JP2011040864A - 監視システム - Google Patents
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Abstract
【課題】故障範囲を特定するためだけに専用回線を設けることなく、システムの規模やコストの増大を解消する監視システムを得る。
【解決手段】制御装置1から故障診断コマンドに初期値(0)を有する故障診断コードを付加して中継器に送信し、各中継器では、故障診断コマンドの受信に応じて、付加された故障診断コードに当該中継器を識別可能な所定の演算(+1)を施した故障応答コードを制御装置1に送信すると共に、故障診断コマンドに故障応答コードと同値の故障診断コードを付加して監視カメラ6側の次段の中継器に送信し、制御装置1では、中継器から受信される故障応答コードに応じて故障範囲を特定する。制御装置1では、制御装置1と監視カメラ6とを接続するケーブルを介した故障診断コマンド、故障診断コードおよび故障応答コードの送受信により故障範囲を特定することができる。
【選択図】図1
【解決手段】制御装置1から故障診断コマンドに初期値(0)を有する故障診断コードを付加して中継器に送信し、各中継器では、故障診断コマンドの受信に応じて、付加された故障診断コードに当該中継器を識別可能な所定の演算(+1)を施した故障応答コードを制御装置1に送信すると共に、故障診断コマンドに故障応答コードと同値の故障診断コードを付加して監視カメラ6側の次段の中継器に送信し、制御装置1では、中継器から受信される故障応答コードに応じて故障範囲を特定する。制御装置1では、制御装置1と監視カメラ6とを接続するケーブルを介した故障診断コマンド、故障診断コードおよび故障応答コードの送受信により故障範囲を特定することができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、制御装置と監視カメラとが複数の中継器およびイーサネット(登録商標:以下省略)ケーブルを介して接続された監視システムにおいて、中継器またはイーサネットケーブルに故障が発生した場合に、故障範囲を特定する故障診断技術を持つ監視システムに関する。
近年、セキュリティー需要の高まりから、監視場所が屋内のみに留まらず、屋外の駐車場等の離れた場所や、さらに、インターネットやLAN等を使用した遠隔地や広域での監視が行われている。このため、監視カメラと監視装置とを直接接続するのではなく、監視カメラと監視装置との間に中継器を接続して、監視カメラおよび監視装置間を延長している。
このような中継器を使用して監視カメラおよび監視装置間を延長するシステムには、光海底中継ケーブルシステムがある。この光海底中継ケーブルシステムは、各拠点に設けた陸揚局を光ファイバ等の海底ケーブルで繋いでデータの通信を行うものである。このような中継器を用いたデータ通信装置では、中継器が故障した場合に、故障した中継器を特定することが必要になる。
この解決方法として下記特許公報がある。本公報では、監視装置が複数の中継器で接続され、且つそれぞれの監視装置が中継器とは独立したネットワーク回線で接続されている。監視装置Aから複数の中継器を介して監視装置Bに伝送を行っている場合に、ある中継器が故障した時に、受信側である監視装置Bが伝送エラーを検知し、中継器とは独立したネットワーク回線を介して監視装置Aから故障警報情報を受信し、その故障警報情報から監視装置Aの故障か、あるいは中継器の故障かを識別して故障の原因を特定するものである。
従来の監視システムは以上のように構成されているので、中継器の故障を特定するために、中継器間を接続するケーブル以外の専用のネットワーク回線が必要となり、監視システム規模やコストが増大する課題があった。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、故障範囲を特定するためだけに専用回線を設けることなく、システムの規模やコストの増大を解消する監視システムを得ることを目的とする。
この発明は、制御装置と監視カメラとが複数の中継器および伝送線路を介して接続され、該監視カメラにより撮像された画像情報をそれら複数の中継器および伝送線路を介して該制御装置に伝送する監視システムにおいて、上記制御装置は、上記伝送線路を介して上記中継器に故障診断情報を送信し、上記各中継器は、上記伝送線路を介した故障診断情報の受信に応じて該伝送線路を介して上記制御装置に当該中継器を識別可能な故障応答情報を送信し、上記制御装置は、上記伝送線路を介した故障応答情報の受信に応じて故障範囲を特定するものである。
以上のように、この発明によれば、制御装置では、制御装置と監視カメラとを接続する伝送線路を介した故障診断情報および故障応答情報の送受信により故障範囲を特定することができ、故障範囲を特定するためだけに専用回線を設けることなく、監視システムの規模やコストの増大を解消することができる効果がある。
以下、この発明の実施の一形態を説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1による監視システムの構成を示すブロック図であり、図において、制御装置1は、イーサネットケーブル(以下、単にケーブルと言う:伝送線路)5a,5b,・・・を介して中継器4a,4b,・・・および監視カメラ6に、電源を供給するものである。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1による監視システムの構成を示すブロック図であり、図において、制御装置1は、イーサネットケーブル(以下、単にケーブルと言う:伝送線路)5a,5b,・・・を介して中継器4a,4b,・・・および監視カメラ6に、電源を供給するものである。
また、制御装置1は、中継器4a,4b,・・・およびケーブル5a,5b,・・・を介して監視カメラ6に、監視カメラ6の動作を制御する動作パラメータを送信すると共に、監視カメラ6の現状を表すデータを要求する状態要求データを送信するものである。さらに、制御装置1は、状態要求データに応じて監視カメラ6により検出され、中継器4n,4n−1,・・・およびケーブル5n+1,5n,・・・を介して伝送される状態応答データを受信し、ディスプレイ(表示部)2に表示するものである。
さらに、制御装置1は、監視カメラ6により撮像され、中継器4n,4n−1,・・・およびケーブル5n+1,5n,・・・を介して伝送される画像データを受信し、ディスプレイ2に表示するものである。さらに、制御装置1は、状態応答データあるいは画像データが受信されない場合に、故障診断コマンドに初期値を有する故障診断コードを付加してケーブル5a側に送信し、ケーブル5a側より受信される故障応答コードに応じて故障範囲を特定し、特定した故障範囲をディスプレイ2に表示するものである。
中継器4a,4b,・・・は、制御装置1よりケーブル5a,5b,・・・を介して供給される電源を受電して装置内電源として用いると共に、ケーブル5b,・・・を介して中継器4b,・・・監視カメラ6に、電源を供給するものである。また、中継器4a,4b,・・・は、制御装置1よりケーブル5a,5b,・・・を介して受信される動作パラメータおよび状態要求データをケーブル5b,・・・を介して中継器4b,・・・監視カメラ6に送信すると共に、監視カメラ6よりケーブル5n+1,5n,・・・を介して伝送される状態応答データおよび画像データをケーブル5n,・・・を介して中継器4n−1,・・・制御装置1に送信するものである。
さらに、中継器4a,4b,・・・は、制御装置1あるいは中継器4a,4b,・・・よりケーブル5a,5b,・・・を介して受信される故障診断コマンドの受信に応じて、付加された故障診断コードに当該中継器を識別可能な所定の演算を施した故障応答コードをケーブル5n,・・・を介して制御装置1に送信すると共に、故障診断コマンドに該故障応答コードと同値の故障診断コードを付加して監視カメラ6側の次段の中継器4b,・・・に送信するものである。
監視カメラ6は、中継器4nよりケーブル5n+1を介して供給される電源を受電して装置内電源として用いるものである。また、監視カメラ6は、中継器4nよりケーブル5n+1を介して受信される動作パラメータに応じて監視カメラ6の動作を制御するすると共に、状態要求データに応じて監視カメラ6の現状を表すデータを検出し、状態応答データとしてケーブル5n+1側に送信するものである。さらに、監視カメラ6は、監視対象を撮像した画像データをケーブル5n+1側に送信するものである。
なお、マウス3は、制御装置1を操作するものである。
なお、マウス3は、制御装置1を操作するものである。
図2はこの発明の実施の形態1による制御装置の詳細な構成を示すブロック図であり、図において、電源処理部として、PoE(Power over Ethernet)給電処理部12は、装置内電源11により発生された電源を後述するコネクタ13に給電すると共に、コネクタ13を通じて送受されるネットワークデータ101からイーサネットデータを絶縁するものである。また、コネクタ13は、例えば、RJ−45等により構成され、図1におけるケーブル5aに接続され、PoE給電処理部12による電源とイーサネットデータとを合成してネットワークデータ101としてケーブル5aに送信すると共に、ケーブル5aよりネットワークデータ101を受信するものである。
また、データ処理部として、トランス14は、イーサネットデータをコネクタ13に供給すると共に、コネクタ13を通じて受信されるネットワークデータ101からイーサネットデータを分離抽出するものである。また、イーサネット部15は、イーサネットデータとCPUバス16上で扱われる各種データとを相互に変換するものである。
さらに、CPU17は、メモリ18に記憶されたプログラムに基づいて動作し、イーサネット部15に動作パラメータや状態要求データを出力したり、イーサネット部15から入力される画像データや状態応答データをHDD19に保存し、その保存した画像データや状態応答データをディスプレイI/F20およびコネクタ21を通じてモニタデータ102によりディスプレイ2に表示するものである。
さらに、CPU17は、状態応答データあるいは画像データが受信されない場合に、故障診断コマンドに初期値を有する故障診断コードを付加してイーサネット部15に出力すると共に、イーサネット部15から入力される故障応答コードに応じて故障範囲を特定し、特定した故障範囲をディスプレイ2に表示するものである。
なお、コネクタ22およびマウスI/F23は、マウス3からのマウス信号103を入力し、CPU17により処理されることにより制御装置1が操作されるものである。
なお、コネクタ22およびマウスI/F23は、マウス3からのマウス信号103を入力し、CPU17により処理されることにより制御装置1が操作されるものである。
図3はこの発明の実施の形態1による中継器の詳細な構成を示すブロック図であり、図において、電源処理部として、コネクタ41は、図1における制御装置1側のケーブル5a,5b,・・・に接続され、イーサネットデータをネットワークデータ401としてケーブル5a,5b,・・・に送信すると共に、電源とイーサネットデータとが合成されたネットワークデータ401を受信するものである。また、コネクタ42は、図1における監視カメラ6側のケーブル5b,・・・に接続され、電源とイーサネットデータとを合成してネットワークデータ402としてケーブル5b,・・・に送信すると共に、ケーブル5b,・・・よりイーサネットデータからなるネットワークデータ402を受信するものである。
さらに、PoE受電給電処理部43は、電源をコネクタ42に給電すると共に、電源をコネクタ41から受電し、コネクタ41,42を通じて送受されるネットワークデータ401,402からイーサネットデータを絶縁するものである。さらに、DC/DC部44は、PoE受電給電処理部43からのPoE受電電源403を変圧すると共に、変圧したPoE給電電源404をPoE受電給電処理部43に供給するものである。装置内電源45は、変圧された電源を該中継器4内の装置内電源として供給するものである。
また、データ処理部として、トランス46は、イーサネットデータをコネクタ41に供給すると共に、コネクタ41を通じて受信されるネットワークデータ401からイーサネットデータを分離抽出するものである。また、トランス47は、イーサネットデータをコネクタ42に供給すると共に、コネクタ42を通じて受信されるネットワークデータ402からイーサネットデータを分離抽出するものである。さらに、イーサネット部48,49は、イーサネットデータと後述する装置内部処理部50で扱われる各種データとを相互に変換するものである。
さらに、装置内部処理部50は、該装置内部処理部50に記憶されたプログラム等に基づいて動作し、イーサネット部48から入力される動作パラメータや状態要求データをイーサネット部49に出力したり、イーサネット部49から入力される画像データや状態応答データをイーサネット部48に出力するものである。
さらに、装置内部処理部50は、イーサネット部48から故障診断コマンドが入力された場合に、付加された故障診断コードに当該中継器を識別可能な所定の演算を施した故障応答コードをイーサネット部48に出力すると共に、故障診断コマンドに該故障応答コードと同値の故障診断コードを付加してイーサネット部49に出力するものである。
図4はこの発明の実施の形態1による監視カメラの詳細な構成を示すブロック図であり、図において、電源処理部として、コネクタ61は、図1におけるケーブル5n+1に接続され、イーサネットデータをネットワークデータ601としてケーブル5n+1に送信すると共に、電源とイーサネットデータとが合成されたネットワークデータ601を受信するものである。また、PoE受電処理部62は、電源をコネクタ61から受電し、コネクタ61を通じて送受されるネットワークデータ601からイーサネットデータを絶縁するものである。さらに、DC/DC部63は、PoE受電処理部62からのPoE受電電源602を変圧するものである。装置内電源64は、変圧された電源を該監視カメラ6内の装置内電源として供給するものである。
また、データ処理部として、トランス65は、イーサネットデータをコネクタ61に供給すると共に、コネクタ61を通じて受信されるネットワークデータ601からイーサネットデータを分離抽出するものである。さらに、イーサネット部66は、イーサネットデータと後述する装置内部処理部67で扱われる各種データとを相互に変換するものである。
さらに、装置内部処理部67は、メモリ68に記憶されたプログラムに基づいて動作し、撮像素子69により撮像された画像データをデジタル信号に変換し、イーサネット部66に出力するものである。
さらに、CPU70は、メモリ68に記憶されたプログラムに基づいて動作し、イーサネット部66から入力される動作パラメータに応じて、監視カメラ6内の各種動作設定を行うと共に、イーサネット部66から入力される状態要求データに応じて、監視カメラ6の現状を表すデータを検出し、状態応答データとしてイーサネット部66に出力するものである。
なお、発光素子71は、監視カメラ6の外部からも視認可能に点滅を行うものであるが、その制御法については、後述する実施の形態3で説明する。
なお、発光素子71は、監視カメラ6の外部からも視認可能に点滅を行うものであるが、その制御法については、後述する実施の形態3で説明する。
次に動作について説明する。
図1において、監視カメラ6は、制御装置1からの電源の供給を受けて動作するカメラである。この電源は、Power over Ethernetと呼ばれる方式によりイーサネットデータ上に重畳されて給電される。ここで、制御装置1から監視カメラ1までの距離が遠い場合には信号の減衰を抑えるため、図1のように、中継器が使用され、制御装置1から監視カメラ6までの距離に応じて中継器4a,中継器4b,・・・中継器4nと複数台の中継器が使用される。
図1において、監視カメラ6は、制御装置1からの電源の供給を受けて動作するカメラである。この電源は、Power over Ethernetと呼ばれる方式によりイーサネットデータ上に重畳されて給電される。ここで、制御装置1から監視カメラ1までの距離が遠い場合には信号の減衰を抑えるため、図1のように、中継器が使用され、制御装置1から監視カメラ6までの距離に応じて中継器4a,中継器4b,・・・中継器4nと複数台の中継器が使用される。
制御装置1は、図2に示すように構成され、装置内電源11、PoE給電処理部12およびコネクタ13を通じて、イーサネットデータ上に電源を重畳してネットワークデータ101としてケーブル5aに送信する。また、トランス14およびイーサネット部15を通じて、コネクタ13を通じて送受信されるネットワークデータ101からイーサネットデータを分離し、データ変換が行われる。CPU17では、イーサネット部15に各種データを出力したり、イーサネット部15から入力される各種データをディスプレイI/F20およびコネクタ21を通じてディスプレイ2に表示する。
中継器4a,4b,・・・は、同一品であり、図3に示すように構成され、コネクタ41、PoE受電給電処理部43、DC/DC部44および装置内電源45を通じて、イーサネットデータ上に電源が重畳されたネットワークデータ401から電源を分離して中継器4内の装置内電源として供給する。また、DC/DC部44、PoE受電給電処理部43およびコネクタ42を通じて、イーサネットデータ上に電源を重畳してネットワークデータ402としてケーブルに送信する。また、トランス46およびイーサネット部48では、コネクタ41を通じて送受信されるネットワークデータ401からイーサネットデータを分離し、データ変換が行われる。また、トランス47およびイーサネット部49では、コネクタ42を通じて送受信されるネットワークデータ402からイーサネットデータを分離し、データ変換が行われる。装置内部処理部50では、イーサネット部48,49からのイーサネットデータを相互に入出力する。
監視カメラ6は、図4に示すように構成され、コネクタ61、PoE受電処理部62、DC/DC部63および装置内電源64を通じて、イーサネットデータ上に電源が重畳されたネットワークデータ601から電源を分離して監視カメラ6内の装置内電源として供給する。トランス65およびイーサネット部66では、コネクタ61を通じて送受信されるネットワークデータ601からイーサネットデータを分離し、データ変換が行われる。装置内部処理部67では、撮像素子69からの画像データをイーサネット部66に出力する。また、CPU70では、イーサネット部66から入力される各種データに応じて各種処理し、各種データをイーサネット部66に出力する。
電源の供給法について
この監視システムは、図1において、制御装置1から中継器4a,4b,・・・,4nおよびケーブル5a,5b,・・・,5n+1を介して監視カメラ6に電源を供給するものである。
この監視システムは、図1において、制御装置1から中継器4a,4b,・・・,4nおよびケーブル5a,5b,・・・,5n+1を介して監視カメラ6に電源を供給するものである。
図2において、制御装置1が起動されると、装置内電源11、PoE給電処理部12およびコネクタ13を通じて、電源がネットワークデータ101としてケーブル5aに送信される。
図3において、中継器4a,4b,・・・,4nは全て同一構成であるから、図3ではその一つの中継器4aについて詳細構成を例示する。この中継器4aは、制御装置1側のコネクタ41、PoE受電給電処理部43、DC/DC部44および装置内電源45を通じて、ネットワークデータ401から電源を分離して装置内電源として供給する。これによって、中継器が起動される。また、DC/DC部44、PoE受電給電処理部43および監視カメラ6側のコネクタ42を通じて、電源がネットワークデータ402としてケーブルに送信される。
図4において、監視カメラ6では、コネクタ61、PoE受電処理部62、DC/DC部63および装置内電源64を通じて、ネットワークデータ601から電源を分離して装置内電源として供給する。これによって、監視カメラ6が起動される。
動作パラメータの設定法について
この監視システムは、図1において、制御装置1から中継器4a,4b,・・・,4nおよびケーブル5a,5b,・・・,5n+1を介して監視カメラ6の動作パラメータを設定するものである。
この監視システムは、図1において、制御装置1から中継器4a,4b,・・・,4nおよびケーブル5a,5b,・・・,5n+1を介して監視カメラ6の動作パラメータを設定するものである。
図2において、制御装置1の起動時、あるいはシステムユーザが監視カメラ6の動作パラメータを変更したい時に、マウス3等の操作により新たな動作パラメータを設定し、CPU17からCPUバス16、イーサネット部15、トランス14およびコネクタ13を通じて、電源に動作パラメータを重畳してネットワークデータ101としてケーブル5aに送信される。
図3において、中継器4a,4b,・・・,4nでは、制御装置1側のコネクタ41からネットワークデータ401が受信され、トランス46およびイーサネット部48を通じて装置内部処理部50に動作パラメータが出力される。装置内部処理部50では、データ処理することなく、イーサネット部49およびトランス47を通じて監視カメラ6側のコネクタ42から電源に動作パラメータを重畳してネットワークデータ402として送信することになるが、各中継器を介することによりケーブル5の伝送による動作パラメータの信号劣化が改善される。
図4において、監視カメラ6では、コネクタ61からネットワークデータ601が受信され、トランス65、イーサネット部66および装置内部処理部67を通じてCPU70に動作パラメータが出力され、CPU70では、入力される動作パラメータに応じて監視カメラ6の各種設定を行う。
画像データの伝送法について
この監視システムは、図1において、監視カメラ6から中継器4n,・・・4b,4aおよびケーブル5n+1,・・・5b,5aを介して制御装置1に画像データを伝送するものである。
この監視システムは、図1において、監視カメラ6から中継器4n,・・・4b,4aおよびケーブル5n+1,・・・5b,5aを介して制御装置1に画像データを伝送するものである。
図4において、監視カメラ6では、撮像素子69により監視対象を動作パラメータ等の条件で撮像し、撮像された画像データを装置内部処理部67によりデジタル信号に変換し、イーサネット部66、トランス65およびコネクタ61を通じて、ネットワークデータ601としてケーブル5n+1に送信される。
図3において、中継器4n,・・・4b,4aでは、監視カメラ6側のコネクタ42からネットワークデータ402が受信され、トランス47およびイーサネット部49を通じて装置内部処理部50に画像データが出力される。装置内部処理部50では、データ処理することなく、イーサネット部48およびトランス46を通じて制御装置1側のコネクタ41に画像データをネットワークデータ401として送信することになるが、各中継器を介することによりケーブル5の伝送による画像データの信号劣化が改善される。
図2において、制御装置1では、コネクタ13からネットワークデータ101が受信され、トランス14、イーサネット部15およびCPUバス16を通じてCPU17に画像データが出力される。CPU17では、画像データをHDD19に保存し、その保存した画像データをディスプレイ2に表示する。
状態要求データおよび状態応答データの伝送法について
この監視システムは、図1において、制御装置1から中継器4a,4b,・・・,4nおよびケーブル5a,5b,・・・,5n+1を介して監視カメラ6に状態要求データを伝送し、監視カメラ6から状態要求データに応じた状態応答データを中継器4n,・・・4b,4aおよびケーブル5n+1,・・・5b,5aを介して制御装置1に伝送するものである。
この監視システムは、図1において、制御装置1から中継器4a,4b,・・・,4nおよびケーブル5a,5b,・・・,5n+1を介して監視カメラ6に状態要求データを伝送し、監視カメラ6から状態要求データに応じた状態応答データを中継器4n,・・・4b,4aおよびケーブル5n+1,・・・5b,5aを介して制御装置1に伝送するものである。
図2において、制御装置1の起動時、あるいは定期的、あるいはシステムユーザが監視カメラ6の現状のデータを要求したい時に、マウス3等の操作により状態要求データを設定し、CPU17からCPUバス16、イーサネット部15、トランス14およびコネクタ13を通じて、電源に状態要求データを重畳してネットワークデータ101としてケーブル5aに送信される。
図3において、中継器4a,4b,・・・,4nでは、制御装置1側のコネクタ41からネットワークデータ401が受信され、トランス46およびイーサネット部48を通じて装置内部処理部50に状態要求データが出力される。装置内部処理部50では、データ処理することなく、イーサネット部49およびトランス47を通じて監視カメラ6側のコネクタ42から電源に状態要求データを重畳してネットワークデータ402として送信することになるが、各中継器を介することによりケーブル5の伝送による状態要求データの信号劣化が改善される。
図4において、監視カメラ6では、コネクタ61からネットワークデータ601が受信され、トランス65、イーサネット部66および装置内部処理部67を通じてCPU70に状態要求データが出力され、CPU70では、入力される状態要求データに応じて監視カメラ6の現状の各種データを収集する。また、収集した各種データを状態応答データとして、イーサネット部66、トランス65およびコネクタ61を通じて、ネットワークデータ601としてケーブル5n+1に送信される。
図3において、中継器4n,・・・4b,4aでは、監視カメラ6側のコネクタ42からネットワークデータ402が受信され、トランス47およびイーサネット部49を通じて装置内部処理部50に状態応答データが出力される。装置内部処理部50では、データ処理することなく、イーサネット部48およびトランス46を通じて制御装置1側のコネクタ41に状態応答データをネットワークデータ401として送信することになるが、各中継器を介することによりケーブル5の伝送による状態応答データの信号劣化が改善される。
図2において、制御装置1では、コネクタ13からネットワークデータ101が受信され、トランス14、イーサネット部15およびCPUバス16を通じてCPU17に状態応答データが出力される。CPU17では、状態応答データをHDD19に保存し、その保存した状態応答データをディスプレイ2に表示する。
故障時における故障範囲の特定法について
この監視システムは、図1において、制御装置1にて状態応答データあるいは画像データが受信されない場合に、制御装置1からケーブル5aに、故障診断コマンドに初期値を有する故障診断コードを付加して送信し、制御装置1では、中継器4aおよびケーブル5aを介して受信される故障応答コードに応じて故障範囲を特定するものである。
この監視システムは、図1において、制御装置1にて状態応答データあるいは画像データが受信されない場合に、制御装置1からケーブル5aに、故障診断コマンドに初期値を有する故障診断コードを付加して送信し、制御装置1では、中継器4aおよびケーブル5aを介して受信される故障応答コードに応じて故障範囲を特定するものである。
図2において、制御装置1のCPU17では、状態応答データあるいは画像データが受信されない場合に、故障診断コマンドに初期値を有する故障診断コードを付加して、CPUバス16、イーサネット部15、トランス14およびコネクタ13を通じて、電源に故障診断コマンドおよび故障診断コードを重畳してネットワークデータ101としてケーブル5aに送信される。
図3において、中継器4a,4b,・・・,4nでは、制御装置1側のコネクタ41からネットワークデータ401が受信され、トランス46およびイーサネット部48を通じて装置内部処理部50に故障診断コマンドおよび故障診断コードが出力される。装置内部処理部50では、イーサネット部48から故障診断コマンドが入力された場合に、付加された故障診断コードに当該中継器を識別可能な所定の演算を施した故障応答コードをイーサネット部48に出力すると共に、故障診断コマンドに該故障応答コードと同値の故障診断コードを付加してイーサネット部49に出力する。
イーサネット部48に出力された故障応答コードは、トランス46および制御装置1側のコネクタ41を通じて、ネットワークデータ401としてケーブル5aに送信される。また、イーサネット部49に出力された故障診断コマンドおよび故障診断コードは、トランス47および監視カメラ6側のコネクタ42を通じて、電源に故障診断コマンドおよび故障診断コードを重畳してネットワークデータ401としてケーブル5aに送信される。
また、監視カメラ6側のコネクタ42からネットワークデータ402が受信され、トランス47およびイーサネット部49を通じて装置内部処理部50に故障応答コードが出力された場合、装置内部処理部50では、データ処理することなく、イーサネット部48およびトランス46を通じて制御装置1側のコネクタ41に故障応答コードをネットワークデータ401として送信する。
このように、装置内部処理部50では、故障診断コマンドおよび故障応答コードを、データ処理することなく送信することになるが、各中継器を介することにより各ケーブルの伝送による故障診断コマンドおよび故障応答コードの信号劣化が改善される。
このようにして、故障箇所の中継器4cあるいはケーブル5cまで故障診断コマンドおよび故障診断コードが伝送され、中継器4cでは故障応答コードを応答することになるが、故障箇所の以降には伝送されることはなく、中継器4cでは故障応答コードを応答することもない。
図2において、制御装置1では、コネクタ13からネットワークデータ101が受信され、トランス14、イーサネット部15およびCPUバス16を通じてCPU17に各中継器からの故障応答コードが出力される。CPU17では、故障応答コードに応じて故障範囲を特定し、特定した故障範囲をディスプレイ2に表示する。
以下、この実施の形態1による故障時における故障範囲の特定法について、さらに、詳細に説明する。
図5はこの実施の形態1による故障時における故障範囲の特定法を示す模式図、図6はこの実施の形態1による中継器の故障時における故障範囲の特定法を示す模式図、図7はこの実施の形態1による制御装置における故障範囲の特定法を示すフローチャート、図8はこの実施の形態1による中継器における故障範囲の特定法を示すフローチャートである。
図5はこの実施の形態1による故障時における故障範囲の特定法を示す模式図、図6はこの実施の形態1による中継器の故障時における故障範囲の特定法を示す模式図、図7はこの実施の形態1による制御装置における故障範囲の特定法を示すフローチャート、図8はこの実施の形態1による中継器における故障範囲の特定法を示すフローチャートである。
図において、制御装置にて状態応答データあるいは画像データが受信されない場合(ST11“NO”)に、制御装置からケーブルに、故障診断コマンドに初期値(0)を有する故障診断コードを付加して送信し(ST12)、タイマを作動させて待機する(ST13)。なお、ステップST11の判断が“YES”の場合は判断動作を繰返す。
中継器4a〜4nでは、故障診断コマンドが受信された場合に(ST21“YES”)、付加された故障診断コードに当該中継器を識別可能な所定の演算として(+1)の演算を施す(ST22)。また、故障診断コマンドに該(+1)の演算を施した故障診断コードを付加して次段の中継器に出力すると共に(ST23)、該(+1)の演算を施した故障診断コードと同値の故障応答コードをケーブルあるいは前段の中継器を介して制御装置に出力する(ST24)。なお、ステップST21の判断が“NO”の場合は判断動作を繰返す。
したがって、図5に示したように、中継器4aでは、故障診断コマンドが入力された場合に、付加された故障診断コード(0)に(+1)の演算を施し、故障診断コードを(1)にする。また、故障診断コマンドに(+1)の演算が施された故障診断コード(1)を付加して次段の中継器4bに出力すると共に、(+1)の演算が施された故障診断コード(1)と同値の故障応答コード(1)をケーブルを介して制御装置に出力する。
さらに、中継器4bでは、故障診断コマンドが入力された場合に、付加された故障診断コード(1)に(+1)の演算を施し、故障診断コードを(2)にする。また、故障診断コマンドに(+1)の演算が施された故障診断コード(2)を付加して次段の中継器4cに出力すると共に、(+1)の演算が施された故障診断コード(2)と同値の故障応答コード(2)をケーブルおよび中継器1を介して制御装置に出力する。
さらに、中継器4nでは、故障診断コマンドが入力された場合に、付加された故障診断コード(n−1)に(+1)の演算を施し、故障診断コードを(n)にする。また、(+1)の演算が施された故障診断コード(n)と同値の故障応答コード(n)をケーブルおよび中継器を介して制御装置に出力する。
制御装置では、タイマによる所定時間内に中継器4a〜4nからの故障応答コードが全く受信されなければ、故障範囲は、制御装置および中継器4a間の最近のケーブルであると特定することができる(ST14“NO”,ST15)。一方、タイマによる所定時間内に中継器からの故障応答コードが受信されれば、その受信される故障応答コードから中継器あるいはケーブルの故障範囲を特定する(ST14“YES”,ST16)。
図6において、制御装置では、故障診断コマンドに初期値(0)を有する故障診断コードを付加して送信し、故障応答コード(1),(2)のみが受信されれば、故障応答コード(2)が受信され、故障応答コード(3)が受信されないことから、故障応答コード(3)が受信されない中継器4c、および中継器4bから中継器4c間のケーブルが故障範囲であると特定することができる。制御装置では、特定した故障範囲をディスプレイ2に表示し、システムユーザに故障範囲を知らせる(ST17)。
以上のように、この実施の形態1によれば、制御装置1から故障診断コマンドに初期値(0)を有する故障診断コードを付加して中継器に送信し、各中継器では、故障診断コマンドの受信に応じて、付加された故障診断コードに当該中継器を識別可能な所定の演算(+1)を施した故障応答コードを制御装置1に送信すると共に、故障診断コマンドに故障応答コードと同値の故障診断コードを付加して監視カメラ6側の次段の中継器に送信し、制御装置1では、中継器から受信される故障応答コードに応じて故障範囲を特定するように構成したので、制御装置1では、制御装置1と監視カメラ6とを接続するケーブル5を介した故障診断コマンド、故障診断コードおよび故障応答コードの送受信により故障範囲を特定することができ、故障範囲を特定するためだけに専用回線を設けることなく、監視システムの規模やコストの増大を解消することができる効果がある。
また、この実施の形態1によれば、制御装置1により特定された故障範囲を表示するディスプレイ2を備えるように構成したので、システムユーザは、ディスプレイ2を目視することにより容易に故障範囲を認識することができる効果がある。
なお、上記実施の形態1では、制御装置1から最終段の中継器4nまでの中継器あるいはケーブルの故障範囲を特定するものであったが、制御装置1から監視カメラ6までを含めた中継器、監視カメラ6あるいはケーブルの故障範囲を特定するようにしても良い。
この場合、図1において、監視カメラ6にケーブル5n+1を介して接続される最終段の中継器4nは、図3における装置内部処理部50において、中継器4n−1からの故障診断コマンドの受信に応じて、該故障診断コマンドに故障応答コード(n)と同値の故障診断コード(n)を付加して監視カメラ6に送信し、監視カメラ6は、図4におけるCPU70において、故障診断コマンドの受信に応じて、付加された故障診断コード(n)に当該監視カメラ6を識別可能な所定の演算(+1)を施した故障応答コード(n+1)を制御装置1に送信し、制御装置1は、図2におけるCPU17において、受信される故障応答コードに応じて監視カメラ6を含めた故障範囲を特定するようにすれば良い。
このように構成することによって、制御装置1では、制御装置1から最終段の中継器4nまでの範囲だけではなく、制御装置1から監視カメラ6までを含めた範囲について故障範囲を特定することができ、より厳密に故障範囲を特定することができる効果がある。例えば、制御装置1において全ての中継器および監視カメラ6から故障応答コードが受信された場合に、この故障範囲を特定する故障診断技術では、故障範囲が特定不能な故障が発生しているものと、システムユーザが認識することができる効果がある。
また、上記実施の形態1では、制御装置1から初期値(0)を有する故障診断コードを中継器に送信し、各中継器および監視カメラ6では、付加された故障診断コードに当該中継器および監視カメラ6を識別可能な所定の演算として(+1)の加算を行うものについて説明したが、初期値は任意であり、また、加算値も任意で良い。
さらに、各中継器および監視カメラ6では、付加された故障診断コードに当該中継器4および監視カメラ6を識別可能な所定の演算として加算を行うものでなくても良く、加減乗除の他、各中継器4および監視カメラ6を識別可能な演算であれば、どのような演算であっても良い。
さらに、上記実施の形態1では、制御装置1にて状態応答データあるいは画像データが受信されない場合に、制御装置1から故障診断コマンドを送信するものについて説明したが、制御装置1からの故障診断コマンドの送信のタイミングは、任意の時間毎であっても良ければ、システムユーザが制御装置1のマウス3等の操作を行った場合等であっても良い。
実施の形態2.
上記実施の形態1では、各中継器において、受信される故障診断コードに所定の演算を施すことによって当該中継器を識別可能な故障応答コードを生成したが、この実施の形態2では、各中継器において、当該中継器を識別可能な故障応答コードを予め記憶しておくものである。この場合、故障診断コマンドは必要になるが、故障診断コードは不要になる。以下、この実施の形態2について説明する。
上記実施の形態1では、各中継器において、受信される故障診断コードに所定の演算を施すことによって当該中継器を識別可能な故障応答コードを生成したが、この実施の形態2では、各中継器において、当該中継器を識別可能な故障応答コードを予め記憶しておくものである。この場合、故障診断コマンドは必要になるが、故障診断コードは不要になる。以下、この実施の形態2について説明する。
この実施の形態2の構成は、上記実施の形態1の構成に近似しているので、図1から図4に示した構成に基づいて、上記実施の形態1と構成の相違する箇所のみ説明する。
図1の監視システムにおいて、制御装置1は、状態応答データあるいは画像データが受信されない場合に、故障診断コマンドをケーブル5a側に送信し、ケーブル5a側より受信される故障応答コードに応じて故障範囲を特定し、特定した故障範囲をディスプレイ2に表示するものである。
また、中継器4a,4b,・・・は、制御装置1あるいは中継器4a,4b,・・・よりケーブル5a,5b,・・・を介して受信される故障診断コマンドの受信に応じて、予め記憶され当該中継器を識別可能な故障応答コードを抽出し、ケーブル5n,・・・を介して制御装置1に送信すると共に、該故障診断コマンドを監視カメラ6側の次段の中継器4b,・・・に送信するものである。
図2の制御装置1において、CPU17は、状態応答データあるいは画像データが受信されない場合に、故障診断コマンドをイーサネット部15に出力すると共に、イーサネット部15から入力される故障応答コードに応じて故障範囲を特定し、特定した故障範囲をディスプレイ2に表示するものである。
図3の中継器4aにおいて、装置内部処理部50は、イーサネット部48から故障診断コマンドが入力された場合に、当該装置内部処理部50に予め記憶された該中継器を識別可能な故障応答コードを抽出し、イーサネット部48に出力すると共に、故障診断コマンドをイーサネット部49に出力するものである。
次に動作について説明する。
故障時における故障範囲の特定法について
この監視システムは、図1において、制御装置1にて状態応答データあるいは画像データが受信されない場合に、制御装置1からケーブル5aに、故障診断コマンドを送信し、制御装置1では、中継器4およびケーブル5aを介して受信される故障応答コードに応じて故障範囲を特定するものである。
故障時における故障範囲の特定法について
この監視システムは、図1において、制御装置1にて状態応答データあるいは画像データが受信されない場合に、制御装置1からケーブル5aに、故障診断コマンドを送信し、制御装置1では、中継器4およびケーブル5aを介して受信される故障応答コードに応じて故障範囲を特定するものである。
図2において、制御装置1のCPU17では、状態応答データあるいは画像データが受信されない場合に、故障診断コマンドを、CPUバス16、イーサネット部15、トランス14およびコネクタ13を通じて、電源に故障診断コマンドを重畳してネットワークデータ101としてケーブル5aに送信される。
図3において、中継器4a(,4b,・・・,4n)では、制御装置1側のコネクタ41からネットワークデータ401が受信され、トランス46およびイーサネット部48を通じて装置内部処理部50に故障診断コマンドが出力される。装置内部処理部50では、イーサネット部48から故障診断コマンドが入力された場合に、予め記憶され当該中継器を識別可能な故障応答コードを抽出し、イーサネット部48に出力すると共に、故障診断コマンドをイーサネット部49に出力する。
イーサネット部48に出力された故障応答コードは、トランス46および制御装置1側のコネクタ41を通じて、ネットワークデータ401としてケーブル5に送信される。また、イーサネット部49に出力された故障診断コマンドは、トランス47および監視カメラ6側のコネクタ42を通じて、電源に故障診断コマンドを重畳してネットワークデータ402としてケーブル5に送信される。
また、監視カメラ6側のコネクタ42からネットワークデータ402が受信され、トランス47およびイーサネット部49を通じて装置内部処理部50に故障応答コードが出力された場合、装置内部処理部50では、データ処理することなく、イーサネット部48およびトランス46を通じて制御装置1側のコネクタ41に故障応答コードをネットワークデータ401として送信する。
このように、装置内部処理部50では、故障診断コマンドおよび故障応答コードを、データ処理することなく送信することになるが、各中継器を介することによりケーブル5の伝送による故障診断コマンドおよび故障応答コードの信号劣化が改善される。
このようにして、故障箇所の中継器4cあるいはケーブル5cまで故障診断コマンドが伝送され、中継器4cでは故障応答コードを応答することになるが、故障箇所以降には伝送されることはなく、中継器4cでは故障応答コードを応答することもない。
図2において、制御装置1では、コネクタ13からネットワークデータ101が受信され、トランス14、イーサネット部15およびCPUバス16を通じてCPU17に各中継器からの故障応答コードが出力される。CPU17では、故障応答コードに応じて故障範囲を特定し、特定した故障範囲をディスプレイ2に表示する。
以下、この実施の形態2による故障時における故障範囲の特定法について、さらに、詳細に説明する。
図9はこの実施の形態2による故障時における故障範囲の特定法を示す模式図、図10はこの実施の形態2による中継器4cの故障時における故障範囲の特定法を示す模式図、図11はこの実施の形態2による制御装置における故障範囲の特定法を示すフローチャート、図12はこの実施の形態2による中継器における故障範囲の特定法を示すフローチャートである。
図9はこの実施の形態2による故障時における故障範囲の特定法を示す模式図、図10はこの実施の形態2による中継器4cの故障時における故障範囲の特定法を示す模式図、図11はこの実施の形態2による制御装置における故障範囲の特定法を示すフローチャート、図12はこの実施の形態2による中継器における故障範囲の特定法を示すフローチャートである。
図において、制御装置にて状態応答データあるいは画像データが受信されない場合(ST11“NO”)に、制御装置からケーブルに、故障診断コマンドを送信し(ST32)、タイマを作動させて待機する(ST13)。
中継器4a〜4nでは、故障診断コマンドが受信された場合に(ST21“YES”)、予め記憶され当該中継器を識別可能な故障応答コードを抽出する(ST42)。また、故障診断コマンドを次段の中継器に出力すると共に(ST43)、該抽出した故障応答コードをケーブルあるいは中継器を介して制御装置に出力する(ST44)。
したがって、図9に示したように、中継器4aでは、故障診断コマンドが入力された場合に、予め記憶され当該中継器を識別可能な故障応答コード(1)を抽出し、故障診断コマンドを次段の中継器4bに出力すると共に、抽出した故障応答コード(1)をケーブルを介して制御装置に出力する。
さらに、中継器4bでは、故障診断コマンドが入力された場合に、予め記憶され当該中継器を識別可能な故障応答コード(2)を抽出し、故障診断コマンドを次段の中継器4cに出力すると共に、抽出した故障応答コード(2)をケーブルを介して制御装置に出力する。
さらに、中継器4nでは、故障診断コマンドが入力された場合に、予め記憶され当該中継器を識別可能な故障応答コード(n)を抽出し、抽出した故障応答コード(n)をケーブルを介して制御装置に出力する。
制御装置では、タイマによる所定時間内に中継器4a〜4nからの故障応答コードが全く受信されなければ、故障範囲は、制御装置および中継器1間の最近のケーブルであると特定することができる(ST14“NO”,ST15)。一方、タイマによる所定時間内に中継器からの故障応答コードが受信されれば、その受信される故障応答コードから中継器あるいはケーブルの故障範囲を特定する(ST14“YES”,ST16)。
図10において、制御装置では、故障診断コマンドを送信し、故障応答コード(1),(2)のみが受信されれば、故障応答コード(2)が受信され、故障応答コード(3)が受信されないことから、故障応答コード(3)が受信されない中継器4c、および中継器4bから中継器4c間のケーブルが故障範囲であると特定することができる。制御装置では、特定した故障範囲をディスプレイ2に表示し、システムユーザに故障範囲を知らせる(ST17)。
以上のように、この実施の形態2によれば、制御装置1から故障診断コマンドを中継器に送信し、各中継器では、故障診断コマンドの受信に応じて、予め記憶され当該中継器を識別可能な故障応答コードを制御装置1に送信すると共に、故障診断コマンドを監視カメラ6側の次段の中継器に送信し、制御装置1では、中継器から受信される故障応答コードに応じて故障範囲を特定するように構成したので、制御装置1では、制御装置1と監視カメラ6とを接続するケーブル5を介した故障診断コマンドおよび故障応答コードの送受信により故障範囲を特定することができ、故障範囲を特定するためだけに専用回線を設けることなく、監視システムの規模やコストの増大を解消することができる効果がある。
また、上記実施の形態1と比較して、故障診断コードを必要とすることなく、また、故障応答コードを作成するための演算も必要とすることなく、中継器における処理を簡素化することができる効果がある。
なお、上記実施の形態2では、制御装置1から最終段の中継器4nまでの中継器あるいはケーブルの故障範囲を特定するものであったが、制御装置1から監視カメラ6までを含めた中継器、監視カメラ6あるいはケーブルの故障範囲を特定するようにしても良い。
この場合、図1において、監視カメラ6にケーブル5n+1を介して接続される最終段の中継器4nは、図3における装置内部処理部50において、中継器4n−1からの故障診断コマンドの受信に応じて、該故障診断コマンドを監視カメラ6に送信し、監視カメラ6は、図4におけるCPU70において、故障診断コマンドの受信に応じて、予め記憶され当該監視カメラ6を識別可能な故障応答コード(n+1)を制御装置1に送信し、制御装置1は、図2におけCPU17において、受信される故障応答コードに応じて監視カメラ6を含めた故障範囲を特定するようにすれば良い。
このように構成することによって、制御装置1では、制御装置1から最終段の中継器4nまでの範囲だけではなく、制御装置1から監視カメラ6までを含めた範囲について故障範囲を特定することができ、より厳密に故障範囲を特定することができる効果がある。例えば、制御装置1において全ての中継器および監視カメラ6から故障応答コードが受信された場合に、この故障範囲を特定する故障診断技術では、故障範囲が特定不能な故障が発生しているものと、システムユーザが認識することができる効果がある。
また、上記実施の形態2では、各中継器および監視カメラ6において、当該各中継器および監視カメラ6を識別可能な故障応答コードとして、連番で(1)〜(n+1)を記憶するものについて説明したが、識別可能な故障応答コードは任意であり、(A)〜(N)等、各中継器および監視カメラ6を識別可能なものであれば、どのようなコードであっても良い。
実施の形態3.
上記実施の形態1および上記実施の形態2では、制御装置1から故障診断コマンドを送信し、各中継器または監視カメラ6から受信される故障応答コードに応じて、制御装置1側において故障範囲を特定したが、この実施の形態3では、監視カメラ6から故障診断コマンドを送信し、各中継器または制御装置1から受信される故障診断コードに応じて、監視カメラ6側において故障範囲を特定するものである。以下、この実施の形態3について説明する。
上記実施の形態1および上記実施の形態2では、制御装置1から故障診断コマンドを送信し、各中継器または監視カメラ6から受信される故障応答コードに応じて、制御装置1側において故障範囲を特定したが、この実施の形態3では、監視カメラ6から故障診断コマンドを送信し、各中継器または制御装置1から受信される故障診断コードに応じて、監視カメラ6側において故障範囲を特定するものである。以下、この実施の形態3について説明する。
この実施の形態3の構成は、上記実施の形態1の構成に近似しているので、図1から図4に示した構成に基づいて、上記実施の形態1と構成の相違する箇所のみ説明する。
図1の監視システムにおいて、監視カメラ6は、電源は供給されるが、各中継器のデータ処理部等による故障あるいはケーブルのうちデータ伝送に関する回線の故障により、状態要求データあるいは動作パラメータが受信されない場合に、故障診断コマンドに初期値を有する故障診断コードを付加してケーブル5n+1側に送信し、ケーブル5n+1側より受信される故障応答コードに応じて故障範囲を特定し、特定した故障範囲を点滅パターンにより表示するものである。
また、中継器4n,4n−1,・・・は、監視カメラ6あるいは中継器4n,4n−1,・・・よりケーブル5n+1,5n,・・・を介して受信される故障診断コマンドの受信に応じて、付加された故障診断コードに当該中継器を識別可能な所定の演算を施した故障応答コードをケーブル5n+1,5n,・・・を介して監視カメラ6に送信すると共に、故障診断コマンドに該故障応答コードと同値の故障診断コードを付加して制御装置1側の次段の中継器4n−1,・・・に送信するものである。
図4の監視カメラ6において、CPU70は、状態要求データあるいは動作パラメータが受信されない場合に、故障診断コマンドに初期値を有する故障診断コードを付加してイーサネット部66に出力すると共に、イーサネット部66から入力される故障応答コードに応じて故障範囲を特定するものである。また、メモリ(記憶部)68には、各故障範囲に応じた点滅パターンからなる点滅パターンテーブルが予め記憶されており、CPU(処理部)70は、故障範囲が特定された場合に、メモリ68の点滅パターンテーブルから該当する点滅パターンを抽出し、発光素子(表示部:発光部)71により、抽出された点滅パターンで外部に発光させるものである。
図3の中継器において、装置内部処理部50は、イーサネット部49から故障診断コマンドが入力された場合に、付加された故障診断コードに当該中継器を識別可能な所定の演算を施した故障応答コードをイーサネット部49に出力すると共に、故障診断コマンドに該故障応答コードと同値の故障診断コードを付加してイーサネット部48に出力するものである。
次に動作について説明する。
故障時における故障範囲の特定法について
この監視システムは、図1において、監視カメラ6にて状態要求データあるいは動作パラメータが受信されない場合に、監視カメラ6からケーブル5n+1に、故障診断コマンドに初期値を有する故障診断コードを付加して送信し、監視カメラ6では、中継器およびケーブルを介して受信される故障応答コードに応じて故障範囲を特定するものである。
故障時における故障範囲の特定法について
この監視システムは、図1において、監視カメラ6にて状態要求データあるいは動作パラメータが受信されない場合に、監視カメラ6からケーブル5n+1に、故障診断コマンドに初期値を有する故障診断コードを付加して送信し、監視カメラ6では、中継器およびケーブルを介して受信される故障応答コードに応じて故障範囲を特定するものである。
図4において、監視カメラ6のCPU70では、状態要求データあるいは動作パラメータが受信されない場合に、故障診断コマンドに初期値を有する故障診断コードを付加して、装置内部処理部67、イーサネット部66、トランス65およびコネクタ61を通じて、故障診断コマンドおよび故障診断コードをネットワークデータ601としてケーブル5n+1に送信される。
図3において、中継器4n,4n−1,・・・では、監視カメラ6側のコネクタ42からネットワークデータ402が受信され、トランス47およびイーサネット部49を通じて装置内部処理部50に故障診断コマンドおよび故障診断コードが出力される。装置内部処理部50では、イーサネット部49から故障診断コマンドが入力された場合に、付加された故障診断コードに当該中継器を識別可能な所定の演算を施した故障応答コードをイーサネット部49に出力すると共に、故障診断コマンドに該故障応答コードと同値の故障診断コードを付加してイーサネット部48に出力する。
イーサネット部49に出力された故障応答コードは、トランス47および監視カメラ6側のコネクタ42を通じて、電源に故障応答コードを重畳してネットワークデータ402としてケーブル5に送信される。また、イーサネット部48に出力された故障診断コマンドおよび故障診断コードは、トランス47および制御装置1側のコネクタ41を通じて、ネットワークデータ401としてケーブル5aに送信される。
また、制御装置1側のコネクタ41からネットワークデータ401が受信され、トランス46およびイーサネット部48を通じて装置内部処理部50に故障応答コードが出力された場合、装置内部処理部50では、データ処理することなく、イーサネット部49およびトランス47を通じて監視カメラ6側のコネクタ42に故障応答コードをネットワークデータ402として送信する。
このように、装置内部処理部50では、故障診断コマンドおよび故障応答コードを、データ処理することなく送信することになるが、各中継器を介することによりケーブル5の伝送による故障診断コマンドおよび故障応答コードの信号劣化が改善される。
このようにして、故障箇所の中継器4cあるいはケーブル5cまで故障診断コマンドおよび故障診断コードが伝送され、中継器4cでは故障応答コードを応答することになるが、故障箇所以降には伝送されることはなく、中継器4cでは故障応答コードを応答することもない。
図4において、監視カメラ6では、コネクタ61からネットワークデータ601が受信され、トランス65、イーサネット部66および装置内部処理部67を通じてCPU70に各中継器からの故障応答コードが出力される。CPU70では、故障応答コードに応じて故障範囲を特定し、故障範囲が特定された場合に、メモリ68の点滅パターンテーブルから該当する点滅パターンを抽出し、発光素子71により、抽出された点滅パターンで外部に発光させ、表示する。
以下、この実施の形態3による故障時における故障範囲の特定法について、さらに、詳細に説明する。
図13はこの実施の形態3による故障時における故障範囲の特定法を示す模式図、図14はこの実施の形態3による中継器3の故障時における故障範囲の特定法を示す模式図、図15はこの実施の形態3による監視カメラにおける故障範囲の特定法を示すフローチャート、図16はこの実施の形態3による中継器における故障範囲の特定法を示すフローチャート、図17はこの実施の形態3による点滅パターンテーブルを示す表図である。
図13はこの実施の形態3による故障時における故障範囲の特定法を示す模式図、図14はこの実施の形態3による中継器3の故障時における故障範囲の特定法を示す模式図、図15はこの実施の形態3による監視カメラにおける故障範囲の特定法を示すフローチャート、図16はこの実施の形態3による中継器における故障範囲の特定法を示すフローチャート、図17はこの実施の形態3による点滅パターンテーブルを示す表図である。
図において、監視カメラにて状態要求データあるいは動作パラメータが受信されない場合(ST11“NO”)に、監視カメラからケーブルに、故障診断コマンドに初期値(n+1)を有する故障診断コードを付加して送信し(ST52)、タイマを作動させて待機する(ST13)。
中継器n〜1では、故障診断コマンドが受信された場合に(ST21“YES”)、付加された故障診断コードに当該中継器を識別可能な所定の演算として(−1)の演算を施す(ST62)。また、故障診断コマンドに該(−1)の演算を施した故障診断コードを付加して次段の中継器に出力すると共に(ST63)、該(−1)の演算を施した故障診断コードと同値の故障応答コードをケーブルあるいは中継器を介して監視カメラに出力する(ST64)。
したがって、図13に示したように、中継器nでは、故障診断コマンドが入力された場合に、付加された故障診断コード(n+1)に(−1)の演算を施し、故障診断コードを(n)にする。また、故障診断コマンドに(−1)の演算が施された故障診断コード(n)を付加して次段の中継器4n−1に出力すると共に、(−1)の演算が施された故障診断コード(n)と同値の故障応答コード(n)をケーブルを介して監視カメラに出力する。
さらに、中継器4n−1では、故障診断コマンドが入力された場合に、付加された故障診断コード(n)に(−1)の演算を施し、故障診断コードを(n−1)にする。また、故障診断コマンドに(−1)の演算が施された故障診断コード(n−1)を付加して次段の中継器4n−2に出力すると共に、(−1)の演算が施された故障診断コード(n−1)と同値の故障応答コード(n−1)をケーブルおよび中継器4nを介して監視カメラに出力する。
さらに、中継器4aでは、故障診断コマンドが入力された場合に、付加された故障診断コード(2)に(−1)の演算を施し、故障診断コードを(1)にする。また、(−1)の演算が施された故障診断コード(1)と同値の故障応答コード(1)をケーブルおよび中継器を介して監視カメラに出力する。
監視カメラでは、タイマによる所定時間内に中継器4n〜4aからの故障応答コードが全く受信されなければ、故障範囲は、監視カメラおよび中継器n間の最近のケーブルであると特定することができる(ST14“NO”,ST15)。一方、タイマによる所定時間内に中継器からの故障応答コードが受信されれば、その受信される故障応答コードから中継器あるいはケーブルの故障範囲を特定する(ST14“YES”,ST16)。
図14において、監視カメラでは、故障診断コマンドに初期値(n+1)を有する故障診断コードを付加して送信し、故障応答コード(n)〜(4)のみが受信されれば、故障応答コード(4)が受信され、故障応答コード(3)が受信されないことから、故障応答コード(3)が受信されない中継器4c、および中継器4aから中継器4c間のケーブルが故障範囲であると特定することができる。
監視カメラでは、故障範囲が特定された場合に、図17に示したメモリ68の点滅パターンテーブルから該当する点滅パターンを抽出し、発光素子71により、抽出された点滅パターンで外部に発光させ、表示する(ST57)。システムユーザは、監視カメラ6の発光素子71による点滅パターンと、例えば、紙面上に示された図17と同様な点滅パターンテーブルとを照合することにより、特定された故障範囲を認識することができる。
以上のように、この実施の形態3によれば、監視カメラ6から故障診断コマンドに初期値(n+1)を有する故障診断コードを付加して中継器に送信し、各中継器では、故障診断コマンドの受信に応じて、付加された故障診断コードに当該中継器を識別可能な所定の演算(−1)を施した故障応答コードを監視カメラ6に送信すると共に、故障診断コマンドに故障応答コードと同値の故障診断コードを付加して制御装置1側の次段の中継器4aに送信し、監視カメラ6では、中継器4aから受信される故障応答コードに応じて故障範囲を特定するように構成したので、監視カメラ6では、制御装置1と監視カメラ6とを接続するケーブルを介した故障診断コマンド、故障診断コードおよび故障応答コードの送受信により故障範囲を特定することができ、故障範囲を特定するためだけに専用回線を設けることなく、監視システムの規模やコストの増大を解消することができる効果がある。
また、この実施の形態3によれば、監視カメラ6により特定された故障範囲を表示する発光素子71を備えるように構成したので、システムユーザは、発光素子71を目視することにより容易に故障範囲を認識することができる効果がある。
さらに、この実施の形態3によれば、監視カメラ6に、故障範囲に応じた点滅パターンを予め記憶したメモリ68と、故障範囲が特定された場合に、メモリ68から該当する点滅パターンを読み出すCPU70と、CPU70により読み出された点滅パターンを発光する発光素子71とを備えるように構成したので、システムユーザは、発光素子71により発光される点滅パターンを目視することにより容易に故障範囲を認識することができる効果がある。
なお、上記実施の形態3では、監視カメラ6から初段の中継器4aまでの中継器あるいはケーブルの故障範囲を特定するものであったが、監視カメラ6から制御装置1までを含めた中継器、制御装置1あるいはケーブルの故障範囲を特定するようにしても良い。
この場合、図1において、制御装置1にケーブル5aを介して接続される初段の中継器4aは、図3における装置内部処理部50において、中継器4bからの故障診断コマンドの受信に応じて、該故障診断コマンドに故障応答コード(1)と同値の故障診断コード(1)を付加して制御装置1に送信し、制御装置1は、図2におけるCPU17において、故障診断コマンドの受信に応じて、付加された故障診断コード(1)に当該制御装置1を識別可能な所定の演算(−1)を施した故障応答コード(0)を監視カメラ6に送信し、監視カメラ6は、図4におけるCPU70において、受信される故障応答コードに応じて制御装置1を含めた故障範囲を特定するようにすれば良い。
このように構成することによって、監視カメラ6では、監視カメラ6から初段の中継器4aまでの範囲だけではなく、監視カメラ6から制御装置1までを含めた範囲について故障範囲を特定することができ、より厳密に故障範囲を特定することができる効果がある。例えば、監視カメラ6において全ての中継器および制御装置1から故障応答コードが受信された場合に、この故障範囲を特定する故障診断技術では、故障範囲が特定不能な故障が発生しているものと判断し、図17の特定不能に応じた点滅パターンで発光し、システムユーザが認識することができる効果がある。
さらに、上記実施の形態1または上記実施の形態2に示した故障範囲を特定する故障診断技術と、上記実施の形態3に示した故障範囲を特定する故障診断技術とを組み合わせて設けるようにしても良い。この場合、より厳密に故障範囲を特定することができる効果がある。
例えば、上記実施の形態1または上記実施の形態2において故障応答コードが受信されない場合に、制御装置に最近のケーブルに故障があると判断し、上記実施の形態3において故障応答コードが受信されない場合に、監視カメラに最近のケーブルに故障があると判断したが、上記実施の形態1から上記実施の形態3の故障範囲の表示からその真偽を判断することができる。
また、例えば、中継器4cで故障が生じた場合でも、上記実施の形態1または上記実施の形態2では、図6または図10に示したように、中継器4cおよび中継器4cから中継器4b間のケーブルを故障範囲と表示し、上記実施の形態3では、図14に示したように、中継器3および中継器3から中継器4間のケーブルを故障範囲と表示したが、両者の表示により、故障範囲が中継器4cであるのか、その前後のケーブルであるのか、厳密に判断することができる。
また、上記実施の形態3では、監視カメラ6から初期値(n+1)を有する故障診断コードを中継器に送信し、各中継器および制御装置1では、付加された故障診断コードに当該中継器および制御装置1を識別可能な所定の演算として(−1)の減算を行うものについて説明したが、初期値は任意であり、また、減算値も任意で良い。
さらに、各中継器および制御装置1では、付加された故障診断コードに当該中継器および制御装置1を識別可能な所定の演算として減算を行うものでなくても良く、加減乗除の他、各中継器および制御装置1を識別可能な演算であれば、どのような演算であっても良い。
さらに、上記実施の形態3では、監視カメラ6にて状態要求データあるいは動作パラメータが受信されない場合に、監視カメラ6から故障診断コマンドを送信するものについて説明したが、監視カメラ6からの故障診断コマンドの送信のタイミングは、任意の時間毎であっても良い。
実施の形態4.
上記実施の形態3では、各中継器において、受信される故障診断コードに所定の演算を施すことによって当該中継器を識別可能な故障応答コードを生成したが、この実施の形態4では、各中継器において、当該中継器を識別可能な故障応答コードを予め記憶しておくものである。この場合、故障診断コマンドは必要になるが、故障診断コードは不要になる。以下、この実施の形態4について説明する。
上記実施の形態3では、各中継器において、受信される故障診断コードに所定の演算を施すことによって当該中継器を識別可能な故障応答コードを生成したが、この実施の形態4では、各中継器において、当該中継器を識別可能な故障応答コードを予め記憶しておくものである。この場合、故障診断コマンドは必要になるが、故障診断コードは不要になる。以下、この実施の形態4について説明する。
この実施の形態4の構成は、上記実施の形態3の構成に近似しているので、図1から図4に示した構成に基づいて、上記実施の形態3と構成の相違する箇所のみ説明する。
図1の監視システムにおいて、監視カメラ6は、状態要求データあるいは動作パラメータが受信されない場合に、故障診断コマンドをケーブル5n+1側に送信し、ケーブル5n+1側より受信される故障応答コードに応じて故障範囲を特定し、特定した故障範囲に応じた点滅パターンで発光素子71により表示するものである。
また、中継器4n,4n−1,・・・は、監視カメラ6あるいは中継器4n,4n−1,・・・よりケーブル5n+1,5n,・・・を介して受信される故障診断コマンドの受信に応じて、予め記憶され当該中継器を識別可能な故障応答コードを抽出し、ケーブル5n+1,・・・を介して監視カメラ6に送信すると共に、該故障診断コマンドを制御装置1側の次段の中継器4n−1,・・・に送信するものである。
図4の監視カメラ6において、CPU70は、状態要求データあるいは動作パラメータが受信されない場合に、故障診断コマンドをイーサネット部66に出力すると共に、イーサネット部66から入力される故障応答コードに応じて故障範囲を特定し、特定した故障範囲に応じた点滅パターンで発光素子71により表示するものである。
図3の中継器において、装置内部処理部50は、イーサネット部49から故障診断コマンドが入力された場合に、当該装置内部処理部50に予め記憶された該中継器を識別可能な故障応答コードを抽出し、イーサネット部49に出力すると共に、故障診断コマンドをイーサネット部48に出力するものである。
次に動作について説明する。
故障時における故障範囲の特定法について
この監視システムは、図1において、監視カメラ6にて状態要求データあるいは動作パラメータが受信されない場合に、監視カメラ6からケーブル5n+1に、故障診断コマンドを送信し、監視カメラ6では、中継器4nおよびケーブル5n+1を介して受信される故障応答コードに応じて故障範囲を特定するものである。
故障時における故障範囲の特定法について
この監視システムは、図1において、監視カメラ6にて状態要求データあるいは動作パラメータが受信されない場合に、監視カメラ6からケーブル5n+1に、故障診断コマンドを送信し、監視カメラ6では、中継器4nおよびケーブル5n+1を介して受信される故障応答コードに応じて故障範囲を特定するものである。
図4において、監視カメラ6のCPU70では、状態要求データあるいは動作パラメータが受信されない場合に、故障診断コマンドを、装置内部処理部67、イーサネット部66、トランス65およびコネクタ61を通じて、ネットワークデータ601としてケーブル5aに送信される。
図3において、中継器4n,4n−1,・・・では、監視カメラ6側のコネクタ42からネットワークデータ402が受信され、トランス47およびイーサネット部49を通じて装置内部処理部50に故障診断コマンドが出力される。装置内部処理部50では、イーサネット部49から故障診断コマンドが入力された場合に、予め記憶され当該中継器を識別可能な故障応答コードを抽出し、イーサネット部49に出力すると共に、故障診断コマンドをイーサネット部48に出力する。
イーサネット部49に出力された故障応答コードは、トランス47および監視カメラ6側のコネクタ42を通じて、電源に故障応答コードを重畳してネットワークデータ402としてケーブル5に送信される。また、イーサネット部48に出力された故障診断コマンドは、トランス46および制御装置1側のコネクタ41を通じて、ネットワークデータ401としてケーブル5に送信される。
また、制御装置1側のコネクタ41からネットワークデータ401が受信され、トランス46およびイーサネット部48を通じて装置内部処理部50に故障応答コードが出力された場合、装置内部処理部50では、データ処理することなく、イーサネット部49およびトランス47を通じて監視カメラ6側のコネクタ42に故障応答コードをネットワークデータ402として送信する。
このように、装置内部処理部50では、故障診断コマンドおよび故障応答コードを、データ処理することなく送信することになるが、各中継器を介することによりケーブル5の伝送による故障診断コマンドおよび故障応答コードの信号劣化が改善される。
このようにして、故障箇所の中継器4cあるいはケーブル5cまで故障診断コマンドが伝送され、中継器4cでは故障応答コードを応答することになるが、故障箇所の以降には伝送されることはなく、中継器4cでは故障応答コードを応答することもない。
図4において、監視カメラ6では、コネクタ61からネットワークデータ601が受信され、トランス65、イーサネット部66および装置内部処理部67を通じてCPU70に各中継器からの故障応答コードが出力される。CPU70では、故障応答コードに応じて故障範囲を特定し、特定した故障範囲に応じた点滅パターンで発光素子71により表示する。
以下、この実施の形態4による故障時における故障範囲の特定法について、さらに、詳細に説明する。
図18はこの実施の形態4による故障時における故障範囲の特定法を示す模式図、図19はこの実施の形態4による中継器3の故障時における故障範囲の特定法を示す模式図、図20はこの実施の形態4による監視カメラにおける故障範囲の特定法を示すフローチャート、図21はこの実施の形態4による中継器における故障範囲の特定法を示すフローチャートである。
図18はこの実施の形態4による故障時における故障範囲の特定法を示す模式図、図19はこの実施の形態4による中継器3の故障時における故障範囲の特定法を示す模式図、図20はこの実施の形態4による監視カメラにおける故障範囲の特定法を示すフローチャート、図21はこの実施の形態4による中継器における故障範囲の特定法を示すフローチャートである。
図において、監視カメラにて状態応答データあるいは画像データが受信されない場合(ST11“NO”)に、監視カメラからケーブルに、故障診断コマンドを送信し(ST72)、タイマを作動させて待機する(ST13)。
中継器4n〜4aでは、故障診断コマンドが受信された場合に(ST21“YES”)、予め記憶され当該中継器を識別可能な故障応答コードを抽出する(ST82)。また、故障診断コードを次段の中継器に出力すると共に(ST83)、該抽出した故障応答コードをケーブルあるいは中継器を介して監視カメラに出力する(ST84)。
したがって、図18に示したように、中継器4nでは、故障診断コマンドが入力された場合に、予め記憶され当該中継器を識別可能な故障応答コード(n)を抽出し、故障診断コマンドを次段の中継器4n−1に出力すると共に、抽出した故障応答コード(n)をケーブルを介して監視カメラに出力する。
さらに、中継器4n−1では、故障診断コマンドが入力された場合に、予め記憶され当該中継器を識別可能な故障応答コード(n−1)を抽出し、故障診断コマンドを次段の中継器4n−2に出力すると共に、抽出した故障応答コード(n−1)をケーブルを介して監視カメラに出力する。
さらに、中継器4aでは、故障診断コマンドが入力された場合に、予め記憶され当該中継器を識別可能な故障応答コード(1)を抽出し、抽出した故障応答コード(1)をケーブルを介して監視カメラに出力する。
監視カメラでは、タイマによる所定時間内に中継器4n〜4aからの故障応答コードが全く受信されなければ、故障範囲は、監視カメラおよび中継器4n間の最近のケーブルであると特定することができる(ST14“NO”,ST15)。一方、タイマによる所定時間内に中継器からの故障応答コードが受信されれば、その受信される故障応答コードから中継器あるいはケーブルの故障範囲を特定する(ST14“YES”,ST16)。
図19において、監視カメラでは、故障診断コマンドを送信し、故障応答コード(n)〜(4)のみが受信されれば、故障応答コード(4)が受信され、故障応答コード(3)が受信されないことから、故障応答コード(3)が受信されない中継器4c、および中継器4dから中継器4c間のケーブルが故障範囲であると特定することができる。監視カメラでは、特定した故障範囲に応じた点滅パターンで発光素子71により表示し(ST57)、システムユーザに故障範囲を知らせる。
以上のように、この実施の形態4によれば、監視カメラ6から故障診断コマンドを中継器に送信し、各中継器では、故障診断コマンドの受信に応じて、予め記憶され当該中継器を識別可能な故障応答コードを監視カメラ6に送信すると共に、故障診断コマンドを制御装置1側の次段の中継器に送信し、監視カメラ6では、中継器から受信される故障応答コードに応じて故障範囲を特定するように構成したので、監視カメラ6では、監視カメラ6と制御装置1とを接続するケーブルを介した故障診断コマンドおよび故障応答コードの送受信により故障範囲を特定することができ、故障範囲を特定するためだけに専用回線を設けることなく、監視システムの規模やコストの増大を解消することができる効果がある。
また、上記実施の形態3と比較して、故障診断コードを必要とすることなく、また、故障応答コードを作成するための演算も必要とすることなく、中継器における処理を簡素化することができる効果がある。
なお、上記実施の形態4では、監視カメラ6から初段の中継器4aまでの中継器あるいはケーブルの故障範囲を特定するものであったが、監視カメラ6から制御装置1までを含めた中継器、制御装置1あるいはケーブルの故障範囲を特定するようにしても良い。
この場合、図1において、制御装置1にケーブル5aを介して接続される初段の中継器4aは、図3における装置内部処理部50において、中継器4bからの故障診断コマンドの受信に応じて、該故障診断コマンドを制御装置1に送信し、制御装置1は、図2におけるCPU17において、故障診断コマンドの受信に応じて、メモリ18に予め記憶され当該制御装置1を識別可能な故障応答コード(0)を監視カメラ6に送信し、監視カメラ6は、図4におけるCPU70において、受信される故障応答コードに応じて制御装置1を含めた故障範囲を特定するようにすれば良い。
このように構成することによって、監視カメラ6では、監視カメラ6から初段の中継器4aまでの範囲だけではなく、監視カメラ6から制御装置1までを含めた範囲について故障範囲を特定することができ、より厳密に故障範囲を特定することができる効果がある。例えば、監視カメラ6において全ての中継器および制御装置1から故障応答コードが受信された場合に、この故障範囲を特定する故障診断技術では、故障範囲が特定不能な故障が発生しているものと判断し、図17の特定不能に応じた点滅パターンで発光し、システムユーザが認識することができる効果がある。
さらに、上記実施の形態1または上記実施の形態2に示した故障範囲を特定する故障診断技術と、上記実施の形態4に示した故障範囲を特定する故障診断技術とを組み合わせて設けるようにしても良い。この場合、より厳密に故障範囲を特定することができる効果がある。
例えば、上記実施の形態1または上記実施の形態2において故障応答コードが受信されない場合に、制御装置に最近のケーブルに故障があると判断し、上記実施の形態4において故障応答コードが受信されない場合に、監視カメラに最近のケーブルに故障があると判断したが、上記実施の形態1から上記実施の形態4の故障範囲の表示からその真偽を判断することができる。
また、例えば、中継器3で故障が生じた場合でも、上記実施の形態1または上記実施の形態2では、図6または図10に示したように、中継器4cおよび中継器4cから中継器4b間のケーブルを故障範囲と表示し、上記実施の形態4では、図19に示したように、中継器4cおよび中継器4cから中継器4d間のケーブルを故障範囲と表示したが、両者の表示により、故障範囲が中継器4cであるのか、その前後のケーブルであるのか、厳密に判断することができる。
また、上記実施の形態4では、各中継器および制御装置1において、当該各中継器および制御装置1を識別可能な故障応答コードとして、連番で(0)〜(n)を記憶するものについて説明したが、識別可能な故障応答コードは任意であり、(A)〜(N)等、各中継器4および制御装置1を識別可能なものであれば、どのようなコードであっても良い。
1 制御装置、2 ディスプレイ(表示部)、3 マウス、4a,4b,・・・,4n 中継器、5a,5b,・・・,5n+1 イーサネットケーブル(伝送線路)、6 監視カメラ、11,45,64 装置内電源、12 PoE給電処理部、13,21,22,41,42,61 コネクタ、14,46,47,65 トランス、15,48,49,66 イーサネット部、16 CPUバス、17,70 CPU、18,68 メモリ、19 HDD、20 ディスプレイI/F、23 マウスI/F、43 PoE受電給電処理部、44,63 DC/DC部、50,67 装置内部処理部、62 PoE受電処理部、69 撮像素子、71 発光素子、101,401,402,601 ネットワークデータ、102 モニタデータ、103 マウス信号、403,602 PoE受電電源、404 PoE給電電源。
Claims (13)
- 制御装置と監視カメラとが複数の中継器および伝送線路を介して接続され、該監視カメラにより撮像された画像情報をそれら複数の中継器および伝送線路を介して該制御装置に伝送する監視システムにおいて、
上記制御装置は、
上記伝送線路を介して上記中継器に故障診断情報を送信し、
上記各中継器は、
上記伝送線路を介した故障診断情報の受信に応じて該伝送線路を介して上記制御装置に当該中継器を識別可能な故障応答情報を送信し、
上記制御装置は、
上記伝送線路を介した故障応答情報の受信に応じて故障範囲を特定することを特徴とする監視システム。 - 制御装置は、
故障診断コマンドに初期値を有する故障診断コードを付加して送信し、
各中継器は、
故障診断コマンドの受信に応じて、付加された故障診断コードに当該中継器を識別可能な所定の演算を施した故障応答コードを上記制御装置に送信すると共に、該故障診断コマンドに該故障応答コードと同値の故障診断コードを付加して監視カメラ側の次段の中継器に送信し、
上記制御装置は、
受信される故障応答コードに応じて故障範囲を特定することを特徴とする請求項1記載の監視システム。 - 監視カメラに伝送線路を介して接続される最終段の中継器は、
故障診断コマンドの受信に応じて、該故障診断コマンドに故障診断コードを付加して上記監視カメラに送信し、
上記監視カメラは、
故障診断コマンドの受信に応じて、付加された故障診断コードに当該監視カメラを識別可能な所定の演算を施した故障応答コードを制御装置に送信し、
上記制御装置は、
受信される故障応答コードに応じて上記監視カメラを含めた故障範囲を特定することを特徴とする請求項2記載の監視システム。 - 制御装置は、
故障診断コマンドを送信し、
各中継器は、
故障診断コマンドの受信に応じて、予め記憶され当該中継器を識別可能な故障応答コードを上記制御装置に送信すると共に、該故障診断コマンドを監視カメラ側の次段の中継器に送信し、
上記制御装置は、
受信される故障応答コードに応じて故障範囲を特定することを特徴とする請求項1記載の監視システム。 - 監視カメラに伝送線路を介して接続される最終段の中継器は、
故障診断コマンドの受信に応じて、該故障診断コマンドを上記監視カメラに送信し、
上記監視カメラは、
故障診断コマンドの受信に応じて、予め記憶され当該監視カメラを識別可能な故障応答コードを制御装置に送信し、
上記制御装置は、
受信される故障応答コードに応じて上記監視カメラを含めた故障範囲を特定することを特徴とする請求項4記載の監視システム。 - 制御装置により特定された故障範囲を表示する表示部を備えたことを特徴とする請求項1から請求項5のうちのいずれか1項記載の監視システム。
- 制御装置と監視カメラとが複数の中継器および伝送線路を介して接続され、該監視カメラにより撮像された画像情報をそれら複数の中継器および伝送線路を介して該制御装置に伝送する監視システムにおいて、
上記監視カメラは、
上記伝送線路を介して上記中継器に故障診断情報を送信し、
上記各中継器は、
上記伝送線路を介した故障診断情報の受信に応じて該伝送線路を介して上記監視カメラに当該中継器を識別可能な故障応答情報を送信し、
上記監視カメラは、
上記伝送線路を介した故障応答情報の受信に応じて故障範囲を特定することを特徴とする監視システム。 - 監視カメラは、
故障診断コマンドに初期値を有する故障診断コードを付加して送信し、
各中継器は、
故障診断コマンドの受信に応じて、付加された故障診断コードに当該中継器を識別可能な所定の演算を施した故障応答コードを上記監視カメラに送信すると共に、該故障診断コマンドに該故障応答コードと同値の故障診断コードを付加して制御装置側の次段の中継器に送信し、
上記監視カメラは、
受信される故障応答コードに応じて故障範囲を特定することを特徴とする請求項7記載の監視システム。 - 制御装置に伝送線路を介して接続される初段の中継器は、
故障診断コマンドの受信に応じて、該故障診断コマンドに故障診断コードを付加して上記制御装置に送信し、
上記制御装置は、
故障診断コマンドの受信に応じて、付加された故障診断コードに当該制御装置を識別可能な所定の演算を施した故障応答コードを監視カメラに送信し、
上記監視カメラは、
受信される故障応答コードに応じて上記制御装置を含めた故障範囲を特定することを特徴とする請求項8記載の監視システム。 - 監視カメラは、
故障診断コマンドを送信し、
各中継器は、
故障診断コマンドの受信に応じて、予め記憶され当該中継器を識別可能な故障応答コードを上記監視カメラに送信すると共に、該故障診断コマンドを制御装置側の次段の中継器に送信し、
上記監視カメラは、
受信される故障応答コードに応じて故障範囲を特定することを特徴とする請求項7記載の監視システム。 - 制御装置に伝送線路を介して接続される初段の中継器は、
故障診断コマンドの受信に応じて、該故障診断コマンドを上記制御装置に送信し、
上記制御装置は、
故障診断コマンドの受信に応じて、予め記憶され当該制御装置を識別可能な故障応答コードを監視カメラに送信し、
上記監視カメラは、
受信される故障応答コードに応じて上記制御装置を含めた故障範囲を特定することを特徴とする請求項10記載の監視システム。 - 監視カメラにより特定された故障範囲を表示する表示部を備えたことを特徴とする請求項7から請求項11のうちのいずれか1項記載の監視システム。
- 監視カメラは、
故障範囲に応じた点滅パターンを予め記憶した記憶部と、
故障範囲が特定された場合に、上記記憶部から該当する点滅パターンを読み出す処理部と、
上記処理部により読み出された点滅パターンを発光する発光部とを備えたことを特徴とする請求項12記載の監視システム。
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