JP2012164408A - ディスクプレーヤ - Google Patents

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【課題】スイッチの使用数を増加させることなく、ディスクのチャッキング動作をスイッチで検出する。
【解決手段】ディスク挿入口に挿入されたディスクの周縁に当接して開閉揺動する検出アーム7Rと、検出アーム7Rを閉じる方向に付勢する付勢手段と、検出アーム7Rが僅かに開くと切り換わる第1のスイッチ66と、ディスクが小径ディスクの場合には到達しないが大径ディスク11Aの場合には到達する位置まで検出アーム7Rが開くと切り換わる第2のスイッチ67と、ターンテーブル80dをディスクに向けて移動させてチャッキングさせる駆動手段(回動カムプレート8)と、駆動手段に設けられ、ターンテーブル80dのチャッキング動作に対応して検出アーム7Rを揺動させて第1のスイッチ66を切り換える操作手段(凸部8n)を備えている。操作手段による第1のスイッチ66の切り換えによりディスクのチャッキング動作を検出する。
【選択図】図65

Description

本発明は、ディスクプレーヤに関する。更に詳しくは、本発明は、ディスクの搬送によって揺動される検出アームを有し、検出アームの揺動によりスイッチを操作してディスクの挿入や種類を検出するタイプのディスクプレーヤに関するものである。
従来のディスクプレーヤとして、特開2005−302215号公報に開示されたものがある。このディスクプレーヤでは、図111に示すように、ディスクの挿入を検出する左右一対の検出アーム101,102を備えており、一方の検出アーム101の回転によって2つのスイッチ103,104を操作することで、ディスクの挿入とディスクの種類(大径ディスク,小径ディスク)を検出している。
ディスク挿入口にディスクが挿入され、検出アーム101が僅かに開くと、第1のスイッチ103が切り換えられ、ディスクの挿入が検出される。そして、更に検出アーム101が開き、第2のスイッチ104が切り換えられると、挿入されたディスクが大径ディスクであると判断され、第2のスイッチ104が切り換えられずに第1のスイッチ103が再度操作されると、挿入されたディスクが小径ディスクであると判断される。
また、挿入されたディスクが大径ディスクであると判断した場合には、第2のスイッチ104が操作されてから所定時間経過後にチャッキングが終了したと推定され、ディスクをローディングするモータを停止させる。即ち、設計上のチャッキング終了までの時間に確実性を考慮した余裕時間を加えた時間(以下、モータ駆動継続時間という)を予め定めておき、このモータ駆動継続時間の経過後にモータを停止させている。一方、挿入されたディスクが小径ディスクであると判断した場合には、第1のスイッチ103の2度目の操作から所定のモータ駆動継続時間の経過後にモータを停止させている。
このディスクプレーヤでは高価なスイッチの使用数を2つに抑え、製造コストを安くしている。
特開2005−302215号公報
しかしながら、上記のディスクプレーヤでは、モータ駆動継続時間が第2のスイッチ104の操作(大径ディスクの場合)又は第1のスイッチ103の2度目の操作(小径ディスクの場合)から開始する時間となっており、ディスク搬送の比較的早い段階又は中盤の段階から開始するので、モータ駆動継続時間として設定される時間が比較的長い時間となる。そのため、以下の問題がある。即ち、搬送負荷の変動等により実際の搬送時間がモータ駆動継続時間から大きく外れることがある。実際の搬送時間がモータ駆動継続時間よりも長くなると、搬送の途中でモータが停止する虞がある。一方、実際の搬送時間がモータ駆動継続時間よりも短くなると、チャッキング終了後にもモータが長時間にわたり回転し続けることになり、モータの回転力伝達機構に過大な負荷がかかり、耐久性に悪影響を与えてしまう。
ここで、モータ駆動継続時間をできるだけ短い時間に設定することで実際の搬送時間とのずれを減少させることができ、これにより上記のような搬送途中でのモータの停止やチャッキング終了後にもモータが長時間にわたり回転し続けることを防止することが必要になる。しかしながら、モータ駆動継続時間として短い時間を設定するためにはディスク搬送動作の終盤段階、例えばチャッキング動作を検出する必要があり、チャッキング動作の検出のために新たにスイッチを追加すると、ディスクプレーヤの製造コストの増加を招いてしまう。
本発明は、スイッチの使用数を増加させることなく、ディスクのチャッキング動作をスイッチで検出することが可能なディスクプレーヤを提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために、本発明のディスクプレーヤは、ディスク挿入口に挿入されたディスクの周縁に当接して開閉揺動する検出アームと、検出アームを閉じる方向に付勢する付勢手段と、検出アームが僅かに開くと切り換わる第1のスイッチと、ディスクが小径ディスクの場合には到達しないが大径ディスクの場合には到達する位置まで検出アームが開くと切り換わる第2のスイッチと、ターンテーブルをディスクに向けて移動させてチャッキングさせる駆動手段と、駆動手段に設けられ、ターンテーブルのチャッキング動作に対応して検出アームを揺動させて第1のスイッチを切り換える操作手段を備え、ディスクのディスク挿入口への挿入により第1のスイッチが切り換わった後さらに第2のスイッチも切り換わった場合にディスクが大径ディスクであることを検出し、ディスクのディスク挿入口への挿入により第1のスイッチが切り換わった後、第2のスイッチが切り換わらずに第1のスイッチが再度切り換わった場合にディスクが小径ディスクであることを検出し、操作手段による第1のスイッチの切り換えによりディスクのチャッキング動作を検出するようにしている。
本発明によれば、ディスクの挿入を検出する第1のスイッチを利用してディスクのチャッキング動作を検出することができる。そのため、わざわざ別個にチャッキング検出用のスイッチを設ける必要がなくなり、スイッチの使用数の増加を抑えて製造コストの増加を防ぐことができる。
また、ディスクのチャッキング動作を検出することができるので、駆動手段を駆動させるモータの停止タイミングをチャッキング動作の検出に基づいて制御可能になる。そのため、モータの停止タイミングを例えばディスク搬送の比較的早い段階又は中盤の段階に基づいて制御する場合に比べて、上述のモータ駆動継続時間、即ちチャッキングが終了していないとの推定に基づいてモータを駆動し続ける時間が短くなる。そのため、モータ駆動継続時間に含める余裕時間(作動の確実性を考慮して余分に作動させる時間)を短くすることができ、その分だけディスク挿入口にディスクを挿入してから演奏が開始されるまでの時間を短くすることができる。そのため、ユーザの待ち時間を減らしてディスクプレーヤの使い勝手を向上させることができる。
また、モータ駆動継続時間として短い時間を設定できるので、実際のディスク搬送時間とのずれ(誤差)を減らすことができ、駆動力伝達系への負荷を軽減することができて耐久性を向上させることができると共に、ディスク搬送の確実性を向上させることができる。
さらに、ターンテーブルを上下動させる駆動手段に検出アームを揺動させる操作手段を設けているので、実際のチャッキング動作とその検出動作(第1のスイッチの切り換え)とをより確実に同期させることができ、ローディングする駆動力の停止タイミングをより正確なものにすることができる(ローディング負荷の大小、搬送時間の長短の影響を受け難い)。
本発明のディスクプレーヤの実施形態の一例を示し、上側ハウジングを取り外した状態を示す平面図である。 同ディスクプレーヤの上側ハウジング及びシャーシを取り外した状態を示す平面図である。 同ディスクプレーヤの外観を示し、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は側面図である。 モータの回転を伝える歯車列を示す断面図である。 スライドプレートと連結ギアとの噛み合いを説明するための図である。 シャーシを示す平面図である。 左側の検出アームを示し、(A)は平面図、(B)は側面図、(C)は底面図である。 右側の検出アームを示し、(A)は平面図、(B)は側面図、(C)は底面図である。 右側の検出アームに連結される作動レバーを示し、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は側面図である。 左側の検出アームに連結される作動レバーを示し、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は側面図である。 左側のディスクセンタリングガイドを示し、(A)は平面図、(B)は側面図、(C)は底面図である。 左側の退避レバーを示し、(A)は平面図、(B)は側面図、(C)は正面図である。 右側のディスクセンタリングガイドを示し、(A)は平面図、(B)は側面図、(C)は底面図である。 左側の退避レバーを示し、(A)は平面図、(B)は側面図、(C)は正面図である。 第1のディスクエンド検知レバーを示し、(A)は平面図、(B)は側面図である。 スライドアームを示し、(A)は平面図、(B)は側面図、(C)は正面図である。 スライドアームがスライドプレートを移動させて第1のラックを中間媒介歯車に噛み合わせる様子を示す図である。 スライドプレートを示し、(A)は回動カムプレートが配置される方向とは逆方向からみた側面図、(B)は平面図、(C)は回動カムプレート側からみた側面図、(C)は底面図である。 連結ギアを示し、(A)は平面図、(B)は側面図である。 回動カムプレートを示し、(A)は平面図、(B)は正面図である。 ストッパプレートを示し、(A)は平面図、(B)は側面図、(C)は正面図である。 ストッパプレートを示し、(A)は平面図、(B)は側面図、(C)は正面図である。 第2のディスクエンド検知レバーを示し、(A)は平面図、(B)は側面図、(C)は底面図である。 トラバースユニットを示し、(A)は平面図、(B)は側面図である。 左側の操作レバーを示し、(A)は平面図、(B)は側面図、(C)は底面図である。 右側の操作レバーを示し、(A)は平面図、(B)は側面図、(C)は底面図である。 左側のガイドベースを示し、(A)は平面図、(B)は側面図、(C)は正面図である。 右側のガイドベースを示し、(A)は平面図、(B)は側面図、(C)は正面図である。 操作レバーとスライドカムプレートとシャッタアームの連結の様子を示し、(A)は平面図、(B)は正面図である。 右側の回動アームが搬送ローラを下げる(退避させる)様子を示す正面図である。 左側の回動アームを示し、(A)は平面図、(B)は搬送ローラとは反対側の側面図、(C)は搬送ローラ側の側面図である。 右側の回動アームを示し、(A)は平面図、(B)は搬送ローラ側の側面図、(C)は搬送ローラとは反対側の側面図である。 スライドカムプレートに設けられた左右一対のカム板がシャッタアームの凸部を移動させる様子を示す正面図である。 シャッタアームを示し、(A)は平面図、(B)は側面図、(C)は正面図である。 シャッタアームが揺動する様子を示す図である。 トラバースユニット及びシャッタアームの動きを説明するための図で、(A)はディスクが挿入される前の待機状態を示す図、(B)は(A)に続く状態を示す図、(C)は(B)に続く状態を示す図、(D)は(C)に続く状態を示す図、(E)は(D)に続く状態を示す図、(F)は(E)に続く状態を示す図である。 トラバースユニットの凸部の動きを説明するための図で、(A)は左側の凸部の動きを示す図、(B)は右側の凸部の動きを示す図である。 挿入されたディスクが大径ディスクである場合のローディング動作を示し、ディスクが挿入される前の待機状態を示す図である。 挿入されたディスクが大径ディスクである場合のローディング動作を示し、図38に続く状態を示す図である。 挿入されたディスクが大径ディスクである場合のローディング動作を示し、図39に続く状態を示す図である。 挿入されたディスクが大径ディスクである場合のローディング動作を示し、図40に続く状態を示す図である。 挿入されたディスクが大径ディスクである場合のローディング動作を示し、図41に続く状態を示す図である。 挿入されたディスクが大径ディスクである場合のローディング動作を示し、図42に続く状態を示す図である。 挿入されたディスクが大径ディスクである場合のローディング動作を示し、図43に続く状態を示す図である。 挿入されたディスクが大径ディスクである場合のローディング動作を示し、図44に続く状態を示す図である。 挿入されたディスクが大径ディスクである場合のローディング動作を示し、図45に続く状態を示す図である。 挿入されたディスクが大径ディスクである場合のローディング動作を示し、図46に続く状態を示す図である。 挿入されたディスクが大径ディスクである場合のローディング動作を示し、図47に続く状態を示す図である。 挿入されたディスクが大径ディスクである場合のローディング動作を示し、図48に続く状態を示す図である。 挿入されたディスクが大径ディスクである場合のローディング動作を示し、図49に続く状態を示す図である。 挿入されたディスクが大径ディスクである場合のローディング動作を示し、図50に続く状態を示す図である。 挿入されたディスクが大径ディスクである場合のローディング動作を示し、図51に続く状態を示す図である。 挿入されたディスクが大径ディスクである場合のローディング動作を示し、図52に続く状態を示す図である。 挿入されたディスクが大径ディスクである場合のローディング動作を示し、図53に続く状態を示す図である。 挿入されたディスクが大径ディスクである場合のローディング動作を示し、図54に続く状態を示す図である。 挿入されたディスクが大径ディスクである場合のローディング動作を示し、図55に続く状態を示す図である。 挿入されたディスクが大径ディスクである場合のローディング動作を示し、図56に続く状態を示す図である。 挿入されたディスクが大径ディスクである場合のローディング動作を示し、図57に続く状態を示す図である。 挿入されたディスクが大径ディスクである場合のローディング動作を示し、図58に続く状態を示す図である。 挿入されたディスクが大径ディスクである場合のローディング動作を示し、図59に続く状態を示す図である。 挿入されたディスクが大径ディスクである場合のローディング動作を示し、図60に続く状態を示す図である。 挿入されたディスクが大径ディスクである場合のローディング動作を示し、図61に続く状態を示す図である。 挿入されたディスクが大径ディスクである場合のローディング動作を示し、図62に続く状態を示す図である。 挿入されたディスクが大径ディスクである場合のローディング動作を示し、図63に続く状態を示す図である。 挿入されたディスクが大径ディスクである場合のローディング動作を示し、図64に続く状態を示す図である。 挿入されたディスクが大径ディスクである場合のローディング動作を示し、図65に続く状態を示す図である。 挿入されたディスクが大径ディスクである場合のローディング動作を示し、図66に続く状態を示す図である。 挿入されたディスクが大径ディスクである場合のローディング動作を示し、図67に続く状態を示す図である。 挿入されたディスクが大径ディスクである場合のローディング動作を示し、図68に続く状態を示す図である。 挿入されたディスクが大径ディスクである場合のローディング動作を示し、図69に続く状態を示す図である。 挿入されたディスクが大径ディスクである場合のローディング動作を示し、図70に続く状態を示す図である。 挿入されたディスクが大径ディスクである場合のローディング動作を示し、図71に続く状態を示す図である。 挿入されたディスクが大径ディスクである場合のローディング動作を示し、図72に続く状態を示す図である。 挿入されたディスクが大径ディスクである場合のローディング動作を示し、図73に続く状態を示す図である。 挿入されたディスクが大径ディスクである場合のローディング動作を示し、図74に続く状態を示す図である。 挿入されたディスクが大径ディスクである場合のローディング動作を示し、図75に続く状態を示す図である。 挿入されたディスクが大径ディスクである場合のローディング動作を示し、図76に続く状態を示す図である。 挿入されたディスクが大径ディスクである場合のローディング動作を示し、図77に続く状態を示す図である。 挿入されたディスクが大径ディスクである場合のローディング動作を示し、図78に続く状態を示す図である。 挿入されたディスクが大径ディスクである場合のローディング動作を示し、図79に続く状態を示す図である。 挿入されたディスクが小径ディスクである場合のローディング動作を示し、図38に続く状態を示す図である。 挿入されたディスクが小径ディスクである場合のローディング動作を示し、図81に続く状態を示す図である。 挿入されたディスクが小径ディスクである場合のローディング動作を示し、図82に続く状態を示す図である。 挿入されたディスクが小径ディスクである場合のローディング動作を示し、図83に続く状態を示す図である。 挿入されたディスクが小径ディスクである場合のローディング動作を示し、図84に続く状態を示す図である。 挿入されたディスクが小径ディスクである場合のローディング動作を示し、図85に続く状態を示す図である。 挿入されたディスクが小径ディスクである場合のローディング動作を示し、図86に続く状態を示す図である。 挿入されたディスクが小径ディスクである場合のローディング動作を示し、図87に続く状態を示す図である。 挿入されたディスクが小径ディスクである場合のローディング動作を示し、図88に続く状態を示す図である。 挿入されたディスクが小径ディスクである場合のローディング動作を示し、図89に続く状態を示す図である。 挿入されたディスクが小径ディスクである場合のローディング動作を示し、図90に続く状態を示す図である。 挿入されたディスクが小径ディスクである場合のローディング動作を示し、図91に続く状態を示す図である。 挿入されたディスクが小径ディスクである場合のローディング動作を示し、図92に続く状態を示す図である。 挿入されたディスクが小径ディスクである場合のローディング動作を示し、図93に続く状態を示す図である。 挿入されたディスクが小径ディスクである場合のローディング動作を示し、図94に続く状態を示す図である。 挿入されたディスクが小径ディスクである場合のローディング動作を示し、図95に続く状態を示す図である。 挿入されたディスクが小径ディスクである場合のローディング動作を示し、図96に続く状態を示す図である。 挿入されたディスクが小径ディスクである場合のローディング動作を示し、図97に続く状態を示す図である。 挿入されたディスクが小径ディスクである場合のローディング動作を示し、図98に続く状態を示す図である。 挿入されたディスクが小径ディスクである場合のローディング動作を示し、図99に続く状態を示す図である。 大径ディスクをセンタリングしながらローディングする様子を示し、大径ディスクが左側にずれて挿入された状態を示す図である。 大径ディスクをセンタリングしながらローディングする様子を示し、大径ディスクが右側にずれて挿入された場合にディスク挿入口によってセンタリングされる状態を示す図である。 大径ディスクをセンタリングしながらローディングする様子を示し、図102に続く状態を示す図である。 小径ディスクをセンタリングしながらローディングする様子を示し、小径ディスクが左側にずれて挿入された状態を示す図である。 小径ディスクをセンタリングしながらローディングする様子を示し、小径ディスクが右側にずれて挿入された状態を示す図である。 小径ディスクをセンタリングしながらローディングする様子を示し、図105に続く状態を示す図である。 大径ディスクをローディングする場合のスイッチのオン・オフ動作とモータの回転のタイミングを示す図である。 小径ディスクをローディングする場合のスイッチのオン・オフ動作とモータの回転のタイミングを示す図である。 大径ディスクをイジェクトする場合のスイッチのオン・オフ動作とモータの回転のタイミングを示す図である。 小径ディスクをイジェクトする場合のスイッチのオン・オフ動作とモータの回転のタイミングを示す図である。 従来のディスクプレーヤを示す図である。
以下、本発明の構成を図面に示す形態に基づいて詳細に説明する。本実施形態では、ディスクを寝かせた状態で挿入するタイプのディスクプレーヤについて説明する。ただし、ディスクを寝かせた状態で挿入するタイプのディスクプレーヤに限るものではなく、例えばディスクを立てた状態で挿入するタイプのディスクプレーヤ等であっても良い。また、本実施形態では、直径の異なる2種類のディスク(直径12cmの大径ディスクと直径8cmの小径ディスク)の取り扱いが可能なディスクプレーヤについて説明する。ただし、必ずしも2種類のディスクの取り扱いが可能なディスクプレーヤに限るものではなく、1種類のディスクの取り扱いが可能なディスクプレーヤ等であっても良い。
なお、本実施形態では、ディスク挿入口からディスクプレーヤ内の奥に向かう方向をローディング方向といい、ディスクプレーヤ内の奥からディスク挿入口に向かう方向をイジェクト方向という。また、特に大径ディスクと小径ディスクとの区別が必要な場合には異なる符号(大径ディスク11A,小径ディスク11B)を付して両者を区別する。
図1〜図37にディスクプレーヤを示す。シャーシ1はディスクプレーヤの筐体を構成する下側ハウジング12と上側ハウジング17との間に挟み込まれており、シャーシ1と上側ハウジング17との間にディスク搬送路W及びディスク演奏空間Sになっている。また、筐体の前面開口はディスク挿入口81が設けられた前面パネル40によって塞がれている。ディスク挿入口81はディスク搬送路Wに臨んで形成されている。
シャーシ1と下側ハウジング12との間の機構収容空間83には一対の検出アーム7L,7R、一対のスイッチ66,67、スライドカムプレート70、シャッタアーム22、回動カムプレート8、作動レバー15、作動レバー16、連結ギア32、操作レバー38、操作レバー2L,2R、ストッパプレート65、駆動力切換レバー46、退避レバー9R,退避レバー9L、モータ37、スライドプレート36、搬送ローラ18、左右の回動アーム4L,4R、トラバースユニット80が配置されている(図2)。
また、シャーシ1と上側ハウジング17との間にはディスクセンタリングガイド3L,3R、第1のディスクエンド検知レバー41、スライドアーム6L、ストッパプレート6R、第2のディスクエンド検知レバー62、ガイドベース5L,5Rが配置されている(図1)。
一対の検出アーム7L,7Rはディスク挿入口81の近傍に設けられている。左側の検出アーム7Lを図7に示す。左側の検出アーム7Lは軸孔7Laをシャーシ1(図6)の下面に設けられた軸部1aに揺動自在に取り付けており、その先端に設けられた検出凸部7Lbをシャーシ1のスリット1bからディスク搬送路Wに突出させている。また、検出アーム7Lのシャーシ1対向面にはシャーシ1の下面に設けられたガイド溝1cに挿入される凸部7Lcが設けられている。スリット1b及びガイド溝1cは軸部1aを中心とした円弧形状を成しており、検出アーム7Lの揺動を可能にしている。
右側の検出アーム7Rを図8に示す。右側の検出アーム7Rは軸孔7Raをシャーシ1の下面に設けられた軸部1dに揺動自在に取り付けており、その先端に設けられた検出凸部7Rbをシャーシ1のスリット1eからディスク搬送路Wに突出させている。また、検出アーム7Rのシャーシ1対向面にはシャーシ1の下面に設けられたガイド溝1fに挿入される凸部7Rcが設けられている。スリット1e及びガイド溝1fは軸部1dを中心とした円弧形状を成しており、検出アーム7Rの揺動を可能にしている。
検出アーム7Rには作動レバー16が連結されている。作動レバー16を図9に示す。本実施形態では、検出アーム7Rに設けた凸部7Rdを作動レバー16に設けた連結スリット16aに挿入することで検出アーム7Rと作動レバー16を連結しているが、検出アーム7Rに連結スリットを設け、作動レバー16に凸部を設けるようにしても良く、その他の連結構造でも良い。作動レバー16にはシャーシ1の幅方向に伸びるスリット16b,16bが設けられており、スリット16b,16bにはシャーシ1の下面に設けられたガイド凸部1g,1gが挿入されている。したがって、検出アーム7Rが軸部1dを中心に揺動すると、作動レバー16がシャーシ1の幅方向に移動する。作動レバー16の先端にはディスクセンタリングガイド3Lを揺動させるアーム部16cが設けられている。また、検出アーム7Rの回動カムプレート8側の部分には後述の回動カムプレート8の凸部8nによって押される凸部7Rfが設けられている。本実施形態では軸孔7Raの近傍に凸部7Rfを設けている。
検出アーム7Lには作動レバー15が連結されている。作動レバー15を図10に示す。本実施形態では、検出アーム7Lに設けた凸部7Lcを作動レバー15に設けた連結スリット15aに挿入することで検出アーム7Lと作動レバー15を連結しているが、検出アーム7Lに連結スリットを設け、作動レバー15に凸部を設けるようにしても良く、その他の連結構造でも良い。作動レバー15は作動レバー16の上に重ねるように配置され、相対移動可能になっている。作動レバー15にはシャーシ1の幅方向に伸びるスリット15b,15bが設けられており、スリット15b,15bにはシャーシ1の下面に設けられたガイド凸部1g,1gが挿入されている。したがって、検出アーム7Lが軸部1aを中心に揺動すると、作動レバー15がシャーシ1の幅方向に移動する。作動レバー15の先端にはディスクセンタリングガイド3Rを揺動させるアーム部15cが設けられている。
作動レバー15と作動レバー16との間にはスプリング91が圧縮された状態で設けられており、各アーム部15c,16cをディスクセンタリングガイド3R,3Lから引き離す方向に付勢している。したがって、検出アーム7R,7Lは図1,図2に示す待機位置に向けて(検出凸部7Rb,7Lbを閉じる方向に)常時付勢されている。即ち、スプリング91が左右の検出アーム7L,7Rを閉じる方向に付勢する付勢手段である。
2本の検出アーム7L,7Rのうちいずれか一方には、第1のスイッチ66及び第2のスイッチ67をオンオフ操作する操作部が設けられている。本実施形態では、右側の検出アーム7Rに操作部7Reが設けられている。第1のスイッチ66及び第2のスイッチ67は回路基板68に取り付けられ、検出アーム7Rの近傍に配置されている。各スイッチ66,67には出没可能な凸部が設けられており、凸部が突出している状態では信号を出力しない(オフ状態)が、凸部が押し込まれると信号を出力する(オン状態となる)。ただし、凸部が突出している状態をオン状態、凸部が押し込まれている状態をオフ状態としても良い。信号は図示しないディスクプレーヤの制御部に供給される。
また、操作部が設けられていない方の検出アームに連結されている作動レバー、本実施形態では左側の検出アーム7Lに連結されている作動レバー15には、当該検出アーム7L側にディスク11がずれて挿入された場合に反対側の検出アーム7Rを揺動させるセンターずれ連動手段が設けられている。本実施形態では、センターずれ連動手段として検出アーム7Rに設けた凸部7Rcに当たる押圧部15dが設けられている。
一対のディスクセンタリングガイド3L,3Rは、搬送されるディスク11によって押し回されながら当該ディスク11の軸方向(ディスクプレーヤの高さ方向)の位置をガイド(高さガイド)すると共に、当該ディスク11が小径ディスク11Bである場合にはディスク搬送路Wの中央からのずれを修正するものである。
左側のディスクセンタリングガイド3Lを図11に示す。ディスクセンタリングガイド3Lは、シャーシ1の上面に形成された凹部に配置され、シャーシ1の軸部1hに軸孔部3Laを挿入することで揺動自在に取り付けられている。ディスクセンタリングガイド3Lのアーム部3Lbにはディスク搬送路Wに突出する凸部3Lcが設けられている。ディスクセンタリングガイド3Lはスプリング93によって図1に示す位置(待機位置)に向けて付勢されている。ディスクセンタリングガイド3Lには退避操作用の凸部3Ldが設けられており、ディスク11がチャッキング位置Pに搬送されると、左側の退避レバー9Lによってディスク11の径方向外側に退避される。
左側の退避レバー9Lを図12に示す。退避レバー9Lはディスクセンタリングガイド3Lと回動カムプレート8の間にローディング方向に移動可能に設けられており、凸部9Laを回動カムプレート8の円弧溝8mに挿入している。円弧溝8mは回動カムプレート8の回動中心を中心とする円弧形状を成している。凸部9Laはディスク11がチャッキング位置Pに到達するまでは円弧溝8m内を相対移動(空移動)するので退避レバー9Lは回動カムプレート8によって移動されることがない。しかしながら、ディスク11がチャッキング位置Pに到達すると、凸部9Laが円弧溝8mの端の壁に当たり、以降、回動カムプレート8の回動に伴って退避レバー9Lはローディング方向に移動される。この移動により退避レバー9Lの凸部9Lbがディスクセンタリングガイド3Lの退避操作用凸部3Ldに当たり、ディスクセンタリングガイド3Lを揺動させて凸部3Lcをディスク11の径方向外側に移動させる(ディスク演奏空間Sから退避)。
右側のディスクセンタリングガイド3Rを図13に示す。ディスクセンタリングガイド3Rは、シャーシ1の上面に形成された凹部に配置され、シャーシ1の軸部1iに軸孔部3Raを挿入することで揺動自在に取り付けられている。ディスクセンタリングガイド3Rのアーム部3Rbにはディスク搬送路Wに突出する凸部3Rcが設けられている。ディスクセンタリングガイド3Rはスプリング92によって図1に示す位置(待機位置)に向けて付勢されている。ディスクセンタリングガイド3Rには退避操作用の凸部3Rdが設けられており、ディスク11がチャッキング位置Pに搬送されると、右側の操作レバー2Rによって揺動された右側の退避レバー9Rによってディスク11の径方向外側に退避される。
右側の退避レバー9Rを図14に示す。右側の退避レバー9Rはディスクセンタリングガイド3Rと回動カムプレート8の間に移動可能に設けられており、一端にはディスクセンタリングガイド3Rの退避操作用凸部3Rdに当たる凸部9Rbが、他端には操作レバー2Rの連結凸部2Rdが挿入される連結スリット9Raがそれぞれ設けられている。したがって、回動カムプレート8の回動によって操作レバー2Rが揺動されると、退避レバー9Rが移動して凸部9Rbがディスクセンタリングガイド3Rの退避操作用凸部3Rdに当たり、ディスクセンタリングガイド3Rを揺動させて凸部3Rcをディスク11の径方向外側に移動させる(ディスク演奏空間Sから退避)。
第1のディスクエンド検知レバー41を図15に示す。第1のディスクエンド検知レバー41は、レバー本体41aからアーム部41bを延出させており、シャーシ1の上面に形成された凹部にレバー本体41aを配置すると共に、シャーシ1の孔1jに軸部41cを挿入することでシャーシ1に揺動自在に取り付けられている。レバー本体41aには、挿入されたディスク11が小径ディスク11Bである場合にスライドアーム6Lを移動させる第1の作動部41dと、挿入されたディスク11が大径ディスク11Aである場合にスライドアーム6Lを移動させる第2の作動部41eと、ディスクローディング時にディスク11がチャッキングされディスクローディングが終了する直前に回動する回動カムプレート8に当たる突片41fが設けられている。突片41fはシャーシ1のスリット1jjからシャーシ1と下側ハウジング12との間の機構収容空間83に突出している。また、アーム部41bにはディスクローディング時に最初にディスク11に当たる第1の検知部41gと、ディスク11が所定位置まで搬送されるとディスク11に当たる第2の検知部41hが設けられている。第1の検知部41g及び第2の検知部41hはディスク11の下面をガイドする庇状の下ガイドとディスク11の上面をガイドする庇状の上ガイドが設けられており、上下のガイド間にディスク11の周面を当てることでディスク11の搬送方向先端部分の高さ出しを行うことができる。ディスクエンド検知レバー41はスプリング94によってアーム部41bをディスク11に押し付ける方向、換言すると、図1に示す位置(待機位置)に向けて付勢されている。第1のディスクエンド検知レバー41は、待機位置ではシャーシ1の凸部1ggに度当たりして位置決めされている。
スライドアーム6Lを図16に示す。スライドアーム6Lは、ディスクエンド検知レバー41のレバー本体41aの近傍に配置され、底面に形成された凸部6Laをシャーシ1のガイド孔1kに通してシャーシ1と下側ハウジング12との間の機構収容空間83に突出させている。凸部6Lはスライドプレート36の凸部36aにディスクプレーヤの奥側から接触してスライドプレート36をイジェクト方向に移動させることができる(図17)。
スライドプレート36を図18に示す。スライドプレート36は、ディスクプレーヤの奥側の待機位置(図38の位置)と手前側のプレイ位置(図80の位置)との間でスライド可能である。スライドプレート36の上面には、中間媒介歯車29のピニオンギア29aに噛み合い可能な第1のラック36bが設けられている。中間媒介歯車29はシャーシ1の軸受部1lに回転自在に支持されている。
図4にモータ37の回転を伝える歯車列を示す。中間媒介歯車29の大径ギア29bはギア35の小径ギア35aに常時噛み合っている。ギア35には小径ギア35a、大径ギア35b、中径ギア35cが設けられており、これらは一体回転する。駆動源であるモータ37の回転がプーリ24→ベルト44→プーリ34→ギア34→大径ギア35b→小径ギア35a→中間媒介歯車29へと伝達される。プーリ34とギア34は同軸上に一体成形されている。また、ギア35の中径ギア35cの回転は、中径ギア35c→ギア30の大径ギア30a→小径ギア30b→クラッチギア47→ローラ駆動ギア33→搬送ローラ18へと伝達される。ギア35はシャーシ1に設けられた軸部1mに、クラッチギア47はシャーシ1に設けられた軸部1nにそれぞれ回転自在に支持されている。また、プーリ34及びギア34とギア30はシャーシ1に固定された支軸48に回転自在に支持されている。ローラ駆動ギア33は搬送ローラ18のシャフト18aに嵌め込まれて固定されている。ギア35、ギア34、ギア30、クラッチギア47、リターンスプリング49、ローラ駆動ギア33はシャーシ1に取り付けられたカバー部材45に覆われており、シャーシ1からの外れを防止されている。カバー部材45はシャーシ1に対して取り外し可能である。モータ37はディスクプレーヤの制御部によって操作される。
クラッチギア47は軸部1nに対して軸方向に移動可能になっている。クラッチギア47はリターンスプリング49によってローラ駆動ギア33に噛み合う位置(伝達位置)に向けて付勢されている(図4)。クラッチギア47は駆動力切換レバー46によってローラ駆動ギア33から切り離された位置(切断位置)に移動される(図60)。クラッチギア47は小径ギア30bに対して常時噛み合っている。
駆動力切換レバー46は、シャーシ1の下面に設けられた軸部1oに回転自在に支持されており、スライドプレート36のカム斜面36cに当たる凸部46aを有している。スライドプレート36がイジェクト方向に移動すると、凸部46aがカム斜面36cに押されることで駆動力切換レバー46はクラッチギア47側に揺動し、クラッチギア47を切断位置に向けて移動させる。一方、スライドプレート36がローディング方向に移動すると、カム斜面36cによる凸部46aへの押圧が解除され、リターンスプリング49のばね力によってクラッチギア47を介して元の位置(図4の位置)戻される。
また、スライドプレート36の内側面には、連結ギア32の入力ギア32aに噛み合い可能な第2のラック36dが設けられている。第2のラック36dの1番目の歯(入力ギア32a側の歯)36eは2枚の歯を連続させた場合の歯厚と同じ歯厚を有している(図5)。また、1番目の歯36eの手前側の歯溝(第1歯溝)36fは他の歯溝よりも幅が広く、トリガーストローク(スライドアーム6Lがディスクエンド検知レバー41によって押されて移動を開始してからスライドプレート36に当たるまでの空移動距離)と同じ幅を有している。また、第1歯溝36fの高さHaは他の歯溝の高さHbよりも低くなっている(Ha<Hb)。
連結ギア32はシャーシ1の下面に設けられた軸部1hに回転自在に取り付けられている。図19に連結ギア32を示す。連結ギア32は、スライドプレート36の第2のラック36dに噛み合っている大径の入力ギア32aと、回動カムプレート8のギア部8aに噛み合っている小径の出力ギア32bより構成され、これらは同軸上に配置され一体に形成されている。
入力ギア32aには、待機位置(図38の位置)に移動しているスライドプレート36との干渉を避けるための第1の欠歯部32iと、スライドプレート36が中間媒介歯車29に噛み合うまで入力ギア32aとの噛み合いを遅らせて空移動させるための第2の欠歯部32cが設けられている。本実施形態では、第1の欠歯部32iとして歯4本分のスペースが、第2の欠歯部32cとして歯1本分のスペースがそれぞれ設けられており、これらは第1の歯32dを挟んでその両側に配置されている。即ち、入力ギア32aがスライドプレート36に噛み合う方向において、第1の欠歯部32i,第1の歯32d,第2の欠歯部32c,第2の歯32e,第3の歯32f,第4の歯32g,…の順序になっている。
入力ギア32aの第1の歯32dの高さをH1、第2の歯32eの高さをH2、その他の歯の高さをH0とすると、H1<H0<H2となっている。第1の歯32dの高さH1はスライドプレート36の第2のラック36dの第1歯溝36fの高さHaよりも低く、第2の歯32eの高さH2は高さHaよりも高くなっている(H1<Ha<H2)。したがって、第1の歯32dは第1歯溝36fに入り込んで第2のラック36dの1番目の歯36eに噛み合うことができるが、第2の歯32eは第1歯溝36fに入り込むことができず、したがって、第2の歯32eは第2のラック36dの1番目の歯36eに噛み合うことができない。かかる構成により、上記スライドプレート36の空移動を確実なものにし、モータ37の駆動力が中間媒介歯車29を介して伝えられる前のディスク11の搬送による移動中には余分な抵抗力がかからないようにしている。なお、入力ギア32aの第2の歯32eの高さH2と、第1及び第2の歯32d,32e以外の歯の高さH0は、スライドプレート36の第2のラック36dの第1歯溝36f以外の歯溝の高さHbよりも低くなっており(H0<H2<Hb)、第2の歯32eと第1及び第2の歯32d,32e以外の歯とはスライドプレート36の移動に伴い第2のラック36dに噛み合い、入力ギア32a即ち連結ギア32は回転する。
なお、本実施形態では出力ギア32bの回動カムプレート8のギア部8aに噛み合わない領域を欠歯部32hとしているが、この領域に歯(働かない歯)を設けても良い。
スライドプレート36はシャーシ1との間に設けられたリターンスプリング95のばね力によって待機位置(図38の位置)に向けて付勢されている。
回動カムプレート8は例えばU字形状を成しており、シャーシ1の切り欠き孔1pの円弧状の縁に沿って初期位置(図1に示す位置)から図80に示す位置まで回動可能になっている。回動カムプレート8を図20に示す。回動カムプレート8の内側縁には、シャーシ1の切り欠き孔1pの円弧状の縁に摺動することで当該回動カムプレート8の回動をガイドする左右一対の円弧状のガイドプレート8b,8cが設けられている。
回動カムプレート8の連結ギア32に対向する位置には連結ギア32の出力ギア32bに噛み合うギア部8dが設けられている。したがって、連結ギア32が回転すると回動カムプレート8はシャーシ1の切り欠き孔1pの縁に沿って回動する。回動カムプレート8のディスクセンタリングガイド3L側の先端部は二股形状を成しており、回動角度が所定角度に達するとストッパプレート65を外す方向に操作する第1の作動部8eと、ディスク11が大径ディスク11Aである場合に第1の作動部8eがストッパプレート65を操作した直後に第1のディスクエンド検知レバー41を大径ディスク11Aの径方向外側に移動させる(退避させる)第2の作動部8fと、ディスク11が小径ディスク11Bである場合に第1のディスクエンド検知レバー41を移動させる第3の作動部8gが設けられている。第1の作動部8e及び第2の作動部8fは回動カムプレート8の先端の凸形状部分に、第3の作動部8gは第1の作動部8eと第2の作動部8fとの間の凹形状部分にそれぞれ設けられている。
ストッパプレート65を図21に示す。ストッパプレート65は、大径ディスク11Aをチャッキング位置Pに位置決めする位置に第1のディスクエンド検知レバー41を位置決めして停止させるもので、その軸部65aをシャーシ1の上面に設けられた軸孔1qに挿入することでシャーシ1に揺動自在に取り付けられている。ストッパプレート65は、ストッパ部65bを第1のディスクエンド検知レバー41の凸部41iの移動経路上に配置する作動位置(図1,図57,図67の位置)と、ストッパ部65bを凸部41iの移動経路からずらす解除位置(図73の位置)との間で揺動可能であり、通常は第1のディスクエンド検知レバー41を付勢しているスプリング94によって作動位置に位置決めされている。ストッパプレート65には回動カムプレート8の移動領域に突出し回動カムプレート8の第1の作動部8eによって操作される凸片65cが設けられている。
また、回動カムプレート8のディスクセンタリングガイド3R側の端部近傍には、回動カムプレート8の回動によりディスク11がチャッキングされた後ストッパプレート6Rの第2の凸部6Rbをディスクから離す方向に回動操作する第4の作動部8hが設けられている。
ストッパプレート6Rを図22に示す。ストッパプレート6Rは、搬送されるディスク11が小径ディスク11Bである場合に小径ディスク11Bをチャッキング位置Pに位置決めする位置に第2のディスクエンド検知レバー62を位置決めして停止させると共に、小径ディスク11がチャッキングされた後に第2のディスクエンド検知レバー62を小径ディスク11Bの径方向外側に移動させる(退避させる)もので、シャーシ1の上面に設けられた軸孔部1rに軸部6Rdを挿入することで揺動自在に取り付けられている。
ストッパプレート6Rには第1の凸部6Ra、第2の凸部6Rb,ストッパ部6Rcが設けられている。ストッパプレート6Rは、ストッパ部6Rcを第2のディスクエンド検知レバー62の第1の凸部62aに対向させて係止可能にする作動位置(図1、図83の位置)と、第2のディスクエンド検知レバー62をディスク搬送路Wから退避させる退避操作位置(図100の位置)との間で揺動可能であり、リターンスプリング96によって作動位置に向けて付勢されている。第1の凸部6Raはストッパプレート6Rの下面に設けられており、シャーシ1に設けられたスリット1tから機構収容空間83に突出し、回動カムプレート8の第4の作動部8hによって操作可能となっている。第2の凸部6Rbはストッパプレート6Rの先端部上面に設けられている。第2の凸部6Rbはディスク搬送路Wに進出可能であり、大径ディスク11Aが搬送されてきた場合にその縁に当たり押し回される。一方、小径ディスク11Bが搬送されてきた場合にはディスクエンド検知レバー62が先に小径ディスク11Bに当たり当該小径ディスク11Bを停止させるために第2の凸部6Rbは小径ディスク11Bには接触しない。ストッパ6Rcはストッパプレート6Rの先端部に設けられており、ディスクエンド検知レバー62の第1の凸部62aに当たって係止可能であると共に、揺動した場合に第2のディスクエンド検知レバー62を揺動させることができる。
第2のディスクエンド検知レバー62を図23に示す。第2のディスクエンド検知レバー62はディスク11のチャッキング位置Pよりも奥側に配置されており、その軸孔部62bをシャーシ1の上面の軸部1sに回動自在に嵌め込んで支持されている。第1の凸部62aはディスクエンド検知レバー62の下面に設けられている。また、第1の凸部62aのディスク搬送路W側には第2の凸部62cが設けられている。第2の凸部62cはディスク搬送路Wに進出可能となっており、搬送されるディスク11が小径ディスク11Bである場合に当該小径ディスク11Bをチャッキング位置Pに位置決めする。第2のディスクエンド検知レバー62はスプリング99によって第2の凸部62cをディスク11に押し付ける方向、換言すると、図1に示す位置(待機位置)に向けて付勢されている。第2のディスクエンド検知レバー62は、待機位置ではシャーシ1の凸部1hhに度当たりして位置決めされている。
回動カムプレート8の各ガイドプレート8b,8cにはトラバースユニット80を上下動させるカム孔8o,8pが設けられている。トラバースユニット80を図24に示す。トラバースユニット80は、サブシャーシ80cにターンテーブル80dやピックアップ80eを組み付けて一体化させたものであり、回動カムプレート8のガイドプレート8b,8cに対向する位置にはカム孔8o,8pに挿入される凸部80a,80bが設けられている。また、トラバースユニット80の奥側(ディスク挿入口81とは反対側)の端部には取付部80h,80hが設けられており、取付部80h,80hは弾性ブッシュ82,82によってシャーシ1の下面に揺動自在に連結されている。したがって、回動カムプレート8が回動すると、弾性ブッシュ82,82を弾性変形させながらトラバースユニット80の手前側端が取付部80h,80hを結ぶ軸線を中心に上下動する。即ち、回動カムプレート8がターンテーブル80dをディスク11に向けて移動させてチャッキングさせる駆動手段である。
ターンテーブル80dのディスク中心孔挿入部80fの上面周縁には、ディスク11をチャッキングする係止部80gが設けられている。本実施形態では、係止部80gを中心孔挿入部80fの周方向に等間隔で3箇所に設けている。ただし、係止部80gの数はこれに限るものではない。係止部80gはディスク中心孔挿入部80fに対して出没可能となっており、図示しないスプリングによって突出する方向に付勢されている。トラバースユニット80を上昇させてディスク中心孔挿入部80fをディスク11の中心孔に挿入すると、中心孔の縁に押されて係止部80gが引っ込み、係止部80gが中心孔を通り抜けると当該係止部80gは突出して中心孔の周縁を係止する。これによりチャッキングが行われる(図36)。このとき、各係止部80gがディスク11の中心孔を完全に通り抜けるようにするために、トラバースユニット80をディスク演奏時の高さよりも高い位置に一旦上昇させてから、ディスク演奏時の高さまで下降させる(図36(D)→(E)→(F))。上側ハウジング17には孔17aが設けられているので、トラバースユニット80をディスク演奏時の高さよりも高い位置に一旦上昇させても、ディスク中心孔挿入部80fが上側ハウジング17に接触することがない。また、トラバースユニット80をディスク演奏時の高さに下降させることで、演奏時にディスク11が上側ハウジング17に接触することを防止する。
ディスク11の演奏終了後、トラバースユニット80を下降させてターンテーブル80dのディスク中心孔挿入部80fをディスク11の中心孔から引き抜き、係止部80gをディスク11の中心孔から外すことで、ディスク11のチャッキングが解除される。チャッキング解除時にはディスク11はターンテーブル80dの近傍でシャーシ1に設けられた凸部1iiにより下降を妨げられることによりディスク中心孔挿入部80fがディスク11の中心孔から引き抜かれる。また同時にディスク11は搬送ローラ18,18とガイドベース5L,5Rとで挟持されているので、トラバースユニット80の下降によってディスク11の中心孔からディスク中心孔挿入部80fを引き抜くことができる。
また、回動カムプレート8の上面には、左右の操作レバー2R,2Lを揺動させる左右のカム溝8i,8jが設けられている。カム溝8i,8jは操作レバー2R,2Lをローディング位置に移動させる第1の溝部8kと、退避位置に移動させる第2の溝部8lより構成されている。
左側の操作レバー2Lを図25に示す。左側の操作レバー2Lは回動カムプレート8の左側カム溝8iの近傍に配置され、中央部に設けられた軸孔2Laをシャーシ1の下面に設けられた軸部1uに通すことで揺動自在に取り付けられている。また、右側の操作レバー2Rを図26に示す。右側の操作レバー2Rは回動カムプレート8の右側カム溝8jの近傍に配置され、中央部に設けられた軸孔2Raをシャーシ1の下面に設けられた軸部1vに通すことで揺動自在に取り付けられている。操作レバー2L,2Rの一端にはカム溝8i,8jのカムフォロワとなる凸部2Lb,2Rbが設けられている。また、操作レバー2L,2Rの他端にはガイドベース5L,5Rを揺動させる連結部2Lc,2Rcが設けられている。したがって、回動カムプレート8が回動して左右の操作レバー2L,2Rが揺動すると、左右のガイドベース5L,5Rも揺動する。
左右のガイドベース5L,5Rを図27,図28に示す。ガイドベース5L,5Rはディスクローディング時に搬送ローラ18がディスク11を押し付ける力を当該ディスク11の反対側で受けるもので、ディスク挿入口81の近傍に設けられている。ディスク11はガイドベース5L,5Rに対して滑りながら搬送される。ガイドベース5L,5Rは軸孔5La,5Raが設けられた中央部と、ディスク搬送路Wを挟んで搬送ローラ18に対向して配置されるガイド部5Lb,5Rbと、操作レバー2L,2Rの連結部2Lc,2Rcに連結される入力部5Lc,5Rcを備えている。左側ガイドベース5Lの軸孔5Laはシャーシ1の上面に設けられた軸部1wに、右側ガイドベース5Rの軸孔5Raはシャーシ1の上面に設けられた軸部1xにそれぞれ揺動自在に嵌め込まれている。また、左側ガイドベース5Lの入力部5Lcはシャーシ1に設けられたスリット1yを通ってシャーシ1下の機構収容空間83に突出し、左側操作レバー2Lの連結部2Lcに連結されている。また、右側ガイドベース5Rの入力部5Rcはシャーシ1に設けられたスリット1zを通ってシャーシ1下の機構収容空間83に突出し、右側操作レバー2Rの連結部2Rcに連結されている。したがって、左右のガイドベース5L,5Rが揺動すると、左右のガイドベース5L,5Rも揺動する。
また、回動カムプレート8の右側の検出アーム7Rの近傍位置にはチャッキング動作検出のために検出アーム7Rを揺動させて第1のスイッチ66をオン操作するための凸部8nが設けられている。凸部8nが検出アーム7Rの凸部7Rfに衝突可能となっており、回動カムプレート8の回動により凸部8nが凸部7Rfに衝突すると、検出アーム7Rは揺動し、操作部7Reによって第1のスイッチ66をオン操作する。凸部8nはターンテーブル80dのチャッキング動作に対応して検出アーム7Rを揺動させて第1のスイッチ66を切り換える位置に設けられている。即ち、凸部8nはターンテーブル80dのチャッキング動作に対応して検出アーム7Rを揺動させて第1のスイッチ66を切り換える操作手段である。
また、スライドプレート36の手前側部分には、操作レバー38を揺動させるカム孔36gが設けられている。カム孔36gは搬送ローラ18の退避とシャッタアーム22の開閉を操作するもので、スライドプレート36の移動方向に沿って形成され、操作レバー38を揺動させない非操作部36hと、スライドプレート36の移動方向に直交する方向に沿って形成され、操作レバー38を揺動させる操作部36iより構成されている。カム孔36gには操作レバー38の入力凸部38aが挿入されている。
操作レバー38は、スライドプレート36の近傍に配置され、中央部に設けられた軸孔38bをシャーシ1の下面に設けられた軸部1aaに通すことで揺動自在に取り付けられている。図29に示すように、操作レバー38の一端にはカム孔36gのフォロワとなる入力凸部38aが設けられている。また、操作レバー38の他端にはスライドカムプレート70を移動させる連結凸部38cが設けられている。したがって、スライドプレート36の移動によって操作レバー38が揺動すると、スライドカムプレート70も移動する。
スライドカムプレート70を図29に示す。スライドカムプレート70はディスクプレーヤの幅方向に細長い形状を成しており、ディスク挿入口81の近傍に配置されている。スライドカムプレート70の操作レバー38側の端部近傍には、操作レバー38の連結凸部38cが挿入される凹部70aが設けられている。スライドカムプレート70にはディスクプレーヤの幅方向に細長い直線状のガイド孔70bが左右2箇所に形成されている。各ガイド孔70bにはシャーシ1の下面に設けられた凸部1bb,1bbが嵌め込まれており、スライドカムプレート70の移動がディスクプレーヤの幅方向になるようにガイドされる。
スライドカムプレート70の両端部底面には搬送ローラ18の退避動作を操作するカム凸部70c,70dが設けられている。左側のカム凸部70cには回動アーム4Lの凸部4Laが、右側のカム凸部70dには回動アーム4Rの凸部4Ra(図30)がそれぞれ接触している。
左側の回動アーム4Lを図31に示す。左側の回動アーム4Lは搬送ローラ18のシャフト18aの左側端部を回転自在に支持するもので、基端部に設けられた軸孔4Lbをシャーシ1の孔に突出するように設けられた水平軸部1ccに通すことで上下方向に揺動自在に取り付けられている。左側回動アーム4Lの先端にはスライドカムプレート70のカム凸部70cのカムフォロワとなる凸部4Laが設けられている。また、回動アーム4Lの中央部には搬送ローラ18のシャフト18aを回転自在に支持する軸受け部4Lcが設けられている。回動アーム4Lはスプリング97によって凸部4Laをカム凸部70cに押し付ける方向に常時付勢されている。
右側の回動アーム4Rを図32に示す。右側の回動アーム4Rは搬送ローラ18のシャフト18aの右側端部を回転自在に支持するもので、基端部に設けられた軸孔4Rbをシャーシ1の孔に突出するように設けられた水平軸部1ddに通すことで上下方向に揺動自在に取り付けられている。右側回動アーム4Rの先端にはスライドカムプレート70のカム凸部70dのカムフォロワとなる凸部4Raが設けられている。また、回動アーム4Rの中央部には搬送ローラ18のシャフト18aを回転自在に支持する軸受け部4Rcが設けられている。回動アーム4Rはスプリング98によって凸部4Raをカム凸部70dに押し付ける方向に常時付勢されている。
左右の回動アーム4L,4Rは、スライドカムプレート70の各カム凸部70c,70dによって同時に同距離操作され、搬送ローラ18を水平に上下動させる。
本実施形態では、2つの搬送ローラ18を1本のシャフト18aの各ガイドベース5L,5Rに対向する位置に取り付けている。搬送ローラ18は円錐台形状を成しており、小径部分が内側(ディスクプレーヤの幅方向内側)になるように取り付けられている。小径部分を内側にすることで、ディスク11との間に生じる摩擦力に内向きの成分が発生し、ディスク11をセンタリングすることができる。
スライドカムプレート70の中央部手前側面にはシャッタアーム22の開閉動作を操作する左右一対のカム板70e,70fが設けられている(図29、図33)。左側のカム板70eはシャッタアーム22の凸部22aを持ち上げるものであり、右側のカム板70fはシャッタアーム22の凸部22aを下げるものである。シャッタアーム22の凸部22aは左右のカム板70e,70fの間に挿入されている。
シャッタアーム22を図34に示す。シャッタアーム22は機構収容空間83のディスク挿入口81の近傍に対応する位置に配置され、左右の揺動中心軸22b,22bがシャーシ1の下面に設けられた軸受け1ee,1eeに揺動自在に支持されている。シャッタアーム22の先端は二股に分かれており、各先端にはディスク搬送路Wに突出可能な凸部22c,22cが設けられている。各凸部22cはシャーシ1のディスク挿入口81の近傍に設けられた孔1ff,1ffからディスク搬送路Wに突出可能となっている。スライドカムプレート70の移動によって凸部22aが持ち上げられると、シャッタアーム22が揺動中心軸22bを中心に揺動し、凸部22cをディスク搬送路Wに突出させてディスク挿入口81を閉じる(図35の実線位置)。また、スライドカムプレート70の逆方向の移動によって凸部22aが降ろされると、シャッタアーム22が揺動中心軸22bを中心に逆方向に揺動し、凸部22cをディスク搬送路Wから退避させてディスク挿入口81を開く(図35の2点鎖線位置)。
次に、ディスクプレーヤの動作について説明する。まず最初に、大径ディスク11Aを演奏する場合について、各部材の位置関係を示す図38〜図80に基づき説明する。なお、動作を説明する図面では、理解を容易にするために説明に必要な部材を適宜選択して記載している(以下、同様)。また、チャッキング位置Pについてディスク11の中心に対応する位置に符号Pを付している。
大径ディスク11Aが挿入されていない図38に示す待機状態では、スライドカムプレート70は移動していないので、図36(A)に示すように、シャッタアーム22は降りており(図35の2点鎖線の状態)、ディスク挿入口81へのディスク11の挿入が可能となっている。また、スライドプレート36も移動していないので、第1のラック36bと中間媒介歯車29のピニオンギア29aとの噛み合い、及び第2のラック36dと連結ギア32の入力ギア32aとの噛み合いは解除されている。また、回動カムプレート8は回転していないので、トラバースユニット80の凸部80a,80bは回動カムプレート8のカム孔8o,8pに対して初期位置(図37(A)(B)のP1位置)に停止しており、トラバースユニット80はディスク演奏空間Sから退避している(図36(A))。さらに、クラッチギア47はローラ駆動ギア33に噛み合っている(図4)。
この状態で、大径ディスク11Aをディスク挿入口81に差し込むと、左右の検出アーム7L,7Rが大径ディスク11Aによって左右に押し開かれる(図39)。大径ディスク11Aは左右の検出アーム7L,7Rの検出凸部7Lb,7Rbに当たり、これらを押し退ける。左側の検出アーム7Lは軸孔7Laを中心に揺動し、凸部7Lcが連結スリット15a内を移動しながら作動レバー15を図39中左側に移動させる。また、右側の検出アーム7Rは軸孔7Rを中心に揺動し、凸部14Rdが連結スリット16a内を移動しながら作動レバー16を図39中右側に移動させる。また、右側の検出アーム7Rの操作部7Reは第1のスイッチ66をオンさせる。
第1のスイッチ66のオン操作によりディスク11の挿入が検出され、モータ37が回転し始める。なお、この段階では、挿入されたディスク11が大径ディスク11Aであるか小径ディスク11Bであるかは認識されていない。モータ37の回転は、プーリ24→ベルト44→プーリ34a→ギア34b→大径ギア35b→中径ギア35c→ギア30の大径ギア30a→小径ギア30b→クラッチギア47→ローラ駆動ギア33→搬送ローラ18へと伝達される。これにより、搬送ローラ18が回転し始め、ディスク11の搬送準備が完了する。
右側の検出アーム7Rが揺動すると、作動レバー16がディスクプレーヤの幅方向内側に向けて移動する。作動レバー16が予め決定された所定距離だけ移動すると、そのアーム部16cがディスクセンタリングガイド3Lに当たり、以降、ディスクセンタリングガイド3Lをその凸部3Lcがディスク搬送路Wに進出する方向に回転させる(図40)。
また、左側の検出アーム7Lが揺動すると、作動レバー15がディスクプレーヤの幅方向内側に向けて移動する。作動レバー15が予め決定された所定距離だけ移動すると、そのアーム部15cがディスクセンタリングガイド3Rに当たり、以降、ディスクセンタリングガイド3Rをその凸部3Rcがディスク搬送路Wに進出する方向に回転させる(図41)。本実施形態では、左側のディスクセンタリングガイド3Lが回転し始めた後、若干の時間をおいて右側のディスクセンタリングガイド3Rが回転し始める(図40→図41)。
ディスク挿入口81に差し込まれた大径ディスク11Aが搬送ローラ18に達すると(図42)、大径ディスク11Aは左右のガイドベース5L,5Rによって搬送ローラ18,18に押し付けられ、搬送ローラ18との間に発生する摩擦力によってチャッキング位置Pに向けて搬送される。大径ディスク11Aの搬送によって左右の検出アーム7L,7Rはさらに開く方向に揺動され、左右のディスクセンタリングガイド3L,3Rも更に揺動されて凸部3Lc,3Rcが更に内側に移動する。
その後、ディスクセンタリングガイド3Lの揺動によってスライドアーム6Lの一端6Lbが押され、スライドアーム6Lは凸部6Laを中心に揺動し、他端に設けられた凸部6Lcを第1のディスクエンド検知レバー41の第1の作動部41dの移動経路からずらして第2の作動部41eの移動経路に移動させる(図43)。
なお、挿入されたディスク11が小径ディスク11Bの場合には、作動レバー16が左側のディスクセンタリングガイド3Lを揺動させるほどには右側検出アーム7Rは揺動しないので、スライドアーム6Lの凸部6Lcは第1のディスクエンド検知レバー41の第1の作動部41dの移動経路に位置したままである。
また、右側検出アーム7Rの揺動により、操作部7Reが第2のスイッチ67をオン操作する。これにより挿入されたディスク11が大径ディスク11Aであると制御部は認識する(図44)。
その後、大径ディスク11Aの搬送方向先端部分は第1のディスクエンド検知レバー41の第1の検知部41gに当たり(図45)、以降、第1のディスクエンド検知レバー41を押し回しながら移動する。第1のディスクエンド検知レバー41はスプリング94によって付勢されており、大径ディスク11Aはスプリング94のばね力に抗して搬送される。大径ディスク11Aの搬送方向先端部分は第1の検知部41gの上ガイドと下ガイドの間に当たり高さ出しされながら搬送される。
大径ディスク11Aが更に搬送されると、大径ディスク11Aは左右のディスクセンタリングガイド3L,3Rの凸部3Lc,3Rcに当たり、以降、大径ディスク11Aは左右のディスクセンタリングガイド3L,3Rを押し回しながら搬送される(図46)。左右のディスクセンタリングガイド3L,3Rはスプリング93,92によって凸部3Lc,3Rcをディスク11をイジェクトする方向に向けて付勢されているので、ディスク11搬送の抵抗力を発生させる。これにより、大径ディスク11Aは例えば左右にずれていてもセンタリングされながら搬送される。
大径ディスク11Aが更に搬送されると、大径ディスク11Aの最大径部が一対の検出アーム7L,7Rの検出凸部7Lb,7Rb間を通過する(図47)。そして、大径ディスク11Aの最大径部が一対の検出アーム7L,7Rの検出凸部7Lb,7Rb間を通り過ぎると、いままで開く方向に回転していた一対の検出アーム7L,7Rが閉じる方向に回転し始める。
大径ディスク11Aが更に搬送されると、大径ディスク11Aはリターンスプリング96によってディスク11を排出する方向に付勢されているストッパプレート6Rの第2の凸部6Rbに当たり、以降、ストッパプレート6Rを揺動させながら搬送される(図48)。なお、第2のディスクエンド検知レバー62の第2の凸部62cもディスク搬送路Wに進出しているが、大径ディスク11Aはストッパプレート6Rの第2の凸部6Rbに先に当たり、後述するように大径ディスク11Aの搬送に伴いストッパプレート6Rが第2のディスクエンド検知レバー62を揺動させるので、大径ディスク11Aが第2のディスクエンド検知レバー62の第2の凸部62cに当たることはない。
また、大径ディスク11Aは第1のディスクエンド検知レバー41の第1の検知部41gに加えて第2の検知部41hにも当たる(図49)。したがって、大径ディスク11Aの搬送方向先端部分は2つの検知部41g,41hによって高さをガイドされる。
また、スライドアーム6Lの凸部6Lcはディスクエンド検知レバー41の第1の作動部41dの移動経路から退避しているので、第1の作動部41dは凸部6Lcの脇を通り抜けて進む。したがって、この時点ではスライドアーム6Lは移動されない。
また、右側検出アーム7Rの閉じる方向への回転によって操作部7Reが第2のスイッチ67から離れる(図50)。したがって、第2のスイッチ67がオンからオフに切り替わる。また、ディスクエンド検知レバー41の揺動により、第1の検知部41gが大径ディスク11Aから離れる。
その後、右側検出アーム7Rの閉じる方向への更なる回転によって操作部7Reが第1のスイッチ66からも離れる(図51)。したがって、第1のスイッチ66がオンからオフに切り替わる。
また、大径ディスク11Aによって揺動されたストッパプレート6Rはストッパ部6Rcによって第2のディスクエンド検知レバー62を大径ディスク11Aから離れる方向に揺動させる。即ち、第2のディスクエンド検知レバー62の位置固定を解除してディスク搬送路Wから退避させる。
大径ディスク11Aが更に搬送されて左右の検出アーム7L,7Rの検出凸部7Lb,7Rb間を通過すると、左右の検出アーム7L,7Rは待機状態の位置に戻る(図52)。
大径ディスク11Aがチャッキング位置Pの直前位置(例えば数mm程度手前の位置)まで搬送されると、第1のディスクエンド検知レバー41の第2の作動部41eがスライドアーム6Lの凸部6Lcに当たる(図53)。したがって、スライドアーム6Lは第1のディスクエンド検知レバー41によって押されて移動し始める。そして、予め設定された所定距離だけ移動すると、スライドアーム6Lの凸部6Laがスライドプレート36の凸部36aに当たり、スライドプレート36をディスクプレーヤの手前方向(イジェクト方向)に移動させる(図17)。
そして、スライドプレート36が予め設定されている所定距離だけイジェクト方向に移動すると、第1のラック36bが中間媒介歯車29のピニオンギア29aに噛み合うので、以降、スライドプレート36は中間媒介歯車29の回転と大径ディスク11Aの搬送によるスライドアーム6Lの移動によって駆動される(図54)。
そして、スライドプレート36が予め設定されている所定距離だけ移動すると、カム斜面36cが駆動力切換レバー46に当たりこれを揺動させ(図55、図56、図57)、クラッチギア47をローラ駆動ギア33から切り離す(図58、図59)。これにより、モータ37の回転力がローラ駆動ギア33即ち搬送ローラ18に伝わらなくなる。
一方、大径ディスク11Aがチャッキング位置Pまで搬送されると、第1のディスクエンド検知レバー41の凸部41iがストッパプレート65のストッパ部65bに当たる(図57)。これにより第1のディスクエンド検知レバー41が揺動できなくなり、大径ディスク11Aを停止させる。即ち、大径ディスク11Aがチャッキング位置Pに位置決めされる(図36(B))。
また、スライドプレート36の移動によって第2のラック36dが連結ギア32の入力ギア32aに噛み合い(図58)、以降、スライドプレート36の移動によって連結ギア32が回転され、回動カムプレート8が駆動される。即ち、スライドプレート36の駆動力は第2のラック36d→連結ギア32の入力ギア32a→出力ギア32b→回動カムプレート8のギア部8aへと伝えられ、回動カムプレート8を回動させる。本実施形態では、回動カムプレート8は図中時計回り方向に回動される。
一方、回動カムプレート8の回転に伴い、トラバースユニット80の凸部80a,80bが回動カムプレート8のカム孔8o,8pの斜面を昇り始め(図37(A),(B)の位置P2)、トラバースユニット80が上昇し始める(図36(C),図60)。
また、スライドプレート36が予め設定された所定距離だけ移動すると、操作レバー38の入力凸部38aがカム孔36gの非操作部36hから操作部36iに移動するので、操作レバー38が揺動され始める(図61)。これにより、スライドカムプレート70が移動され、左側のカム板70eによってシャッタアーム22の凸部22aが持ち上げられてシャッタアーム22が上昇し始める(図33,図35)と共に、左右のカム凸部70c,70dによって回動アーム4L,4Rの凸部43La,凸部43Raが押し下げられて搬送ローラ18が下降し始める(図30)。
また、回動カムプレート8が予め設定された所定角度だけ回動すると、トラバースユニット80の凸部80a,80bが回動カムプレート8のカム孔8o,8pの頂点に到達し(図37(A),(B)の位置P3)、トラバースユニット80が最も高い位置まで上昇され、チャッキングされる(図36(D))。
更に回動カムプレート8が予め設定された所定角度だけ回動すると、左側の操作レバー2Lの凸部2Lbが回動カムプレート8のカム溝8iの溝部8k,8l間の傾斜部分に達するので、左側の操作レバー2Lが揺動し始め、左側のガイドベース5Lが退避し始める(図62)。その後、右側の操作レバー2Rの凸部2Rbが回動カムプレート8のカム溝8jの溝部8k,8l間の傾斜部分に達するので、右側の操作レバー2Rが揺動し始め、右側のガイドベース5Rが退避し始める(図63)。
回動カムプレート8が更に回動すると、トラバースユニット80は演奏時の高さに戻る(図37(A)(B)の位置P4,図36(E),図64)。
回動カムプレート8が更に回転すると、凸部8nが右側検出アーム7Rの凸部7Rfに当たり、右側検出アーム7Rを揺動させる(図65)。これにより、右側検出アーム7Rの操作部7Reによって第1のスイッチ66がオフからオンされる。このオン信号はチャッキングを検出する信号となる。
回動カムプレート8が更に回転すると、第1の作動部8eがストッパプレート65に当たりこれを揺動させる(図66)。また、搬送ローラ18が最も低い位置まで下降する。即ち、搬送ローラ18の退避が完了する。
回動カムプレート8が更に回動すると、操作レバー2が揺動し始める(図67)。操作レバー2の揺動は退避レバー9Rを介して右側のディスクセンタリングガイド3Rに伝わり、右側のディスクセンタリングガイド3Rのディスク演奏空間Sからの退避動作が始まる。
回動カムプレート8が更に回転すると、ストッパプレート65のストッパ部65bが第1のディスクエンド検知レバー41の凸部41iから外れる(図68)。これにより、第1のディスクエンド検知レバー41が揺動可能になる。
回転カムプレート8が更に回動すると、左側の退避レバー9Lの凸部9Laが回動カムプレート8の円弧溝8mの端の壁に当たり、退避レバー9Lが回動カムプレート8に引っ張られて移動を開始する(図69)。
その後、回動カムプレート8の第2の作動部8fが第1のディスクエンド検知レバー41に当たり、これを揺動させる(図70)。これにより、第1のディスクエンド検知レバー41の第2の検知部41hが大径ディスク11Aから径方向外側に離れ(退避)始める。
回動カムプレート8が更に回動すると、右側のディスクセンタリングガイド3Rの凸部3Rcの退避が完了すると共に、左側の退避レバー9Lの凸部9Lbが左側のディスクセンタリングガイド3Lの退避操作用凸部3Ldに当たる(図71)。退避レバー9Lの凸部9Lbがディスクセンタリングガイド3Lの退避操作用凸部3Ldに当たることで、ディスクセンタリングガイド3Lが揺動され、凸部3Lcを大径ディスク11Aから離して退避させる。
その後、ストッパプレート65が回動カムプレート8の第1の作動部8eによって最も端の位置まで揺動された(図72)後、更なる回動カムプレート8の回動によって左側の退避レバー9Lの退避が完了する(図73)。
回動カムプレート8が更に回動すると、左側のガイドベース5Lの退避が完了する(図74)。
回転カムプレート8が更に回動すると、回動カムプレート8の第4の作動部8hが右側のストッパプレート6Rの第1の凸部6Raに当たり、ストッパプレート6Rを揺動させる(図75)。これにより、ストッパプレート6Rの第2の凸部6Rbが大径ディスク11Aから離れて退避させられると共に、第2のディスクエンド検知レバー62を揺動させてその第2の凸部62cを大径ディスク11Aから離して退避させる。
回転カムプレート8が更に回動すると、右側のガイドベース5Rの退避が完了する(図76)。
回転カムプレート8が更に回動すると、第1のディスクエンド検知レバー41の第2の検知部41hの退避が完了する(図77)。
回動カムプレート8が更に回動すると、左側のディスクセンタリングガイド3Lの凸部3Lcの退避が完了する(図78)。
その後、ディスク11の演奏が開始され(図79)、スライドプレート36がシャーシ1に形成された凸部であるストッパ1kk(図6)に当たり停止する(図80)。この状態では、図36(F)に示すように、シャッタアーム22はディスク挿入口81を閉じており、また、回動カムプレート8のカム孔8o,8pに対するトラバースユニット80の凸部80a,80bの位置関係は図37(A)(B)のP5位置となっているので、トラバースユニット80はディスク演奏時の高さとなっている。
大径ディスク11Aをイジェクトする場合には、上述の動作を逆に行う。即ち、大径ディスク11Aの演奏が終了し、モータ37がローディング時とは逆方向に回転すると、上述の動作が逆に行われて大径ディスク11Aがディスク挿入口81から排出される。
次に、小径ディスク11Bを演奏する場合について、各部材の位置関係を示す図38,図81〜図100に基づき説明する。なお、大径ディスク11Aを演奏する場合と同じ点については適宜省略して説明する。
図38に示す待機状態で、小径ディスク11Bをディスク挿入口81に差し込むと、左右の検出アーム7L,7Rが小径ディスク11Bによって左右に押し開かれる(図81)。小径ディスク11Bは左右の検出アーム7L,7Rの検出凸部7Lb,7Rbに当たり、これらを押し退ける。左側の検出アーム7Lは軸孔7Laを中心に揺動し、作動レバー15を図81中左側に移動させる。また、右側の検出アーム7Rは軸孔7Rを中心に揺動し、作動レバー16を図81中右側に移動させる。また、右側の検出アーム7Rの操作部7Reは第1のスイッチ66をオンさせる。
第1のスイッチ66のオン操作によりディスク11の挿入が検出され、モータ37が回転し始める。なお、この段階では、挿入されたディスク11が大径ディスク11Aであるか小径ディスク11Bであるかは認識されていない。モータ37の回転は、プーリ24→ベルト44→プーリ34a→ギア34b→大径ギア35b→中径ギア35c→ギア30の大径ギア30a→小径ギア30b→クラッチギア47→ローラ駆動ギア33→搬送ローラ18へと伝達される。これにより、搬送ローラ18が回転し始め、ディスク11の搬送準備が完了する。
図82に示すように、ディスク挿入口81に差し込まれた小径ディスク11Bが搬送ローラ18に達すると、小径ディスク11Bは左右のガイドベース5L,5Rによって搬送ローラ18に押し付けられ、搬送ローラ18との間に発生する摩擦力によってチャッキング位置Pに向けて搬送される。小径ディスク11Bの搬送によって一対の検出アーム7L,7Rはさらに開く方向に揺動される。
小径ディスク11Bが更に搬送されると、小径ディスク11Bの最大径部が一対の検出アーム7L,7Rの検出凸部7Lb,7Rb間を通過する(図83)。そして、小径ディスク11Bの最大径部が一対の検出アーム7L,7Rの検出凸部7Lb,7Rb間を通り過ぎると、いままで開く方向に回転していた一対の検出アーム7L,7Rが閉じる方向に回転し始める。
なお、ディスク挿入口81に挿入されたディスク11が大径ディスク11Aの場合には、上述のように左右の検出アーム7L,7Rの揺動によって作動レバー15,16が移動して左右のディスクセンタリングガイド3L,3Rを揺動させていたが、挿入されたディスク11が小径ディスク11Bの場合には、左右の検出アーム7L,7Rが揺動する角度が小さく、作動レバー15,16の移動距離は短いので、左右のディスクセンタリングガイド3L,3Rは揺動しない。したがって、ディスクセンタリングガイド3Lによってスライドアーム6Lは揺動されることはなく、スライドアーム6Lの凸部6Lcはディスクエンド検知レバー41の第1の作動部41dの移動経路上に位置している。
また、右側の検出アーム7Rが揺動する角度が小さいことから、ディスク挿入口81に挿入されたディスク11が小径ディスク11Bの場合には第2のスイッチ67はオン操作されることがない。
その後、小径ディスク11Bの搬送方向先端部分は第1のディスクエンド検知レバー41の第1の検知部41gに当たり(図84)、以降、第1のディスクエンド検知レバー41を押し回しながら移動する。第1のディスクエンド検知レバー41はスプリング94によって付勢されており、小径ディスク11Bはスプリング94のばね力に抗して搬送される。小径ディスク11Bの搬送方向先端部分は第1の検知部41gの上ガイドと下ガイドの間に当たり高さ出しされながら搬送される。
小径ディスク11Bがチャッキング位置Pの直前位置(例えば数mm程度手前の位置)まで搬送されると、第1のディスクエンド検知レバー41の第1の作動部41dがスライドアーム6Lの凸部6Lcに当たる(図85)。したがって、スライドアーム6Lは第1のディスクエンド検知レバー41によって押されて移動し始める。そして、予め設定された所定距離だけ移動すると、スライドアーム6Lの凸部6Laがスライドプレート36の凸部36aに当たり、スライドプレート36をディスクプレーヤの手前方向(イジェクト方向)に移動させる(図17)。
そして、スライドプレート36が予め設定されている所定距離だけイジェクト方向に移動すると、第1のラック36bが中間媒介歯車29のピニオンギア29aに噛み合うので、以降、スライドプレート36は中間媒介歯車29の回転と小径ディスク11Bの搬送によるスライドアーム6Lの移動によって駆動される。(図86)
一方、小径ディスク11Bがチャッキング位置Pまで搬送されると、小径ディスク11Bが第2のディスクエンド検知レバー62の第2の凸部62cに度当たりする(図87)。この状態では、第2のディスクエンド検知レバー62の第1の凸部62aがストッパプレート6Rのストッパ部6Rcによって係止されており、第2のディスクエンド検知レバー62はストッパプレート6Rによって固定されているので、第2のディスクエンド検知レバー62は小径ディスク11Bを停止させる。即ち、小径ディスク11Bがチャッキング位置Pに位置決めされる。
そして、スライドプレート36が予め設定されている所定距離だけ移動すると、カム斜面36cが駆動力切換レバー46に当たりこれを揺動させ(図88、図89)、クラッチギア47をローラ駆動ギア33から切り離す(図90、図91)。これにより、モータ37の回転力がローラ駆動ギア33即ち搬送ローラ18に伝わらなくなる。
また、スライドプレート36の移動によって第2のラック36dが連結ギア32の入力ギア32aに噛み合い(図90)、以降、スライドプレート36の移動によって連結ギア32が回転され、回動カムプレート8が駆動される。即ち、スライドプレート36の駆動力は第2のラック36d→連結ギア32の入力ギア32a→出力ギア32b→回動カムプレート8のギア部8aへと伝えられ、回動カムプレート8を回動させる。本実施形態では、回動カムプレート8は図中時計回り方向に回動される。
回動カムプレート8の回転によって第4の作動部8hがストッパプレート6Rの第1の凸部6Raに当たると、以降、ストッパプレート6Rが揺動される。ストッパプレート6Rの揺動に伴い、第2のディスクエンド検知レバー62がスプリング99のばね力によって第2の凸部62cをディスク搬送路Wから退避させる方向に揺動される(図92)。
回動カムプレート8が更に回転すると、トラバースユニット80の凸部80a,80bが回動カムプレート8のカム孔8o,8pの斜面を昇り始め(図37(A),(B)の位置P2)、トラバースユニット80が上昇し始める(図36(C),図93)。
また、スライドプレート36が予め設定された所定距離だけ移動すると、操作レバー38の入力凸部38aがカム孔36gの非操作部36hから操作部36iに移動するので、操作レバー38が揺動され始める(図94)。これにより、スライドカムプレート70が移動され、左側のカム板70eによってシャッタアーム22の凸部22aが持ち上げられてシャッタアーム22が上昇し始める(図33,図35)と共に、左右のカム凸部70c,70dによって回動アーム4L,4Rの凸部43La,凸部43Raが押し下げられて搬送ローラ18が下降し始める(図30)。
また、回動カムプレート8が予め設定された所定角度だけ回動すると、トラバースユニット80の凸部80a,80bが回動カムプレート8のカム孔8o,8pの頂点に到達し(図37(A),(B)の位置P3)、トラバースユニット80が最も高い位置まで上昇され、チャッキングされる(図36(D))。
更に回動カムプレート8が予め設定された所定角度だけ回動すると、左側の操作レバー2Lの凸部2Lbが回動カムプレート8のカム溝8iの溝部8k,8l間の傾斜部分に達するので、左側の操作レバー2Lが揺動し始め、左側のガイドベース5Lが退避し始める(図95)。その後、右側の操作レバー2Rの凸部2Rbが回動カムプレート8のカム溝8jの溝部8k,8l間の傾斜部分に達するので、右側の操作レバー2Rが揺動し始め、右側のガイドベース5Rが退避し始める(図96)。
回動カムプレート8が更に回動すると、トラバースユニット80は演奏時の高さに戻る(図37(A)(B)の位置P4,図36(E),図97)。
回動カムプレート8が更に回転すると、凸部8nが右側検出アーム7Rの凸部7Rfに当たり、右側検出アーム7Rを揺動させる(図98)。これにより、右側検出アーム7Rの操作部7Reによって第1のスイッチ66がオフからオンされる。このオン信号はチャッキング完了を検出する信号となる。
その後、ディスク11の演奏が開始され(図99)、スライドプレート36がシャーシ1のストッパ1kk(図6)に当たり停止する(図100)。この状態では、図36(F)に示すように、シャッタアーム22はディスク挿入口81を閉じており、また、回動カムプレート8のカム孔8o,8pに対するトラバースユニット80の凸部80a,80bの位置関係は図37(A)(B)のP5位置となっているので、トラバースユニット80はディスク演奏時の高さとなっている。
小径ディスク11Bをイジェクトする場合には、上述の動作を逆に行う。即ち、小径ディスク11Bの演奏が終了し、モータ37がローディング時とは逆方向に回転すると、上述の動作が逆に行われて小径ディスク11Bがディスク挿入口81から排出される。
本実施形態のディスクプレーヤは、ディスク11がディスク挿入口81に対して左右に偏って挿入された場合にディスク11を中央に寄せるセンタリング手段を備えている。センタリング手段について、各部材の位置関係を示す図101〜図106に基づき説明する。
大径ディスク11Aの挿入が中央位置から例えば左側に偏っていた場合、即ち、左側検出アーム7Lの揺動角度の方が右側検出アーム7Rの揺動角度よりも大きい場合には、図101に示すように、作動レバー15の押圧部15dが検出アーム7Rの凸部7Rcを押して検出アーム7Rを揺動させる。即ち、右側検出アーム7Rは作動レバー15によって揺動され、第1のスイッチ66をオン操作する。
一方、大径ディスク11Aの挿入が中央位置から右側に偏っていた場合には、右側検出アーム7Rは大径ディスク11Aにより直接押されて揺動し、第1のスイッチ66をオン操作する。なお、この場合にも、左側検出アーム7Lは大径ディスク11Aによって揺動される。即ち、左側検出アーム7Lは右側検出アーム7Rに遅れて揺動する。
また、前面パネル40に設けられたディスク挿入口81の幅は大径ディスク11Aの直径より若干広くなっているので、大径ディスク11Aがその中心近くまでディスク挿入口81内に引き込まれると、大径ディスク11Aの縁が左右の壁に当たり、大径ディスク11Aはセンタリングされながらディスク挿入口81内に引き込まれる(図102,図103)。
そして、大径ディスク11Aは左右のディスクセンタリングガイド3L,3Rからの抵抗力を受けながら搬送されることで完全にセンタリングされる。
また、小径ディスク11Bの挿入が中央位置から例えば左側に偏っていた場合、大径ディスク11Aの場合と同様に、左側の検出アーム7Lの揺動が作動レバー15を介して右側の検出アーム7Rに伝わり、右側の検出アーム7Rが揺動されることで第1のスイッチ66がオン操作される(図104)。
一方、小径ディスク11Bの挿入が中央位置から右側に偏っていた場合には、右側検出アーム7Rは小径ディスク11Bにより直接押されて揺動し、第1のスイッチ66をオン操作する(図105)。
ただし、挿入されたディスク11が小径ディスク11Bの場合には、ディスク11が左右に偏って挿入されたとしても各検出アーム7L,7Rの揺動角度は小さく、左右のディスクセンタリングガイド3L,3Rは揺動しない。したがって、左側に偏って挿入された小径ディスク11Bは左側のディスクセンタリングガイド3Lに当たり、右側に偏って挿入された小径ディスク11Bは右側のディスクセンタリングガイド3Rに当たり、センタリングされながら搬送される(図106)。
図107に大径ディスク11Aのローディング時におけるスイッチ66,67のオンオフ切り換えとモータ37の始動・停止との時間的な関係(タイミング)を示す。
ディスク挿入口81への大径ディスク11Aの挿入によって第1のスイッチ66(図のSW1。以下同じ。)がオンとなり(時間a)、モータ37(図のMOTOR。以下同じ。)がローディング方向(図のCCW方向)に回転し始める。そして、第2のスイッチ67(図のSW2。以下同じ。)がオン(時間b)になることで、挿入されたディスク11が大径ディスク11Aであることを検出する。その後、第2のスイッチ67がオフになり(時間c)、第1のスイッチ66がオフ(時間d)になった後、第1のスイッチ66が再度オン(2度目のオン)となる(時間e)ことで、大径ディスク11Aのチャッキング動作を検出する。第1のスイッチ66の2度目のオンから予め設定されたモータ駆動継続時間例えば100msの経過後、モータ37に反転ブレーキ(所定時間(例えば10ms)の逆方向(図のCW方向)への回転)がかけられ、モータ37の回転が停止する。
図108に小径ディスク11Bのローディング時におけるスイッチ66,67のオンオフ切り換えとモータ37の始動・停止との時間的な関係(タイミング)を示す。
ディスク挿入口81への小径ディスク11Bの挿入によって第1のスイッチ66がオンとなり(時間a)、モータ37がローディング方向(図のCCW方向)に回転し始める。その後、第2のスイッチ67がオンにならずに、第1のスイッチ66がオフ(時間d)になることで、挿入されたディスク11が小径ディスク11Bであることを検出する。そして、第1のスイッチ66が再度オン(2度目のオン)となる(時間e)ことで、小径ディスク11Bのチャッキング動作を検出する。第1のスイッチ66の2度目のオンから予め設定されたモータ駆動継続時間例えば100msの経過後、モータ37に反転ブレーキ(所定時間(例えば10ms)の逆方向(図のCW方向)への回転)がかけられ、モータ37の回転が停止する。
このディスクプレーヤは、ディスク11がディスク挿入口81に挿入されたことを検出する第1のスイッチ66と、ディスク11の種類を検出する第2のスイッチ67とを備えており、ディスク11のチャッキング動作を検出するスイッチとして別個のものをわざわざ備えるのではなく、第1のスイッチ66をチャッキング動作を検出するスイッチとして利用している。即ち、駆動手段である回動カムプレート8に設けた操作手段である凸部8nがディスク11のチャッキング動作のタイミングに合わせて右側検出アーム7Rを操作して第1のスイッチ66を切り換えるので、ディスク11の挿入を検出する第1のスイッチ66を利用してチャッキング動作を検出することができ、わざわざ別個にチャッキング動作検出用のスイッチを設ける必要がなくなり、スイッチの使用数の増加を抑えて製造コストの増加を防ぐことができる。
また、ディスク11のチャッキング動作を検出することができるので、回動カムプレート8を駆動させるモータ37の停止タイミングをチャッキング動作の検出タイミング(時間e)に基づいて制御可能になる。そのため、モータ37の停止タイミングを例えばディスクのローディング途中の時点に基づいて制御する場合に比べて、上述のモータ駆動継続時間、即ちチャッキングが終了していないとの推定に基づいてモータ37を駆動し続ける時間が短くなる。そのため、モータ駆動継続時間に含める余裕時間(チャッキングの確実性を考慮して余分にモータ37を作動させる時間)を短くすることができ、その分だけディスク挿入口81にディスク11が挿入されてから演奏を開始するまでの時間を短くすることができる。そのため、ユーザの待ち時間を減らしてディスクプレーヤの使い勝手を向上させることができる。
また、モータ駆動継続時間として短い時間を設定できるので、実際のディスク搬送時間とのずれ(誤差)を減らすことができ、駆動力伝達系への負荷を減少させることができて耐久性を向上させることができると共に、ローディングの確実性を向上させることかできる。
しかも、トラバースユニット80を上下動させる回動カムプレート8に検出アーム7Rを操作する凸部8nを設けているので、実際のチャッキング動作とその検出動作(第1のスイッチ66の切り換え)との同期がより確実なものとなり、モータ37停止のタイミングをより正確なものにすることができる(負荷の大小、搬送時間の長短の影響を受け難い)。
図109に大径ディスク11Aのイジェクト時におけるスイッチ66,67のオンオフ切り換えとモータ37の始動・停止との時間的な関係(タイミング)を示す。
図示しないイジェクト操作ボタンが操作されると、モータ37がイジェクト方向(図のCW方向)に回転し始める(時間f)。その後、第1のスイッチ66がオフとなり(時間g)、更にオン(時間h)となった後、第2のスイッチ67がオンとなる(時間i)。そして、ユーザが引き抜くことができる程度にディスク挿入口81から大径ディスク11Aが露出すると、第2のスイッチ67がオフとなる(時間j)。このオフにより、モータ37に反転ブレーキ(所定時間(例えば10ms)の逆方向(図のCCW方向)への回転)がかけられ、モータ37の回転が停止する。そして、ユーザがディスク挿入口81から露出した大径ディスク11Aを引き抜くと、第1のスイッチ66がオフとなる(時間k)。
図110に小径ディスク11Bのイジェクト時におけるスイッチ66,67のオンオフ切り換えとモータ37の始動・停止との時間的な関係(タイミング)を示す。
図示しないイジェクト操作ボタンが操作されると、モータ37がイジェクト方向(図のCW方向)に回転し始める(時間f)。その後、第1のスイッチ66がオフとなり(時間g)、更にオンとなる(時間h)。その後、所定時間(例えば400ms)経過すると、モータ37に反転ブレーキ(所定時間(例えば10ms)の逆方向(図のCCW方向)への回転)がかけられ、モータ37の回転が停止する。時間hから上記所定時間が経過する間に、ユーザが引き抜くことができる程度にディスク挿入口81から大径ディスク11Aが露出するので、ユーザがディスク挿入口81から露出した大径ディスク11Aを引き抜くと、第1のスイッチ66がオフとなる(時間k)。
このディスクプレーヤは、奥行きが短く、ディスク演奏時でもディスク11が搬送ローラ18とガイドベース5L,5Rとの間を通り抜けない構成であるが、ディスク演奏時に左右のガイドベース5L,5Rをガイドベース退避手段(回動カムプレート8及び左右の操作レバー2L,2R)によってディスク11の径方向外側に移動させることでディスク11の演奏空間Sから退避させているので、ディスク11の回転軸方向に退避のためのスペースを設ける必要がなく、ディスクプレーヤを薄くすることができる。
また、このディスクプレーヤは、ディスク演奏時に左右のディスクセンタリングガイド3L,3R(ガイド部材)、第1のディスクエンド検知レバー41(ストッパ)、第2のディスクエンド検知レバー62(ストッパ)、ストッパプレート6R(ガイド部材)をディスク11の径方向外側に移動させることでディスク11の演奏空間Sから退避させているので、ディスク11の回転軸方向に退避のためのスペースを設ける必要がなく、この点からもディスクプレーヤを薄くすることができる。
即ち、ディスク挿入口81に挿入されたディスク11が大径ディスク11Aの場合には、第1のディスクエンド検知レバー41が大径ディスク11Aをチャッキング位置Pに位置決めするストッパであり、回動カムプレート8がディスク演奏時にストッパ(第1のディスクエンド検知レバー41)を大径ディスク11Aの径方向外側に退避させるストッパ退避手段であり、ストッパ退避手段によってストッパが大径ディスク11Aの径方向外側に移動されて退避される。
また、ディスク挿入口81に挿入されたディスク11が小径ディスク11Bの場合には、第2のディスクエンド検知レバー62が小径ディスク11Bをチャッキング位置Pに位置決めするストッパであり、回動カムプレート8及びストッパプレート6Rがディスク演奏時にストッパ(第2のディスクエンド検知レバー62)を小径ディスク11Bの径方向外側に退避させるストッパ退避手段であり、ストッパ退避手段によってストッパが小径ディスク11Bの径方向外側に移動されて退避される。
また、左右のディスクセンタリングガイド3L,3Rが搬送されるディスク11の側部をガイドするガイド部材であり、回動カムプレート8及び左側の退避レバー9Lがディスク演奏時に左側のガイド部材(ディスクセンタリングガイド3L)をディスク11の径方向外側に退避させるガイド退避手段であり、回動カムプレート8及び右側の操作レバー2R及び右側の退避レバー9Rがディスク演奏時に右側のガイド部材(ディスクセンタリングガイド3R)をディスク11の径方向外側に退避させるガイド退避手段であり、各ガイド退避手段によって対応するガイド部材がディスク11の径方向外側に移動されて退避される。
また、ディスク挿入口81に挿入されたディスク11が大径ディスク11Aの場合には、ストッパプレート6Rも搬送される大径ディスク11Aの側部をガイドするガイド部材であり、回動カムプレート8がディスク演奏時にガイド部材(ストッパプレート6R)を大径ディスク11Aの径方向外側に退避させるガイド退避手段であり、ガイド退避手段によってガイドが大径ディスク11Aの径方向外側に移動されて退避される。
なお、上述の形態は本発明の好適な形態の一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。
例えば、上述の説明ではディスク11をローディングする部材として、ディスクセンタリングガイド3L,3R、第1のディスクエンド検知レバー41、第2のディスクエンド検知レバー62、ストッパプレート6Rを備えていたが、例えば、使用するディスク11の種類が1種類に限られており、ディスク11の搬送路を固定壁等で構成する場合等には、ディスクセンタリングガイド3L,3R、第1のディスクエンド検知レバー41、第2のディスクエンド検知レバー62、ストッパプレート6Rのうちの一部又は全部を省略しても良い。なお、その場合には当然のことながら省略した部材をディスク11の径方向外側に退避させるものではない。
2L 左側の操作レバー(ガイドベース退避手段)
2R 右側の操作レバー(ガイドベース退避手段、ガイド退避手段)
3L,3R ディスクセンタリングガイド(ガイド部材)
5L,5R ガイドベース
7L,7R 検出アーム
8 回動カムプレート(ガイドベース退避手段、ストッパ退避手段、ガイド退避手段、駆動手段)
8n 凸部(操作手段)
9L,9R 退避レバー(ガイド退避手段)
11 ディスク
18 搬送ローラ
41 第1のディスクエンド検知レバー(ストッパ)
66 第1のスイッチ
67 第2のスイッチ
80d ターンテーブル
81 ディスク挿入口
91 スプリング(付勢手段)
P チャッキング位置

Claims (1)

  1. ディスク挿入口に挿入されたディスクの周縁に当接して開閉揺動する検出アームと、前記検出アームを閉じる方向に付勢する付勢手段と、前記検出アームが僅かに開くと切り換わる第1のスイッチと、前記ディスクが小径ディスクの場合には到達しないが大径ディスクの場合には到達する位置まで前記検出アームが開くと切り換わる第2のスイッチと、ターンテーブルを前記ディスクに向けて移動させてチャッキングさせる駆動手段と、前記駆動手段に設けられ、前記ターンテーブルのチャッキング動作に対応して前記検出アームを揺動させて前記第1のスイッチを切り換える操作手段を備え、前記ディスクの前記ディスク挿入口への挿入により前記第1のスイッチが切り換わった後さらに前記第2のスイッチも切り換わった場合に前記ディスクが大径ディスクであることを検出し、前記ディスクの前記ディスク挿入口への挿入により前記第1のスイッチが切り換わった後、前記第2のスイッチが切り換わらずに前記第1のスイッチが再度切り換わった場合に前記ディスクが小径ディスクであることを検出し、前記操作手段による前記第1のスイッチの切り換えにより前記ディスクのチャッキング動作を検出することを特徴とするディスクプレーヤ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014130662A (ja) * 2012-12-28 2014-07-10 Jvc Kenwood Corp ディスク駆動装置

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