JP3854079B2 - リモコンシステム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、浴室に湯を供給する給湯器を備える浴室システムの機能を制御するリモコンシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、給湯器から浴室に湯を供給する浴室システムが知られている。前記浴室システムは、基本的な機能として、例えば、前記給湯器から供給される湯により設定された水位まで浴槽に自動湯張りを行う自動湯張り運転、前記自動湯張り後、設定された湯温まで沸き上げる沸き上げ運転、浴槽内の湯温を予め設定された時間、予め設定された温度に保持する保温運転等の各種運転機能、予め設定された温度の湯を前記給湯器により前記浴室内のシャワーまたはカランに供給する機能等を備えると共に、前記各設定を変更する機能を備えている。
【0003】
また、前記浴室システムは、入浴のための機能として、例えば、浴槽に設定温度の湯を追加する足し湯運転、浴槽に水を追加して湯温を下げるぬる湯運転、浴槽の湯温を上げる追い焚き運転、シャワーから供給される湯温を所定範囲で自動的かつ連続的に変更する「ゆらぎのシャワー」運転等の各運転を行う機能、浴槽内の水位を設定する機能、前記各設定を変更する機能等を備え、さらに補助的機能として、設定された機能を音声で報知する音声報知機能、浴室内から外部のブザーを鳴らす呼び出し機能、前記音声報知機能及び呼び出し機能の音量の設定を変更する機能を備えている。
【0004】
前記浴室システムの各機能は、台所、浴室内等に設けられたリモコンを用いて前記給湯器に備えられたコントローラを遠隔操作するリモコンシステムにより制御される。ところが、前記リモコンは小児等の正常な判断力の無い人(以下、小児等と略記することがある)の悪戯の対象となりやすい上、前記小児等が操作すると、入浴している人に不快感を与える虞がある。そこで、前記リモコンシステムに、小児等の操作を防止するためのチャイルドロック機構を備えることが考えられる。
【0005】
前記チャイルドロック機構として、例えば特開平10−294974号公報等に提案されたものがある。前記公報記載のチャイルドロック機構は、台所、洗面所等に湯を供給する給湯器のON・OFF、供給される湯の温度等の運転機能を制御するリモコンシステムにおいて、前記小児等がリモコンを操作することにより、予想外に高い温度の湯が供給されることを防止することを目的とするものである。前記公報記載のチャイルドロック機構は、リモコンが壁掛け用のフックから外されてチャイルドロック状態にされたときに、設定されている温度が高温であれば即時安全な温度まで下げ、また、一旦チャイルドロック状態にされた後に、フックから外れたままでチャイルドロックが解除された場合、設定温度を変更しようとしても高温に設定することができないようにして、予想外に高い温度の湯が供給されることを防止するものである。
【0006】
しかしながら、前記浴室システムは、前記のように、台所、洗面所等に湯を供給する場合に比較して多様な機能を備えており、単に供給される湯の温度が高温になることを防止するだけにとどまらず、前記浴室システムの各種機能を所望に応じてロックすることができるリモコンシステムが望まれる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、前記事情に鑑み、浴室システムの各種機能を所望に応じてロックすることができるリモコンシステムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために、本発明のリモコンシステムは、浴室に湯を供給する給湯手段を備える浴室システムの機能を制御するリモコンシステムにおいて、少なくとも、浴室に供給される湯温を変更する機能と、浴槽内の湯温を変更する機能と、浴槽内の湯を追い焚きする運転を行う機能とをロックする第1のロック手段を備えると共に、第1のロック手段によりロックされた機能のロックを解除する第1のロック解除手段を該浴室内のみに備えるリモコンシステムであって、前記リモコンシステムは、前記浴室システムの運転制御を行うために浴室外に設けられたメインリモコンと、浴室内に設けられた浴室内リモコンとを備え、該メインリモコンは前記第1のロック手段を備え、前記浴室内リモコンは前記第1のロック手段と、前記第1のロック解除手段とを備えることを特徴とする。
【0009】
本発明者らの検討によれば、前記リモコンシステムにより制御される前記浴室システムの機能には、入浴するための環境を整える運転を行う機能であって入浴後には直接関係しない機能と、入浴のための機能と、補助的機能とがある。
【0010】
このうち、入浴するための環境を整える運転を行う機能は、前記給湯器から供給される湯により設定された水位まで浴槽に自動湯張りを行う自動湯張り運転、前記自動湯張り後、設定された湯温まで沸き上げる沸き上げ運転等の各運転を行う機能である。また、入浴のための機能は、浴槽内の湯を追い焚きする追い焚き運転、浴槽に所定温度の湯を追加する足し湯運転、浴槽に水を追加して湯温を下げるぬる湯運転、シャワーから供給される湯温を所定範囲で自動的かつ連続的に変更する「ゆらぎのシャワー」運転、浴槽内の湯温を所定時間、所定温度に維持する保温運転等の各運転を行う機能、シャワーまたはカランを介して浴室に供給される湯の温度を設定する機能、浴槽内の湯の温度を設定する機能、浴槽内の湯の水位を設定する機能、前記各設定を変更する機能等である。また、補助的機能としては、設定された機能を音声で報知する音声報知機能、浴室内から外部のブザーを鳴らす呼び出し機能、前記音声報知機能または呼び出し機能の音量を設定または変更する機能等がある。
【0011】
そして、入浴している人が特に大きな不快感を覚える虞がある場合として、浴室に供給される湯温を変更する機能、浴槽内の湯温を変更する機能、浴槽内の湯を追い焚きする機能のいずれかの機能により、湯温が上昇せしめられた場合が考えられる。
【0012】
そこで、本発明のリモコンシステムでは、前記第1のロック手段により、少なくとも浴室に供給される湯温を変更する機能と、浴槽内の湯温を変更する機能と、浴槽内の湯を追い焚きする機能とをロックする。前記機能をロックすることにより、該機能に係る操作を行っても、該操作が前記リモコンシステムに受け付けられなくなる。従って、湯温の急上昇を避けることができ、入浴している人が特に大きな不快感を覚えることを防止することができる。
【0013】
しかし、正常な判断力を備える人にとっては、快適な入浴のために、浴室に供給される湯温や、浴槽内の湯温を上昇させることが必要とされることもある。一方、入浴している人が知らない内に前記第1のロック手段によりロックされた機能のロックが解除されると、不意に湯温が急上昇する虞があり、前記不快感を防止する効果が損なわれる。
【0014】
そこで、本発明のリモコンシステムでは、前記第1のロック解除手段を該浴室内のみに備え、入浴している人が該第1のロック解除手段を操作することにより、入浴している人の確実な認識のもとにのみ、第1のロック手段によりロックされた機能のロックを解除を行うことができる。この結果、入浴している人が前記不快感を覚えることを確実に防止することができる。
【0015】
本発明のリモコンシステムは、浴室外に設けられたメインリモコンと、前記浴室内リモコンとを備える。
【0016】
記メインリモコンに、前記第1のロック手段が備えられ、前記浴室内リモコンに前記第1のロック手段と、前記第1のロック解除手段とが備えられる。このようにすることにより、前記機能をロックする操作は、前記メインリモコンと浴室内リモコンとのどちらのリモコンでも設定できるが、該ロックの解除は、入浴している人が浴室内リモコンの前記第1のロック解除手段を操作することにより、入浴している人の確実な認識のもとにのみ行うことができる。
【0017】
記浴室内リモコンは、メインリモコンにより設定された給湯温度よりも浴室内リモコンにより設定された給湯温度を優先させる優先機能を備えている。前記浴室内リモコンは、前記優先機能をONさせることにより浴室内リモコンにより設定された温度の湯が供給されるが、前記優先機能をOFFするとメインリモコンで設定された温度の湯が供給される。そこで、第1のロック手段によりロックされる浴室に供給される湯温を変更する機能は、前記優先機能をOFFする場合を含んでいる。
【0018】
また、本発明のリモコンシステムは、さらに浴室内で用いられる携帯型の補助リモコンとを備えるものであってもよい。この場合、前記補助リモコンは、小児等の悪戯の対象となりやすいので、前記第1のロック手段を備え、前記第1のロック解除手段は備えていないことが好ましい。このようにすることにより、前記機能をロックする操作は、前記メインリモコン、浴室内リモコンと共に、前記補助リモコンでも行うことができるが、該ロックの解除は、前述のように、入浴している人が確実な認識のもとに浴室内リモコンの第1のロック解除手段を操作することによってのみ行うことができる。
【0019】
また、本発明者らの検討によれば、入浴している人が特に大きな不快感を覚えるほどではないとしても、不便を生じる虞がある場合として、浴槽に設定温度の湯を追加する運転、浴槽に水を追加して湯温を下げる運転、シャワーから供給される湯温を所定範囲で自動的かつ連続的に変更する運転等の各運転を行う機能、浴槽内の湯温を所定温度に維持する時間を変更する機能、浴槽内の湯の水位を変更する機能、設定された機能を報知する音量を変更する機能、浴室内から外部のブザーを鳴らすときの該ブザーの音量を変更する機能等のいずれかの機能が作動した場合が考えられる。
【0020】
即ち、浴槽に設定温度の湯を追加する運転を行う機能が作動すると浴槽から湯が溢れることがあり、浴槽に水を追加して湯温を下げる運転が作動すると湯がぬるくなり、シャワーから供給される湯温を所定範囲で自動的かつ連続的に変更する運転が作動するとシャワーから供給される湯温が不意に変化する。また、浴槽内の湯温を所定温度に維持する時間が変更されると入浴中に保温機能が停止することがあり、浴槽内の湯の水位が変更されると湯に十分に漬かることができなくなったり、逆に浴槽から湯が溢れることがある。さらに、設定された機能を報知する音量または前記ブザーの音量が変更されると、耳を聾する異常に大きな音になったり、逆に小さすぎて聞こえない等の不便が生じることがある。
【0021】
そこで、本発明のリモコンシステムは、前記第1のロック手段によりロックされる各機能と共に、浴槽に設定温度の湯を追加する運転、浴槽に水を追加して湯温を下げる運転、シャワーから供給される湯温を所定範囲で自動的かつ連続的に変更する運転等の各運転を行う機能と、浴槽内の湯温を所定温度に維持する時間を変更する機能と、浴槽内の湯の水位を変更する機能と、設定された機能を報知する音量を変更する機能と、浴室内から外部のブザーを鳴らすときの該ブザーの音量を変更する機能とからなる群から選択される少なくとも1つの機能をロックする第2のロック手段を備えることが好ましい。
【0022】
本発明のリモコンシステムによれば、前記第2のロック手段により、前記各機能をロックすることにより、該機能に係る操作を行っても、該操作が前記リモコンシステムに受け付けられなくなる。従って、前記機能が不意に作動したり前記機能による設定が不意に変化することが無くなり、入浴している人が不快感を覚えることを防止するに加えて、不便を生じることを防止することができる。
【0023】
しかし、正常な判断力を備える人にとっては、前記第2のロック手段により新たにロックされる機能が必要とされることもある。そこで、本発明のリモコンシステムでは、前記第2のロック解除手段を備えることにより、第1のロック手段によりロックされた機能を除く第2のロック手段によりロックされた機能のロックを解除することができる。
【0024】
前記第2のロック解除手段は、浴室外に設けられていてもよい。但し、第1のロック手段によりロックされた機能は、入浴している人に特に大きな不快感を与える虞がある機能であるため、入浴している人自身が浴室内でのみ操作できるように、第2のロック解除手段によっては該ロックが解除されないようになっている。
【0025】
本発明のリモコンシステムは、前述と同一の理由により、前記メインリモコンと前記浴室内リモコンとを備えるものであることが好ましい。この場合には、該メインリモコンに前記第1,第2の両ロック手段と、前記第2のロック解除手段とが備えられ、前記浴室内リモコンは前記第1,第2の両ロック手段と、前記第1,第2の両ロック解除手段を備えることが好ましい。このようにすることにより、前記機能をロックする操作と、第1のロック手段によりロックされた機能を除く第2のロック手段によりロックされた機能のロックを解除する操作とは、前記メインリモコンと浴室内リモコンとのどちらのリモコンでも設定できる。但し、前記第1のロック手段によりロックされる機能は、入浴している人に特に大きな不快感を与える虞があるので、入浴している人が浴室内リモコンの第1のロック解除手段を操作することにより、入浴している人の確実な認識のもとにのみロックを解除することができるようになっている。
【0026】
また、本発明のリモコンシステムは、さらに浴室内で用いられる携帯型の補助リモコンとを備えるものであってもよく、該補助リモコンは前記第1,第2の両ロック手段と、前記第2のロック解除手段とを備えることが好ましい。このようにすることにより、前記機能をロックする操作は、前記メインリモコン、浴室内リモコンと共に、前記補助リモコンでも行うことができるが、前記第1のロック手段によりロックされる入浴している人に特に大きな不快感を与える虞がある機能については、前述のように、入浴している人が確実な認識のもとに浴室内リモコンの第1のロック解除手段を操作することによってのみ解除することができる。
【0027】
尚、前記第1,第2の両ロック手段は、例えば、特定のスイッチを押操作する、特定のスイッチを所定時間以上押操作する、特定の2つのスイッチを同時に押操作する等の小児等に解りにくい操作により前記設定を行うことができる。また、前記第1,第2の両ロック解除手段は、前記各ロック手段と同一の操作を再度行うことにより、前記設定を解除することができる。
【0028】
また、本発明のリモコンシステムは、前記リモコンシステムは、前記第1のロック手段による各機能のロックと、前記第2のロック手段による各機能のロックとを相互に変更自在であることを特徴とする。このようにすることにより、本発明のリモコンシステムでは、前記第1のロック手段によりロックされる各機能をロックしているときに、所望により、さらに前記第2のロック手段によりロックされる各機能も含めてロックすることができる。或いは、前記第2のロック手段によりロックされる各機能をロックしているときに、その一部のロックを解除して、前記第1のロック手段によりロックされる各機能のみをロックすることができる。
【0029】
【発明の実施の形態】
次に、添付の図面を参照しながら本発明の実施の形態についてさらに詳しく説明する。図1は本実施形態のリモコンシステムを示すブロック図であり、図2は本実施形態のリモコンシステムの作動を示すフローチャートである。
【0030】
図1を参照して、本実施形態のリモコンシステムは、図示を省略する浴室システムとしての給湯風呂装置の機能を制御するリモコンシステムであって、給湯風呂装置全体の機能を制御する本体コントローラ1に通信ケーブル2を介して接続されたメインリモコン3と、浴室内リモコン4と、補助リモコン5とを備えている。メインリモコン3は台所等の壁面に固定されて設けられ、浴室内リモコン4は浴室内の壁面等に固定されて設けられる。また、補助リモコン5は携帯可能であって浴室内で用いられ、浴室内リモコン4に赤外線信号等の信号を送信する。
【0031】
本体コントローラ1は、図示しないマイクロコンピュータを含む電子回路ユニットにより構成されたものであり、予め定められたプログラムやメインリモコン3、浴室内リモコン4から通信ケーブル2を介して、或いは補助リモコン5から浴室内リモコン4と通信ケーブル2とを介して与えられる指令情報に基づいて給湯風呂装置の機能を制御する。前記指令情報は、前記給湯風呂装置の機能を規定するもので、前記給湯風呂装置から供給される湯により設定された水位まで浴槽に自動湯張りを行う自動湯張り運転、前記自動湯張り後、設定された湯温まで沸き上げる沸き上げ運転、浴槽内の湯を追い焚きする追い焚き運転、浴槽に所定温度の湯を追加する足し湯運転、浴槽に水を追加して湯温を下げるぬる湯運転、シャワーから供給される湯温を所定範囲で自動的かつ連続的に変更する「ゆらぎのシャワー」運転、浴槽内の湯温を所定時間、所定温度に維持する保温運転等の各運転を行う機能に係る各運転モードの開始指令、設定された機能を音声で報知する音声報知機能、浴室内から外部のブザーを鳴らす呼び出し機能に係る各機能の実行指令、シャワーまたはカランを介して浴室に供給される湯の温度を設定する機能、浴槽内の湯の温度を設定する機能、浴槽内の湯の水位を設定する機能、前記保温運転の時間を設定する機能、前記音声報知機能または呼び出し機能の音量を設定する機能に係る設定指令、前記各設定を変更する機能に係る変更指令等である。
【0032】
次に、メインリモコン3は、図示しないマイクロコンピュータを含む電子回路ユニットにより構成されたものであり、筐体6に複数のスイッチを備える操作部7と、給湯風呂装置の運転状態等を表示する表示部8とを備えている。メインリモコン3は、前記操作部7に備えられたスイッチにより、リモコンシステム自体のON・OFFを行うことができる。また、メインリモコン3は、前記指令情報を本体コントローラ1に指示することができると共に、前記指令情報に係る機能の一部をロックして、小児等の正常な判断力の無い人(以下、小児等と略記する)が操作することを防止する機能(以下、チャイルドロック機能と略記する)を備えている。
【0033】
メインリモコン3が備えるチャイルドロック機能は、A,Bの2ランクに分かれており、Aランクチャイルドロック機能によれば、浴室に供給される湯温を変更する機能と、浴槽内の湯温を変更する機能と、追い焚き運転を行う機能とがロックされる。また、Bランクチャイルドロック機能によれば、Aランクチャイルドロック機能によりロックされる前記機能に加え、足し湯運転、ぬる湯運転、「ゆらぎのシャワー」運転の各運転を行う機能と、保温運転の時間を変更する機能と、浴槽内の湯の水位を変更する機能と、音声報知機能及び呼び出し機能の音量を変更する機能とがロックされる。
【0034】
メインリモコン3で前記チャイルドロック機能を作動させるには、図示しない専用スイッチを設けて、該専用スイッチを押し操作することにより行ってもよく、特定のスイッチ(例えばスイッチ7a)を所定時間以上押し操作したり、特定の2つのスイッチ(例えばスイッチ7b,7c)を同時に押し操作することにより行ってもよい。Aランクチャイルドロック機能とBランクチャイルドロック機能との区別は、使用するスイッチを変えることによって行ってもよく、各チャイルドロック機能を作動させるための操作を変えることによって行ってもよい。
【0035】
メインリモコン3では、前記A,B両ランクのチャイルドロック機能を作動させることができる。しかし、ロックされた機能の解除については、Bランクチャイルドロック機能によりロックされる機能のうち、Aランクチャイルドロック機能によりロックされる機能を除く機能についてのみ解除する(以下、Bランクチャイルドロック解除と略記する)ことができ、Aランクチャイルドロック機能によりロックされる機能は解除することができない。Bランクチャイルドロック解除によりチャイルドロックを解除できる機能は、具体的には、足し湯運転、ぬる湯運転、「ゆらぎのシャワー」運転の各運転を行う機能と、保温運転の時間を変更する機能と、浴槽内の湯の水位を変更する機能と、音声報知機能及び呼び出し機能の音量を変更する機能との各機能である。前記Bランクチャイルドロック解除は、例えば、Bランクチャイルドロック機能を作動させるための操作と同一の操作を再度行うことにより実行することができる。
【0036】
次に、浴室内リモコン4は、図示しないマイクロコンピュータを含む電子回路ユニットにより構成されたものであり、筐体9に複数のスイッチを備える操作部10と、給湯風呂装置の運転状態等を表示する表示部11と、補助リモコン5からの赤外線信号等を受信する信号受信部(図示せず)とを備えている。浴室内リモコン4は、前記操作部10に備えられたスイッチにより、リモコンシステム自体のON・OFFする操作を行うことができると共に、浴室内リモコン4により設定された給湯温を優先させる優先機能を備えている。
【0037】
前記優先機能は、前記操作部10に備えられた特定のスイッチを押し操作してONすることにより、浴室内リモコン4により設定された給湯温で出湯させる。一方、前記スイッチを再度押し操作して前記優先機能をOFFすると、メインリモコンにより設定された給湯温で出湯するようになる。
【0038】
また、浴室内リモコン4は、前記指令情報を本体コントローラ1に指示することができると共に、前記指令情報に係る機能の一部をロックして、小児等が操作することを防止するチャイルドロック機能を備えている。浴室内リモコン4が備えるチャイルドロック機能は、メインリモコン3の場合と同一のA,Bの2ランクに分かれている。ただし、浴室内リモコン4では、Aランクチャイルドロック機能でロックされる機能のうち、浴室に供給される湯温を変更する機能は前記優先機能をOFFする機能を含んでいる。
【0039】
浴室内リモコン4で前記チャイルドロック機能を作動させるには、専用スイッチ10aを設けて、該専用スイッチ10aを押し操作することにより行ってもよく、特定のスイッチ(例えばスイッチ10b)を所定時間以上押し操作したり、特定の2つのスイッチ(例えばスイッチ10c,10d)を同時に押し操作することにより行ってもよい。Aランクチャイルドロック機能とBランクチャイルドロック機能との区別は、使用するスイッチを変えることによって行ってもよく、各チャイルドロック機能を作動させるための操作を変えることによって行ってもよい。
【0040】
浴室内リモコン4では、前記A,B両ランクのチャイルドロック機能を作動させることができると共に、Aランクチャイルドロック機能によりロックされる機能のロックの解除(以下、Aランクチャイルドロック解除と略記する)と、Bランクチャイルドロック解除との両方の解除を行うことができる。前記A,B各ランクのチャイルドロック解除は、例えば、A,B各ランクのチャイルドロック機能を作動させるための操作と同一の操作を再度行うことにより実行することができる。
【0041】
次に、補助リモコン5は、図示しないマイクロコンピュータを含む電子回路ユニットにより構成されたものであり、筐体12に複数のスイッチを備える操作部13と、赤外線信号等を発信する信号発信部14とを備えている。補助リモコン5は、前記操作部13に備えられたスイッチにより、リモコンシステム自体のON・OFFを行うことができる。また、補助リモコン5は、前記指令情報を浴室内リモコン4を介して本体コントローラ1に指示することができると共に、前記指令情報に係る機能の一部をロックして、小児等が操作することを防止するチャイルドロック機能を備えている。補助リモコン5が備えるチャイルドロック機能は、メインリモコン3の場合と同一のA,Bの2ランクに分かれている。
【0042】
補助リモコン5で前記チャイルドロック機能を作動させるには、図示しない専用スイッチを設けて、該専用スイッチを押し操作することにより行ってもよく、特定のスイッチ(例えばスイッチ13a)を所定時間以上押し操作したり、特定の2つのスイッチ(例えばスイッチ13b,13c)を同時に押し操作することにより行ってもよい。Aランクチャイルドロック機能とBランクチャイルドロック機能との区別は、使用するスイッチを変えることによって行ってもよく、各チャイルドロック機能を作動させるための操作を変えることによって行ってもよい。
【0043】
補助リモコン5では、前記A,B両ランクのチャイルドロック機能を作動させることができるが、ロックされた機能の解除については、Bランクチャイルドロック解除についてのみ解除することができ、Aランクチャイルドロック解除は行うことができない。前記Bランクチャイルドロック解除は、例えば、Bランクチャイルドロック機能を作動させるための操作と同一の操作を再度行うことにより実行することができる。
【0044】
但し、前記各リモコン3,4,5の備える機能のうち、リモコンシステム自体のON・OFF、自動湯張り運転、沸き上げ運転等の入浴するための環境を整える各運転を行う機能は、前記各チャイルドロック機能によりロックされることはない。
【0045】
次に、図2を参照して、本実施形態のリモコンシステムの作動について説明する。
【0046】
本実施形態のリモコンシステムでは、まず、図2のステップ1で各リモコン3,4,5のいずれかによるシステム自体のON操作待ちを行い、ON操作が行われたならば、ステップ2で前記給湯風呂装置の運転が開始される。
【0047】
次に、ステップ3で、各リモコン3,4,5のいずれかによりAランクチャイルドロック機能が作動されると、ステップ4で該Aランクチャイルドロックを設定する。この結果、前記給湯風呂装置の各機能の内、浴室に供給される湯温を変更する機能と、浴槽内の湯温を変更する機能と、浴槽内の湯を追い焚きする運転を行う機能とがロックされる。
【0048】
そして、ステップ5でチャイルドロック機能をAランクからBランクに変更する操作がなされず、ステップ6でAランクチャイルドロック解除がなされたならば、ステップ2の前記給湯風呂装置の運転に復帰する。
【0049】
また、ステップ3でAランクチャイルドロック機能が作動されず、ステップ7でBランクチャイルドロック機能が作動されると、ステップ8でBランクチャイルドロックが設定される。また、前記ステップ5でチャイルドロック機能をAランクからBランクに変更する操作がなされると、該操作はBランクチャイルドロック機能を作動させる機能に他ならないので、ステップ8でBランクチャイルドロックが設定される。この結果、Aランクチャイルドロック機能によりロックされる、浴室に供給される湯温を変更する機能と、浴槽内の湯温を変更する機能と、追い焚き運転を行う機能とに加え、足し湯運転、ぬる湯運転、「ゆらぎのシャワー」運転の各運転を行う機能と、保温運転の時間を変更する機能と、浴槽内の湯の水位を変更する機能と、音声報知機能及び呼び出し機能の音量を変更する機能との各機能がロックされる。
【0050】
次に、ステップ9でチャイルドロック機能をBランクからAランクに変更する操作がなされると、該操作はBランクチャイルドロック解除に他ならないので、ステップ4に復帰し、Aランクチャイルドロックが設定される。そして、ステップ4〜6の動作が繰り返される。
【0051】
また、ステップ3でAランクチャイルドロック機能が作動されず、ステップ7でBランクチャイルドロック機能も作動されなかった場合は、ステップ2に復帰し、ステップ2以降の動作が繰り返される。
【0052】
従って、本実施形態のリモコンシステムによれば、単に供給される湯の温度が高温になることを防止するだけにとどまらず、前記浴室システムの各種機能を所望に応じてロックすることができる。
【0053】
尚、本実施形態では、前記給湯風呂装置が、Bランクチャイルドロック機能によってロックされる機能として、足し湯運転、ぬる湯運転、「ゆらぎのシャワー」運転の各運転を行う機能と、保温運転の時間を変更する機能と、浴槽内の湯の水位を変更する機能と、音声報知機能及び呼び出し機能の音量を変更する機能とを全て備えるものとして説明しているが、給湯風呂装置は前記各機能の少なくとも1つを備えていればよく、全てを備えている必要は無い。
【0054】
また、前記給湯風呂装置が、Bランクチャイルドロック機能によってロックされる機能として、さらに、給湯風呂装置のOFFと運転待機状態とを選択する機能、浴室と台所との通話をON/OFFする機能、浴室暖房機をON/OFFする機能、湯張り時における浴室暖房機の連動をON/OFFする機能が加えられてもよい。
【0055】
また、前記給湯風呂装置では、該給湯風呂装置自体のON/OFFに関わりなく、前記チャイルドロック機能を作動させたり、解除したりできるようにしてもよい。さらに、前記給湯風呂装置がONされているときに、前記チャイルドロック機能を作動させ、その後に前記給湯風呂装置をOFFしたときには、前記給湯風呂装置が前記チャイルドロック機能の設定を保持しておくようにしてもよい。このようにすることにより、前記給湯風呂装置が次にONされたときに、前記チャイルドロック機能を改めて設定する必要が無く便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のリモコンシステムの一実施形態を示すブロック図。
【図2】図1示の実施形態のリモコンシステムの作動を示すフローチャート。
【符号の説明】
3…メインリモコン、 4…浴室内リモコン、 5…補助リモコン。

Claims (6)

  1. 浴室に湯を供給する給湯手段を備える浴室システムの機能を制御するリモコンシステムにおいて、
    少なくとも、浴室に供給される湯温を変更する機能と、浴槽内の湯温を変更する機能と、浴槽内の湯を追い焚きする運転を行う機能とをロックする第1のロック手段を備えると共に、第1のロック手段によりロックされた機能のロックを解除する第1のロック解除手段を該浴室内のみに備えるリモコンシステムであって、
    前記リモコンシステムは、前記浴室システムの運転制御を行うために浴室外に設けられたメインリモコンと、浴室内に設けられた浴室内リモコンとを備え、該メインリモコンは前記第1のロック手段を備え、前記浴室内リモコンは前記第1のロック手段と、前記第1のロック解除手段とを備えることを特徴とするリモコンシステム。
  2. 前記リモコンシステムは、浴室内で用いられる携帯型の補助リモコンを備え、前記補助リモコンは前記第1のロック手段を備えることを特徴とする請求項2記載のリモコンシステム。
  3. 前記第1のロック手段によりロックされる各機能と共に、浴槽に設定温度の湯を追加する運転、浴槽に水を追加して湯温を下げる運転、シャワーから供給される湯温を所定範囲で自動的かつ連続的に変更する運転の各運転を行う機能と、浴槽内の湯温を所定温度に維持する時間を変更する機能と、浴槽内の湯の水位を変更する機能と、設定された機能を報知する音量を変更する機能と、浴室内から外部のブザーを鳴らすときの該ブザーの音量を変更する機能とからなる群から選択される少なくとも1つの機能をロックする第2のロック手段を備えると共に、第1のロック手段によりロックされた機能を除く第2のロック手段によりロックされた機能のロックを解除する第2のロック解除手段を備えることを特徴とする請求項1記載のリモコンシステム。
  4. 前記リモコンシステムは、前記浴室システムの運転制御を行うために浴室外に設けられたメインリモコンと、浴室内に設けられた浴室内リモコンとを備え、該メインリモコンは前記第1,第2の両ロック手段と、前記第2のロック解除手段とを備え、前記浴室内リモコンは前記第1,第2の両ロック手段と、前記第1,第2の両ロック解除手段とを備えることを特徴とする請求項3記載のリモコンシステム。
  5. 前記リモコンシステムは、浴室内で用いられる携帯型の補助リモコンとを備え、前記補助リモコンは前記第1,第2の両ロック手段と、前記第2のロック解除手段とを備えることを特徴とする請求項3または請求項4記載のリモコンシステム。
  6. 前記リモコンシステムは、前記第1のロック手段による各機能のロックと、前記第2のロック手段による各機能のロックとを相互に変更自在であることを特徴とする請求項3乃至請求項5のいずれか1項記載のリモコンシステム。
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