JP3857457B2 - 灯火監視制御システム - Google Patents

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  • Circuit Arrangement For Electric Light Sources In General (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、定電流形交流電源に直列に接続される複数の変成器の二次側に設けられた各灯火の動作状態を監視制御する灯火監視制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
空港の滑走路には誘導灯等のごとき多数の灯火を点灯,消灯制御する直列灯火回路が用いられている。
【0003】
この直列灯火回路は、定電流形交流電源に直列に多数の変成器が接続され、これら各変成器の二次側にそれぞれ個別に灯火を接続してなる構成である。
【0004】
ところで、このような直列灯火回路は、機能的には各灯火の断芯検出(監視)と各灯火の点灯,消灯制御が必要となる。
【0005】
各灯火の断芯検出は、各変成器の二次側開放状態による定電流形交流電源の出力電圧波形または出力電流波形の変化から灯火の断芯発生を検出しており、一方、各灯火の点灯,消灯制御は、各灯火ごとに個別に制御用配線を布設し、灯火操作監視装置などから個別の制御用配線を用いてそれぞれ個別に灯火の点灯、消灯制御を実施している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、以上のような直列灯火回路は、多数の灯火の中の1つの灯火の断芯発生を容易、かつ、的確に検出することが難しい。
【0007】
また、各灯火の点灯・消灯制御に際し、個別に制御用配線を布設する必要があるので、空港施設内にそれ相当の布設スペースを確保しなければならず、また制御用配線の布設作業が煩雑であり、配線布設後の制御用配線を含む設備のメンテナンスが大掛かりとなる問題がある。
【0008】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、各灯火の動作状態を確実に検出する灯火監視制御システムを提供することにある。
【0009】
また、本発明の他の目的は、灯火ごとの制御用配線を不要にして各灯火の監視,動作制御を行う灯火監視制御システムを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、定電流形交流電源の電源ラインに直列に接続される各第1の変成器の二次側にそれぞれ灯火を接続し各灯火の監視,動作制御を行う灯火監視制御システムにおいて、
前記各変成器と各灯火との間にそれぞれ個別に設けられ、前記第1の変成器の二次側に設けられる第2の変成器の二次側に現れる電源波形に重畳される動作制御情報の伝送信号を取り込み、当該電源波形のゼロクロスポイントを基準に1/4サイクル毎に分割し、親局に割当てられる送信サイクル範囲の前記電源波形を切り取った後、整流及びフィルタリング処理により全て正側となる前記電源波形の微少な変化として重畳される前記伝送信号を取り出して受信し、その受信内容に応じて灯火を動作制御し、かつ、当該灯火の動作状態を監視してその監視情報に応じた伝送信号を前記電源ラインの電源波形に重畳させて送信する各子局と、前記電源ラインに設けられ、前記子局から送信されてくる前記電源波形に重畳される監視情報の伝送信号を取り込み、当該電源波形のゼロクロスポイントを基準に1/4サイクル毎に分割し、前記子局に割当てられる送信サイクル範囲の前記電源波形を切り取った後、整流及びフィルタリング処理により全て正側となる前記電源波形の微少な変化として重畳される前記伝送信号を取り出して受信表示するとともに、操作指令による動作制御情報に応じた伝送信号を前記電源ラインの電源波形に重畳させて送信する前記親局とを設けた灯火監視制御システムである。
【0011】
本発明は、以上のような手段を講じたことにより、各子局は、個別に灯火の監視,動作制御を行う一方、その監視情報に基づいて電源ラインの電源波形を変化させて伝送信号を重畳し、また親局は監視情報に関する伝送信号を受信表示し、その確認結果の操作指令としての灯火の動作制御情報に基づいて電源ラインの電源波形を変化させて伝送信号を重畳させ所要の子局に伝送するので、各灯火の動作状態を確実に検出でき、また、灯火ごとの制御用配線を不要にして各灯火の監視,動作制御を行うことができる。
【0013】
また、別の発明は、各子局および前記親局における伝送信号の重畳タイミングとしては、電源波形のゼロクロスポイントから予め定める時間間隔をもって前記伝送信号の重畳開始とし、前記各子局および前記親局では、前記電源波形のゼロクロスポイントから予め定める時間間隔を同期タイミングとして伝送信号を受信することにより、確実に同期を取って目的とする伝送信号を取り出すことができる。
【0014】
さらに、別の発明は、前記各子局および前記親局間で決められた内容の情報をまたは各子局の識別のために時間間隔を定め、前記電源波形のゼロクロスポイントから前記時間間隔により、決められた内容の情報または子局を識別するものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0016】
図1は本発明に係る灯火監視制御システムの一実施の形態を示す全体構成のブロック図である。
【0017】
この灯火監視制御システムは、交流電源1に接続さる定電流電源装置2と、フィルタ3と、このフィルタ3の出力側電源ライン4に直列に接続される変流器CT1,CT2,…の二次側にそれぞれ個別に接続された端末部(子局)R1,R2,…と、これら端末部R1,R2,…にそれぞれ個別に接続され前記各変流器CT1,CT2,…を通して定電流の供給を受けて一定輝度で点灯維持する灯火L1,L2,…と、前記各端末部R1,R2,…の間で相互に灯火L1,L2,…の監視,動作制御に関する伝送信号を授受する親局5と、灯火操作監視装置6とによって構成されている。
【0018】
前記フィルタ3は、電源ライン4の電源波形に重畳される伝送信号が定電流電源装置2に回り込まないようにするための機能をもっている。
【0019】
前記各端末部R(R1,R2,…)は、図2に示すように定電流電源装置2の電源ライン4上に各変流器CT(CT1,CT2,…)を介して接続されている。
【0020】
各端末部Rは、具体的には,自己端末部Rの動作用電源を生成するための電源部11および自己端末部Rの動作用電源を取り出すための変流器12の他、灯火Lの保護および動作制御を行う灯火保護制御手段13と、信号受信手段14と、この信号受信手段14の出力および灯火保護制御手段13の出力に応じて灯火動作制御および灯火Lの監視結果の信号を出力する伝送制御部15と、信号送信手段16とが設けられている。
【0021】
前記灯火保護検出手段13は、電源ライン4の電源波形に重畳される灯火Lの動作制御信号が灯火Lに影響を与えないようにするフィルタ21、過電圧等の保護を行う保護リレー22、灯火Lの点灯・消灯制御を行うためのオン/オフ制御部23、過電圧,断芯等を検出する過電圧断芯検出部24および灯火Lの点灯,消灯動作状態を検出するオン/オフ検出部25等によって構成されている。
【0022】
前記信号受信手段14は、変流器CTの二次側に現れる電源波形(電流波形)に重畳される灯火動作信号を変流器26を通して検出する電流検出部27、この電流検出部27で検出される電源波形を分割、増幅,フィルタリング,波形整形等により灯火動作制御信号のみを取り出す信号処理部28、この信号処理部28により取り出される灯火動作制御信号の内容を解析して伝送制御部15に送出する伝送受信部29等からなっている。
【0023】
前記伝送制御部15は、親局5からの灯火動作制御信号の内容を受けてオン/オフ制御部23に指令を送出して灯火Lの点灯,消灯の動作制御を行い、またオン/オフ検出部25で検出される灯火Lの点灯,消灯状態および過電圧断芯検出部24で検出される断芯情報等(監視情報)を受け、信号送信手段16に対して信号送信命令を送出する機能をもっている。
【0024】
前記信号送信手段16は、複数存在する端末部Rを識別させるための端末番号を設定する設定部31、この設定部31に設定される端末番号のもとに、伝送制御部15の信号送信命令内容に応じた伝送信号を作成し出力する伝送送信部32、この伝送送信部32で作成される灯火監視内容をもつ伝送信号に基づいて電源制御を行う開放制御部33、この開放制御部33の電源制御信号を受けて電源波形に変化を与えることにより、電源波形に伝送信号を重畳させる開放短絡部34等が設けられ、この電源波形に重畳された灯火監視内容をもつ伝送信号を変流器CTを介して電源ライン4上に接続される親局5に送信する。
【0025】
前記親局5は、電源ライン4上から電圧,電流を取り込む変圧器41および変流器42が設けられ、ここで取り込んだ電圧,電流は電圧/電流検出部43によって電圧波形または電流波形を検出する。信号処理部44は、検出部43により検出される電圧波形または電流波形等の電源波形を増幅,フィルタリング,波形整形を行うことにより、定電流電源装置2の出力である電源波形に重畳される伝送信号,つまり端末部からの灯火監視情報のみを取り出した伝送受信部45に送出する。
【0026】
この伝送受信部45は、端末部R1,R2,…から送信されてくる各灯火L1,L2,…の断芯等を表わす灯火監視情報の内容を解析し伝送制御部46に渡す。
【0027】
この伝送制御部46は、灯火操作監視装置6に灯火断芯位置等の灯火監視情報を表示するとともに、灯火操作監視装置6にて操作される各灯火の点灯,消灯指令等のごとき灯火動作制御信号を受け取り伝送送信部47に送出する。
【0028】
この伝送送信部47は、受け取った灯火動作制御信号に基づいて伝送信号を作成し逆位相信号発生部48に送出する。この逆位相信号発生部48は、電圧/電流検出部43にて検出された電圧波形または電流波形をもとに、逆位相となるように前記伝送信号を発生させ、信号印加部49に供給する。この信号印加部49および変流器50は、逆位相の伝送信号に基づいて定電流電源装置2の出力波形に変化を与えることにより、電源波形に灯火動作制御信号である伝送信号を重畳させる。
【0029】
この重畳された伝送信号は、変流器CT1,CT2,…を介して端末部R1,R2,…に送られる。なお、重畳された伝送信号が定電流電源装置2に回り込まないようにフィルタ3が設けられている。
【0030】
図3は本発明システムにおける電源ライン上の電源波形の利用例および当該電源波形への伝送信号の重畳状態を示す図である。
【0031】
同図においてSは定電流電源装置2から出力される電源波形であって、端末部(子局)および親局が電源波形の1/4サイクルごとに交互に利用しながら伝送信号を伝送するものとする。
【0032】
すなわち、各端末部と親局は次のような取り決めのもとに伝送信号を伝送し、また伝送信号の受信においても当該取り決めに応じて伝送信号を取り出すことにより、端末部と親局間の伝送信号の衝突を回避するとともに、伝送の高速化を図るものである。
【0033】
その取り決めとは、1サイクルの電源波形を4分割し、そのうち0〜90度は端末部から親局への信号伝送サイクルA、91〜180度は親局から端末部への信号サイクルB、181〜270度は端末部から親局への信号伝送サイクルC、271〜360度は親局から端末部への信号伝送サイクルDとする。
【0034】
よって、各端末部は、電源ライン4の電源波形からゼロクロスポイントを検出し、0〜90度、181〜270度の位相範囲で電源波形に自身の端末番号を含む伝送信号Dを重畳し親局に送信する。親局は、以上の取り決めに従ってゼロクロスポイントを検出し、0〜90度、181〜270度の位相範囲で端末番号を含む伝送信号Dを受信する。
【0035】
一方、親局は、電源ライン4の電源波形からゼロクロスポイントを検出し、91〜180度、271〜360度の位相範囲において電源波形に宛先端末番号を含む伝送信号D′を重畳し端末部に送信する。該当子局は、以上の取り決めに従ってゼロクロスポイントを検出し、91〜180度、271〜360度の位相範囲において宛先端末番号を含む伝送信号D′を受信する。
【0036】
なお、端末部から親局への伝送信号Dは、信号送信手段16によって電源ライン4に接続される変成器CTの二次側開放の飽和による電源波形の変化が現れるサイクルであり、親局から端末部への伝送信号D′は、歪みが少なく電源ライン4の電源波形に変化を与えやすいサイクルとする。
【0037】
図4は各端末部Rから親局5への伝送信号波形を示す図である。
【0038】
各端末部Rは、オン/オフ制御部24の点灯,消灯制御による灯火の点灯,消灯動作状態や過電圧断芯検出部24の断芯情報等の灯火監視情報を伝送制御部15に送ると、この伝送制御部15は受け取った灯火監視情報を含んだ信号送信指令を信号送信手段16に送出する。
【0039】
ここで、信号送信手段16は、設定部31に設定される端末番号を含む灯火監視情報に応じた伝送信号を電源ライン4に送出するが、このとき図4に示すように変流器CTの二次側に図4に示すような電源波形Sが現れるが、そのうち電源波形のゼロクロスポイントを同期信号とし、1/4サイクル毎に分割し、0〜90度、181〜270度の位相範囲でゼロクロスポイントの検出後所定時間Xs後に変成器CT二次側の電源波形に変化を与えることにより、電源波形にゼロクロスポイントおよび端末番号を含む灯火監視情報に応じた伝送信号D1,D2,…を重畳して電源ライン4に送信する。
【0040】
一方、親局5では、電圧/電流検出部43において電源波形に重畳される伝送信号を取込んで1/4サイクル毎に分割し、端末部Rの送信サイクルとなる0〜90度、181〜270度の位相範囲のみの電源波形S1を切り取り、全て正側信号となるように整流する。しかる後、信号処理部44にて整流された伝送信号をフィルタリングし、電源波形の微少な変化として重畳される伝送信号のみを取り出し、さらに増幅した後、ディジタル信号Dに波形整形する。そして、このディジタル化された伝送信号Dが伝送受信部45を介して伝送制御部6に送り、ここで灯火操作監視装置6の表示部に灯火監視情報を表示する。
【0041】
図5は親局5から各端末部Rへの伝送信号波形を示す図である。
【0042】
親局5は、灯火操作監視装置6の表示内容を確認後、或いは表示内容とは無関係により、オペレータが灯火操作監視装置6にて必要な操作を行い、操作指令を出力する。この操作指令は伝送制御部46を通して伝送送信部47に送られ、ここで操作指令内容、つまり灯火動作制御情報を含んだ伝送信号を作成して逆位相信号発生部48に送出する。この逆位相信号発生部48は、電圧/電流検出部43にて検出された波形をもとに親局の送信サイクルとなる91〜180度、271〜360度の位相範囲で伝送信号を逆位相の伝送信号として発生させ、電源波形に変化を与えることにより、電源波形Sに灯火動作制御情報に応じた伝送信号D′を重畳させて送信する。
【0043】
各端末部Rの電流検出部27は、電源波形に重畳される伝送信号D′を図2に示す変流器CTおよび変流器26を介して取込んで1/4サイクル毎に分割し、親局5の送信サイクルとなる91〜180度、271〜360度の位相範囲のみの電源波形S2を切り取り、全て正側信号となるように整流する。信号処理部28にて整流された伝送信号をフィルタリングし、電源波形の微少な変化として重畳される伝送信号D′のみを取り出し、さらに増幅した後、ディジタル信号に波形整形し、伝送受信部29を介して伝送制御部15に送出する。
【0044】
この伝送制御部15は、伝送受信部29により受信された伝送信号D′に基づいてオン/オフ制御部23をオン/オフ制御し、灯火Lの点灯,消灯制御を実施する。
【0045】
図6は図4,図5に示す伝送信号の他の詳細例を説明するタイムチャートである。
【0046】
各端末部および親局において8ビットデータの伝送信号を送信する場合、ゼロクロスポイントから1ビット目までの時間Xよりビットデータサイクル時間Zを差し引いた時間(X−Z)にスタートビットSTを生成する。このスタートビットに続き、伝送すべきビットデータB1〜B8に対してビットサイクル内(Z)で「1」に変化しているか、或いはビットデータB1〜B8の立上り、立下りを検出することにより、ビットデータb1〜b8を生成する。さらに、8ビットデータb1〜b8の後にパリティビットPを追加する。このとき、パリティはデータが「00」の場合には伝送信号が無い場合と区別できるように奇数パリティとする必要がある。
【0047】
よって、各端末部および親局は、以上のようにして作成されたスタートビットSTに8ビットデータおよび奇数パリティを付加してなる伝送信号を電源波形に重畳し送信する。
【0048】
図7は情報内容を判断可能に伝送信号を伝送する例を示すタイムチャートである。
【0049】
このシステムにおいては、予め各端末部と親局との間で、情報内容を判断させるためにゼロクロスポイントから電源波形を変化させるまでの時間間隔A(s),B(s),C(s),…Z(s)を取り決めする。例えば時間間隔A(s)のとき伝送情報A例えば灯火の点灯とし、時間間隔B(s)のとき伝送情報B例えば灯火の消灯、時間間隔C(s)のとき伝送情報C例えば灯火の断芯であると取り決めしておく。
【0050】
この状態において端末部からゼロクロスポイントから取り決めされた灯火の断芯を意味する時間間隔C(s)をもって識別番号等のデータを送信すれば、親局ではその時間間隔C(s)後の伝送信号から例えば第1の端末部で灯火が断芯であると判断でき、また親局からゼロクロスポイントから時間間隔A(s)をもって宛先端末番号(第1の端末部)のデータを送信すれば、第1の端末部ではその時間間隔A(s)後の伝送信号から自身宛の灯火点灯制御であると判断できる。
【0051】
従って、以上のような伝送信号の伝送形態とすれば、1ビットデータで済む場合もあり、無駄な伝送を省略でき、伝送効率を向上できる。
【0052】
図8は端末識別番号に代えて各端末部を識別可能にした例を説明するタイムチャートである。
【0053】
この例は、予め各端末部と親局との間で、端末部を識別させるためにゼロクロスポイントから電源波形を変化させるまでの時間間隔A(s),B(s),C(s),…Z(s)を取り決めする。例えば時間間隔A(s)のとき第1の端末部、時間間隔B(s)のとき第2の端末部、時間間隔C(s)のとき第3の端末部であると取り決めしておく。
【0054】
この状態において親局5は、ゼロックスポイントから伝送信号のスタートビットまでの時間間隔A(s)をもって伝送信号を伝送すれば、ゼロクロスポイントから時間間隔A(s)でスタートビットが現れたとき第1の端末部では自身当ての伝送信号と判断し、ゼロクロスポイントから時間間隔B(s)でスタートビットが現れたとき第1の端末部では自身当ての伝送信号と判断するので、端末識別番号なしで伝送信号を伝送できる。
【0055】
一方、端末部から伝送信号を伝送する場合でも、前述と同様の要領で伝送信号を伝送すれば、親局側ではその時間間隔から何れの端末部から伝送信号が伝送されてきたか識別できる。
【0056】
その他、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。
【0057】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、各灯火ごとに子局を設け、監視および動作制御を行うので、各灯火の動作状態を確実に検出できる。
【0058】
また、各子局と親局の間で電源波形に監視,制御情報を重畳させて伝送するので、灯火ごとの制御用配線を不要にして各灯火の監視,動作制御を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る灯火監視制御システムの一実施の形態を示す全体構成のブロック図。
【図2】 図1に示すシステムの各端末部の一構成例を示すブロック図。
【図3】 親局と各端末部における伝送信号の送信サイクルを説明する図。
【図4】 各端末部から親局に送信する伝送信号の波形および親局で伝送信号を取り出す例を説明する図。
【図5】 親局から各端末部に送信する伝送信号の波形および各端末部で伝送信号を取り出す例を説明する図。
【図6】 伝送信号の信号内容を説明する図。
【図7】 所要の伝送情報を送信させるためにゼロクロスポイントから時間間隔を定めることにより、所要の伝送情報を判断させるタイムチャート図。
【図8】 各端末部の識別を行わせるためにゼロクロスポイントから時間間隔を定めることにより、端末部を識別させるタイムチャート図。
【符号の説明】
1…交流電源
2…定電流電源装置
4…電源ライン
5…親局
6…灯火操作監視装置
R1,R2…端末部(子局)
L1,L2…灯火
13…灯火保護制御部
22…帳票読取部
14…信号受信手段
15…伝送制御部
16…信号送信手段

Claims (7)

  1. 定電流形交流電源の電源ラインに直列に接続される各第1の変成器の二次側にそれぞれ灯火を接続し各灯火の監視,動作制御を行う灯火監視制御システムにおいて、
    前記各第1の変成器と各灯火との間にそれぞれ個別に設けられ、前記第1の変成器の二次側に設けられる第2の変成器の二次側に現れる電源波形に重畳される動作制御情報の伝送信号を取り込み、当該電源波形のゼロクロスポイントを基準に1/4サイクル毎に分割し、親局に割当てられる送信サイクル範囲の前記電源波形を切り取った後、整流及びフィルタリング処理により全て正側となる前記電源波形の微少な変化として重畳される前記伝送信号を取り出して受信し、その受信内容に応じて灯火を動作制御し、かつ、当該灯火の動作状態を監視してその監視情報に応じた伝送信号を前記電源ラインの電源波形に重畳させて送信する各子局と、
    前記電源ラインに設けられ、前記子局から送信されてくる前記電源波形に重畳される監視情報の伝送信号を取り込み、当該電源波形のゼロクロスポイントを基準に1/4サイクル毎に分割し、前記子局に割当てられる送信サイクル範囲の前記電源波形を切り取った後、整流及びフィルタリング処理により全て正側となる前記電源波形の微少な変化として重畳される前記伝送信号を取り出して受信表示するとともに、操作指令による動作制御情報に応じた伝送信号を前記電源ラインの電源波形に重畳させて送信する前記親局と
    を備えたことを特徴とする灯火監視制御システム。
  2. 請求項1に記載の灯火監視制御システムにおいて、
    前記各子局は、前記第1の変成器の二次側に設けられる第2の変成器の二次側に現れる前記親局から送信されてくる前記電源ラインの電源波形に重畳される動作制御情報に関する伝送信号を取り込み、当該電源波形のゼロクロスポイントを基準に1/4サイクル毎に分割し、親局に割当てられる送信サイクル範囲の前記電源波形を切り取った後、整流及びフィルタリング処理により全て正側となる前記電源波形の微少な変化として重畳される前記伝送信号を取り出して受信し前記灯火の点灯,消灯制御を実行する信号受信系と、前記電源波形に重畳された伝送信号が該当する前記灯火に影響を与えないような処理を施した後、当該灯火の点灯、消灯を行い、また当該灯火の断芯等の監視情報を検出する灯火保護制御手段と、この灯火保護制御手段によって検出された監視情報に基づいて前記第 1 変成器二次側の電源波形を開放制御することにより前記電源波形に前記監視情報に関する伝送信号を重畳する信号送信系とを設けたことを特徴とする灯火監視制御システム。
  3. 請求項1に記載の灯火監視制御システムにおいて、
    前記親局は、各子局から送信されてくる前記電源ラインの電源波形に重畳される監視情報に関する伝送信号を取り込み、当該電源波形のゼロクロスポイントを基準に1/4サイクル毎に分割し、前記各子局に割当てられる送信サイクル範囲の前記電源波形を切り取った後、整流及びフィルタリング処理により全て正側となる前記電源波形の微少な変化として重畳される前記伝送信号を取り出して受信する信号受信系と、この信号受信系によって受信された前記監視情報を表示するとともに灯火の動作制御情報に関する操作指令を入力する操作手段と、この操作指令による動作制御情報に応じた伝送信号を前記電源ラインの電源波形に重畳させて送信する信号送信系とを設けたことを特徴とする灯火監視制御システム。
  4. 請求項2の構成と請求項3の構成を備えたことを特徴とする灯火監視制御システム。
  5. 請求項1ないし請求項4の何れか1つに記載の灯火監視制御システムにおいて、
    前記各子局および前記親局において前記電源波形に伝送信号を重畳する場合、当該電源波形のゼロクロスポイントから予め定める時間間隔をもって前記伝送信号の重畳開始とし、前記各子局および前記親局では、前記電源波形のゼロクロスポイントから予め定める時間間隔をもって同期タイミングとして伝送信号を受信することを特徴とする灯火監視制御システム。
  6. 請求項1ないし請求項4の何れか1つに記載の灯火監視制御システムにおいて、
    前記各子局および前記親局間において予め異なる所定の内容情報ごとに電源波形のゼロクロスポイントからそれぞれ異なる所定の時間後に送信する取り決めが定められ、前記各子局および前記親局の受信側では、前記電源波形のゼロクロスポイントから現れる情報の時間に基づいて情報内容を判断することを特徴とする灯火監視制御システム。
  7. 請求項1ないし請求項4の何れか1つに記載の灯火監視制御システムにおいて、
    各子局および親局で子局を識別する手段として、予め各子局ごとに電源波形のゼロクロスポイントから当該電源波形に伝送信号を重畳させるための開始時間を定めることにより、前記各子局および親局では電源波形のゼロクロスポイントから伝送信号を受信した時の時間から子局を識別することを特徴とする灯火監視制御システム。
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