JP3855250B2 - 浴室用カウンターの取付構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は浴室で使用する小物、器具を仮置きするカウンターに関する。
【0002】
【従来の技術】
図7に示す通り、浴室の壁及びカウンター本体のたわみによって生じる壁カウンター間の不均一な隙間をカウンター周りの隙間にシリコンを打つことにより隠し見栄えをよくするのと同時に、壁とカウンター間を接着、固定するようにしていた。
しかし、このシリコンによる方法は施工手間が増える、かつ万が一施工し忘れた場合にカウンターの強度的な問題がある。さらに永く使用しているとシリコン部分にカビや汚れが付着しやすく不衛生である。
上記のような問題点を解決しようとする従来技術としてはカウンター天板部とエプロン部に分割して、天板部だけ先にビス止めすることにより壁との密着が行なえ、シリコン打ちをなくすことが出来る。また図8に示すようにカウンターエプロンのバタツキを押さえるために金具をエプロン部裏面に埋め込んだりしてカウンター支持材と固定していたが、やはり部品点数と施工手間が多くなり、そしてそのことによりコストがアップする。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来のカウンターの天板部とエプロン部を分割して天板だけを先にねじ止めする方法は、シリコンを無くすという点では優れているが以下のような問題点が発生する。カウンターの天板部とエプロン部を分割することにより部品点数や施工数が増え、コストアップにつながるという場合がほとんどである。さらにカウンターを天板部とエプロン部に分割するということは強度的に弱くなるため製品として必要な強度を確保するためには、補強を追加したり支持材構造に工夫が必要になってくる。同様にカウンターエプロンのバタツキを押さえる為には、固定用金具をエプロンに取付ける必要があり、やはり部品点数や施工数が増えコストアップにつながる。
【0004】
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、本発明の目的は、浴室内にカウンターを取付け後の意匠性向上を、コストや部品点数及び施工手間のそれぞれアップなしに行なえる浴室内カウンター取付構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1記載の発明は、浴室に取付けられるカウンターにおいて、カウンター天板部に折返し部を設け、断面コの字状に折り曲げた取付金具の開口部を上にした状態で前記浴室の壁面に取付け用ねじで仮止めしておき、前記折返し部を前記取付金具の前記開口部に上方から差し込んで前記折返し部の一部が前記取付金具により挟まれた状態にするとともに前記折返し部に設けた切り欠きを前記取付け用ねじが貫通した状態とし、その折返し部を前記取付け用ねじと前記取付金具にて挟着しカウンターを固定することを特徴とした。
【0006】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記カウンター天板部と一体に形成されたカウンターのエプロン裏部に下向きにL字形の係止部を一体成型により設けて、そのL字形係止部をカウンター支持材バネ部で挟着することを特徴とした。
【0007】
請求項3記載の発明は、請求項1〜2記載の発明において、取付金具のカウンター側挟着部に突起を設けたことを特徴とした。
【0008】
【発明の実施の形態】
図1〜6に実施の形態を示す。
図1は本発明のカウンターを適用したバスルームの斜視図である。バスルームは床2、浴室壁4、浴槽8及び天井(図示せず)からなり、カウンター1はカウンター天板部19、カウンターエプロン部14、下向きL字形係止部15、カウンター天板折返部20からなり、通常カウンター1は浴室洗い場3の水栓取付側の浴室壁4に取付けられる場合が多い。またカウンター上方には鏡5などが取付けられる。
【0009】
図2は本発明の請求項1に係るカウンター取付構造の斜視図であり、また図3はカウンター取付金具部分の断面図である。取付金具9をあらかじめ取付用ねじ10と座金11にて浴室壁4に開口部を上にした状態で仮止めしておき、切り欠きを設けたカウンター天板折返部20をその開口部に上方から差し込む。さらに取付用ねじ10を増し締めし、浴室4壁とカウンター1を引き寄せ固定する。取付金具9にセットした取付用ねじ10を締込み浴室壁4とカウンター1を引き寄せることによりシリコンを無くしても壁カウンター間の不均一な隙間を矯正し、意匠的に優れたカウンター取付構造とした。さらに、カウンター天板部背面20に切り欠きを設けることにより、カウンター1を上方よりセットできるためカウンターの天板部とエプロン部を分割しなくてもよい。
【0010】
図4は本発明の請求項2に係るカウンター取付構造の斜視図であり、また図5はカウンターエプロン裏面L字形係止部15とカウンター支持材バネ部13の嵌合部断面図である。カウンター1のエプロン部14に一体成型にて下向きL字形の係止部15を設け、その係止部15をカウンター支持材バネ部13に差し込むことにより、カウンターエプロン固定用金具22を用いなくてもカウンターエプロン部14のバタツキを押さえることが出来る。
【0011】
図6は本発明の請求項3に係るカウンター取付構造の斜視図である。
カウンター取付金具9においてカウンター側挟着部18に突起部17を2ヶ所設けた。取付金具9を取付用ねじ10と座金11によって締め込むと、この突起部17がカウンター1に食い込みカウンターの固定力を向上させる。
また、この取付金具9のカウンター側挟着部18上部をへの字に曲げ、カウンター天板折返部20が入りやすいようにガイドの役目を持たせた。
【0012】
【発明の効果】
本発明は上記構成により次の効果を発揮する。
請求項1の発明によれば、カウンターの天板部とエプロン部が一体構造カウンターであっても固定できるように、取付金具と切り欠きを設けたカウンター天板折返部によりカウンターを上からセット出来るようにしたので、シリコンを使わなくても意匠的、強度的に優れたカウンター取付構造となり、取付後の意匠性の向上と施工手間の削減さらには施工時間・コストの低減ができる。
【0013】
請求項2の発明によれば、カウンターエプロン固定用にエプロン部裏面に下向きL字形の係止部を一体成型により設けたので、カウンターエプロン固定用金具を用いなくても、カウンターエプロン部のバタツキを押さえることが出来て、施工手間の削減さらには施工時間・コストの低減ができる。
【0014】
請求項3の発明によれば、カウンター天板折返部が容易に抜けないように取付金具に突起を設けたので、カウンター天板折返部が取付金具から外れにくくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカウンターを適用したバスルームの斜視図である。
【図2】本発明の請求項1に係るカウンター取付構造の斜視図である。
【図3】図2に示すA−A断面図である。
【図4】本発明の請求項2に係るカウンター取付構造の斜視図である。
【図5】図4に示すB部の部分側面図である。
【図6】本発明の請求項3に係るカウンター取付構造の斜視図である。
【図7】従来技術(カウンター周りにシリコンを打つ)の斜視図である。
【図8】従来技術(カウンターエプロンに固定用金具を後付けしたもの)の斜視図である。
【符号の説明】
1 カウンター
2 床
3 浴室洗い場
4 浴室壁
5 鏡
6 シャワーヘッド
7 シャワー水栓
8 浴槽
9 取付金具
10 取付用ねじ
11 座金
12 補強材
13 カウンター支持材バネ部
14 カウンターエプロン部
15 L字形係止部
16 カウンター支持材
17 突起部
18 カウンター挟着部
19 カウンター天板部
20 カウンター天板折返部
21 カウンター天板折返し部切り欠き
22 カウンターエプロン固定用金具
Claims (3)
- 浴室に取付けられるカウンターにおいて、カウンター天板部に折返し部を設け、断面コの字状に折り曲げた取付金具の開口部を上にした状態で前記浴室の壁面に取付け用ねじで仮止めしておき、前記折返し部を前記取付金具の前記開口部に上方から差し込んで前記折返し部の一部が前記取付金具により挟まれた状態にするとともに前記折返し部に設けた切り欠きを前記取付け用ねじが貫通した状態とし、その折返し部を前記取付け用ねじと前記取付金具にて挟着しカウンターを固定することを特徴とする浴室用カウンターの取付構造。
- 請求項1記載の前記カウンターにおいて、前記カウンター天板部と一体に形成されたカウンターのエプロン裏部に下向きにL字形の係止部を一体成型により設けて、そのL字形係止部をカウンター支持材バネ部で挟着することを特徴とする浴室用カウンターの取付構造。
- 請求項1または2に記載の前記カウンターにおいて、取付金具のカウンター側挟着部に突起を設けたことを特徴とする浴室用カウンターの取付構造。
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