JP3861735B2 - 薄膜微小機械式共振子ジャイロの製造方法 - Google Patents

薄膜微小機械式共振子ジャイロの製造方法 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は航空機、自動車、ロボット、船舶、車両等の姿勢制御やナビゲーションあるいはカメラやビデオカメラ等の手ぶれ防止に用いられる薄膜微小機械式共振子ジャイロの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、薄膜微小機械式共振子ジャイロは、小型で優れた性能を有していることから航空機、自動車、ロボット、船舶、車両等の姿勢制御やナビゲーションあるいはカメラやビデオカメラ等の幅広い各種電子機器に利用され、今後益々拡大していくものと予測される。
【0003】
薄膜微小機械式共振子ジャイロは非圧電材料からなるウエハ上に下部電極、圧電薄膜、上部電極を積層した構造で構成される。
【0004】
以下、従来の薄膜微小機械式共振子ジャイロについて図を用いて説明する。
【0005】
図7(a)〜(h)は従来の薄膜微小機械式共振子ジャイロの製造プロセスを示す工程図である。
【0006】
図7(a)に示すように薄膜微小機械式共振子ジャイロはシリコンウエハ1の主面2の上に金属の材料をスパッタや蒸着により成膜して下部電極3を形成し、図7(b)に示すようにこの下部電極3の上にチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)等の材料をスパッタ等により成膜して圧電薄膜4を形成し、図7(c)に示すようにフォトリソグラフィ技術を用いて圧電薄膜4をエッチングによりパターンニングされた第1、第2、第3、第4の圧電薄膜5,6,7,8を形成する。
【0007】
次に図7(d)に示すようにポリイミド、変性アクリレート、エポキシのいずれかの材料をパターンニングされた第1、第2、第3、第4の圧電薄膜5,6,7,8の上および下部電極3の上に塗布し、フォトリソグラフィ技術を用いて下部電極3の表出部(図示せず)上および第1、第2、第3、第4の圧電薄膜5,6,7,8の上の一部の絶縁膜9を除去して下部電極3の表出部および上部電極形成部分を設け、熱硬化により絶縁膜9を形成する。
【0008】
次に図7(e)に示すように絶縁膜9の上と下部電極3の表出部上および第1、第2、第3、第4の圧電薄膜5,6,7,8の上に金属の材料をスパッタや蒸着により金属層10を形成し、図7(f)に示すようにフォトリソグラフィ技術を用いてエッチングにより第1、第2、第3、第4の圧電薄膜5,6,7,8の上にそれぞれパターンニングされた第1、第2、第3、第4の上部電極11,12,13,14が形成され、さらに引き出し配線15,16と引き出し電極(図示せず)が形成される。
【0009】
次に図7(g)に示すようにフォトリソグラフィを用いてエッチングにより音叉形状の薄膜機械式共振ジャイロの外形周辺に沿って、絶縁膜9から下部電極3さらにシリコンウエハの裏面に達する溝を形成して個片にする。そして図7(h)に示すように下部電極3の表出部と第1、第2、第3、第4の上部電極11,12,13,14に電圧を印加して第1、第2、第3、第4の圧電薄膜5,6,7,8が分極される。
【0010】
従来の薄膜微小機械式共振子ジャイロの製造方法は、非圧電材料からなるシリコンウエハ1の主面2の上に第一の金属、圧電薄膜、第二の金属などの材料を順次積層およびパターン処理することにより形成したものであるが、通常、複数の薄膜微小機械式共振子ジャイロを同時に形成するためには、シリコンウエハ1の主面2の上に複数の薄膜微小機械式共振子ジャイロを一括で形成してドライエッチングなどを用いて互いに分離して個片とし、個片毎に圧電薄膜の分極を行い製造している。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
上記薄膜微小機械式共振子ジャイロの製造方法によれば、シリコンウエハ1の主面2の上に薄膜微小機械式共振子ジャイロを一括して形成してドライエッチングなどを用いて互いに分離して個片とし、個々の薄膜微小機械式共振子ジャイロの圧電薄膜に対して分極を行っているため、生産性が悪いという問題があった。
【0012】
そこで本発明は、生産性の高い薄膜微小機械式共振子ジャイロの製造方法を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、本発明の請求項1に記載の発明は、 III 族または第V族のいずれか一方の元素を添加してなる非圧電材料のウエハの主面上に下部電極を形成する工程と、この下部電極上に圧電薄膜を形成する工程と、この圧電薄膜をパターニングして複数の圧電薄膜に形成する工程と、上記下部電極上および複数の圧電薄膜上に絶縁膜を形成する工程と、上記複数の圧電薄膜上にパターニングして所定部分の絶縁膜を除去する工程と、上記複数の圧電薄膜上および絶縁膜上に金属層を形成する工程と、この金属層をパターニングして複数の上部電極と引き出し配線および引き出し電極を形成する工程と、複数の上部電極を覆い電気的に接続する導電性シートに電圧を印加して複数の圧電薄膜を一括分極する工程と、個片に分離する工程からなる薄膜微小機械式共振子ジャイロの製造方法であり、ウエハの主面上に形成した複数の薄膜微小機械式共振子ジャイロの圧電薄膜を一括で分極することができるため生産性を著しく高めることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1における薄膜微小機械式共振子ジャイロについて図を用いて説明する。
【0019】
図1は本発明の実施の形態1における薄膜微小機械式共振子ジャイロの構造を示す斜視図、図2はシリコンウエハ上での薄膜微小機械式共振子ジャイロの配置図、図3(a)〜(j)は図2のB−B断面における製造プロセスを示す工程図である。
【0020】
図1において、20は非圧電材料のシリコンからなる音叉、21,22はこの音叉20のアーム、3はこのアーム21,22の主面上に形成された下部電極、5,6,7,8,24,25は下部電極3の上に形成された圧電薄膜、9は下部電極3の上に形成された絶縁膜、11,12,13,14,26,27は圧電薄膜上に形成された上部電極、15,16,28,29,30,31はこの上部電極11,12,13,14,26,27からの引き出し配線、32,33,34,35はこの引き出し配線と接続した引き出し電極、36は下部電極3の表出部であり、これらで薄膜微小機械式共振子ジャイロを構成している。
【0021】
次に上記薄膜微小機械式共振子ジャイロの製造プロセスについて図3(a)〜(j)を用いて説明する。
【0022】
図3(a)に示すように厚み500μm程度のシリコンウエハ1の主面2の上に白金とチタンまたはイリジウムとチタン等の材料をスパッタや蒸着により2000Å程度成膜して下部電極3を形成し、図3(b)に示すように下部電極3の上にチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)等の材料をスパッタにより2〜3μm程度成膜して圧電薄膜4を形成し、図3(c)に示すようにフォトリソグラフィ技術を用いて圧電薄膜4の上に第一のレジスト膜(図示せず)を形成し、ドライエッチングまたはウエットエッチングによりパターンニングされた第1、第2、第3、第4の圧電薄膜5,6,7,8を形成して第一のレジスト膜を除去する。
【0023】
次に図3(d)に示すようにポリイミド、変性アクリレート、エポキシのいずれかの絶縁材料をスピンコート法によりパターンニングされた第1、第2、第3、第4の圧電薄膜5,6,7,8の上および下部電極3の上に絶縁膜9を塗布し、図3(e)に示すようにフォトリソグラフィ技術を用いて絶縁膜9の上に第二のレジスト膜(図示せず)を形成し、ドライエッチングにより下部電極3の表出部36の上および第1、第2、第3、第4の圧電薄膜5,6,7,8の上の所定部分の絶縁膜9を除去して下部電極3の表出部36および上部電極形成部分を設け、第二のレジスト膜を除去し熱硬化を行い膜厚0.5〜5μm程度の絶縁膜9を形成する。
【0024】
次に図3(f)に示すように絶縁膜9の上と下部電極3の表出部36の上および第1、第2、第3、第4の圧電薄膜5,6,7,8の上に金、チタンなどの材料をスパッタや蒸着により膜厚2000Å程度の金属層10を形成し、図3(g)に示すようにフォトリソグラフィ技術を用いて金属層10の上に第三のレジスト膜を形成し、ウエットエッチングによりパターンニングされた第1、第2、第3、第4の上部電極11,12,13,14と引き出し配線15,16および引き出し電極(図示せず)が形成される。
【0025】
次に分極について説明する。
【0026】
図2はシリコンウエハ1の主面2の上に形成された薄膜機械式共振ジャイロの配置図である。
【0027】
図2に示すように2つの音叉のアームが対向して凹と凸を噛み合わせて対を構成しシリコンウエハ1の主面2の上に配置し、下部電極3の表出部36の形成と同時に下部電極3の表出部37をシリコンウエハ1の主面2の上の周辺の一部に形成し、複数の薄膜微小機械式共振子ジャイロの下部電極3と電気的に接続される下部電極3の表出部37と、シリコンウエハ1の主面2の上の複数の上部電極を覆い電気的に接続する導電性シート38,39,40に電圧を印加して一括分極を行い、第1、第2、第3、第4の圧電薄膜5,6,7,8を分極する。
【0028】
次に図3(h)に示すようにフォトリソグラフィを用いてドライエッチングにより音叉形状の薄膜械式共振子ジャイロの外形周辺に沿って絶縁膜9から下部電極3さらにシリコンウエハ1の深さ300μm程度に達する溝17,18を形成し、シリコンウエハ1の主面2の上に保護テープ(図示せず)を張り合わせ、図3(i)に示すように裏面19を溝17,18に達するまで研削し個片にする。
【0029】
以上のようにシリコンウエハ1の主面2の上に形成した複数の薄膜微小機械式共振子ジャイロにおいて、2つの音叉のアームが対向して凹と凸を噛み合わせて対を構成して配置したことにより1ウエハ当たりの取れ数を増やすことができ、生産性を高めることができる。
【0030】
また、複数の薄膜微小機械式共振子ジャイロの下部電極3と電気的に接続される下部電極3の表出部37と、シリコンウエハ1の主面2の上の複数の上部電極を覆い電気的に接続する導電性シート38,39,40に電圧を印加して一括で分極することができ、生産性を著しく高めることができる。
【0031】
(実施の形態2)
図1において、実施の形態1と異なる点は、プラズマエッチングよりシリコンウエハ1の主面上の自然酸化膜を除去し、第III族または第V族の元素を添加し電気的に導体のシリコンウエハとしたところにある。
【0032】
また、この構成の薄膜機械式共振ジャイロの製造プロセスについて図4(a)〜(j)を用いて説明する。
【0033】
図4(a)に示すように厚み500μm程度のシリコンウエハ1の主面2の上の自然酸化膜(図示せず)をプラズマエッチングにより除去し、第III族または第V族の元素を添加したシリコンウエハ45の主面46の上に白金とチタンまたはイリジウムとチタン等の材料をスパッタや蒸着により2000Å程度成膜して下部電極3を形成し、図4(b)に示すように下部電極3の上にチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)等の材料をスパッタにより2〜3μm程度成膜して圧電薄膜4を形成し、図4(c)に示すようにフォトリソグラフィ技術を用いて圧電薄膜4の上に第一のレジスト膜(図示せず)を形成し、ドライエッチングまたはウエットエッチングによりパターンニングされた第1、第2、第3、第4の圧電薄膜5,6,7,8を形成して第一のレジスト膜を除去する。
【0034】
次に図4(d)に示すようにポリイミド、変性アクリレート、エポキシのいずれかの絶縁材料をスピンコート法によりパターンニングされた第1、第2、第3、第4の圧電薄膜5,6,7,8の上および下部電極3の上に絶縁膜9を塗布し、図4(e)に示すようにフォトリソグラフィ技術を用いて絶縁膜9の上に第二のレジスト膜(図示せず)を形成し、ドライエッチングにより下部電極3の表出部36の上および第1、第2、第3、第4の圧電薄膜5,6,7,8の上の所定部分の絶縁膜9を除去して下部電極3の表出部36および上部電極形成部分を設け、第二のレジスト膜を除去し熱硬化を行い膜厚0.5〜5μm程度の絶縁膜9を形成する。
【0035】
次に図4(f)に示すように絶縁膜9の上と下部電極3の表出部36の上および第1、第2、第3、第4の圧電薄膜5,6,7,8の上に金、チタンなどの材料をスパッタや蒸着により膜厚2000Å程度の金属層10を形成し、図4(g)に示すようにフォトリソグラフィ技術を用いて金属層10の上に第三のレジスト膜を形成し、ウエットエッチングによりパターンニングされた第1、第2、第3、第4の上部電極11,12,13,14と引き出し配線15,16および引き出し電極(図示せず)が形成される。
【0036】
次に図4(h)に示すようにフォトリソグラフィを用いてドライエッチングにより音叉形状の薄膜械式共振子ジャイロの外形周辺に沿って絶縁膜9から下部電極3さらにシリコンウエハ45の深さ300μm程度に達する溝17,18を形成する。
【0037】
次に分極について説明する。
【0038】
図2に示すように複数の上部電極を覆い電気的に接続する導電性シート38,39,40とシリコンウエハ45に電圧を印加して一括分極を行い、図4(i)に示すように第1、第2、第3、第4の圧電薄膜5,6,7,8を分極する。
【0039】
次に図4(j)に示すようにシリコンウエハ45の主面46の上に保護テープ(図示せず)を張り合わせ、シリコンウエハ45の裏面47を溝17,18に達するまで研削し個片にする。
【0040】
以上のようにプラズマエッチングよりシリコンウエハ表面の自然酸化膜を除去し、第III族または第V族の元素を添加し電気的に導体としたシリコンウエハ45とシリコンウエハ45の主面46の上の複数の上部電極を覆い電気的に接続する導電性シート38,39,40に電圧を印加して一括で分極することができ、生産性を著しく高めることができる。
【0041】
(実施の形態3)
図1において、実施の形態1と同様である。
【0042】
また、この構成の薄膜機械式共振ジャイロの製造プロセスについて図5(a)〜(j)を用いて説明する。
【0043】
図5(a)〜(f)に示す工程は実施の形態1と同様であり省略する。
【0044】
図5(g)に示すようにフォトリソグラフィ技術を用いて金属層10の上に第三のレジスト膜を形成し、ウエットエッチングにより第1、第2、第3、第4の圧電薄膜5,6,7,8の上にそれぞれパターンニングされた第1、第2、第3、第4の上部電極11,12,13,14と引き出し配線15,16および引き出し電極が形成される。
【0045】
次に図5(h)に示すようにフォトリソグラフィを用いてドライエッチングにより音叉形状の薄膜械式共振子ジャイロの外形周辺に沿って絶縁膜9から下部電極3さらにシリコンウエハ1の深さ300μm程度に達する溝17,18を形成する。
【0046】
次に分極について説明する。
【0047】
図6はシリコンウエハ1の主面2の上に形成された薄膜機械式共振ジャイロの配置図である。
【0048】
図6に示すようにシリコンウエハ1の主面2の上の複数の上部電極を覆い電気的に接続する第一の導電性シート38,39,40と、複数の下部電極3と電気的に接続される第一の下部電極3の表出部36を覆い電気的に接続する第二の導電性シート41,42,43,44に電圧を印加して一括分極を行い、図5(i)に示すように第1、第2、第3、第4の圧電薄膜5,6,7,8を分極する。
【0049】
次に図5(j)に示すようにシリコンウエハ1の主面2の上に保護テープ(図示せず)を張り合わせ、シリコンウエハ1の裏面19を溝17,18に達するまで研削し個片にする。
【0050】
以上のようにシリコンウエハ1の主面2の上に形成した複数の薄膜微小機械式共振子ジャイロの圧電薄膜を第一の導電性シート38,39,40と第二の導電性シート41,42,43,44に電圧を印加して一括で分極することができ生産性を高めることができる。
【0051】
【発明の効果】
以上説明したとおり、本発明によれば、 III 族または第V族のいずれか一方の元素を添加してなる非圧電材料のウエハの主面上に下部電極を形成する工程と、この下部電極上に圧電薄膜を形成する工程と、この圧電薄膜をパターニングして複数の圧電薄膜に形成する工程と、上記下部電極上および複数の圧電薄膜上に絶縁膜を形成する工程と、上記複数の圧電薄膜上にパターニングして所定部分の絶縁膜を除去する工程と、上記複数の圧電薄膜上および絶縁膜上に金属層を形成する工程と、この金属層をパターニングして複数の上部電極と引き出し配線および引き出し電極を形成する工程と、複数の上部電極を覆い電気的に接続する導電性シートに電圧を印加して複数の圧電薄膜を一括分極する工程と、個片に分離する工程からなる薄膜微小機械式共振子ジャイロの製造方法であり、ウエハの主面上に形成した複数の薄膜微小機械式共振子ジャイロの圧電薄膜を一括で分極することができ生産性を著しく高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における薄膜微小機械式共振子ジャイロの斜視図
【図2】本発明の実施の形態1におけるシリコンウエハ上の薄膜微小機械式共振子ジャイロの配置図
【図3】本発明の実施の形態1における薄膜微小機械式共振子ジャイロの製造プロセスを示す工程図
【図4】本発明の実施の形態2における薄膜微小機械式共振子ジャイロの製造プロセスを示す工程図
【図5】本発明の実施の形態3における薄膜微小機械式共振子ジャイロの製造プロセスを示す工程図
【図6】本発明の実施の形態3におけるシリコンウエハ上の薄膜微小機械式共振子ジャイロの配置図
【図7】従来の薄膜微小機械式共振子ジャイロの製造プロセスを示す工程図
【符号の説明】
1 シリコンウエハ
2 シリコンウエハの主面
3 下部電極
4 圧電薄膜
5 第1の圧電薄膜
6 第2の圧電薄膜
7 第3の圧電薄膜
8 第4の圧電薄膜
9 絶縁膜
10 金属層
11 第1の上部電極
12 第2の上部電極
13 第3の上部電極
14 第4の上部電極
15 引き出し配線
16 引き出し配線
17 溝
18 溝
19 シリコンウエハの裏面
20 音叉
21 音叉のアーム(凸部)
22 音叉のアーム(凸部)
23 音叉のアーム(凹部)
24 第5の圧電薄膜
25 第6の圧電薄膜
26 第5の上部電極
27 第6の上部電極
28 引き出し配線
29 引き出し配線
30 引き出し配線
31 引き出し配線
32 引き出し電極
33 引き出し電極
34 引き出し電極
35 引き出し電極
36 下部電極の表出部
37 下部電極の表出部
38 第1の導電性シート
39 第1の導電性シート
40 第1の導電性シート
41 第2の導電性シート
42 第2の導電性シート
43 第2の導電性シート
44 第2の導電性シート
45 第III族または第V族を添加したシリコンウエハ
46 自然酸化膜を除去したシリコンウエハの主面
47 シリコンウエハの裏面

Claims (1)

  1. III 族または第V族のいずれか一方の元素を添加してなる非圧電材料のウエハの主面上に下部電極を形成する工程と、この下部電極上に圧電薄膜を形成する工程と、この圧電薄膜をパターニングして複数の圧電薄膜に形成する工程と、上記下部電極上および複数の圧電薄膜上に絶縁膜を形成する工程と、上記複数の圧電薄膜上にパターニングして所定部分の絶縁膜を除去する工程と、上記複数の圧電薄膜上および絶縁膜上に金属層を形成する工程と、この金属層をパターニングして複数の上部電極と引き出し配線および引き出し電極を形成する工程と、複数の上部電極を覆い電気的に接続する導電性シートに電圧を印加して複数の圧電薄膜を一括分極する工程と、個片に分離する工程からなる薄膜微小機械式共振子ジャイロの製造方法。
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