JP2540920Y2 - 内面研削装置 - Google Patents
内面研削装置Info
- Publication number
- JP2540920Y2 JP2540920Y2 JP1567092U JP1567092U JP2540920Y2 JP 2540920 Y2 JP2540920 Y2 JP 2540920Y2 JP 1567092 U JP1567092 U JP 1567092U JP 1567092 U JP1567092 U JP 1567092U JP 2540920 Y2 JP2540920 Y2 JP 2540920Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- grinding
- grindstone
- spindle
- workpiece
- prepared hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Polishing Bodies And Polishing Tools (AREA)
- Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)
- Grinding-Machine Dressing And Accessory Apparatuses (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、工作物に形成された下
穴の内面を研削する内面研削装置に関するものである。
穴の内面を研削する内面研削装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来における固定した工作物の下穴内面
を砥石により内面研削する内面研削装置では、前記下穴
より小径の砥石を下穴内面に沿って移動させて研削する
もの、または、前記下穴より大径の砥石を回転させて下
穴へと押し入れて研削するものがあり、双方とも研削面
へ加工液を放出して研削焼け、研削屑の排除を行うもの
である。
を砥石により内面研削する内面研削装置では、前記下穴
より小径の砥石を下穴内面に沿って移動させて研削する
もの、または、前記下穴より大径の砥石を回転させて下
穴へと押し入れて研削するものがあり、双方とも研削面
へ加工液を放出して研削焼け、研削屑の排除を行うもの
である。
【0003】上記において、前記下穴よりも小径の砥石
により内面研削をするものでは下穴内面を平滑均等に研
削することが困難でありまたそのための制御が必要とな
るるが前記大径の砥石によれば容易に前記下穴内面を一
度に平滑均等に研削することができるため有利である。
により内面研削をするものでは下穴内面を平滑均等に研
削することが困難でありまたそのための制御が必要とな
るるが前記大径の砥石によれば容易に前記下穴内面を一
度に平滑均等に研削することができるため有利である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前記下
穴より大径の砥石により研削するものでは、砥石と下穴
との間に隙間がないことにより、研削面への加工液の供
給がされにくく、研削屑の排出が悪いために研削焼け、
砥粒の脱落、メッキ層の剥離等が発生しやすいため、工
作物の信頼性に危具を要するものである。
穴より大径の砥石により研削するものでは、砥石と下穴
との間に隙間がないことにより、研削面への加工液の供
給がされにくく、研削屑の排出が悪いために研削焼け、
砥粒の脱落、メッキ層の剥離等が発生しやすいため、工
作物の信頼性に危具を要するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記のような
問題を解消するためになされたもので、工作物ベース上
に取り付けられた工作物の下穴よりも径の大きな砥石と
前記砥石の外周に下端から上端へと通ずる溝を設け、前
記工作物ベースは前記下穴へと通ずる供給溜を形成し、
前記供給溜に加工液を供給する供給装置を設け、前記供
給溜内の加工液を前記砥石に向けて圧送する圧送装置と
を備えたものである。
問題を解消するためになされたもので、工作物ベース上
に取り付けられた工作物の下穴よりも径の大きな砥石と
前記砥石の外周に下端から上端へと通ずる溝を設け、前
記工作物ベースは前記下穴へと通ずる供給溜を形成し、
前記供給溜に加工液を供給する供給装置を設け、前記供
給溜内の加工液を前記砥石に向けて圧送する圧送装置と
を備えたものである。
【0006】
【作用】上記した構成により、供給装置により工作物ベ
ースの供給溜および工作物に形成された下穴へと加工液
が供給される。この下穴へ回転する砥石が押し入れられ
る。そして、圧送装置により供給溜および下穴に留まっ
た加工液が上方の砥石へと圧送され砥石に形成された溝
を通して研削面に加工液が供給される。また研削屑は、
この溝を通して加工液と共に砥石上部へと排出される。
ースの供給溜および工作物に形成された下穴へと加工液
が供給される。この下穴へ回転する砥石が押し入れられ
る。そして、圧送装置により供給溜および下穴に留まっ
た加工液が上方の砥石へと圧送され砥石に形成された溝
を通して研削面に加工液が供給される。また研削屑は、
この溝を通して加工液と共に砥石上部へと排出される。
【0007】
【実施例】以下に本考案における実施例を図面に基づい
て説明する。図1は本考案の内面研削装置を持つ内面研
削盤である。1は主軸頭であり、この主軸頭1はコラム
2に支持され鉛直なZ軸方向に動作する。ベッド3上に
は前記Z軸と直交するY軸方向へと動作するスライドテ
ーブル4があり、このスライドテーブル4上には前記Z
軸およびY軸ともに直交するX軸方向に動作するクロス
テーブル5がある。
て説明する。図1は本考案の内面研削装置を持つ内面研
削盤である。1は主軸頭であり、この主軸頭1はコラム
2に支持され鉛直なZ軸方向に動作する。ベッド3上に
は前記Z軸と直交するY軸方向へと動作するスライドテ
ーブル4があり、このスライドテーブル4上には前記Z
軸およびY軸ともに直交するX軸方向に動作するクロス
テーブル5がある。
【0008】前記主軸頭1には、図略のモータによって
回転駆動させる主軸10が回転可能に支承されており、
この主軸10には図2に示すように工作物Wの下穴19
の内径より大径の砥石12が取り付けられている。前記
砥石12には、回転することで上方へと流れをつくる螺
旋方向に溝13が形成されている。前記砥石12の先端
には、前記主軸10に支持され主軸10と共に回転する
ことにより下方から上方へと流れをつくる羽根車15が
あり、この羽根車15と前記主軸頭1および主軸10と
により圧送装置を構成している。
回転駆動させる主軸10が回転可能に支承されており、
この主軸10には図2に示すように工作物Wの下穴19
の内径より大径の砥石12が取り付けられている。前記
砥石12には、回転することで上方へと流れをつくる螺
旋方向に溝13が形成されている。前記砥石12の先端
には、前記主軸10に支持され主軸10と共に回転する
ことにより下方から上方へと流れをつくる羽根車15が
あり、この羽根車15と前記主軸頭1および主軸10と
により圧送装置を構成している。
【0009】クロステーブル5上には、工作物Wを支持
する工作物ベース14が固定されており(図2)この工
作物ベース14には供給装置である加工液補充タンク2
0から加工液が供給される供給路16と、この供給路1
6により流入した加工液が留まる供給溜17が形成さ
れ、この供給溜17に工作物ベース14に支持された工
作物Wの下穴19が通じている。
する工作物ベース14が固定されており(図2)この工
作物ベース14には供給装置である加工液補充タンク2
0から加工液が供給される供給路16と、この供給路1
6により流入した加工液が留まる供給溜17が形成さ
れ、この供給溜17に工作物ベース14に支持された工
作物Wの下穴19が通じている。
【0010】上記構成の作動について以下に説明する。
工作物ベース5の供給路16から加工液補充タンク20
より加工液が供給され、供給溜17および下穴19へと
加工液が供給される。上部より主軸頭1が主軸10を回
転させて下降することで砥石12および羽根車15が回
転して工作物Wの下穴19へと押し入れられ、下穴19
内面が研削される。この際、圧送装置の主要部材である
羽根車15により加工液が上方の砥石へと強性的に圧送
され、研削面に当接した溝13を通って砥石12上方へ
と排出される。よって研削面に十分な加工液の供給がな
される。また溝13は螺旋形をしているため加工液の流
通性および研削屑の排出性も良い。
工作物ベース5の供給路16から加工液補充タンク20
より加工液が供給され、供給溜17および下穴19へと
加工液が供給される。上部より主軸頭1が主軸10を回
転させて下降することで砥石12および羽根車15が回
転して工作物Wの下穴19へと押し入れられ、下穴19
内面が研削される。この際、圧送装置の主要部材である
羽根車15により加工液が上方の砥石へと強性的に圧送
され、研削面に当接した溝13を通って砥石12上方へ
と排出される。よって研削面に十分な加工液の供給がな
される。また溝13は螺旋形をしているため加工液の流
通性および研削屑の排出性も良い。
【0011】上記実施例では、溝13を螺旋形としてい
るが砥石12の下端から上端へと通じたものであれば良
く、また圧送装置として、加工液補充タンク20から供
給される加工液をポンプなどの装置を用いて工作物ベー
ス14へと圧送してもよい。
るが砥石12の下端から上端へと通じたものであれば良
く、また圧送装置として、加工液補充タンク20から供
給される加工液をポンプなどの装置を用いて工作物ベー
ス14へと圧送してもよい。
【0012】
【考案の効果】本考案は、工作物ベースにより工作物を
支持して、供給溜より工作物の下穴へと加工液を供給
し、この供給された加工液を圧荘装置により砥石に形成
された溝を介して、研削面へと供給し上方へと排出する
構成であるため、研削面に十分な加工液の供給ができ、
砥石の回転により溝は研削面に平等に当接するので、効
率よく下穴内面全体に均等に加工液を供給できる。尚且
つ、研削屑の排出および研削面の冷却が良好となるため
に研削焼け、砥粒の脱落、メッキ層の剥離等の発生がな
くなり信頼性の高い研削ができ、研削時間の短縮に欠く
ことのできない砥石の高速回転研削をも可能となる。
支持して、供給溜より工作物の下穴へと加工液を供給
し、この供給された加工液を圧荘装置により砥石に形成
された溝を介して、研削面へと供給し上方へと排出する
構成であるため、研削面に十分な加工液の供給ができ、
砥石の回転により溝は研削面に平等に当接するので、効
率よく下穴内面全体に均等に加工液を供給できる。尚且
つ、研削屑の排出および研削面の冷却が良好となるため
に研削焼け、砥粒の脱落、メッキ層の剥離等の発生がな
くなり信頼性の高い研削ができ、研削時間の短縮に欠く
ことのできない砥石の高速回転研削をも可能となる。
【図1】本考案の内面研削装置の全体概略図である。
【図2】本考案の内面研削装置の部分断面図である。
1 主軸頭 10 主軸 12 砥石 13 溝 14 工作物ベース 15 羽根車 16 供給路 17 供給溜 19 下穴 20 加工液補充タンク
Claims (1)
- 【請求項1】 主軸を支承し鉛直軸方向に移動可能な主
軸頭と、この主軸頭に鉛直軸回りに回転可能に軸承され
た主軸と、前記主軸先端に取り付けられ工作物ベース上
に取り付けられた工作物の下穴の内径よりも大きな径の
砥石とを備え、この砥石によって工作物の下穴の内面を
研削する内面研削装置において、前記工作物ベースに加
工液を留める供給溜を工作物の下穴に通ずるように形成
し、前記供給溜に加工液を供給する供給装置を設け、前
記砥石の外周に下端から上端へと通ずる溝を設け、前記
供給溜内の加工液を前記砥石に向けて圧送する圧送装置
とを備えたことを特徴とする内面研削装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1567092U JP2540920Y2 (ja) | 1992-03-25 | 1992-03-25 | 内面研削装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1567092U JP2540920Y2 (ja) | 1992-03-25 | 1992-03-25 | 内面研削装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0574760U JPH0574760U (ja) | 1993-10-12 |
JP2540920Y2 true JP2540920Y2 (ja) | 1997-07-09 |
Family
ID=11895184
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1567092U Expired - Lifetime JP2540920Y2 (ja) | 1992-03-25 | 1992-03-25 | 内面研削装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2540920Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-03-25 JP JP1567092U patent/JP2540920Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0574760U (ja) | 1993-10-12 |
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