JP2010275991A - 燃料供給システムの制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】蓄圧室内の燃料圧力を適正に制御する。
【解決手段】エンジンの燃料供給システムとして、燃料タンク11内の燃料を加圧して高圧側に吐出する高圧ポンプ30と、高圧ポンプ30から吐出される高圧燃料を蓄えるデリバリパイプ13とが設けられており、ECU50により同システムが制御される。ECU50は、電磁弁30の閉弁期間を制御することで該高圧ポンプ20の燃料吐出量及びデリバリパイプ13内の燃料圧力の少なくともいずれかを要求値に制御する。また、ECU50は、燃料の状態を検出し、燃料吐出量等の要求値と、検出した燃料状態とに基づいて電磁弁30の閉弁期間を制御する。燃料状態として特に、燃料性状、燃料成分の混合比率及び燃料温度の少なくともいずれかを検出する。
【選択図】図1
【解決手段】エンジンの燃料供給システムとして、燃料タンク11内の燃料を加圧して高圧側に吐出する高圧ポンプ30と、高圧ポンプ30から吐出される高圧燃料を蓄えるデリバリパイプ13とが設けられており、ECU50により同システムが制御される。ECU50は、電磁弁30の閉弁期間を制御することで該高圧ポンプ20の燃料吐出量及びデリバリパイプ13内の燃料圧力の少なくともいずれかを要求値に制御する。また、ECU50は、燃料の状態を検出し、燃料吐出量等の要求値と、検出した燃料状態とに基づいて電磁弁30の閉弁期間を制御する。燃料状態として特に、燃料性状、燃料成分の混合比率及び燃料温度の少なくともいずれかを検出する。
【選択図】図1
Description
本発明は、燃料供給システムの制御装置に関するものであり、特に高圧ポンプと蓄圧室とを備える燃料供給システムの制御装置に関するものである。
従来、例えば筒内噴射式のガソリンエンジンの燃料供給システムとして、燃料タンク内の低圧燃料を高圧にする機関駆動式の高圧ポンプと、高圧ポンプからの高圧燃料を蓄える蓄圧室とを備え、蓄圧室内の高圧燃料を燃料噴射弁から内燃機関の気筒内に直接噴射する筒内噴射式のシステムが実用化されている(例えば特許文献1参照)。このシステムにおいては一般に、高圧ポンプに電磁弁が設けられており、その電磁弁の開閉制御により高圧ポンプの燃料吐出量が制御される。これにより、蓄圧室内の燃料圧力が制御され、更には燃料噴射弁の噴射圧力が制御される。
ところで、高圧ポンプでは、例えば摺動部やシール部から燃料のリークが発生することが考えられる。そのため、燃料リークの発生時には、高圧ポンプから所望量の燃料を吐出することができず、その結果、蓄圧室内の燃料圧力を適正に制御できないおそれがある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、高圧ポンプから蓄圧室へ所望量の燃料量を吐出することができ、ひいては蓄圧室内の燃料圧力を適正に制御することができる燃料供給システムの制御装置を提供することを主たる目的とする。
本発明は、上記課題を解決するために、以下の手段を採用した。
本発明は、燃料タンク内の燃料を加圧して高圧側に吐出する高圧ポンプと、前記高圧ポンプから吐出される高圧燃料を蓄える蓄圧室とを備える内燃機関の燃料供給システムに適用され、前記高圧ポンプに設けられた電磁弁の閉弁期間を制御することで該高圧ポンプの燃料吐出量及び前記蓄圧室内の燃料圧力の少なくともいずれかを要求値に制御する燃料供給システムの制御装置に関するものである。請求項1に記載の発明は、燃料の状態を検出する燃料状態検出手段と、前記要求値及びその相関値のいずれかと、前記燃料状態検出手段により検出した燃料状態とに基づいて前記電磁弁の閉弁期間を制御する電磁弁制御手段と、を備えることを特徴とする。
要するに、高圧ポンプでは、例えば燃料の加圧が行われる期間において、摺動部やシール部から燃料がリークすることが考えられる。また、その燃料リーク量は燃料の状態に応じて異なり、具体的には、燃料の粘性が低いほど摺動部等からの燃料リーク量が多くなると考えられる。その点、請求項1に記載の発明では、高圧ポンプの燃料吐出量又は蓄圧室内の燃料圧力の要求値と、都度の燃料状態とに応じて高圧ポンプの電磁弁の閉弁期間を制御することで、高圧ポンプから蓄圧室へ実際に圧送される燃料量が、燃料状態の違いによるリーク量の差異に応じて変動しないようにする。これにより、高圧ポンプから蓄圧室へ所望量の燃料量を吐出することができ、ひいては蓄圧室内の燃料圧力を適正に制御することができる。
ここで、高圧ポンプの燃料吐出量又は蓄圧室内の燃料圧力の要求値の相関値としては、該要求値を算出するための内燃機関の運転状態に関するパラメータを含み、具体的には、エンジン回転速度や燃料噴射量等を含む。
例えばガソリンとアルコールのように性状が異なる物質同士では粘性が異なり、その結果、高圧ポンプの燃料リーク量が異なることが考えられる。その点に鑑み、請求項2に記載の発明のように、前記燃料状態検出手段が、前記燃料状態として燃料性状を検出し、前記電磁弁制御手段が、燃料性状に基づいて前記閉弁期間を制御するとよい。
性状が異なる複数成分を含む燃料では、その組成に応じて粘性が異なると考えられる。特に、成分間での粘性の差が大きいほど、燃料全体としての粘性が組成比に影響されると考えられる。その点に鑑み、請求項3に記載の発明のように、前記燃料タンク内に2以上の燃料成分を含み、前記燃料状態検出手段が、前記燃料状態として前記燃料成分の混合比率を検出し、前記電磁弁制御手段が、前記混合比率に基づいて前記閉弁期間を制御するとよい。
また、燃料の粘性は燃料温度に応じて異なり、燃料温度が高いほど粘性が低くなると考えられる。したがって、請求項4に記載の発明のように、前記燃料状態検出手段が、前記燃料状態として燃料温度を検出し、前記電磁弁制御手段が、燃料温度に基づいて前記閉弁期間を制御するとよい。
高圧ポンプにおいて、燃料吐出量の要求値が多いほど燃料の吐出期間が長くなり(燃料の加圧期間が長くなり)、結果として燃料リーク量が多くなることが考えられる。また、蓄圧室の燃料圧力の要求値が高いほど、燃料リーク量が多くなると考えられる。その点に鑑み、請求項5又は7に記載の発明のように、前記要求値に対応する前記電磁弁の基本制御量を、前記燃料圧力の要求値及び前記燃料吐出量の要求値の少なくともいずれかに基づいて補正するとよい。これにより、高圧ポンプから蓄圧室へ所望量の燃料量を吐出することができ、ひいては蓄圧室内の燃料圧力を適正に制御することができる。
本発明において具体的には、請求項6に記載の発明のように、前記電磁弁制御手段が、前記燃料吐出量及び前記燃料圧力のいずれかの要求値に基づいてフィードフォワード制御により前記閉弁期間の基本制御量を算出する手段と、該算出した基本制御量に対して、前記燃料状態検出手段により検出した燃料状態に基づく補正を実施する補正手段と、を備える構成とするのが望ましい。請求項6に記載の発明によれば、高圧ポンプの燃料吐出量又は蓄圧室の燃料圧力の要求値に基づいて算出されたフィードフォワード項としての基本制御量(電磁弁の基本閉弁期間や高圧ポンプの基本吐出量、蓄圧室の基本燃圧)に対して、燃料状態に基づく補正が実施される。これにより、フィードバック項に対して補正が実施される場合に比べ、燃料リーク量の相違による吐出量変動の影響が現れるのを抑制することができる。つまり、燃料リーク量の変動要因に対する応答性を向上させることができる。
(第1の実施形態)
以下、本発明を具体化した第1の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。本実施の形態は、内燃機関としての車載直噴式エンジンに燃料を供給する高圧ポンプの制御システムを構築するものとしている。本実施形態のエンジンでは、燃料としてアルコールがそれ単独で又はガソリンに任意の割合で混合された状態で使用される。また、当該制御システムにおいては、電子制御ユニット(以下、ECUという)を中枢として高圧ポンプにおける燃料吐出量の制御を実施し、これにより、高圧燃料の蓄圧室であるデリバリパイプの燃料圧力を制御している。この制御システムの全体概略構成図を図1に示す。
以下、本発明を具体化した第1の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。本実施の形態は、内燃機関としての車載直噴式エンジンに燃料を供給する高圧ポンプの制御システムを構築するものとしている。本実施形態のエンジンでは、燃料としてアルコールがそれ単独で又はガソリンに任意の割合で混合された状態で使用される。また、当該制御システムにおいては、電子制御ユニット(以下、ECUという)を中枢として高圧ポンプにおける燃料吐出量の制御を実施し、これにより、高圧燃料の蓄圧室であるデリバリパイプの燃料圧力を制御している。この制御システムの全体概略構成図を図1に示す。
図1において、燃料タンク11内の燃料は、電磁駆動式の低圧ポンプ12により汲み上げられることにより、燃料配管16を介して機関駆動式の高圧ポンプ20に導入される。導入された燃料は、高圧ポンプ20で高圧化され、デリバリパイプ13に圧送される。デリバリパイプ13に圧送された高圧燃料は、デリバリパイプ13内に高圧状態で蓄えられた後、エンジンの各気筒の上部に取り付けられた例えば電磁駆動式のインジェクタ14からエンジンの気筒内に直接噴射される。
高圧ポンプ20は、プランジャポンプとして構成されており、複数のプランジャ(例えば2本のプランジャ)がそれぞれ軸方向に往復移動されることにより燃料の吸入及び吐出を行っている。高圧ポンプ20は、エンジンの出力軸であるクランク軸15に接続されており、クランク軸15の回転に伴い駆動される。
高圧ポンプ20の構成について以下説明する。高圧ポンプ20には、ポンプ本体にシリンダ21が設けられており、シリンダ21内においてプランジャ22が往復動自在に挿入されている。プランジャ22の一端は、スプリング23の付勢力によりカム25に当接されている。カム25は、クランク軸15に接続されたカム軸24に固定されており、エンジン駆動に伴うクランク軸15の回転により回転駆動される。この回転によりプランジャ22がシリンダ21内を往復動する。
プランジャ22の他端には加圧室26が設けられている。加圧室26には、プランジャ22の動きに合わせて燃料が吸入され、その吸入された燃料が加圧室26から吐出される。具体的には、プランジャ22が、加圧室26の容積を大きくする側に(下方向に)移動すると、その移動に伴い、低圧ポンプ12にて燃料タンク11から汲み上げられた燃料が、低圧通路27を通って加圧室26に吸入される。一方、プランジャ22が、加圧室26の容積を小さくする側に(上方向に)移動すると、その移動に伴い加圧室26内の燃料が加圧室26から吐出される。
電磁弁30は、プランジャ22の軸線方向において加圧室26を挟んでプランジャ22とは反対側に取り付けられており、加圧室26と低圧通路27との連通を開閉する。電磁弁30は、ハウジングに固定されたバルブボディ31と、バルブボディ31に摺動自在に挿入され加圧室26に連通する弁室28に収容されたテーパ形状のシート部32を先端部に有する弁体33と、弁体33の他端に固定されたアマーチャ34と、アマーチャ34を加圧室26側に付勢することで弁体33を加圧室26側に付勢するスプリング35と、通電時にアマーチャ34を吸引するコイル36とから構成されている。
加圧室26には高圧通路41が接続され、その高圧通路41の途中には燃料吐出弁42が設けられている。燃料吐出弁42は、加圧室26内の燃料圧力が所定圧以上になった場合に開弁するチェック弁(逆止弁)よりなる。高圧通路41は、燃料吐出弁42を介してデリバリパイプ13に接続されている。デリバリパイプ13には各気筒のインジェクタ14が接続されており、デリバリパイプ13に蓄圧された高圧燃料がインジェクタ14に供給される。デリバリパイプ13には、圧力センサ43が設けられており、同センサ43によりデリバリパイプ13内の燃料圧力が検出される。
また、本システムには、エンジンの所定クランク角毎に(例えば30°CA周期で)矩形状のクランク角信号を出力するクランク角度センサ44や、ドライバによるアクセル操作量を検出するアクセルセンサ(図示略)、燃料配管16内に設けられ燃料の温度を検出する燃料温度センサ45、同じく燃料配管16内に設けられ燃料の性状として燃料中のアルコール濃度(燃料中のガソリンとアルコールとの成分比)を検出する燃料性状センサ46などの各種センサが設けられている。
ECU50は、周知の通りCPU、ROM、RAM等よりなるマイクロコンピュータ(以下、マイコンという)を主体として構成され、ROMに記憶された各種の制御プログラムを実行することで、都度のエンジン運転状態に応じてエンジンの各種制御を実施する。すなわち、ECU50のマイコンは、上述した各種センサなどから各々検出信号を入力し、それらの各種検出信号に基づいて燃料噴射量等を演算するとともに、高圧ポンプ20の電磁弁30やインジェクタ14といった燃料供給系の各部の駆動を制御する。
燃料噴射制御についてECU50のマイコンは、エンジン運転状態(例えば、吸入空気量やエンジン回転速度Ne)から燃料噴射量を算出し、デリバリパイプ13内の燃料圧力(噴射圧力)等から燃料噴射量を噴射時間に換算する。そして、算出した噴射時間だけインジェクタ14を開弁する。
また、高圧ポンプ20の吐出量制御についてECU50のマイコンは、電磁弁30の閉弁期間を制御することにより行う。具体的には、ECU50のマイコンは、コイル駆動回路60を介して電磁弁30に電気的に接続されており、コイル駆動回路60への制御信号に基づいてコイル36の印加電圧及び通電タイミングを制御する。これにより、電磁弁30の閉弁時期を制御している。
図2は、高圧ポンプ20の動作説明図である。図2に示すように、高圧ポンプ20の動作行程は、加圧室26の容積が増加する行程(容積増加行程)と、加圧室26の容積が減少する行程(容積減少行程)とを含んで構成される。また、容積減少行程は、更にコイル36が非通電状態のプレストローク期間と、コイル36が通電状態の燃料吐出期間とからなる。
容積増加行程では、カム25(図1参照)の回転に伴い、プランジャ22が加圧室26の容積を大きくする側に(図2の下方向に)移動する。このとき、コイル36への通電は行われておらず、その結果、スプリング35の付勢力によりシート部32が開位置に保持され、低圧通路27と加圧室26とが連通される。これにより、図中の動作図に示すように、低圧通路27内の低圧燃料が加圧室26内に導入される。
容積減少行程では、カム25の回転に伴い、プランジャ22が加圧室26の容積を小さくする側に(図2の上方向に)移動する。このとき、コイル36への通電が行われる前のプレストローク期間では、スプリング35の付勢力によりシート部32が開位置に保持されたままとなる。したがって、低圧通路27と加圧室26とが連通されたままとなり、図中の動作図に示すように、加圧室26の容積減少に伴い加圧室26内の燃料が低圧側に戻される。
また、コイル36への通電が行われる燃料吐出期間では、シート部32がスプリング35の付勢力に抗して閉側に変位する。これにより、低圧通路27と加圧室26との連通が遮断され、プランジャ22の移動に伴い加圧室26内の燃料が昇圧される。そして、加圧室26内の燃料圧力が所定圧以上になると、燃料吐出弁42が開弁され、図中の動作図に示すように、その開弁に伴い加圧室26内の高圧燃料がデリバリパイプ側に圧送される。このように、高圧ポンプ20では、コイル36の通電制御によりシート部32の閉弁期間が調整されており、これにより高圧ポンプ20の吐出量が制御されている。
ところで、高圧ポンプ20では、例えば燃料吐出期間において加圧室26内の圧力が高まることにより、シリンダ21とプランジャ22との隙間から燃料がリークすることがあり、そのリーク量が燃料の状態に応じて相違することが考えられる。例えば燃料温度が高いほど燃料の粘性が低くなり、その結果、加圧室26からリークする燃料量が多くなることが考えられる。
また、近年、石油資源の枯渇に対する危惧や地球温暖化の緩和等を背景に、ガソリン等の石油燃料の代替としてアルコールなどが注目を集めている。本実施形態のエンジンにおいても、燃料としてアルコールが使用される。ここで、ガソリンとアルコールとでは粘性が異なり、アルコールではガソリンに比べて粘性が高いと考えられる。そのため、シリンダ21とプランジャ22との隙間からの燃料リーク量が、アルコールではガソリンよりも少なくなることが考えられる。また、ガソリンとアルコールとの混合燃料であれば、アルコールの比率が大きいほど燃料のリーク量が少なくなることが考えられる。
加圧室26からの燃料リーク量が燃料の状態に応じて異なることにより、高圧ポンプ20の燃料吐出量を精度よく制御できないことが考えられる。すなわち、燃料の粘性の高低によって燃料リーク量が異なる結果、その燃料リーク量の差異に応じて高圧ポンプ20からデリバリパイプ13に実際に吐出される燃料量が変動するおそれがある。かかる場合、デリバリパイプ13の燃圧を適正に制御することができず、結果として燃料噴射制御が精度よく実施されないことが考えられる。
そこで本実施形態では、燃料の粘性に関するパラメータを検出する。そして、デリバリパイプ13内の燃料圧力又は高圧ポンプ20の燃料吐出量の要求値とその検出値とに基づいて電磁弁30の閉弁期間を制御する。より具体的には、本実施形態では、エンジンの運転状態に基づき算出されるポンプ吐出量の要求値(要求吐出量)が、フィードバック制御とフィードフォワード制御とによって最終的に高圧ポンプ20から吐出されるよう電磁弁30を制御する構成としており、このうち、フィードフォワード項として算出した電磁弁30の基本制御量(具体的には、高圧ポンプ20の基本吐出量やデリバリパイプ13の基本燃圧、電磁弁30の基本閉弁期間)に対して、燃料の粘性に関するパラメータとしての燃料温度及び燃料性状に基づく補正を実施している。これにより、高圧ポンプ20からの燃料吐出量が燃料状態の相違に応じて変動しないようにする。
図3は、本実施形態のポンプ吐出量補正を説明するためのECU50の制御機能を示す機能ブロック図である。図3に示すように、ECU50は、吸入空気量Gaやエンジン回転速度Neに基づき要求燃圧Prefを算出する要求燃圧算出部52と、要求燃圧Prefに基づき要求吐出量Qrefを算出する要求吐出量算出部53と、要求燃圧Prefと実燃圧Poとの偏差に基づくフィードバック制御量(PI制御量)としてPI制御量Qfbを算出するPI制御部54と、要求吐出量Qrefに基づくフィードフォワード(FF)制御量としてFF制御量Qffを算出するFF制御部55と、PI制御量QfbとFF制御量Qffとに基づいて最終吐出制御量Quを算出する最終制御量算出部56とを備えている。そして、最終制御量算出部56で算出した最終吐出制御量Quに見合う燃料量が高圧ポンプ20から吐出されるよう、最終制御量算出部56からコイル駆動回路60に制御信号を出力する。これにより、電磁弁30の通電時期(詳しくはコイル36の通電時期)が制御され、ひいては高圧ポンプ20の吐出量が制御される。
なお、FF制御部55については、要求吐出量Qrefに基づいてFF制御量Qffを算出する構成に代えて、要求燃圧Prefに基づいてFF制御量Qffを算出する構成としてもよい。
また、ECU50は、燃料温度センサ45からの検出信号に基づき燃料温度THを算出する燃料温度算出部57と、燃料性状センサ46からの検出信号に基づき燃料中のアルコール濃度Calを算出するアルコール濃度算出部58とを備えている。特に本実施形態では、PI制御量QfbとFF制御量Qffとのうち、FF制御量Qffに対して燃料温度TH及びアルコール濃度Calに基づく補正を実施すべく、燃料温度算出部57からの燃料温度TH及びアルコール濃度算出部58からのアルコール濃度CalがFF制御部55に入力される構成となっている。
図4は、FF制御量Qffの算出処理を説明するためのFF制御部55の機能ブロック図である。FF制御部55は、基本制御量算出部Aと、温度補正量算出部Bと、濃度補正量算出部Cとを備えている。
基本制御量算出部Aでは、要求吐出量Qrefに基づいてFF基本制御量Qffbsを算出しており、基本的には要求吐出量Qrefが多いほどFF基本制御量Qffbsを多くしている。また、エンジン回転速度Neに応じてFF基本制御量Qffbsを算出しており、具体的にはエンジン回転速度Neが高いほどFF基本制御量Qffbsを多くしている。
本実施形態では、基本制御量算出部Aで算出されるFF基本制御量Qffbsを、温度補正量算出部Bにて燃料温度THに基づき算出される補正量kth、及び濃度補正量算出部Cにてアルコール濃度Calに基づき算出される補正量kalにより補正する。具体的には、燃料温度TH及びアルコール濃度Calと補正量kとの関係を例えばマップにより予め定めておき、そのマップを基に補正量kを算出する。そして、その補正量kをFF基本制御量Qffbsに加算することで、燃料の粘性に応じてFF制御量Qffが算出されるようにしている。
補正量kについて具体的には、燃料温度THが高いほど燃料の粘性が低く、シリンダ21とプランジャ22との隙間からのリーク量が多くなると考えられることから、燃料温度THが高いほど補正量kthを大きくしてある。また、ガソリンとアルコールとでは、アルコールの方が粘性が高いことから、アルコール濃度Cal(ガソリンに対するアルコールの比率)が高いほどリーク量が少なくなると考えられる。したがって、アルコール濃度Calが高いほど補正量kalを小さくしてある。
図5は、FF制御量Qffの算出処理に関する処理手順を示すフローチャートである。この処理は、ECU50により所定周期毎に実行される。
図5において、ステップS11ではまず、要求燃圧Prefに基づいて高圧ポンプ20の要求吐出量Qrefを算出し、その要求吐出量Qrefとエンジン回転速度Neとに基づいてFF基本制御量Qffbsを算出する。
ステップS12及びS13では、燃料の粘性と相関のある各種パラメータの実値を算出する。すなわち、ステップS12では、燃料温度センサ45からの検出信号を基に燃料温度THを算出する。ステップS13では、燃料性状センサ46からの検出信号を基に燃料中のアルコール濃度Calを算出する。
そして、ステップS14で、燃料温度TH及びアルコール濃度Calに基づいてFF基本制御量Qffbsの補正量k(kth,kal)をそれぞれ算出し、ステップS15で、その算出した補正量kによりFF基本制御量Qffbsを補正することでFF制御量Qffを算出する。
図6は、燃料リーク量及び実燃圧Poの推移を示すタイムチャートである。図中(a)は燃料温度THが変化した場合について示し、(b)は燃料中のアルコール濃度Calが変化した場合について示す。
図6(a)において、例えばエンジン運転中のタイミングt11で燃料温度THが上昇した場合、その温度上昇に伴い、高圧ポンプ20においてシリンダ21とプランジャ22との隙間からの燃料リーク量が増加する。また、燃料温度THの上昇に伴い補正量kthが増量される。これにより、燃料温度THが変化した直後の期間では、燃料温度THに基づく吐出量補正を行わない場合(一点鎖線の場合)に比べ、FF制御量Qffが大きく設定され、高圧ポンプ20の通電時間が長く設定される。つまり、燃料温度THが高く燃料リーク量が多い場合には、そのリーク量に応じた燃料量が要求吐出量Qrefに上乗せされるようFF制御量Qffが設定される。これにより、実燃圧Poを要求燃圧Prefで制御するのに必要な量の燃料が高圧ポンプ20から吐出されることとなる。
次に、エンジン停止中に給油が行われ、これにより燃料タンク11内の燃料中のアルコール濃度が高くなった場合を考える。この場合、イグニッションオン後、燃料タンク11内の燃料が燃料配管16を通じて高圧ポンプ20の加圧室26へ圧送されることで、加圧室26内の燃料のアルコール濃度Calが次第に高くなる。また、アルコール濃度Calの増加に伴い、燃料の粘性が高くなる。これにより、図6(b)に示すように、給油前に比べ、同じエンジン運転状態に対する燃料リーク量が減少し、補正量kalが減量される。その結果、次回のエンジン始動後において、アルコール濃度Calに基づく吐出量補正を行わない場合(一点鎖線の場合)に比べ、FF制御量Qffが小さく設定され、高圧ポンプ20の通電時間が短く設定される。つまり、燃料中のアルコール濃度Calが高くなり、燃料リーク量が少なくなった場合には、そのリーク量の減少分に相当する時間だけ高圧ポンプ20の閉弁期間が短く設定される。これにより、実燃圧Poを要求燃圧Prefで制御するのに適正な量の燃料が高圧ポンプ20から吐出されることとなる。
以上詳述した本実施形態によれば、以下の優れた効果が得られる。
燃料状態として燃料の粘性に関するパラメータ(燃料温度TH及びアルコール濃度Cal)を検出し、要求吐出量Qref及び要求燃圧Prefの少なくともいずれかと、検出したパラメータに基づいて電磁弁30の閉弁時期を制御する構成としたため、高圧ポンプ20からデリバリパイプ13へ実際に圧送される燃料量が、燃料状態の違いによる燃料リーク量の差異に応じて変動するのを抑制することができる。これにより、デリバリパイプ13内の燃料圧力を好適に制御することができ、ひいては燃料噴射制御を精度よく実施することができる。
要求吐出量Qref又は要求燃圧Prefに基づいてフィードフォワード制御により電磁弁30の基本制御量を算出し、該算出した基本制御量に対して燃料状態に基づく補正を実施する構成とした。より具体的には、フィードバック項としてのPI制御量Qfbとフィードフォワード項としてのFF制御量Qffとからなる最終吐出制御量Quについて、PI制御量QfbとFF制御量Qffとのうち、FF制御量Qffに対して燃料状態に基づく補正を実施する構成としたため、フィードバック項に対して補正が実施される場合に比べ、燃料リーク量の相違による吐出量変動の影響が現れるのを抑制することができ、ひいては燃料リーク量の変動要因に対する応答性を向上させることができる。
燃料温度TH及びアルコール濃度Calに基づく補正量kによりFF基本制御量Qffbsを直接補正する構成としたため、燃料の粘性に基づく吐出量補正を比較的簡単に実施することができる。
燃料の粘性に関する複数のパラメータを用いてFF基本制御量Qffbsを補正する構成としたため、燃料リークによるポンプ吐出量の減少分を正確に補うことができ、その結果、高圧ポンプ20から所望量の燃料を吐出させることができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について、第1の実施形態との相違点を中心に説明する。上記第1の実施形態では、燃料リーク量が燃料の粘性に応じて異なることに着目し、燃料の粘性に応じて電磁弁30の基本制御量を補正する構成としたが、本実施形態では、燃料リーク量が要求燃圧Pref及び要求吐出量Qrefに応じて異なることに着目し、要求燃圧Pref及び要求吐出量Qrefに応じて電磁弁30の基本制御量を補正する構成とする。
次に、本発明の第2の実施形態について、第1の実施形態との相違点を中心に説明する。上記第1の実施形態では、燃料リーク量が燃料の粘性に応じて異なることに着目し、燃料の粘性に応じて電磁弁30の基本制御量を補正する構成としたが、本実施形態では、燃料リーク量が要求燃圧Pref及び要求吐出量Qrefに応じて異なることに着目し、要求燃圧Pref及び要求吐出量Qrefに応じて電磁弁30の基本制御量を補正する構成とする。
詳しくは、図3において、FF制御部55は、要求燃圧算出部52からの要求燃圧Pref及び要求吐出量算出部53からの要求吐出量Qrefを入力し、その入力した要求燃圧Pref及び要求吐出量Qrefに基づいてFF基本制御量Qffbsを補正する。
図7は、FF制御量Qffの算出処理を説明するためのFF制御部55の機能ブロック図である。FF制御部55は、基本制御量算出部Aと、吐出量補正量算出部Dと、燃圧補正量算出部Eとを備えている。
本実施形態では、基本制御量算出部Aで算出されるFF基本制御量Qffbsを、吐出量補正量算出部Dにて要求吐出量Qrefに基づき算出される補正量kq、及び燃圧補正量算出部Eにて要求燃圧Prefに基づき算出される補正量kpにより補正する。本実施形態では、要求吐出量Qref及び要求燃圧Prefと補正量kとの関係を例えばマップにより予め定めておき、そのマップを基に補正量kを算出する。そして、その補正量kをFF基本制御量Qffbsに加算することで、燃料リーク量に応じてFF制御量Qffが算出されるようにしている。
補正量kについて具体的には、要求吐出量Qrefが多いほど燃料吐出期間が長くなり、結果としてリーク量が多くなると考えられることに鑑み、要求吐出量Qrefが多いほど補正量kqを大きく設定してある。また、要求燃圧Prefが高いほど燃圧が高くなるとともにポンプ吐出量が多くなり、結果としてリーク量が多くなると考えられることに鑑み、要求燃圧Prefが高いほど補正量kpを大きく設定してある。
図8は、本実施形態のFF制御量算出処理に関する処理手順を示すフローチャートである。この処理は、ECU50により所定周期毎に実行される。
図8において、ステップS21ではまず、要求燃圧Prefに基づいて高圧ポンプ20の要求吐出量Qrefを算出し、その要求吐出量Qrefとエンジン回転速度Neとに基づいてFF基本制御量Qffbsを算出する。
ステップS22では、要求吐出量Qref及び要求燃圧Prefに基づいて補正量kp,kqを算出する。また、ステップS23では、その算出した補正量kp,kqによりFF基本制御量Qffbsを補正することによりFF制御量Qffを算出する。
本実施形態の燃料リーク量及び実燃圧Poの推移を図9のタイムチャートを用いて説明する。
図9において、例えばエンジン運転中にアクセル踏み込み量が大きくなり、そのアクセル開度大に伴い、時刻t21で要求燃圧Pref及び要求吐出量Qrefが増加した場合を考える。この場合、高圧ポンプ20においてシリンダ21とプランジャ22との隙間からの燃料リーク量が増加する。また、要求燃圧Pref及び要求吐出量Qrefの増加に伴い、補正量kp、kqが増加側に変更される。これにより、アクセル開度が変更された直後の期間において、要求燃圧Pref及び要求吐出量Qrefに基づく吐出量補正を行わない場合(一点鎖線の場合)に比べ、FF制御量Qffが大きく設定され、高圧ポンプ20の通電時間が長くなる。つまり、要求燃圧Pref及び要求吐出量Qrefが大きく燃料リーク量が多い場合には、そのリーク量に応じた燃料量が要求吐出量Qrefに上乗せされるようFF制御量Qffが設定される。これにより、実燃圧Poを要求燃圧Prefで制御するのに必要な量の燃料が高圧ポンプ20から吐出されることとなる。
以上詳述した本実施形態によれば、以下の優れた効果が得られる。
要求燃圧Pref及び要求吐出量Qrefに基づいてFF基本制御量Qffbsを補正する構成としたため、高圧ポンプ20からデリバリパイプ13へ実際に圧送される燃料量が、燃料状態の違いによる燃料リーク量の差異に応じて変動するのを抑制することができる。これにより、デリバリパイプ13内の燃料圧力を好適に制御することができ、ひいては燃料噴射制御を精度よく実施することができる。
(他の実施形態)
本発明は、上記実施形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施されてもよい。
本発明は、上記実施形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施されてもよい。
・燃料の粘性に関するパラメータ(例えば、燃料温度THやアルコール濃度Cal)と、要求燃圧Pref及び要求吐出量Qrefとに応じてFF基本制御量Qffbsを補正する。これにより、ポンプ吐出量(FF制御量Qff)の設定において都度の燃料リーク量をより適正に反映させることができ、実燃圧Poを要求燃圧Prefで制御する上で好適である。
・燃料状態や要求燃圧等に応じてFF基本制御量Qffbsを補正する方法は特に限定しない。FF基本制御量Qffbsに補正量kを加算する構成に代えて、例えば燃料状態や要求燃圧等に応じた補正係数を算出し、その補正係数をFF基本制御量Qffbsに乗算する構成とする。
・上記実施形態では、燃料としてガソリン及びアルコールの少なくともいずれかを含む場合について説明したが、温度に応じて粘性が異なるものであれば燃料成分としては特に限定しない。例えば、燃料としてDMEを含むものに本発明を適用してもよい。また、燃料中に複数成分を含む場合、例えば重質燃料と軽質燃料とを含む燃料を使用する場合に本発明を適用してもよい。
・燃料温度センサ45又は燃料性状センサ46の異常時には燃料の粘性に基づくポンプ吐出量の補正を中止する構成とする。センサ出力値の正確性が不確かな状態でそのセンサ出力値を用いてポンプ吐出量を補正すると、高圧ポンプ20の吐出量制御を精度良く実施できないおそれがあるからである。
・燃料温度センサ45の出力値に基づく燃料温度TH等を燃料の粘性に関するパラメータとし、燃料温度TH等に基づいてポンプ吐出量を補正する構成としたが、例えば粘度センサによって燃料の粘度を直接計測し、その計測値に基づいてポンプ吐出量を補正する構成としてもよい。
・内燃機関として直噴用ガソリンエンジンを用いる構成について説明したが、ディーゼルエンジンを用いる構成としてもよい。すなわち、本発明を、ディーゼルエンジンの燃料供給システムの制御装置にて具体化してもよい。
13…デリバリパイプ(蓄圧室)、20…高圧ポンプ、21…シリンダ、22…プランジャ、26…加圧室、30…電磁弁、32…シート部、36…コイル、43…燃圧センサ、45…燃料温度センサ、46…燃料性状センサ、50…ECU、60…ポンプ駆動回路。
Claims (7)
- 燃料タンク内の燃料を加圧して高圧側に吐出する高圧ポンプと、前記高圧ポンプから吐出される高圧燃料を蓄える蓄圧室とを備える内燃機関の燃料供給システムに適用され、
前記高圧ポンプに設けられた電磁弁の閉弁期間を制御することで該高圧ポンプの燃料吐出量及び前記蓄圧室内の燃料圧力の少なくともいずれかを要求値に制御する燃料供給システムの制御装置であって、
燃料の状態を検出する燃料状態検出手段と、
前記要求値及びその相関値のいずれかと、前記燃料状態検出手段により検出した燃料状態とに基づいて前記電磁弁の閉弁期間を制御する電磁弁制御手段と、
を備えることを特徴とする燃料供給システムの制御装置。 - 前記燃料状態検出手段は、前記燃料状態として燃料性状を検出し、
前記電磁弁制御手段は、燃料性状に基づいて前記閉弁期間を制御する請求項1に記載の燃料供給システムの制御装置。 - 前記燃料タンク内に2以上の燃料成分を含み、
前記燃料状態検出手段は、前記燃料状態として前記燃料成分の混合比率を検出し、
前記電磁弁制御手段は、前記混合比率に基づいて前記閉弁期間を制御する請求項1又は2に記載の燃料供給システムの制御装置。 - 前記燃料状態検出手段は、前記燃料状態として燃料温度を検出し、
前記電磁弁制御手段は、燃料温度に基づいて前記閉弁期間を制御する請求項1乃至3のいずれか一項に記載の燃料供給システムの制御装置。 - 前記電磁弁制御手段は、前記要求値に対応する前記電磁弁の基本制御量を前記蓄圧室の燃料圧力の要求値及び前記高圧ポンプの燃料吐出量の要求値の少なくともいずれかに基づいて補正する請求項1乃至4のいずれか一項に記載の燃料供給システムの制御装置。
- 前記電磁弁制御手段は、前記燃料吐出量及び前記燃料圧力のいずれかの要求値に基づいてフィードフォワード制御により前記電磁弁の基本制御量を算出する手段と、該算出した基本制御量に対して、前記燃料状態検出手段により検出した燃料状態に基づく補正を実施する補正手段とを備える請求項1乃至5のいずれか一項に記載の燃料供給システムの制御装置。
- 燃料タンク内の燃料を加圧して高圧側に吐出する高圧ポンプと、前記高圧ポンプから吐出される高圧燃料を蓄える蓄圧室とを備える内燃機関の燃料供給システムに適用され、
前記高圧ポンプに設けられた電磁弁の閉弁期間を制御することで該高圧ポンプの燃料吐出量及び前記蓄圧室内の燃料圧力の少なくともいずれかを要求値に制御する燃料供給システムの制御装置であって、
前記要求値に対応する前記電磁弁の基本制御量を前記燃料圧力の要求値及び前記燃料吐出量の要求値の少なくともいずれかに基づいて補正し、該補正後の値に基づいて前記電磁弁の閉弁期間を制御する電磁弁制御手段を備えることを特徴とする燃料供給システムの制御装置。
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Citations (4)
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2009
- 2009-06-01 JP JP2009132073A patent/JP2010275991A/ja active Pending
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