JP2007274569A - 撮像装置 - Google Patents

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友範 水野
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Abstract

【課題】撮像素子を効果的に冷却すると共に、撮像素子の受光面に結露が生じさせ難くする。
【解決手段】ペルチェ素子4の吸熱部4aに熱的に結合されたCCD素子2と、CCD素子2及びペルチェ素子4を収容し、且つ乾燥した気体が封入された気密容器部20と、ペルチェ素子4の放熱部4bに熱的に結合され、気密容器部20を貫通して気密容器部20の外部に突出したスペーサ5と、気密容器部20の外部で、スペーサ5に熱的に結合された帯状ヒートパイプ8,9とを備え、気密容器部20は、CCD素子2及びペルチェ素子4を包囲し、且つCCD素子2の光軸S上に光学ガラス13が装着された筐体部7と、光学ガラス13の縁に当接する金属製窓枠部15と、金属製窓枠部15を筐体部7に固定し、且つ筐体部7を貫通して帯状ヒートパイプ8,9に熱的に結合されたねじ16とを有する撮像装置1とした。
【選択図】 図2

Description

本発明は、撮像素子を冷却するペルチェ素子を備えた撮像装置に関する。
CCD素子やC−MOSセンサ等の撮像素子を用いた撮像装置では、撮像素子の温度が上昇すると暗電流成分の増加によってノイズが増加し、撮像装置の性能が低下する。そのため、撮像素子をペルチェ素子によって冷却し、且つペルチェ素子の放熱部で生じた熱を伝熱部材を経由して放熱させる撮像装置が知られている(特許文献1参照)
特開2002−329991号公報
しかしながら、従来の撮像装置では、ペルチェ素子で撮像素子を冷却することによって、大気も冷却され、大気中の水分が結露して撮像素子の受光面が曇り、被写体の撮像が困難になる場合があった。
本発明は、撮像素子を効果的に冷却すると共に、撮像素子の受光面に結露が生じ難い撮像装置を提供することを目的とする。
本発明に係る撮像装置は、ペルチェ素子の吸熱部に熱的に結合された撮像素子と、撮像素子及びペルチェ素子を収容し、且つ乾燥した気体が封入された気密容器部と、ペルチェ素子の放熱部に熱的に結合され、気密容器部を貫通して気密容器部の外部に突出した熱伝導支持部と、気密容器部の外部で、熱伝導支持部に熱的に結合された板状ヒートパイプとを備え、気密容器部は、撮像素子及びペルチェ素子を包囲し、且つ撮像素子の光軸上に光学ガラスが装着された筐体部と、光学ガラスの縁に当接し、筐体部との間で光学ガラスを支持する金属製窓枠部と、金属製窓枠部を筐体部に固定し、且つ筐体部を貫通して板状ヒートパイプに熱的に結合された金属製ねじ部とを有することを特徴とする。
この撮像装置によれば、撮像素子で発生する熱がペルチェ素子によって吸熱され、ペルチェ素子から放熱される熱は、板状ヒートパイプによって移送され放散される。さらに、撮像素子及びペルチェ素子が収容された気密容器部内には、乾燥した気体が封入されているため、撮像素子を冷却しても、撮像素子の受光面に結露が生じ難い。さらに、板状ヒートパイプから放散される熱の一部は、金属製ねじ部及び金属製窓枠部を経由して光学ガラスに達し、光学ガラスを加温する。その結果として、筐体部内の温度が低下しても光学ガラスを大気温以上に維持し易くなり、光学ガラスも結露を生じ難くなる。以上により、撮像素子の効果的な冷却を可能にすると共に、撮像素子の受光面及び光学ガラスに結露が生じ難くなる。
さらに、筐体部内で、撮像素子及びペルチェ素子を囲む環状の真空断熱管部を更に備えると好適である。撮像素子を大気から断熱することにより、撮像素子を効果的に冷却できる。
さらに、光学ガラスは、真空部を挟んで重なる二重のガラス部からなると好適である。真空部を挟むことによって断熱効果を期待でき、外側のガラス部が加温されても、内側のガラス部には熱が伝わり難く、筐体部内の温度上昇を防止して撮像素子を効果的に冷却できる。
さらに、板状ヒートパイプは、作動液が循環する蛇行細管を内蔵する自励振動式ヒートパイプであると好適である。自励振動式ヒートパイプとは、蛇行細管に充填された作動液が熱吸収する際に相変化し、蒸気の移動を利用して潜熱を輸送する核沸騰により液相が振動し、この振動を利用して顕熱を輸送するヒートパイプある。自励振動式ヒートパイプからなる板状ヒートパイプにすれば、ウイックを装填した従来のヒートパイプに比べて、軽量で屈曲加工が容易であり、熱伝導率が高いという特徴を備えている。さらに、配置上の制約が少なく、どの向きにしても熱伝導率に影響を与え難いという特徴を有するために、撮像装置の向きに影響され難くなって幅広い用途に用いることが可能になる。
本発明によれば、撮像素子を効果的に冷却すると共に、撮像素子の受光面に結露が生じさせ難くできる。
以下、図面を参照して本発明に係る撮像装置の好適な実施の形態について詳細に説明をする。
[第1の実施の形態]
図1及び図2に示すように、撮像装置1は、CCD素子(撮像素子)2によって被写体を撮像する装置であり、主として、顕微鏡や天体望遠鏡などの精密光学機器に取り付けられる。CCD素子2は、光量に応じて蓄積された電荷を、時系列に沿って順番に出力する電子結合素子であり、長時間の撮像によって熱を帯びる。この熱によって、CCD素子2の温度が上昇すると、暗電流によるノイズが生じるため、CCD素子2を冷却するために、CCD素子2の背面2aには、ペルチェ素子4の吸熱部4aを当接させ、CCD素子2の背面2aとペルチェ素子4の吸熱部4aとを熱的に結合させている。
ペルチェ素子4は、直流電流を通電することにより、吸熱部4aで吸収した熱を放熱部4bから放出する半導体素子である。CCD素子2は、ペルチェ素子4を挟むようにして銅製で四角柱状のスペーサ(熱伝導支持部)5にねじ止めされ、ペルチェ素子4の放熱部4bは、スペーサ5の前端部5aに当接して熱的に結合されている。なお、CCD素子2及びペルチェ素子4は、端子6を介して図示しない回路基板に電気的に接続される。回路基板上には、CCD素子2から出力された電気画像信号を処理する回路が実装されている。
図2に示すように、スペーサ5は、インサート成形によって筐体部7に一体成形されている。筐体部7は、ガスバリア性能の高いポリエチレンナフタレート等の樹脂製で、且つ有底円筒状(図3参照)である。スペーサ5は、筐体部7の底部7aの中央を貫通して後側に突出している。スペーサ5の後端部5bは、前側帯状ヒートパイプ(板状ヒートパイプ)8の中央部分に当接している。
図1及び図2に示すように、前側帯状ヒートパイプ8は、長尺板状の振動励起式ヒートパイプ(通称「ヒートレーン」、「蛇行細管型ヒートパイプ」ともいう。)であり、中央部分を挟んで一方側部分8aと他方側部分8bとを同一方向後側に向けて直角に屈曲させた形状をなす。振動励起式ヒートパイプは、蛇行細管に充填された作動液が熱吸収する際に相変化し、蒸気の移動を利用して潜熱を輸送する核沸騰により液相が振動し、この振動を利用して顕熱を輸送するヒートパイプある。自励振動式ヒートパイプによれば、ウイックを装填した従来のヒートパイプに比べて、軽量で屈曲加工が容易である。
前側帯状ヒートパイプ8の中央部分の背面には、後側帯状ヒートパイプ(板状ヒートパイプ)9が交差し、熱伝導性の高い接着剤で接着されている。後側帯状ヒートパイプ9は、前側帯状ヒートパイプ8と同じ振動励起式ヒートパイプであり、且つ、同一形状である。前側帯状ヒートパイプ8及び後側帯状ヒートパイプ9の一方側部分8a,9aと他方側部分8b,9bとには、ペルチェ素子4から伝わった熱を放散させるヒートシンク部10が熱的に結合されている。
図2及び図3に示すように、筐体部7の周壁部7b内には、環状で、且つ真空のガラス管(真空断熱管部)12が収容されている。ガラス管12は、CCD素子2及びペルチェ素子4を囲むようにして配置され、周壁部7bの内面に当接している。ガラス管12は、外気の熱が周壁部7bを通ってCCD素子2に伝達するのを防止する。
周壁部7bの前端には、円形のガラス装着部7cが形成されている。ガラス装着部7cは、周壁部7bの前端内側の窪みであり、ガラス装着部7cの座には、円周方向に延在する環状の尖形部7dが複数形成されている。ガラス装着部7cに光学ガラス13を装着すると、尖形部7dは光学ガラス13に押しつぶされ、光学ガラス13に密着して筐体部7の内部をシールする。なお、ガラス装着部7cは、CCD素子2の光軸Sを囲むようにして形成されており、光学ガラス13はCCD素子2の光軸S上に配置されている。レンズユニット(図示省略)の光学系は、CCD素子2の光軸S上に配置され、レンズユニットによって取り込まれた被写体光は、光学ガラス13を透過してCCD素子2の受光面2bに結像される。
光学ガラス13は、同じ素材からなる二枚の円形ガラス部13a,13bが真空部13cを介して重なる二重ガラス構造になっている。光学ガラス13を製造する場合には、まず、真空状態で、円形ガラス部13a,13bを隙間を空けて重ねる。この隙間には、円形ガラス部13a,13bの縁に沿って、封止用ガラス13dが配置されている。封止用ガラス13dは、円形ガラス部13a,13bの素材よりも融点が低く、封止用ガラス13dのみが溶ける程度の熱を加えた後に冷却する。すると、封止用ガラス13dが固化して隙間を真空状態で封鎖し、光学ガラス13が形成される。
筐体部7の周壁部7bには、周壁部7bの延在方向に沿って貫通円孔7eが形成されている。貫通円孔7eは、周壁部7bの円周方向に沿って等間隔になる四カ所に形成されている。周壁部7bの前端には、環状で、且つ周壁部7bと同一外径の金属製窓枠部15が当接する。金属製窓枠部15は、ガラス装着部7cに嵌め込まれた光学ガラス13の縁にも当接する。金属製窓枠部15には、周壁部7bの四個の貫通円孔7eに対応した四カ所に、円孔15aが形成されている。この円孔15a及び周壁部7bの貫通円孔7eには、熱伝導性の高い鉄などの金属製のねじ(金属製ねじ部)16が差し込まれる。
ねじ16は、金属製窓枠部15及び周壁部7bを貫通し、前側帯状ヒートパイプ8及び後側帯状ヒートパイプ9の押さえ板17に螺合する。押さえ板17は、熱伝導性の高いアルミなどの金属製で、且つ円形であり、中央に十字状の溝が形成されている。この十字状の溝には、前側帯状ヒートパイプ8及び後側帯状ヒートパイプ9の交差部分が嵌め込まれ、押さえ板17は、前側帯状ヒートパイプ8及び後側帯状ヒートパイプ9に熱的に結合される。
ねじ16を締め付けることによって、金属製窓枠部15は筐体部7に押しつけられ、且つ筐体部7から突出するスペーサ5は押さえ板17に押しつけられて固定される。さらに、光学ガラス13は、金属製窓枠部15と周壁部7bとの間で支持され、且つ金属製窓枠部15に押圧されてガラス装着部7cの尖形部7dを押しつぶす。すると、尖形部7dは変形して光学ガラス13に密着し、筐体部7内をシールする。なお、光学ガラス13とガラス管12との間には、樹脂性のOリング19が配置されており、光学ガラス13でOリング19を押圧することによってガラス管12は筐体部7の底部7aに押しつけられて位置決めされる。筐体部7、光学ガラス13、金属製窓枠部15及びねじ16によって気密容器部20が構成される。
筐体部7内には、窒素や空気などの乾燥した気体が封入されている。そのため、ペルチェ素子4によってCCD素子2を冷却しても、筐体部7内の水分が結露することなく、CCD素子2の受光面2bが曇り難くなって撮像精度を向上できる。
また、CCD素子2は真空のガラス管12に囲まれており、外気から断熱されている。そのため、CCD素子2は、外気によって暖められ難く、ペルチェ素子4によって効果的に冷却される。その結果として、暗電流の発生を抑え易くなり、暗電流に起因してCCD素子2に生じるノイズを効果的に抑えることが可能になる。
逆に、筐体部7もガラス管12によって冷却が防止されるため、筐体部7の外周面には結露が発生し難くなる。さらに、筐体部7内には、窒素や空気などの乾燥した気体が封入されているために、筐体部7の内と外とで圧力差が少ない。そのため、筐体部7内の全体を真空にして結露の発生を防止する場合に比べて、外部から結露の原因となる水分が浸入し難い。さらに、CCD素子2やペルチェ素子4の周囲は真空ではないため、例えば、熱伝導率を上げるために、ダイヤモンドやカーボン等を含む物質をペースト状または箔状に加工して利用することもできる。さらに、樹脂、金属及びガラスの組み合わせといった熱膨張率が異なる部材を組み合わせた真空容器に比べ、ガラス管12は単一材料からなるために温度変化による影響を受け難く、真空状態を維持し易い。
さらに、光学ガラス13に当接する金属製窓枠部15は、金属製のねじ16に熱的に結合され、ねじ16は筐体部7を貫通して押さえ板17に熱的に結合され、押さえ板17は前側帯状ヒートパイプ8及び後側帯状ヒートパイプ9に熱的に結合されている。その結果として、前側帯状ヒートパイプ8及び後側帯状ヒートパイプ9で移送される熱の一部は、押さえ板17、ねじ16及び金属製窓枠部15を経由して光学ガラス13に伝わり、光学ガラス13を加温する。筐体部7内は、ペルチェ素子4によって冷却されるが、光学ガラス13を加温することによって、光学ガラス13が外気よりも低温になることが防止され、光学ガラス13に結露を生じさせ難くできる。特に、光学ガラス13は、真空部13cを挟んだ二重ガラス構造になっているため、外と内のガラス13a,13b同士は断熱され、光学ガラス13を通して熱が入り難く、外気によって暖められ難くなっている。さらに、ねじ16の本数を調整することで、光学ガラス13に伝わる熱量を容易に調節でき、光学ガラス13の結露を一層防止できる。
以上の撮像装置1によれば、CCD素子2で発生する熱がペルチェ素子4によって吸熱され、ペルチェ素子4から放熱される熱は、前側帯状ヒートパイプ8及び後側帯状ヒートパイプ9を経由してヒートシンク部10から放散される。さらに、CCD素子2及びペルチェ素子4が収容された気密容器部20内には、乾燥した気体が封入されているため、CCD素子2を冷却しても、CCD素子2の受光面2aに結露が生じ難い。さらに、前側帯状ヒートパイプ8及び後側帯状ヒートパイプ9から放散される熱の一部は、金属製のねじ16を経由して光学ガラス13に達し、光学ガラス13を加温する。その結果として、筐体部7内の温度が低下しても光学ガラス13を大気温以上に維持し易くなり、光学ガラス13も結露を生じ難くなる。以上により、CCD素子2の効果的な冷却を可能にすると共に、CCD素子2の受光面2b及び光学ガラス13に結露が生じ難くなる。
さらに、筐体部7内で、CCD素子2及びペルチェ素子4を囲むガラス管12備えるため、CCD素子2を大気から断熱してCCD素子2を効果的に冷却できる。さらに、光学ガラス13は、真空部13cを挟んで重なる二重の円形ガラス部13a,13bからなるため、真空部13cを挟むことによって断熱効果を期待でき、外側の円形ガラス部13aが加温されても、内側の円形ガラス部13bには熱が伝わり難く、筐体部7内の温度上昇を防止してCCD素子2を効果的に冷却できる。
さらに、前側帯状ヒートパイプ8及び後側帯状ヒートパイプ9は、作動液が循環する蛇行細管を内蔵する自励振動式ヒートパイプであるため、銅に比べて30倍程度の極めて高い熱伝導率を有する。そのため、局所的に高温になったペルチェ素子4から、熱を素早くヒートシンク部10に移送して放散させることができ、撮像装置1の内部に熱がこもることを防止する。さらに、自励振動式ヒートパイプは折り曲げ加工も容易であり、自励振動式ヒートパイプによって前側帯状ヒートパイプ8及び後側帯状ヒートパイプ9を形成すると、撮像装置1の使用方向に応じた自然対流を生じ易い形状に加工し易く、効果的な熱放散が可能になる。
本発明は、上記の実施形態に限定されず、例えば、撮像素子はC−MOSセンサであってもよい。さらに、金属製ねじ部の本数は、4本に限定されず、2本または3本、あるいは5本以上であってもよく、金属製ねじ部の本数によって、光学ガラスに伝わる熱量を調整して、光学ガラスの温度を調整できるようにしてもよい。さらに、金属製ねじ部の太さ(径)を変えて光学ガラスに伝わる熱量を調整できるようにしたり、金属製ねじ部として用いる材質(熱伝導率)を変えて光学ガラスに伝わる熱量を調整できるようにしてもよい。
本発明に係る撮像装置の第1実施形態を示す斜視図である。 気密容器部の拡大断面図である。 図1のIII―III線に沿った断面図である。
符号の説明
1…撮像装置、2…CCD素子(撮像素子)、4…ペルチェ素子、4a…吸熱部、4b…放熱部、5…スペーサ(熱伝導支持部)、7…筐体部、8…前側帯状ヒートパイプ(板状ヒートパイプ)、9…後側帯状ヒートパイプ(板状ヒートパイプ)、12…ガラス管(真空断熱管部)、13…光学ガラス、13a,13b…円形ガラス部(ガラス部)、15…金属製窓枠部、16…ねじ(金属製ねじ部)、20…気密容器部、S…光軸。

Claims (4)

  1. ペルチェ素子の吸熱部に熱的に結合された撮像素子と、
    前記撮像素子及び前記ペルチェ素子を収容し、且つ乾燥した気体が封入された気密容器部と、
    前記ペルチェ素子の放熱部に熱的に結合され、前記気密容器部を貫通して前記気密容器部の外部に突出した熱伝導支持部と、
    前記気密容器部の外部で、前記熱伝導支持部に熱的に結合された板状ヒートパイプと、を備え、
    前記気密容器部は、
    前記撮像素子及び前記ペルチェ素子を包囲し、且つ前記撮像素子の光軸上に光学ガラスが装着された筐体部と、
    前記光学ガラスの縁に当接し、前記筐体部との間で前記光学ガラスを支持する金属製窓枠部と、
    前記金属製窓枠部を前記筐体部に固定し、且つ前記筐体部を貫通して前記板状ヒートパイプに熱的に結合された金属製ねじ部と、を有することを特徴とする撮像素子。
  2. 前記筐体部内で、前記撮像素子及び前記ペルチェ素子を囲む環状の真空断熱管部を更に備えたことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 前記光学ガラスは、真空部を挟んで重なる二重のガラス部からなること特徴とする請求項1または2記載の撮像装置。
  4. 前記板状ヒートパイプは、作動液が循環する蛇行細管を内蔵する自励振動式ヒートパイプであることを特徴とする請求項1〜3記載の撮像装置。
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