JP3864064B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、冷気の循環経路内に脱臭装置を配置して庫内を脱臭するようにした冷蔵庫に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、家庭用の冷蔵庫においては、庫内の食品に起因する各種の臭気の低減や他の食品への臭い移りを防止するために、プラチナ触媒を除霜ヒータの近傍に配置することが行われている。また、近年の家庭用冷蔵庫においては、冷蔵室及び冷凍室を個別に冷却する冷却器を設け、冷蔵室内の湿度をより高く設定して食品の鮮度保持効果を向上させたものが提供されている。このように冷蔵室内の湿度を高くすると、臭気をより感じ易くなったり、冷蔵室内に雑菌が繁殖し易くなったりすることから、前記冷蔵庫においては、オゾンの酸化分解作用による強力な脱臭効果を有する脱臭装置が導入されている。
【0003】
ところが、オゾンの酸化分解作用を利用する方法でも、臭気成分によっては完全に酸化分解されずに中間分解生成物にとどまるものがある。また、オゾンの酸化力を利用する方法では、青果物の老化を促進するエチレンの完全分解は不可能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
これに対して、本出願人は、オゾンの酸化分解作用と紫外線による光触媒作用とを組み合わせた脱臭装置を庫内に配置した冷蔵庫を発明し、先に出願している(特願2000−181518)。前記脱臭装置は、冷蔵庫内の冷気の循環経路に配置されたケース内に、空間放電機構、光触媒モジュール、オゾン分解触媒フィルタを配置して構成されている。
【0005】
この場合、前記空間放電機構は、光触媒モジュールの前後に配置された一対のメッシュ状電極から構成することが考えられている。このように、一対の電極により光触媒モジュールを挟み込むように構成したことにより光触媒を効率良く励起させることができる。また、電極をメッシュ状に構成することにより、ダクト内の圧力損失をできるだけ小さく抑えることができる。
【0006】
ところで、空間放電機構において安定した放電を得るためには一対のメッシュ状電極間の距離を一定に保持する必要がある。ところが、メッシュ状電極はいずれも非常に薄く強度が小さいものであるため、固定が難しく、電極間の距離が部分的に異なってしまうおそれがあった。
【0007】
また、光触媒モジュールは構造上、厚み寸法のばらつきが大きいという事情がある。このため、光触媒モジュールを一対のメッシュ状電極で挟み込む構成とすると、やはり、電極間の距離を一定に保持することが難しくなる。このように電極間の距離が局所的に異なると、局所的な放電が生じて有効な脱臭性能が得られない。
【0008】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、放電手段を一対のメッシュ状電極から構成した場合に、前記メッシュ状電極間の距離を一定に保持して安定した放電を得ることができる脱臭装置を備えた冷蔵庫を提供するにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1の冷蔵庫は、冷気の循環経路内に庫内の脱臭を行うための脱臭装置を配置して構成されるものであって、前記脱臭装置は、平行に配置された一対のメッシュ状電極を備え高電圧放電によってオゾン及び紫外線を発生させる放電手段と、前記紫外線が照射されることにより生じる光触媒作用によって冷気中に含まれる臭気成分や有害物質などの分解を行う光触媒モジュールと、前記放電手段及び前記光触媒モジュールを収容し第1及び第2ケースからなるケースとを一体的に組立ててなる光触媒組立を備えて構成され、
前記第1及び第2ケースのうちの少なくとも一方は凹状の収容部を備え、
前記光触媒組立は、前記収容部に前記一対のメッシュ状電極のうちの一方、前記光触媒モジュール、他方のメッシュ状電極、他方のケースが順に組み込まれて構成されていることを特徴とする。
【0010】
上記構成によれば、平行に配置された一対のメッシュ状電極がふらついて前記メッシュ状電極間の距離が部分的に変動することを防止できるため、放電手段から安定した放電を得ることができる。また、メッシュ状電極は厚み寸法が非常に小さくて強度的に弱く、光触媒モジュールは非常に脆くて壊れやすいという事情があるが、上記構成によれば、光触媒組立の状態で放電手段や光触媒モジュールを脱臭装置に組み込みことができる。このため、組立作業時における光触媒モジュールやメッシュ状電極の破損を防止できる。
【0011】
また、一対のメッシュ状電極を確実にケースに固定することができる。更に、光触媒組立の組立作業性が向上する。更にまた、一対のメッシュ状電極で光触媒モジュールが挟み込まれる構成であるため、放電手段における高電圧放電により発生する紫外線を効率良く光触媒モジュールに照射することができる。
【0014】
更に、一対のメッシュ状電極と光触媒モジュールとの間に、それぞれ緩衝部材を設けることも良い構成である(請求項の発明)。この場合、前記緩衝部材は、シリコンゴムから構成したり(請求項)、発泡体から構成したり(請求項)、中空状に構成したり(請求項)すると良い。
【0015】
上記構成によれば、一対のメッシュ状電極は、それぞれ緩衝部材により第1及び第2のケースに押しつけられた状態で前記ケースに固定される。このため、メッシュ状電極間の距離を第1ケースと第2ケースとの間の距離だけ確保することができる。また、前記緩衝部材により前記光触媒モジュールの厚み寸法のばらつきを吸収することができる。
【0016】
また、前記緩衝部材のうち光触媒モジュール側の面に、凹凸を設けることも良い構成である(請求項の発明)。上記構成によれば、緩衝部材と光触媒モジュールとの接触部分を小さくすることができるので、緩衝部材で光触媒モジュールを挟み込んだときに前記光触媒モジュールが破損することを防止できる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1の実施例を図1ないし図10を参照しながら説明する。まず、図1は、本実施例に係る冷蔵庫の縦断側面図を示すものである。この図1において、断熱箱体からなる冷蔵庫本体1の内部は、断熱仕切壁2により上部の冷蔵室3と下部の冷凍室4とに仕切られている。本実施例にかかる冷蔵庫は、前記冷蔵室3と冷凍室4とが前記断熱仕切壁2により分離されており、それぞれ専用の冷却器(冷蔵室用冷却器3a,冷凍室用冷却器4a)により生成される冷気によって内部が冷却される構成となっている。本実施例においては、前記冷蔵室3内の冷気循環経路に脱臭装置5が配設されており、以下、前記冷蔵室3の構成を中心に説明する。
【0019】
即ち、前記冷蔵室3内の下部には、仕切板6により野菜室7が形成されており、前記野菜室7の奥部には仕切壁8により冷蔵室用冷却器室9が形成されている。前記野菜室7内には、下ケース10及びこの下ケース10の上部に搭載された上ケース11が収納されている。前記上ケース11の上面には冷気流出孔12aを有するケースカバー12が開閉可能に装着されており、前記ケースカバー12と前記仕切板6との間に冷気通路13が形成されている。
【0020】
前記冷蔵室3内の下部には、チルドケース14が配設されており、前記チルドケース14と前記仕切板6との間に冷気通路15が形成されている。更に、前記冷蔵室3内の奥部及び上部には、略L字状のダクトカバー16により冷気ダクト17が形成されている。前記ダクトカバー16には、複数の冷気吐出孔18が形成されている。
【0021】
また、前記冷却器室9内の上部には冷蔵室用ファン装置19が配設されており、このファン装置19に対応して前記仕切壁8の上部には円筒状の冷気吐出部20が設けられている。前記冷気吐出部20の前端開口部は、前記上ケース11内に位置している。これに対して、前記冷却器室9内の下部には前記冷蔵室用冷却器3aが配設されている。そして、前記仕切壁8の下部の前部には、ルーバ状の冷気吸込口22が設けられている。
【0022】
また、冷蔵庫本体1の下部には機械室23が形成されており、その内部には冷凍サイクルのコンプレッサ24が配設されている。前記コンプレッサ24はコンプモータを駆動源とするレシプロ形のものである。
【0023】
一方、前記仕切板6の右後部には前記脱臭装置5が配設されている。以下、図2ないし図7を参照しながら脱臭装置5の構成について説明する。脱臭装置5は、ケース本体25及びこのケース本体25の上面開口部を覆うカバー26からなるユニットケース27と、前記ケース本体25内に配置される昇圧トランス28、光触媒組立29、オゾン分解触媒30とから構成されている。
【0024】
前記ケース本体25内の左部には、仕切壁31によってトランス室32が形成されており、そのトランス室32の内部に前記昇圧トランス28が配置されるように構成されている。
【0025】
前記昇圧トランス28は、1次コイル、2次コイル、磁心等(いずれも図示せず)を合成樹脂によりモールド成形することにより構成されている。前記昇圧トランス28は、給電線33を介して図示しない1次側端子から給電されるように構成されている。また、前記昇圧トランス28の図2中右部には一対の2次側端子34a,34bが突出しており、各2次側端子34a,34bの周囲三方を囲むようにコ字状の囲み部35a,35bが設けられている。更に、前記昇圧トランス28の図2中右部の上下部には、爪部36a,36bが設けられている。
【0026】
前記ケース本体25内のうち前記トランス室32以外の空間は冷気流通室37とされており、その底部の前部には左右方向に延びる防護壁38が立設されている。前記防護壁38の高さ寸法は、前記ケース本体25の高さ寸法の約半分に設定されている。また、前記冷気流通室37のうち前後方向の中央部には、前記光触媒組立29が配置されるように構成されており、ケース本体25の底部のうち光触媒組立29の配置部分には位置決め用のリブ39が設けられている。
【0027】
また、冷気流通室37の最後部には、前記オゾン分解触媒30が配置されるようになっており、その配置部分の底部には多数の矩形状の通気孔40aを有する格子枠部40が設けられている。前記格子枠部40を構成する各枠部は、オゾン分解触媒30の下部と接触する面積が極力小さくなるように断面三角形状に構成されている(図3及び図7参照)。
【0028】
前記オゾン分解触媒30は、例えば酸化マンガンベースのセラミック製ハニカム(成形品)或は金属ハニカムを矩形板状に成形してコア材としたものに、触媒成分を固定して構成されている。このようにハニカム構造とすることで、オゾン分解触媒30とオゾンや臭気成分との接触面積をより大きく確保して、分解効率を向上させるようにしている。前記オゾン分解触媒30は、ハニカム形状による通気方向が上下方向となるように格子枠部40上に配置されている。
【0029】
尚、前記オゾン分解触媒30のコア材は非常に脆く、組み付け作業時に不用意に触れると破損するおそれがある。そこで、本実施例では前記オゾン分解触媒30の外周部にソフトテープ30aを巻き付け、組み付け作業に破損することを防止している。また、ケース本体25のうちオゾン分解触媒30の配置部分を格子枠部40とした。このため、ケース本体25(ユニットケース27)内に組み付けられたオゾン分解触媒30に誤って触れてしまい、手指に触媒成分が付着したり、破損したりすることを防止することができる。
【0030】
一方、前記カバー26は、その下面に立設されたボス部41をケース本体25に設けられた孔部42に挿通してねじ43を螺挿することにより前記ケース本体25に取付けられるように構成されている。前記カバー26の前部には、下方に延びるルーバ44が一体的に設けられており、前記カバー26をケース本体25に取付けたときに前記ルーバ44の下端部がケース本体25の前端部に上方から当接するように構成されている。前記ルーバ44により、ユニットケース27内に異物が侵入することが防止されるようになっている。
【0031】
また、カバー26の下面のうち前記ルーバ44のすぐ後方部には、左右方向一杯に延びる防護壁45が設けられている。図3に示すように、前記防護壁45とケース本体25側の防護壁38とは、ユニットケース27内において前後にオフセットして配置されている。これにより、冷気流通室37内の冷気の流通を妨げることなく、異物の侵入を防止するように構成されている。更に、前記カバー26の下面のうちカバー26をケース本体25に取付けたときにオゾン分解触媒30の上方に位置する部分には、下方に延びる3個のオゾン拡散部材46が設けられている。更にまた、前記カバー26の後部には、下方に延びるリブ47が設けられており、そのリブ47の左右方向の中央部に孔部48が設けられている。
【0032】
次に、前記仕切板6の構成について図2及び図3を参照しながら説明する。前記仕切板6の右部の後ろ寄り部分には、脱臭装置5を組み付けるための矩形容器状の取付取付凹部49が形成されている。前記仕切板6のうち前記取付凹部49の両側には、庫内の循環冷気を脱臭装置5を介さずに冷蔵室3から野菜室7に直接流入させるための流通口50が設けられている。前記取付凹部49の後半部に前記ユニットケース27が設置されるように構成されており、その底部には円形状の水抜き孔51及び矩形状の開口52が設けられている。前記開口52は、ユニットケース27が配置されたときに前記格子枠部40の下部に位置している。
【0033】
また、前記取付凹部49の前部には傾斜面53が設けられている。更に、前記取付凹部49の底部のうちユニットケース27のルーバ44が位置する部位の前部には、長円状の水抜き孔54が形成されている。前記水抜き孔54は、使用者が誤って庫内に水等をこぼしたときに、その水等がユニットケース27内に侵入することを防止するためにものである。更に、前記取付凹部49の後半部の周縁部には、リブ55が形成されている。前記リブ55も、周辺部から水等がユニットケース27内に侵入することを防止するためにものである。
【0034】
前記ユニットケース27は、前記カバー30の孔部48を、取付凹部49の後側に設けられた孔(図示せず)に合わせて上方からファスナー57を挿入することにより、前記ユニットケース27が取付凹部49に取り付けられる。
【0035】
次に、光触媒組立29の構成について説明する。図8は光触媒組立29の分解斜視図、図9は光触媒組立29と昇圧トランス28とを連結した状態の斜視図を示しており、これら図8及び図9において、光触媒組立29は、第1ケース58及び第2ケース59からなるケース60と、前記ケース60内に収容された放電手段たる第1及び第2電極部材61及び62、緩衝部材たるスペーサ63及び64、光触媒モジュール65とから構成されている。前記第1電極部材61は、矩形枠66aで縁取られたメッシュ状電極66と前記矩形枠66aの図8中左上部に設けられた端子板67とから構成されている。また、第2電極部材62は、矩形枠68aで縁取られ前記メッシュ状電極66よりも目が粗いメッシュ状電極68と前記矩形枠68aの図8中左下部に設けられた端子板69とから構成されている。
【0036】
前記スペーサ63,64は、いずれも難燃性のシリコンゴムから構成されており、左右に並んだ2個の矩形状の窓部63a,64aを有する枠状に構成されている。前記スペーサ63,64は、白色の光触媒モジュール65と区別し易いように、黒色に着色されている。前記スペーサ63,64のうち前記窓部63a,64aを区画する部分を除く部分は、前記第1及び第2電極部材61及び62の矩形枠61a及び62aと略同じ形状に構成されている。前記スペーサ63,64のうち光触媒モジュール65側の面には、多数の凸部70(図8ではスペーサ63の凸部70のみ示す)が設けられている。
【0037】
前記光触媒モジュール65は、多孔質状のセラミック(アルミナ、シリカ等)からなる矩形板状のコア材の表面に酸化チタン等の光触媒材料を塗布し、乾燥または焼結させて固定することにより構成されている。前記第1及び第2電極部材61及び62のメッシュ状電極66及び68、スペーサ63及び64、光触媒モジュール65の左右方向及び上下方向の長さ寸法は、いずれも略同じに設定されている。
【0038】
前記第1ケース58は、上方に開口する収容凹部71と、この収容凹部71の図8中左部に設けられた一対の凹状の端子配置部72,73とを有して構成されている。前記収容凹部71には、第1電極部材61のメッシュ状電極66、スペーサ63、光触媒モジュール65、スペーサ64、第2電極部材62のメッシュ状電極68が順に収容されるように構成されている。また、前記端子配置部72,73には、第1電極部材61及び第2電極部材62の端子板67及び69がそれぞれ配置されるように構成されている。前記収容凹部71の図8中、下面部には、前記スペーサ63及び64の窓部63a及び64aと対応する略矩形状の窓部71aが左右に並んで設けられている。
【0039】
また、前記第1ケース58のうち収容凹部71の図8中前後側部には、位置決め凹部74及び1対の嵌合部75がそれぞれ設けられている(図8においては前側部の位置決め凹部74のみ示す)。更に、第1ケース58の収容凹部71の図8中右側部には、位置決め凹部76が設けられている。前記嵌合部75は、その左右部に切欠75aが設けられており弾性変形可能に構成されている。
【0040】
更にまた、第1ケース58のうち各端子配置部72,73の図8中前後側部の左端部には、それぞれ嵌合部77,78が設けられている。前記嵌合部77,78は、その右側にそれぞれ切欠77a,78aが設けられており弾性変形可能に構成されている。
【0041】
前記第2ケース59は、第1ケース58に図8中上方から嵌め込むように構成されており、前記収容凹部71に対応し下方に凸となる収容凸部79と、各端子配置部72,73に対応し下方に凸となる端子配置部80,81とから構成されている。前記収容凸部79の図8中下面部には、前記窓部71aに対向する矩形状の窓部79aが左右に並んで設けられている。また、第2ケース59のうち前記収容凸部79の図8中前後側部及び右側部には、前記位置決め凹部74,76にそれぞれ対応する位置決め凸部82,83が設けられている。更に、第2ケース59のうち収容凸部79の図8中前後側部及び各端子配置部80,81の前後側部には、前記嵌合部75,77,78に対応する爪部84〜86が設けられている。前記爪部84〜86の左右部には、それぞれ切欠84a〜86aが設けられており、弾性変形可能に構成されている。
【0042】
さて、前記第1ケース58の端子配置部72に第1電極部材61の端子板67を配置すると共に収容凹部71に第1電極部材61のメッシュ状電極66、スペーサ63、光触媒モジュール65、スペーサ64、第2電極部材62のメッシュ状電極68を順に配置し、更に第2電極部材62の端子板69を端子配置部73に配置した後、第2ケース59を第1ケース58に嵌め込み、爪部84〜86を嵌合部75,77,78にそれぞれ嵌合させることにより光触媒組立29が構成される。
【0043】
このとき、前記嵌合部75を通してケース60内を視認することができるように構成されている。従って、光触媒組立29を組立てた後でも欠品の有無を容易に確認することができる。
【0044】
また、位置決め凸部82,83が位置決め凹部74,76に係止されることにより、収容凹部71と収容凸部79との間に所定の空間が確保される。前記空間は、メッシュ状電極66、スペーサ63、光触媒モジュール65、スペーサ64、メッシュ状電極68を重ね合わせた厚み寸法と略同じに設定されており、この結果、メッシュ状電極66、スペーサ63、光触媒モジュール65、スペーサ64、メッシュ状電極68は過圧縮されることなく第1及び第2ケース58及び59間に挟持された状態で固定される。上記構成により、非常に脆く壊れやすい光触媒モジュール65が、第2ケース59を第1ケース58に嵌め込む際に破損してしまうことを極力防止できる。
【0045】
図10は、光触媒組立29のうち収容凹部71と収容凸部79とで挟まれた部分を模式的に示す縦断面図である。この図10に示すように、収容凹部71と収容凸部79との間の空間には、平行に配置されたメッシュ状電極66,68の間に光触媒モジュール65が位置する。そして、前記空間が上記した寸法に設定されていることから、各メッシュ状電極66,68は、スペーサ63,64によってそれぞれ第1及び第2のケース58及び59に押しつけられる。このため、メッシュ状電極66,68はその間の距離が部分的に異なることなく平行に保持される。
【0046】
ところで、光触媒モジュール65は構造上、厚み寸法のばらつきが大きくなる。しかし、本実施例では、スペーサ63,64のうち光触媒モジュール65と接触する面に凸部70を設けたため、光触媒モジュール65の厚み寸法のばらつきを吸収することができ、この点からもメッシュ状電極66,68間の距離が部分的に異なることを防止できる。
【0047】
また、図2及び図9に示すように光触媒組立29の左部には端子配置部72と端子配置部80及び端子配置部73と端子配置部81とをそれぞれ嵌合してなる一対の端子部87,88が構成される。このとき、前記端子部87,88の先端には、前記昇圧トランス28の2次側端子34a,34bが挿入されて前記第1及び第2電極部材61及び62の端子板67,69と接続される端子挿入口(図示せず)が形成される。
【0048】
従って、前記昇圧トランス28の2次側端子34a,34bを前記端子挿入口に挿入しつつ囲み部35a,35bを端子部87,88に嵌め込むことにより、前記2次側端子34a,34bと端子板67,69とがそれぞれ接続された状態で、昇圧トランス28と光触媒組立29とが連結される。このとき、前記昇圧トランス28の爪部36a,36bは光触媒組立29の端子部87,88の外側に位置する切欠77a,78aに係止されるように構成されている。
【0049】
前記昇圧トランス28及び光触媒組立29は、連結された状態で第1ケース58が前部に位置するようにトランス室32及び冷気流通室37に配置される。このとき、冷気流通室37のうち前記光触媒組立29の右部には冷気を当該光触媒組立29を通過させずに後方に向かわせるためのバイパス89(図4参照)が形成されるようになっている。
【0050】
尚、冷気流通室37に配置された光触媒組立29は、その上部に嵌合部75が位置するようになっている。このため、光触媒組立29を冷気流通室37に設置した後でも、ケース60内の欠品の有無を再度確認することができる。
【0051】
そして、メッシュ状電極間に昇圧トランス28を介して高圧電圧が印加され放電が行われることによって、紫外線(波長380nm以下)やオゾンが発生される。
【0052】
次に、本実施例の作用について図1、図3、図4及び図7を参照しながら説明する。本実施例の冷蔵庫においては、図示しない制御装置により冷蔵室3に関する温度設定情報や温度情報、冷蔵用冷却器3aの温度情報、冷凍室4に関する温度設定情報や温度情報、冷凍用冷却器4aの温度情報等に基づいてコンプレッサ24や脱臭装置5などの運転が制御される。そして、冷蔵室3の冷却運転を行うと判断した場合には、前記制御装置は前記コンプレッサ24より吐出される冷媒を冷蔵用冷却器3aに供給すると共に、前記冷蔵用ファン装置19及び前記脱臭装置5の運転を開始する。
【0053】
すると、冷却器室9内の冷気の一部は、図1に矢印で示すように、冷気吐出部20から上ケース11内に吐出され冷気流出孔12aを通って冷気通路13内に放出される。冷気通路13内に吐出された冷気は下ケース10の前面及び下面に沿って流れ、冷気吸入口22を通って冷却器室9内に戻される。
【0054】
これに対して、冷却器室9内の冷気の残りは、冷気ダクト17を通って上昇し、冷気吐出孔18及び冷気ダクト17の上端部から冷蔵室3内に吐出される。冷蔵室3内に吐出された冷気は、チルドケース14の下方の冷気通路15を通り、大部分は仕切板6に形成された流通口50や水抜き孔51を介して野菜室7に直接流入する。そして、冷気通路15を通る冷気の残りはルーバ44を介して脱臭装置5の冷気流通室37に流入する。
【0055】
冷気流通室37に流入した冷気の一部は、光触媒組立29を通過した後、オゾン分解触媒30に至る。また、冷気流通室37に流入した冷気の残りは、バイパス89を通ってオゾン分解触媒30に至る。
【0056】
光触媒組立29においては、メッシュ状電極66,68間に昇圧トランス28を介して高圧電圧が印加され放電が行われることによって、紫外線(波長380nm以下)やオゾンが発生する。そして、この紫外線が光触媒モジュール65に照射されると、酸化チタンがその紫外線の光エネルギーを受け活性を帯びて光触媒作用をなし、冷気に含まれているアンモニア等の臭気成分やエチレンガスを分解する。特に、本実施例では、メッシュ状電極66,68間に光触媒モジュール65を配置したので、無指向性の紫外線を光触媒モジュール65に有効に作用させることができる。
【0057】
また、高電圧放電によって発生したオゾンは、光触媒組立29を通過した冷気及びバイパス89を通過した冷気と共にオゾン分解触媒30に至る。このとき、光触媒組立29の方がオゾン分解触媒30よりも幅寸法が小さいが、カバー26の下面に設けられたオゾン拡散部材46により、光触媒組立29で発生したオゾンはオゾン分解触媒30の全体に拡散される。オゾン分解触媒30では、オゾンが分解されて活性酸素が発生し、その活性酸素の酸化力によって冷気に含まれているアミン系やアンモニア等の臭気成分が酸化分解される。即ち、冷気中のエチレンガスは光触媒モジュール65において、アミン系やアンモニア等の臭気成分は光触媒モジュール65及びオゾン分解触媒30の両方において分解される。
【0058】
ところで、本実施例では、冷気流通室37内にバイパス89を設けて冷気流通室37内を通過する冷気の一部のみが光触媒組立29を通過するように構成した。これは、冷気流通室37内の全体を塞ぐように光触媒組立29を設けると、光触媒モジュール65を大きくすることができるが、冷気流通室37内の圧力損失が大きくなって風量が低下するため、総合的な脱臭性能が低下するからである。これに対して、本実施例では、バイパス89を設けて冷気流通室37内の風量を増加させたので、脱臭装置5の脱臭性能の向上を図ることができる。
【0059】
脱臭装置5において脱臭された冷気は、格子枠部40の通気孔40a及び開口52を通って野菜室7に流入する。そして、冷気通路13を通り、下ケース10の前面及び下面に沿って流れた後、冷気吸込口22を介して冷却器室9に戻される。
【0060】
このような構成の本実施例によれば、一対のメッシュ状電極66,68をスペーサ63,64で第1及び第2ケース58及び59に押しつけるように固定したので、一対のメッシュ状電極66,68がふらついて当該電極66,68間の距離が変動することを極力避けることができる。従って、メッシュ状電極66,68から安定した放電を得ることができるので、脱臭性能や酸化分解性能の向上を図ることができる。
【0061】
ところで、メッシュ状電極66,68間が局所的に近付くと、その部分で局所的な放電が起き、部分的な摩耗が生ずることになる。上記構成によれば、このような局所的な放電が生じることを防止できるので、長期信頼性を高めることができる。
【0062】
また、スペーサ63,64の材料であるシリコンゴムは難燃性のレベルを上げると硬くなる性質があるが、本実施例ではスペーサ63,64に凸部70を設けて、スペーサ63,64と光触媒モジュール65とが接触する面積を小さく抑えた。従って、ケース60内に光触媒モジュール65等を組み込む際に、光触媒モジュール65全体に大きな力が加わり難くなるので、光触媒モジュール65の破損を防止できる。
【0063】
更に、本実施例では、第1ケース58に収容凹部71を設け、前記収容凹部71内にメッシュ状電極66、スペーサ63、光触媒モジュール65、スペーサ64、メッシュ状電極68、第2ケース59の収容凸部79を順に組み込んで光触媒組立29を構成した。従って、光触媒組立29の組立作業性を向上させることができる。
【0064】
更にまた、本実施例では、ユニットケース27内のトランス室32及び冷気流通室37に昇圧トランス28及び光触媒組立29をそれぞれ配置して脱臭装置5を構成した。従って、冷蔵庫本体1から前記ユニットケース27を取り出して脱臭装置5の修理、点検等の作業を行うことができ、作業性の向上を図ることができる。
【0065】
また、冷気流通室37内のうちオゾン分解触媒30の上流に光触媒組立29を配置すると共に、冷気流通室37から冷気が流出する通気孔40aをオゾン分解触媒30が塞ぐように構成した。従って、光触媒組立29で発生したすべてのオゾンを効率良くオゾン分解触媒30に向かわせて分解することができるので、オゾンが脱臭装置5から庫内に流出することを極力防止できる。
【0066】
昇圧トランス28をモールド成形により構成した。このため、光触媒組立29において発生するオゾンによって前記昇圧トランス28の各部品が腐食されることがない。従って、昇圧トランス28と光触媒組立29とを近接して配置することができ、その分、脱臭装置5を小形化することができる。また、脱臭装置5内をトランス室32と冷気流通室37とに区画し、前記トランス室32に昇圧トランス28を配置した。従って、昇圧トランス28から延びる給電線33を冷気流通室37内を流通するオゾンから分離することができる。このため、給電線33がオゾンによって腐食されて劣化することを極力防止できる。
【0067】
また、ユニットケース27内にオフセット配置された防護壁38及び45を設けた。このため、例えば図3に二点鎖線で示すような針金状の異物Aがユニットケース27内に挿入されても、その異物Aが光触媒組立29のメッシュ状電極66及び68に到達して感電することを極力防止できる。
【0068】
特に、脱臭装置5において、放電手段のうちの対極(低電位側)をユーザ側 (気流流入側)に設け、放電電極をユーザが直接触れない側(気流出口側)に設ける構成とすることで、万一、ユーザが手を触れた場合(針金の挿入等)に感電することを防止できる。
【0069】
図11ないし図14は本発明の他のいくつかの実施例を示すものであり、これらの実施例は第1の実施例とスペーサの構成が異なっている。即ち、図11に示す第2の実施例では、スペーサ91は、光触媒モジュール65側の面の全体にわたって延びる突条部92を備えて構成されている。また、図12に示す第3の実施例においては、スペーサ101は、光触媒モジュール65側の面に多数の凹部102を備えて構成されている。
【0070】
このような突条部92や凹部102を備えるスペーサ91,101においても、光触媒モジュール65との接触面積を小さくすることができるので、ケース60内に光触媒モジュール65等を組み込む際に、光触媒モジュール65全体に大きな力が加わって破損してしまうことを防止できる。
【0071】
また、図13に示す第4の実施例においては、スペーサ111を中空状に構成している。この場合、前記スペーサ111はメッシュ状電極66及び68の矩形枠66a及び68aと略同じ形状に構成されている。上記構成によれば、スペーサ111の弾性を高めることができる。このため、シリコンゴムの難燃性のレベルを上げたために硬度が高くなってしまった分を補うことができる。
【0072】
尚、中空状のスペーサ111には、図14の(a)から(c)に示すような一部が開口する断面形状のものも含まれる。この場合、図14の(a)ないし(c)における上部に光触媒モジュール65を配置する。
【0073】
つまり、例えば図14の(a)や(b)においては、スペーサ111の図中下部に位置するメッシュ状電極66,68の矩形枠66a,68aによりスペーサ111の開口部分が塞がれた状態になるため、第4の実施例と同様の作用、効果が得られる。また、図14の(c)においては、スペーサ111の側部に位置する第1ケース58の収容凹部71によりペーサ111の開口部分が塞がれた状態になるため、第4の実施例と同様の作用、効果が得られる。
【0074】
また、本発明は上記し且つ図面に記載した実施例にのみ限定されるものではなく、例えば次のような変形、拡張が可能である。
第1及び第2ケースの形状は図示したものに限定されない。例えば、第1及び第2ケースのうちの一方に凹状の収容部を設け、他方を平板状のカバーとしても良い。
脱臭装置の配置場所は、冷蔵室3の下部の仕切板6に限らず適宜変更することができる。また、冷凍室内における冷気の循環経路に設けても良い。
【0075】
オゾン分解触媒はダクト内の冷気通路の一部を塞ぐように構成しても良い。即ち、放電手段によって発生するオゾンがダクト外の庫内に流出しても適量であれば安全上問題はない。また、このような構成によれば、庫内に拡散するオゾンにより庫内の食品に対して抗菌作用を呈するため、食品の鮮度保持に有効である。
【発明の効果】
以上の説明より明らかなように、本発明の冷蔵庫によれば、庫内を冷気が循環して脱臭装置内に流入すると、その冷気は光触媒組立を通過するので、高電圧放電によって発生した紫外線による光触媒作用によってエチレン及び臭気成分が分解される。また、高電圧放電によってオゾンも発生するので、そのオゾンが分解されて発生する活性酸素の酸化力によって臭気成分が分解される。このとき、放電手段を構成するメッシュ状電極を光触媒組立のケースに固定し、メッシュ状電極間の距離を一定に保持できるように構成したので、放電手段から安定した放電を得ることができ、脱臭性能や酸化分解性能の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す冷蔵庫の全体構成を示す縦断側面図
【図2】仕切板と脱臭装置の分解斜視図
【図3】仕切板のうち脱臭装置周辺部分の縦断側面図
【図4】脱臭装置の上面図
【図5】カバーを取り外した状態で示す脱臭装置の斜視図
【図6】カバーの斜視図
【図7】図4中X1−X1線に沿う脱臭装置の縦断正面図
【図8】光触媒組立の分解斜視図
【図9】昇圧トランスと光触媒組立を連結した状態で示す斜視図
【図10】光触媒組立のうち収容凹部及び収容凸部の周辺部分を模式的に示す縦断面図
【図11】本発明の第2の実施例を示すスペーサの平面図(a)及びX2−X2線に沿う断面図(b)
【図12】本発明の第3の実施例を示すスペーサの平面図(a)及びX3−X3線に沿う断面図(b)
【図13】本発明の第4の実施例を示すスペーサの平面図(a)及びX4−X4線に沿う断面図(b)
【図14】本発明の他の実施例を示すスペーサの断面図
【符号の説明】
図中、5は脱臭装置、13は冷気通路(冷気の循環経路)、28は昇圧トランス、29は光触媒組立、58は第1ケース、59は第2ケース、60はケース、61は第1の電極部材(放電手段)、62は第2の電極部材(放電手段)、63,64,91,101,111はスペーサ(緩衝部材)、66,68はメッシュ状電極、71は収容凹部(収容部)を示す。

Claims (6)

  1. 冷気の循環経路内に庫内の脱臭を行うための脱臭装置を配置して構成される冷蔵庫において、
    前記脱臭装置は、平行に配置された一対のメッシュ状電極を備え高電圧放電によってオゾン及び紫外線を発生させる放電手段と、前記紫外線が照射されることにより生じる光触媒作用によって冷気中に含まれる臭気成分や有害物質などの分解を行う光触媒モジュールと、前記放電手段及び前記光触媒モジュールを収容し第1及び第2ケースからなるケースとを一体的に組立ててなる光触媒組立を備えて構成され、
    前記第1及び第2ケースのうちの少なくとも一方は凹状の収容部を備え、
    前記光触媒組立は、前記収容部に前記一対のメッシュ状電極のうちの一方、前記光触媒モジュール、他方のメッシュ状電極、他方のケースが順に組み込まれて構成されていることを特徴とする冷蔵庫。
  2. 一対のメッシュ状電極と光触媒モジュールとの間には、それぞれ緩衝部材が設けられていることを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
  3. 緩衝部材は、シリコンゴムから構成されていることを特徴とする請求項2記載の冷蔵庫。
  4. 緩衝部材は、発泡体から構成されていることを特徴とする請求項2または3記載の冷蔵庫。
  5. 緩衝部材は、中空状に構成されていることを特徴とする請求項2または3記載の冷蔵庫。
  6. 緩衝部材のうち光触媒モジュール側の面には、凹凸が設けられていることを特徴とする請求項2または3記載の冷蔵庫。
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