JP3864412B2 - 画像読み取り装置の制御方法及びプログラム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像読み取り装置の制御方法及びプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般にイメージスキャナ等の画像読み取り装置は、例えばパーソナルコンピュータ等の制御装置に接続され、制御装置からの制御コマンドに応答して画像を読み取っている。
【0003】
画像読み取り装置が接続された制御装置は、一般に画像データに処理を施す種々のアプリケーションプログラム、画像読み取り装置毎に開発された制御プログラム等を備える。アプリケーションプログラムとしては、例えば画像データを加工する画像加工プログラム、画像データをページの一部として取り込むワードプロセッサ、画像データを文字認識するOCRプログラム等が知られている。制御プログラムは所謂デバイスドライバであり、画像読み取り装置に画像を読み取らせるときアプリケーションプログラムから呼び出される。呼び出された制御プログラムは一般に画像の読み取りに関する種々の条件をユーザが入力するための画面を表示し、その画面上で入力された条件に応じて画像読み取り装置を制御し、読み取らせた画像データをアプリケーションプログラムに戻り値として返している。それによりアプリケーションプログラムで画像データが取得され、上述の各種の処理が行われる。
【0004】
一般に画像データを処理するアプリケーションプログラムは、取得した画像データを画像ファイルに編成することが可能である。ここで画像データとは、JPEG形式やビットマップ形式等で画像を表すデータのことであり、画像ファイルはそれらデータに例えばファイル名等の情報を付加し所定のファイルフォーマットに編成したもののことをいう。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
画像データは必ずしも加工等の処理を施すためだけに取得されるとは限らず、例えば単に取得した画像データに基づいて汎用性のある画像ファイルを編成するだけの場合もある。このような場合はアプリケーションプログラムにおいて画像データの加工等の処理は行われない。
【0006】
しかしながら、従来の制御プログラムはアプリケーションプログラムから呼び出されるため、単に画像ファイルを編成するだけの場合であってもアプリケーションプログラムを起動しなければならない。一般に画像データの加工等の処理を行うアプリケーションプログラムはプログラムサイズが大きく起動に長時間を要し、そのため画像データを取得するまでに長時間を要し、特に画像ファイルを単に制御装置の記憶装置に格納するだけの場合等には、目的の達成に必要な処理が過大であるという問題がある。
【0007】
本発明は、上記問題に鑑みて創作されたものであって、その目的は画像読み取り装置の制御プログラムを従来の制御プログラムとしても、短時間に起動できるアプリケーションプログラムとしても動作させる画像読み取り装置の制御方法を提供することにある。
【0008】
また、本発明の別の目的は従来の制御プログラムとしても、短時間に起動できるアプリケーションプログラムとしても動作する画像読み取り装置の制御プログラムを提供することにある。
【0009】
また、本発明の別の目的は従来の制御プログラムとして動作するときとアプリケーションプログラムとして動作するときとでインタフェースモジュール及びハードウェア制御モジュールを共用できる画像読み取り装置の制御プログラムを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の画像読み取り装置の制御方法は、アプリケーションプログラムが画像の読み取りを要求するためのインタフェースを提供するAPIモジュールと、画像の読み取り条件を入力するための画面を表示し、インタフェースを介して画像の読み取りを要求し取得した画像データに基づいて画像ファイルを編成するインタフェースモジュールと、画像の読み取り条件に応じて画像読み取り装置の制御コマンドを生成するハードウェア制御モジュールと、を備える制御プログラムをコンピュータに実行させて画像読み取り装置を制御する方法であって、インタフェースモジュールが最初に呼び出されるとき、インタフェースモジュールはAPIモジュールに画像の読み取りを要求し、APIモジュールは画像の読み取りを要求されるとハードウェア制御モジュールを呼び出し、インタフェースモジュールは取得した画像データに基づいて画像ファイルを編成し、APIモジュールが最初に呼び出されアプリケーションプログラムから読み取り条件を指定されずに画像の読み取りを要求されるとき、APIモジュールはインタフェースモジュールを呼び出し、インタフェースモジュールはハードウェア制御モジュールを呼び出し取得した画像データをアプリケーションプログラムに出力することを特徴とする。
【0011】
この画像読み取り装置の制御方法がコンピュータに実行させる制御プログラムは、インタフェースモジュールが画像の読み取りを要求し取得した画像データに基づいて画像ファイルを編成する機能を有することで、インタフェースモジュールが最初に呼び出されるとき、制御プログラム自体が画像の読み取りを要求し取得した画像データに基づいて画像ファイルを編成するアプリケーションプログラム、すなわち画像データを処理するアプリケーションプログラムとして動作できる。ここで画像データを処理するアプリケーションプログラムとは、画像データを加工する画像加工プログラム、画像データをページの一部として取り込むワードプロセッサ、画像データを文字認識するOCRプログラム等、制御プログラムに画像の読み取りを要求し、取得した画像データを処理するプログラムのことをいう。この制御プログラムは画像データに基づいて画像ファイルを編成するのみのアプリケーションプログラムとして動作することからプログラムサイズが比較的小さくて済み、短時間にメモリ上にロードすることができる。従ってこの画像読み取り装置の制御方法は、制御プログラムを短時間に起動できるアプリケーションプログラムとして動作させることができる。この画像読み取り装置の制御方法によると、単に画像データに基づいて画像ファイルを編成するだけの場合であれば、他のアプリケーションプログラムを起動する必要がなく、画像データの取得に要する時間を短縮できる。一方、この制御プログラムは、他のアプリケーションプログラムからAPIモジュールが最初に呼び出され、他のアプリケーションプログラムから読み取り条件を指定されずに画像の読み取りを要求されるとき、従来の制御プログラムと同様に動作することができ、画像データの加工等の処理を行うときは他のアプリケーションプログラムは制御プログラムを呼び出して画像データを取得できる。従ってこの画像読み取り装置の制御方法は、制御プログラムを従来の制御プログラムとしても動作させることができる。
【0012】
請求項2に記載の画像読み取り装置の制御方法は、APIモジュールが最初に呼び出されアプリケーションプログラムから読み取り条件を指定されて画像の読み取りを要求されるとき、APIモジュールはハードウェア制御モジュールを呼び出し取得した画像データをアプリケーションプログラムに出力することを特徴とする。アプリケーションプログラム自体が画像の読み取り条件を指定するとき、インタフェースモジュールにより表示される画像の読み取り条件を入力するための画面は不要である。従って、かかる画像読み取り装置の制御方法によると、アプリケーションプログラムから読み取り条件を指定されて画像の読み取りを要求されるとき、画像の読み取り条件を入力するための画面が無用に表示されないようにすることができる。
【0013】
請求項3に記載の画像読み取り装置の制御方法では、インタフェースモジュールは、編成した画像ファイルを記憶装置に格納することを特徴とする。画像ファイルを記憶装置に格納する処理は比較的単純で処理が小さく、制御プログラムのサイズを小さいままに保つことができる。従って、この画像読み取り装置の制御方法によると、制御プログラムを短時間に起動できるアプリケーションプログラムとして動作させつつ、編成した画像ファイルを記憶装置に記憶することができる。
【0014】
請求項4に記載の画像読み取り装置の制御プログラムは、アプリケーションプログラムが画像の読み取りを要求するためのインタフェースを提供するAPIモジュールと、画像の読み取り条件を入力するための画面を表示し、インタフェースを介して画像の読み取りを要求し取得した画像データに基づいて画像ファイルを編成するインタフェースモジュールと、画像の読み取り条件に応じて画像読み取り装置の制御コマンドを生成するハードウェア制御モジュールと、を備え、インタフェースモジュールが最初に呼び出されるとき、記インタフェースモジュールはAPIモジュールに画像の読み取りを要求し、APIモジュールは画像の読み取りを要求されるとハードウェア制御モジュールを呼び出し、インタフェースモジュールは取得した画像データに基づいて画像ファイルを編成し、APIモジュールが最初に呼び出されアプリケーションプログラムから読み取り条件を指定されずに画像の読み取りを要求されるとき、APIモジュールはインタフェースモジュールを呼び出し、インタフェースモジュールはハードウェア制御モジュールを呼び出し取得した画像データをアプリケーションプログラムに出力することを特徴とする。
【0015】
この画像読み取り装置の制御プログラムは、インタフェースモジュールが画像の読み取りを要求し取得した画像データに基づいて画像ファイルを編成する機能を有することで、インタフェースモジュールが最初に呼び出されるとき、制御プログラム自体が画像データを処理するアプリケーションプログラムとして動作できる。ここで画像データを処理するアプリケーションプログラムとは、画像データを加工する画像加工プログラム、画像データをページの一部として取り込むワードプロセッサ、画像データを文字認識するOCRプログラム等、制御プログラムに画像の読み取りを要求し、取得した画像データを処理するプログラムのことをいう。この制御プログラムは画像データに基づいて画像ファイルを編成するのみのアプリケーションプログラムとして動作することからプログラムサイズが比較的小さくて済み、短時間にメモリ上にロードすることができる。従ってこの画像読み取り装置の制御プログラムは、短時間に起動できるアプリケーションプログラムとして動作することができる。この画像読み取り装置の制御プログラムによると、単に画像データに基づいて画像ファイルを編成するだけの場合であれば、他のアプリケーションプログラムを起動する必要がなく、画像データの取得に要する時間を短縮できる。一方、この制御プログラムは、他のアプリケーションプログラムからAPIモジュールが最初に呼び出され、他のアプリケーションプログラムから読み取り条件を指定されずに画像の読み取りを要求されるとき、従来の制御プログラムと同様に動作することができ、画像データの加工等の処理を行うときは他のアプリケーションプログラムは制御プログラムを呼び出して画像データを取得できる。従ってこの画像読み取り装置の制御プログラムは、従来の制御プログラムとしても動作することができる。
【0016】
更に、この画像読み取り装置の制御プログラムは、インタフェースモジュールが最初に呼び出されるとき、すなわちアプリケーションプログラムとして動作するときと、APIモジュールが最初に呼び出されアプリケーションプログラムから読み取り条件を指定されずに画像の読み取りを要求されるとき、すなわち制御プログラムが従来の制御プログラムとして動作するときとで同じインタフェースモジュール及びハードウェア制御モジュールを呼び出す。従ってこの画像読み取り装置の制御プログラムは、従来の制御プログラムとして動作するときとアプリケーションプログラムとして動作するときとでインタフェースモジュール及びハードウェア制御モジュールを共用できる。
【0017】
請求項5に記載の画像読み取り装置の制御プログラムでは、APIモジュールが最初に呼び出されアプリケーションプログラムから読み取り条件を指定されて画像の読み取りを要求されるとき、APIモジュールはハードウェア制御モジュールを呼び出し取得した画像データをアプリケーションプログラムに出力することを特徴とする。
【0018】
アプリケーションプログラム自体が画像の読み取り条件を指定するとき、インタフェースモジュールにより表示される画像の読み取り条件を入力するための画面は不要である。従って、かかる画像読み取り装置の制御プログラムによると、アプリケーションプログラムから読み取り条件を指定されて画像の読み取りを要求されるとき、画像の読み取り条件を入力するための画面が無用に表示されないようにすることができる。
【0019】
請求項6に記載の画像読み取り装置の制御プログラムでは、インタフェースモジュールは、編成した画像ファイルを記憶装置に格納することを特徴とする。画像ファイルを記憶装置に格納する処理は比較的単純で処理が小さく、制御プログラムのサイズを小さいままに保つことができる。従って、この画像読み取り装置の制御プログラムによると、制御プログラムを短時間に起動できるアプリケーションプログラムとして動作させつつ、編成した画像ファイルを記憶装置に記憶することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図2は、本発明の一実施例による制御プログラムを実行する制御装置1のハードウェア構成を示すブロック図である。図示するように、制御装置1はCPU11、ROM12,RAM13、表示装置14、記憶装置としてのHD(ハードディスク)15、HD(ハードディスク)コントローラ16、I/F(デバイスインタフェース)17および操作部18を備え、バス19で相互に接続されている。CPU11は、ROM12及びハードディスク15に格納されたプログラムを実行して制御装置1の各部を制御する他、本発明の一実施例による画像読み取り装置の制御プログラム、アプリケーションプログラム等のプログラムを実行する。ROM12はCPU11が動作するために最低限必要なプログラムやデータを予め格納しているメモリであり、RAM13はプログラムや各種のデータ等を一時的に格納するメモリである。表示装置14は液晶表示装置(LCD)やCRT等の表示装置を備え、CPU11の処理結果を表示する。操作部18はキーボード、マウス等の入力装置を備える。ハードディスクコントローラ16はハードディスク15を制御するものであり、ハードディスク15にはオペレーティングシステム(OS)、本発明の一実施例による制御プログラム、アプリケーションプログラム等が記憶されている。デバイスインタフェース17は、例えばUSB、IEEE1394等のインタフェース規格により1台以上の画像読み取り装置としてのイメージスキャナ2と接続可能に構成されている。尚、図2に示す複数のイメージスキャナ2は本実施例においてはそれぞれ異なる機種であるとする。尚、制御装置1はLAN等のネットワークを介してイメージスキャナ2と接続するようにしてもよい。
【0021】
以上、制御装置1のハードウェア構成について説明した。以下、本発明の一実施例による制御プログラムについて説明する。尚、本実施例ではTWAINに準拠した制御プログラムを例に説明する。TWAINとはイメージスキャナ等の画像読み取り装置とアプリケーションプログラムとのインタフェース規格であり、画像読み取り装置とアプリケーションプログラム間の通信プロトコルであるTWAINプロトコルを規定している。一般にTWAINに準拠した制御プログラムは、単に画像読み取り装置のハードウェアを制御するのみでなく、画像の読み取り条件を入力するためのユーザインタフェース(UI)も備えている。
【0022】
図1は、本発明の一実施例による画像読み取り装置の制御プログラム3(以後、「ドライバプログラム3」という)のモジュール構造及びアプリケーションプログラム21を表すブロック図である。尚、図中の破線で示す矢印は、モジュール間でTWAINプロトコルに従った通信がなされることを表している。
【0023】
アプリケーションプログラム21は、画像加工プログラム、ワードプロセッサ、OCRプログラム等である。アプリケーションプログラムは後述するDSマネージャ25が提供するインタフェースを介してドライバプログラム3に画像の読み取りを要求し、取得した画像データを処理するプログラムであって、これらのアプリケーションプログラム21はTWAINに対応しており、TWAINプロトコルに従ってドライバプログラム3に画像の読み取りを要求することが可能とされている。
【0024】
ドライバ起動プログラム22は、UIモジュール23を呼び出すのみのプログラムサイズの小さいプログラムであり、本実施例においてはドライバ起動プログラム22もドライバプログラム3に含まれるものである。ユーザがマウス又はキーボードでドライバ起動プログラム22の実行を指示する操作を行うと、インタフェースモジュール、APIモジュール及びハードウェア制御モジュールのうちインタフェースモジュールが最初に呼び出されることになる。尚、本実施例ではドライバ起動プログラム22もドライバプログラム3に含まれるとするが、ドライバ起動プログラム22はドライバプログラム3に含まれないとしてもよい。
【0025】
データソース(DS)マネージャ25は、アプリケーションプログラム21がTWAINプロトコルに従ってドライバプログラム3と通信するためのAPIをアプリケーションプログラムに提供するモジュールである。アプリケーションプログラム21はTWAINプロトコルに従って処理に応じた所定のシーケンスでAPIをコールしてDSマネージャ25と通信し、それにより画像の読み取りを要求し画像データを取得する。一般に制御装置1にはケーブルあるいはネットワークを介して複数のイメージスキャナ2を接続することが可能である。このためDSマネージャ25はアプリケーションプログラム21から呼び出されると接続されているイメージスキャナ2をスキャナ選択画面60(図3参照)に一覧表示し、ユーザがイメージスキャナ2を選択すると、選択したイメージスキャナ2の機種名をアプリケーションプログラム21に返す処理、及び選択された機種の機種名が設定されたDSエントリーモジュール26を呼び出す処理を行う。
【0026】
データソース(DS)エントリーモジュール26は、機種に固有の情報が格納された場所を指し示すモジュールである。機種固有の情報とは、例えば読み取り可能な解像度の範囲や読み取り可能な原稿サイズ等の機種によってそれぞれ異なる固有の情報のことをいう。こうした機種固有の情報はDSエントリーモジュール26が指し示す場所に格納されている。本実施例におけるDSエントリーモジュール26は”xxx.ds”というファイル名で格納されており、”xxx”部分には各機種の機種名が設定されている。尚、以降に説明する各モジュールはDSエントリーモジュール26が指し示す場所に格納された機種固有の情報に応じて動作する。
【0027】
データソース(DS)コントロールモジュール27は、TWAINプロトコルマネージャ28との通信手順と、UIモジュール23との通信手順とを有するモジュールである。DSコントロールモジュール27は、UIモジュール23が最初に呼び出されたときDSエントリーモジュール26からの命令をそのままTWAINプロトコルマネージャ28にスルーで渡し、DSマネージャ25が最初に呼び出されたとき且つアプリケーションプログラム21から読み取り条件を指定されずに画像の読み取りが要求されたとき、UIモジュール23を呼び出す処理を行う。また、DSマネージャ25が最初に呼び出されたとき且つアプリケーションプログラム21から読み取り条件を指定されて画像の読み取りが要求されるとき、TWAINプロトコルマネージャ28を呼び出す処理を行う。
【0028】
特許請求の範囲に記載のAPIモジュールはDSマネージャ25、DSエントリーモジュール26及びDSコントロールモジュール27に対応する。
ユーザインタフェース(UI)モジュール23は、画像の読み取り条件を入力するための画面としての設定画面40(図4参照)を表示するモジュールである。この他、UIモジュール23は、DSマネージャ25が最初に呼び出されたときはイメージスキャナ2に読み取らせた画像データをDSコントロールモジュール27に戻り値として返し、一方、UIモジュール23が最初に呼び出されたときは画像ファイルを格納する際の格納場所や画像ファイル名等を設定する保存設定画面50(図5参照)を表示し、ユーザが設定を行った後、後述するUI−TWAINブリッジ24を介してDSマネージャ25に画像データの読み取りを要求し、読み取らせた画像データをUI−TWAINブリッジ24を介して受け取って当該画像データに基づいて画像ファイルを編成し、保存設定画面50で設定されたハードディスク15上の格納場所に設定された画像ファイル名で格納する処理を行う。また、UIモジュール23は最初に呼び出されたときスキャナ選択画面60(図3参照)を表示する処理を行う。
【0029】
UI−TWAINブリッジ24は、常にUIモジュール23から呼び出されるモジュールであり、DSマネージャ25及びTWAINプロトコルマネージャ28とのTWAINプロトコルに従った通信手順を有する。UI−TWAINブリッジ24は、DSマネージャ25が最初に呼び出されたときTWAINプロトコルマネージャ28と通信し、UIモジュール23で入力された読み取り条件に応じた画像の読み取りを要求する。一方、UIモジュール23が最初に呼び出されたときUIモジュール23で入力された読み取り条件に応じてDSマネージャ25と通信する。
【0030】
特許請求の範囲に記載のインタフェースモジュールは、UIモジュール23とUI−TWAINブリッジ24とに対応する。UIモジュール23及びUI−TWAINブリッジ24は、UIモジュール23が保存設定画面50を表示し、設定後、UI−TWAINブリッジ24を介してDSマネージャ25に画像データの読み取りを要求し、読み取らせた画像データをUI−TWAINブリッジ24を介して受け取り画像ファイルを編成して格納する。これによりUIモジュール23及びUI−TWAINブリッジ24は編成した画像ファイルを記憶装置に格納する処理を行うアプリケーションプログラムとして動作する。
【0031】
TWAINプロトコルマネージャ28は、TWAINプロトコルに従って指示された画像の読み取り要求に応じて後述するスキャンコントロールモジュール29を制御するモジュールである。アプリケーションプログラム21又はUI−TWAINブリッジ24からTWAINプロトコルに従って指示される要求は実質的にTWAINプロトコルマネージャ28において処理される。
【0032】
スキャンコントロールモジュール29は、デバイスコントロールモジュール30を制御して画像を取得する処理、及び取得した画像データに対し画質に関するフィルター処理等の画像処理を行うモジュールである。
【0033】
デバイスコントロールモジュール30は、選択したイメージスキャナ2に固有の制御コマンドを入力された読み取り条件に応じて生成するモジュールである。この他デバイスコントロールモジュール30はイメージスキャナ2から制御のための情報を取得する処理を行う。ここでいう制御のための情報とは、例えばイメージスキャナ2のオートシートフィーダが取り外し自在であるとき、そのオートシートフィーダが取り付けられているか取り外されているか等を表すステータス情報である。
【0034】
デバイスインタフェースモジュール31はI/Oドライバであり、ドライバプログラム3はデバイスインタフェースモジュール31を通してデバイスインタフェース17にアクセスし、イメージスキャナ2とのコマンドの送受信や画像データの受信を行う。
【0035】
特許請求の範囲に記載のハードウェア制御手順は、TWAINプロトコルマネージャ28、スキャンコントロールモジュール29、デバイスコントロールモジュール30及びデバイスインタフェースモジュール31に対応する。
【0036】
以上、ドライバプログラム3のモジュール構造及びアプリケーションプログラム21について説明した。以下、DSマネージャ25及びUIモジュール23により表示される画面について説明する。
【0037】
図3は、DSマネージャ25もしくはUIモジュール23により表示されるスキャナ選択画面60の一例を表す図である。一覧表示欄61には制御装置1が利用可能なイメージスキャナ2の機種名が一覧表示され、ユーザがマウスでイメージスキャナ2を一つ選択した後、[OK]ボタン62をクリックすることで選択が完了する。
【0038】
図4は、UIモジュール23により表示される設定画面40の一例を表す図である。原稿種別欄(Document Type)41は読み取る原稿の種別を指定する欄であり、ポジフィルム(Positive Film)、ネガフィルム、イラスト、雑誌、新聞等の種別が選択可能とされている。イメージ種別欄(Image Type)42は原稿の色数を選択する欄であり、”カラー(Color)”、”グレイ(Gray Scale)”、”白黒(Black & White)”の何れか一つを選択可能とされている。目的欄(Destination)43は読み取った画像の使用目的を指定する欄であり、”画面/ウェブ(Screen/Web)”、”プリンタ(Printer)”、”カスタム(Custom)”の何れか一つが選択可能であり、カスタムを選択しときはその下にある”解像度(Resolution)”で解像度を選択可能とされている。イメージ調整欄(Image Adjustment)44は、”明るさ(Brightness)”及び”コントラスト(Contrast)”等を設定するための欄である。[Scan]ボタン45は、ユーザが読み取りの開始を命令するためのボタンである。[Scan Option...]ボタン46は、UIモジュール23が最初に呼び出されたときのみ表示されるボタンであり、[Scan Option...]ボタン46をマウスでクリックすると、保存設定画面50が表示される。その他の欄及びボタンについての説明は省略する。尚、設定画面40の入力欄に表示される選択項目等はスキャナ選択画面60で選択したイメージスキャナ2の機種に応じて変化し、UIモジュール23は選択された機種に応じた設定画面40を表示する。例えば解像度が2400dpiまでしか読み取れないイメージスキャナ2が選択された場合は、UIモジュール23は解像度を選択する選択肢として最大”2400”までしか表示しない。また、例えば透過原稿を読み取ることのできないイメージスキャナ2であれば原稿種別欄に透過原稿の選択肢を表示しないようにする。
【0039】
図5は、UIモジュール23により表示される保存設定画面50の一例である。保存設定画面50は、設定画面40において[Scan Option...]ボタンをマウスでクリックすると表示される。格納場所(Location)指定欄51は、編成した画像ファイルを格納するときのハードディスク15上の場所を指定するための欄である。画像ファイル名(File name)指定欄52は編成する画像ファイル名を指定する欄であり、”Prefix”で指定する文字列と”Start Number”で指定する番号から始まる3桁の数字とからなる文字列が画像ファイル名として指定される。画像フォーマット(Image Format)指定欄53は画像データのフォーマットを指定する欄である。[OK]ボタン54は、ユーザが設定完了の指示を入力するためのボタンである。その他の欄及びボタンについての説明は省略する。
【0040】
以上、DSマネージャ25及びUIモジュール23により表示される画面について説明した。
ドライバプログラム3は、DSマネージャ25が最初に呼び出されたときとUIモジュール23が最初に呼び出されたときとでモジュールの呼び出し関係が動的に変化する。以下、ドライバプログラム3の作動について、それぞれの場合に分けて説明する。
【0041】
図6は、UIモジュール23が最初に呼び出されたときのモジュールの呼び出し関係を示す図である。操作部18のマウス又はキーボードからドライバ起動プログラム22の実行を指示する操作がなされると、ドライバ起動プログラム22がRAM13にロードされて実行が開始される。実行が開始されるとドライバ起動プログラム22から最初にUIモジュール23が呼び出され、スキャナ選択画面60が表示装置14に表示される。ユーザがイメージスキャナ2を一つ選択すると、続いてUI−TWAINブリッジ24からTWAINプロトコルに従ってDSマネージャ25が呼び出される。続いて選択したイメージスキャナ2に対応するDSエントリーモジュール26、DSコントロールモジュール27、TWAINプロトコルマネージャ28、スキャンコントロールモジュール29、デバイスコントロールモジュール30、デバイスインタフェースモジュール31が順に呼び出され、機種固有の情報及びイメージスキャナ2のステータス情報が取得される。機種固有の情報及びステータス情報が取得されると再びUIモジュール23の処理に戻り、選択したイメージスキャナ2の機能に応じた設定画面40が表示装置14に表示される。ユーザが画像の読み取り条件を入力して[Scan Option...]ボタン46を押すと保存設定画面50が表示され、設定後[OK]ボタン54をクリックすると設定画面40に戻り、ここで[Scan]ボタン45をクリックするとUI−TWAINブリッジ24が呼び出され、読み取り条件に応じた読み取りがDSマネージャ25に要求される。読み取りが要求されると、再び選択したイメージスキャナ2に対応するDSエントリーモジュール26、DSコントロールモジュール27、TWAINプロトコルマネージャ28、スキャンコントロールモジュール29、デバイスコントロールモジュール30、デバイスインタフェースモジュール31が順に呼び出され、ユーザが選択したイメージスキャナ2に固有の制御コマンドが生成され、制御装置1のデバイスインタフェース17を介してイメージスキャナ2に出力される。
【0042】
イメージスキャナ2から出力された画像データを格納したRAM13上のアドレスは呼び出し元のモジュールに呼び出しと逆の順に戻り値として返され、最終的にUIモジュール23において画像ファイルとしてハードディスク15に格納される。
【0043】
図7は、DSマネージャ25が最初に呼び出されるときのモジュールの呼び出し関係を示す図である。尚、以下の説明はアプリケーションプログラムから読み取り条件を指定されずに画像の読み取りを要求される場合を例に説明する。操作部18のマウス又はキーボードからアプリケーションプログラム21の実行を指示する操作がなされると、アプリケーションプログラム21がRAM13にロードされて実行が開始される。アプリケーションプログラム21の実行によって表示されるメニュー等からマウス又はキーボードで画像の読み取りを指示する操作がなされると、アプリケーションプログラム21からTWAINプロトコルに従ってDSマネージャ25が最初に呼び出され、アプリケーションプログラム21とDSマネージャ25との間でTWAINプロトコルに従った通信がなされイメージスキャナ2の機種名の取得が要求される。機種名の取得が要求されるとDSマネージャ25によりスキャナ選択画面60が表示装置14に表示される。ユーザがイメージスキャナ2を一つ選択すると、選択したイメージスキャナ2の機種名がアプリケーションプログラム21に戻り値として返される。機種名が返されるとアプリケーションプログラム21から機種名を引数としてDSマネージャ25に画像の読み取りが要求される。尚、このときアプリケーションプログラム21は読み取り条件を指定しないものとする。画像の読み取りが要求されると、選択したイメージスキャナ2に対応するDSエントリーモジュール26、DSコントロールモジュール27、UIモジュール23、UI−TWAINブリッジ24、TWAINプロトコルマネージャ28、スキャンコントロールモジュール29、デバイスコントロールモジュール30、デバイスインタフェースモジュール31が順に呼び出され、機種固有の情報及びイメージスキャナ2のステータス情報が取得される。機種固有の情報及びステータス情報が取得されると再びUIモジュール23の処理に戻り、イメージスキャナ2の機能に応じた設定画面40が表示装置14に表示される。ユーザが画像の読み取り条件を入力して[Scan]ボタン45をクリックするとUI−TWAINブリッジ24が呼び出され、UI−TWAINブリッジ24とTWAINプロトコルマネージャ28との間でTWAINプロトコルに従った通信がなされる。続いてスキャンコントロールモジュール29、デバイスコントロールモジュール30、デバイスインタフェースモジュール31が再度順に呼び出され、ユーザが選択したイメージスキャナ2に固有の制御コマンドが生成されて制御装置1のデバイスインタフェース17を介してイメージスキャナ2に出力される。
【0044】
イメージスキャナ2から出力された画像データを格納したRAM13上のアドレスは呼び出し元のモジュールに呼び出しと逆の順に戻り値として返され、最終的にアプリケーションプログラム21において画像データとして取得される。
【0045】
尚、上記は、DSマネージャ25が最初に呼び出され且つアプリケーションプログラムから読み取り条件を指定されずに画像の読み取りを要求されるときの処理の流れについて説明したが、DSマネージャ25が最初に呼び出され且つアプリケーションプログラムから読み取り条件を指定されて画像の読み取りを要求されるときは、図7においてDSコントロールモジュール27はTWAINプロトコルマネージャ28を呼び出し、UIモジュール23及びUI−TWAINブリッジ24は呼び出されない。
【0046】
以上、ドライバプログラム3の作動について説明した。以下、本実施例の効果について説明する。
本実施例のドライバプログラム3は、UIモジュール23及びUI−TWAINブリッジ24が画像の読み取りを要求し取得した画像データに基づいて画像ファイルを編成することでアプリケーションプログラムとして動作でき、また、プログラムサイズの小さいドライバ起動プログラム22を起動することでアプリケーションプログラム21を起動することなく呼び出すことができる。更に、UIモジュール23及びUI−TWAINブリッジ24は画像データに基づいて画像ファイルを編成するのみのアプリケーションプログラムとして動作することからドライバプログラム3はプログラムサイズが比較的小さくて済み、短時間にメモリ上にロードすることができる。従って、ドライバプログラム3は、短時間に起動できるアプリケーションプログラムとして動作できる。本実施例のドライバプログラム3によると、単に画像データに基づいて画像ファイルを編成するだけの場合であればアプリケーションプログラム21を起動する必要がなく、画像データの取得に要する時間を短縮できる。一方、本実施例のドライバプログラム3は、DSマネージャ25が最初に呼び出され且つアプリケーションプログラムから読み取り条件を指定されずに画像の読み取りを要求されるとき、図7に示す順でモジュールが呼び出されることにより従来の制御プログラムとしても動作することができ、画像データの加工等の処理を行うときはアプリケーションプログラムは制御プログラムを呼び出して画像データを取得できる。尚、図7においてはDSマネージャ25が最初に呼び出され且つアプリケーションプログラムから読み取り条件を指定されずに画像の読み取りを要求されるときは、DSコントロールモジュール27はUIモジュール23を呼び出し、TWAINプロトコルマネージャ28はDSコントロールモジュール27からは呼び出されない。
【0047】
更に、本実施例のドライバプログラム3は、DSマネージャ25が最初に呼び出され且つアプリケーションプログラムから読み取り条件を指定されて画像の読み取りを要求されるとき、図7においてDSコントロールモジュール27はTWAINプロトコルマネージャ28を呼び出し、UIモジュール23及びUI−TWAINブリッジ24は呼び出されない。従って、アプリケーションプログラムから読み取り条件を指定されて画像の読み取りを要求されるとき、設定画面40が無用に表示されない。
【0048】
更に、本実施例のドライバプログラム3は、UIモジュール23が最初に呼び出されるとき、すなわちアプリケーションプログラムとして動作するときと、DSマネージャ25が最初に呼び出されアプリケーションプログラムから読み取り条件を指定されずに画像の読み取りを要求されるとき、すなわち制御プログラムが従来の制御プログラムとして動作するときとで同じインタフェースモジュール(23、24)及びハードウェア制御モジュール(28、29、30及び31)を呼び出す。従ってこの画像読み取り装置の制御プログラムは、従来の制御プログラムとして動作するときとアプリケーションプログラムとして動作するときとでインタフェースモジュール及びハードウェア制御モジュールを共用できる。
【0049】
更に、本実施例では、インタフェースモジュールをUIモジュール23とUI−TWAINブリッジ24とに分割した。これによりUI−TWAINブリッジを他の規格に適合させることで、本発明を他の規格に容易に適用することができる。
【0050】
尚、本実施例では、TWAINに準拠したドライバプログラム3を例に説明したが、TWAINに準拠しないドライバプログラムに本発明を適用してもよい。また、本実施例では、ドライバプログラム3を、編成した画像ファイルを制御装置に格納するアプリケーションプログラムとして説明したが、編成した画像ファイルを電子メールとして送信するアプリケーションプログラムとして動作してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による制御プログラムのモジュール構造及びアプリケーションプログラムを表すブロック図である。
【図2】本発明の一実施例による制御プログラムを実行する制御装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の一実施例による制御プログラムにより表示されるスキャナを選択する画面の一例を表す図である。
【図4】本発明の一実施例による制御プログラムにより表示される画像の読み取り条件を入力するための画面の一例を表す図である。
【図5】本発明の一実施例による制御プログラムにより表示される画像データの保存に関する条件を指定するための画面の一例を表す図である。
【図6】本発明の一実施例による制御プログラムがアプリケーションプログラムとして動作するときのモジュールの呼び出し関係を示すフ図である。
【図7】本発明の一実施例による制御プログラムがアプリケーションプログラムから呼び出されるときのモジュールの呼び出し関係を示す図である。
【符号の説明】
1 制御装置
2 イメージスキャナ(画像読み取り装置)
3 ドライバプログラム(制御プログラム)
14 表示装置
15 ハードディスク(記憶装置)
16 ハードディスクコントローラ
17 デバイスインタフェース
18 操作部
19 バス
21 アプリケーションプログラム
22 ドライバ起動プログラム
23 ユーザインタフェースモジュール(インタフェースモジュール)
24 UI−TWAINブリッジ(インタフェースモジュール)
25 データソースマネージャ(APIモジュール)
26 データソースエントリーモジュール(APIモジュール)
27 データソースコントロールモジュール(APIモジュール)
28 TWAINプロトコルマネージャ(ハードウェア制御モジュール)
29 スキャンコントロールモジュール(ハードウェア制御モジュール)
30 デバイスコントロールモジュール(ハードウェア制御モジュール)
31 デバイスインタフェースモジュール(ハードウェア制御モジュール)
40 設定画面(画面)
50 保存設定画面
60 スキャナ選択画面

Claims (7)

  1. アプリケーションプログラムが画像の読み取りを要求するためのインタフェースを提供するAPIモジュールと、
    画像の読み取り条件を入力するための画面を表示し、前記インタフェースを介して画像の読み取りを要求し取得した画像データに基づいて画像ファイルを編成するインタフェースモジュールと、
    画像の読み取り条件に応じて画像読み取り装置の制御コマンドを生成するハードウェア制御モジュールと、
    を備える制御プログラムをコンピュータに実行させて画像読み取り装置を制御する方法であって、
    前記インタフェースモジュールが最初に呼び出されるとき、前記インタフェースモジュールは前記APIモジュールに画像の読み取りを要求し、前記APIモジュールは画像の読み取りを要求されると前記ハードウェア制御モジュールを呼び出し、前記インタフェースモジュールは取得した画像データに基づいて画像ファイルを編成し、
    前記APIモジュールが最初に呼び出されアプリケーションプログラムから読み取り条件を指定されずに画像の読み取りを要求されるとき、前記APIモジュールは前記インタフェースモジュールを呼び出し、前記インタフェースモジュールは前記ハードウェア制御モジュールを呼び出し取得した画像データをアプリケーションプログラムに出力することを特徴とする画像読み取り装置の制御方法。
  2. 前記APIモジュールが最初に呼び出されアプリケーションプログラムから読み取り条件を指定されて画像の読み取りを要求されるとき、前記APIモジュールは前記ハードウェア制御モジュールを呼び出し取得した画像データをアプリケーションプログラムに出力することを特徴とする請求項1に記載の画像読み取り装置の制御方法。
  3. 前記インタフェースモジュールは、編成した画像ファイルを記憶装置に格納することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像読み取り装置の制御方法。
  4. アプリケーションプログラムが画像の読み取りを要求するためのインタフェースを提供するAPIモジュールと、
    画像の読み取り条件を入力するための画面を表示し、前記インタフェースを介して画像の読み取りを要求し取得した画像データに基づいて画像ファイルを編成するインタフェースモジュールと、
    画像の読み取り条件に応じて画像読み取り装置の制御コマンドを生成するハードウェア制御モジュールと、
    を備え、前記インタフェースモジュールが最初に呼び出されるとき、前記インタフェースモジュールは前記APIモジュールに画像の読み取りを要求し、前記APIモジュールは画像の読み取りを要求されると前記ハードウェア制御モジュールを呼び出し、前記インタフェースモジュールは取得した画像データに基づいて画像ファイルを編成し、
    前記APIモジュールが最初に呼び出されアプリケーションプログラムから読み取り条件を指定されずに画像の読み取りを要求されるとき、前記APIモジュールは前記インタフェースモジュールを呼び出し、前記インタフェースモジュールは前記ハードウェア制御モジュールを呼び出し取得した画像データをアプリケーションプログラムに出力することを特徴とする画像読み取り装置の制御プログラム。
  5. 前記APIモジュールが最初に呼び出されアプリケーションプログラムから読み取り条件を指定されて画像の読み取りを要求されるとき、前記APIモジュールは前記ハードウェア制御モジュールを呼び出し取得した画像データをアプリケーションプログラムに出力することを特徴とする請求項4に記載の画像読み取り装置の制御プログラム。
  6. 前記インタフェースモジュールは、編成した画像ファイルを記憶装置に格納することを特徴とする請求項4又は5に記載の画像読み取り装置の制御プログラム。
  7. 請求項4、5又は6に記載の画像読み取り装置の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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