JP3866078B2 - ラジエータの温風巻き込み防止構造 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エンジンからの温風がラジエータに巻き込まないようにしたラジエータの温風巻き込み防止構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図4及び図5で示すように、シヤシフレーム9に搭載されているエンジン10の前方で車体にマウントされているラジエータ1が、そのロアタンク2の下面をブラケット6とアンダカバー7とにスポンジ3、4によってシールされ、前記ラジエータ1の前方にラジエータ1の両側との間に隙間12を有して配置されている導風壁11を備えた構造の車両がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記の構造の車両においては、エンジン10からラジエータ1の前方に向かって吹き返してくる温風Hがラジエータ1の両側と導風壁11との間の隙間12から侵入してラジエータ1の前方に巻き込まれる。この温風の巻き込みによって温風がラジエータ1を通過するためラジエータ1の本来の性能を妨げ、ラジエータ1によるエンジン10の冷却効率を低下していた。
【0004】
本発明の目的は、エンジンからラジエータの前方に向かって吹き返してくる温風の巻き込みを防止し、エンジンの冷却効率を向上したラジエータの温風巻き込み防止構造を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための本発明は、請求項1に記載の通り、エンジンの前方で車体にマウントされているラジエータが、そのロアタンクの下面をブラケットとアンダカバーとにスポンジによってシールされ、前記ラジエータの前方にラジエータの両側との間に隙間を有して配置されている導風壁を備えた構造の車両において、前記ラジエータの両側に前記導風壁との間の隙間を塞ぎ、かつ前記ロアタンクの下面に延在するシールラバーを取り付け、前記ロアタンクの下面に延在する延長シールラバーを前記ロアタンクの下面とスポンジとの間に挾み込んでスポンジに圧着したことを特徴とするものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1で示すように、本発明を適用する車両は、シヤシフレーム9に搭載されているエンジン10の前方で車体にマウントされているラジエータ1の前方にラジエータ1の両側との間に隙間12を有して配置されている導風壁11を備え、前記ラジエータ1は、そのロアタンク2の下面をブラケット6とアンダカバー7とにスポンジ3、4によってシールされた構造である。
【0007】
本発明は上記の構造において、前記ラジエータ1の両側に前記導風壁11との間の隙間12を塞ぎ、かつ前記ロアタンク2の下面に延在するシールラバー8を取り付け、前記ロアタンク2の下面に延在する延長シールラバー8aを前記ロアタンク2の下面とスポンジ3、4との間に挾み込んでスポンジ3、4に圧着したものである。
【0008】
前記ラジエータ1の両側にシールラバー8を取り付ける手段としては図3で示すように、ラジエータ1の両側に位置するサイドカバー5の後端に固定したシールラバー8の上側をボルト等によってラジエータ1の両側に締め付け固定し、シールラバー8の下側の延長シールラバー8aは前記ロアタンク2の下面とスポンジ3、4とに挟んだ構造である。尚、サイドカバー5及びブラケット6はシャシフレーム9に固定され、アンダカバー7はブラケット6に固定されているものである。
【0009】
本発明は上記の通りの構造であるから、図1で示すように、ラジエータ1の両側と導風壁11との間の隙間12はシールラバー8によって塞がれているため、エンジン10からラジエータ1の前方に向かって吹き返してくる温風の巻き込みを遮断する。
【0010】
また、ロアタンク2の下面に延在する延長シールラバー8aを前記ロアタンク2の下面とスポンジ3、4との間に挾み込んでスポンジ3、4に圧着した構造であるから、スポンジ3、4は圧縮されて気泡が潰れた通気を阻止した形態となり延長シールラバー8aと共にロアタンク2の下面とブラケット6及びアンダカバー7との間の通気を確実に遮断し、ラジエータ1の下方からエンジン10からラジエータ1の前方に向かって吹き返してくる温風の侵入を阻止する。
【0011】
従って、エンジン10からラジエータ1の前方に向かって吹き返してくる温風がラジエータ1を通過することがなく、ラジエータ1の本来の性能を確保し、ラジエータ1によるエンジン10の冷却効率を向上するものである。
【0012】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によると、従来構造にシールラバーを付加した簡単な構造と低コストによってラジエータ周辺は確実にシールされ、エンジンからラジエータの前方に向かって吹き返してくる温風の巻き込みを防止し、ラジエータの本来の性能を確保し、ラジエータによるエンジンの冷却効率を向上することができる利点を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の平面図
【図2】本発明の正面図
【図3】本発明の構成部品の分解斜視図
【図4】従来構造の正面図
【図5】従来構造の平面図
【符号の説明】
1 ラジエータ
2 ロアタンク
3 スポンジ
4 スポンジ
5 サイドカバー
6 ブラケット
7 アンダカバー
8 シールラバー
8a 延長シールラバー
9 シャシフレーム
10 エンジン
11 導風壁
12 隙間
【発明の属する技術分野】
本発明は、エンジンからの温風がラジエータに巻き込まないようにしたラジエータの温風巻き込み防止構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図4及び図5で示すように、シヤシフレーム9に搭載されているエンジン10の前方で車体にマウントされているラジエータ1が、そのロアタンク2の下面をブラケット6とアンダカバー7とにスポンジ3、4によってシールされ、前記ラジエータ1の前方にラジエータ1の両側との間に隙間12を有して配置されている導風壁11を備えた構造の車両がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記の構造の車両においては、エンジン10からラジエータ1の前方に向かって吹き返してくる温風Hがラジエータ1の両側と導風壁11との間の隙間12から侵入してラジエータ1の前方に巻き込まれる。この温風の巻き込みによって温風がラジエータ1を通過するためラジエータ1の本来の性能を妨げ、ラジエータ1によるエンジン10の冷却効率を低下していた。
【0004】
本発明の目的は、エンジンからラジエータの前方に向かって吹き返してくる温風の巻き込みを防止し、エンジンの冷却効率を向上したラジエータの温風巻き込み防止構造を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための本発明は、請求項1に記載の通り、エンジンの前方で車体にマウントされているラジエータが、そのロアタンクの下面をブラケットとアンダカバーとにスポンジによってシールされ、前記ラジエータの前方にラジエータの両側との間に隙間を有して配置されている導風壁を備えた構造の車両において、前記ラジエータの両側に前記導風壁との間の隙間を塞ぎ、かつ前記ロアタンクの下面に延在するシールラバーを取り付け、前記ロアタンクの下面に延在する延長シールラバーを前記ロアタンクの下面とスポンジとの間に挾み込んでスポンジに圧着したことを特徴とするものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1で示すように、本発明を適用する車両は、シヤシフレーム9に搭載されているエンジン10の前方で車体にマウントされているラジエータ1の前方にラジエータ1の両側との間に隙間12を有して配置されている導風壁11を備え、前記ラジエータ1は、そのロアタンク2の下面をブラケット6とアンダカバー7とにスポンジ3、4によってシールされた構造である。
【0007】
本発明は上記の構造において、前記ラジエータ1の両側に前記導風壁11との間の隙間12を塞ぎ、かつ前記ロアタンク2の下面に延在するシールラバー8を取り付け、前記ロアタンク2の下面に延在する延長シールラバー8aを前記ロアタンク2の下面とスポンジ3、4との間に挾み込んでスポンジ3、4に圧着したものである。
【0008】
前記ラジエータ1の両側にシールラバー8を取り付ける手段としては図3で示すように、ラジエータ1の両側に位置するサイドカバー5の後端に固定したシールラバー8の上側をボルト等によってラジエータ1の両側に締め付け固定し、シールラバー8の下側の延長シールラバー8aは前記ロアタンク2の下面とスポンジ3、4とに挟んだ構造である。尚、サイドカバー5及びブラケット6はシャシフレーム9に固定され、アンダカバー7はブラケット6に固定されているものである。
【0009】
本発明は上記の通りの構造であるから、図1で示すように、ラジエータ1の両側と導風壁11との間の隙間12はシールラバー8によって塞がれているため、エンジン10からラジエータ1の前方に向かって吹き返してくる温風の巻き込みを遮断する。
【0010】
また、ロアタンク2の下面に延在する延長シールラバー8aを前記ロアタンク2の下面とスポンジ3、4との間に挾み込んでスポンジ3、4に圧着した構造であるから、スポンジ3、4は圧縮されて気泡が潰れた通気を阻止した形態となり延長シールラバー8aと共にロアタンク2の下面とブラケット6及びアンダカバー7との間の通気を確実に遮断し、ラジエータ1の下方からエンジン10からラジエータ1の前方に向かって吹き返してくる温風の侵入を阻止する。
【0011】
従って、エンジン10からラジエータ1の前方に向かって吹き返してくる温風がラジエータ1を通過することがなく、ラジエータ1の本来の性能を確保し、ラジエータ1によるエンジン10の冷却効率を向上するものである。
【0012】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によると、従来構造にシールラバーを付加した簡単な構造と低コストによってラジエータ周辺は確実にシールされ、エンジンからラジエータの前方に向かって吹き返してくる温風の巻き込みを防止し、ラジエータの本来の性能を確保し、ラジエータによるエンジンの冷却効率を向上することができる利点を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の平面図
【図2】本発明の正面図
【図3】本発明の構成部品の分解斜視図
【図4】従来構造の正面図
【図5】従来構造の平面図
【符号の説明】
1 ラジエータ
2 ロアタンク
3 スポンジ
4 スポンジ
5 サイドカバー
6 ブラケット
7 アンダカバー
8 シールラバー
8a 延長シールラバー
9 シャシフレーム
10 エンジン
11 導風壁
12 隙間
Claims (1)
- エンジンの前方で車体にマウントされているラジエータが、そのロアタンクの下面をブラケットとアンダカバーとにスポンジによってシールされ、前記ラジエータの前方にラジエータの両側との間に隙間を有して配置されている導風壁を備えた構造の車両において、前記ラジエータの両側に前記導風壁との間の隙間を塞ぎ、かつ前記ロアタンクの下面に延在するシールラバーを取り付け、前記ロアタンクの下面に延在する延長シールラバーを前記ロアタンクの下面とスポンジとの間に挾み込んでスポンジに圧着したことを特徴とするラジエータの温風巻き込み防止構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001325876A JP3866078B2 (ja) | 2001-10-24 | 2001-10-24 | ラジエータの温風巻き込み防止構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001325876A JP3866078B2 (ja) | 2001-10-24 | 2001-10-24 | ラジエータの温風巻き込み防止構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003129846A JP2003129846A (ja) | 2003-05-08 |
JP3866078B2 true JP3866078B2 (ja) | 2007-01-10 |
Family
ID=19142353
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001325876A Expired - Fee Related JP3866078B2 (ja) | 2001-10-24 | 2001-10-24 | ラジエータの温風巻き込み防止構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3866078B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102017463B1 (ko) * | 2012-09-03 | 2019-09-03 | 현대모비스 주식회사 | 차량용 에어가드 유닛과 그 제조방법 |
JP7367390B2 (ja) * | 2019-08-26 | 2023-10-24 | 三菱自動車工業株式会社 | 車両の前部構造 |
-
2001
- 2001-10-24 JP JP2001325876A patent/JP3866078B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2003129846A (ja) | 2003-05-08 |
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