21,22へと移動することになる。即ち、セレクトアーム16が間欠的に操作される。なお、コントロール溝18はセレクトレバー17を第2アーム17cが操作レバー28の先端28aから離れる方向に揺動するので、コントロール溝18による操作がコントロールカム19によって邪魔されることはない。
【0052】
最初の2段目係止位置20ではセレクトアーム16は2段目と3段目のキャリッジ6を係止しているので、1段目(一番下)のキャリッジ6のみがドロワー4と一緒に引き出される。即ち、セレクトアーム16が移動中のドロワー4に対して2段目と3段目のキャリッジ6を相対的にスライドさせるので、結果的に2段目と3段目のキャリッジ6は引き出されないことになり、1段目のキャリッジ6のみがドロワー4と一緒に引き出される。1段目のキャリッジ6はキャリッジ係止手段9によりドロワー4に係止された状態で移動する。一方、2段目と3段目のキャリッジ6は、ドロワー4に対する相対移動によってキャリッジ係止手段9から外れる。
【0053】
次の3段目係止位置21ではセレクトアーム16は3段目のキャリッジ6のみを係止しているので、1段目のキャリッジ6に加えて、2段目のキャリッジ6もドロワー4と一緒に引き出される。即ち、セレクトアーム16が移動中のドロワー4に対して3段目のキャリッジ6を相対的にスライドさせるので、結果として3段目のキャリッジ6は引き出されないことになり、1段目と2段目のキャリッジ6がドロワー4と一緒に引き出されるようになる。なお、2段目のキャリッジ6はドロワー4との間に作用する摩擦力によってドロワー4と一緒に引き出される。
【0054】
最後のニュートラル位置22ではセレクトアーム16はいずれのキャリッジ6も係止しないので、1段目と2段目のキャリッジ6に加えて、3段目のキャリッジ6もドロワー4と一緒に引き出される。3段目のキャリッジ6はドロワー4との間に作用する摩擦力によってドロワー4と一緒に引き出される。
【0055】
このように、セレクトアーム16の2段目係止位置20→3段目係止位置21→ニュートラル位置22への間欠移動は、ドロワー4の移動中に行われるものである。したがって、3枚のキャリッジ6が下から順番に少しずつずらした状態で階段状に引き出される。
【0056】
そして、一番上のキャリッジ6に載せられているディスク5が完全に露出する位置まで一番上のキャリッジ6が引き出されると、即ちドロワー4が第1のイジェクト位置2まで引き出されると、位置検出用レバー13の一端が位置検出用のカム溝11の第4の直線部11dから第5の直線部11eに移動する(図7)。この移動をスイッチ14によって検出すると、モータがイジェクトギヤ10の駆動を止め、ドロワー4を停止させる。
【0057】
このように、本発明のキャリッジイジェクト機構ではキャリッジ6を下から順番に少しずつずらした状態で階段状に引き出すことができるので、ストックしている全てのディスク5を一度に確認することができる。
【0058】
また、一番上(3段目)のキャリッジ6は、ディスク5を完全に露出させる位置まで引き出されている。したがって、このままの状態で一番上のキャリッジ6のディスク5を交換することができる。また、図22に示すように、この状態から一番上のキャリッジ6を手動で本体内にスライドさせると2段目のキャリッジ6のディスク5を完全に露出させることができる。したがって、2段目のキャリッジ6上のディスク5を交換することができる。さらに、2段目のキャリッジ6を手動で本体内にスライドさせると一番下(1段目)のキャリッジ6のディスク5を完全に露出させることができる。したがって、一番下のキャリッジ6上のディスク5を交換することができる。
【0059】
ディスク5交換後、ドロワー4をストック位置1に戻す場合には、モータを逆回転させてイジェクトギヤ10を逆回転させる。イジェクトギヤ10の逆回転によりドロワー4がストック位置1に向けて戻される。ドロワー4がストック位置1に戻される間、セレクトレバー17の第1アーム17bはコントロール溝18の第3直線部18cを摺動する。したがって、セレクトアーム16はニュートラル位置22に持ち上げられており、ドロワー4と一緒に移動する最上段のキャリッジ6に干渉することはなく、その破損が防止される。
【0060】
そして、ドロワー4がストック位置1まで移動すると、位置検出用レバー13の一端が位置検出用カム溝11の第2の直線部11bから第1の直線部11aに移動する(図5)。この移動をスイッチ15によって検出すると、モータがイジェクトギヤ10の駆動を止め、ドロワー4を停止させる。
【0061】
次に、個別イジェクトモードについて説明する。このモードでは、コントロールカム19によってセレクトレバー17を操作する。いま、1段目のキャリッジ6のディスク5を再生している最中に、3段目のキャリッジ6のディスク5をイジェクトする場合を例に説明する。モータによってカムギヤ27を回転させてコントロールカム19を操作し、操作レバー28を通じてセレクトレバー17を図10に示す位置に揺動させる。
【0062】
この位置では、セレクトレバー17のカム面17aのニュートラル領域26Lがセレクトアーム16を操作しているので、セレクトアーム16はニュートラル位置22に揺動する。
【0063】
この状態で、イジェクトギヤ10を駆動し、ドロワー4を第2のイジェクト位置3に向けて移動させる。セレクトレバー17の第1アーム17bはコントロール溝18の下方を通過するので、セレクトレバー17はコントロール溝18によって操作されることはない。したがって、セレクトアーム16はニュートラル位置22に保持されたままの状態になっており、キャリッジ6を係止することはない。このため、ストック位置1に在る全てのキャリッジ6、この例では2段目と3段目のキャリッジ6がドロワー4と一緒に引き出される。即ち、ディスクプレイ位置8に移動している1段目のキャリッジ6を除き、イジェクト指定した3段目のキャリッジ6とその下の2段目のキャリッジ6が重ねて引き出される。
【0064】
このモードでは、ドロワー4は第2のイジェクト位置3まで引き出されるので、キャリッジ6の1枚分だけ引き出されることになる。ドロワー4が第2のイジェクト位置3まで移動すると、位置検出用レバー13の一端が位置検出用カム溝11の第2の直線部11bから第3の直線部11cに移動する(図6)。この移動をコントローラはスイッチ14を通じて検出し、モータをオフしてドロワー4を停止させる。
【0065】
ディスク5交換後、ドロワー4をストック位置1に戻す場合には、モータを逆回転させてイジェクトギヤ10を逆回転させる。イジェクトギヤ10の逆回転によりドロワー4がストック位置1に向けて移動する。セレクトアーム16はニュートラル位置22に保持されているので、ドロワー4の移動中に最上段のキャリッジ6と干渉することがない。そして、ドロワー4がストック位置1に到達すると、位置検出用レバー13が位置検出用カム溝11の第2の直線部11bから第1の直線部11aに移動する。この移動をスイッチ15によって検出すると、モータがイジェクトギヤ10の駆動を止め、ドロワー4を停止させる。
【0066】
なお、この場合には、イジェクト時に3段目のキャリッジ6と一緒に2段目のディスク5も引き出されているので、3段目のキャリッジ6を手動によってスライドさせることで、2段目のキャリッジ6上のディスク5を交換することも可能である。
【0067】
また、ディスク5を再生していない場合に3段目のディスク5を選択して個別イジェクトすると、図20に示すように、3段目のキャリッジ6と一緒にその下の全てのキャリッジ6、具体的には2段目と1段目のキャリッジ6をも重ねた状態で引き出すことができる。
【0068】
なお、ディスク5を再生していない場合に2段目のディスク5を選択して個別イジェクトすると、コントロールカム19によってセレクトレバー17が図9に示す位置に揺動される。この位置では、セレクトレバー17のカム面17aの3段目係止領域25Rがセレクトアーム16を操作するので、セレクトアーム16は3段目係止位置21に揺動する。この状態でドロワー4を第2のイジェクト位置3に向けて移動すると、図21に示すように、セレクトアーム16によって係止されている3段目以外のキャリッジ6、具体的には2段目と1段目のキャリッジ6が重なった状態で引き出される。即ち、個別イジェクト手段として機能するスライド制御手段7が指定した2段目のディスク5を載せたキャリッジ6よりも上の3段目のキャリッジ6をドロワー4移動時にドロワー4に対して相対移動させることで、結果的に3段目のキャリッジ6を引き出さずに、2段目と1段目のキャリッジ6のみを引き出すことができる。これにより、指定した2段目のディスク5は露出した状態になり、そのままの状態で2段目のディスク5を交換することができる。また、2段目のキャリッジ6を手動によってスライドさせることで、1段目のディスク5を交換することも可能である。
【0069】
以上のように、本発明のキャリッジイジェクト機構は、指定したディスク5を載せたキャリッジ6を一番上にして引き出すこともできるので、指定したディスク5をそのまま交換することができ、その使い勝手がより一層向上する。
【0070】
また、この場合には、第1のイジェクト位置2よりも移動距離の短い第2のイジェクト位置3までしかドロワー4を移動させないので、ドロワー4の突出量が短くてすみ、ディスク交換に必要なスペースを小さくすることができる。
【0071】
なお、第2のイジェクト位置3までドロワー4を引き出す場合に、図23に示すように、3枚のキャリッジ6を少しずつずらして階段状に引き出すようにしても良い。
【0072】
また、オールイジェクトモードにおいて、図24に示すように、完全に露出するディスク5、即ち、ディスク全体が目視できるディスク5を、1段目のキャリッジ6のディスク5にしても良い。
【0073】
なお、上述の形態は本発明の好適な形態の一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。例えば、上述の説明では、キャリッジ係止手段9をドロワー4に取り付けていたが、各キャリッジ6にそれぞれ取り付けるようにしても良い。
【0074】
また、オールイジェクトモードで2段目と3段目のキャリッジ6をドロワー4との間に発生する摩擦力によって移動させるようにしていたが、2段目,3段目のキャリッジ6とドロワー4との間に板ばね等を設けてより強い摩擦力を発生させるようにしても良い。そして、この摩擦力発生用の板ばね等を、各キャリッジ6にそれぞれ取り付けたキャリッジ係止手段9で兼用するようにしても良い。
【0075】
さらに、上述の説明では、キャリッジ係止機構としてのスライド制御手段7をセレクトアーム16と、セレクトレバー17と、コントロール溝18及びコントロールカム19より構成していたが、必ずしもこの構成に限るものではない。例えば、オールイジェクトモードと個別イジェクトモードのうち、オールイジェクトモードのみを有する場合等には、コントロールカム19を省略し、セレクトレバー17をコントロール溝18のみによって操作するようにしても良い。
【0076】
この場合、コントロール溝18の第1〜第3直線部18a〜18cの長さを変えることで、各段のキャリッジ6の重なり具合を変化させることができる。例えば、図25に示すように、第1直線部18aと第2直線部18bを短くし、第3直線部18cのうちイジェクト時にセレクトレバー17を操作する部分(以下、第3直線部18cの操作部分という)を長くすることで、図22に示すように、最上段(3段目)のディスク5はその全体が目視できるように完全に露出し、それよりも下の段(1段目と2段目)のディスク5は第1のイジェクト位置2の手前側(図22中左側)の位置で階段状にずれて重なった状態でイジェクトされる。最上段のディスク5はその全体が露出しており、キャリッジ6を動かさずにそのまま交換できる。また、最上段以外の段(1段目と2段目)のディスク5はその上に重なっているキャリッジ6を手動でスライドさせた後、交換する。即ち、最上段のディスク5はそのまま交換可能であり、それ以外の段のディスク5は上に重なるキャリッジ6をスライドさせてから交換する構成である。
【0077】
また、図26に示すように、第1直線部18a,第2直線部18b,第3直線部18cの操作部分の長さをほぼ同じにすることで、図27に示すように、全てのディスク5が全体的に均等に階段状にずれた状態でイジェクトされる。ディスク5を交換するには当該ディスク5を載せているキャリッジ6やその上に重なるキャリッジ6を手動でスライドさせて当該ディスク5を露出させた後、行われる。即ち、複数のディスク5はほぼ均等な位置ずれで係止され、載置されたディスク5はほぼ均等に真上から目視できるようにした構成である。
【0078】
さらに、図28に示すように、第1直線部18aを長くし、第2直線部18bと第3直線部18cの操作部分を短くすることで、図24に示すように、最下段(1段目)のディスク5はその全体が目視できるように完全に露出し、それよりも上の段(2段目と3段目)のディスク5は第1のイジェクト位置2の比較的奥側の位置で階段状にずれて重なった状態でイジェクトされる。最下段のディスク5はその全体が露出しており、キャリッジ6をスライドさせずにそのまま交換できる。また、最下段よりも上の段(2段目と3段目)のディスク5は当該ディスク5を載せているキャリッジ6やその上に重なるキャリッジ6を手動でスライドさせて当該ディスク5を露出させた後、交換する。即ち、最下段のディスク5はそのまま交換可能であり、上段のディスク5はキャリッジ6をスライドさせてから交換するようにした構成である。
【0079】
上述のように、コントロール溝18の形状を変えることで簡単にディスク5の重なり具合を変化させることができるので、市場のニーズに対応した製品を製造するのが容易である。なお、キャリッジ6の数は3枚であったが、これに限るものではなく、例えば5枚であっても良く、その他の枚数であっても良い。
【0080】
また、上述の説明では、キャリッジ係止機構としてスライド制御手段7を使用していたが、必ずしもスライド制御手段7によってキャリッジ係止機構を構成する必要はない。例えば、図29及び図30に示すように、シャーシ12に固定された係止部材41と、ドロワー4に形成されたスリット42よりキャリッジ係止機構を構成しても良い。
【0081】
具体的に説明すると、スリット42はキャリッジ6の各段に対応してドロワー4の例えば右側壁に形成されている。本実施形態では、3段のキャリッジ6を有しているので、これに対応してスリット42は3本設けられている。1段目のキャリッジ6に対応するスリット42(以下、1段目スリット42Aという)は2段目のキャリッジ6に対応するスリット42(以下、2段目スリット42Bという)よりも短く、2段目スリット42Bは3段目のキャリッジ6に対応するスリット42(以下、3段目スリット42Cという)よりも短くなっている。各段のスリット42A〜42Cはドロワー4の右側壁の手前側端近傍から奥側に向けて形成されている。
【0082】
係止部材41は例えば板ばねで、キャリッジ6の各段に対応して設けられている。本実施形態では、3段のキャリッジ6を有しているので、これに対応して係止部材41は3本設けられている。係止部材41はスリット42を通り抜けてキャリッジ6の側面の凹部44に嵌り込み、これによってキャリッジ6を係止している。
【0083】
ストック位置1からドロワー4が第1のイジェクト位置2に向けて移動すると、係止部材41によって係止されているキャリッジ6は移動することなく、ドロワー4のみが移動する。そして、ドロワー4が移動することで係止部材41に対してスリット42が移動することになるので、スリット42の端の係止解除作動部43が係止部材41の傾斜部分に当たり当該係止部材41をキャリッジ6から離れる方向に押し退ける。このため、係止部材41によるキャリッジ6の係止が解かれ、以降、キャリッジ6とドロワー4との間の摩擦力によってキャリッジ6がドロワー4と一緒に移動する。
【0084】
つまり、ドロワー4と係止部材41との位置関係において、スリット42が形成されている範囲ではキャリッジ6は静止しているが、スリット42が形成されていない範囲ではキャリッジ6はドロワー4と一緒に引き出されることになる。このため、スリット42が短い程キャリッジ6は大きく引き出され、スリット42が長い程キャリッジ6の引き出し量は小さくなる。本実施形態では、1段目スリット42A、2段目スリット42B、3段目スリット42Cの順に短くなっているので、1段目のキャリッジ6、2段目のキャリッジ6、3段のキャリッジ6の順に大きく引き出されることになり、ドロワー4のイジェクト動作に伴いキャリッジ6が順次階段状にずれた状態でイジェクトされる。即ち、係止部材41とスリット42より構成されるキャリッジ係止機構は、ディスク5のイジェクト時にドロワー4内でキャリッジ6を最下段から順にドロワー後部方向へ位置をずらして重なるようにし、真上からディスク5を目視したとき全てのディスク5の有無を確認できるようにキャリッジ6を係止する。
【0085】
各段のスリット42A〜42Cの長さを変化させて係止解除作動部43の位置を変えることで、各段のキャリッジ6の重なり具合を変化させることができる。例えば図30の例では、1段目スリット42Aが短く、3段目スリット42Cが長く、2段目スリット42Bが1段目スリット42Aと3段目スリット42Cの中間の長さになっているので、図27に示す重なり具合で各段のキャリッジ6がイジェクトされる。一方、長さの異なる各段のスリット42A〜42Cを全体的に短くすることで、図22に示す重なり具合でキャリッジ6をイジェクトすることができる。また、1段目スリット42Aを短くし、2段目スリット42Bと3段目スリット42Cを比較的長くすることで、図24に示す重なり具合で各段のキャリッジ6をイジェクトすることができる。
【0086】
このように係止部材41とスリット42よりキャリッジ係止機構を構成した場合には、構造が簡単で生産性に優れ、また、部品点数が少ないので、製造コストを安くすることができる。なお、キャリッジ6の数は3枚であったが、これに限るものではなく、例えば5枚であっても良く、その他の枚数であっても良い。
【0087】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1記載のキャリッジイジェクト機構では、ストック位置とイジェクト位置との間を往復動するドロワーと、このドロワーに収納されたディスクを載置する複数のキャリッジとを備え、ドロワーのイジェクト動作に伴いキャリッジが順次階段状にずれた状態でイジェクトさせるので、全てのキャリッジに載せられているディスクを一度に確認することができる。このため、ストックしているディスクの確認やディスク交換が容易になり、使い勝手を向上させることができる。
【0088】
また、請求項2記載のキャリッジイジェクト機構では、キャリッジのうち少なくとも1つはディスク全体が目視できる状態でイジェクトされるので、ディスク確認後にそのまま少なくとも1枚のディスクを交換することができる。このため、使い勝手をより一層向上させることができる。
【0089】
さらに、請求項3記載のキャリッジイジェクト機構では、ストック位置と2つのイジェクト位置との間を往復動するドロワーと、このドロワーに収納されたディスクを載置する複数のキャリッジとを備え、ドロワーの第1のイジェクト位置へのイジェクト動作に伴いキャリッジが順次階段状にずれた状態でイジェクトし、ドロワーの第2のイジェクト位置へのイジェクト動作では指定したキャリッジから下のキャリッジが重ねられた状態でイジェクトするので、イジェクト動作として2種類のモードを選択することができ、使い勝手の良いキャリッジイジェクト機構を提供することができる。
【0090】
また、請求項4記載のキャリッジイジェクト機構では、ドロワーのイジェクト状態で複数のキャリッジは手動にてスライド可能に収納されているので、さらに使い勝手を向上させることができる。
【0091】
さらに、請求項5記載のキャリッジ係止機構では、ディスクのイジェクト時にドロワー内でキャリッジは最下段から順にドロワー奥側方向へ位置をずらして重なるようにし、真上からディスクを目視したとき全てのディスクの有無を確認できるようキャリッジを係止するようにしたので、キャリッジを順次階段状にずれた状態でイジェクトすることができる。このため、ストックしているディスクの確認やディスク交換が容易になり、使い勝手を向上させることができる。また、イジェクト状態では、最上段のディスクはそのまま交換可能であり、下段のディスクは上段のキャリッジを動かしてから交換できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したキャリッジイジェクト機構の実施形態の一例を示し、キャリッジをストック位置に収容している状態の位置関係を概略的に示す平面図である。
【図2】本発明を適用したキャリッジイジェクト機構の実施形態の一例を示し、キャリッジをストック位置に収容している状態の位置関係を概略的に示す側面図である。
【図3】キャリッジとセレクトアームとの関係を示す概略構成図である。
【図4】キャリッジ係止手段を示す図である。
【図5】ドロワーがストック位置に移動した状態の位置関係を示す平面図である。
【図6】ドロワーが第2のイジェクト位置に移動した状態の位置関係を示す平面図である。
【図7】ドロワーが第1のイジェクト位置に移動した状態の位置関係を示す平面図である。
【図8】セレクトレバーとコントロール溝の関係を示す側面図である。
【図9】セレクトレバーのカム面の3段目係止領域がセレクトアームの従動片を操作している状態の側面図である。
【図10】セレクトレバーのカム面のニュートラル領域がセレクトアームの従動片を操作している状態の側面図である。
【図11】コントロール溝の第2の直線部と第3の直線部の間の傾斜部を示す断面図である。
【図12】コントロールカムと操作レバーの位置関係を示す図である。
【図13】オールイジェクトモードのイジェクト動作を説明する図で、キャリッジをイジェクトする前の状態の位置関係を示す図である。
【図14】オールイジェクトモードのイジェクト動作を説明する図で、図13の状態に続く状態の位置関係を示す図である。
【図15】オールイジェクトモードのイジェクト動作を説明する図で、図14の状態に続く状態の位置関係を示す図である。
【図16】オールイジェクトモードのイジェクト動作を説明する図で、イジェクト動作を完了した状態の位置関係を示す図である。
【図17】オールイジェクトモードにおけるキャリッジの引き出し状態を示す斜視図である。
【図18】個別イジェクトモードにおけるキャリッジの引き出し状態を示し、その位置関係を示す平面図である。
【図19】個別イジェクトモードにおけるキャリッジの引き出し状態の位置関係を示し、1段目のディスクの再生時に3段目のディスクをイジェクト指定した場合の側面図である。
【図20】個別イジェクトモードにおけるキャリッジの引き出し状態の位置関係を示し、ディスクを再生していない場合に3段目のディスクをイジェクト指定した場合の概略構成を示す側面図である。
【図21】個別イジェクトモードにおけるキャリッジの引き出し状態の位置関係を示し、ディスクを再生していない場合に2段目のディスクをイジェクト指定した場合の概略構成を示す側面図である。
【図22】オールイジェクトモードによってイジェクト動作させた場合に、手動によって3段目のキャリッジをスライドさせる様子を示す概略構成図である。
【図23】個別イジェクトモードにおけるイジェクト動作の他の例を示す概略構成図である。
【図24】オールイジェクトモードにおけるイジェクト動作の他の例を示す概略構成図である。
【図25】本発明を適用したキャリッジ係止機構の第1の実施形態を示し、コントロール溝とセレクトレバーの位置関係を示す概念図である。
【図26】本発明を適用したキャリッジ係止機構の第2の実施形態を示し、コントロール溝とセレクトレバーの位置関係を示す概念図である。
【図27】図26のキャリッジ係止機構を使用した場合のイジェクトの様子を示す概略構成図である。
【図28】本発明を適用したキャリッジ係止機構の第3の実施形態を示し、コントロール溝とセレクトレバーの位置関係を示す概念図である。
【図29】本発明を適用したキャリッジ係止機構の第4の実施形態を示す断面図である。
【図30】図29のキャリッジ係止機構のスリットと係止部材の位置関係を示す概念図である。
【符号の説明】
1 ストック位置
2 第1のイジェクト位置
3 第2のイジェクト位置
4 ドロワー
5 ディスク
6 キャリッジ
41 係止部材
42 スリット

Claims (5)

  1. ストック位置とイジェクト位置との間を往復動するドロワーと、このドロワーに収納されたディスクを載置する複数のキャリッジとを備え、前記ドロワーのイジェクト動作の開始時に前記ドロワーに係止された前記キャリッジを、イジェクト動作に伴い下のキャリッジから係止を解除することにより、前記キャリッジが順次階段状にずれた状態でイジェクトされることを特徴とするキャリッジイジェクト機構。
  2. 前記キャリッジのうち少なくとも1つはディスク全体が目視できる状態でイジェクトされることを特徴とする請求項1記載のキャリッジイジェクト機構。
  3. ストック位置と2つのイジェクト位置との間を往復動するドロワーと、このドロワーに収納されたディスクを載置する複数のキャリッジとを備え、前記ドロワーの第1のイジェクト位置へのイジェクト動作に伴い前記キャリッジが順次階段状にずれた状態でイジェクトし、前記ドロワーの第2のイジェクト位置へのイジェクト動作では指定したキャリッジから下のキャリッジが重ねられた状態でイジェクトすることを特徴とするキャリッジイジェクト機構。
  4. ドロワーのイジェクト状態で複数のキャリッジは手動にてスライド可能に収納されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のキャリッジイジェクト機構。
  5. ディスクを載置するキャリッジと、このキャリッジを複数摺動可能に収納すると共に装置外へ移動して前記ディスクをイジェクトするドロワーとを備えたディスクプレーヤにおいて、前記ディスクのイジェクト時に前記ドロワー内で前記キャリッジは最下段から順にドロワー奥側方向へ位置をずらして重なるようにし、真上から前記ディスクを目視したとき全てのディスクの有無を確認でき、且つ手動にてスライドすることができるよう前記キャリッジを係止するようにし、イジェクト状態では、最上段のディスクはそのまま交換可能であり、下段のディスクは上段のキャリッジを動かしてから交換するようにしたことを特徴とするキャリッジ係止機構。
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