JP7320728B2 - 事象検知装置、上位システム、情報伝達システム、情報送信方法、情報取得方法、及びプログラム - Google Patents

事象検知装置、上位システム、情報伝達システム、情報送信方法、情報取得方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本開示は、事象検知装置、上位システム、情報伝達システム、情報送信方法、情報取得方法、及びプログラムに関する。より詳細には、本開示は、特定の事象の有無を検知する機能を有する事象検知装置、上位システム、情報伝達システム、情報送信方法、情報取得方法、及びプログラムに関する。
特許文献1は、トラッキング検出回路及び疑似電流出力回路を備えた電源コンセント(事象検知装置)を開示する。トラッキング検出回路がトラッキング現象(特定の事象)の発生を検出すると、疑似電流出力回路が漏電状態の疑似電流をアース端子に流すことによって、分電盤に設置された漏電ブレーカを作動させて電路を遮断させている。
特開2006-048966号公報
特許文献1の電源コンセントはトラッキング現象の発生を検知した場合に、電力供給を遮断させることはできるが、情報を送信することはできなかった。情報を送信する機能を追加するために、専用の通信回路を電源コンセントに設ける場合、電源コンセントの大型化を招くという問題があった。
本開示の目的は、事象検知装置の大型化を招くことなく情報を送信することが可能な事象検知装置、上位システム、情報伝達システム、情報送信方法、情報取得方法、及びプログラムを提供することにある。
本開示の一態様の事象検知装置は、開閉器を遠隔制御するために用いられる。前記開閉器は、交流電源と負荷との間を電気的に接続する複数の給電路のうちの少なくとも1つに特定の電流が流れると、前記交流電源から前記負荷への電力供給を遮断する。前記事象検知装置は、事象検知部と、出力部と、制御部と、を備える。前記事象検知部は、特定の事象の有無を検知する。前記出力部は、前記事象検知部が前記特定の事象の発生を検知した場合に前記複数の給電路のうちの対象電路に前記特定の電流を流すための出力部である。前記制御部は、前記事象検知部の検知結果に基づいて前記出力部を制御する。前記制御部は、前記出力部を制御して前記対象電路に電流を流すことによって情報を送信する。前記情報は、前記出力部が前記対象電路に断続的に電流を流すことによって生成される複数ビットのビットデータを含む。
本開示の一態様の上位システムは、前記事象検知装置とともに用いられる。前記上位システムは、電流検知部と、処理部と、取得部と、報知部と、を備える。前記電流検知部は、前記複数の給電路に流れる電流を検知する。前記処理部は、前記特定の電流が流れる状態を前記電流検知部が検知すると前記交流電源から前記負荷への電力供給を遮断する遮断処理を行う。前記取得部は、前記電流検知部が前記対象電路に流れる電流を検知した検知結果に基づいて前記情報を取得する。前記報知部は、前記取得部が取得した前記情報を報知する。
本開示の一態様の上位システムは、前記事象検知装置とともに用いられる。前記上位システムは、電流検知部と、処理部と、取得部と、報知部と、を備える。前記電流検知部は、前記複数の給電路に流れる電流を検知する。前記処理部は、前記特定の電流が流れる状態を前記電流検知部が検知すると前記交流電源から前記負荷への電力供給を遮断する遮断処理を行う。前記取得部は、前記電流検知部が前記対象電路に流れる電流を検知した検知結果に基づいて前記情報を取得する。前記報知部は、前記取得部が取得した前記情報を報知する。前記取得部は、前記交流電源から供給される交流電圧の位相と、前記電流検知部が検知した前記電流の位相とを用いて、前記電流から前記情報を取得する。
本開示の一態様の情報伝達システムは、前記事象検知装置と、前記上位システムと、を含む。前記上位システムは、前記事象検知装置が前記対象電路に電流を流すことによって送信した前記情報を取得する。
本開示の一態様の情報送信方法は、開閉器を遠隔制御するために用いられる事象検知装置の情報送信方法である。前記開閉器は、交流電源と負荷との間を電気的に接続する複数の給電路のうちの少なくとも1つに特定の電流が流れると、前記交流電源から前記負荷への電力供給を遮断する。前記情報送信方法は、事象検知処理と、出力処理と、送信処理と、を含む。前記事象検知処理では特定の事象の有無を検知する。前記出力処理では、前記事象検知処理の検知結果に基づいて、前記複数の給電路のうちの対象電路に前記特定の電流を流す。前記送信処理では、前記対象電路に電流を流すことによって情報を送信する。前記情報は、前記対象電路に断続的に電流を流すことによって生成される複数ビットのビットデータを含む。
本開示の一態様の情報取得方法は、開閉器を遠隔制御するために用いられる事象検知装置が送信する情報を取得する上位システムの情報取得方法である。前記開閉器は、交流電源と負荷との間を電気的に接続する複数の給電路のうちの少なくとも1つに特定の電流が流れると、前記交流電源から前記負荷への電力供給を遮断する。前記事象検知装置は、前記複数の給電路のうちの対象電路に電流を流すことによって前記情報を送信する。前記情報取得方法は、電流検知処理と、遮断処理と、取得処理と、を含む。前記電流検知処理では、前記複数の給電路に流れる電流を検知する。前記遮断処理では、前記特定の電流が流れる状態を前記電流検知処理によって検知すると前記交流電源から前記負荷への電力供給を遮断する。前記取得処理では、前記電流検知処理によって前記対象電路に流れる電流を検知した検知結果に基づいて前記情報を取得する。
本開示の一態様のプログラムは、前記情報送信方法、又は前記情報取得方法を1以上のプロセッサに実行させるためのプログラムである。
本開示によれば、事象検知装置の大型化を招くことなく情報を送信することができる。
図1は、本開示の一実施形態に係る情報伝達システムを適用した配電システムの概略的なシステム構成図である。 図2は、同上の情報伝達システムの動作を説明するシーケンス図である。 図3は、同上の情報伝達システムが備える事象検知装置が送信するビットデータの説明図である。 図4は、変形例1の情報伝達システムの概略的なシステム構成図である。 図5は、変形例2の情報伝達システムの概略的なシステム構成図である。 図6は、変形例2の情報伝達システムが備える事象検知装置の他の例を示すブロック図である。 図7は、変形例3の情報伝達システムの概略的なシステム構成図である。
以下に説明する実施形態は、本開示の種々の実施形態の一つに過ぎない。本開示の実施形態は、下記実施形態に限定されることはなく、この実施形態以外も含み得る。また、下記の実施形態は、本開示に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
(実施形態1)
(1)概要
図1は、本実施形態の事象検知装置4を備える情報伝達システム5の概略的なシステム構成図である。
本実施形態の事象検知装置4は、開閉器30を遠隔制御するために用いられる。開閉器30は、複数の給電路70のうちの少なくとも1つに特定の電流が流れると、交流電源1から負荷2への電力供給を遮断する。複数の給電路70は交流電源1と負荷2との間を電気的に接続する。事象検知装置4は、事象検知部43と、出力部44と、制御部47と、を備える。事象検知部43は、特定の事象の有無を検知する。出力部44は、事象検知部43が特定の事象の発生を検知した場合に複数の給電路70のうちの対象電路に特定の電流を流すための出力部である。制御部47は、事象検知部43の検知結果に基づいて出力部44を制御する。制御部47は、出力部44を制御して対象電路に電流を流すことによって情報を送信する。
ここにおいて、「複数の給電路」は、交流電源1と開閉器30との間、及び、開閉器30と負荷2との間を電気的に接続する給電用の電線を含む。負荷2に交流電力を配電する配電方式が、単相電源を3本の電線で配電する単相3線式の配電方式である場合、複数の給電路70は、2本の電圧線71,72と、1本の接地線73とを含み得る。換言すれば、複数の給電路70は1以上の電圧線71,72と接地線73とを含む。「特定の電流」とは、給電路70及び負荷2を含む回路に漏電、短絡、又は過負荷等の異常な状態が発生した場合に、給電路70に流れる異常電流(漏電電流、短絡電流、又は過負荷電流)を含み得る。開閉器30は、複数の給電路70のうちの少なくとも1つに特定の電流が流れると、交流電源1から負荷2への電力供給を遮断する機能を有している。そして、事象検知装置4の出力部44は、特定の事象が発生した場合に対象電路に上記「特定の電流」を流すことによって、開閉器30の遮断機能を動作させ、交流電源1から負荷2への電力供給を停止させるのである。事象検知部43の検知対象である「特定の事象」は、例えば、漏電異常、短絡異常、及び過負荷異常などの事象を含んでもよいし、トラッキング現象又は火災(ぼやを含む)等による異常な温度上昇、シリーズアークの発生、及び地震等による異常な振動の発生等の事象を含んでもよい。さらに、事象検知部43の検知対象である「特定の事象」は、漏電異常、短絡異常、過負荷異常、異常な温度上昇、シリーズアークの発生、及び地震等による異常な振動の発生のうちの複数の事象を含んでもよい。事象検知部43は、適宜の検知方法で検知対象である特定の事象を検知すればよく、その検知方法は特定の検知方法に限定されない。
本実施形態の事象検知装置4は、事象検知部43が特定の事象の発生を検知した場合に、出力部44が対象電路に特定の電流を流すことによって、開閉器30を利用して交流電源1から負荷2への電力供給を遮断させている。そして、事象検知装置4の制御部47は、事象検知部43の検知結果に基づき、出力部44を制御して対象電路に電流を流すことによって情報を送信しており、負荷2への電力供給を遮断するための出力部44を利用して情報を送信することができる。したがって、事象検知装置4は、情報を送信するための専用の通信回路を備える必要がなく、事象検知装置4の大型化を招くことなく情報を送信することができる。
また、本実施形態の上位システム3は上記の事象検知装置4とともに用いられる。この上位システム3は、電流検知部33と、処理部341と、取得部342と、報知部35と、を備える。電流検知部33は、複数の給電路70に流れる電流を検知する。処理部341は、特定の電流が流れる状態を電流検知部33が検知すると交流電源1から負荷2への電力供給を遮断する遮断処理を行う。取得部342は、電流検知部33が対象電路に流れる電流を検知した検知結果に基づいて情報を取得する。報知部35は、取得部342が取得した情報を報知する。
上位システム3は上記の事象検知装置4とともに用いられ、事象検知装置4から送信される情報を受信(取得)することができる。
(2)詳細
以下、本実施形態の事象検知装置4及びそれを備える情報伝達システム5について図1~図3を参照して説明する。
情報伝達システム5は、1以上の事象検知装置4と、上位システム3とを含む。上位システム3は、事象検知装置4が対象電路に電流を流すことによって送信した情報を取得する。
本実施形態の情報伝達システム5は、交流電源1から電力供給を受ける需要家の施設(住宅又は非住宅の施設)に適用されている。さらに言えば、情報伝達システム5は、施設に設けられた分電盤50内の開閉器30と、開閉器30を介して電力が分配される電源コンセント40との間で情報を伝達するシステムに適用される。以下では、事象検知装置4の機能が電源コンセント40に内蔵され、上位システム3の機能が開閉器30に内蔵されている実施形態について説明する。
上述のように、分電盤50は需要家の施設に設置されており、分電盤50に開閉器30が収容されている。開閉器30の一次側には複数の給電路70を介して交流電源1が接続されている。開閉器30の二次側には複数の給電路70を介して電源コンセント40が接続されている。電源コンセント40に負荷2が接続されると、この負荷2には交流電源1から開閉器30及び電源コンセント40を介して交流電力が供給される。
以下、事象検知装置4の機能を内蔵した電源コンセント40、及び、上位システム3の機能を内蔵した開閉器30についてそれぞれ説明する。
(2.1)電源コンセント
電源コンセント40は、施設内の壁などに設置される本体400を備え、壁などに設置された状態で使用される。
電源コンセント40の本体400は、開閉器30からの電線が接続される第1接続部41と、負荷2のプラグ20が差し込み接続される第2接続部42とを具備する。第1接続部41には、2本の電圧線71,72のうちの一方(図1の例では電圧線71)と接地線73とが接続される。第2接続部42は、プラグ20に設けられた一対の栓刃が接続される一対の刃受け部を備えている。電源コンセント40の第2接続部42に負荷2のプラグ20が接続されると、交流電源1から開閉器30及び電源コンセント40を介して負荷2に交流電力が供給される。
また、電源コンセント40は、上述した事象検知部43及び出力部44と、制御部47とを備えている。電源コンセント40の本体400には、事象検知部43と、出力部44と、制御部47とが内蔵されている。
事象検知部43は、特定の事象の有無を検知する。事象検知部43の検知対象である特定の事象は例えばトラッキング現象等による異常発熱である。事象検知部43は、例えば第2接続部42又は本体400の温度を検出するための温度センサを備える。事象検知部43は、温度センサによって検出された温度が所定の閾値を超えることをもって、特定の事象が発生したと検知する。
出力部44は、事象検知部43が特定の事象の発生を検知した場合に複数の給電路のうちの対象電路(図1の例では電圧線71)に特定の電流を流すために設けられている。具体的には、出力部44は負荷部45とスイッチ部46とを含む。負荷部45及びスイッチ部46は、1以上の電圧線71,72のうちの1の対象電路(電圧線71)と接地線73との間に直列に接続される。本実施形態では負荷部45は例えば抵抗器である。スイッチ部46は制御部47によってオン/オフが制御される。ここにおいて、出力部44が対象電路(電圧線71)に出力する特定の電流は、例えば、漏電発生時に開閉器30が負荷2への電力供給を遮断する遮断機能が作動するような電流(例えば10~30mA程度の電流)である。つまり、スイッチ部46がオンの状態で、負荷部45を通って流れる電流の大きさが、開閉器30の遮断機能が作動する程度の大きさとなるように、負荷部45を構成する抵抗器のインピーダンスが設定されている。本実施形態の出力部44は、1以上の電圧線71,72のいずれかである対象電路と接地線73との間に電流を流すことによって、対象電路に特定の電流を流すように構成されている。
制御部47は、例えば、プロセッサ及びメモリを有するコンピュータシステムを有している。そして、プロセッサがメモリに格納されているプログラムを実行することにより、コンピュータシステムが制御部47として機能する。制御部47は、スイッチ部46のオン/オフを制御することによって、出力部44から対象電路に流れる電流を制御する。さらに言えば、制御部47は、スイッチ部46のオン/オフを制御し、対象電路に断続的に電流を流すことによって、複数ビットのビットデータを含む情報を送信する。また、制御部47は、スイッチ部46をオフからオンに切り替えてスイッチ部46のオン状態を保持することによって、対象電路に漏電電流と同レベルの特定の電流を流し、擬似的な漏電状態を発生させることによって、開閉器30の遮断機能により交流電源1から負荷2への電力供給を遮断させる。なお、制御部47による出力部44の制御動作については「(2.3)動作説明」において詳しく説明する。
(2.2)開閉器
開閉器30は、施設内に設置される分電盤50(盤)の内部に収容される。
開閉器30は、接点部31と、零相変流器32と、電流検知部33と、制御部34と、報知部35と、を備える。
接点部31は、複数の給電路70にそれぞれ電気的に接続された複数の接点を含む。接点部31は、開閉器30の本体に設けられたハンドルの操作に応じてオン又はオフに切り替えられる。また、接点部31は、複数の接点がオンの状態で、制御部34から入力される開極指令に応じて、複数の接点をオンからオフに切り替える機能を有している。
零相変流器32のコアには、複数の給電路70(電圧線71,72及び接地線73)が通されている。
電流検知部33は、零相変流器32の出力に基づいて、地絡などによって複数の給電路70に発生する不平衡電流を検知し、検知結果を制御部34に出力する。
制御部34は、例えば、プロセッサ及びメモリを有するコンピュータシステムを有している。そして、プロセッサがメモリに格納されているプログラムを実行することにより、コンピュータシステムが制御部34として機能する。制御部34は処理部341及び取得部342の機能を有している。
処理部341は、電流検知部33が検知した不平衡電流の大きさが所定の遮断基準値を超えると、接点部31に開極指令を出力して、接点部31が備える接点をオフにする。接点部31が備える複数の接点がオフになると、交流電源1から負荷2への電力供給が遮断される。つまり、本実施形態の開閉器30は、給電路70に特定の電流が流れると、交流電源1から負荷2への電力供給を遮断する。特定の電流は、例えば、負荷2を含む回路での漏電によって発生する漏電電流である。
取得部342は、電流検知部33による電流の検知結果に基づき、電源コンセント40の出力部44が対象電路(電圧線71)に流した電流を抽出し、この電流によって送信された情報を取得する。取得部342は、電源コンセント40から送信された情報を取得すると、この情報を報知させる報知指令を報知部35に出力する。
報知部35は、取得部342から入力される報知指令に基づいて報知動作を行う。報知部35は例えばスピーカ及び表示ランプを含む。報知部35は、取得部342が取得した情報を報知する音声メッセージをスピーカから出力させたり、取得部342が取得した情報に基づいて表示ランプを点灯、点滅又は消灯させたりすることで、情報を報知する報知動作を行う。なお、報知部35は、音と光の両方で報知動作を行うものに限定されず、音と光とのいずれか一方で報知動作を行うものでもよい。また、報知部35が、情報伝達システム5を利用するユーザが携帯する携帯通信端末と無線通信を行う無線通信部を備え、無線通信部から携帯通信端末に取得部342が取得した情報を含む無線信号を送信してもよい。この場合、ユーザは、携帯通信端末を用いて報知部35から送信された情報を確認することで、報知部35から送信された情報を確認することができる。
なお、本実施形態の開閉器30は例えば主幹開閉器であるが、分岐回路ごとに設けられる分岐開閉器でもよい。
(2.3)動作説明
本実施形態の情報伝達システム5の動作を図2のシーケンス図等に基づいて説明する。なお、図2のシーケンス図は、本実施形態に係る情報送信方法及び情報取得方法の一例に過ぎず、処理の順序が適宜変更されてもよいし、処理が適宜追加又は省略されてもよい。
電源コンセント40(事象検知装置4)の事象検知部43は、検知対象である特定の事象(例えば異常な温度上昇)の有無を所定の検知時間間隔が経過するごとに検知する(S1)。
特定の事象が発生したことを事象検知部43が検知すると、制御部47がスイッチ部46をオン/オフすることによって、出力部44が対象電路(電圧線71)に断続的に電流I1(図1参照)を流す。負荷部45及びスイッチ部46の直列回路は、電圧線71と接地線73との間に電気的に接続されているので、スイッチ部46がオンになると、電圧線71と接地線73との間で負荷部45及びスイッチ部46を介して電流I1が流れる。図3は、スイッチ部46のオン/オフに応じて対象電路に流れる電流I1を示す。図3の例では、時点t3~t4、時点t5~t6、時点t7~t8において制御部47がスイッチ部46をオンに制御することで、スイッチ部46を介して電流I1が流れている。ここで、出力部44が対象電路に断続的に電流を流すことによって複数ビットのビットデータが生成され、このビットデータを含む情報が送信される(S2)。すなわち、事象検知装置4である電源コンセント40が送信する情報は、出力部44が対象電路(電圧線71)に断続的に電流を流すことによって生成される複数ビットのビットデータを含む。図3は、出力部44が対象電路に断続的な電流を流すことによって生成される複数ビット(例えば5ビット)のビットデータの一例である。電流I1の大きさ(絶対値)が所定の基準値を超えている状態をビットの“1”、電流I1の大きさ(絶対値)が基準値以下の状態をビットの“0”とすると、図3の例では出力部44から「10101」とのビットデータを含む情報が送信される。この情報は、例えば、事象検知部43による特定の事象の検出結果に関連する事象関連情報(事象の内容などの情報)を含み得る。この情報は、事象検知装置4である電源コンセント40の識別情報を含んでもよい。なお、出力部44から送信される情報は5ビットのビットデータを含むものに限定されず、ビットデータのビット長は適宜変更が可能である。
ここで、ビットデータの1ビットの時間幅T2は、交流電源1の交流電圧の半周期の時間幅T1よりも短い時間に設定されている。すなわち、制御部47は、交流電源1の電源周波数よりも高い周波数でスイッチ部46のオン/オフを切り替えている。つまり、電源コンセント40から開閉器30に情報を送信するために対象電路(電圧線71)に重畳される電流I1の周波数は交流電源1の電源周波数よりも高周波である。ここにおいて、漏電電流等の異常電流の発生時に負荷2への電力供給を遮断する開閉器30の遮断機能は、高周波ノイズによる誤動作を抑制するために、電源周波数よりも高い周波数の電流に対しては作動しにくくなっている。したがって、情報を送信するために出力部44が流す電流I1によって開閉器30の遮断機能が作動するのを抑制できる。
このようにして、電源コンセント40から情報が送信されると、開閉器30(上位システム3)では、零相変流器32の出力に基づいて電流検知部33が対象電路に流れる電流を検知する。そして、取得部342が、電流検知部33の検知結果に基づいて、電源コンセント40から送信された情報を取得する取得処理を行う(S3)。
また、電源コンセント40の制御部47は、情報の送信処理を行った後に、スイッチ部46をオン状態に制御し、負荷部45を介して対象電路(電圧線71及び接地線73)に特定の電流を流す処理(特定の電流の出力処理)を行う(S4)。
このとき、開閉器30の電流検知部33は、零相変流器32の出力に基づいて対象電路に流れる不平衡電流を検知すると、不平衡電流の検知結果を処理部341に出力する。処理部341は、電流検知部33が検知した不平衡電流の大きさが所定の遮断基準値を超えると、給電路70に特定の電流(漏電電流などの異常電流)が流れたと検知する(S5)。処理部341は、給電路70に特定の電流が流れたことを検知すると、接点部31に開極指令を出力して、接点部31が備える接点をオフにする遮断処理を実行する(S6)。これにより、交流電源1から負荷2への電力供給が遮断されるので、特定の事象(例えばトラッキング現象等に伴う異常な温度上昇)が発生した場合に、負荷2への電力供給を停止して、特定の事象の進行を阻止して、安全性を高めることができる。
また、開閉器30の制御部34は、接点部31の遮断処理を実行すると、電源コンセント40から取得した事象関連情報を報知させるための報知指令を報知部35に出力する。報知部35は、報知指令に基づいて、事象関連情報を報知する報知処理を行う(S7)。
以上のように、本実施形態の電源コンセント40は、異常発熱のような特定の事象を検知すると、出力部44を用いて対象電路に電流を流すことによって、特定の事象に関連する事象関連情報を含む情報を送信する。また、電源コンセント40は、事象関連情報を含む情報を送信した後、開閉器30の遮断機能を作動させるために、対象電路に特定の電流を流すように構成されている。開閉器30は、出力部44によって対象電路に流れた特定の電流を検知すると、接点部31をオン状態からオフ状態に切り替えているので、電源コンセント40において特定の事象が発生した場合に交流電源1から負荷2への電力供給を遮断することができる。また、開閉器30の取得部342が電源コンセント40から送信された情報(事象関連情報を含む)を取得すると、この情報の報知処理を報知部35が行うので、情報伝達システム5のユーザは、電源コンセント40において検知された特定の事象を把握することができる。
(3)変形例
上記実施形態は、本開示の様々な実施形態の一つに過ぎない。上記実施形態は、本開示の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。また、事象検知装置4と同様の機能は、事象検知装置4が実行する情報送信方法、コンピュータプログラム、又はプログラムを記録した非一時的な記録媒体等で具現化されてもよい。上位システム3と同様の機能は、上位システム3が実行する情報取得方法、コンピュータプログラム、又はプログラムを記録した非一時的な記録媒体等で具現化されてもよい。一態様に係る情報送信方法は、開閉器30を遠隔制御するために用いられる事象検知装置4の情報送信方法である。開閉器30は、交流電源1と負荷2との間を電気的に接続する複数の給電路70のうちの少なくとも1つに特定の電流が流れると、交流電源1から負荷2への電力供給を遮断する。この情報送信方法は、事象検知処理(S1)と、出力処理(S4)と、送信処理(S2)と、を含む。事象検知処理(S1)では特定の事象の有無を検知する。出力処理(S4)では、事象検知処理の検知結果に基づいて、複数の給電路(70)のうちの対象電路に特定の電流を流す。送信処理(S2)では対象電路に電流を流すことによって情報を送信する。一態様に係る(コンピュータ)プログラムは、コンピュータシステムに、上記の情報送信方法を実行させるためのプログラムである。
一態様に係る情報取得方法は、開閉器30を遠隔制御するために用いられる事象検知装置4が送信する情報を取得する上位システム3の情報取得方法である。開閉器30は、交流電源1と負荷2との間を電気的に接続する複数の給電路70のうちの少なくとも1つに特定の電流が流れると、交流電源1から負荷2への電力供給を遮断する。事象検知装置4は、複数の給電路70のうちの対象電路に電流を流すことによって情報を送信する。この情報取得方法は、電流検知処理(S5)と、遮断処理(S6)と、取得処理(S3)と、を含む。電流検知処理(S5)では、複数の給電路70に流れる電流を検知する。遮断処理(S6)では、特定の電流が流れる状態を電流検知処理(S5)によって検知すると交流電源1から負荷2への電力供給を遮断する。取得処理(S3)では、電流検知処理(S5)によって対象電路に流れる電流を検知した検知結果に基づいて情報を取得する。一態様に係る(コンピュータ)プログラムは、コンピュータシステムに、上記の情報取得方法を実行させるためのプログラムである。
以下、上記の実施形態の変形例を列挙する。以下に説明する変形例は、適宜組み合わせて適用可能である。
本開示における上位システム3及び事象検知装置4は、コンピュータシステムを含んでいる。コンピュータシステムは、ハードウェアとしてのプロセッサ及びメモリを主構成とする。コンピュータシステムのメモリに記録されたプログラムをプロセッサが実行することによって、本開示における上位システム3及び事象検知装置4としての機能が実現される。プログラムは、コンピュータシステムのメモリに予め記録されてもよく、電気通信回線を通じて提供されてもよく、コンピュータシステムで読み取り可能なメモリカード、光学ディスク、ハードディスクドライブ等の非一時的記録媒体に記録されて提供されてもよい。コンピュータシステムのプロセッサは、半導体集積回路(IC)又は大規模集積回路(LSI)を含む1ないし複数の電子回路で構成される。ここでいうIC又はLSI等の集積回路は、集積の度合いによって呼び方が異なっており、システムLSI、VLSI(Very Large Scale Integration)、又はULSI(Ultra Large Scale Integration)と呼ばれる集積回路を含む。さらに、LSIの製造後にプログラムされる、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、又はLSI内部の接合関係の再構成若しくはLSI内部の回路区画の再構成が可能な論理デバイスについても、プロセッサとして採用することができる。複数の電子回路は、1つのチップに集約されていてもよいし、複数のチップに分散して設けられていてもよい。複数のチップは、1つの装置に集約されていてもよいし、複数の装置に分散して設けられていてもよい。ここでいうコンピュータシステムは、1以上のプロセッサ及び1以上のメモリを有するマイクロコントローラを含む。したがって、マイクロコントローラについても、半導体集積回路又は大規模集積回路を含む1ないし複数の電子回路で構成される。
また、上位システム3における複数の機能が、1つの筐体内に集約されていることは上位システム3に必須の構成ではなく、上位システム3の構成要素は、複数の筐体に分散して設けられていてもよい。さらに、上位システム3の少なくとも一部の機能がクラウド(クラウドコンピューティング)等によって実現されてもよい。
また、事象検知装置4における複数の機能が、1つの筐体内に集約されていることは事象検知装置4に必須の構成ではなく、事象検知装置4の構成要素は、複数の筐体に分散して設けられていてもよい。さらに、事象検知装置4の少なくとも一部の機能がクラウド(クラウドコンピューティング)等によって実現されてもよい。
なお、上記の実施形態では、事象検知装置4が検知する特定の事象がトラッキング等による異常な温度上昇である場合を例に説明したが、特定の事象は異常な温度上昇に限定されない。特定の事象は、漏電異常、短絡異常、及び過負荷異常などの事象を含んでもよいしシリーズアークの発生、及び地震等による異常な振動の発生等の事象を含んでもよい。
なお、上記の実施形態では、上位システム3に事象検知装置4が1つしか接続されていないが、上位システム3に対して複数の事象検知装置4が接続されていてもよい。複数の事象検知装置4には個別の識別情報がそれぞれ付与される。複数の事象検知装置4の各々は自身の識別情報を含む情報を送信する。上位システム3では、事象検知装置4から受信した情報に含まれる識別情報に基づいて、送信元の事象検知装置4を特定することができる。
(3.1)変形例1
上記実施形態の変形例1に係る情報伝達システム5を図4に基づいて説明する。変形例1では、電源コンセント40(事象検知装置4)が電圧検知部48を更に備えている。そして、電圧検知部48が交流電源1から供給される交流電圧の位相を検知し、制御部47が交流電圧の位相に同期してスイッチ部46を制御する。また、変形例1では、開閉器30(上位システム3)が、交流電源1から供給される交流電圧の位相を検知する電圧検知部36を更に備えている。そして、取得部342は、交流電源1から供給される交流電圧の位相(電圧検知部36によって検知される位相)と、電流検知部33が検知した電流の位相とを用いて、電流から情報を取得する。なお、変形例1において上記の実施形態と共通する構成要素には同一の符号を付して、その説明は省略する。
電源コンセント40の制御部47は、交流電圧の位相に同期したタイミングでスイッチ部46のオン/オフを制御しており、例えば交流電圧の半周期を4等分したタイミングで、各ビットのデータに応じてスイッチ部46をオン又はオフに制御する(図3参照)。
一方、開閉器30の取得部342は、電圧検知部36による交流電圧の位相の検知結果に基づき、交流電圧の位相と、電流検知部33が検知した電流の位相とを用いて、電流から情報を取得する。この情報に含まれるビットデータの1ビット分の時間幅T2は、交流電圧の半周期を等分(例えば4等分)した時間幅に設定されている。そして、ビットデータの各ビットは、交流電圧のゼロクロス点から時間幅T2の整数倍の時間が経過したタイミング(図3の時点t1~t9)で送信されるので、取得部34は、ビットデータの各ビットの値を適切なタイミングで取得することができる。よって、取得部342による取得処理において、電源コンセント40から送信されるビットデータの受信漏れや受信誤りなどが発生する可能性を低減することができる。
(3.2)変形例2
上記実施形態の変形例2に係る情報伝達システム5を図5に基づいて説明する。変形例2では、電源コンセント40(事象検知装置4)が備える負荷部が、例えばコンデンサのような容量性負荷45Aである点で上記の実施形態及び変形例1と相違する。また、開閉器30(上位システム3)は、交流電源1から供給される交流電圧の位相を検知する電圧検知部36を備えている。そして、取得部342は、交流電源1から供給される交流電圧の位相と電流検知部33が検知する電流の位相とを用いて、(対象電路に重畳された)電流から情報を取得する。なお、変形例2において上記の実施形態と共通する構成要素には同一の符号を付して、その説明は省略する。
変形例2では、電源コンセント40の出力部44は、スイッチ部46と容量性負荷45Aとの直列回路で構成されている。したがって、制御部47がスイッチ部46をオンにすると、交流電源1から供給される交流電圧に対して、位相が90度進んだ電流I1が対象電路に流れることになる。
開閉器30の取得部342は、電圧検知部36が検知した交流電圧の位相と、電流検知部33の検知結果とに基づいて、交流電圧に対して位相が90度進んだ電流成分を検知し、この電流から情報を取得する。このように、取得部342は、交流電圧に対して位相が90度進んだ電流成分を抽出し、この電流成分から情報を取得しているので、電流検知部33の検知結果に含まれるノイズ成分を情報と誤検知する可能性を低減できる。
なお、図5に示す電源コンセント40の出力部44は、スイッチ部46と容量性負荷45Aとの直列回路で構成されているが、図6に示すように、出力部44は、スイッチ部46とインダクタのような誘導性負荷45Bとの直列回路で構成されていてもよい。
出力部44が誘導性負荷45Bを備えている場合、制御部47がスイッチ部46をオンにすると、交流電源1から供給される交流電圧に対して、位相が90度遅れた電流I1が対象電路に流れることになる。
開閉器30の取得部342は、電圧検知部36が検知した交流電圧の位相と、電流検知部33の検知結果とに基づいて、交流電圧に対して位相が90度遅れた電流成分を検知し、この電流成分から情報を取得する。このように、取得部342は、交流電圧に対して位相が90度遅れた電流成分を抽出し、この電流成分から情報を取得しているので、電流検知部33の検知結果に含まれるノイズ成分を情報と誤検知する可能性を低減できる。
以上のように、変形例2の電源コンセント40(事象検知装置4)では、出力部44が備える負荷部が容量性負荷45A又は誘導性負荷45Bを含んでいる。容量性負荷45Aは、交流電源1から供給される交流電圧の位相に対して出力部44が流す電流の位相が進み位相になる負荷である。誘導性負荷45Bは、交流電圧の位相に対して出力部44が流す電流の位相が遅れ位相になる負荷である。このように、出力部44が容量性負荷45A又は誘導性負荷45Bを備えることによって、出力部44は、交流電源1からの交流電圧に対して位相が進んだ電流又は位相が遅れた電流を対象電路に流すことができる。したがって、開閉器30の取得部342は、交流電源1からの交流電圧の位相に基づいて、交流電圧に対して位相が進んだ電流又は位相が遅れた電流を抽出することで、抽出した電流から情報を取得することができる。
(3.3)変形例3
上記実施形態の変形例3に係る情報伝達システム5を図7に基づいて説明する。変形例3は、上位システム3Aが、分電盤50に収容されている開閉器30とは別の器体600に内蔵されている点で上記の実施形態及び変形例1、2と相違する。つまり、上位システム3Aは、開閉器30を収容する分電盤50(盤)に内蔵されている。なお、上記の実施形態と共通する構成要素には同一の符号を付してその説明は省略する。
上位システム3Aは、零相変流器61と、電流検知部62と、制御部63と、報知部64とを備えている。また、制御部63は処理部631及び取得部632の機能を有している。零相変流器61、電流検知部62、制御部63、及び報知部64は、開閉器30の器体300とは別の器体600に内蔵されている。ここで、零相変流器61、電流検知部62、制御部63(処理部631及び取得部632)、及び報知部64は、上記の実施形態で説明した零相変流器32、電流検知部33、制御部34(処理部341及び取得部342)、及び報知部35と同様の機能を有しているので、その説明は省略する。
また、開閉器30は、接点部31と、制御部37とを備えている。ここで、制御部37は、上位システム3Aの処理部63から入力される開極指令に応じて接点部31が有する接点を開極するように構成されている。
以上のように、上位システム3Aは、開閉器30を収容する分電盤50に内蔵されていてもよく、事象検知装置4である電源コンセント40から送信される情報に基づき、開閉器30を用いて交流電源1から負荷2への電力供給を遮断することができる。
(まとめ)
以上説明したように、第1の態様の事象検知装置(4)は、開閉器(30)を遠隔制御するために用いられる。開閉器(30)は、交流電源(1)と負荷(2)との間を電気的に接続する複数の給電路(70)のうちの少なくとも1つに特定の電流が流れると、交流電源(1)から負荷(2)への電力供給を遮断する。事象検知装置(4)は、事象検知部(43)と、出力部(44)と、制御部(47)と、を備える。事象検知部(43)は、特定の事象の有無を検知する。出力部(44)は、事象検知部(43)が特定の事象の発生を検知した場合に複数の給電路(70)のうちの対象電路に特定の電流を流すための出力部(44)である。制御部(47)は、事象検知部(43)の検知結果に基づいて出力部(44)を制御する。制御部(47)は、出力部(44)を制御して対象電路に電流を流すことによって情報を送信する。
この態様によれば、事象検知装置(4)の大型化を招くことなく情報を送信することができる。
第2の態様の事象検知装置(4)では、第1の態様において、情報は、出力部(44)が対象電路に断続的に電流を流すことによって生成される複数ビットのビットデータを含む。
この態様によれば、事象検知装置(4)の大型化を招くことなく情報を送信することができる。
第3の態様の事象検知装置(4)では、第2の態様において、ビットデータの1ビットの時間幅が、交流電源(1)の交流電圧の半周期の時間幅よりも短い。
この態様によれば、事象検知装置(4)の大型化を招くことなく情報を送信することができる。
第4の態様の事象検知装置(4)では、第2又は3の態様において、複数の給電路(70)は1以上の電圧線(71,72)と接地線(73)とを含む。出力部(44)は、1以上の電圧線(71,72)のうちの1の対象電路と接地線(73)との間に直列に接続される負荷部(45)とスイッチ部(46)とを含む。制御部(47)がスイッチ部(46)をオン/オフすることによって出力部(44)が対象電路に断続的に電流を流す。
この態様によれば、事象検知装置(4)の大型化を招くことなく情報を送信することができる。
第5の態様の事象検知装置(4)では、第4の態様において、負荷部(45)は、容量性負荷(45A)、又は、誘導性負荷(45B)を含む。容量性負荷(45A)は、交流電源(1)から供給される交流電圧の位相に対して出力部(44)が流す電流の位相が進み位相になる負荷である。誘導性負荷(45B)は、交流電圧の位相に対して出力部(44)が流す電流の位相が遅れ位相になる負荷である。
この態様によれば、事象検知装置(4)の大型化を招くことなく情報を送信することができる。
第6の態様の事象検知装置(4)は、第4又は5の態様において、交流電源(1)から供給される交流電圧の位相を検知する電圧検知部(48)を更に備える。制御部(47)は、交流電圧の位相に同期してスイッチ部(46)を制御する。
この態様によれば、事象検知装置(4)の大型化を招くことなく情報を送信することができる。
第7の態様の事象検知装置(4)では、第1~6のいずれかの態様において、複数の給電路(70)は1以上の電圧線(71,72)と接地線(73)とを含む。開閉器(30)は、特定の電流として負荷(2)を含む回路での漏電によって発生する漏電電流が流れると、交流電源(1)から負荷(2)への電力供給を遮断する。出力部(44)は、1以上の電圧線(71,72)のいずれかである対象電路と接地線(73)との間に電流を流すことによって、対象電路に特定の電流を流す。
この態様によれば、事象検知装置(4)の大型化を招くことなく情報を送信することができる。
第8の態様の事象検知装置(4)は、第1~7のいずれかの態様において、本体(400)を更に備える。本体(400)には、開閉器(30)からの電線が接続される第1接続部(41)と、負荷(2)のプラグ(20)が差し込み接続される第2接続部(42)と、を具備する。本体(400)に、事象検知部(43)と、出力部(44)と、制御部(47)と、が内蔵されている。
この態様によれば、事象検知装置(4)の大型化を招くことなく情報を送信することができる。
第9の態様の事象検知装置(4)では、第1~8のいずれかの態様において、情報は、事象検知部(43)による特定の事象の検出結果に関連する事象関連情報を含む。
この態様によれば、事象検知装置(4)の大型化を招くことなく情報を送信することができる。
第10の態様の上位システム(3)は、第1~9のいずれかの態様の事象検知装置(4)とともに用いられる上位システム(3)である。上位システム(3)は、電流検知部(33)と、処理部(341)と、取得部(342)と、報知部(35)と、を備える。電流検知部(33)は、複数の給電路(70)に流れる電流を検知する。処理部(341)は、特定の電流が流れる状態を電流検知部(33)が検知すると交流電源(1)から負荷(2)への電力供給を遮断する遮断処理を行う。取得部(342)は、電流検知部(33)が対象電路に流れる電流を検知した検知結果に基づいて情報を取得する。報知部(35)は、取得部(342)が取得した情報を報知する。
この態様によれば、事象検知装置(4)の大型化を招くことなく情報を送信することができる。
第11の態様の上位システム(3)は、第5の態様の事象検知装置(4)とともに用いられる上位システム(3)である。上位システム(3)は、電流検知部(33)と、処理部(341)と、取得部(342)と、報知部(35)と、を備える。電流検知部(33)は、複数の給電路(70)に流れる電流を検知する。処理部(341)は、特定の電流が流れる状態を電流検知部(33)が検知すると交流電源(1)から負荷(2)への電力供給を遮断する遮断処理を行う。取得部(342)は、電流検知部(33)が対象電路に流れる電流を検知した検知結果に基づいて情報を取得する。報知部(35)は、取得部(342)が取得した情報を報知する。取得部(342)は、交流電源(1)から供給される交流電圧の位相と、電流検知部(33)が検知した電流の位相とを用いて、電流から情報を取得する。
この態様によれば、事象検知装置(4)の大型化を招くことなく情報を送信することができる。
第12の態様の上位システム(3)では、第10又は11の態様において、上位システム(3)は、開閉器(30)、及び、開閉器(30)を収容する盤(50)のいずれかに内蔵されている。
この態様によれば、事象検知装置(4)の大型化を招くことなく情報を送信することができる。
第13の態様の情報伝達システム(5)は、第1~9のいずれかの態様の1以上の事象検知装置(4)と、第10~12のいずれかの態様の上位システム(3)と、を含む。上位システム(3)は、事象検知装置(4)が対象電路に電流を流すことによって送信した情報を取得する。
この態様によれば、事象検知装置(4)の大型化を招くことなく情報を送信することができる。
第14の態様の情報送信方法は、開閉器(30)を遠隔制御するために用いられる事象検知装置(4)の情報送信方法である。開閉器(30)は、交流電源(1)と負荷(2)との間を電気的に接続する複数の給電路(70)のうちの少なくとも1つに特定の電流が流れると、交流電源(1)から負荷(2)への電力供給を遮断する。情報送信方法は、事象検知処理と、出力処理と、送信処理と、を含む。事象検知処理では特定の事象の有無を検知する。出力処理では、事象検知処理の検知結果に基づいて、複数の給電路(70)のうちの対象電路に特定の電流を流す。送信処理では、対象電路に電流を流すことによって情報を送信する。
この態様によれば、事象検知装置(4)の大型化を招くことなく情報を送信することができる。
第15の態様の情報取得方法は、開閉器(30)を遠隔制御するために用いられる事象検知装置(4)が送信する情報を取得する上位システム(3)の情報取得方法である。開閉器(30)は、交流電源(1)と負荷(2)との間を電気的に接続する複数の給電路(70)のうちの少なくとも1つに特定の電流が流れると、交流電源(1)から負荷(2)への電力供給を遮断する。事象検知装置(4)は、複数の給電路(70)のうちの対象電路に電流を流すことによって情報を送信する。情報取得方法は、電流検知処理と、遮断処理と、取得処理と、を含む。電流検知処理では、複数の給電路(70)に流れる電流を検知する。遮断処理では、特定の電流が流れる状態を電流検知処理によって検知すると交流電源(1)から負荷(2)への電力供給を遮断する。取得処理では、電流検知処理によって対象電路に流れる電流を検知した検知結果に基づいて情報を取得する。
この態様によれば、事象検知装置(4)の大型化を招くことなく情報を送信することができる。
第16の態様のプログラムは、第14の態様の情報送信方法、又は第15の態様の情報取得方法を1以上のプロセッサに実行させるためのプログラムである。
この態様によれば、事象検知装置(4)の大型化を招くことなく情報を送信することができる。
上記態様に限らず、上記の実施形態に係る事象検知装置(4)の種々の構成(変形例を含む)は、事象検知装置(4)の情報送信方法、(コンピュータ)プログラム、又はプログラムを記録した非一時的記録媒体等で具現化可能である。上記の実施形態に係る上位システム(3)の種々の構成(変形例を含む)は、上位システム(3)の情報送取得方法、(コンピュータ)プログラム、又はプログラムを記録した非一時的記録媒体等で具現化可能である。
第2~第9の態様に係る構成については、事象検知装置(4)に必須の構成ではなく、適宜省略可能である。第12の態様に係る構成については、上位システム(3)に必須の構成ではなく、適宜省略可能である。
1 交流電源
2 負荷
3 上位システム
4 事象検知装置
5 情報伝達システム
20 プラグ
30 開閉器
33 電流検知部
35 報知部
41 第1接続部
42 第2接続部
43 事象検知部
44 出力部
45 負荷部
45A 容量性負荷
46 スイッチ部
48 電圧検知部
50 分電盤(盤)
70 給電路
71,72 電圧線
73 接地線
341 処理部
342 取得部
400 本体

Claims (15)

  1. 交流電源と負荷との間を電気的に接続する複数の給電路のうちの少なくとも1つに特定の電流が流れると、前記交流電源から前記負荷への電力供給を遮断する開閉器を遠隔制御するために用いられ、
    特定の事象の有無を検知する事象検知部と、
    前記事象検知部が前記特定の事象の発生を検知した場合に前記複数の給電路のうちの対象電路に前記特定の電流を流すための出力部と、
    前記事象検知部の検知結果に基づいて前記出力部を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記出力部を制御して前記対象電路に電流を流すことによって情報を送信し、
    前記情報は、前記出力部が前記対象電路に断続的に電流を流すことによって生成される複数ビットのビットデータを含む、
    事象検知装置。
  2. 前記ビットデータの1ビットの時間幅が、前記交流電源の交流電圧の半周期の時間幅よりも短い、
    請求項1に記載の事象検知装置。
  3. 前記複数の給電路は1以上の電圧線と接地線とを含み、
    前記出力部は、前記1以上の電圧線のうちの1の前記対象電路と前記接地線との間に直列に接続される負荷部とスイッチ部とを含み、
    前記制御部が前記スイッチ部をオン/オフすることによって前記出力部が前記対象電路に断続的に電流を流す、
    請求項1又は2に記載の事象検知装置。
  4. 前記負荷部は、前記交流電源から供給される交流電圧の位相に対して前記出力部が流す前記電流の位相が進み位相になる容量性負荷、又は、前記交流電圧の位相に対して前記出力部が流す前記電流の位相が遅れ位相になる誘導性負荷を含む、
    請求項3に記載の事象検知装置。
  5. 前記交流電源から供給される交流電圧の位相を検知する電圧検知部を更に備え、
    前記制御部は、前記交流電圧の位相に同期して前記スイッチ部を制御する、
    請求項3又は4に記載の事象検知装置。
  6. 前記複数の給電路は1以上の電圧線と接地線とを含み、
    前記開閉器は、前記特定の電流として前記負荷を含む回路での漏電によって発生する漏電電流が流れると、前記交流電源から前記負荷への電力供給を遮断し、
    前記出力部は、前記1以上の電圧線のいずれかである前記対象電路と前記接地線との間に電流を流すことによって、前記対象電路に前記特定の電流を流す、
    請求項1~5のいずれか1項に記載の事象検知装置。
  7. 前記開閉器からの電線が接続される第1接続部と、前記負荷のプラグが差し込み接続される第2接続部と、を具備する本体を更に備え、
    前記本体に、前記事象検知部と、前記出力部と、前記制御部と、が内蔵されている、
    請求項1~6のいずれか1項に記載の事象検知装置。
  8. 前記情報は、前記事象検知部による前記特定の事象の検出結果に関連する事象関連情報を含む、
    請求項1~7のいずれか1項に記載の事象検知装置。
  9. 請求項1~8のいずれか1項に記載の事象検知装置とともに用いられる上位システムであって、
    前記複数の給電路に流れる電流を検知する電流検知部と、
    前記特定の電流が流れる状態を前記電流検知部が検知すると前記交流電源から前記負荷への電力供給を遮断する遮断処理を行う処理部と、
    前記電流検知部が前記対象電路に流れる電流を検知した検知結果に基づいて前記情報を取得する取得部と、
    前記取得部が取得した前記情報を報知する報知部と、を備える、
    上位システム。
  10. 請求項4に記載の事象検知装置とともに用いられる上位システムであって、
    前記複数の給電路に流れる電流を検知する電流検知部と、
    前記特定の電流が流れる状態を前記電流検知部が検知すると前記交流電源から前記負荷への電力供給を遮断する遮断処理を行う処理部と、
    前記電流検知部が前記対象電路に流れる電流を検知した検知結果に基づいて前記情報を取得する取得部と、
    前記取得部が取得した前記情報を報知する報知部と、を備え、
    前記取得部は、前記交流電源から供給される交流電圧の位相と、前記電流検知部が検知した前記電流の位相とを用いて、前記電流から前記情報を取得する、
    上位システム。
  11. 前記上位システムは、前記開閉器、及び、前記開閉器を収容する盤のいずれかに内蔵されている、
    請求項9又は10に記載の上位システム。
  12. 請求項1~8のいずれか1項に記載の1以上の事象検知装置と、
    請求項9~11のいずれか1項に記載の上位システムと、を含み、
    前記上位システムは、前記事象検知装置が前記対象電路に電流を流すことによって送信した前記情報を取得する、
    情報伝達システム。
  13. 開閉器を遠隔制御するために用いられる事象検知装置の情報送信方法であって、
    前記開閉器は、交流電源と負荷との間を電気的に接続する複数の給電路のうちの少なくとも1つに特定の電流が流れると、前記交流電源から前記負荷への電力供給を遮断し、
    前記情報送信方法は、
    特定の事象の有無を検知する事象検知処理と、
    前記事象検知処理の検知結果に基づいて、前記複数の給電路のうちの対象電路に前記特定の電流を流す出力処理と、
    前記対象電路に電流を流すことによって情報を送信する送信処理と、を含み、
    前記情報は、前記対象電路に断続的に電流を流すことによって生成される複数ビットのビットデータを含む、
    情報送信方法。
  14. 開閉器を遠隔制御するために用いられる事象検知装置が送信する情報を取得する上位システムの情報取得方法であって、
    前記開閉器は、交流電源と負荷との間を電気的に接続する複数の給電路のうちの少なくとも1つに特定の電流が流れると、前記交流電源から前記負荷への電力供給を遮断し、
    前記事象検知装置は、前記複数の給電路のうちの対象電路に電流を流すことによって前記情報を送信し、
    前記情報取得方法は、
    前記複数の給電路に流れる電流を検知する電流検知処理と、
    前記特定の電流が流れる状態を前記電流検知処理によって検知すると前記交流電源から前記負荷への電力供給を遮断する遮断処理と、
    前記電流検知処理によって前記対象電路に流れる電流を検知した検知結果に基づいて前記情報を取得する取得処理と、を含む、
    情報取得方法。
  15. 請求項13に記載の情報送信方法、又は請求項14に記載の情報取得方法を1以上のプロセッサに実行させるためのプログラム。
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