JP3860233B2 - 自動二輪車の動力伝達用のスプロケットの製造方法 - Google Patents

自動二輪車の動力伝達用のスプロケットの製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、炭素含有率が0.25wt%以下の低炭素鋼からなる自動二輪車の動力伝達用のスプロケットの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
通常、自動二輪車の動力伝達用のスプロケットの素材としては、炭素含有率が0.40〜0.50wt%の炭素鋼(以下、中炭素鋼という)、例えばJIS規格におけるS45Cなどが用いられている。
また、スプロケットの製造工程としては、例えば、図7、図8に示すように、(a)〜(j)の15の工程で構成されている。そして、図8(g)の歯部焼入れ工程において、スプロケットの歯部に対して熱処理を施すことで、歯部のロックウェルC硬さを35〜50に設定し、その耐摩耗性を向上してある。
【0003】
一方、炭素含有率が0.25wt%以下の炭素鋼(以下、低炭素鋼という)、例えばJIS規格におけるSPH〜S20C相当の低炭素鋼を用いたスプロケットにおいても、素材鋼板を安価に入手出来ることから、一部の地域では使用されている。
また、低炭素鋼においても、A3 変態点温度以上に加熱した後、水に浸漬して焼入れすることで、その硬度が多少高くなることが知られており、低炭素鋼を用いたスプロケットの歯部に対して焼入れ処理を施してその硬度を高めたものもあるが、基本的には、これら低炭素鋼には焼きが入らず、その硬度を十分に高めることが困難であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
中炭素鋼からなるスプロケットでは、歯部における十分な硬度が得られるので、耐摩耗性に優れている。しかし、材料コストが高く、しかも、硬いがゆえプレス加工時に歪みや割れが発生し易くなるという素材の特性上、プレス加工を主体とした加工が困難で、外径切削工程、内径切削工程、歯切り工程、取付孔明け工程、取付孔面取り工程、などの5つの基本工程において機械加工が必要となり、工程数が増えて製作コストが高くなるという問題がある。また、機械加工を施す場合には、切削時に多量の切粉が発生し、その処理が煩雑になるし、チップの摩耗等により製作誤差が発生し易く、加工精度を安定させるために細心の注意を払う必要がある。
【0005】
一方、低炭素鋼からなるスプロケットでは、材料コストを低減出来るとともに、素材の特性上プレス加工しても歪み等が発生しにくいので、仕上げ等の後加工を必要とせず、プレス加工を主体とした加工が可能となり、しかも中炭素鋼を用いた製造工程よりも簡単にスプロケットを製作出来るので、製作コストを大幅に低減出来るが、十分な硬度が得られず、耐摩耗性が大幅に低下するという問題がある。
【0006】
本発明は、低炭素鋼であっても、水に浸漬する場合よりも急速冷却することで、理論最高焼入れ硬さ付近まで焼きが入ることを、見出してなされたものであり、その目的とするところは、安価に製作可能で且つ耐摩耗性に優れた自動二輪車の動力伝達用のスプロケットの製造方法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る自動二輪車の動力伝達用のスプロケットの製造方法は、プレス加工により、炭素含有率が0.25wt%以下の低炭素鋼板を打ち抜いて円板状の第1加工品を製作する外径仕上げ抜き工程と、プレス加工により、第1加工品の中央部を打ち抜いて第2加工品を製作する内径捨て芯抜き工程と、プレス加工により、第2加工品から模様孔を打ち抜いて第3加工品を製作する模様孔抜き工程と、プレス加工により、中央部を抜いて内径取付孔を形成するとともに、取付孔を打ち抜いて第4加工品を製作する内径・取付孔仕上げ抜き工程と、第4加工品の外周部に複数の歯部を形成して第5加工品を製作する歯切り工程と、第5加工品の歯部をA3変態点温度以上に加熱し、加熱を中断する直前から或いは加熱を中断すると同時に歯部に水を吹掛けて、0.5秒以内に500℃以下に歯部を急冷して、歯部を、ロックウェルC硬さにおいて35〜55の理論最高焼入れ硬さ付近まで焼入れする歯部焼入れ工程とを備えた1部材からなるものである
【0009】
ここで、請求項記載のように、低炭素鋼板の炭素含有率を0.10〜0.20wt%に設定すること、請求項記載のように、歯切り工程において、プレス成形により第4加工品の外周部に複数の歯部を形成して第5加工品を製作すること、請求項記載のように、歯切り工程において機械加工により第4加工品の外周部に複数の歯部を形成して第5加工品を製作することなどが好ましい実施例である。
【0010】
【作用】
本発明に係る自動二輪車の動力伝達用のスプロケットの製造方法においては、外径仕上げ抜き工程と内径捨て芯抜き工程と模様孔抜き工程と内径・取付孔仕上げ抜き工程と歯切り工程とを経て、炭素含有率が0.25wt%以下の低炭素鋼板スプロケットの形状に加工し、歯部焼入れ工程において、プロケットの歯部をA 3 変態点温度以上に加熱し、加熱を中断する直前から或いは加熱を中断すると同時に歯部に水を吹掛けて、0.5秒以内に500℃以下に歯部を急冷することで、歯部を素材の理論最高焼入れ硬さ付近まで焼入れし、ロックウェルC硬さにおいて35〜55の歯部を有するスプロケットを得ることになる。特に、加熱を中断する直前から水を吹掛けて焼入れすると、加熱を中断してから歯部に水が吹掛けられるまでの時間内における緩やかな温度低下を防止して、一層急速に歯部を冷却して焼入れすることが可能となる。
【0013】
ここで、低炭素鋼板の炭素含有率を0.10〜0.20wt%に設定すると、歯部の耐摩耗性を十分に確保しつつ、汎用の安価な材料を用いてスプロケットを製作出来る
【0014】
また、炭素含有率の低い低炭素鋼からスプロケットを構成してあるので、プレス加工を主体として、或いはファインブランキングなどのプレス加工のみで、低炭素鋼板をスプロケットの形状に加工することが可能となり、スプロケットの製造工程を簡略化しつつ、製作精度の安定した品質の良いスプロケットを製造することが可能となる
【0015】
【実施例】
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
図1に示すように、スプロケット1は、中央部に形成された環状のボス部2と、外周部に形成された環状のリム部3と、リム部3の外周部に形成された複数の歯部4と、ボス部2とリム部3とを連結する4本のアーム部5と、エンジンの出力軸等が挿通する内径取付孔6と、スプロケット1を出力軸等に固定するための固定用ボルト装着用の4つの取付孔7と、重量軽減用の4つの模様孔8とを備えた一般的な構成のものである。但し、スプロケット1としては、図例以外の構成のものを用いてもよい。
【0016】
スプロケット1の素材は、炭素含有率が0.25wt%以下、好ましくは0.10〜0.2wt%の低炭素鋼が用いられている。つまり、炭素含有率の上限値に関しては、0.25wt%よりも大きく設定すると、十分な硬さは得られるものの、素材のコストが高くなるので、0.25wt%以下に設定され、材料コストを極力低減するためには、0.2wt%以下に設定することが好ましい。また、炭素含有率の下限値に関しては、図5に示すように、炭素含有率が0.10wt%よりも小さくなると、理論最高焼入れ硬さ付近においてもロックウェルC硬さが35以下となり、十分な耐摩耗性が得られないので、0.10wt%以上に設定されている。
【0017】
そして、このように炭素含有率が低いことから、このスプロケット1は、後述のようにプレス加工を主体とした製造工程を経て製作することが可能となる。また、図2に示すように、内径取付孔6の内周面における剪断面の比率100×(t/T)は、50%以上に設定され、出力軸等に対する組付精度が高められている。
【0018】
次に、スプロケット1の製造方法について、図3に示す製造工程図を参照しながら説明する。
先ず、(a)に示す外径仕上げ抜き工程において、プレス加工により炭素含有率が0.10〜0.25wt%の低炭素鋼板を打ち抜いて円板状の第1加工品11を製作する。
次に、(b)に示す内径捨て芯抜き工程において、プレス加工により第1加工品11の中央部を打ち抜いて第2加工品12を製作する。
【0019】
次に、(c)に示す模様孔抜き工程において、プレス加工により第2加工品12から模様孔8を打ち抜いて第3加工品13を製作する。
次に、(d)に示す内径・取付孔仕上げ抜き工程において、プレス加工により、中央部を抜いて内径取付孔6を形成するとともに、4つの取付孔7を打ち抜いて第4加工品14を製作する。このとき、パンチ金型とダイ金型のクリアランスを5%以下に設定することで、内径取付孔6の内周面における剪断面の比率が50%以上になるようにプレス加工される。
【0020】
次に、(e)に示す歯切り工程において、機械加工により第4加工品14の外周部に複数の歯部4を形成した第5加工品15を製作する。尚、この歯切り工程はプレス加工により行うことも可能であるが、この場合には、この工程の後に、バリ取工程を入れることが好ましい。
【0021】
次に、(f)に示す歯部焼入れ工程において、後述の高周波加熱装置21を用いて、歯部4の温度をA3 変態点温度以上(例えば、870℃以上)に加熱した後、加熱を中断すると同時に歯部4へ向けて水を吹掛けて歯部4を焼き入れし、第6加工品16を得る。但し、加熱の中断直後に歯部4へ向けて水を吹掛けて歯部4を焼き入れしてもよい。
このとき、歯部4の温度は、0.5秒以内に500℃以下に急冷され、その硬度がロックウェルC硬さにおいて、素材の理論最高硬さ付近の35〜55の範囲内に調整される。
【0022】
ここで、歯部4の冷却速度について、図6の連続冷却変態図を参照しながら簡単に説明すると、炭素含有率が0.13wt%の低炭素鋼において、ビッカース硬さHvとして358(ロックウェルC硬さHRC≒37)を得ようとすると、0.5秒で約720℃から500℃まで急冷する必要があり、ロックウェルC硬さにおいて35〜55を得ようとすると、0.5秒以内に500℃以下に急冷する必要がある。
尚、0.5秒以内に500℃以下に急冷する他の方法として、高周波加熱装置21による加熱を中断する直前に歯部4に対して水を吹掛けてもよく、この場合には、加熱を中断してから歯部4に水が吹掛けられるまでの時間内における緩やかな温度低下を防止して、一層急速に歯部4を冷却して焼入れすることが可能となる。また、塩等の凝固点降下剤を添加した溶液中にスプロケット1を攪拌しつつ浸漬してもよい。
【0023】
前記高周波加熱装置21は、図4に示すように、スプロケット1を取り囲む略環状の中空な銅製の誘導コイル22を備えた一般的な構成のもので、この誘導コイル22の内周面には中心側へ向けて複数の噴孔23が形成されている。そして、誘導コイル21の内側にスプロケット1をセットした状態で、誘導コイル21に対して周波数30〜300KHzの交流を通電することで、スプロケット1の歯部4のみが急速に誘導加熱される。また、誘導コイル21の内部に加圧水を供給することで、複数の噴孔23から歯部4へ向けて水を吹掛けることが可能で、これにより歯部4を急冷し得るように構成されている。尚、誘導コイルを用いた別の焼入れ方法として、誘導コイル及びスプロケット1を水に浸漬した状態で、スプロケット1の歯部4をA3 変態点温度以上に加熱し、その後誘導コイルへの通電を遮断することで、スプロケット1を急冷してもよい。
次に、(i)に示す表面処理工程において、焼入れした第6加工品16に対してメッキ又は塗装を施して、スプロケット1を得る。但し、第6加工品16に対してメッキや塗装を施さない場合には、この工程は省略することになる。
【0024】
このように、プレス加工を主体とした基本的に7つの工程からなる製造工程によりスプロケット1を製造出来るので、製造工程を大幅に簡素化してスプロケット1の製造コストを低減出来、しかも加工精度を容易に高めることが可能となる。また、歯切り工程において機械加工を採用しているので、焼入れ時における歯部4の割れ等を効果的に防止出来る。更に、焼入れにより、歯部4のロックウェルC硬さが35〜55となるので、十分な耐摩耗性を確保することが可能となる。また、硬さを下げない範囲の低温(例えば、120℃程度)で焼戻ししてもよい。
【0025】
次に、最適な焼き入れ方法を見出すために行った焼入れ試験について説明する。
試験片として、表1のような炭素含有率の試験片A〜Lを用いた。
【0026】
【表1】
Figure 0003860233
【0027】
また、焼入れ方法として次の3種類の方法を採用した。
1)試験片の歯部をA3 変態点温度以上に加熱し、加熱を中断すると同時に水を吹掛けて歯部を焼入れする水噴射法
2)試験片の歯部をA3 変態点温度以上に加熱した後、水に浸漬する水浸漬法
3)試験片の歯部をA3 変態点温度以上に加熱した後、油に浸漬する油浸漬法
【0028】
そして、焼入れされた試験片のロックウェルC硬さを測定し、図5に示すようにな試験結果を得た。
この線図から判るように、水噴射法により焼入れした場合には、理論最高焼入れ硬さ付近まで十分に焼入れされ、炭素含有率が0.10wt%以上の低炭素鋼からなる試験片でも、ロックウェルC硬さが略35以上となり、耐摩耗性が十分に確保されていることが判る。
【0029】
一方、水浸漬法及び油浸漬法により焼入れした場合には、理論最高焼入れ硬さ付近まで十分に焼きが入らず、炭素含有率が0.20wt%以下になると、歯部のロックウェルC硬さが35以上にならなくなり、歯部の耐摩耗性が低くなっていることが判る。
【0030】
尚、図5には示していないが、前記水噴射法以外の焼入れ方法として、試験片をA3 変態点温度以上に加熱し、加熱を中断する直前から水を吹掛けて焼入れした場合には、水噴射法により焼入れしたときよりも多少硬くなり、水噴射法と同様に耐摩耗性が十分に確保されていることが判った。また、試験片をA3 変態点温度以上に加熱した後、塩水中に浸漬しながら攪拌して焼入れした場合には、水噴射法により焼入れしたときよりも硬さは多少低下するものの、水噴射法と同様に耐摩耗性が十分に確保されていることが判った。但し、塩水で焼入れする場合には、スプロケットの表面が腐食するので、水により急冷することが好ましい。
【0031】
【発明の効果】
本発明に係る自動二輪車の動力伝達用のスプロケットの製造方法によれば、スプロケットの素材として、炭素含有率が0.25wt%以下の汎用の低炭素鋼板を用いているので、スプロケットの製作コストを大幅に低減出来る。また、 3 変態点温度以上の温度から0.5秒以内に500℃以下に急冷焼入れすることで、歯部の硬さが素材の理論最高焼入れ硬さ付近、具体的にはロックウェルC硬さにおいて35〜55にできるので、耐摩耗性に優れた歯部を有するスプロケットを得ることが可能となる。更に、素材の炭素含有率が低いことから、プレス加工を主体にして、或いはファインブランキングなどのプレス加工のみで、低炭素鋼板をスプロケットの形状に加工することが可能で、スプロケットの製造工程数を少なく出来る。しかも、機械加工のようにチップの摩耗等による製作誤差が少なくなり、製作精度の安定した品質の良いスプロケットを製作出来るし、切粉等が殆ど発生しないので、その処理も容易になる。また、スプロケットの歯部をA 3 変態点温度以上に加熱し、加熱を中断する直前から或いは加熱を中断すると同時に水を吹掛けて歯部を焼入れするという簡単な方法で、歯部の温度をA 3 変態点温度以上から0.5秒以内に500℃まで急冷することが可能となる。特に、加熱を中断する直前から水を吹掛けると、加熱を中断してから歯部に水が吹掛けられるまでの時間内における緩やかな温度低下を防止して、一層急速に歯部を冷却して焼入れすることが可能となる。
【0034】
ここで、低炭素鋼板の炭素含有率を0.10〜0.20wt%に設定すると、歯部の耐摩耗性を十分に確保しつつ、汎用の安価な材料を用いてスプロケットを製作出来る
【0035】
また、歯切り工程において、機械加工により第4加工品の外周部に複数の歯部を形成して第5加工品を製作すると、焼入れ時における歯部の割れ等を確実に防止して、不良品の発生率を低減出来る
【図面の簡単な説明】
【図1】 スプロケットの平面図
【図2】 図1のII−II線断面図
【図3】 スプロケットの製造工程図
【図4】 高周波加熱装置の説明図
【図5】 焼入れ硬さ等を示す線図
【図6】 炭素含有率が0.13wt%の低炭素鋼の連続冷却変態図
【図7】 従来のスプロケットの製造工程図
【図8】 従来のスプロケットの製造工程図
【符号の説明】
1 スプロケット 2 ボス部
3 リム部 4 歯部
5 アーム部 6 内径取付孔
7 取付孔 8 模様孔
11 第1加工品 12 第2加工品
13 第3加工品 14 第4加工品
15 第5加工品 16 第6加工品
21 高周波加熱装置 22 誘導コイル
23 噴孔

Claims (4)

  1. プレス加工により、炭素含有率が0.25wt%以下の低炭素鋼板を打ち抜いて円板状の第1加工品を製作する外径仕上げ抜き工程と、
    プレス加工により、第1加工品の中央部を打ち抜いて第2加工品を製作する内径捨て芯抜き工程と、
    プレス加工により、第2加工品から模様孔を打ち抜いて第3加工品を製作する模様孔抜き工程と、
    プレス加工により、中央部を抜いて内径取付孔を形成するとともに、取付孔を打ち抜いて第4加工品を製作する内径・取付孔仕上げ抜き工程と、
    第4加工品の外周部に複数の歯部を形成して第5加工品を製作する歯切り工程と、
    第5加工品の歯部をA3変態点温度以上に加熱し、加熱を中断する直前から或いは加熱を中断すると同時に歯部に水を吹掛けて、0.5秒以内に500℃以下に歯部を急冷して、歯部を、ロックウェルC硬さにおいて35〜55の理論最高焼入れ硬さ付近まで焼入れする歯部焼入れ工程と、
    を備えた1部材からなる自動二輪車の動力伝達用のスプロケットの製造方法。
  2. 低炭素鋼板の炭素含有率を0.10〜0.20wt%に設定した請求項1に記載の自動二輪車の動力伝達用のスプロケットの製造方法。
  3. 歯切り工程において、プレス成形により第4加工品の外周部に複数の歯部を形成して第5加工品を製作する請求項1又は2に記載の自動二輪車の動力伝達用のスプロケットの製造方法
  4. 歯切り工程において、機械加工により第4加工品の外周部に複数の歯部を形成して第5加工品を製作する請求項1又は2に記載の自動二輪車の動力伝達用のスプロケットの製造方法
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