JP3859752B2 - 遊技機島 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技機の各種関連設備がそれぞれ収納される上段ユニットと下段ユニットの間に、複数の遊技機が列を成す中段ユニットを配置して成る遊技機島に関する。ここで遊技機とは主としてパチンコ機を指すものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、パチンコ機を列設して成る遊技機島を構築する場合には、遊技店内の施工現場にて、先ず島全体の骨格をなすフレーム材を最初から島の高さに組み上げ、それから順次、島下段をなす貯留タンクや腰板、島中段をなす複数のパチンコ機や球貸し機、それに島上段をなす給配樋や幕板等の関連設備をフレーム材の枠組内外に組付けるようにして行われていた。
【0003】
パチンコ機や球貸し機を含む島中段に比べると、島上段へ組付ける関連設備は比較的少ないが、その分スペース的な余裕があるために、様々な関連設備から延びたり接続される各種信号線が集中的に配されることが多い。これら多数の信号線は、いたずらに絡まらないよう適当な束ね具等によって束ねられ、通常は信号線が剥き出しの状態のままフレーム部材等に動かぬように止着されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述したような従来の遊技機島では、その島全体の大きさに相当する枠組を個々のフレーム材から総て施工現場で組み上げるので、フレーム部材同士の連結箇所が多く精度出しにも手間を要し、島の構築に非常に時間がかかり、コストを低減する際の大きな支障になるという問題点があった。
【0005】
また、組み上った枠組への関連設備の組付け作業のうち、意外に島上段への各種信号線の配線作業が面倒であり手間がかかり、しかも通常は信号線が剥き出しのまま単に束ねられて止着されるだけなので、他の関連設備の組付け時に誤って引っ掛けたり更には切断とてしまう場合も多々あり、その改善策が望まれていた。
【0006】
本発明は、以上のような従来技術の有する問題点に着目してなされたもので、相当の高さに構築されて組付け作業がしずらい島上段を独立させて例えば工場等で低い位置にて組立てておくことができ、また、島上段への各種信号線の配線作業を容易かつ迅速に行うことができ、しかも各種信号線の切断事故を防止することができる遊技機島を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するための本発明の要旨とするところは、以下の各項に存する。
請求項1記載の発明では、
遊技機(11)の各種関連設備がそれぞれ収納される上段ユニット(10A)と下段ユニット(10C)の間に、複数の遊技機(11)が列をなす中段ユニット(10B)を配置して成る遊技機島(10)であって、
前記上段ユニット(10A)は、島長手方向の所定間隔おきに島長手方向と略直交するよう垂設される複数の仕切板(20)と、各仕切板(20)間を連結するよう架設される複数のパイプ部材(30)とを備え、かつ前記中段ユニット(10B)とは予め独立可能に構成され、
前記上段ユニット(10A)の各パイプ部材(30)に長手方向に延びるスリット(31)を形成し、該スリット(31)よりパイプ部材(30)内に前記関連設備の各種信号線を束ねるように収納したことを特徴とする遊技機島(10)に存する。
【0008】
また、請求項2記載の発明では、
前記各パイプ部材(30)毎にそれぞれ類別した信号線を別々に収納したことを特徴とする請求項1記載の遊技機島(10)に存する。
【0009】
また、請求項3記載の発明では、
前記各パイプ部材(30)は各仕切板(20)と共に上段ユニット(10A)の骨組を構成することを特徴とする請求項1または2記載の遊技機島(10)に存する。
【0010】
更にまた、請求項4記載の発明では、
前記各仕切板(20)の両側縁側を切り欠いて、前記関連設備である各種センサを含むセンサケース(33)を配置させる収納用凹部(24A)を形成したことを特徴とする請求項1,2または3記載の遊技機島(10)に存する。
【0011】
次に前述した解決手段に基づく作用を説明する。
請求項1記載の遊技機島(10)によれば、上段ユニット(10A)と下段ユニット(10C)の間に中段ユニット(10B)を配置して成るので、各ユニット毎にそれぞれ別々に工場等で規格化して製作でき、遊技店等の施工現場へは各ユニット毎に容易に搬入でき、施工現場では各ユニットを順次積み上げるようにして、島全体を簡易に構築できる。しかも、遊技機(11)の交換や関連設備の増減等の際に遊技機島(10)の分解・組み立てを効率的に行なうことができる。
【0012】
特に上段ユニット(10A)は、もとから中段ユニット(10B)とは独立可能に構成されており、その取扱いや施工が一層容易となる。かかる上段ユニット(10A)は、所定間隔おきに島長手方向と略直交するよう垂設された複数の仕切板(20)と、各仕切板(20)間を連結するよう架設された複数のパイプ部材(30)とを具備して成るため、十分な強度に保つことができ、これら仕切板(20)に予め外壁をなす幕板等を組み付けておいてもよい。
【0013】
前記各パイプ部材(30)に長手方向に延びるスリット(31)を形成し、該スリット(31)よりパイプ部材(30)内に関連設備の各種信号線を束ねるように収納するだけで配線でき、上段ユニット(10A)への各種信号線の配線作業を容易かつ迅速に行うことができる。信号線はパイプ部材(30)内に収納されるので、上段ユニット(10A)内で信号線が徒にがさばることがなくすっきりと配線できる。
【0014】
しかも、各種信号線はパイプ部材(30)に囲まれるので、他の関連設備に誤って引っ掛けたりすることがなくなり、切断事故を確実に防止するこができる。なお、必要に応じてパイプ部材(30)のスリット(31)の途中から信号線を引き出したり、或はスリット(31)の途中より信号線をパイプ部材(30)内に収納すればよい。
【0015】
請求項2記載の遊技機島(10)によれば、各パイプ部材(30)毎にそれぞれ類別した信号線を別々に収納したから、配線を分かり易く整理することができる。また、請求項3記載の遊技機島(10)によれば、各パイプ部材(30)は各仕切板(20)と共に上段ユニット(10A)の骨組を構成するから、上段ユニット(10A)をより強固なものとすることができる。
【0016】
更にまた、請求項4記載の遊技機島(10)によれば、前記各仕切板(20)の両側縁側を切り欠いて、各種センサを含むセンサケース(33)を配置させる収納用凹部(24A)を形成したから、各仕切板(20)が各種センサに干渉する事態を防ぐことができ、各種センサの配設スペースを確実に確保でき、センサケース(33)を定位置に固定できる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づき本発明を代表する実施の形態を説明する。
図1〜図3は本発明の一の実施の形態を示している。
本実施形態に係る遊技機島10は、遊技機としてのパチンコ機11の各種関連設備がそれぞれ収納される上段ユニット10Aと下段ユニット10Cの間に、各パチンコ機11が列をなす中段ユニット10Bを配置して成る。発明の根幹をなす上段ユニット10Aは、図3に示すように島長手方向の所定間隔おきに垂設された複数の仕切板20,20…を骨組みの中核として、十分な強度を備えるようにユニット化され、中段ユニット10Bとは予め独立可能に構成されている。
【0018】
図1に示すように、上段ユニット10Aは、所定間隔で島長手方向と直交するよう垂設された前記各仕切板20と、各仕切板20間を連結するよう架設された複数のパイプ部材30,30…とを主要骨組として、その周囲に上面板25や下面板26、それに内側壁27や外壁をなす幕板28を予め組み付けて枠組型に構成されている。かかる上段ユニット10A内には、各パチンコ機11にパチンコ球を供給する給配樋32、各種センサを含むセンサケース33の他、貨幣搬送装置40や貨幣識別装置50(図2参照)等の関連設備が配設されている。
【0019】
各仕切板20間に架設されている各パイプ部材30には、それぞれ長手方向に延びるスリット31が形成され、該スリット31よりパイプ部材30内に遊技関連設備の各種信号線が束ねられるように収納されている。なお、各パイプ部材30のスリット31は通常のパイプ材に後から加工したり、或は最初からC字型断面の長尺のチャンネル材を利用したものであってもよい。
【0020】
各パイプ部材30には、それぞれ類別した信号線が別々に束ねられ収納されている。すなわち、スリット31が形成された4本のパイプ部材30毎に、例えば図1に示す如く各種センサ類やコンピューターの信号線A、各パチンコ機11の役物等の信号線B、パチンコ球計数器関連の信号線C、呼出しランプ等の信号線Dが類別されて配線されている。
【0021】
本明細書中でいう「信号線」とは、諸々の配線を含む意であり細かなニクロム線から電源コード等をも含む意である。また、各仕切板20の両側縁上部には、各々のパイプ部材30のスリット31に連通する信号線差込溝24Bが切り欠かれてる。各パイプ部材30内に収納された信号線は、スリット31途中から適宜パイプ部材30外へ引き出すように配線でき、またパイプ部材30内へと引込ませることができる。
【0022】
また、各仕切板20の略中央は上下に延びる矩形に切り欠かれて、中空部21が形成されている。この中空部21は、給配樋32が上下に移動可能に挿通するための空間をなすものである。また、各仕切板20には、前記中空部21に挿通させた給配樋32を所望の高さ位置に支持するための樋支持部材23が設けられている。この樋支持部材23は、前記中空部21をまたぐ状態で両端が中空部21両脇に上下位置調整可能に装着される細巾状に延びる部材である。
【0023】
更に詳しく言えば、樋支持部材23の両端には、中空部21両脇に沿って上下に複数連設された掛止ピン22に選択的に嵌合する取付孔23a,23aが設けられている。また、樋支持部材23の上部には、給配樋32の底部の幅に合致した嵌合溝23bが設けられている。給配樋32は、所定の高さ位置に装着された前記樋支持部材23上に載置する、すなわち底部が嵌合溝23bに嵌合するようにして配設されている。
【0024】
図3に示すように、島中央に近い仕切板20から島端に向って各仕切板20に装着する樋支持部材23の高さ位置を順次低くすると、その上に給配樋20は島端に向って下がるような所定の傾斜角度に設定される。かかる給配樋20の傾斜角度は、各仕切板20に装着した樋支持部材23の高さ位置を変更することで適宜調整できるようになっている。
【0025】
仕切板20に樋支持部材23を装着するための手段は図示した具体的構成に限定されるわけではなく、更に樋支持部材自体も細巾状部材だけでなく例えば一対のフック等から構成してもよい。なお、給配樋20の途中箇所には、図示省略したが各パチンコ機11及び各球貸機19に対応した配給シュートと称される球の供給部材が取付けられている。また、図1に示すように各仕切板20の両側縁側は一部矩形状に切り欠かれて収納用凹部24Aが形成されている。この収納用凹部24Aは、各種センサを含むセンサケース33を配置させるめたの部位となっている。
【0026】
また、図2に示すように、上段ユニット10Aには、遊技関連設備として貨幣識別装置40や貨幣搬送装置50が収納されている。貨幣識別装置40は、紙幣や硬貨の投入口41(図2参照)に投入された紙幣や貨幣を磁気・光方式で特定する各種センサの他、CPU,RAM,ROM等を含むマイクロコンピュータを備えている。貨幣搬送装置50は、前記貨幣識別装置40から排出された紙幣や硬貨を搬送するために、島長手方向に延びるように張設されるコンベヤベルトを具備して成る。
【0027】
以上のような上段ユニット10Aを含む遊技機島10の土台をなす下段ユニット10Cは、各パチンコ機11を載置する天板61と、該天板61下側より垂下する腰部支持板62とを一体的に組み付けて成る。かかる下段ユニット60内には、各パチンコ機11から排出された球を受け入れる貯留タンク63が収納されている。この貯留タンク63は複数に分割されたタンクブロックを長手方向に連結して構成してもよく、始めから所定の大きさの一つのタンクとして一体成形してもよい。なお、貯留タンク63内のパチンコ球は島中央側へと傾斜した底部を流下し、図示省略した研磨揚送装置の下端に集まるように設定されている。
【0028】
図2に示すように下段ユニット10Cの天板61上には、各パチンコ機11の下端が所定範囲で前後左右に移動可能に支持される載置レール12が設けられている。載置レール12の奥側にはパチンコ機11の下端が島長手方向に移動可能に嵌合する突起12aが突設されており、載置レール12の手前側は球箱を置けるスペースとなっている。また、前述した上段ユニット10Aの下面板26には、各パチンコ機11の上端に突設した被嵌合レール11aが前後方向に回動可能かつ島長手方向にも移動可能に内嵌する吊下レール14が設けられている。
【0029】
吊下レール14は略C字形断面であり図1の紙面と直角に延びており、かかる吊下レール14は、下面板26に島奥行方向にスライド可能に装着された上方ブラケット13に対して、高さ位置を調整できるようねじ軸を介して吊下げられている。更に上方ブラケット13には、上下に進退可能なねじ状の角度調整部材15が螺合している。この角度調整部材15は、各パチンコ機11上端の前端縁側を適度に押圧することにより、前記被嵌合レール11aを回動中心とした各パチンコ機11の微妙な傾き角度を調整するための部材である。
【0030】
前記載置レール12の下面にはスプリング付きベアリング(図示せず)が取付けられており、載置レール12は、天板61上を島長手方向及び島奥行方向に移動できるようになっている。また、スプリングの弾性変形により、載置レール12上のパチンコ機11下端は、その傾斜角度に応じて略水平面に対して適宜変位できるように設定されている。
【0031】
載置レール12と吊下レール14との間に装着されるパチンコ機11は、ハンドルの回転操作によってパチンコ球を盤面上に打ち出し、打球の入賞を競い楽しむものであり、正面側には球を機内に導入する前皿や球貯留用の予備皿等が設けられている。また、各パチンコ機11間に介装された球貸機19は、後述する貨幣識別機50(図2参照)からの信号を受けた際に、相当数の球を計数しつつ払い出すものである。
【0032】
各パチンコ機11や球貸機19は、中段支持体16を間にして前後2列となるように列設されている。中段支持体16は中段ユニット10Bの骨格をなすものであり、前記上段ユニット10Aと同様にパイプ部材30が架設されている。また、中段支持体16には、各パチンコ機11を島奥行方向に動力で移動させる駆動ユニット17も組み込まれている。かかる駆動ユニット17は上下2台で1組となっており、詳しくはパルスモータと、その回転により島奥行方向に移動してパチンコ機11の背面側を押引きするスクリュー或はラック等から構成されている。
【0033】
次に前述した実施の形態の作用を説明する。
図2に示すように、遊技機島10は上段ユニット10Aと下段ユニット10Cの間に中段ユニット10Bを配置して成るので、各ユニット毎にそれぞれ別々に工場等で規格化して製作でき、遊技店等の施工現場へは各ユニット毎に容易に搬入できる。そして、施工現場では各ユニット10A,10B,10Cを順次積み上げるようにして、島全体を簡易に構築できる。しかも、遊技機11の交換や関連設備の増減等の際に遊技機島10の分解・組み立てを効率的に行なうことができる。
【0034】
特に上段ユニット10Aは、中段ユニット10Bとは別個独立に構成され、かつ中段ユニット10Bの中段支持体16上へ簡単に組み付けられるようになっており、その取扱いや施工が一層容易である。図1及び図2に示すように、上段ユニット10Aは、所定間隔おきに島長手方向と略直交するよう垂設された複数の仕切板20,20…を備え、各仕切板20はパイプ部材30,30…によって強固に連結されるため、十分な強度に保つことができる。各仕切板20と各パイプ部材30から成る骨組の周囲には上面板25、下面板26、内側壁27それに幕板28を組み付けておく。
【0035】
各パイプ部材30内には、そのスリット31より関連設備の各種信号線を束ねるように収納するだけで配線でき、上段ユニット10Aへの各種信号線の配線作業を容易かつ迅速に行うことができる。信号線はパイプ部材30内に収納されるので、上段ユニット10A内で信号線が徒にがさばることがなくすっきりと配線できる。
【0036】
しかも、各種信号線はパイプ部材30に囲まれるので、他の関連設備に誤って引っ掛けたりすることがなくなり、切断事故を確実に防止するこができる。また、図1に示す如く各パイプ部材30毎にそれぞれ類別した信号線A,B,C,Dを別々に収納したから、配線を分かり易く整理することができ、修理点検作業の便宜を図ることができる。なお、必要に応じてパイプ部材30のスリット31の途中から信号線を引き出したり、或はスリット31の途中より信号線をパイプ部材30内に収納すればよい。
【0037】
また、上段ユニット10A内には関連設備である給配樋32を収納するが、前記各仕切板20には給配樋32が挿通する中空部21を形成したので、給配樋32を島長手方向に延びるように配設する際に各仕切板20が障壁となることはない。また、中空部21は上下に広がる矩形状であり、給配樋30を中空部21に挿通させた状態で上下に移動させて、その高さ位置を様々に決めることができる。
【0038】
各仕切板20には給配樋32を所望の高さに支持するための樋支持部材23を装着するが、この樋支持部材23は、その両端の取付孔23a,23aを中空部21両脇に複数連設された掛止ピン22に選択的に嵌合させるだけで所望の高さ位置に簡単に固定できる。すなわち、前記給配樋32は、所望の高さに固定された樋支持部材23上に載せるように配設すればよい。
【0039】
このように各仕切板20に設けた樋支持部材23を、そのまま給配樋32を途中数カ所で支えるための支持ポイントとして設定でき、しかも樋支持部材23の高さ位置を調整することで、極めて容易に給配樋32の傾斜角度を自由に設定できる。具体的には、図3に示すように、島中央に近い仕切板20から島端に向って各仕切板20に装着する樋支持部材23の高さ位置を順次低くすると、その上に給配樋20は島端に向って下がるような所定の傾斜角度に設定される。
【0040】
仮に遊技機島10の全長が短いような場合には、図3中で想像線(二点破線)で示したように給配樋32’を急勾配で短くなるように配設してもよい。もちろん、後から島全長や球供給速度に応じて傾斜角度を調整し直すことも容易である。また、図1に示すように、各仕切板20には収納用凹部24Aを形成したから、各仕切板20が各種センサに干渉する事態を防ぐことができ、各種センサの配設スペースを確実に確保でき、センサケース33を定位置に固定できる。
【0041】
前述した上段ユニット10Aの他、下段ユニット60は天板61と腰部支持板62とを一体的に組み付けて成るので、予め工場等で量産でき、施工現場では島下段を構成する部材間の精度出しや組付け作業は不要となり、遊技機島10の施工時間を大幅に短縮することができる。また、十分な強度に設定することができる。
【0042】
また、中段ユニット10Bをなす各パチンコ機11の取付けは、その上端にある被嵌合レール11aを上段ユニット10A側の吊下レール14に嵌合させ、また、各パチンコ機11の下端を天板61上の載置レール12上に設置すればよい。パチンコ機11上端の被嵌合レール11aは、吊下レール14に嵌合した状態でレール長手方向に移動可能であり、また、パチンコ機11下端も載置レール12上を島長手方向に移動できる。従って、各パチンコ機11を移動させつつ、島端から順次並ぶように配置させることができる。
【0043】
各パチンコ機11を適所に配置させた後、上段ユニット10A側の上方ブラケット13に螺合する角度調整部材15によりパチンコ機11上端の前端縁側を適度に押圧すれば、パチンコ機11は前記吊下レール14に嵌合している被嵌合レール11aを回動中心として微妙に傾動するため、パチンコ機11の傾き角度を容易に調整することができる。
【0044】
更には、前記上方ブラケット13は、上段ユニット10Aの下面板26に対して島奥行方向に一定範囲でスライド可能であり、しかも前記載置レール12は天板61上を島奥行方向に移動できる。従って、各パチンコ機11をそれぞれ島奥行方向における最適な位置にも後から調整することができる。特に本実施形態によれば、駆動ユニット17により自動的に調整するようなことも可能となる。
【0045】
なお、本発明に係る遊技機島の具体的構成は図示した実施の形態に限定されるものではない。
【0046】
【発明の効果】
本発明に係る遊技機島によれば、上段ユニットを中段ユニットとは独立可能に構成し、上段ユニットの骨組をなす各仕切板に架設した各パイプ部材内に各種信号線を束ねるように収納したから、ユニット化により施工現場における島全体の構築作業が簡単となり、しかも上段ユニット内への各種信号線の配線作業を容易かつ迅速に行うことができ、また各種信号線はパイプ部材でガードされるため他の設備との干渉等による切断事故を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る遊技機島の内部構造を概略的に示す端面図である。
【図2】本発明の実施形態に係る遊技機島の上段ユニット、中段ユニット、及び下段ユニットを互いに分解した状態を示す端面図である。
【図3】本発明の実施形態に係る遊技機島を示す正面図である。但し本図においては、上段ユニットのみ内部構造を表している。
【符号の説明】
10…遊技機島
10A…上段ユニット
10B…中段ユニット
10A…上段ユニット
11…パチンコ機(遊技機)
20…仕切板
30…パイプ部材
31…スリット
32…給配樋

Claims (4)

  1. 遊技機の各種関連設備がそれぞれ収納される上段ユニットと下段ユニットの間に、複数の遊技機が列を成す中段ユニットを配置して成る遊技機島であって、
    前記上段ユニットは、島長手方向の所定間隔おきに島長手方向と略直交するよう垂設される複数の仕切板と、各仕切板間を連結するよう架設される複数のパイプ部材とを備え、かつ前記中段ユニットとは予め独立可能に構成され、
    前記上段ユニットの各パイプ部材に長手方向に延びるスリットを形成し、該スリットよりパイプ部材内に前記関連設備の各種信号線を束ねるように収納したことを特徴とする遊技機島。
  2. 前記各パイプ部材毎にそれぞれ類別した信号線を別々に収納したことを特徴とする請求項1記載の遊技機島。
  3. 前記各パイプ部材は各仕切板と共に上段ユニットの骨組を構成することを特徴とする請求項1または2記載の遊技機島。
  4. 前記各仕切板の両側縁側を切り欠いて、前記関連設備である各種センサを含むセンサケースを配置させる収納用凹部を形成したことを特徴とする請求項1,2または3記載の遊技機島。
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