JP3854846B2 - 固体撮像装置 - Google Patents

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  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
  • Color Television Image Signal Generators (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、固体撮像素子を用いた固体撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
CCD等の固体撮像素子を用いる固体撮像装置において鮮明な画像を得るためには、作動中における固体撮像素子の温度上昇に伴う暗電流の増加を防止することと、各固体撮像素子の取り付け位置精度(レジストレーション)を十分に高い水準(例えば、1μm程度以下)に保つこととが重要となる。
【0003】
そのため、固体撮像素子を装置内に取り付ける際の固体撮像素子にかかる機械的ストレス、作動中の固体撮像素子自身の発熱による熱膨張、及び、固体撮像素子の固定部材の熱膨張又は熱収縮による影響が取り付け位置精度を低下させることを考慮し、固体撮像装置には、作動中の固体撮像素子を冷却してその温度上昇を防止するための冷却機構が設けられている。
【0004】
例えば、特開平7−154657号公報、特開平9−65348号公報、特開平8−31993号公報、特開平11−204707号公報、特開2001−53991号公報に上述のような冷却機構を備える固体撮像装置或いは電子携帯機器が開示されている。
【0005】
例えば、特開平11−204707号公報には、固体撮像素子等の電子部品に密着され電子部品で生じた熱を吸収する吸熱部と、吸熱部を基点に相互に異なる方向に延びてこの吸熱部に取り付けられ、吸熱部で吸収した熱を移動する複数本のヒートパイプと、それぞれのヒートパイプに取り付けられ、ヒートパイプにより移動された熱を放出する放熱部とを有する放熱装置を備えた構成の電子携帯機器が提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記公報に記載された従来の装置は、固体撮像素子を効率よく冷却し所定の温度で安定に動作させるとともに、その取り付け位置精度の低下を防止することができず、良好な撮像画像を得るには未だ不十分であった。また、上記公報に記載された従来の装置は、固体撮像素子を冷却するための構造が複雑で、取り付け位置精度を低下させることなく固体撮像装置を組み立てることが容易にできなかった。
【0007】
例えば、特開平11−204707号公報に記載の電子携帯機器においては、複数本のヒートパイプは吸熱部を基点に相互に異なる方向に延びてこの吸熱部に取り付けられているため、冷却機構の設置スペースが大きくなっていた。また、固体撮像素子を冷却するための構造が複雑で、固体撮像装置を組み立てることが容易にできなかった。更に、ヒートパイプが屈撓性を有する構成とした場合には、作動中の固体撮像素子にヒートパイプの応力が常にかかるため、固体撮像素子を安定に動作させることができなかった。
【0008】
本発明は、上記従来技術の有する課題に鑑みてなされたものであり、固体撮像素子の取り付け位置精度が高く、固体撮像素子を所定の温度で安定に動作させることができ、かつ、容易に組み立てることができる固体撮像装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、受光面を有しており、該受光面から入射する入射光を複数の色成分の光に分解するとともに各色成分の光ごとに設けられた光出射面から出射する色分解プリズムと、各光出射面にそれぞれ隣接して配置されており、各光出射面から出射される各色成分の光を光電変換する複数の固体撮像素子と、各固体撮像素子にそれぞれ隣接して配置されており、各固体撮像素子において発生する熱を吸収する複数の冷却ブロックと、入射光を採光するための開口部が設けられており、色分解プリズム、各固体撮像素子及び各冷却ブロックを収容する略直方体のケースと、一端がケースの互いに対向する側面パネルの何れか一方に接続され、他端が各冷却ブロックの何れかに接続される複数の塑性変形可能なヒートパイプと、を有しており、各冷却ブロックのそれぞれに対して、一方の側面パネルからのびるヒートパイプが少なくとも1本接続され、かつ、他方の側面パネルからのびるヒートパイプが少なくとも1本接続されており、各ヒートパイプは、それぞれが接続される側面パネルの法線方向に略平行に配置されており、各冷却ブロックは、各ヒートパイプを接続するための挿入孔を有するとともに、各固体撮像素子が隣接して配置される面と対向する面において各ヒートパイプの前記一端側に切りかき部を有し、切りかき部は、各ヒートパイプが挿入孔に挿入された際、切りかき部と各ヒートパイプとの間に隙間を生じるように形成されていることを特徴とする固体撮像装置を提供する。
【0010】
ここで、「塑性変形可能なヒートパイプ」とは、固体撮像素子を冷却ブロックに取り付ける際に、固体撮像素子に機械的ストレスをかけることなく、固体撮像素子と冷却ブロックとの接触面に加わる圧力(例えば、98×103〜980×103Pa)により容易に塑性変形するヒートパイプであり、固体撮像装置の作動温度領域(例えば、−30〜80℃)においては塑性変形した状態が保持され、接続されている冷却ブロックを支持してそのケース内における位置を保持できるヒートパイプを示す。
【0011】
この固体撮像装置によれば、ケース内の複数の冷却ブロックを支えるヒートパイプが塑性変形可能であるので、複数の固体撮像素子が装着された色分解プリズムをケース内に取り付ける際に、各固体撮像素子に機械的ストレスを与えることなく冷却ブロックに固定することができる。また、このときに、色分解プリズムに対して光学的な3次元位置調整の施された各固体撮像素子同士の相対的な位置をずらすことなく高い取り付け位置精度で取り付けることができる。更に、内部に閉じ込めた作動流体の相平衡(例えば、液体の蒸発・凝縮サイクル)を利用するヒートパイプは大きな熱輸送量を有するので、固体撮像素子を効率よく冷却することができる。また、同一の冷却ブロックの挿入孔に挿入されるヒートパイプは、先に述べたように全て互いに略平行に配置されているので、固体撮像装置をいかなる姿勢で作動させても固体撮像素子を常に効率よく冷却することができる。しかも、ヒートパイプをこのように配置すれば、ヒートパイプの設置スペースを十分に小さくすることができるので、固体撮像装置をコンパクトに構成することができる。
【0012】
そして、熱伝導部材を用いて冷却ブロックをケースに予め固定しておけば、色分解プリズムをケース内に取り付ける作業を容易に行うことができるので、固体撮像装置を効率よく組み立てることができる。
【0013】
更に、各固体撮像素子と各熱伝導部材との間に配置される各冷却ブロックが所定の熱容量を有しているので、作動中において各固体撮像素子を冷却する際に各固体撮像素子の温度の変動を十分に低減することができる。そのため、高い取り付け位置精度を保持しつつ各固体撮像素子を所定の温度で安定的に作動させることができる。また、色分解プリズムの取り付けの際に塑性変形した熱伝導部材は、作動中においてその形状を保つのみで各固体撮像素子に圧力をかけることはないので、この観点からも各固体撮像素子を安定に作動させることができる。
【0014】
また、本発明の固体撮像装置は、ケースは、ケース本体と、ケース本体に脱着可能に装着されるケースカバーとから構成されており、ケース本体は、開口部が設けられた前面パネルと、前面パネルに対向配置される背面パネルと、色分解プリズム及び各固体撮像素子を載置する底面パネルとを有しており、ケースカバーは、2つの側面パネルと、底面パネルに対向配置される上面パネルと、各冷却ブロックと、各ヒートパイプとが一体化されて構成されていることを特徴としていてもよい。
【0015】
上記の構成を有するケースカバーを採用することにより、複数の固体撮像素子が装着された色分解プリズムをケース内に取り付ける作業をより容易におこなうことができ、装置をより効率よく組み立てることが可能となる。
【0016】
なお、本発明において、ケースをケース本体と、ケース本体に脱着可能に装着されるケースカバーとから構成する場合、ケースカバーは上述の構成を有するもの以外に、上面パネルのかわりに背面パネルを一体化させた構成を有するものを採用してもよい。
【0019】
また、本発明の固体撮像装置は、各固体撮像素子と各冷却ブロックとの間にペルチェ素子が更に配置されていることを特徴としていてもよい。このように、ペルチェ素子を更に備えることにより、作動中における固体撮像素子の冷却をより低い温度で精密に行うことができ、各固体撮像素子の温度の変動や暗電流の増加を十分に抑制することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図中同一又は相当部分には同一符号を付することとする。
【0021】
図1は、本発明の固体撮像装置の好適な一実施形態を示す斜視図である。図2は、図1に示した固体撮像装置の正面図である。図3は、図1に示した固体撮像装置の背面図である。図4は、図1のII−II線に沿ってみた固体撮像装置の概略的な基本構成を示す断面図である。
【0022】
本実施形態の固体撮像装置1は図1〜図4に示すように、主として、色分解プリズム10と、色分解プリズム10の各光出射面F11,F12,F13上にそれぞれ配置された各固体撮像素子21,22,23と、これらの固体撮像素子の裏面F21,F22,F23上にそれぞれ配置されたペルチェ素子31,32,33と、これらのペルチェ素子の裏面上にそれぞれ配置された冷却ブロック41,42,43と、これらの冷却ブロックに接続されるヒートパイプ51,52,53,54,55,56と、各固体撮像素子から送出される電気信号を処理するが画像処理部7と、上記の撮像のための各部品を収容するケース2とから構成されている。
【0023】
図1〜図3に示すように、略直方体の形状を有するケース2は、断面コの字型のケース本体3と、前記ケース本体に脱着可能に装着される断面コの字型のケースカバー4とから構成されている。
【0024】
ケース3本体は、開口部H2が形成された前面パネル3aと、該前面パネル3aに対向して配置される背面パネル3bと、上述の撮像のための各部品が上面に載置されており、この上面の対向する縁部に前面パネル3aと背面パネル3bとが立設される底面パネル3cとから構成されている。
【0025】
一方、ケースカバー4は、略直方体のケース2を構成したときに前面パネル3aと背面パネル3bとの間の側面を形成する2つの側面パネルと、底面パネルに対向配置される上面パネルが一体化されたものである。そして、固体撮像装置1の組み立て時には、このケースカバー4に冷却ブロック41,42,43と、これらを支持する各ヒートパイプ51,52,53,54,55,56とが予め一体的に接続される。これにより、各固体撮像素子21,22及び23が装着された色分解プリズム10をケース2内に取り付ける際の作業が容易になる。
【0026】
このケースカバー4は、放熱板として機能するものであり、ケースカバー4を構成する各パネルの外部側の表面には、前面パネル3aの法線方向に略平行に形成された溝が所定の間隔でストライプ状に形成されている。このように溝を形成することにより、ケースカバー4の放熱効率を向上させることができる。
【0027】
そして、ケース本体3と、ケースカバー4とは、例えばネジ止めするなどして接続される。また、これらのケース本体3とケースカバー4を構成する各パネルは、例えば、アルミニウム等の熱伝導性を有する構成材料として形成されている。
【0028】
ケース3本体の前面パネル3aの開口部H2は後述の色分解プリズム10に入射させる入射光を採光するためのものであり、略円形の形状を有している。また、前面パネル3aの開口部H2の外部側には、撮影光学系(図示せず)を固体撮像装置1に脱着可能に装着するためのレンズアタッチメント部5が設けられている。この撮影光学系は固体撮像装置1の用途に応じて様々な種類のレンズなどから構成される。
【0029】
また、レンズアタッチメント部5には、前面パネル3aの開口部H2と同軸の略円形状の開口部が形成されている。更に、レンズアタッチメント部5の開口部には撮影光学系を脱着可能に装着するための溝等が形成されている。そして、前面パネル3aの開口部H2には、固体撮像装置1内に外部からゴミなどが入り込まないように光学ガラスからなるカバーガラス6が配置されている。
【0030】
背面パネル3bには、放湿のための通気口H3bが設けられている。また、背面パネル3bの内部には、固体撮像装置1内に通気口H3bからゴミなどが入り込まないように背面保護カバー8が配置されている。この背面保護カバー8は、背面保護カバー8よりも装置1の内部側に配置される連続環状体からなる固定部材81と、背面保護カバー8よりも装置1の外部側に配置される連続環状体からなる固定部材83との間に挟持されている。そして、固定部材81及び83はそれぞれの外縁部をネジ83によりネジ止めされて一体化されている。また、固定部材81は底面パネル3cに固定されている。
【0031】
図4に示す色分解プリズム10は、前面パネル3aの開口部H2に面する受光面F10を有しており、該受光面F10から入射する入射光L10を例えば、3つの色成分の光L1(例えば緑色光),L2(例えば青色光)及びL3(例えば赤色光)に分解するためのものである。この色分解プリズム10は、例えば、高熱伝導率のアルミダイカスト材から構成される。
【0032】
色分解プリズム10は、特定波長の光を反射するダイクロイック膜(図示せず)を挟んで組み立てられた3個の複合プリズム(ダイクロイックプリズム)からなる色成分光路11,12及び13から構成されている。例えば、図4に示す色分解プリズム10で用いられているダイクロイック膜は赤色領域の波長の光成分を反射する赤反射用と、青色領域の波長の光成分を反射する青反射用があり、何れも緑領域の波長の光成分を透過させる。
【0033】
従って、緑色光L1は色成分光路11内を入射光L10に平行な方向に直進し、青色光L2及び赤色光L3は対応するダイクロイック膜の設置面の角度に応じて入射光L10に平行な方向とは異なる方向に進行する。なお、図4に示す色分解プリズム10の場合には、赤色光L3は色成分光路13内を底面パネル3cの側に向けて進行し、青色光L2は色成分光路12内をケースカバー4の側に向けて進行する設定となっている。
【0034】
そして、各色成分の光L1,L2及びL3は、これらの色成分の光ごとに色成分光路11,12及び13にそれぞれ設けられた光出射面F11,F12及びF13から出射される。
【0035】
図4に示すように、色分解プリズム10の光出射面F11,F12及びF13には、例えば、CCD(CHARGE COUPLED DEVICE)等の固体撮像素子21,22及び23がそれぞれ隣接して配置されている。固体撮像素子21,22及び23は、それぞれの受光面に入射した各色成分の光L1,L2及びL3の強度を電気信号に変換し、後述する画像処理部7に出力するためのものである。これにより、1次元または2次元の光像を撮像することができる。各固体撮像素子21,22及び23はそれぞれの受光面が色分解プリズム10の光出射面F11,F12及びF13に密着する状態で例えば、光学系接着剤を用いて接着されている。
【0036】
また、各固体撮像素子21,22及び23には、それぞれの作動温度を検知するための温度センサ(図示せず)が接続されており、更にこれらの温度センサは画像処理部7の制御部に電気的に接続されている。
【0037】
図4に示すように、各固体撮像素子21,22及び23の裏面F21,F22,F23には、ペルチェ素子31,32及び33がそれぞれ隣接して配置されている。
【0038】
図5は、図1に示したペルチェ素子の基本構成の一例を概略的に示す系統図である。図5に示すように、これらのペルチェ素子31,32及び33は、金属板34と金属板37aとの間にP型半導体36が配置され、金属板34と金属板37bとの間にN型半導体35が配置された基本構成を有している。更に、金属板37aと37bとは導線38により電気的に接続されており、金属板37aと37bとの間の導線38上には、定電流源39が電気的に直列に配置されている。
【0039】
なお、図4に示すペルチェ素子31,32及び33は、要求される冷却性能に応じて、上述の金属板と、P型半導体と、N型半導体とからなる単位構成を、P型半導体およびN型半導体を電気的には直列となり、熱的には並列となるように複数接続することにより構成する。
【0040】
そして、各ペルチェ素子31,32及び33は、この定電流源39により金属板34を介して金属板37bから金属板37aに向かう直流電流を流すことにより、金属板34と金属板37a及び37bとの間に金属板34に対して金属板37a及び37bが低温となるような温度差を生じさせることができる。
【0041】
すなわち、ペルチェ素子31,32及び33は、金属板34の面から金属板37a及び37bの面へ熱を移送することができる。そして、各ペルチェ素子31,32及び33は、上述の金属板34の面を各固体撮像素子21,22及び23の裏面F21,F22,F23に密着させることにより、各固体撮像素子21,22及び23から熱h21を汲み上げ、金属板37a,37bの面から後述する各冷却ブロック41,42及び43に向けて熱h41を放出するヒートポンプとして働く。
【0042】
また、各ペルチェ素子31,32及び33は、画像処理部7の制御部に電気的に接続されており、それぞれの定電流源39の出力が制御される構成となっている。更に、各固体撮像素子21,22及び23の裏面F21,F22,F23と各ペルチェ素子31,32及び33の金属板37a,37bの面の間にはグリースが塗布され、各固体撮像素子21,22及び23と各ペルチェ素子31,32及び33とがそれぞれ密着されている。
【0043】
図4に示すように、各ペルチェ素子31,32及び33の裏面には、冷却ブロック41,42及び43がそれぞれ隣接して配置されている。また、冷却ブロック41内部には、ケースカバー4の一方の側面パネルからのびる塑性変形可能なヒートパイプ51が接続され、かつ、他方の側面パネルからのびる塑性変形可能なヒートパイプ52が接続されている。そして、ヒートパイプ51及び52は、それぞれが接続される側面パネルの法線方向に略平行に配置されており、それぞれの冷却ブロック41に接続される側の部分が冷却ブロック41の内部に熱的接触を保つ状態で挿入されている。
【0044】
更に、上述の冷却ブロック41とヒートパイプ51及び52と同様の配置条件で、冷却ブロック42内部には塑性変形可能なヒートパイプ53及び54が熱的接触を保つ状態で挿入されており、冷却ブロック43内部にはヒートパイプ55及び56が熱的接触を保つ状態で挿入されている。
【0045】
以下、図4〜図8を参照しながら冷却ブロック41,42及び43、各ヒートパイプ51,52,53,54,55及び56について説明する。
【0046】
図6は図1に示した冷却ブロック及びこれに接続された熱伝導部材(ヒートパイプ)の概略的な基本構成を示す斜視図である。また、図7は図6に示した冷却ブロック内の構成の一例を概略的に示す斜視図である。特に、図6及び図7は図1に示した冷却ブロック41と、この内部に挿入されたヒートパイプ53及び54を示している。更に、図8は、図1に示したヒートパイプの基本構成の一例を概略的に示す断面図である。
【0047】
先ず、各ヒートパイプ51,52,53,54,55及び56の構成について説明する。なお、各ヒートパイプの形状及び構成は全て同様であるため、以下の説明においてはヒートパイプ51について説明する。
【0048】
各ヒートパイプ51,52,53,54,55及び56は、各冷却ブロック41,42及び43と放熱板となるケースカバー4とを連結し、ケース2内における各固体撮像素子21,22及び23の位置を固定するとともに各冷却ブロック41,42及び43の熱をケースカバー4に向けて伝達する熱伝達機構を備える塑性変形可能な柱状の熱伝導部材である。
【0049】
図4〜図8に示すように、ヒートパイプ51は、例えば銅等を構成材料として形成された断面が略円形環状の管であるパイプ57と、このパイプ57の内部に封入される作動流体(例えば水)とから構成されている。この作動流体は液体59とその蒸気58が共存する状態で封入されている。そして、このヒートパイプ51の熱伝達機構は、パイプ57内に封入された作動流体の液体59と蒸気58との相変化に伴い生じるエンタルピーの差(潜熱)を利用して熱を効率的に一端から他端へ運ぶものである。
【0050】
すなわち、ヒートパイプ51は、パイプ57の端部のうちの一方が冷却するべき部材(ここでは冷却ブロック41)に熱的接触が可能な状態で接続され、もう一方が冷却するべき部材から汲み上げた熱を放出するための部材(ここでは、ケースカバー4)に熱的接触が可能な状態で接続される。ここで、図8に示すように、ヒートパイプ51の端部のうち冷却するべき部材に接触される部分を蒸発部R1とし、蒸発部R1の反対側の他端の部分を凝縮部R3とする。また、ヒートパイプ51の蒸発部R1と凝縮部R3との間のパイプ57の領域は冷却効率を向上させるための断熱部R2となっている。
【0051】
そして、図8に示すように、蒸発部R1では作動流体の気化が優先的に進行し、凝縮部R3では作動流体の液化が優先的に進行する。これにより、ヒートパイプ51の蒸発部Rで気化した水が、蒸気流FVとなり、この蒸気流FVがヒートパイプ51内の蒸気圧の差により断熱部R2を介して凝縮部R3へ伝達され、そこで液化することにより熱の移動が起こる。このように気化された蒸気流と液化による凝縮を利用した熱伝達により金属での熱伝達よりはるかに大きな熱量が輸送されることになる。
【0052】
次に、各冷却ブロック41,42及び43の構成について説明する。
【0053】
冷却ブロック41は、ペルチェ素子31から放出される熱を吸収し、ヒートパイプ51及び52の蒸発部R1に放熱するためのものである。また、冷却ブロック42は、ペルチェ素子32から放出される熱を吸収し、ヒートパイプ53及び54の蒸発部R1に放熱するためのものである。更に、冷却ブロック43は、ペルチェ素子33から放出される熱を吸収し、ヒートパイプ55及び56の蒸発部R1に放熱するためのものである。以下、冷却ブロック41を代表にして説明する。
【0054】
図4に示すように、冷却ブロック41は、略直方体状のブロックであり、そのうちの1つの平滑な面がペルチェ素子31の裏面に密着される。また、図6及び図7に示すように、冷却ブロック41には、ヒートパイプ51及び52を挿入するための2つの挿入孔44及び45が形成されている。
【0055】
これらの挿入孔44及び45はそれぞれ、冷却ブロック41のペルチェ素子31の裏面に密着される面に垂直な1つの面からこの面に対向する面かけて貫通する略円柱状の空洞である。また、2つの挿入孔44及び45は互いに略並行となるように形成されている。更に、挿入孔44及び45が形成される冷却ブロック41の互いに対向する1対の面は、ケースカバー4の互いに対向する側面パネルの内面にそれぞれ面している。
【0056】
そして、図6及び図7に示すように、ヒートパイプ51は、ケースカバー4の互いに対向する面の一方にその凝縮部R3の側を熱的な接触が可能となるように接続されており、その蒸発部R1の側を冷却ブロック41に挿入されている。
【0057】
ヒートパイプ51の凝縮部R3とケースカバー4の側面パネルとは、固定部材61により接続されている。この固定部材61は、ケースカバー4の側面パネルに形成された溝(図示せず)内に配置され、ヒートパイプ51の凝縮部R3の部分が挿入される嵌挿部を有している。そして、この嵌挿部はネジ71によりヒートパイプ51の凝縮部R3の部分を側面から締め付ける構造を有している。更に、このネジ71はケースカバー4に形成された溝にはめ込まれる構造となっている。
【0058】
一方、ヒートパイプ52もその凝縮部R3の側をケースカバー4の互いに対向する側面パネルの内面のうちヒートパイプ51の接続されていない他方の面にネジ72を有する固定部材62により熱的な接触が可能となるように接続され、蒸発部R1の側を冷却ブロック41に挿入されている。
【0059】
ここで、挿入孔44及び45の断面の大きさと形状は、挿入されるヒートパイプ51及び52と熱的な接触が可能となるように設定されており、好ましくは、これらの挿入孔とヒートパイプの断面の大きさと形状の関係がいわゆる穴と軸との「はめあい方式」における「しまりばめ」の状態となるように設定されている。
【0060】
また、図6及び図7に示すように、冷却ブロック41の挿入孔44のうちケースカバー4に近い領域には、切りかき部が設けられている。この切りかき部は冷却ブロック41のケースカバー4に近い領域の一部が削り取られて挿入孔44の円柱状の空洞部の側面の一部が外部に開放されたものである。
【0061】
これにより、ヒートパイプ51が塑性変形する際に、挿入孔44に挿入される蒸発部R1の側の部分のうちケースカバー4に近い領域の部分が冷却ブロック41の外部に突出することが可能となる。そのため、ヒートパイプ51及び52の塑性変形の自由度がより大きくなる。その結果、固体撮像素子21及びペルチェ素子31を接続した色分解プリズム10をケース2内に取り付ける際に固体撮像素子21の取り付け位置精度を低下させることなくスムーズに取り付けることができる。
【0062】
更に、色分解プリズム10の取り付けの際に塑性変形したヒートパイプ51及び52は装置1の作動中においてその形状を保つのみで固体撮像素子21に圧力をかけることはないので、固体撮像素子を安定に作動させることができる。
【0063】
ここで、冷却ブロック41の切りかき部を形成するために削り取られて挿入孔44及び45の一部が外部に開放される部分は、ペルチェ素子31の裏面に密着される冷却ブロック41の面と対向する側の部分であることが好ましい。
【0064】
また、ヒートパイプ51及び52を上述の配置条件を満たすように配置することにより、固体撮像装置1をいかなる姿勢で作動させても固体撮像素子21を常に効率よく冷却することができる。また、ヒートパイプ51及び52を上述の配置条件を満たすように配置すれば、ヒートパイプ51及び52の設置スペースを十分に小さくすることができる。
【0065】
ここで、図4に示すように、冷却ブロック42及び43は、それぞれの形状が、冷却ブロック42が断面5角形の角柱状のブロックであり、冷却ブロック42が断面台形の角柱状のブロックであること以外は、上述の冷却ブロック41と同様の構成を有しており、冷却ブロック42及び43にも、図6及び図7に示した挿入孔44及び45と同様の形状の挿入孔が同様の配置条件で形成されている。
【0066】
図4に示す画像処理部7は、各固体撮像素子21,22及び23から出力された電流信号を積分して電圧値に変換する積分回路(図示せず)を備えている。これにより、この固体撮像装置1では、入射光強度に応じた値の電流信号が各固体撮像素子21,22及び23のそれぞれから出力され、この電流信号の積分値に応じた電圧値が積分回路から出力され、この電圧値に基づいて、入射光強度分布が得られ撮像される。
【0067】
また、画像処理部7には、各固体撮像素子21,22及び23に設けられた温度センサから送出される検出信号に基づいてこれらの作動温度を検知するとともに、検知した各固体撮像素子21,22及び23の作動温度に基づいて、各ペルチェ素子31,32及び33の出力を調節し、各固体撮像素子21,22及び23を所定の温度に調節する制御部が備えられている。
【0068】
更に、画像処理部7には、積分回路から出力された電圧値(アナログ値)をデジタル値に変換するA/D変換回路を更に設けてもよい。この場合には、入射光強度はデジタル値として得られ、さらにコンピュータ等により画像処理することが可能となる。
【0069】
このように画像処理部により各ペルチェ素子及び各ヒートパイプを精密に制御して冷却を行うことにより、ケース2内の各部品の熱膨張、熱収縮による各固体撮像素子の取り付け位置精度の低下を十分に防止することができる。
【0070】
以上、本発明の好適な実施形態について詳細を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。
【0071】
例えば、上記実施形態においては、固体撮像素子と冷却ブロックとの間にペルチェ素子が配置される場合について説明したが、本発明の固体撮像装置は、これに限定されるものではなく、ペルチェ素子が配置されておらず固体撮像素子と冷却ブロックが直接接触する構成を有していてもよい。
【0072】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の固体撮像装置によれば、機械的ストレスのかからない状態で固体撮像素子を装置内に高い取り付け位置精度で取り付けることができる。そして、その高い取り付け位置精度を作動中において低下させることなく保持することができるとともに、固体撮像素子を所定の温度で安定に動作させることができる。そのため、良好な撮像画像を得ることができる。また、装置をコンパクトに構成にできしかも容易に組み立てることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の固体撮像装置の好適な一実施形態を示す斜視図である。
【図2】図1に示した固体撮像装置の正面図である。
【図3】図1に示した固体撮像装置の背面図である。
【図4】図1のII−II線に沿ってみた固体撮像装置の概略的な基本構成を示す断面図である。
【図5】図1に示したペルチェ素子の基本構成の一例を概略的に示す系統図である。
【図6】図1に示した冷却ブロック及びこれに接続された熱伝導部材(ヒートパイプ)の概略的な基本構成を示す斜視図である。
【図7】図6に示した冷却ブロック内の構成の一例を概略的に示す斜視図である。
【図8】図1に示したヒートパイプの基本構成の一例を概略的に示す断面図である。
【符号の説明】
1・・・固体撮像装置、2・・・ケース、3・・・ケース本体、3a・・・前面パネル、3b・・・背面パネル、3c・・・底面パネル、4・・・ケースカバー、5・・・レンズアタッチメント部、6・・・カバーガラス、7・・・画像処理部、8・・・背面保護カバー、10・・・色分解プリズム、11,12,13・・・色成分光路、21,22,23・・・固体撮像素子、31,32,33・・・ペルチェ素子、34・・・金属板、35・・・n型半導体、36・・・p型半導体、37a,37b・・・金属板、38・・・閉回路、39・・・定電流電源、41,42,43・・・冷却ブロック、44,45・・・挿入孔、51,52,53,54,55,56・・・ヒートパイプ、57・・・パイプ、58・・・蒸気、59・・・液体、61,62・・・固定部材、71,72・・・ねじ、81,82・・・外枠部材、83,84・・・ねじ、F10・・・色分解プリズムの受光面、F11,F12,F13・・・色分解プリズムの光出射面、F21,F22,F23・・・固体撮像素子の裏面、FL・・・液流、FV・・・蒸気流、L10…入射光、L1,L2,L3・・・色成分光路、H2・・・開口部、H3b・・・通気口、h3,h21,h41・・・熱、R1・・・蒸発部、R2・・・断熱部、R3・・・凝縮部。

Claims (3)

  1. 受光面を有しており、該受光面から入射する入射光を複数の色成分の光に分解するとともに前記各色成分の光ごとに設けられた光出射面から出射する色分解プリズムと、
    前記各光出射面にそれぞれ隣接して配置されており、前記各光出射面から出射される前記各色成分の光を光電変換する複数の固体撮像素子と、
    前記各固体撮像素子にそれぞれ隣接して配置されており、前記各固体撮像素子において発生する熱を吸収する複数の冷却ブロックと、
    前記入射光を採光するための開口部が設けられており、前記色分解プリズム、前記各固体撮像素子及び前記各冷却ブロックを収容する略直方体のケースと、
    一端が前記ケースの互いに対向する側面パネルの何れか一方に接続され、他端が前記各冷却ブロックの何れかに接続される複数の塑性変形可能なヒートパイプと、
    を有しており、
    前記各冷却ブロックのそれぞれに対して、一方の前記側面パネルからのびる前記ヒートパイプが少なくとも1本接続され、かつ、他方の前記側面パネルからのびる前記ヒートパイプが少なくとも1本接続されており、
    前記各ヒートパイプは、それぞれが接続される前記側面パネルの法線方向に略平行に配置されており、
    前記各冷却ブロックは、各ヒートパイプを接続するための挿入孔を有するとともに、前記各固体撮像素子が隣接して配置される面と対向する面において前記各ヒートパイプの前記一端側に切りかき部を有し、
    前記切りかき部は、前記各ヒートパイプが前記挿入孔に挿入された際、前記切りかき部と前記各ヒートパイプとの間に隙間を生じるように形成されていること、
    を特徴とする固体撮像装置。
  2. 前記ケースは、ケース本体と、前記ケース本体に脱着可能に装着されるケースカバーとから構成されており、
    前記ケース本体は、前記開口部が設けられた前面パネルと、前記前面パネルに対向配置される背面パネルと、前記色分解プリズム及び前記各固体撮像素子を載置する底面パネルとを有しており、
    前記ケースカバーは、2つの前記側面パネルと、前記底面パネルに対向配置される上面パネルと、前記各冷却ブロックと、前記各ヒートパイプとが一体化されて構成されていること、
    を特徴とする請求項1に記載の固体撮像装置。
  3. 前記各固体撮像素子と前記各冷却ブロックとの間にペルチェ素子が更に配置されていることを特徴とする請求項1又は2記載の固体撮像装置。
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