JP3859342B2 - 連続発泡樹脂成形品の製造方法及び製造装置 - Google Patents
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Description
【技術分野】
本発明は,連続した発泡樹脂成形品を連続的かつ容易に成形する方法及び装置に関する。
【0002】
【従来技術】
従来,連続した発泡樹脂成形品を連続的に製造する一般的方法は,押し出し機を用いた押し出し発泡方法があり,また予備発泡樹脂粒子を用いた成形方法としてはコンベアーベルトを応用したものがあった。
【0003】
予備発泡樹脂粒子を用いた発泡樹脂成形品の一般的製造方法においては,開閉可能な一対の金型を用いて,まずいずれか一方の金型に予備発泡粒子の充填ガンを予め取り付けておいて,型締めした後,キャビティ内に充填ガンで予備発泡樹脂粒子を充填する。次いで,該予備発泡樹脂粒子を蒸気加熱して,膨張させ,互いに融着させ,冷却し,離型する方法が一般的に行われている。
【0004】
【解決しようとする課題】
ところで,上記発泡樹脂成形品には,その表面に,例えば外皮を強固に接着するための凹凸部を設けたい場合がある(図7,図8参照)。
かかる場合,上記押出し発泡方法では,連続的に発泡樹脂成形品を押し出していくために,発泡樹脂成形品の表面に上記凹凸部を形成することができない。
また,上記金型による成形法では,バッチ式であるため,連続した発泡樹脂成形品を連続に製造することができない。
【0005】
本発明はかかる従来の問題点に鑑み,連続発泡樹脂成形品を連続的,かつ容易に,生産効率良く製造することができる連続発泡樹脂成形品の製造方法及びそれに用いる製造装置を提供しようとするものである。
【0006】
【課題の解決手段】
請求項1の発明は,発泡樹脂成形品を成形するための上金型と下金型で形成されるキャビティを有する金型と該金型より引き出した発泡樹脂成形品を送り出す送出部とを有すると共に,上記金型は上記発泡樹脂成形品の引き出し側に開口部を有してなる成形装置を用いて,発泡樹脂成形品を繰り返し連続的に成形する方法であって,
前回に成形した発泡樹脂成形品の端部に上記金型の上記開口部を接続すると共に,型締めして,上記開口部を上記発泡樹脂成形品の端部により閉塞した状態となし,
次いで,上記金型のキャビティに予備発泡樹脂粒子を投入し,加熱発泡,冷却を行ない,得られた発泡樹脂成形品を上記金型で押して上記送出部の方向に送り出し,
次いで,上記上金型を開き,該上金型を開いたまま,先に成形した上記発泡樹脂成形品が上記金型の上記キャビティより相対的に引き出される方向に上記金型を移動させ,再び上記発泡樹脂成形品の端部に上記金型の開口部を接続し,上記と同様の操作を繰り返して,連続した発泡樹脂成形品を製造することを特徴とする連続発泡樹脂成形品の製造方法である。
【0007】
本発明において最も注目すべきことは,前回に成形した発泡樹脂成形品の端部に,上記金型の上記開口部を接続し,開口部を発泡樹脂成形品の端部により閉塞した状態となし,その後キャビティ内において予備発泡樹脂粒子を加熱発泡させること,そしてこの操作を繰り返し行なうことである。
【0008】
次に,本発明の作用効果につき述べる。
本発明においては,上記のごとく,前回の発泡樹脂成形品の端部により金型の開口部を閉塞して,キャビティ内に今回の発泡樹脂成形品用の予備発泡樹脂粒子を投入する。そして金型を加熱し,上記予備発泡樹脂粒子を発泡させる。
このとき,発泡樹脂成形品は,上記加熱発泡の際に,前回の発泡樹脂成形品の端部と融着する。
【0009】
そのため,前回と今回の発泡樹脂成形品を,自動的に連結することができ,連続発泡樹脂成形品を得ることができる。
このようにして,上記の同じ金型を用いて,順次予備発泡樹脂粒子を加熱し,発泡させることにより,連続発泡樹脂成形品を連続して成形することができる。また,この際,後述の方法を採用することによって,発泡樹脂成形品の表面に凹凸を設けて,表皮との接着性を向上させた連続発泡樹脂成形品を製造すること,巻き取り可能な連続発泡樹脂成形品を容易に製造することができる。
【0010】
次に,請求項2の発明のように,上記金型のキャビティの表面には凹凸形状を設けることができる。
この場合には,連続発泡樹脂成形品の表面に凹凸形状を形成することができる。そのため,該表面に表皮を高い接着強度で接着することができる。
【0011】
次に,請求項3の発明のように,上記の加熱発泡及び冷却工程又は冷却工程は,上記金型を移動装置により,移動させながら行ない,このとき上記前回の発泡樹脂成形品を上記送出部へ送り出す方法を採ることが好ましい。
この場合には,加熱発泡工程と,前回までの連続発泡樹脂成形品を送り出す送出工程とを,同時並行して行なうことができる。そのため,一層生産性が向上する。
【0012】
次に,請求項4の発明のように,前回の発泡樹脂成形品と上記開口部との接続部に,開閉可能なシャッターを設けたことが好ましい。
この場合には,キャビティ内に予備発泡樹脂粒子を充填する際に,金型の開口部から,予備発泡樹脂粒子が飛び出すことを完全に防止することができる。上記のシャッターは,キャビティ内へ予備発泡樹脂粒子を投入する間は閉止し,投入後以降には開放する。
【0013】
これにより,キャビティ内の予備発泡樹脂粒子と前回の発泡樹脂成形品とが接触する。そして,予備発泡樹脂粒子を加熱発泡させたときに,その熱により,今回と,前回の発泡樹脂成形品が互いに融着して,連結される。
【0014】
次に,上記発泡樹脂成形品の製造装置としては,請求項5の発明のよに,発泡樹脂成形品を成形するための上金型と下金型で形成されるキャビティを有すると共に発泡樹脂成形品を送り出す開口部を有する金型と,連続成形された連続発泡樹脂成形品を送り出す送出部と,上記金型を上記送出部の方向に進退可能に移動させる移動装置とよりなると共に,上記開口部は前回の発泡樹脂成形品の端部と同じ形状を有しており,上記移動装置は,上記金型を上記送出部の方向に移動させたときに上記金型が連続発泡樹脂成形品を押して送出部側に移動させることを特徴とする連続発泡樹脂成形品の製造装置がある。
この場合には,上記のごとき連続発泡樹脂成形品を,容易に製造することができる装置を提供することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
実施形態例1
本発明の実施形態例にかかる連続発泡樹脂成形品の製造方法及び製造装置について,図1〜図4を用いて説明する。
まず,上記製造装置は,図1,図3に示すごとく,連続発泡樹脂成形品10を成形するためのキャビティ13を有すると共に連続発泡樹脂成形品10を送り出す開口部110を有する金型1と,連続成形された連続発泡樹脂成形品10を送り出す送出部28と,上記金型1を上記送出部28の方向に進退可能に移動させる移動装置19とよりなる。また,上記開口部110は前回の発泡樹脂成形品の端部101と同じ形状を有している。
【0016】
まず,上記装置について説明する。
図1,図2に示すごとく,上記金型1は上金型11と下金型12によりキャビティ13を構成している。また,上金型11はフレーム15に設けたシリンダー16のロッド161を上下に昇降させることにより,金型1の開閉ができる仕組みになっている。
上金型11には,予備発泡樹脂粒子を充填するための充填ガン14を備えてある。上金型11と下金型12にはそれぞれ,蒸気導入とエアー排出を兼ねた蒸気通路115,125と冷却通路117,127がそれぞれ交互に設けてある。上記の蒸気通路115,125にはキャビティ13に通じる小穴116,126が開けてある。
【0017】
この蒸気通路115,125には,それぞれ金型の外側において,導入パイプ170が接続されている。また,該導入パイプ170には蒸気パイプ171,排気パイプ172が接続されている。
また,上記冷却通路117,127には,金型外において冷却水パイプ173が接続されている。これら各管への蒸気供給,エアー排出,冷却水供給の制御は蒸気導入弁181,エアー排出弁182,冷却水導入弁183により制御する。上記製造装置は,下部のレール21の上をモーター190に取り付けられたベルト191で車輪192を回して移動できる仕組みになっている。
【0018】
また,図1において,上記金型1の右方向には,連続発泡樹脂成形品10を,例えば巻き取ったり,所望長さ,形状等に裁断したりするための送出部28を有する,また,金型1と送出部28との間には,連続発泡樹脂成形品10を送出するための一対のガイドロール26,26を有する。ガイドロール26は支柱22に設けてある。
【0019】
次に,上記製造装置を用いて連続発泡樹脂成形品を製造する方法につき説明する。
即ち,まず前回に成形した連続発泡樹脂成形品10の端部に上記金型1の上記開口部110を接続し,型締めして,上記開口部110を上記連続発泡樹脂成形品10の端部101により閉塞した状態となす。
【0020】
次いで,上記金型1のキャビティ13に予備発泡樹脂粒子100を投入し,加熱発泡,冷却を行なう。そして,得られた連続発泡樹脂成形品10を金型1の上記開口部110より引き出して上記送出部28に送り出す。
次いで,再び上記連続発泡樹脂成形品10の端部101に上記金型1の開口部110を接続し,上記と同様の操作を繰り返して,連続発泡樹脂成形品10を製造する。
【0021】
上記の製造工程の概要を図3,図4に示す。
まず,図3Aに示すごとく,前回までに成形した連続発泡樹脂成形品10の端部101を,上金型11と下金型12で形成されるキャビティ13の開口部110に位置させる。
次いで,同図Bに示すごとく,金型1を閉じて,キャビティ13内に予備発泡樹脂粒子100を投入する。このとき,開口部110は連続発泡樹脂成形品10の端部101によって閉じられているので,予備発泡樹脂粒子100が飛び出ることはない。
【0022】
次いで,図1,図2に示すごとく,上金型11,下金型12の蒸気通路115,125内にスチームを供給し,その小穴116,126よりキャビティ13内にスチームを噴出させる。
これにより,予備発泡樹脂粒子100が加熱され,発泡して発泡樹脂成形品となる。その後,上記冷却通路117,127内に冷却水を通して,発泡樹脂成形品を冷却する。
【0023】
この時,図3Cに示すごとく,発泡樹脂成形品を入れたまま,金型1をレール21に沿って同図の右方向へ移動させる。これにより,連続発泡樹脂成形品10は上記金型1に押されてガイドローラ26にガイドされながら,送出部28へ収納されていく。
【0024】
次いで,図4Aに示すごとく,上金型11を開く。
次いで,図4Bに示すごとく,上金型11を開いたまま,金型1をレール21に沿って,同図の左方へ移動させる。
このとき,先に成形した発泡樹脂成形品は,金型のキャビティより,相対的に引き出されていく。そして,連続発泡樹脂成形品10の端部101がキャビティの開口部110近くに達した時点で金型1の移動を停止する。これにより,上記図3Aの状態となる。
【0025】
そこで,再び上記図3A〜C,図4A,Bの操作を繰り返し,連結的に成形を行ない連続発泡樹脂成形品10を製造する。
【0026】
次に,上記の成形方法を具体的に説明する。まず第1工程では,前回成形した発泡樹脂成形品の端部101を下金型12の端部に位置させる。
【0027】
第2工程では,上記図3A,Bに示すごとく,上金型11を型締めシリンダー16で型締めして,キャビティ13に充填ガン14より予備発泡樹脂粒子をエアーで充填する。余分のエアーは小穴116,126より上記導入パイプ170を通じ,エアー排出弁182より外部に排出する。
また,予備発泡樹脂粒子を充填後,蒸気導入弁181を開け導入パイプ170より蒸気通路115,125,小穴116,126を通じて蒸気をキャビティに導入し,予備発泡樹脂粒子を加熱発泡させる。
【0028】
その後,冷却水導入弁183を開け,冷却通路117,127より,上金型11,下金型12を間接的に冷却する。この成形をしながらレール21の上を金型1は移動していく(図3C)。
【0029】
上記の発泡操作は,金型1がレール21の右方のレールエンドまで到達するまでの間に,予備発泡樹脂粒子100をキャビティ13に充填し,加熱発泡させ,その後,冷却を行う一連の成形工程を終了させる。レールエンドに到達する時間内に成形工程が終了できるように,モーター190の回転数を制御しレール21上の金型移動スピードをコントロールする。
【0030】
上記図4A,Bは,金型1を型開きした状態で,金型1を元の第一工程の位置まで戻した状態を示したものである。このとき,下金型12は出来上がった連続発泡樹脂成形品10の下を滑りながら戻る。この時,連続発泡樹脂成形品10の先端はガイドロール26の上にあり,連続発泡樹脂成形品10の位置は定速で進行させておくこともできる。
【0031】
上記のごとく,本例によれば,連続発泡樹脂成形品10を連続的に,かつ容易に,生産効率良く製造することができる。
また,上記成形の際には,予備発泡樹脂粒子の加熱発泡及び冷却工程は,上記金型1を上記レール21に沿って,図1の右方向へ移動させながら行なう。そのため,上記発泡,冷却の工程と送出部への発泡樹脂成形品の収容とを併行して行なうので,生産性が向上する。
【0032】
実施形態例2
本例は,図5,図6に示すごとく,キャビティ13の開口部110にシャッター3を設けた例である。
上記シャッター3は,閉止板33を開閉するための開閉器31と,上記閉止板33を支承する支承板32とよりなる。支承板32は,上金型1の開口部の外側に固定されており,閉止板33をガイドするガイド溝321と,成形された連続発泡樹脂成形品を取り出す取出口320とを有する。上記閉止板33は,上記開閉器31に接続する接続棒331を有する。
【0033】
本例において連続発泡樹脂成形品10を成形するに当たっては,まず上記シャッター3の閉止板33を下降させて,キャビティ13の開口部110を閉じる。
次いで,キャビティ13内に予備発泡樹脂粒子100を投入する。
次に,前回の連続発泡樹脂成形品10の端部101を上記閉止板33に当接させた状態する。その後,上記閉止板33を開けて,予備発泡樹脂粒子100と連続発泡樹脂成形品10の端部101とを接触させる。
【0034】
次いで,実施形態例1と同様にキャビティ内にスチームを導入し加熱発泡を行なう。
その他は実施形態例1と同様である。
【0035】
本例によれば,キャビティ13内に予備発泡樹脂粒子100を投入する際に金型の開口部から予備発泡樹脂粒子が飛び出すことを防止できる。
そのため,実施形態例1のごとく,予備発泡樹脂粒子の投入前にキャビティの開口部を連続発泡樹脂成形品10の端部によって予め閉じておく必要がない。
その他,実施形態例1と同様の効果を得ることができる。
【0036】
実施形態例3
本例は,図7〜図9に示すごとく,連続発泡樹脂成形品40の表面に表皮45を有する,表皮付き連続発泡樹脂成形品4を形成する方法を示す。
本例において得ようとする表皮付き連続発泡樹脂成形品4は,図7に示すごとく,表面に凹部41を設けた発泡樹脂成形品40(図8)の表面に,表皮45を密着被覆したものである。
【0037】
上記の表皮付き連続発泡樹脂成形品4を製造するに当たっては,図9に示すごとく,表面に凹部41を形成した発泡樹脂成形品40を実施形態例1と同様にして連続的に成形する。そして,送出部において,該発泡樹脂成形品40の表面に表皮用樹脂45をコーティングする。
【0038】
このコーティングに当たっては,上記表皮用樹脂45を押し出し機455,ダイス456により,上記連続発泡樹脂成形品40の上下表面に押し出しコーティングする。
このコーティングは,連続発泡樹脂成形品40を移動させつつ行なう。
【0039】
また,上記連続発泡樹脂成形品40の表面に設ける凹部41は,実施形態例1に示した金型1のキャビティ13の壁面を凹凸形状としておくことにより,形成される。
上記表皮の材料としては樹脂の他にセメントのような無機質を用いることもできる。この場合は,本発明の連続発泡樹脂成形法を利用することにより特願平9−027610号に記載の発泡樹脂成形体を,極めて効率的に無機質材被覆発泡樹脂成形体として,製造することができる。
【0040】
その他は,実施形態例1と同様である。
本例によれば,上記の表皮付き連続発泡樹脂成形品4を連続して,容易に製造することができる。その他は実施形態例1と同様の効果を得ることができる。
【0041】
実施形態例4
本例は,図10に示すごとく,連続発泡樹脂成形品10を送出部において巻き取る例を示している。
この場合には,連続発泡樹脂成形品10の表面側に線状の切線部106を適宜の間隔を置いて切り込んでおく。
連続発泡樹脂成形品10を巻き取っていくときには,同図に示すごとく,上記切線部106が口を開く。そのため,連続発泡樹脂成形品10の巻き取りが容易となる。
その他は,実施形態例1と同様であり,同様の効果を得ることができる。
【0042】
【発明の効果】
本発明によれば,連続発泡樹脂成形品を連続的,かつ容易に,生産効率良く製造することができる連続発泡樹脂成形品の製造方法及びそれに用いる製造装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態例1にかかる,連続発泡樹脂成形品の製造装置の説明図。
【図2】実施形態例1にかかる,金型の要部説明図。
【図3】実施形態例1にかかる,連続発泡樹脂成形品の製造工程の説明図。
【図4】図3に続く,連続発泡樹脂成形品の製造工程の説明図。
【図5】実施形態例2にかかる,連続発泡樹脂成形品の製造装置の説明図。
【図6】実施形態例2にかかる,シャッターの斜視図。
【図7】実施形態例3にかかる,表皮付き連続発泡樹脂成形品の説明図。
【図8】実施形態例3にかかる,連続発泡樹脂成形品の説明図。
【図9】実施形態例3にかかる,表皮付き連続発泡樹脂成形品の製造装置の説明図。
【図10】実施形態例4にかかる,連続発泡樹脂成形品の説明図。
【符号の説明】
1...金型,
10...連続発泡樹脂成形品,
11...上金型,
110...開口部,
12...下金型,
13...キャビティ,
21...レール,
28...送出部,
3...シャッター,
4...表皮付き連続発泡樹脂成形品,
45...表皮,
Claims (5)
- 発泡樹脂成形品を成形するための上金型と下金型で形成されるキャビティを有する金型と該金型より引き出した発泡樹脂成形品を送り出す送出部とを有すると共に,上記金型は上記発泡樹脂成形品の引き出し側に開口部を有してなる成形装置を用いて,発泡樹脂成形品を繰り返し連続的に成形する方法であって,
前回に成形した発泡樹脂成形品の端部に上記金型の上記開口部を接続すると共に,型締めして,上記開口部を上記発泡樹脂成形品の端部により閉塞した状態となし,
次いで,上記金型のキャビティに予備発泡樹脂粒子を投入し,加熱発泡,冷却を行ない,得られた発泡樹脂成形品を上記金型で押して上記送出部の方向に送り出し,
次いで,上記上金型を開き,該上金型を開いたまま,先に成形した上記発泡樹脂成形品が上記金型の上記キャビティより相対的に引き出される方向に上記金型を移動させ,再び上記発泡樹脂成形品の端部に上記金型の開口部を接続し,上記と同様の操作を繰り返して,連続した発泡樹脂成形品を製造することを特徴とする連続発泡樹脂成形品の製造方法。 - 請求項1において,上記金型のキャビティの表面には凹凸形状を有することを特徴とする連続発泡樹脂成形品の製造方法。
- 請求項1又は2において,上記の加熱発泡及び冷却工程又は冷却工程は,上記金型を移動装置により,移動させながら行ない,このとき上記前回の発泡樹脂成形品を上記送出部へ送り出すことを特徴とする連続発泡樹脂成形品の製造方法。
- 請求項1〜3のいずれか一項において,前回の発泡樹脂成形品と上記開口部との接続部に,開閉可能なシャッターを設けたことを特徴とする連続発泡樹脂成形品の成形方法。
- 発泡樹脂成形品を成形するための上金型と下金型で形成されるキャビティを有すると共に発泡樹脂成形品を送り出す開口部を有する金型と,連続成形された連続発泡樹脂成形品を送り出す送出部と,上記金型を上記送出部の方向に進退可能に移動させる移動装置とよりなると共に,上記開口部は前回の発泡樹脂成形品の端部と同じ形状を有しており,上記移動装置は,上記金型を上記送出部の方向に移動させたときに上記金型が連続発泡樹脂成形品を押して送出部側に移動させることを特徴とする連続発泡樹脂成形品の製造装置。
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