JP3866950B2 - 画像端末機器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯電話機、デジタルカメラ、電子手帳、モバイルコンピュータなどの画像撮影機能を備えた端末機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来技術として、特開2000−244673号公報には携帯電話装置が、特開2000−253373号公報には携帯通信端末が開示されている。これらの機器は、被写体を撮影して画像データとして出力するカメラが設けられており、そのカメラで撮影した人物の顔などの画像データを、名前、電話番号、性別などのプロフィール情報と関連付けて記憶させる記憶手段を有している。したがって、たとえば前記記憶手段に記憶されている電話番号を用いて発信を行う場合、前記電話番号と関連付けて記憶されている顔などの画像を確認し、正確に相手を認識して発信することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の装置においては、前記記憶手段に顔などの画像データをプロフィール情報と関連付けて記憶させるためには、まず、カメラで被写体を撮影して画像データを出力した後、電話帳機能などを起動し、何も情報が入っていない状態からプロフィール情報を入力するといった面倒なキー操作をしなければならない。したがって、画像データと関連付けてプロフィール情報を入力するのに手間がかかるという問題点を有している。
【0004】
また、表示部に表示される画像の周縁部に施される装飾であるフレームを付加したり、セピア調に処理するなどの画像を加工する機能である画像処理機能を搭載した画像端末機器においては、画像を加工する場合、まず、カメラで被写体を撮影して画像データを出力した後、前記画像処理機能を起動し、キー操作して画像データを処理しなければならない。したがって、これらのキー操作に手間がかかるという問題点を有している。
【0005】
また、フラッシュ時間を設定できる機能を搭載した画像端末機器においては、フラッシュ時間を切り替える場合、撮影する前に前記フラッシュ時間設定機能を起動し、キー操作してフラッシュ時間を切り替えなければならない。したがって、被写体を撮影する度にフラッシュ時間を切り替えるのに手間がかかるという問題点を有している。
【0006】
また、記憶エリアを分けて画像データを記憶する機能を搭載した画像端末機器においては、希望する記憶エリアに撮影した画像データを記憶させる場合は、被写体を撮影した後、画像データを希望の記憶エリアに記憶させる機能を起動し、キー操作して前記画像データを記憶させておくエリアを指定しなければならない。したがって、これらのキー操作に手間がかかるという問題点を有している。
【0007】
また、電子メール送信機能を搭載した画像端末機器においては、画像データを電子メールで送信する場合、被写体を撮影して画像データを出力した後、電子メール機能を起動し、キー操作して送信先の電子メールアドレスを入力して電子メールを送信しなければならない。したがって、電子メールアドレスを入力するのに手間がかかるという問題点を有している。
【0008】
本発明の目的は、撮影や画像データに関連した処理を行う際のキー操作の手間を省くことができ、操作性が高く、時間を有効に活用することのできる画像端末機器を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、被写体を撮影して画像データに変換して出力する撮影手段と、
画像データを記憶する画像データ記憶手段と、
テンキーおよび操作キーを含む複数のキーを備える入力手段と、
各キーのうちの1つが押されたとき、前記撮影手段により被写体を撮影させて画像データを出力させるとともに、画像データを前記画像データ記憶手段に記憶させる制御手段と
電話帳情報を画像データと対応付けて登録することができる電話帳登録手段とを備え、
入力手段の各キーには、各キー毎に、電話帳情報を入力するための選択肢が割り当てられ、
制御手段は、各キーのうちの1つが押されたとき、前記撮影手段により被写体を撮影させて画像データを出力させ、押されたキーに割り当てられた選択肢と関連付けて画像データを前記画像データ記憶手段に記憶させることを特徴とする画像端末機器である。
【0010】
また本発明は、被写体を撮影して画像データに変換して出力する撮影手段と、
画像データを記憶する画像データ記憶手段と、
テンキーおよび操作キーを含む複数のキーを備える入力手段と、
各キーのうちの1つが押されたとき、前記撮影手段により被写体を撮影させて画像データを出力させるとともに、画像データを前記画像データ記憶手段に記憶させる制御手段と、
前記画像データ記憶手段に記憶された画像データを電子メールで送信する電子メール送信手段とを備え、
入力手段の各キーには、各キー毎に異なる電子メールアドレスが割り当てられ、
制御手段は、各キーのうちの1つが押されたとき、前記撮影手段により被写体を撮影させて画像データを出力させ、画像データを前記画像データ記憶手段に記憶させ、電子メール送信手段により押されたキーに割り当てられた電子メールアドレスに前記画像データを送信させることを特徴とする画像端末機器である
【0016】
本発明に従えば、テンキーおよび操作キーを含む複数のキー毎に画像データに関連する処理機能が割り当てられているので、テンキーおよび操作キーを含む複数のキーのいずれかを押すと、そのテンキーおよび操作キーを含む複数のキーに割り当てられている処理が画像データの取り込みとともに行われる。したがって、前記処理を行うための面倒なキー操作がない。
【0017】
また本発明は、電話機能を実行する電話手段を備え、
前記テンキーは、ダイヤル発信に用いるテンキーであることを特徴とする。
【0018】
本発明に従えば、ダイヤル発信のときに使用するダイヤルキーを前記テンキーとして用いるので、たとえば携帯電話機において前記処理を行う場合に、面倒なキー操作がない。
【0019】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施の一形態である画像端末機器1の構成を示すブロック図である。画像端末機器1は、画像を取り込む画像撮影機能、画像と関連付けて電話帳情報を記憶させる電話帳機能、取り込んだ画像データに画像処理を行う画像処理機能、画像を取り込む際にシャッタ音を出力するシャッタ音発生機能、画像を取り込む際にフラッシュを照射するフラッシュ照射機能、文字データや画像データを送信する電子メール送信機能などを有する。
【0020】
画像端末機器1は、制御部2、画像入力部3、画像一時記憶部4、画像処理部5、シャッタ制御部6、無線制御部7、アンテナ8、フラッシュ部9、シャッタ擬似音発生部10、スピーカ11、表示部12、電話帳データ記憶部13、画像記憶部14、電源部15、タイマ部16、キー操作部17、および設定データ記憶部18を含んで構成されている。
【0021】
制御部2は、画像端末機器1全体の動作や機能を制御するものであり、画像一時記憶部4、画像処理部5、シャッタ制御部6、無線制御部7、フラッシュ部9、シャッタ擬似音発生部10、表示部12、電話帳データ記憶部13、画像記憶部14、タイマ部16、および設定データ記憶部18を制御する。
【0022】
キー操作部17は、名前、電話番号などの電話帳のデータ、アクセスポイントの電話番号などを入力したり、シャッタを操作するために設けられている文字キーおよびテンキー、カメラモード、電話帳モードなどを設定するための各種選択項目を決定するキーなどを有している。また、テンキーの「1」〜「0」のボタンは、シャッタボタンの役割を果たす。また、キー操作部17により生成される信号は、制御部2に出力され、この信号に基づいて制御部2は各部を制御する。なお、テンキーだけでなく、キー操作部17にあるキーであれば、いずれをシャッタボタンとしてもよい。
【0023】
画像入力部3は、シャッタおよび撮像素子を有し、この撮像素子から画像データを取りこむ。シャッタ制御部6は、制御部2の制御に応じて、画像入力部3に組み込まれているシャッタを制御する。
【0024】
画像処理部5は、制御部2の制御に応じて、画像入力部3が有する撮像素子から取り込まれた画像データに対して、表示サイズを考慮した画像処理およびカラーから白黒への変換処理などの画像処理を行う。画像一時記憶部4は、画像処理部5により処理された画像データを一時的に記憶する。画像記憶部14は、画像入力部3から取り込まれ、画像処理部5によって処理された画像データが記憶される。この画像記憶部14は、エリアa1〜エリアa10の10の記憶エリアに分割されており、制御部2の制御に応じて指定された記憶エリアに画像データが記憶される。
【0025】
シャッタ擬似音発生部10は、制御部2の制御に応じて、シャッタ擬似音を発生し、このシャッタ擬似音は、シャッタ擬似音発生部10に接続されているスピーカ11を介して出力される。フラッシュ部9は、フラッシュが搭載されており、制御部2の制御に応じて一定の時間、フラッシュ照射を行う。タイマ部16は、フラッシュ部9によるフラッシュ照射時間切り替え機能や、時計機能を実現するためのもので、時間のデータを制御部2に供給する。制御部2は、タイマ部16から得たデータから所定の時間が経過したことなどを判断する。
【0026】
アンテナ8は、無線電波を送受信するもので、無線制御部7と接続される。無線制御部7は、電話機能を実行し、アンテナ8を介して、インターネットプロバイダなどのアクセスポイントに発信し、データ要求などの信号を送信したり、データを含む呼び出し信号を受信してデコードする。
【0027】
電話帳データ記憶部13には、名前、電話番号などユーザが登録した電話帳情報、電子メールアドレス、インターネットプロバイダの情報が記憶される。設定データ記憶部18には、電話帳情報を入力するための選択肢、画像処理、シャッタ擬似音、フラッシュ照射時間、画像記憶部14の記憶エリア、電子メールアドレスなどが、「1」〜「0」ボタンと対応した状態で記憶される。
【0028】
表示部12は、制御部2の制御に応じて、画像入力部3から取り込んだ画像、電話番号、文字などを表示する。電源部15は、制御部2を介して各部に電源電圧を供給する。
【0029】
本発明の画像端末機器1は、複数あるシャッタボタンに画像データに関連する処理機能が割り当てられており、前記シャッタボタンのいずれかが押されると、その押されたシャッタボタンに割り当てられた処理を行うことを特徴とする。ここで、画像データに関連する処理とは、画像データを取得する際の処理、画像データに対する処理、および画像データを利用した処理を意味する。
【0030】
まず図2を参照して、電話帳リンク機能を有する画像端末機器1について説明する。図2は、この画像端末機器1の動作を示すフローチャートである。また、電話帳リンク機能とは、撮影した画像データと電話帳情報を入力するための選択肢とが対応して記憶されており、前記画像データを選択するとその画像データに対応して記憶されている前記選択肢が表示部12に表示される機能を言う。
【0031】
この画像端末機器1では、シャッタボタンである「1」〜「0」のボタンにそれぞれ電話帳情報を入力するための選択肢が割り当てられている。この各ボタンの割り当ては、設定データ記憶部18に記憶されている。また、いずれかのシャッタボタンを押して被写体を撮影することで、そのシャッタボタンに割り当てられている前記選択肢と対応付けて、取り込んだ画像データを記憶させることができる。
【0032】
表1に示すように、「1」ボタンには、電話帳情報である名前の頭文字の「あ行」が割り当てられている。同様に、「2」ボタンには「か行」が、「3」ボタンには「さ行」が、「4」ボタンには「た行」が、「5」ボタンには「な行」が、「6」ボタンには「は行」が、「7」ボタンには「ま行」が、「8」ボタンには「や行」が、「9」ボタンには「ら行」が、「0」ボタンには「わ行」がそれぞれ割り当てられている。
【0033】
【表1】
Figure 0003866950
【0034】
ここでは、シャッタボタンとして「1」ボタンが押された場合について説明する。まず、ステップS201において、キー操作部17にあるカメラキーが押され、カメラモードが設定されると、制御部2は、画像入力部3の撮像素子から取り込まれた画像データに対し、表示部12での表示サイズを考慮した画像処理を画像処理部5にさせる。次いで、その画像データを画像一時記憶部4に記憶させ、その画像を表示部12に表示させて、ステップS202に進む。この画像は、画像入力部3の向きが変わり被写体が変更されると、それに応じて画像入力部3から取り込まれる画像データが変化するため、動画的に表示される。
【0035】
ステップS202において、シャッタボタンである「1」ボタンを押し、シャッタ操作を行う。このシャッタ操作により、特定の被写体が撮影されて画像入力部3から画像データが出力される。この出力された画像データは、制御部2によって画像一時記憶部4に記憶され、ステップS203に進む。
【0036】
ステップS203において、制御部2は、シャッタ擬似音発生部10においてシャッタ擬似音を発生させ、スピーカ11からシャッタ擬似音を出力させ、ステップS204に進む。
【0037】
ステップS204において、制御部2は、シャッタボタンとして「1」〜「0」のボタンのいずれが押されたかを判断する。ここでは、「1」ボタンが押された場合を説明しているので、「1」ボタンが押されたと判断され、ステップS204−1に進む。
【0038】
次に、ステップS204−1からステップS205−1に進み、ステップS205−1において、制御部2は、ステップS202で画像一時記憶部4に記憶されていた画像データと、シャッタボタンとして「「1」ボタンが押された」という情報とを画像記憶部14に記憶させ、ステップS206に進む。ステップS206においては、カメラモードとなり、画像入力部3の撮像素子から次々と取り込まれる画像データが動画的に表示部12に表示される。
【0039】
ステップS207において、キー操作部17にある電話帳キーが押されると、電話帳モードが設定される。次いで、制御部2は、ステップS205−1で画像記憶部14に記憶された画像データを読み出し、その画像データを表示部12に表示される電話帳入力画面30(図3参照)の画像表示欄35に表示し、ステップS208に進む。図3は、電話帳情報を入力する画面である電話帳入力画面30の表示例である。電話帳入力画面30は、名前欄31、名前入力欄32、電話番号欄33、電話番号入力欄34、画像表示欄35を有する。
【0040】
ステップS208において、制御部2は、取り込まれた画像データと対応付けて画像記憶部14に記憶されている「「1」ボタンが押された」という情報を読み出す。「1」ボタンに対応した選択肢は「あ行」であるので、図3に示すように名前入力欄32に「あ」を表示させ、名前入力を催促し、ステップS209に進む。
【0041】
ここで、ステップS202において「2」ボタンが押された場合は、ステップS204で「2」ボタンが押されたと判断され、ステップS204−2、ステップS205−2と進み、ステップS208で名前入力欄32に「か」が表示される。同様に、「3」ボタンが押された場合は、ステップS204−3、ステップS205−3と進み、ステップS208では「さ」が、「4」ボタンが押された場合は、ステップS204−4、ステップS205−4と進み、ステップS208では「た」が、「5」ボタンが押された場合は、ステップS204−5、ステップS205−5と進み、ステップS208では「な」が、「6」ボタンが押された場合は、ステップS204−6、ステップS205−6と進み、ステップS208では「は」が、「7」ボタンが押された場合は、ステップS204−7、ステップS205−7と進み、ステップS208では「ま」が、「8」ボタンが押された場合は、ステップS204−8、ステップS205−8と進み、ステップS208では「や」が、「9」ボタンが押された場合は、ステップS204−9、ステップS205−9と進み、ステップS208では「ら」が、「0」ボタンが押された場合は、ステップS204−10、ステップS205−10と進み、ステップS208では「わ」が表示される。
【0042】
ステップS209において、名前、電話番号などの電話帳情報を入力した後、完了キーが押されると、制御部2は、電話帳データ記憶部13に、入力された電話帳情報を記憶させ、ステップS210に進む。ステップS210において、制御部2は、スピーカ11から登録完了のブザー音を出力させ、ステップS206に戻り、カメラモードに移行させる。
【0043】
このように、シャッタボタンである「1」〜「0」のボタン毎に電話帳情報を入力するための選択肢が割り当てられているので、シャッタ操作を行う際に、所望の前記選択肢が割り当てられているシャッタボタンを押せば、自動的に画像データと前記選択肢とが関連付けられて記憶される。したがって、画像データと対応付けて電話帳情報を登録する際に、画像データを取り込んだ後に何も入力されていないところから、それぞれの画像データに対応する電話帳情報を入力するといった面倒なキー操作がなくなり、ユーザは容易に画像データと電話帳情報を関連付けて電話帳に登録することができる。
【0044】
上述したように、「1」〜「0」の各ボタンに「あ行」、「か行」などの名前の頭文字を割り当てるだけでなく、性別、会社名などを割り当てることもできる。
【0045】
次に図4を参照して、画像データに対する画像処理機能を有する画像端末機器1について説明する。図4は、この画像端末機器1の動作を示すフローチャートである。
【0046】
この画像端末機器1は、シャッタボタンである「1」〜「0」のボタンにそれぞれ異なる画像処理が割り当てられている。この各ボタンの割り当ては、設定データ記憶部18に記憶されている。また、いずれかのシャッタボタンを押すことで、そのシャッタボタンに割り当てられている画像処理を、取り込んだ画像データに施し、その画像データを記憶させることができる。
【0047】
表2に示すように、「1」ボタンには、第1の画像処理としてセピア色への画像処理が割り当てられている。同様に、「2」ボタンには第2の画像処理として白黒への画像処理が、「3」ボタンには第3の画像処理としてフレーム装飾f1を施す画像処理が、「4」ボタンには第4の画像処理としてフレーム装飾f2を施す画像処理が、「5」ボタンには第5の画像処理としてフレーム装飾f3を施す画像処理が、「6」ボタンには第6の画像処理としてフレーム装飾f4を施す画像処理が、「7」ボタンには第7の画像処理としてフレーム装飾f5を施す画像処理が、「8」ボタンには第8の画像処理としてレーム装飾f6を施す画像処理が、「9」ボタンには第9の画像処理としてフレーム装飾f7を施す画像処理が、「0」ボタンには第10の画像処理としてフレーム装飾f8を施す画像処理がそれぞれ割り当てられている。ここで、フレーム装飾とは、表示部12に表示される画像の周縁部に施される飾り付けを意味する。
【0048】
【表2】
Figure 0003866950
【0049】
ここでは、シャッタボタンとして「1」ボタンが押された場合について説明する。まず、ステップS401において、キー操作部17にあるカメラキーが押され、カメラモードが設定されると、制御部2は、画像入力部3の撮像素子から取り込まれた画像データに対し、表示部12での表示サイズを考慮した画像処理を画像処理部5にさせる。次いで、この画像データを画像一時記憶部4に記憶させ、その画像を表示部12に表示させて、ステップS402に進む。この画像は、画像入力部3の向きが変わり被写体が変更されると、それに応じて画像入力部3から取り込まれる画像データが変化するため、動画的に表示される。
【0050】
ステップS402において、シャッタボタンである「1」ボタンを押し、シャッタ操作を行う。このシャッタ操作により、特定の被写体が撮影されて画像入力部3から画像データが出力される。この出力された画像データは、制御部2によって画像一時記憶部4に記憶され、ステップS403に進む。ステップS403において、制御部2は、シャッタ擬似音発生部10においてシャッタ擬似音を発生させ、スピーカ11からシャッタ擬似音を出力させ、ステップS404に進む。
【0051】
ステップS404において、制御部2は、シャッタボタンとして「1」〜「0」のボタンのいずれが押されたかを判断する。ここでは、「1」ボタンが押された場合を説明しているので、「1」ボタンが押されたと判断され、ステップS404−1に進む。
【0052】
次に、ステップS404−1からステップS405−1に進み、ステップS405−1において、制御部2は、ステップS402で画像一時記憶部4に記憶されていた画像データに対して、あらかじめ設定データ記憶部18で記憶されている画像処理を画像処理部5にさせる。ここでは、「1」ボタンを押してシャッタ操作を行ったので、画像データはセピア色に画像処理される。次いで、制御部2は、この画像データを画像一時記憶部4に記憶させ、撮影確認画面50(図5参照)のように表示部12に表示させて、ステップS406に進む。図5は、画像処理が施された画像を確認するための撮影確認画面50の表示例である。撮影確認画面50は、画像処理が施された画像が表示される画像表示欄51を有する。
【0053】
ここで、ステップS402において「2」ボタンが押された場合は、ステップS404で「2」ボタンが押されたと判断され、ステップS404−2に進み、ステップS405−2で第2の画像処理が行われる。同様に、「3」ボタンが押された場合は、ステップS404−3に進み、ステップS405−3では第3の画像処理が、「4」ボタンが押された場合は、ステップS404−4に進み、ステップS405−4では第4の画像処理が、「5」ボタンが押された場合は、ステップS404−5に進み、ステップS405−5では第5の画像処理が、「6」ボタンが押された場合は、ステップS404−6に進み、ステップS405−6では第6の画像処理が、「7」ボタンが押された場合は、ステップS404−7に進み、ステップS405−7では第7の画像処理が、「8」ボタンが押された場合は、ステップS404−8に進み、ステップS405−8では第8の画像処理が、「9」ボタンが押された場合は、ステップS404−9に進み、ステップS405−9では第9の画像処理が、「0」ボタンが押された場合は、ステップS404−10に進み、ステップS405−10では第10の画像処理が行われる。
【0054】
ステップS406において、キー操作部17の記憶キーが押されると、制御部2は、ステップS405−1で画像一時記憶部4に記憶されていた画像処理後の画像データを画像記憶部14に記憶させる。次いで、スピーカ11からブザー音を出力させ、ステップS407に進む。ステップS407においては、カメラモードとなり、画像入力部3の撮像素子から次々と取り込まれる画像データが動画的に表示部12に表示される。
【0055】
このように、シャッタボタンである「1」〜「0」のボタン毎に異なる画像処理が割り当てられているので、シャッタ操作を行う際に、所望の画像処理が割り当てられているシャッタボタンを押せば、自動的にその画像処理が施される。したがって、画像データを取り込んだ後に、その画像データに対して画像処理をするための面倒なキー操作がなくなり、ユーザは容易に画像データに画像処理を施すことができる。
【0056】
次に図6を参照して、画像撮影時におけるシャッタ擬似音切替機能を有する画像端末機器1について説明する。図6は、この画像端末機器1の動作を示すフローチャートである。
【0057】
この画像端末機器1は、シャッタボタンである「1」〜「0」のボタンにそれぞれ異なるシャッタ擬似音が割り当てられている。この各ボタンの割り当ては、設定データ記憶部18に記憶されている。また、いずれかのシャッタボタンを押すことで、そのシャッタボタンに割り当てられているシャッタ擬似音が出力された後に、その取り込まれた画像データを記憶させることができる。
【0058】
表3に示すように、「1」ボタンには、第1のシャッタ擬似音として“カシャ”が割り当てられている。同様に、「2」ボタンには第2のシャッタ擬似音として“チーズ”が、「3」ボタンには第3のシャッタ擬似音として“ピンポン”が、「4」ボタンには第4のシャッタ擬似音として“バン”が、「5」ボタンには第5のシャッタ擬似音として“ピン”が、「6」ボタンには第6のシャッタ擬似音として“ポン”が、「7」ボタンには第7のシャッタ擬似音として“パン”が、「8」ボタンには第8のシャッタ擬似音として“ピカ”が、「9」ボタンには第9のシャッタ擬似音として“パシャ”が、「0」ボタンには第10のシャッタ擬似音として“撮りました”がそれぞれ割り当てられている。
【0059】
【表3】
Figure 0003866950
【0060】
ここでは、シャッタボタンとして「1」ボタンが押された場合について説明する。まず、ステップS601において、キー操作部17にあるカメラキーが押され、カメラモードが設定されると、制御部2は、画像入力部3の撮像素子から取り込まれた画像データに対し、表示部12での表示サイズを考慮した画像処理を画像処理部5にさせる。次いで、この画像データを画像一時記憶部4に記憶させ、その画像を表示部12に表示させて、ステップS602に進む。この画像は、画像入力部3の向きが変わり被写体が変更されると、それに応じて画像入力部3から取り込まれる画像データが変化するため、動画的に表示される。
【0061】
ステップS602において、シャッタボタンである「1」ボタンを押し、シャッタ操作を行う。このシャッタ操作により、特定の被写体が撮影されて画像入力部3から画像データが出力される。この出力された画像データは、制御部2によって画像一時記憶部4に記憶され、ステップS603に進む。
【0062】
ステップS603において、制御部2は、シャッタボタンとして「1」〜「0」のボタンのいずれが押されたかを判断する。ここでは、「1」ボタンが押された場合を説明しているので、「1」ボタンが押されたと判断され、ステップS603−1に進む。
【0063】
次に、ステップS603−1からステップS604−1に進み、ステップS604−1において、制御部2は、あらかじめ設定データ記憶部18で記憶されているシャッタ擬似音をシャッタ擬似音発生部10に発生させ、そのシャッタ擬似音をスピーカ11から出力させて、ステップS605に進む。ここでは、「1」ボタンを押してシャッタ操作を行ったので、“カシャ”というシャッタ擬似音がスピーカ11から出力される。
【0064】
ここで、ステップS602において「2」ボタンが押された場合は、ステップS603で「2」ボタンが押されたと判断され、ステップS603−2に進み、ステップS604−2では第2のシャッタ擬似音が出力される。同様に、「3」ボタンが押された場合は、ステップS603−3に進み、ステップS604−3では第3のシャッタ擬似音が、「4」ボタンが押された場合は、ステップS603−4に進み、ステップS604−4では第4のシャッタ擬似音が、「5」ボタンが押された場合は、ステップS603−5に進み、ステップS604−5では第5のシャッタ擬似音が、「6」ボタンが押された場合は、ステップS603−6に進み、ステップS604−6では第6のシャッタ擬似音が、「7」ボタンが押された場合は、ステップS603−7に進み、ステップS604−7では第7のシャッタ擬似音が、「8」ボタンが押された場合は、ステップS603−8に進み、ステップS604−8では第8のシャッタ擬似音が、「9」ボタンが押された場合は、ステップS603−9に進み、ステップS604−9では第9のシャッタ擬似音が、「0」ボタンが押された場合は、ステップS603−10に進み、ステップS604−10では第10のシャッタ擬似音が出力される。
【0065】
ステップS605において、制御部2は、ステップS602で画像一時記憶部4に記憶されていた画像データを、画像記憶部14に記憶させ、表示部12に表示させ、ステップS606に進む。ステップS606においては、カメラモードとなり、画像入力部3の撮像素子から次々と取り込まれる画像データが動画的に表示部12に表示される。
【0066】
このように、シャッタボタンである「1」〜「0」のボタン毎に異なるシャッタ擬似音が割り当てられているので、シャッタ操作を行う際に、所望のシャッタ擬似音が割り当てられているシャッタボタンを押せば、自動的にそのシャッタ擬似音が出力される。したがって、被写体を撮影するたびにシャッタ擬似音を切り替えるといった面倒なキー操作がなくなり、ユーザは簡単にシャッタ擬似音を選ぶことができる。
【0067】
次に図7を参照して、画像撮影時におけるフラッシュ時間切替機能を有する画像端末機器1について説明する。図7は、この画像端末機器1の動作を示すフローチャートである。
【0068】
この画像端末機器1は、シャッタボタンである「1」〜「0」のボタンにそれぞれ異なるフラッシュ照射時間が割り当てられている。この各ボタンの割り当ては、設定データ記憶部18に記憶されている。また、いずれかのシャッタボタンを押すことで、そのシャッタボタンに割り当てられている時間だけフラッシュが照射され、フラッシュが照射されている間に画像入力部3の撮像素子より取り込んだ画像データを記憶させることができる。
【0069】
「1」ボタンには、フラッシュ照射時間として0.1秒が割り当てられている。同様に、「2」ボタンには0.2秒が、「3」ボタンには0.3秒が、「4」ボタンには0.4秒が、「5」ボタンには0.5秒が、「6」ボタンには0.6秒が、「7」ボタンには0.7秒が、「8」ボタンには0.8秒が、「9」ボタンには0.9秒が、「0」ボタンには1秒が割り当てられている。ここでは、シャッタボタンとして「1」ボタンが押された場合について説明する。
【0070】
まず、ステップS701において、キー操作部17にあるカメラキーが押され、カメラモードに設定されると、制御部2は、画像入力部3の撮像素子から取り込まれた画像データに対し、表示部12での表示サイズを考慮した画像処理を画像処理部3にさせる。次いで、この画像データを画像一時記憶部4に記憶させ、その画像を表示部12に表示させて、ステップS702に進む。この画像は、画像入力部3の向きが変わり被写体が変更されることで、それに応じて画像入力部3から取り込まれる画像データが変化するため、動画的に表示される。
【0071】
ステップS702において、シャッタボタンである「1」ボタンを押し、シャッタ操作を行う。ステップS703において、制御部2は、シャッタボタンとして「1」〜「0」のボタンのいずれが押されたかを判断する。ここでは、「1」ボタンが押された場合を説明しているので、「1」ボタンが押されたと判断され、ステップS703−1に進む。
【0072】
次に、ステップS703−1からステップS704−1に進み、ステップS704−1において、制御部2は、あらかじめ設定データ記憶部18で記憶されているシャッタ照射時間である0.1秒を、タイマ部16にセットし、フラッシュ部9を点灯し、ステップS705に進む。
【0073】
ここで、ステップS702において「2」ボタンが押された場合は、ステップS703で「2」ボタンが押されたと判断され、ステップS703−2に進み、ステップS704−2で0.2秒がタイマ部16にセットされる。同様に、「3」ボタンが押された場合は、ステップS703−3に進み、ステップS704−3で0.3秒が、「4」ボタンが押された場合は、ステップS703−4に進み、ステップS704−4で0.4秒が、「5」ボタンが押された場合は、ステップS703−5に進み、ステップS704−5で0.5秒が、「6」ボタンが押された場合は、ステップS703−6に進み、ステップS704−6で0.6秒が、「7」ボタンが押された場合は、ステップS703−7に進み、ステップS704−7で0.7秒が、「8」ボタンが押された場合は、ステップS703−8に進み、ステップS704−8で0.8秒が、「9」ボタンが押された場合は、ステップS703−9に進み、ステップS704−9で0.9秒が、「0」ボタンが押された場合は、ステップS703−10に進み、ステップS704−10で1秒がタイマ部16にセットされる。
【0074】
ステップS705において、制御部2は、ステップS704−1でタイマ部16にセットしたタイマがタイムアップしたかどうかを判断する。タイムアップしない場合は、ステップS705に戻る。タイムアップした場合には、ステップS706へ進む。
【0075】
ステップS706において、制御部2は、シャッタ制御部6を制御し、特定の被写体を撮影して、画像入力部3からその画像データを出力させて画像一時記憶部4に記憶させ、表示部12に表示させる。次いで、画像一時記憶部4に記憶されている画像データを画像記憶部14に記憶させて、ステップS707に進む。
【0076】
ステップS707において、制御部2は、フラッシュ部9のフラッシュを消灯するとともに、シャッタ擬似音発生部10でシャッタ擬似音を発生させ、スピーカ11から出力させてステップS708に進む。ステップS708においては、カメラモードとなり、画像入力部3の撮像素子から次々と取り込まれた画像データが動画的に表示部12に表示される。
【0077】
このように、シャッタボタンである「1」〜「0」のボタン毎に異なるフラッシュ照射時間が割り当てられているので、シャッタ操作を行う際に、所望のフラッシュ照射時間が割り当てられているシャッタボタンを押せば、自動的にそのフラッシュ照射時間だけフラッシュが照射される。したがって、被写体を撮影するたびにフラッシュ照射時間を切り替えるといった面倒なキー操作がなくなり、ユーザは簡単にフラッシュ照射時間を選ぶことができる。
【0078】
次に図8を参照して、画像データを記憶させる際に画像記憶エリアを指定する機能を有する画像端末機器1について説明する。図8は、この画像端末機器1の動作を示すフローチャートである。
【0079】
この画像端末機器1は、シャッタボタンである「1」〜「0」のボタンにそれぞれ画像データを記憶させるエリアが割り当てられている。この各ボタンの割り当ては、設定データ記憶部18に記憶されている。また、いずれかのシャッタボタンを押すことで、そのシャッタボタンに割り当てられているエリアに取り込んだ画像データを記憶させることができる。
【0080】
「1」ボタンには、画像記憶部14の記憶エリアであるエリアa1が割り当てられている。同様に、「2」ボタンにはエリアa2が、「3」ボタンにはエリアa3が、「4」ボタンにはエリアa4が、「5」ボタンにはエリアa5が、「6」ボタンにはエリアa6が、「7」ボタンにはエリアa7が、「8」ボタンにはエリアa8が、「9」ボタンにはエリアa9が、「0」ボタンにはエリアa10が割り当てられている。ここでは、シャッタボタンとして「1」ボタンが押された場合について説明する。
【0081】
まず、ステップS801において、キー操作部17にあるカメラキーが押され、カメラモードが設定されると、制御部2は、画像入力部3の撮像素子から取り込まれた画像データに対し、表示部12での表示サイズを考慮した画像処理を画像処理部5にさせる。次いで、この画像データを画像一時記憶部4に記憶させ、その画像を表示部12に表示させて、ステップS802に進む。この画像は、画像入力部3の向きが変わり被写体が変更されると、それに応じて画像入力部3から取り込まれる画像が変化するため、動画的に表示される。
【0082】
ステップS802において、シャッタボタンである「1」ボタンを押し、シャッタ操作を行う。このシャッタ操作により、特定の被写体が撮影されて画像入力部3から画像データが出力される。この出力された画像データは、制御部2によって画像一時記憶部4に記憶され、ステップS803に進む。
【0083】
ステップS803において、制御部2は、シャッタボタンとして「1」〜「0」のボタンのいずれが押されたかを判断する。ここでは、「1」ボタンが押された場合を説明しているので、「1」ボタンが押されたと判断され、ステップS803−1に進む。
【0084】
次に、ステップS803−1からステップS804−1に進み、ステップS804−1において、制御部2は、シャッタ擬似音発生部10でシャッタ擬似音を発生させ、そのシャッタ擬似音をスピーカ11から出力させて、ステップS805−1に進む。ステップS805−1において、制御部2は、ステップS802で画像一時記憶部4に記憶されている画像データを、画像記憶部14のエリアa1に記憶させ、ステップS806に進む。
【0085】
ここで、ステップS802において「2」ボタンが押された場合は、ステップS803で「2」ボタンが押されたと判断され、ステップS803−2、ステップS804−2と進み、ステップS805−2で取り込まれた画像データは画像記憶部14のエリアa2に記憶される。同様に、画像データは、「3」ボタンが押された場合は、ステップS803−3、ステップS804−3と進み、ステップS805−3でエリアa3に、「4」ボタンが押された場合は、ステップS803−4、ステップS804−4と進み、ステップS805−4でエリアa4に、「5」ボタンが押された場合は、ステップS803−5、ステップS804−5と進み、ステップS805−5でエリアa5に、「6」ボタンが押された場合は、ステップS803−6、ステップS804−6と進み、ステップS805−6でエリアa6に、「7」ボタンが押された場合は、ステップS803−7、ステップS804−7と進み、ステップS805−7でエリアa7に、「8」ボタンが押された場合は、ステップS803−8、ステップS804−8と進み、ステップS805−8でエリアa8に、「9」ボタンが押された場合は、ステップS803−9、ステップS804−9と進み、ステップS805−9でエリアa9に、「0」ボタンが押された場合は、ステップS803−10、ステップS804−10と進み、ステップS805−10でエリアa10に記憶される。
【0086】
ステップS806においては、カメラモードとなり、画像入力部3の撮像素子から次々と取り込まれる画像データが動画的に表示部12に表示される。
【0087】
このように、シャッタボタンである「1」〜「0」のボタン毎に画像データを格納するエリアが割り当てられているので、シャッタ操作を行う際に、所望のエリアが割り当てられているシャッタボタンを押せば、自動的に選択したエリアに画像データが記憶される。したがって、画像データを取り込んだ後にどこにその画像データを記憶させるかを選択するといった面倒なキー操作がなくなり、ユーザは容易に希望のエリアに取り込んだ画像データを記憶させることができる。
【0088】
次に図9を参照して、取り込んだ画像データを指定された電子メールアドレスに自動で送信する機能を有する画像端末機器1について説明する。図9は、この画像端末機器1の動作を示すフローチャートである。
【0089】
この画像端末機器1は、シャッタボタンである「1」〜「0」のボタンにそれぞれ電子メールアドレスが割り当てられている。この「1」〜「0」のボタンに割り当てられている各電子メールアドレスは、あらかじめユーザにより登録され、設定データ記憶部18に記憶されている。また、いずれかのシャッタボタンを押すことで、画像データが記憶され、その記憶された画像データを、そのシャッタボタンに割り当てられている電子メールアドレスに送信することができる。
【0090】
「1」ボタンには、電子メールアドレスe1が割り当てられている。同様に、「2」ボタンには電子メールアドレスe2が、「3」ボタンには電子メールアドレスe3が、「4」ボタンには電子メールアドレスe4が、「5」ボタンには電子メールアドレスe5が、「6」ボタンには電子メールアドレスe6が、「7」ボタンには電子メールアドレスe7が、「8」ボタンには電子メールアドレスe8が、「9」ボタンには電子メールアドレスe9が、「0」ボタンには電子メールアドレスe10が割り当てられている。ここでは、シャッタボタンとして「1」ボタンが押された場合について説明する。
【0091】
まず、ステップS901において、キー操作部17にあるカメラキーが押され、カメラモードが設定されると、制御部2は、画像入力部3の撮像素子から取り込まれた画像データに対し、表示部12での表示サイズを考慮した画像処理を画像処理部5にさせる。次いで、この画像データを画像一時記憶部4に記憶させ、その画像を表示部12に表示させて、ステップS902に進む。この画像は、画像入力部3の向きが変わり被写体が変更されると、それに応じて画像入力部3から取り込まれる画像データが変化するため、動画的に表示される。
【0092】
ステップS902において、シャッタボタンである「1」ボタンを押し、シャッタ操作を行う。このシャッタ操作により、特定の被写体が撮影されて画像入力部3から画像データが出力される。この出力された画像データは、制御部2によって画像一時記憶部4に記憶され、ステップS903に進む。
【0093】
ステップS903において、制御部2は、シャッタボタンとして「1」〜「0」のボタンのいずれが押されたかを判断する。ここでは、「1」ボタンが押された場合を説明しているので、「1」ボタンが押されたと判断され、ステップS903−1に進む。
【0094】
次に、ステップS903−1からステップS904−1に進み、ステップS904−1において、制御部2は、シャッタ擬似音発生部10でシャッタ擬似音を発生させ、そのシャッタ擬似音をスピーカ11から出力させて、ステップS905−1に進む。ステップS905−1において、制御部2は、ステップS902において画像一時記憶部4に記憶されている画像データを画像記憶部14に記憶させ、ステップS906−1に進む。
【0095】
ステップS906−1において、制御部2は、あらかじめ設定データ記憶部18に記憶されており、「1」ボタンに対応する電子メールアドレスe1を読み出す。次いで、制御部2は、無線制御部7に、ステップS905−1で画像記憶部14に記憶された画像データが添付された電子メールを送信させ、ステップS907に進む。電子メールの送信は、通信事業者のネットワーク、インターネットプロバイダなどに、アンテナを介して行われる。画像端末機器1から送信された電子メールは、通信業者のネットワーク、インターネットプロバイダなどから送信先である電子メールアドレスに送信される。
【0096】
ここで、ステップS902において「2」ボタンが押された場合、ステップS903において、「2」ボタンが押されたと判断され、ステップS903−2、S904−2、S905−2と進み、ステップS906−2で電子メールアドレスe2に画像データが送信される。同様に、「3」ボタンが押された場合は、ステップS903−3、S904−3、S905−3と進み、ステップS906−3では電子メールアドレスe3に、「4」ボタンが押された場合は、ステップS903−4、S904−4、S905−4と進み、ステップS906−4では電子メールアドレスe4に、「5」ボタンが押された場合は、ステップS903−5、S904−5、S905−5と進み、ステップS906−5では電子メールアドレスe5に、「6」ボタンが押された場合は、ステップS903−6、S904−6、S905−6と進み、ステップS906−6では電子メールアドレスe6に、「7」ボタンが押された場合は、ステップS903−7、S904−7、S905−7と進み、ステップS906−7では電子メールアドレスe7に、「8」ボタンが押された場合は、ステップS903−8、S904−8、S905−8と進み、ステップS906−8では電子メールアドレスe8に、「9」ボタンが押された場合は、ステップS903−9、S904−9、S905−9と進み、ステップS906−9では電子メールアドレスe9に、「0」ボタンが押された場合は、ステップS903−10、S904−10、S905−10と進み、ステップS906−10では電子メールアドレスe10に画像データが送信される。
【0097】
ステップS907においては、カメラモードとなり、画像入力部3の撮像素子から次々と取り込まれる画像データが動画的に表示部12に表示される。
【0098】
このように、シャッタボタンである「1」〜「0」のボタン毎に異なる電子メールアドレスが割り当てられているので、シャッタ操作を行う際に、所望の電子メールアドレスが割り当てられているシャッタボタンを押せば、自動的にその電子メールアドレスに画像データが送信される。したがって、画像データを取り込んだ後にわざわざ電子メールアドレスを入力して電子メールを送信するといった面倒なキー操作がなくなり、ユーザは容易に希望の相手に画像データを電子メールで送信できる。
【0099】
上述した画像端末機器1としては、画像撮影機能を備えている機器であればいずれにも適用できるが、携帯電話機、デジタルカメラ、電子手帳、モバイルコンピュータなどのようにキーが多くある端末機器において本発明は特に有効である。たとえば、カメラ付き携帯電話機の場合、ダイヤル発信に用いるダイヤルキーがキー操作部となり、このダイヤルキーをシャッタボタンとする。小さなキーしか有さない携帯電話機において、画像データに関連する処理を行うために通常のキー操作を行えば、携帯電話機の小型化によるメリット以上に、キー操作の手間および煩雑さによるデメリットが顕著になる。しかしながら、本発明を携帯電話機に適用すれば、前記デメリットが大幅に減少し、操作性が高まり、時間を有効に活用できる。
【0100】
また、テンキーである「1」〜「0」のボタンとその各ボタンに対応させる画像データに関連する処理との組み合わせが複数種類あり、どの組み合わせを有効とするかについてユーザが自由に選択できるようにしてもよい。
【0101】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、テンキーおよび操作キーを含む複数のキー毎に、上述したような各種画像データに関連する処理機能が割り当てられているので、わざわざ前記処理を行うために面倒なキー操作をしなくて済む。また、どのキーを押してもシャッタボタンとして機能するので、どのキーを操作しても、撮影手段によって撮影することができる。したがって、ユーザのキー操作の手間を大幅に削減することができ、操作性が高く、時間を有効に活用できる画像端末機器を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態である画像端末機器1の構成を示すブロック図である。
【図2】電話帳リンク機能を有する画像端末機器1の動作を示すフローチャートである。
【図3】電話帳入力画面30の表示例である。
【図4】画像取り込み時における画像処理機能を有する画像端末機器1の動作を示すフローチャートである。
【図5】撮影確認画面50の表示例である。
【図6】画像取り込み時におけるシャッタ擬似音切替機能を有する画像端末機器1の動作を示すフローチャートである。
【図7】画像取り込み時におけるフラッシュ時間切替機能を有する画像端末機器1の動作を示すフローチャートである。
【図8】画像を記憶させる際に画像記憶エリアを指定する機能を有する画像端末機器1の動作を示すフローチャートである。
【図9】取り込んだ画像を指定された電子メールアドレスに自動で送信する機能を有する画像端末機器1の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 画像端末機器
2 制御部
3 画像入力部
4 画像一時記憶部
5 画像処理部
6 シャッタ制御部
7 無線制御部
8 アンテナ
9 フラッシュ部
10 シャッタ擬似音発生部
11 スピーカ
12 表示部
13 電話帳データ記憶部
14 画像記憶部
15 電源部
16 タイマ部
17 キー操作部
18 設定データ記憶部
30 電話帳入力画面
31 名前欄
32 名前入力欄
33 電話番号欄
34 電話番号入力欄
35,51 画像表示欄
50 撮影確認画面

Claims (3)

  1. 被写体を撮影して画像データに変換して出力する撮影手段と、
    画像データを記憶する画像データ記憶手段と、
    テンキーおよび操作キーを含む複数のキーを備える入力手段と、
    各キーのうちの1つが押されたとき、前記撮影手段により被写体を撮影させて画像データを出力させるとともに、画像データを前記画像データ記憶手段に記憶させる制御手段と
    電話帳情報を画像データと対応付けて登録することができる電話帳登録手段とを備え、
    入力手段の各キーには、各キー毎に、電話帳情報を入力するための選択肢が割り当てられ、
    制御手段は、各キーのうちの1つが押されたとき、前記撮影手段により被写体を撮影させて画像データを出力させ、押されたキーに割り当てられた選択肢と関連付けて画像データを前記画像データ記憶手段に記憶させることを特徴とする画像端末機器。
  2. 被写体を撮影して画像データに変換して出力する撮影手段と、
    画像データを記憶する画像データ記憶手段と、
    テンキーおよび操作キーを含む複数のキーを備える入力手段と、
    各キーのうちの1つが押されたとき、前記撮影手段により被写体を撮影させて画像データを出力させるとともに、画像データを前記画像データ記憶手段に記憶させる制御手段と、
    前記画像データ記憶手段に記憶された画像データを電子メールで送信する電子メール送信手段とを備え、
    入力手段の各キーには、各キー毎に異なる電子メールアドレスが割り当てられ、
    制御手段は、各キーのうちの1つが押されたとき、前記撮影手段により被写体を撮影させて画像データを出力させ、画像データを前記画像データ記憶手段に記憶させ、電子メール送信手段により押されたキーに割り当てられた電子メールアドレスに前記画像データを送信させることを特徴とする画像端末機器。
  3. 電話機能を実行する電話手段を備え、
    前記テンキーは、ダイヤル発信に用いるテンキーであることを特徴とする請求項1または2に記載の画像端末機器。
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