JP3866645B2 - アウトレット - Google Patents

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  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)
  • Electric Cable Arrangement Between Relatively Moving Parts (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、屋内の各種機器を接続するアウトレットに関し、特に壁面に取付けられて電気的及び光学的な信号の授受を行なうアウトレットに関する。
【0002】
【従来の技術】
インターネットの急速な普及により情報通信の高速化、情報量の増大に加え、最近では双方向通信と大容量通信の光ネットワークの構築が進展し、一般家庭においても光ファイバを用いた通信が行なわれるようになってきた。このため、従来の導電線を用いた電話回線に加えて、光ファイバを用いた通信回線の使用が増えてきている。
【0003】
従来、電源線、電話線、TV信号線等は、壁面に取付けられたアウトレットを用いて、各種の機器を接続する形態がとられている。光ファイバが新たな情報通信手段として取入れられた場合においても、このようなアウトレットを用いて、情報機器との接続が簡単に行なえることが要望されている。しかし、光ファイバの場合は、ガラスファイバを用いているため、曲げ径等に制限があり、また光ファイバ間の接続部に補強を要するなど、導電線により接続を行なう従来のアウトレットと比べて、その使用形態に大きな差異がある。
【0004】
従来、光ファイバを用いた光学的な接続ためのアウトレットの一例として、例えば、特許文献1が知られている。図5は前記特許文献1で開示されているアウトレットの概略を説明する図で、図中、101はアウトレットボックス、102はアウトレット前面パネル、103は光コネクタ用アダプタ、104はコネクタ取付け部、105は光コネクタ(MTコネクタ)、106は光ファイバを示す。
【0005】
図5に示す光コネクタ用のアウトレットは、電気コネクタ用のアウトレットと同程度の形状と寸法で形成され、アウトレットボックス101の前面にアウトレット前面パネル102を取付けて構成される。アウトレット前面パネル102は、アウトレットボックス101から突き出るように形成され、下部に光コネクタ用アダプタ103を下向きにして取付けてある。光ファイバ106は、アウトレットボックス101内でループ状に巻かれて収納され、先端の光コネクタ105を光コネクタ用アダプタ103に取付けたコネクタ取付け部104に取付ける。この構成により、光ファイバ106は曲げ径を大きくして収納することができるとされている。
【0006】
【特許文献1】
特開2001−141956号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
各家庭に光ファイバケーブルを引き込む場合、特に既設住宅に光ファイバケーブルを引き込んで光ファイバ用アウトレットを設置する場合、住宅構造にもよるが、その配線工事に多くの時間を費やしている。現状の工事では、壁に穴をあけて光ファイバケーブルを室内に引き込んでいるが、工事後に、あけた穴を塞ぐなどの付帯作業が発生し見栄えもよくない。また、光ファイバ用のアウトレットを新たに設置するボックス穴をあけるのも容易でないことがある。
【0008】
この光ファイバケーブルの配線工事を効率的に行なうのに、既に配線されている電話線やTVアンテナ線づたいに光ファイバケーブルを配線し、既設のアウトレットを利用する方法が考えられる。例えば、既設のアウトレットから電話線を一旦外し、これに引き通し紐をつないで電話線の導入口に引き抜く。ここで、引き通し紐に光ファイバケーブルの先端をつないで引き戻し、再度電話線とともにアウトレット側に引き出す。そして、既設のアウトレットを光ファイバ用のものと置き換えるか、新たに光ファイバ用のアウトレットを既設のものに併設する。
【0009】
上述の図5に示した光ファイバ用のアウトレットは、光ファイバ専用のものとして構成されているため、既設の電話線(導電線)等を継続使用するには、別にアウトレットを追加設置する必要がある。新たに光ファイバ専用のアウトレットを設置するには、壁に新たにボックス穴を設ける必要があり、また、壁構造からボックス穴を新たに設けることができない場合もある。
【0010】
このため、既設のアウトレットを用いて、光ファイバコードと既存の電話コードの双方の接続が行なえる形態のアウトレットが望まれている。このような要望から、これまでに電話コード用と光ファイバコード用の接続口を一体的に組み込んだ複合構造のアウトレットも開発されているが、光ファイバの収納処理や作業性での問題が多かった。また、電話用プラグ等の接続口と光コネクタプラグの接続口が、下向きの同方向で形成されていたり、電話線と光ファイバの配線が混在するため、個別でのメンテナンスがし難いという問題もあった。
【0011】
本発明は、上述した実情に鑑みてなされたもので、光ファイバケーブルの収納処理が容易に行なえ、また、電話用プラグ等の接続も従来と同様な形態で行なうことができる接続口と光ファイバ用の接続口とを一体的に組み込んだ複合構成のアウトレットの提供を課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明によるアウトレットは、壁面に配設されるアウトレットであって、コンセントプレートは光ファイバ収納プレートとカバープレートとからなり、前記の光ファイバ収納プレートは、壁内から引き出される光ファイバケーブルの軸方向と直交する方向に突条部を有し、光ファイバケーブルを突条部に当てて締結部材で引き留め固定する光ファイバ固定片を備え、プレート前面側に電気的接続のための接続口が設けられ、プレート下方側にプレート面と平行な下方から光学的接続のための接続口が設けられているようにしたものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
図により本発明の実施の形態を説明する。図1は本発明によるコンセントプレートの一例を説明する図である。図中、1はコンセントプレート、2は光ファイバ収納プレート、3はカバープレート、4は電話用モジュラージャック(コンセント)、5はコンセント穴、6はプレート面、6aは薄形化部、6bは窪み部、7は電話用プラグ、8は光コネクタ接続アダプタ、9は光コネクタプラグ、9aは接続コードを示す。
【0014】
コンセントプレート1は、後述する通常の電気的な接続用のアウトレットのコンセントプレートに置き換えて取付けられるもので、合成樹脂等で成形された光ファイバ収納プレート2とカバープレート3からなり、光ファイバ収納プレート2はカバープレート3に嵌め込み等により取付けられるようになっている。コンセントプレート1のプレート面6には、電気的接続のための接続口、例えば、電話用モジュラージャック4をコンセント穴5から露出するように取付けて接続口が形成され、プレート前面方向から電話用プラグ7が接続される。なお、コンセント穴5は複数個設けてもよく、また、電話用モジュラージャック4を配設する以外に電源用コンセント、TV用アンテナ端子等を配設するようにしてもよく、これらを組み合わせる形態であってもよい。
【0015】
コンセントプレート1の下方側には、光学的接続の接続口、例えば、単心用又は多心用の光コネクタ接続アダプタ8の接続口が下方に向くように取付けられ、光コネクタプラグ9はプレート面と平行な下方から接続口に挿入して接続される。光コネクタプラグ9の接続コード9aが、所定値以下の曲げ径に曲げられるのを回避するには、光コネクタプラグ9をアウトレットの前面や上方及び横方向から接続する形態は好ましくない。このため、接続コード9aが下方に垂れるように接続する形態が望ましく、光学的接続の接続口が下向きないしは下向きに傾斜した形態で光コネクタプラグ9が接続されるように構成する。
【0016】
電話用プラグ等の導電線を用いた接続では、接続口が容易に判別でき着脱操作がしやすいプレート面6側からの接続が望ましい。また、電話用モジュラージャック4や他の電気コンセント等の規格化されたコンセントを用いるには、コンセントプレート1の厚み幅を厚くすることができない。一方、光コネクタを接続するための光コネクタ接続アタプタ8を、プレート面と平行な方向で収納するには、コンセントプレート1の厚み幅をある程度厚くする必要がある。このため、コンセントプレート1の電話用モジュラージャック4や電気コンセント等の接続口の周辺部は、厚み幅を薄くした薄形化部6aで形成し、また、電話用プラグ7等を把持する指が入るような窪み部6bを形成した構成とするのが望ましい。
【0017】
図2は光ファイバ収納プレートの詳細を説明する図、図3は光ファイバケーブルの引き出し固定を説明する図である。図中、8は光コネクタ接続アダプタ、8aはフランジ、10は固定用穴、10aは固定用ねじ、11は底壁、12は側壁、13a,13bは環状壁、14はコンセント穴、15a,15bは切欠穴、16a,16bは光ファイバ押え片、17a,17bは光ファイバ固定片、18はアーム部、19は張出し部、20は突条部、21は締結部材、22は接続部材保持部、23はアダプタ固定片、30は光ファイバケーブル、31は光ファイバ心線、32は光ファイバ接続部材、33は光コネクタを示す。
【0018】
光ファイバ収納プレート2は、固定用穴10に固定用ねじ10aを挿通して後述する取付け枠又はコンセントボックス面等に取付けられる。この状態で、壁内から引き出された単心又は多心の光ファイバケーブル30を固定し、光ファイバケーブル内から露出させた光ファイバ心線31を収納処理できるように構成されている。光ファイバ収納プレート2は、底壁11と高さの低い側壁12を一体成形して形成され、側壁12の内面は、角部がスムーズな円弧状の壁面となるように成形され、また、底壁11の中央部に少なくとも2つの円形状の環状壁13a、13bを一体に成形して、光ファイバ心線31がループ状に収納されるガイド部を形成している。
【0019】
側壁12及び円形状の環状壁13a、13bには、複数の光ファイバ押さえ片16a及び16bが適宜の間隔をおいて一体に設けられている。なお、これら光ファイバ押さえ片16a及び16bの下面側の底壁には、光ファイバ押さえ片16a及び16bを一体成形するための開口が形成されているが、図では省略してある。光ファイバ心線31の余長部は、側壁12と環状壁13a,13bで形成されるガイド部のスペース部分にループ状にして収納され、光ファイバ押さえ片16a及び16bにより、外に飛び出さないようにされる。
【0020】
環状壁13a内には、コンセント穴14が形成され、アウトレットボックス側に保持固定された電話用モジュラージャック等のコンセント類が挿通される。また、底壁11の中央部には、光ファイバケーブル30を壁内から光ファイバ収納プレート2の前面に引き出す切欠穴15a,15bが形成されている。この切欠穴15aと15bに突き出るように、光ファイバ固定片17aと17bがそれぞれ底壁11と一体に設けられている。このように構成することにより、光ファイバ収納プレート2側に電話線を引き出さずに、光ファイバ心線31と電話線とを独立して収納することができるため、取付け及び保守の作業性を向上させることができる。
【0021】
光ファイバ固定片17aと17bは、例えば、図3に示すようにアーム部18の端部に張出し部19を有するT字状に形成すると共に、アーム部18の長手方向(光ファイバの軸方向と同方向)と直交するように突条部20を設けて形成される。切欠穴15a又は15bから引き出された光ファイバケーブル30は、光ファイバ固定片17a又は17bのアーム部18上に置かれ、ストラップ状の締結部材21で引き留め固定される。このとき、突条部20は、光ファイバケーブル30がスリップして抜け出るのを効果的に抑止し、また、張出し部19は締結部材21がアーム部18から抜け落ちるのを効果的に防止し、作業性を高めることができる。
【0022】
図2に戻って、光ファイバケーブル30の引き出しについて詳述すると、光ファイバ固定片17aと17bは、それぞれ取付け時の状態で上向き方向と下向き方向になるように異ならせた方向で形成するのが望ましい。壁内を通って引き出される光ファイバケーブル30は、アウトレット取付け位置の上方又は下方の何れから引き出されるのか明らかでない場合が多い。したがって、光ファイバ固定片17aと17bを2方向に向けて設けておくことにより、光ファイバケーブル30が何れの方向から引き出されても、光ファイバ固定片17a又は17bの何れかを選択して、壁内で光ファイバケーブル30に無理な曲げ与えることなく引き留め固定することができる。
【0023】
光ファイバ固定片17a又は17bで引き留め固定された光ファイバケーブル30から露出された光ファイバ心線31は、光ファイバ収納プレート2内で、光ファイバ最小許容曲げ半径(通常のシングルモード光ファイバでは30mm程度とされている)以下で曲げられないように収納する必要がある。このため、光ファイバ心線31の余長をループ状にして収納するガイド部を形成する環状壁13a,13bの外周半径は、使用する光ファイバの最小許容曲げ半径以上で形成する。
【0024】
また、光ファイバケーブル30の引き出し方向によって、光ファイバ収納プレート2内での光ファイバ心線31の巻き方向が決まってしまう。このため、光コネクタ接続アダプタ8への接続方向が反対になってしまうことがある。したがって、ガイド部を形成する環状壁は、図2に示すように、少なくとも2つの環状壁13aと13bを設ける。この2つの環状壁13aと13bに8の字状に巻いて、光ファイバ心線31の巻き方向を反転させ、光コネクタ接続アダプタ8に光コネクタ33がストレートで接続できるようにする。
【0025】
また、最近は曲げに強い光ファイバとして30mm以下の曲げ直径で曲げることが可能な光ファイバも開発されている。このような光ファイバを配線に用いることにより、上述の環状壁13a,13bの外径を30mm以下で形成することが可能となり、アウトレットの形状を小型なものとすることが可能となる。さらに、この場合には、壁内のスペースやアウトレットボックス内のスペースが小さい場合でも、その中で光ファイバケーブル30を曲げることができるため、前述した光ファイバ固定片を1つにし、壁内で光ファイバケーブル30の引き出し方向を変えることも可能となる。
【0026】
また、壁内から引き出された光ファイバケーブル30は、接続口となる光コネクタ接続アダプタ8に挿入係着される光コネクタ33と接続する必要がある。このため、光ファイバケーブル30から露出された光ファイバ心線31は、予め光コネクタ33が取付けられた光ファイバ心線と、融着又はメカニカルな突合せによって光学的に接続される。融着によって接続される場合は、接続部を補強部材により補強し、メカニカルな突合せにはメカニカル接続器が用いられる。
【0027】
これら光ファイバの接続に用いられる接続部材32は、長さが30mm〜40mm位で太さが4mm程度と比較的大きい。このため、光ファイバ収納プレート2内に接続部材保持部22を設けて、接続部材32をしっかりと保持固定し、光ファイバ心線31に不用意な曲げや応力が加わらないようにする。なお、光ファイバ心線31の先端に光コネクタ33を直接取付けてもよい。
【0028】
光コネクタ接続アダプタ8は、両側部に取付けフランジ8aが設けられていて、光ファイバ収納プレート2の下部に設けたアダプタ固定片23により取外し可能に取付けられる。光ファイバ心線31の収納処理時には、図の左側のフランジ8aの固定を外し、右側のフランジ8aの取付け軸を支軸として右方向に回転させて開き、光ファイバ心線31をループ状に巻いて収納する作業の邪魔にならないようにする。
【0029】
図4は、電気的な接続に用いられている一般的なアウトレットの一例を示す図である。図中、24はアウトレットボックス、25は取付け枠、26はプレート枠、27はフェイスプレート、28,29は取付けねじを示す。
【0030】
図4に示すアウトレットは、壁内に埋め込まれるアウトレットボックス24の開口側に、電話用モジュールジャック4やその他、電源コンセント、アンテナ端子、スイッチ等を取付け固定した取付け枠25を、取付けねじ28で取付ける構成である。取付け枠25の前面には、プレート枠26を取付けねじ29で固定し、プレート枠26にフェイスプレート27を多くは嵌め込みで取付けるようになっている。
【0031】
本発明によるアウトレットは、上述の一般的なアウトレットのプレート枠26とフェイスプレート27を、図1に示したコンセントプレート1と置き換えて取付けるだけで、簡単に設置することができる。すなわち、少なくともアウトレットボックス24と取付け枠25の何れか一方は、既設のものをそのまま使用し、光ファイバ収納プレート2とカバープレート3を取付ける。また、アウトレットボックス24や取付け枠25がなくても、壁構造によってはコンセントプレート1を壁面に直に取付けることができる場合があり、この場合は、そのまま取付けてもよい。したがって、新たに壁面に取付けのための開口を設けたり、補修をしたりするなどの付帯工事を行なうことなく光ファイバ接続機能を備えたアウトレットを設置することができる。
【0032】
光ファイバケーブル30は、例えば、発明が解決しようとする課題の項で述べたように、既設の電話線に引き通し紐をつないで電話線の導入口に引き抜き、引き通し紐に光ファイバケーブルの先端をつないで再度電話線とともにアウトレット側に引き出す。アウトレット側では、光ファイバ収納プレート2を取付けた状態で、引き出された光ファイバケーブル30の光ファイバ心線31を図2で説明したように、余長部をループ状に巻いて収納し、予め用意された光コネクタ33側の光ファイバ心線と接続する。このときの接続部材32は、接続部材保持部22で固定し、光コネクタ33は光コネクタ接続アダプタ8に挿入係着する。
【0033】
この後、図1に示すように、カバープレート3を光ファイバ収納プレート2の前面に、嵌め込み等で取付ける。電話用モジュラージャック4は、予め既設のアウトレットの取付け枠25に固定されていて、コンセント穴5から露出されて接続口とされ、電話用プラグ7との接続に供せられる。なお、電話用モジュラージャック4は、既設のアウトレットの取付け枠25に固定せず、光ファイバ収納プレート2で固定するようにしてもよい。光コネクタ接続アダプタ8は、その接続口がカバープレート3の下部で下方に露出され、光コネクタプラグ9との接続に供される。
【0034】
【発明の効果】
上述したように、本発明によれば、従来の電気的な接続のアウトレットの使用を従来どおりに維持して、光ファイバ用のアウトレットを簡単に追加設置することができる。また、光ファイバの収納処理も、光ファイバの特性を損なうことなく安心して容易に作業をすることができ、作業性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるコンセントプレートの一例を説明する図である。
【図2】本発明による光ファイバ収納プレートの詳細を説明す図である。
【図3】本発明による光ファイバの引き出し部の固定形態を説明する図である。
【図4】通常のアウトレットを示す図である。
【図5】従来技術を説明する図である。
【符号の説明】
1…コンセントプレート、2…光ファイバ収納プレート、3…カバープレート、4…電話用モジュラージャック、5…コンセント穴、6…プレート面、6a…薄形化部、6b…窪み部、7…電話用プラグ、8…光コネクタ接続アダプタ、8a…フランジ、9…光コネクタプラグ、9a…接続コード、10…固定用穴、10a…固定用ねじ、、11…底壁、12…側壁、13a,13b…環状壁、14…コンセント穴、15a,15b…切欠穴、16a,16b…光ファイバ押え片、17a,17b…光ファイバ固定片、18…アーム部、19…張出し部、20…突条部、21…締結部材、22…接続部材保持部、23…アダプタ固定片、24…アウトレットボックス、25…取付け枠、26…プレート枠、27…フェイスプレート、28,29…取付けねじ、30…光ファイバケーブル、31…光ファイバ心線、32…光ファイバ接続部材、33…光コネクタ。

Claims (6)

  1. 壁面に配設されるアウトレットであって、コンセントプレートは光ファイバ収納プレートとカバープレートとからなり、前記光ファイバ収納プレートは、壁内から引き出される光ファイバケーブルの軸方向と直交する方向に突条部を有し、前記光ファイバケーブルを前記突条部に当てて締結部材で引き留め固定する光ファイバ固定片を備え、プレート前面側に電気的接続のための接続口が設けられ、プレート下方側にプレート面と平行な下方から光学的接続のための接続口が設けられていることを特徴とするアウトレット。
  2. 前記電気的接続のための接続口は、電話用モジュラージャックで、前記接続口の周辺部は、厚み幅が薄形化されていることを特徴とする請求項1に記載のアウトレット。
  3. 前記光ファイバ固定片は、少なくとも壁面の上方側と下方側に延びる2つを備えていることを特徴とする請求項に記載のアウトレット。
  4. 前記光ファイバ収納プレートは、光ファイバケーブルから露出され光ファイバ心線が最小許容曲げ半径が30mm以下であり、前記光ファイバ心線を8の字状にして光ファイバ最小許容曲げ半径以上で収納するガイド部を備えていることを特徴とする請求項1に記載のアウトレット。
  5. 前記光ファイバ収納プレートは、光ファイバ接続部材を保持する接続部材保持部を備えていることを特徴とする請求項1に記載のアウトレット。
  6. 前記光学的接続のための接続口は、光コネクタ接続アダプタで形成され、前記光ファイバ収納プレートの下部に回転可能に取付けられていることを特徴とする請求項1に記載のアウトレット。
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