JP3860901B2 - 2頭平面仕上げ加工機用クーラント供給装置 - Google Patents

2頭平面仕上げ加工機用クーラント供給装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、いわゆるラップ盤として知られる2頭平面仕上げ加工機用クーラント供給装置に関するもので、特に研削砥石の砥面にクーラントを供給してワークを冷却し、かつ、洗浄しながら研削するクーラント供給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、2頭平面仕上げ加工機は、図3に示すように環状円盤となっている上砥石101と下砥石111をその軸心が一致するように上下に間隔を置いて配置し、上砥石101と下砥石111を互いに逆方向に回転させ、下砥石111上に設置されているワークWに対して上砥石101が矢印Aのごとく下方に移動して上砥石101をワークWの上面に圧接し、これによってワークWの両面を上砥石101と下砥石111で研削加工を行うようになっている。上砥石101と下砥石111は、それぞれ上定盤100に取り付けられている上主軸102及び下定盤110に取り付けられている下主軸112がモータ等(図示せず)によって通常は互いに逆方向に回転駆動される。上主軸102は上主軸台103に回転自在に支持され、下主軸112は下主軸台113に回転自在に支持されている。114はサンギアで、115はサンギア軸である。サンギア114にはワークホルダ(図示せず)が噛み合い、またワークホルダは内周歯車(図示せず)にも噛み合って、サンギア114を回転駆動することによってワークホルダが遊星運動するようになっている。
【0003】
ところで、半導体ウェーハ等のワークの研削加工においては、研削熱によって該ワークに組織的変形、研削焼け、研削割れまたは残留応力の遺留等が生じる。このため、研削加工中の研削熱を極力除去するために研削面にクーラントを供給する必要がある。
【0004】
従来は、図3から分かるように、上主軸台103の上方に固定されたノズル106からクーラント(冷却液)108をトヨ105に供給し、更にパイプ107を介してクーラント108をワークWの研削面に供給している。ノズル106は上主軸台103に固定されているので回転しないが、トヨ105は上定盤100のブラケット104に取り付けられているため、トヨ105及びパイプ107は上定盤100と一緒に回転するようになっている。また、パイプ107は上定盤100及び上砥石101に埋め込まれ、クーラント108は、上定盤100の回転による遠心力の影響がなければ、上砥石101から落下してワークW上に供給される。そして、研削面に供給されたクーラント108はワークWを冷却した後、下定盤110に明けられた複数のドレン穴116からクーラント回収桶117に回収される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のクーラント供給装置には以下のような欠点があった。
1.上定盤100と一緒に回転するリング状のトヨ105からのクーラント108をパイプ107を介して上定盤100側より自重により加工箇所である研削面に供給しているため、上定盤100の回転数を高めていくと遠心力の影響によりパイプ107内をクーラント108が下方へ流れにくくなって、ワークWに十分なクーラント108が供給されなくなる。したがって、ワークWに研削熱が蓄積され、ワークWの組織的変形、研削焼け、研削割れ又は残留応力の遺留等が生じ、また砥石の早期目詰まりの原因ともなり、ワークWの寸法精度がバラツク等様々なトラブルの原因となっている。
2.クーラント108がパイプ107内を下方へ流れたとしても、クーラント108は遠心力により半径方向外側へ飛び散り、研削面には効果的に供給されない。
3.クーラント108の供給圧力を高めたり、大量のクーラント108を研削面に供給するための装置を上定盤100側に組み込むのは困難である他、仮に組み込みが可能であったとしてもこれら装置を組み込むためには高価な装置を用意したり、構造が複雑になる等の問題がある。
【0006】
この発明の課題は、以上の点に鑑み、定盤の回転数を高めてもクーラントの供給に何等影響を与えることなく、むしろ回転数を高めることによって生じる遠心力を利用して積極的にクーラントを研削面に供給するようにした、2頭平面仕上げ加工機用クーラント供給装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この課題を達するため本発明にかかるクーラント供給装置は、環状の上砥石を下面に共軸に取り付けた回転可能な上定盤と、該上定盤の下方にこれと共軸に設置され上面に前記上砥石と共軸に環状の下砥石を取り付けた回転可能な下定盤と、前記上砥石と該下砥石の内周側に該上砥石及び該下砥石に共軸に設けられた回転可能なサンギアと、該サンギアと共軸に回転可能な内周歯車と、該サンギアと該内周歯車との間に設けられ該サンギアと該内周歯車と噛合する外歯車を有する複数のワークホルダとを具備する2頭平面仕上げ加工機用クーラント供給装置において、非回転のクーラントパイプを前記下定盤及び前記サンギアの軸心に貫設し、クーラント供給用のポンプを該クーラントパイプに接続し、該クーラントパイプの上端に、前記サンギアの上面にクーラントを流出させる流出口を設け、前記下定盤の上面に該下定盤と共軸に、該流出口からクーラントを受けるカップ状のポケットを形成して成り、前記サンギアの上面を介してクーラントを前記流出口から前記ワークへ供給するとともに、前記下定盤の回転により生じる遠心力により前記ポケットに受け入れられたクーラントを前記ワークへ供給することを特徴としている。
【0008】
また、前記上砥石、前記下砥石及び前記下定盤を覆い、前記ワークホルダの外周及び前記ポケットからのクーラントを受けるクーラントガードと、前記下定盤の円周方向に配設されたドレン穴と、前記ポケットの底面に設けられ、前記ドレン穴に連通し、該ドレン穴よりも小さな直径を有し、該ポケット内から前記クーラントガードへのクーラントの流量を制限するための蓋とを具備して成るクーラント回収部を更に含むことを特徴としている。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の好適な実施形態を図1及び図2に基づいて説明する。図1は、この発明のクーラント供給装置を組み込んだ2頭平面仕上げ加工機の概略正面図で、主要部を断面で示したものである。図2はクーラントの吐出部と回収部を示す縦断面図である。
【0010】
1は上定盤で、その下側端面に環状の上砥石2を取り付けている。上定盤1には、上砥石2の反対側の上面中心部に上主軸3が該上定盤1に共軸に取り付けられ、この上主軸3は上主軸台4に回転可能に軸支されている。図示していないが、従来と同様に上主軸3は、上主軸台4に設けられたモータ等によって回転駆動される。これによって、上主軸3と共に上定盤1と上砥石2とが回転駆動される。6は下定盤で、上定盤1の下方にこれと同軸で、かつこれに向き合うように配置されている。下定盤6の上面には上砥石2と実質的に同じ内径を有する環状の下砥石7が該下定盤6に共軸に取り付けられ、上砥石2と下砥石7は同軸で、かつ、所定の間隔を置いて向き合うように配置されている。下定盤6に、この中心を貫通して下主軸8が取り付けられ、この下主軸8は下主軸台9に回転可能に軸支されている。図示していないが、下主軸8もモータ等によって上主軸3と反対方向に回転駆動されるようになっている。これによって下定盤6とともに下砥石7が回転駆動される。従って、上砥石2と下砥石7は互いに逆方向に回転するようになっており、例えば、上砥石2が時計方向に回転する場合は、下砥石7は反時計方向に回転する。
【0011】
10はサンギアで、11はサンギア軸である。サンギア軸11は下主軸8を貫通し、ベアリング12によって下主軸8に回転自在に支持されている。サンギア軸11の下端部に取り付けた歯車14がモータ16の歯車15と噛み合うことによってサンギア軸11が回転駆動される。
【0012】
サンギア10は、従来と同様に上砥石2及び下砥石7の内周部に配置されワークホルダ17の外周に形成された外歯車38と噛み合い、またワークホルダ17の外歯車38は内周歯車18(図示していないが加工機本体に取り付けられている。)とも噛み合っており、サンギア10が回転したり、サンギア10と内周歯車18が同時に回転したりすることによってワークホルダ17はサンギア10の周りを所定の回転速度で遊星運動を行うようになっている。各ワークホルダ17に保持されているワークWもワークホルダ17とともに遊星運動を行いながら、それらの上下面が上砥石2の下面と下砥石7の上面に圧接されてワークWの両面が上砥石2及び下砥石7によって研削される。
【0013】
また、サンギア軸11は同心の円筒形の中空部13を有し、ここにクーラントパイプ20が挿通され、ベアリング25(図2参照)を介してサンギア10に保持されている。ベアリング25が設けられているので、サンギア10が回転駆動してもクーラントパイプ20は回転することはない。
【0014】
クーラントパイプ20は、下端にポンプ21が設けられ、ポンプ21を駆動することによってクーラントタンク22内のクーラント19が吸い上げられ、クーラントパイプ20内を上昇する。クーラントパイプ20の上端はクーラント19の吐出部23となっている。この吐出部23は図2に示すようにクーラントパイプ20の上端の開放口24と、サンギア10の上面中央部に固定された逆カップ状のカバー部材26と、このカバー部材26の側面に円周方向に明けられた複数個の流出口27から成る。このため、図1及び図2を参照して、ポンプ21を駆動すると、クーラント19はクーラントパイプ20内を吐出部23に向かって上昇し、開放口24からカバー部材26内の空間に満たされ、更に複数の流出口27から矢印Dで示すごとくサンギア10の外周に向けて流出する。
【0015】
30は下定盤6の上面の中央部を凹ませて構成したポケットで、クーラント19の収容部となっている。下定盤6には、ポケット30の底から斜め下方に向けてドレン穴34が複数の箇所にあけられている。35はクーラント回収桶で、ドレン穴34から流れ出てくるクーラント19を回収するようにドレン穴34の出口の下方において、下主軸台9に取り付けられている。また、クーラント回収桶35の上方にはクーラントガード36が形成されており、上砥石2と下砥石7の間から流れ出てくるクーラント19を受け、このクーラントガード36の内壁に沿ってクーラント19をクーラント回収桶35に回収するようになっている。
【0016】
ポケット30の底からドレン穴34に接続する箇所は、クーラント19を該ポッケト30から適切な速度で流出させる直径を有する小径となっており、ポケット30に溜まっているクーラント19が急速にドレン穴34から流れ出ることがないようにしている。この発明では、図2から分かるようにポケット30の底面に、ドレン穴34に対応する箇所に上記の小直径を有する穴32が明けられた環状の蓋31を取り付けている。ここで各穴32の径はドレン穴34の径の1/4程度とする。2頭平面仕上げ加工機が運転されて下定盤6が高速回転すると、ポケット30内のクーラント19が遠心力を受けて、図1に示すように、ポケット30の内壁に寄せられ、穴32からドレン穴34に流出するのが制限される。ここで蓋31、小径穴32、ドレン穴34、クーラント回収桶35、クーラントガード36はクーラント回収部33を構成する。
【0017】
以上のように構成された本発明の作用を次に述べる。
【0018】
ワークWをワークホルダ17にセットし、このワークホルダ17を下砥石7の上に載せて外歯車38をサンギア10及び内周歯車18に噛み合わせる。次いで下主軸8が所定速度で回転駆動されると、下定盤6と下砥石7が回転する。同時に、サンギア10がモータ16によって回転駆動されると、ワークホルダ17はサンギア10の周りを遊星運動する。更に、上主軸3を下主軸8と逆方向に所定速度で回転駆動し、上定盤1と上砥石2を回転させながら、上主軸台4を下降させ、上砥石2をワークW上面に所定圧力で接触させる。この結果、ワークWは上砥石2と下砥石7によって研削加工される。
【0019】
研削加工中、ワークWの研削熱を除去するために本発明によるクーラント供給装置が作動する。 即ち、ポンプ21が駆動してクーラントタンク22からクーラント19を吸い上げ、クーラントパイプ20中を上昇させ、吐出部23からサンギア10の上面へ流出させる。ここで、クーラントパイプ20はサンギア軸11の中空部13に設置されて静止しているため、下定盤6及びサンギア10が高速に回転しても何等回転の影響(例えば、遠心力の影響)を受けることなく、クーラント19は容易に吸い上げられ、吐出部23から流出することになる。
【0020】
吐出部23から流出したクーラント19は、サンギア10の回転で生じる遠心力により回転するサンギア10の上面を半径方向外側へ流れ、その大部分はワークホルダ17及びワークWに供給され、ワークWの被研削面を冷却する。他方、クーラント19の一部は、ポケット30内に落下する。このようにポケット30内に落下したクーラント19は、蓋31の小径穴32からドレン穴34に流出することなく、図1に示すように、遠心力によってクーラント液面が上昇して、ワークホルダ17及びワークWに供給され、ワークWの被研削面を冷却する。
【0021】
すでに述べたように、従来では、回転する上定盤の下面の外周部からクーラントが供給されるために上定盤の回転により生じる遠心力でクーラントが上定盤の半径方向外側へ飛散し、上定盤の真下にあってワークホルダに保持されたワークにクーラントが十分に供給されなかった。そして、上定盤の回転速度が増加すればするほどクーラントがより強く半径方向外側へ飛散され、ワークへの供給量が益々少なくなるものであった。
【0022】
これに対して、この発明の場合は、遠心力を積極的に利用してクーラントをワークへ確実かつ十分に供給するものである。即ち、非回転のクーラントパイプ20をサンギア10及び下定盤6の中心に貫設し、該クーラントパイプ20の下端部にクーラント供給用のポンプ21を接続し、該クーラントパイプ20の上端に流出口27を形成している。そして、クーラントは、流出口27からサンギア10の上面に供給され、ついで、ワークホルダ17に設置されたワークWと下定盤6のポケット30内部へ供給される。サンギア10の回転速度が増加するにつれて、その上面のクーラント19はより大きな遠心力が作用されてより多くの量がワークWに達する。また、下定盤6の回転が増加すれば、ポケット30内のクーラント19は遠心力によって更に多くポケット30の内壁を押し上げられていき、更に多くのクーラント19がワークWに供給されることになる。これは本発明の著しい利点である。また、本発明は、小径穴32から流出する量よりも大量のクーラント19を供給することによって、クーラント19がポケット30からワークWの方へ溢れ出るようにし、高速加工が難しい特に薄物のワークの加工時にそのワークの冷却が有効となる。
【0023】
ワークWを冷却したクーラント19は、ワークホルダ17の外周からクーラントガード36へ流出し、クーラント回収桶35に回収される。加工が終了すると定盤の回転が停止するので、ポケット30内のクーラント19は蓋31の小径穴32とドレン穴34を介してクーラント回収桶35に回収される。
【0024】
【発明の効果】
以上のように本発明の2頭平面仕上げ加工機用クーラント供給装置は、次のような効果がある。
(1)クーラントは、サンギアの上面で、かつその中心部において非回転となっているクーラントパイプ上端から流出し、更に回転しているサンギアの上面を通ってワークホルダとこれに装着されたワークに、上下定盤の回転速度に関わりなく確実に供給される。そして、サンギアの回転速度を高めるにつれて、サンギアの上面のクーラントがより多くワークホルダ及びその中のワークに供給されるから、ワークを十分に冷却することができる。
(2)下定盤の上面中央部にカップ状のポケットを設け、ここに収容されたクーラントの液面を下定盤の回転速度に応じてポケットの内周面に沿って上昇させるようになっているから、下定盤の回転速度の増加に応じてより多くのクーラントをワークホルダ内のワークに供給し、該ワークを確実にかつ十分に冷却することができる。
(3)クーラント吐出量及びクーラント圧力を上下定盤の回転に伴う遠心力に関わりなくクーラントパイプに接続されたポンプのみによって設定できるので、回転数を上げられない薄物ワークの場合でも大量のクーラントを供給することによって、クーラントがポケットから溢れて該ワークを十分に冷却することができる。
(4)クーラントが必要量、確実に供給できるので、研削熱が蓄積されることがなく、したがって、ワークの組織的変形、研削焼け、研削割れあるいは残留応力の遺留等が生じることがなく、更に砥石の早期目詰まりの原因となることもなく、従来のトラブルを全て解消し、ワークを高精度に加工することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のクーラント供給装置を組み込んだ2頭平面仕上げ加工機の概略図である。
【図2】クーラントの吐出部と回収部を示す縦断面図である。
【図3】従来のクーラント供給装置を組み込んだ2頭平面仕上げ加工機の概略縦断面図である。
【符号の説明】
1 上定盤
2 上砥石
3 上主軸
4 上主軸台
6 下定盤
7 下砥石
8 下主軸
9 下主軸台
10 サンギア
11 サンギア軸
12 ベアリング
13 中空部
14,15 歯車
16 モータ
17 ワークホルダ
18 内周歯車
19 クーラント
20 クーラントパイプ
21 ポンプ
22 クーラントタンク
23 吐出部
24 開放口
26 カバー部材
27 流出口
30 ポケット
31 蓋
32 小径穴
33 クーラント回収部
34 ドレン穴
35 クーラント回収桶
36 クーラントガード
38 外歯車
W ワーク

Claims (2)

  1. 環状の上砥石を下面に共軸に取り付けた回転可能な上定盤と、該上定盤の下方にこれと共軸に設置され上面に前記上砥石と共軸に環状の下砥石を取り付けた回転可能な下定盤と、前記上砥石と該下砥石の内周側に該上砥石及び該下砥石に共軸に設けられた回転可能なサンギアと、該サンギアと共軸に回転可能な内周歯車と、該サンギアと該内周歯車との間に設けられ該サンギアと該内周歯車と噛合する外歯車を有する複数のワークホルダとを具備する2頭平面仕上げ加工機用クーラント供給装置において、
    非回転のクーラントパイプを前記下定盤及び前記サンギアの軸心に貫設し、クーラント供給用のポンプを該クーラントパイプに接続し、該クーラントパイプの上端に、前記サンギアの上面にクーラントを流出させる流出口を設け、前記下定盤の上面に該下定盤と共軸に、該流出口からクーラントを受けるカップ状のポケットを形成して成り、前記サンギアの上面を介してクーラントを前記流出口から前記ワークへ供給するとともに、前記下定盤の回転により生じる遠心力により前記ポケットに受け入れられたクーラントを前記ワークへ供給することを特徴とする2頭平面仕上げ加工機用クーラント供給装置。
  2. 前記上砥石、前記下砥石及び前記下定盤を覆い、前記ワークホルダの外周及び前記ポケットからのクーラントを受けるクーラントガードと、前記下定盤の円周方向に配設されたドレン穴と、前記ポケットの底面に設けられ、前記ドレン穴に連通し、該ドレン穴よりも小さな直径を有し、該ポケット内から前記クーラントガードへのクーラントの流量を制限するための蓋とを具備して成るクーラント回収部を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の2頭平面仕上げ加工機用クーラント供給装置。
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