JP3860344B2 - 光ディスクの再生信号のジッタ計測装置、光ディスクの再生信号のジッタ計測方法、光ディスクの記録及び/又は再生装置、並びに、光ディスクの再生方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、所定の変調規則に従ったデジタルデータが記録された光ディスクの再生信号のジッタ成分を計測する光ディスクの再生信号のジッタ計測装置、及び、光ディスクの再生信号のジッタ計測方法に関する。また、本発明は、光ディスクを再生する光ディスクの記録及び/又は再生装置、並びに、光ディスクの再生方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
デジタルデータが記録された光ディスクを再生する光ディスクドライブでは、光学ピックアップにより再生(RF)信号を検出し、このRF信号を2値化してデジタルデータを生成する。具体的には、光ディスクドライブでは、図7(a)に示すようなRF信号を、所定のスライスレベルで2値化し、図7(b)に示すようなデジタルデータを生成する。
【0003】
また、一般に、光ディスクには、所定の変調方式に従って変調されたデジタルデータが記録されている。例えば、いわゆるコンパクトディスクでは、デジタルデータの1周期をTとした場合、記録される信号が、3Tから11Tの周期の信号に変調され、これらの各周期の波形がランダムに記録されている。また、例えば、デジタルビデオディスクでは、デジタルデータの1周期をTとした場合、記録される信号が、3Tから14Tの周期の信号に変調され、これらの各周期の波形がランダムに記録されている。光ディスクドライブでは、このような所定の変調方式に従ったデジタルデータを、光ディスクから信号を再生し、この信号を2値化し、デジタルデータを生成することとなる。
【0004】
ところで、このように光ディスクドライブにより2値化されたデジタルデータは、一般に、周期方向にノイズが乗ったかたちで、すなわち、ジッタ成分が含まれたかたちで、再生されてしまう。例えば、光ディスクから再生したRF信号のうち3Tの周期の波形だけ取り出してみた場合、このRF信号の波形の周期は、理論周期3Tに対してジッタ成分が含まれた3T±σ(σ:ジッタ成分)となる。
【0005】
このように2値化したデジタルデータにジッタ成分が含まれて再生される理由としては、例えば、光ディスクの記録信号に含まれるノイズの影響や、光ディスクに記録された信号を検出する光学ピックアップの特性の影響などがある。
【0006】
ここで、従来より、このような光ディスクから再生したデジタルデータのジッタ成分を検出するジッタ計測装置が知られている。このジッタ計測装置は、光ディスクから再生したRF信号のジッタ成分を計測して、光ディスクの特性や光学ピックアップの特性を知るために用いられる。
【0007】
以下、従来より光ディスクの再生信号のジッタ成分の計測に用いられていた第1から第3のジッタ計測装置について説明する。
【0008】
従来よりジッタ計測に用いられていた第1のジッタ計測装置は、積分回路によりデジタルデータの時間幅を電圧値として求め、ジッタ成分を計測するものである。
【0009】
まず、この第1のジッタ計測装置では、図8に示すように、RF信号を所定のスライスレベルで2値化し、デジタルデータを生成する。そして、この第1のジッタ計測装置では、RF信号がスライスレベルとなる時点で、すなわち、デジタルデータの立ち上がりエッジで、積分回路を動作させる。続いて、この第1のジッタ計測装置では、RF信号が次のスライスレベルとなる時点で、すなわち、デジタルデータの立ち下がりエッジで、積分回路を停止させる。この第1のジッタ計測装置は、このときの積分回路の出力電圧を、デジタルデータの時間幅として計測する。
【0010】
従って、この第1のジッタ計測装置では、この積分回路の出力電圧を、所定周期に対応する電圧値と比較することにより、電圧値に変換されたジッタ値(σV)を検出することができる。
【0011】
なお、この第1のジッタ計測装置では、時定数に応じて積分回路の特性が定まるので、1つの積分回路により、変調され光ディスクに記録されている複数の周期の波形の内、1の周期の波形に対応するジッタ成分のみの測定しかできない。つまり、この第1のジッタ計測装置では、再生する光ディスクがコンパクトディスクであれば、1つの積分回路により、3Tの周期の波形のジッタ成分のみを測定し、他の周期の波形例えば4Tから11Tの波形のジッタ成分の測定はできない。
【0012】
つぎに、従来ジッタ計測に用いられていた第2のジッタ計測装置は、いわゆるタイムインターバルアナライザといわれる装置を用いたもので、デジタルデータの時間幅を高速クロックでカウントし、このカウント出力でジッタ成分を検出するものである。
【0013】
まず、この第2のジッタ計測装置では、図9に示すように、RF信号を所定のスライスレベルで2値化し、デジタルデータを生成する。そして、この第2のジッタ計測装置では、RF信号がスライスレベルとなる時点で、すなわち、デジタルデータの立ち上がりエッジで、クロック回路を動作させるとともに、このクロック回路が出力するクロック数のカウントを開始する。続いて、この第2のジッタ計測装置では、RF信号が次のスライスレベルとなる時点で、すなわち、デジタルデータの立ち下がりエッジで、クロック回路を停止させる。この第2のジッタ計測装置では、このときのカウント数が、デジタルデータの時間幅となる。
【0014】
従って、この第2のジッタ計測装置では、このカウンタのカウント数を、所定周期におけるカウント数と比較することにより、ジッタ値を検出することができる。
【0015】
つぎに、従来ジッタ計測に用いられていた第3のジッタ計測装置は、上記第1のジッタ計測装置と上記第2のジッタ計測装置を応用したものである。
【0016】
まず、この第3のジッタ計測装置では、図10に示すように、RF信号を所定のスライスレベルで2値化し、デジタルデータを生成する。このとき、この第3のジッタ計測装置では、クロック回路が所定のクロック周波数で、クロックを発生し続けている。この第3のジッタ計測装置では、RF信号がスライスレベルとなる時点で、すなわち、デジタルデータの立ち上がりエッジで、クロック回路を動作させるとともに、このクロック回路が出力するクロック数をカウンタによりカウントする。また、この第3のジッタ計測装置では、このデジタルデータの立ち上がりエッジで、積分回路の動作を開始する。続いて、この第3のジッタ計測装置では、デジタルデータの立ち上がりエッジの直後に発生されたクロックのタイミングで、積分回路の動作を停止する。そして、この第3のジッタ計測装置では、このときの積分回路の出力電圧V1を計測し、この出力電圧V1を時間幅に変換して、デジタルデータの第1の時間幅t1とする。
【0017】
また、この第3のジッタ計測装置では、RF信号が次のスライスレベルとなる時点の直前のクロックのタイミング、すなわち、デジタルデータの立ち下がりエッジの直前のクロックのタイミングで再度積分回路を動作させる。そして、この第3のジッタ計測装置では、RF信号が次のスライスレベルとなる時点で、すなわち、デジタルデータの立ち下がりエッジで、積分回路を停止させる。
【0018】
そして、この第3のジッタ計測装置では、デジタルデータの立ち下がりタイミングでのカウンタのカウント数を検出し、このカウント数と上記クロック周波数に基づき、デジタルデータの立ち上がりエッジの直後のクロックのタイミングからデジタルデータの立ち下がりエッジの直前のクロックのタイミングまでの時間幅を求め、この時間幅を第2の時間幅t2とする。また、この第3のジッタ計測装置では、このときの積分回路の出力電圧V3を計測し、この出力電圧V3を時間幅に変換して、デジタルデータの第3の時間幅t3とする。
【0019】
従って、この第3のジッタ計測装置では、上記第1の時間幅t1、上記時間幅t2及び上記時間幅t3を全て加算することにより、デジタルデータの時間幅と計測することができる。そして、この第3のジッタ計測装置では、デジタルデータの時間幅と、理論値を比較することにより、ジッタ値を検出することができる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上述した従来の第1から第3のジッタ計測装置では、以下に述べる問題点があった。
【0021】
上記第1のジッタ計測装置では、積分回路を用いてアナログで時間幅を計測するため、ノイズに弱く安定して時間幅を計測することが困難であった。また、上記第1のジッタ計測装置では、1つの積分回路により1つの周期の波形のジッタ成分のみしか計測できないため、複数の周期の波形のジッタ成分を計測するには、測定する周期の波形の数だけ積分回路が必要であった。すなわち、上記第1のジッタ計測装置では、例えば、コンパクトディスクに含まれる3Tから11Tまでの周期の波形の全てのジッタ成分を検出するために、時定数が異なる9個の積分回路が必要であった。従って、上記第1のジッタ計測装置では、ハード構成が複雑であった。
【0022】
上記第2のジッタ計測装置では、クロックをカウントして時間幅を計測するため、このクロック周期より短い時間幅が計測できなかった。また、上記第2のジッタ計測装置では、高速クロックを用いるため、その処理回路等が複雑となり、コストを安くすることが困難であった。
【0023】
上記第3のジッタ計測装置では、積分回路を用いてアナログで時間幅を計測するため、ノイズに弱く安定して時間幅を計測することが困難であった。また、上記第3のジッタ計測装置では、回路構成が複雑となり、コストを安くすることができなかった。上記第3のジッタ計測装置では、積分回路を用いているため、測定する周期の波形の数だけ積分回路が必要であった。従って、上記第3のジッタ計測装置では、複数の周期の波形を計測するためには、ハード構成が複雑となってしまっていた。
【0024】
本発明は、このような実情を鑑みてなされたものであり、上記各問題を解決する光ディスクの再生信号のジッタ計測装置、光ディスクの再生信号のジッタ計測方法、光ディスクの記録及び/又は再生装置を提供することを目的とする。
【0025】
また、本発明は、ジッタ成分を最適化することのできる光ディスクの記録及び/又は再生装置、及び、光ディスクの再生方法を提供することを目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決するために、本発明に係る光ディスクの再生信号のジッタ計測装置は、所定の変調方式に従って変調されたデジタルデータが記録された光ディスクの再生信号を、所定のサンプリング周波数でサンプルして各サンプル点での信号レベルを示すデジタルデータに変換するアナログ/デジタル変換手段と、所定のスライスレベルの近傍のサンプル点における上記信号レベル及び上記サンプリング周波数に基づき上記再生信号が上記所定のスライスレベルとなる時点を補間して求め、上記再生信号が上記所定のスライスレベルとなる時点間の各時間幅を求め、上記各時間幅を光ディスクの再生信号に含まれる各波形の周期として光ディスクの再生信号のジッタ成分を求めるジッタ演算手段とを備える。
【0027】
この光ディスクの再生信号のジッタ計測装置では、光ディスクの再生信号を所定のサンプリング周波数でデジタルデータに変換し、再生信号が所定のスライスレベルとなる時点を補間し、再生信号のジッタ成分を求める。
【0028】
本発明に係る光ディスクの再生信号のジッタ計測装置は、ジッタ演算手段が、各サンプル点での信号レベルからこの再生信号のピーク値を求め、このピーク値に基づき所定のスライスレベルを設定することを特徴とする。
【0029】
この光ディスクの再生信号のジッタ計測装置では、再生信号のピーク値を求め、再生信号のジッタ成分を求める。
【0031】
この光ディスクの再生信号のジッタ計測装置では、再生信号に含まれる各波形の周期の対応する時間幅を抽出し、光ディスクの再生信号のジッタ成分を求める。
【0032】
本発明に係る光ディスクの再生信号のジッタ計測装置は、ジッタ演算手段が、光ディスクの再生信号のジッタ成分を求めるとともに、所定の時間幅を基準として、再生信号が所定のスライスレベルとなる時点間の各時間幅から、光ディスクの再生信号に含まれる各波形の周期の対応する時間幅を抽出し、各周期の波形の再生信号の振幅を求めることを特徴とする。
【0033】
この光ディスクの再生信号のジッタ計測装置では、光ディスクの再生信号のジッタ成分を求めるとともに、各周期の波形の再生信号の振幅を求める。
【0034】
本発明に係る光ディスクの再生信号のジッタ計測装置は、ジッタ演算手段が、光ディスクの再生信号のジッタ成分を求めるとともに、光ディスクの再生信号の各周期の波形の再生信号の振幅のアシメントリを求めることを特徴とする。
【0035】
この光ディスクの再生信号のジッタ計測装置では、光ディスクの再生信号のジッタ成分を求めるとともに、再生信号の各周期の波形の再生信号の振幅のアシメントリを求める。
【0036】
本発明に係る光ディスクの再生信号のジッタ計測方法は、所定の変調方式に従って変調されたデジタルデータが記録された光ディスクの再生信号を、所定のサンプリング周波数でサンプルして各サンプル点での信号レベルを示すデジタルデータに変換し、所定のスライスレベルの近傍のサンプル点における上記信号レベル及び上記サンプリング周波数に基づき上記再生信号が上記所定のスライスレベルとなる時点を補間して求め、上記再生信号が上記所定のスライスレベルとなる時点間の各時間幅を求め、上記各時間幅を光ディスクの再生信号に含まれる各波形の周期として光ディスクの再生信号のジッタ成分を求めることを特徴とする。
【0037】
この光ディスクの再生信号のジッタ計測方法では、光ディスクの再生信号を、所定のサンプリング周波数でデジタルデータに変換し、再生信号が所定のスライスレベルとなる時点を補間し、再生信号のジッタ成分を求める。
【0038】
本発明に係る光ディスクの再生信号のジッタ計測方法は、各サンプル点での信号レベルからこの再生信号のピーク値を求め、このピーク値に基づき所定のスライスレベルを設定することを特徴とする。
【0039】
この光ディスクの再生信号のジッタ計測方法では、再生信号のピーク値を求め、再生信号のジッタ成分を求める。
【0040】
本発明に係る光ディスクの再生信号のジッタ計測方法は、所定の時間幅を基準として、再生信号が所定のスライスレベルとなる時点間の各時間幅から、光ディスクの再生信号に含まれる各波形の周期の対応する時間幅を抽出し、光ディスクの再生信号のジッタ成分を求めることを特徴とする。
【0041】
この光ディスクの再生信号のジッタ計測方法では、再生信号に含まれる各波形の周期の対応する時間幅を抽出し、光ディスクの再生信号のジッタ成分を求める。
【0042】
本発明に係る光ディスクの再生信号のジッタ計測方法は、光ディスクの再生信号のジッタ成分を求めるとともに、所定の時間幅を基準として、再生信号が所定のスライスレベルとなる時点間の各時間幅から、光ディスクの再生信号に含まれる各波形の周期の対応する時間幅を抽出し、各周期の波形の再生信号の振幅を求めることを特徴とする。
【0043】
この光ディスクの再生信号のジッタ計測方法では、光ディスクの再生信号のジッタ成分を求めるとともに、各周期の波形の再生信号の振幅を求める。
【0044】
本発明に係る光ディスクの再生信号のジッタ計測方法は、光ディスクの再生信号のジッタ成分を求めるとともに、光ディスクの再生信号の各周期の波形の再生信号の振幅のアシメントリを求めることを特徴とする。
【0045】
この光ディスクの再生信号のジッタ計測方法では、光ディスクの再生信号のジッタ成分を求めるとともに、再生信号の各周期の波形の再生信号の振幅のアシメントリを求める。
【0046】
本発明に係る光ディスクの記録及び/又は再生装置は、所定の変調方式に従って変調されたデジタルデータが記録された光ディスクを再生し、この記録された信号に応じたデータを出力する再生手段と、上記再生手段が再生した再生信号を、所定のサンプリング周波数でサンプルして各サンプル点での信号レベルを示すデジタルデータに変換するアナログ/デジタル変換手段と、所定のスライスレベルの近傍のサンプル点における上記信号レベル及び上記サンプリング周波数に基づき上記再生信号が上記所定のスライスレベルとなる時点を補間して求め、上記再生信号が上記所定のスライスレベルとなる時点間の各時間幅を求め、上記各時間幅を光ディスクの再生信号に含まれる各波形の周期として光ディスクの再生信号のジッタ成分を求め、このジッタ成分に基づき上記再生手段を制御するジッタ演算制御手段とを備える。
【0047】
この光ディスクの記録及び/又は再生装置では、光ディスクの再生信号を所定のサンプリング周波数でデジタルデータに変換し、再生信号が所定のスライスレベルとなる時点を補間し、再生信号のジッタ成分を求め、このジッタ成分に基づき再生信号をフィードバック制御する。
【0048】
本発明に係る光ディスクの再生方法は、所定の変調方式に従って変調されたデジタルデータが記録された光ディスクを再生し、この記録された信号に応じたデータを出力するとともに、上記所定の変調規則に従ったデジタルデータが記録された光ディスクの再生信号を、所定のサンプリング周波数でサンプルして各サンプル点での信号レベルを示すデジタルデータに変換し、所定のスライスレベルの近傍のサンプル点における上記信号レベル及び上記サンプリング周波数に基づき上記再生信号が上記所定のスライスレベルとなる時点を補間して求め、上記再生信号が上記所定のスライスレベルとなる時点間の各時間幅を求め、上記各時間幅を光ディスクの再生信号に含まれる各波形の周期として光ディスクの再生信号のジッタ成分を求め、上記ジッタ成分に基づき、光ディスクの再生特性を制御するすることを特徴とする。
【0049】
この光ディスクの再生方法では、光ディスクの再生信号を所定のサンプリング周波数でデジタルデータに変換し、再生信号が所定のスライスレベルとなる時点を補間し、再生信号のジッタ成分を求め、このジッタ成分に基づき再生信号をフィードバック制御する。
【0050】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
【0051】
本発明の実施の形態の光学ピックアップの特性測定装置(以下、単に特性検査装置と称する。)は、光ディスクドライブで用いられる光学ピックアップのジッタ成分の特性の測定を行う。このような特性検査装置は、光学ピックアップの仕様の検査や、光学ピックアップの特性の調査などに用いられ、例えば、光学ピックアップの出荷検査や受け入れ検査等に用いられる。
【0052】
図1は、本発明の実施の形態の特性検査装置のブロック構成図を示している。
【0053】
この図1に示す特性検査装置1は、検査対象となる光学ピックアップ2と、光ディスクがセッティングされるテストベンチ3と、光学ピックアップ2が有するフォトディテクタの出力が供給され再生(RF)信号等を出力するマトリクス回路4と、このマトリクス回路4の出力に基づき光ディスクの再生駆動の為のサーボコントロールをするサーボコントロール回路5とを備えている。
【0054】
また、この特性検査装置1は、マトリクス回路4のRF信号を、デジタルデータに変換するアナログ/デジタル変換回路6と、このアナログ/デジタル変換回路6の出力データを一時記憶するメモリ7とを備えている。
【0055】
また、特性検査装置1は、メモリ7に一時記憶されたデジタルデータに基づき光学ピックアップ2のジッタ成分の演算処理やこの演算結果の表示を行い、また、この演算処理結果に基づきサーボコントロール回路5の制御を行うコンピュータ8を備えている。
【0056】
光学ピックアップ2は、この特性検査装置1の検査対象である。この光学ピックアップ2は、この特性検査装置1に例えば着脱自在となっている。この光学ピックアップ2は、レーザダイオード、ビームスプリッタ、対物レンズ、フォトディテクタ等を有している。この光学ピックアップ2は、レーザダイオードから出射したレーザをビームスプリッタや対物レンズ等を介して光ディスク上に集光させる。そして、この光学ピックアップ2は、光ディスクからの反射光をフォトディテクタ上に結像させる。光学ピックアップ2が有するフォトディテクタは、光電変換素子であり、結像した反射光を電気信号に変換する。
【0057】
なお、この光学ピックアップ2は、複数のフォトディテクタを備えている。この光学ピックアップ2に備えられる複数のフォトディテクタの一例を図2に示す。
【0058】
光学ピックアップ2は、例えば、図2に示すような、2×2のマトリクス状に配列された4つのフォトディテクタA〜Dと、このように配列されたフォトディテクタA〜Dの両サイドにサイドスポット検出用のフォトディテクタE,Fとを備えている。このようなフォトディテクタA〜Fは、光ディスクに3本のレーザを出射するいわゆる3スポット方式の光学ピックアップで用いられる。フォトディテクタA〜Dには、3スポット方式における中心光となるメインビームが照射される。すなわち、このフォトディテクタA〜Dには、光ディスクのトラックに記録された記録ピット等に対する反射光が照射される。また、フォトディテクタE,Fは、上記フォトディテクタA〜Dに対して光ディスクの半径方向の両サイドに設けられている。フォトディテクタE,Fには、3スポット方式におけるサイドビームがそれぞれ照射される。例えば、このフォトディテクタE,Fには、光ディスクのトラックの例えばエッジから反射した光が照射される。
【0059】
各フォトディテクタA〜Fは、照射された反射光の光量を、信号A〜Fに変換する。光学ピックアップ2は、これら各信号A〜Fを、マトリクス回路4に供給する。
【0060】
テストベンチ3は、光ディスクがセッティングされ、この光ディスクを再生するために、この光ディスクを回転駆動させる。また、このテストベンチ3にセッティングされる光ディスクは、この特性検査装置1のリファレンスとして用いられる。すなわち、特性検査装置1は、このリファレンスとして用いられる光ディスクの再生信号に基づき、光学ピックアップ2のジッタ成分の測定を行う。
【0061】
マトリクス回路4は、上記光学ピックアップ2の各フォトディテクタA〜Fの出力である信号A〜Fが供給され、これら信号A〜Fに基づき、再生(RF)信号、フォーカスエラー(FE)信号、及び、トラッキングエラー(TE)信号等を生成する。マトリクス回路4は、信号A〜Fに基づき、例えば、以下のようにRF信号、FE信号、及び、TE信号を生成する。すなわち、マトリクス回路4は、信号A〜Dに基づき、A+B+C+Dを演算し、RF信号を生成する。また、マトリクス回路4は、信号A〜Dに基づき、(A+C)−(B+D)を演算し、この演算結果をFE信号として出力する。つまり、マトリクス回路4は、非点収差法に基づいてFE信号を出力する。また、マトリクス回路4は、信号E,Fに基づき、E−Fを演算し、この演算結果をTE信号として出力する。
【0062】
また、光ディスクには、所定の変調方式に従って変調されたデジタルデータが記録さている。例えば、いわゆるコンパクトディスクでは、デジタルデータの1周期をTとした場合、3Tから11Tの周期の信号がランダムに記録されている。また、デジタルビデオディスクでは、デジタルデータの1周期をTとした場合、3Tから14Tの周期の信号がランダムに記録されている。このような所定の変調方式に従ったデジタルデータは、マトリクス回路4が生成したRF信号を、所定のスライスレベルで2値化することにより、生成される。
【0063】
マトリクス回路4は、このように演算したRF信号、FE信号、及び、TE信号を、サーボコントロール回路5に供給する。また、マトリクス回路4は、RF信号をアナログ/デジタル変換回路6に供給する。
【0064】
サーボコントロール回路5は、RF信号、FE信号、及び、TE信号に基づき、光ディスクを再生駆動する際のサーボコントロールをする。具体的には、サーボコントロール回路5は、FE信号に基づき、このFE信号が0となるように、光学ピックアップ2の対物レンズを動作させる2軸アクチュエータを駆動し、フォーカスサーボ制御を行う。サーボコントロール回路5は、TE信号に基づき、このTE信号が0となるように、光学ピックアップ2の対物レンズを動作させる2軸アクチュエータを駆動し、トラッキングサーボ制御を行う。サーボコントロール回路5は、FE信号の直流成分を検出し、この直流成分が0となるように、光学ピックアップ2のスレッドサーボ制御を行う。また、サーボコントロール回路5は、RF信号に基づき、光ディスクの傾きを制御するチルトサーボ制御を行う。なお、このサーボコントロール回路5は、光ディスクの傾きの検出機構を別途設けて、チルトサーボ制御を行っても良い。
【0065】
アナログ/デジタル変換回路6は、RF信号から生成される所定の変調方式に従ったデジタルデータの最低理論周期の波形、例えばコンパクトディスクであれば3Tの周期の波形が、充分再現できる程度に高速のサンプリング周波数でRF信号をサンプリングする。アナログ/デジタル変換回路6は、例えば、30MHz程度のサンプリング周波数でRF信号をデジタルデータに変換する。アナログ/デジタル変換回路6は、デジタルデータに変換したRF信号を、メモリ7に供給する。
【0066】
メモリ7は、アナログ/デジタル変換回路6によりデジタルデータに変換されたRF信号を一時記憶する。
【0067】
コンピュータ8は、例えば、インターフェース部8a、データ格納部8b、出力部8c、演算処理部8d等を有している。インターフェース部8aは、サーボコントロール回路5を制御するための制御信号を、このサーボコントロール回路5に対して出力する。データ格納部8bは、この特性検査装置1の光学ピックアップ2のジッタ成分の測定に対応した処理プログラムを格納している。出力部8cは、光学ピックアップ2のジッタ成分の測定結果を表示する。
【0068】
コンピュータ8の演算処理部8dは、メモリ7に記憶されたデジタルデータに変換されたRF信号を読み出し、このデータに基づきRF信号のジッタ成分を検出する。
【0069】
また、コンピュータ8の演算処理部8dは、ジッタ成分の測定に応じた処理をするにあたり、メモリ7に記憶したデータに対して、以下の演算処理を行う。演算処理部8dは、例えば、フィルタ演算、ピークレベル演算、波形周期の算出演算、レベル窓による信号の抽出演算、周期窓による信号の抽出演算等を行う。
【0070】
つぎに、この特性検査装置1による光学ピックアップ2のジッタ成分の測定処理内容を、図3、図4、図5、及び、図6を用いて説明する。
【0071】
特性検査装置1は、ユーザにより光学ピックアップ2がセッティングされ、操作開始指示がされると、図3に示すフローチャートのステップS1から処理を開始する。
【0072】
特性検査装置1は、ステップS1において、光ディスクを再生して、例えば図4(a)に示すようなRF信号を検出する。
【0073】
続いて、特性検査装置1は、ステップS2において、アナログ/デジタル変換回路6により、図4(b)に示すようにRF信号をデジタルデータに変換し、量子化する。この量子化されたRF信号は、順次メモリ7に記憶される。
【0074】
続いて、特性検査装置1は、ステップS3において、量子化されたRF信号に基づき、図4(c)に示すようにRF信号の各波形のピーク値を検出する。すなわち、光ディスクから再生されるRF信号には、例えば3T〜11Tの周期の成分を有する波形がランダムに含まれている。従って、RF信号は、レベルがプラスマイナスに上下に変動する波形となっている。特性検査装置1は、この変動のプラス側のピーク値とマイナス側のピーク値を、各波形毎に検出する。
【0075】
なお、このステップS3におけるピーク値の検出処理は、演算処理部8dがメモリ7に記憶される量子化データを読み出して処理を行う。また、以下の、ステップS4以降の処理も同様である。
【0076】
続いて、特性検査装置1は、ステップS4において、検出したRF信号のピーク値に基づき、図4(d)に示すようなRF信号を2値化する際のスライスレベルを算出する。ここで、特性検査装置1は、このスライスレベルを以下に説明するような演算を行って算出する。
【0077】
例えば、特性検査装置1は、全ての波形のプラス側のピーク値の平均値と、マイナス側のピーク値の平均値を求め、これら平均値の中点等をスライスレベルとする。また、特性検査装置1は、中点に対して所定のオフセット加えた値をスライスレベルとしてもよい。さらに、特性検査装置1は、全ての波形のピーク値ではなく、RF信号に含まれる所定周期の所定波形、例えば3Tの波形のみを検出し、この3Tの波形のピーク値の平均の中点等をスライスレベルとしてもよい。
【0078】
また、特性検査装置1は、上記スライスレベルを算出する場合、ノイズ成分等を除去するため、所定の制限を加えて検出したピーク値を用いてもよい。
【0079】
例えば、特性検査装置1は、再生する光ディスクのRF信号の理論振幅に対して、1/4以上のレベルのピーク値のみを検出するようにする。特性検査装置1では、ピーク値を検出する際に振幅方向に制限を加えることにより、ノイズ成分を除去することができ、正確なスライスレベルを算出することができる。また、例えば、特性検査装置1は、ピーク値とピーク値との時間幅が、再生する光ディスクのRF信号の最短周期波形(例えば3T)の周期の1/2以上のときのみピーク値を検出するようにする。特性検査装置1では、ピーク値を検出する際に時間軸方向に制限を加えることにより、ノイズ成分を除去することができ、正確なスライスレベルを算出することができる。
【0080】
なお、特性検査装置1は、スライスレベルを設定するにあたり、ユーザがその値を任意に設定できるようにしてもよいし、また、上述した手法で求めたスライスレベルに対してオフセットを加えるようにしてもよい。
【0081】
続いて、特性検査装置1は、ステップS5において、算出したスライスレベルを用いてRF信号をレベル分割し、このスライスレベルで区切られる各波形の周期を求める。特性検査装置1は、これらの周期を、例えば、上述したアナログ/デジタル変換回路6のサンプリング周波数に基づき求める。そして、特性検査装置1は、求めた各波形の周期から、最長周期又は最短周期を算出する。再生される光ディスクがコンパクトディスクであれば、最短周期は、3Tとなり約670n秒となる。
【0082】
続いて、特性検査装置1は、ステップS6において、図4(e)に示すように、求めた最短周期又は最長周期から、この特性検査装置1が何倍速で光ディスクの再生を行っているかを算出する。すなわち、特性検査装置1は、求めた最短周期又は最長周期と、理論値周期とを比較して、現在何倍速で再生をしているかを算出する。
【0083】
なお、特性検査装置1は、現在どの速度で光ディスクの再生を行っているかが予め分かっている場合には、ステップS5及びステップS6の処理は行わず、ステップS4からステップS7の処理に進む。
【0084】
続いて、特性検査装置1は、ステップS7において、図4(f)に示すように各波形の時間幅を算出する。
【0085】
以下、具体的に、図5(a)に示すようなRF信号のうち、図5(b)に示す一部分の波形Xの時間幅を算出する場合を例にとって、このステップS7の説明をする。
【0086】
特性検査装置1は、図6に示すように、ステップS11からステップS17までの処理を行い、図5(b)に示した波形Xの時間幅を算出する。
【0087】
まず、特性検査装置1は、ステップS11において、図5(c)に示すような、この波形Xの部分の量子化データD1〜D6を取得する。ここで、量子化データD1〜D6は、波形Xのデータに加え、スライスレベルを挟んで時間的に前後の部分のデータも含んでいるものである。
【0088】
続いて特性検査装置1は、ステップS12において、RF信号がスライスレベルとなる時間P1を、量子化データD1及びD2から補間して求める。例えば、スライスレベル以上のレベルの量子化データをプラスとし、スライスレベル以下のレベルの量子化データをマイナスとした場合、符号が変化する2つの量子化データの間にRF信号がスライスレベルとなるポイントが存在することとなる。従って、特性検査装置1は、このスライスレベルを挟む2つの量子化データのスライスレベルのレベル差と、2つの量子化データをサンプリングした時間を用いて、RF信号がスライスレベルとなる時間を補間して求めることができる。
【0089】
続いて、特性検査装置1は、ステップS13において、上記ステップS12と同様にRF信号が時間P1の次にスライスレベルになる時間P2を、量子化データD5及びD6から補間して求める。
【0090】
なお、上記ステップS12及びステップS13において、スライスレベルにおけるRF信号の時間P1及びP2を求めるための、量子化データを補間する演算手法は、どのようなものを用いても良く、例えば、直線補間により求めてもよい。また、スライスレベル近傍の量子化データを用いるのであれば、2つの量子化データから求めなくても良く、例えば、3つのデータや4つのデータからRF信号がスライスレベルとなる時間を求めても良い。
【0091】
続いて、特性検査装置1は、ステップS14において、算出した時間P1と、スライスレベルの直後にサンプリングした量子化データD2の間の時間幅t1を求める。
【0092】
続いて、特性検査装置1は、ステップS15において、算出した時間P2と、スライスレベルの直前にサンプリングした量子化データD5の間の時間幅t2を求める。
【0093】
続いて、特性検査装置1は、ステップS16において、スライスレベルの直後にサンプリングした量子化データD2と、スライスレベルの直前にサンプリングした量子化データD5とから、この間の時間幅t3を求める。特性検査装置1は、この時間幅t3を、量子化データD2と量子化データD5との間のサンプリン数と、アナログ/デジタル変換回路6のサンプリング周波数とに基づき求めることができる。
【0094】
続いて、特性検査装置1は、ステップS17において、上記時間幅t1、時間幅t2及び時間幅t3を加算し、波形Xの時間幅を求める。
【0095】
以上のように特性検査装置1では、ステップS7において、上記ステップS11からステップS17を行うことによって、波形Xの周期を求めることができる。
【0096】
また、特性検査装置1では、ステップS7において、RF信号の各波形の時間幅、すなわち、図4(f)に示すように複数の波形の時間幅を測定する。特性検査装置1では、求めた各波形の時間幅のデータを例えば、データ格納部8b等に格納しておく。
【0097】
続いて特性検査装置1は、ステップS8において、上記ステップS7で求めたRF信号の各波形の周期を、周期窓を用いて各波形の周期毎にデータに振り分ける。ここで、各波形の周期毎というのは、再生する光ディスクがコンパクトディスクであれば、このコンパクトディスクのRF信号に含まれる変調された信号の波形の周期、3T〜11Tの各周期毎ということである。周期窓とは、各波形を周期毎に分割するための時間領域である。例えば、特性検査装置1は、上記ステップS7で求めた波形の周期が、理論周期Tに対して0T以上3.5T未満までの時間幅にあれば、これを3Tの区分に振り分け、また、理論周期Tに対して3.5T以上4.5T未満にあれば、これを4Tの区分に振り分けるといった作業を行う。
【0098】
このように特性検査装置1は、周期窓を用いて各波形の周期の振り分けを行う。なお、特性検査装置1は、この振り分けを行う際に、光ディスクの再生速度を考慮して行う。
【0099】
続いて、特性検査装置1は、ステップS9において、上記各周期毎に振り分けをした時間幅から、各周期毎のRF信号のジッタ成分σを測定する。
【0100】
例えば、この特性検査装置1は、周期窓で振り分けられた周期3Tの波形の時間幅を集計し、この平均を求め、各データがこの平均からどれだけの時間幅の違いがあるかを求める。また、各波形のジッタ成分をσiとし、この値から、以下の式(1)に示すように、全ての周期(Σni)の波形の再生信号に基づき求められたジッタ成分σを求める。
なお、式(1)において、ni:再生信号の各波形の長さであり、周期3T〜11Tの任意の値(Tは上記デジタルデータの1周期)
【0101】
σ=√(Σniσi 2 / Σni) ・・・(1)
以上のように特性検査装置1では、光学ピックアップ2のジッタについて、測定を行うことができる。
【0102】
また、演算処理部8dは、ジッタ成分の測定結果を、フォーカスサーボ等の制御量にオフセット成分として付加する。特性検査検査装置1は、再度この条件で上述したステップS1からステップS9までの処理を行う。このことにより、特性検査装置1では、ジッタの測定結果を、サーボコントロール回路5にフィードバックして、ジッタの再測定をすることができる。
【0103】
以上のように、特性検査装置1では、光ディスクの再生信号の各波形の時間幅を、デジタル処理を用いて求めるため、ノイズに強く安定してジッタ成分を計測することができる。さらに、特性検査装置1では、RF信号に含まれる各周期例えば3T〜11T毎にジッタ成分を測定することができる。また、この特性検査装置1では、全ての周期の波形の再生信号に含まれる総ジッタ成分を容易に求めることができる。
【0104】
また、特性検査装置1では、回路構成が非常に簡易であり、測定内容を変更する場合であっても、処理プログラムを変更するだけですむため、コストを安くすることができる。
【0105】
また、特性検査装置1では、複数台の特性検査装置1を使用したシステムで光学ピックアップ2のジッタを測定する場合、装置間の補正が簡単にでき、各装置間の測定結果にばらつきが生じない。
【0106】
また、特性検査装置1では、以下の処理を行うことにより、ジッタ成分を測定するとともに、RF信号の各波形毎の振幅を求めることができる。
【0107】
すなわち、特性検査装置1は、上述したステップS7での処理において、波形Xの時間幅を求めている。この際に、特性検査装置1は、量子化データD1〜D6を用いて、波形Xの近似式を求める。特性検査装置1は、この近似式に基づき波形Xのピーク値を求める。特性検査装置1は、このピーク値を、上述したステップS8における周期窓毎に割り振り、各周期毎のピーク値の平均値を求める。このように、特性検査装置1では、RF信号の各周期毎の振幅を求めることができる。
【0108】
さらに特性検査装置1では、上述のように求めた各周期毎の振幅から、これらを比較することによって、それぞれの周期のピーク値のアシメントリ(不均衡性)が求められる。
【0109】
以上光学ピックアップ2の特性を測定する特性検査装置1について説明してきたが、この特性検査装置1を光ディスクの特性検査装置に適用することも可能である。すなわち、上述した特性検査装置1では、テストベンチ3にセッティングされる光ディスクをリファレンスとして用いていたが、光学ピックアップをリファレンスとして用いることにより、光ディスクの特性を測定することができる。
【0110】
また、特性検査装置1が測定する光学ピックアップ2は、図2に示すフォトディテクタを用いて、信号A〜Fを測定していたが、本発明は、このような光学ピックアップに限られない。例えば、光磁気ディスク用の光学ピックアップや相変化ディスク等に用いられる光学ピックアップに適用することも可能である。このような場合、フォトディテクタの構成が一般に図2で説明した場合と異なるので、マトリクス回路4やサーボコントロール回路5の回路構成が、測定する光学ピックアップに対応したものとなる。また、光磁気ディスクであれば、再生信号がカー効果を利用した差信号となるため、演算処理部8dで行う処理内容を、この差信号に対応したプログラムとする。
【0111】
さらに、特性検査装置1が測定する光学ピックアップ2は、対物レンズ等が一体となったものでなく、例えば、1つの半導体基板上に発光素子と、プリズムと、受光素子等が備えられたいわゆるフォトカプラであってもよい。この場合は、このフォトカプラが特性検査装置1に着脱自在となり、また、対物レンズ等が装置に備えられる。
【0112】
また、本発明は、上述したアナログ/デジタル変換回路6と、メモリ7と、コンピュータ8とを備えた、ジッタ成分の測定結果をフィードバックして最適な再生条件あるいは記録条件で信号の記録再生を行う光ディスクの記録及び/又は再生装置に適用することができる。
【0113】
すなわち、このような光ディスクの記録及び/再生装置は、通常の光ディスクの回路構成に加え、光ピックアップの再生信号の出力が供給されるアナログ/デジタル変換回路と、このアナログ/デジタル変換回路の出力に基づき再生信号等の特性を演算する演算処理部を備える。
【0114】
この演算処理部は、例えばデジタルシグナルプロセッサ等からなり、上記アナログ/デジタル変換回路の出力データから、上述したようなジッタ成分の測定を行う。この演算処理部は、この測定結果に基づき、記録及び/再生装置のサーボ特性や再生特性が最適になるように、再生回路等の制御を行う。そして、この光ディスクの記録及び/再生装置では、最適な再生条件により、光ディスクを再生することができる。
【0115】
【発明の効果】
本発明に係る光ディスクの再生信号のジッタ計測装置では、光ディスクの再生信号を所定のサンプリング周波数でデジタルデータに変換し、再生信号が所定のスライスレベルとなる時点を補間し、再生信号のジッタ成分を求める。
【0116】
このことによりこの光ディスクの再生信号のジッタ計測装置では、ノイズに強く、安定してジッタ成分を計測することができる。さらに、本発明に係る光ディスクの再生信号のジッタ計測装置では、再生信号に含まれる各周期毎にジッタ成分を測定することができる。また、本発明に係る光ディスクの再生信号のジッタ計測装置では、全ての周期の波形の再生信号に含まれる総ジッタ成分を求めることができる。
【0117】
本発明に係る光ディスクの再生信号のジッタ計測方法では、光ディスクの再生信号を所定のサンプリング周波数でデジタルデータに変換し、再生信号が所定のスライスレベルとなる時点を補間し、再生信号のジッタ成分を求める。
【0118】
このことによりこの光ディスクの再生信号のジッタ計測方法では、ノイズに強く、安定してジッタ成分を計測することができる。さらに、本発明に係る光ディスクの再生信号のジッタ計測方法では、再生信号に含まれる各周期毎にジッタ成分を測定することができる。また、本発明に係る光ディスクの再生信号のジッタ計測方法では、全ての周期の波形の再生信号に含まれる総ジッタ成分を求めることができる。
【0119】
本発明に係る光ディスクの記録及び/又は再生装置では、光ディスクの再生信号を所定のサンプリング周波数でデジタルデータに変換し、再生信号が所定のスライスレベルとなる時点を補間し、再生信号のジッタ成分を求め、このジッタ成分に基づき再生信号をフィードバック制御する。
【0120】
このことにより本発明に係る光ディスクの記録及び/又は再生装置では、最適な再生条件により、光ディスクを再生することができる。
【0121】
本発明に係る光ディスクの再生方法では、光ディスクの再生信号を所定のサンプリング周波数でデジタルデータに変換し、再生信号が所定のスライスレベルとなる時点を補間し、再生信号のジッタ成分を求め、このジッタ成分に基づき再生信号をフィードバック制御する。
【0122】
このことにより本発明に係る光ディスクの再生方法では、最適な再生条件により、光ディスクを再生することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の光学ピックアップの特性検査装置のブロック構成図である。
【図2】上記光学ピックアップの特性検査装置の検査対象である光学ピックアップに備えられるフォトディテクタの一例を示す図である。
【図3】上記光学ピックアップの特性検査装置の処理内容を説明するためのフローチャートである。
【図4】上記光学ピックアップの特性検査装置の処理内容を説明するための波形図である。
【図5】上記光学ピックアップの特性検査装置の処理内容を説明するための波形図である。
【図6】上記光学ピックアップの特性検査装置の処理内容を説明するためのフローチャートである。
【図7】光ディスクドライブが2値化するRF信号等を説明する波形図である。
【図8】従来のジッタ計測装置の測定方法を説明する為の波形図である。
【図9】従来のジッタ計測装置の測定方法を説明する為の波形図である。
【図10】従来のジッタ計測装置の測定方法を説明する為の波形図である。
【符号の説明】
1 光ピックアップの特性検査装置、2 光学ピックアップ、3 テストベンチ、4 マトリクス回路、5 サーボコントロール回路、6 アナログ/デジタル変換回路、7 メモリ、8 コンピュータ
Claims (28)
- 所定の変調方式に従って変調されたデジタルデータが記録された光ディスクの再生信号を、所定のサンプリング周波数でサンプルして各サンプル点での信号レベルを示すデジタルデータに変換するアナログ/デジタル変換手段と、
所定のスライスレベルの近傍のサンプル点における上記信号レベル及び上記サンプリング周波数に基づき上記再生信号が上記所定のスライスレベルとなる時点を補間して求め、上記再生信号が上記所定のスライスレベルとなる時点間の各時間幅を求め、上記各時間幅を光ディスクの再生信号に含まれる各波形の周期として光ディスクの再生信号のジッタ成分を求めるジッタ演算手段とを備える光ディスクの再生信号のジッタ計測装置。 - 上記ジッタ演算手段は、上記各サンプル点での信号レベルからこの再生信号のピーク値を求め、このピーク値に基づき上記所定のスライスレベルを設定することを特徴とする請求項1に記載の光ディスクの再生信号のジッタ計測装置。
- 上記ジッタ演算手段は、絶対値が所定レベル以上となるサンプル点の信号レベル、及び/又は、先のピーク値から所定の時間以上となるサンプル点の信号レベルに基づき上記ピーク値を求めることを特徴とする請求項2に記載の光ディスクの再生信号のジッタ計測装置。
- 上記ジッタ演算手段は、上記光ディスクの最短周期波形の理論振幅値に対して絶対値が1/4以上のレベルとなるサンプル点の信号レベルに基づき、上記ピーク値を求めることを特徴とする請求項3に記載の光ディスクの再生信号のジッタ計測装置。
- 上記ジッタ演算手段は、上記光ディスクの最短周期波形の理論周期に対して1/2周期以上の時間が経過した後のサンプル点の信号レベルに基づき、上記ピーク値を求めることを特徴とする請求項3に記載の光ディスクの再生信号のジッタ計測装置。
- 上記ジッタ演算手段は、上記再生信号が上記所定のスライスレベルとなる時点間の各時間幅のうち最短の時間幅及び/又は最長の時間幅を基準として、上記再生信号が上記所定のスライスレベルとなる時点間の各時間幅から、光ディスクの再生信号に含まれる各波形の周期の対応する時間幅を抽出し、光ディスクの再生信号のジッタ成分を求めることを特徴とする請求項1に記載の光ディスクの再生信号のジッタ計測装置。
- 上記ジッタ演算手段は、最短周期波形の時間幅の理論値及び/又は最長の時間幅の理論値を基準として、上記再生信号が上記所定のスライスレベルとなる時点間の各時間幅から、光ディスクの再生信号に含まれる各波形の周期の対応する時間幅を抽出し、光ディスクの再生信号のジッタ成分を求めることを特徴とする請求項1に記載の光ディスクの再生信号のジッタ計測装置。
- 上記ジッタ演算手段は、所定の周期の波形の再生信号に基づき、光ディスクの再生信号のジッタ成分を求めることを特徴とする請求項1に記載の光ディスクの再生信号のジッタ計測装置。
- 上記ジッタ演算手段は、複数の周期の波形の再生信号に基づき、光ディスクの再生信号のジッタ成分を求めることを特徴とする請求項1に記載の光ディスクの再生信号のジッタ計測装置。
- 上記ジッタ演算手段は、上記所定の変調方式に従って変調されたデジタルデータの全ての周期の波形の再生信号に基づき、光ディスクの再生信号のジッタ成分を求めることを特徴とする請求項1に記載の光ディスクの再生信号のジッタ計測装置。
- 上記ジッタ演算手段は、下記の式(1)を用いてジッタ成分を求めることを特徴とする請求項11に記載の光ディスクの再生信号のジッタ計測装置。
σ=√(Σniσi2/Σni) ・・・(1)
σ:全ての周期の波形の再生信号に基づき求められたジッタ成分
σi:1の周期の波形の再生信号に基づき求められたジッタ成分
ni:再生信号の各波形の長さであり、周期3T〜11Tの任意の値(Tは上記デジタルデータの1周期) - 上記ジッタ演算手段は、所定の時間幅を基準として、上記再生信号が上記所定のスライスレベルとなる時点間の各時間幅から、光ディスクの再生信号に含まれる各波形の周期の対応する時間幅を抽出し、各周期の波形の再生信号の振幅を求めること特徴とする請求項1に記載の光ディスクの再生信号のジッタ計測装置。
- 上記ジッタ演算手段は、さらに、光ディスクの再生信号の各周期の波形の再生信号の振幅のアシメントリを求めることを特徴とする請求項1に記載の光ディスクの再生信号のジッタ計測装置。
- 所定の変調方式に従って変調されたデジタルデータが記録された光ディスクの再生信号を、所定のサンプリング周波数でサンプルして各サンプル点での信号レベルを示すデジタルデータに変換し、
所定のスライスレベルの近傍のサンプル点における上記信号レベル及び上記サンプリング周波数に基づき上記再生信号が上記所定のスライスレベルとなる時点を補間して求め、
上記再生信号が上記所定のスライスレベルとなる時点間の各時間幅を求め、
上記各時間幅を光ディスクの再生信号に含まれる各波形の周期として光ディスクの再生信号のジッタ成分を求めることを特徴とする光ディスクの再生信号のジッタ計測方法。 - 各サンプル点での信号レベルからこの再生信号のピーク値を求め、このピーク値に基づき上記所定のスライスレベルを設定することを特徴とする請求項14に記載の光ディスクの再生信号のジッタ計測方法。
- 絶対値が所定レベル以上となるサンプル点の信号レベル、及び/又は、先のピーク値から所定の時間以上となるサンプル点の信号レベルに基づき上記ピーク値を求めることを特徴とする請求項15に記載の光ディスクの再生信号のジッタ計測方法。
- 光ディスクの最短周期波形の理論振幅値に対して絶対値が1/4以上のレベルとなるサンプル点の信号レベルに基づき、上記ピーク値を求めることを特徴とする請求項16に記載の光ディスクの再生信号のジッタ計測方法。
- 光ディスクの最短周期波形の理論周期に対して1/2周期以上の時間が経過した後のサンプル点の信号レベルに基づき、上記ピーク値を求めることを特徴とする請求項16に記載の光ディスクの再生信号のジッタ計測方法。
- 再生信号が上記所定のスライスレベルとなる時点間の各時間幅のうち最短の時間幅及び/又は最長の時間幅を基準として、上記再生信号が上記所定のスライスレベルとなる時点間の各時間幅から、光ディスクの再生信号に含まれる各波形の周期の対応する時間幅を抽出し、光ディスクの再生信号のジッタ成分を求めることを特徴とする請求項14に記載の光ディスクの再生信号のジッタ計測方法。
- 最短周期波形の時間幅の理論値及び/又は最長の時間幅の理論値を基準として、上記再生信号が上記所定のスライスレベルとなる時点間の各時間幅から、光ディスクの再生信号に含まれる各波形の周期の対応する時間幅を抽出し、光ディスクの再生信号のジッタ成分を求めることを特徴とする請求項14に記載の光ディスクの再生信号のジッタ計測方法。
- 所定の周期の波形の再生信号に基づき、光ディスクの再生信号のジッタ成分を求めることを特徴とする請求項14に記載の光ディスクの再生信号のジッタ計測方法。
- 複数の周期の波形の再生信号に基づき、光ディスクの再生信号のジッタ成分を求めることを特徴とする請求項14に記載の光ディスクの再生信号のジッタ計測方法。
- 上記ジッタ演算手段は、上記所定の変調方式に従って変調されたデジタルデータの全ての周期の波形の再生信号に基づき、光ディスクの再生信号のジッタ成分を求めることを特徴とする請求項14に記載の光ディスクの再生信号のジッタ計測方法。
- 下記の式(2)を用いてジッタ成分を求めることを特徴とする請求項23に記載の光ディスクの再生信号のジッタ計測方法。
σ=√(Σniσi2/Σni) ・・・(2)
σ:全ての周期の波形の再生信号に基づき求められたジッタ成分
σi:1の周期の波形の再生信号に基づき求められたジッタ成分
ni:再生信号の各波形の長さであり、周期3T〜11Tの任意の値(Tは上記デジタルデータの1周期) - さらに、所定の時間幅を基準として、上記再生信号が上記所定のスライスレベルとなる時点間の各時間幅から、光ディスクの再生信号に含まれる各波形の周期に対応する時間幅を抽出し、各周期の波形の再生信号の振幅を求めることを特徴とする請求項14に記載の光ディスクの再生信号のジッタ計測方法。
- さらに、光ディスクの再生信号の各周期の波形の再生信号の振幅のアシメントリを求めることを特徴とする請求項14に記載の光ディスクの再生信号のジッタ計測方法。
- 所定の変調方式に従って変調されたデジタルデータが記録された光ディスクを再生し、この記録された信号に応じたデータを出力する再生手段と、
上記再生手段が再生した再生信号を、所定のサンプリング周波数でサンプルして各サンプル点での信号レベルを示すデジタルデータに変換するアナログ/デジタル変換手段と、
所定のスライスレベルの近傍のサンプル点における上記信号レベル及び上記サンプリング周波数に基づき上記再生信号が上記所定のスライスレベルとなる時点を補間して求め、上記再生信号が上記所定のスライスレベルとなる時点間の各時間幅を求め、上記各時間幅を光ディスクの再生信号に含まれる各波形の周期として光ディスクの再生信号のジッタ成分を求め、このジッタ成分に基づき上記再生手段を制御するジッタ演算制御手段と
を備える光ディスクの記録及び/又は再生装置。 - 所定の変調方式に従って変調されたデジタルデータが記録された光ディスクを再生し、この記録された信号に応じたデータを出力するとともに、
上記所定の変調規則に従ったデジタルデータが記録された光ディスクの再生信号を、所定のサンプリング周波数でサンプルして各サンプル点での信号レベルを示すデジタルデータに変換し、
所定のスライスレベルの近傍のサンプル点における上記信号レベル及び上記サンプリング周波数に基づき上記再生信号が上記所定のスライスレベルとなる時点を補間して求め、
上記再生信号が上記所定のスライスレベルとなる時点間の各時間幅を求め、
上記各時間幅を光ディスクの再生信号に含まれる各波形の周期として光ディスクの再生信号のジッタ成分を求め、
上記ジッタ成分に基づき、光ディスクの再生特性を制御することを特徴とする光ディスクの再生方法。
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