JP3866505B2 - 廃プラスチック生成油供給システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は廃プラスチック生成油をエンジンへ供給する廃プラスチック生成油供給システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、廃プラスチック処理装置により廃プラスチックを処理して廃プラスチック生成油を生成するシステムが開発されている。
【0003】
廃プラスチック処理装置は最近のプロセス技術であり、廃プラスチック処理装置から生成されるC重油相当の生成油がディーゼルエンジンの燃料になることは知られているが、実例がないため具体的な制御方法については未だ開発されていないのが実状である。そのため、従来より適用している燃料ラインをそのまま生成油に適用する方式が一般的に行われている。
【0004】
また、生成油の分析は行われているが、ディーゼルエンジン燃焼試験による結果を基にした制御方式は開発されていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
廃プラスチック処理装置からの生成油をそのままディーゼルエンジンで燃焼した場合は、エンジン燃料である生成油の動粘度を一定の値に維持し生成油の動粘度を一定に保つ必要がある。一般的に動粘度は、A重油等の市販品燃料では常温で流動状態であるため特に対策の必要はないが、廃プラスチック処理装置の生成油はC重油相当のものであり、常温では流動性はなく50℃以上で使用する必要がある。このため、廃プラスチック処理装置の生成油をそのままディーゼルエンジンで燃焼する場合は、流動性がないためディーゼルエンジンへ安定して供給することがむずかしい。
【0006】
また、生成油には一般的にワックス分が多く含まれ、これによりエンジン燃料フィルターの目づまりが発生し、フィルタを頻繁に交換したり、そのまま放置すると燃料がフィルタに詰まってエンジンが停止することがある。
【0007】
本発明はこのような点を考慮してなされたものであり、流動性を確保すると同時に、A重油と生成油とを適切に混合してエンジン燃料フィルタの目詰まりを防止し、エンジンを適切に運転することができる廃プラスチック生成油供給システムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、廃プラスチック処理装置からの生成油が供給される生成油供給ラインと、A重油が供給されるA重油供給ラインと、生成油供給ラインからの生成油と、A重油供給ラインからのA重油が混合して混合油が生成される混合タンクと、混合タンクからの混合油が混合油ラインを経て供給される燃焼装置と、生成油供給ラインおよびA重油供給ラインに各々設けられた生成油制御弁およびA重油制御弁と、を備え、混合油ラインに混合油粘度センサとを設け、混合油粘度センサからの信号に基づいて、制御装置により生成油制御弁およびA重油制御弁のうち少なくとも一方を制御することを特徴とする廃プラスチック生成油供給システムである。
【0009】
本発明は、廃プラスチック処理装置からの生成油が供給される生成油供給ラインと、A重油が供給されるA重油供給ラインと、生成油供給ラインからの生成油と、A重油供給ラインからのA重油が混合して混合油が生成される混合タンクと、混合タンクからの混合油が混合油ラインを経て供給される燃焼装置とを備え、混合油ラインに混合油粘度センサと、混合油ヒータとを設け、混合油粘度センサからの信号に基づいて、制御装置により混合油ヒータを制御することを特徴とする廃プラスチック生成油供給システムである。
【0010】
本発明は、廃プラスチック処理装置からの生成油が供給される生成油供給ラインと、A重油が供給されるA重油供給ラインと、生成油供給ラインからの生成油と、A重油供給ラインからのA重油が混合して混合油が生成される混合タンクと、混合タンクからの混合油が混合油ラインを経て供給される燃焼装置と、生成油供給ラインおよびA重油供給ラインに各々設けられた生成油制御弁およびA重油制御弁と、を備え、混合油ラインに差圧センサを有する燃料フィルタを設け、差圧センサからの信号に基づいて、制御装置により生成油制御弁およびA重油制御弁のうち少なくとも一方を制御することを特徴とする廃プラスチック生成油供給システムである。
【0011】
本発明は、廃プラスチック処理装置からの生成油が供給される生成油供給ラインと、A重油が供給されるA重油供給ラインと、生成油供給ラインからの生成油と、A重油供給ラインからのA重油が混合して混合油が生成される混合タンクと、混合タンクからの混合油が混合油ラインを経て供給される燃焼装置とを備え、A重油供給ラインに混合油供給ラインに合流するバイパスラインを設け、混合油供給ラインのバイパスラインとの合流点より上流側に混合油切換弁を設けるとともに、バイパスラインにA重油切換弁を設け、混合油ラインに差圧センサを有する燃料フィルタを設け、差圧センサからの信号に基づいて、制御装置により混合油切換弁およびA重油切換弁のうち少なくとも一方を制御することを特徴とする廃プラスチック生成油供給システムである。
【0012】
本発明は、廃プラスチック処理装置からの生成油が供給される生成油供給ラインと、A重油が供給されるA重油供給ラインと、生成油供給ラインからの生成油と、A重油供給ラインからのA重油が混合して混合油が生成される混合タンクと、混合タンクからの混合油が混合油ラインを経て供給される燃焼装置とを備え、A重油供給ラインに混合油供給ラインに合流するバイパスラインを設け、混合油供給ラインのバイパスラインとの合流点より上流側に混合油切換弁を設けるとともに、バイパスラインにA重油切換弁を設け、燃焼装置に排ガスラインを設けるともに、この排ガスラインに排ガスセンサを設け、排ガスセンサからの信号に基づいて、制御装置により混合油切換弁およびA重油切換弁のうち少なくとも一方を制御することを特徴とする廃プラスチック生成油供給システムである。
【0013】
本発明は、廃プラスチック処理装置からの生成油が供給される生成油供給ラインと、A重油が供給されるA重油供給ラインと、生成油供給ラインからの生成油と、A重油供給ラインからのA重油が混合して混合油が生成される混合タンクと、混合タンクからの混合油が混合油ラインを経て供給される燃焼装置とを備え、生成油供給ラインに生成油フィルタおよび生成油粘度センサを設け、生成油粘度センサからの信号に基づいて、制御装置により生成油フィルタを制御することを特徴とする廃プラスチック生成油供給システムである。
【0014】
【発明の実施の形態】
第1の実施の形態
以下、図面を参照して本発明による廃プラスチック生成油供給システムの実施の形態について説明する。
【0015】
図1および図2は廃プラスチック生成油供給システムの第1の実施の形態を示す図である。
【0016】
図1および図2に示すように、廃プラスチック生成油供給システムは廃プラスチック処理装置30からの生成油が供給される生成油供給ライン2と、A重油が供給されるA重油供給ライン3と、生成油供給ライン2からの生成油と、A重油供給ライン3からのA重油が混合して混合油が生成される混合タンク1と、混合タンク1からの混合油が混合ライン31を経て供給されるディーゼルエンジン(燃焼装置)13とを備えている。
【0017】
このうち生成油供給ライン2には、生成油フィルタ20、生成油制御弁4、生成油流量センサ6および生成油粘度センサ19が順次取付けられている。またA重油供給ライン3にはA重油制御弁5およびA重油流量センサ7が順次取付けられている。
【0018】
また混合油ライン31には、混合油ヒータ8、混合油温度センサ9、混合油粘度センサ10、燃料フィルタ11および混合油切換弁15が順次設けられ、燃料フィルタ11には差圧センサ12が取付けられている。
【0019】
さらに、A重油供給ライン3には、A重油制御弁5およびA重油流量センサ7が設けられている。またA重油供給ライン3に混合油供給ライン31に合流するバイパスライン17が設けられ、このバイパスライン17には、A重油切換弁16が取付けられている。なお、混合油切換弁15は混合油供給ライン31のうち、バイパスライン17との合流点より上流側に位置している。
【0020】
さらにディーゼルエンジン13には排ガスライン32が設けられ、この排ガスイラン32には排ガスセンサ14が取付けられている。
【0021】
また生成油流量センサ6、A重油流量センサ7、生成油粘度センサ19、混合油温度センサ9、混合油粘度センサ10、および差圧センサ12からの信号が制御装置18に送られるようになっている。さらに制御装置18によって生成油フィルタ20、生成油制御弁4、A重油制御弁5、混合油ヒータ8、およびディーゼルエンジン13が制御されるようになっている。
【0022】
図1において、燃料フィルタ11は燃料の不純物を補足するものであり、その目詰まりによって発生する差圧は差圧センサ12により検出される。また排ガスセンサ14は、ディーゼルエンジン13の排気ガスのNOx、SOx、CO、スモークなどを検出するセンサである。また差圧センサ12が閉塞信号を発した場合、または排ガスセンサ14が排ガス濃度異常信号を発した場合に、混合油切換弁15は閉動作し、A重油切換弁16は開動作する。さらに生成油粘度センサ19は、生成油フィルタ20で清浄された生成油の粘度を測定する粘度センサである。さらに制御装置18は各センサからの信号を入力し、PID演算などの制御演算を行って各制御対象に操作信号を出力する。
【0023】
次にこのような構成からなる本実施の形態の作用について説明する。まず廃プラスチック処理装置30により生成された生成油は、生成油供給ライン2により供給されるが、生成油は粘度が高く流動性が悪いため、A重油供給ラインより供給されるA重油と混合タンク1で混合され、その流動性が改善される。
【0024】
混合油タンク1内の混合油は、混合油ライン31を経てディーゼルエンジン13へ送られる。またディーゼルエンジン13からの排ガスは排ガスライン32から外方へ排出される。
【0025】
この間、混合油粘度センサ10の信号が制御装置18へ送られ、制御装置18の粘度制御機能21ではあらかじめ設定された粘度設定値と混合粘度センサ10の信号が比較され、混合油粘度センサ10からの信号が設定粘度より高くなった場合には、制御装置18はA重油制御弁5を開動作させ、A重油の量を増加させて混合タンク1内の粘度を下げる(図2)。一方、混合油粘度センサ10からの信号が設定粘度より低くなった場合には、制御装置18はA重油制御弁5を閉動作させ、A重油の量を低下させて混合タンク1内の粘度を上げる。
【0026】
なお、生成油制御弁4は、予め設定された生成油の流量となるよう制御装置18により制御されるが、生成油制御弁4をA重油制御弁5の代わりに混合油粘度センサ10からの信号により制御してもよい。この様に生成油とA重油の混合量(混合比率)を変えることにより、混合油はディーゼルエンジン燃料として適切な粘度に制御される。なお、制御弁4,5は、電動機構またはサーボ機構または油圧機構などいずれで動作させてもよい。
【0027】
以上のような本実施の形態において、エンジンの燃焼試験により生成油とA重油の混合燃料をエンジン燃料に使用する場合は、混合油の粘度を規定範囲にすれば良い事を確認している。この結果を基に、混合油タンク1内で混合される生成油とA重油の量を調節する事により適切な粘度を得ることができ、最も簡単で経済的な運転を行なうことができる。
【0028】
第2の実施の形態
次に本発明の第2の実施の形態について図3および図4により説明する。
【0029】
第2の実施の形態は、制御装置18の構成が異なるのみであり、他は第1の実施の形態と略同一である。
【0030】
図3および図4に示すように、第2の実施の形態は、混合油粘度センサ10からの信号に基づいて、制御装置18により、目標温度となる様に混合油ヒータ8を制御するものである。
【0031】
図3および図4に示すように、混合タンク1より流出する混合油は混合油ヒータ8により加温され、燃料フィルタ11を経てディーゼルエンジン13に供給されて燃焼される。燃料となる混合油の粘度は、ディーゼルエンジン13で使用する範囲が決まっており、混合油をその粘度に維持する必要がある。
【0032】
まず、混合油粘度センサ10の信号が制御装置18内の「粘度−温度」特性機能23に入力する。この「粘度−温度」特性を図3により説明する。図3は「粘度−温度」特性曲線を示し、横軸に粘度、縦軸に温度をとり混合油粘度センサ10からの信号を横軸の粘度にプロットし、その時の温度を求めると目標温度が決定される。
【0033】
この特性曲線は混合油の分析によって定められ、生成油の生成過程により成分や粘度が変動するため、それに適切に対応可能な温度となる様に特性曲線を設定する。
【0034】
「粘度−温度」特性機能23において、「粘度−温度」特性により決定された目標温度は、粘度制御機能22に入力され、粘度制御機能22は目標温度になる様に混合油ヒータ8を制御する。
【0035】
なお、図3に示すA、Cは設定の下限を示し、B、Dは上限を示し、Eは混合油粘度センサ10の信号に基づいて目標温度を求めた結果を示す。
【0036】
他方、差圧センサ12からの信号を制御装置18内の粘度制御機能22に入力し、差圧変化量に相当する温度を目標温度の補正値として制御する。これは、燃料フィルタ11が目詰まりを起こすのを防ぐ目的に行われ、差圧センサ12からの値が上昇した場合は、燃料フィルタ11の目詰まりが発生したと判断し、目標温度を上げて混合油ヒータ8を作動させ、燃料の流動性を高める事によって燃料フィルタ11の通過を促進させる。次に、差圧センサ12からの値が規定値以下に下がった場合は、燃料フィルタ11の目詰まりが解除されたと判断され、「粘度−温度」特性機能23の「粘度−温度」特性曲線により決定される目標温度になる様に混合油ヒータ8の制御が行われる。
【0037】
本実施の形態によれば、混合油を温度制御することにより流動性を改善することができ、生成油の混合比率を高くする事ができるとともにディーゼルエンジンで燃焼する生成油を多くする事が可能となる。また、燃料フィルタ11による閉塞によりエンジン停止することがなくなる。また、「粘度−温度」特性機能23による温度制御により、粘度変化に対応した温度設定が可能になり、温度の変動を抑制する事が可能となる。
【0038】
第3の実施の形態
次に図5により本発明の第3の実施の形態について説明する。第3の実施の形態は制御装置18の構成が異なるのみであり、他は第1の実施の形態と同一である。図5において、差圧センサ12からの信号が制御装置18内の差圧制御機能24に入力される。この差圧制御機能24内では、差圧センサ12の信号があらかじめ設定された規定値を超えた場合は、燃料フィルタ11の目詰まりが進行していると判断される。このとき差圧制御機能24はA重油制御弁5を開動作させ、このことにより混合タンク1にA重油量が増加し、流動性が良くなった混合油が燃料フィルタ11へ供給され、燃料フィルタ11の目詰まりは徐々に解除に向かう。
【0039】
次に、差圧センサ12の信号が規定値以下になった場合は、燃料フィルタ11の目詰まりが解除されたと判断され、初期設定の混合比率制御に戻す。すなわち、例えば50%混合比率制御で設定された制御であれば、生成油流量センサ6からの信号と、A重油流量センサ7からの信号が等しくなるよう各制御弁4,5を差圧制御機能24で制御する。
【0040】
本実施の形態によれば、混合タンク1に入るA重油の量を増加することにより、混合油の粘度を下げ、燃料フィルタ11が閉塞するのを防ぐ効果がある。
【0041】
第4の実施の形態
次に図6により、本発明の第4の実施の形態について説明する。第4の実施の形態は制御装置18の構成が異なるのみであり、他は第1の実施の形態と同一である。
【0042】
図6に示すように、差圧センサ12が燃料フィルタ11の閉塞を示す信号を発した場合、その信号は制御装置18内の差圧・排ガス制御機能25に入力される。このとき燃料フィルタ11が閉塞と判断され、差圧・排ガス制御機能25により混合油切換弁15に閉動作信号が出力され、同時にA重油切換弁16に開動作信号が出力される。これにより、混合油で運転中に燃料フィルタ15の閉塞が発生した場合には、自動的にA重油に切替わり、ディーゼルエンジン13が停止することなく運転が継続される。なお制御装置18の差圧・排ガス制御機能25により、混合油切換弁15またはA重油切換弁16の少なくとも一方を制御してもよい。
【0043】
また、図6において、排ガスセンサ14が排ガス異常信号を発した場合に、その信号は制御装置18内の差圧・排ガス制御機能25に入力される。このときエンジン排気ガス異常と判断され、差圧・排ガス制御機能25より混合油切換弁15に閉動作信号が出力され、同時にA重油切換弁16に開動作信号が出力される。これにより、混合油により運転中に、ディーゼルエンジン13の排ガスが異常状態になった場合には、自動的にA重油に切替わってディーゼルエンジン18からの排気ガスは通常状態に戻り、ディーゼルエンジン13は停止することなく運転が継続される。
【0044】
ここで、排ガスは例えばNOx、SOx、スモーク、COなどの濃度である。
【0045】
燃料フィルタ11が閉塞した場合に、ディーゼルエンジン13の運転を停止することなくバイパスライン17より供給されるA重油に切換えて運転を継続することが可能である。
【0046】
またディーゼルエンジンの排ガスが濃度異常を起こした場合に、エンジンを停止することなくバイパスライン17より供給されるA重油に切換えて運転を継続することが可能である。
【0047】
第5の実施の形態
次に図7により、本発明の第5の実施の形態について説明する。第5の実施の形態は制御装置18の作用が異なるのみであり、他は第1の実施の形態と同一である。
【0048】
生成油粘度センサ19の信号が制御装置18内のワックス除去機能26に入力され、生成油粘度が規定値以上になった場合に、制御装置18内のワックス除去機能26により生成油フィルタ20に清浄指令が発せられて、生成油フィルタ20の洗浄が行われる。また、生成油粘度が規定値以下になった場合は、生成油フィルタ20の清浄指令を解除する。これは、生成油に含入されているワックス成分が、混合油の混合比率を決定する上で重要なファクターとして影響するため、混合タンク1に混合する前にワックス成分を除去する事を目的としている。
【0049】
生成油はワックス成分を多く含んだ燃料であるため、これをそのまま混合タンク1に入れないでワックス除去フィルタ20により除去する。このため混合タンク1以降での混合量の制御が容易になる。
【0050】
なお、上記各実施の形態において、上記制御装置18は、上記各実施の形態における作用形態をすべて含むように構成してもよい。
【0051】
各実施の形態を組合せることにより、ディーゼルエンジン13に供給する混合燃料の動粘度を適切な状態に維持し、流動性を確保することができる。また、A重油と生成油の混合比率を適切に定めてエンジン燃料フィルタ11の目詰まりを防止し、さらに、混合燃料が燃料フィルタ11の閉塞やエンジンの排ガス異常などによってエンジンが停止するのを回避する事が可能となる。
【0052】
なお、上記実施の形態において、ディーゼルエンジンへ燃料を供給する場合について説明したが、ディーゼルエンジンだけでなく、ボイラーの燃料に使用する場合なども本方式が適用可能である。
【0053】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、ディーゼルエンジン等の燃焼装置に供給する生成油とA重油の混合燃料の粘度を適切な状態に維持し、流動性を確保することが可能となる。 またA重油と生成油の混合比率を適切に行うことが可能となり、生成油の燃焼量を最大にすることができる。さらに燃料フィルタの目詰まりを防止することが可能となり、目詰まりが発生した場合にはA重油による運転が行われるためエンジンが停止することがない。また、燃焼装置からの排気ガス濃度が異常状態になった場合にも、A重油による運転に自動的に切換えることが可能となり、エンジンの停止を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による廃プラスチック生成油供給システムの第1の実施の形態を示す系統図。
【図2】廃プラスチック生成油供給システムの制御装置の作用を示す図。
【図3】「粘度−温度」特性機能の「粘度−温度」特性を示す図。
【図4】本発明による廃プラスチック生成油供給システムの第2の実施の形態を示す作用図。
【図5】本発明による廃プラスチック生成油供給システムの第3の実施の形態を示す作用図。
【図6】本発明による廃プラスチック生成油供給システムの第4の実施の形態を示す作用図。
【図7】本発明による廃プラスチック生成油供給システムの第5の実施の形態を示す作用図。
【符号の説明】
1 混合タンク
2 生成油供給ライン
3 A重油供給ライン
4 生成油制御弁
5 A重油制御弁
6 生成油流量センサ
7 A重油流量センサ
8 混合油ヒータ
9 混合油温度センサ
10 混合油粘度センサ
11 燃料フィルタ
12 差圧センサ
13 ディーゼルエンジン
14 排ガスセンサ
15 混合油切換弁
16 A重油切換弁
17 バイパスライン
18 制御装置
19 生成油粘度センサ
20 生成油フィルタ
21 粘度制御機能
22 粘度制御機能
23 「粘度−温度」特性機能
24 差圧制御機能
25 差圧・排ガス制御機能
26 ワックス除去機能

Claims (1)

  1. 廃プラスチック処理装置からの生成油が供給される生成油供給ラインと、
    A重油が供給されるA重油供給ラインと、
    生成油供給ラインからの生成油と、A重油供給ラインからのA重油が混合して混合油が生成される混合タンクと、
    混合タンクからの混合油が混合油ラインを経て供給される燃焼装置とを備え、
    A重油供給ラインに混合油供給ラインに合流するバイパスラインを設け、
    混合油供給ラインのバイパスラインとの合流点より上流側に混合油切換弁を設けるとともに、バイパスラインにA重油切換弁を設け、
    燃焼装置に排ガスラインを設けるともに、この排ガスラインに排ガスセンサを設け、
    排ガスセンサからの信号に基づいて、制御装置により混合油切換弁およびA重油切換弁のうち少なくとも一方を制御することを特徴とする廃プラスチック生成油供給システム。
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